冷やかしのR100RS、イグニッショントリガーの修理。

少し前のことになりますが、「最近、あの人が来ないなぁ?」と思っていた矢先、冷やかしのR100RSにお乗りのお客様から「なんか、エンヂンが掛かんないスけどー!」とのご連絡がッ!よっ!待ってました!とは素直に喜べないお客様のトラブル・・・でも、有り難いことですッ!(複雑)

 

といってもお電話でのご連絡だったため、しばらくアレコレ確認していただいたものの、やはり電話でのやり取りでは埒が明かず・・・

wait

 

「オゥケィ、今からモギーが行きますから・・・そう、ちょっと待っていてください。ガチャリ」

phone

 

渋々・・・じゃなくて、嫌々・・・じゃなくて、喜んで出張修理へ行くハメになりました。いやー、近くにお住まいで良かったですね~。

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~二週間後~

結局、エンヂンが掛からなかった原因はイグニッショントリガーの故障だったため、とりあえず動作確認用に確保しているイグニッショントリガー(非売品)に交換させていただいて無事にエンヂン始動となりましたが・・・

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根本的な問題を解決できたわけではありませんので、持ち帰ったイグニッショントリガーを点検&修理することにしました。取り付けさせていただいたイグニッショントリガーも、いつまでも「貸し出し中」にするわけにはいきませんからね。なんとかせねば!

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てことで、他のお客様への部品注文がたまたま重なりましたので、EMEで取り扱っている代替品のセンサーを取り寄せてみました。初めて利用しますが、本当に使えるのかしら・・・?

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おっし、いっちょやってみよう。オー!

wait

 

~数十分後~

ちょっと分解にてこずりましたが、ビシッとセンサーを交換することができました。ホッ。
注意!イグニッショントリガーは非分解指定の部品です。構造を理解できていない場合、安易に分解しないでください。

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こちらが取り出したセンサーです。見た目からは壊れているかどうかまったく判断できませんが、点検してみるとハッキリと壊れていることが確認できました。

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交換したセンサーも、造りは違うものの各部の寸法はしっかり出ていて、純正部品と同じ位置に取り付けできました。良いんじゃあないでしょうかッ!

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ハーネスが通るグロメットに固定用の穴がないのが気になりましたが、こちらも寸法がしっかり出ているので、ピタッ&ビシッとキレイに収まっています。そのままでも問題なさそうですね。グッド!

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で、元通りに組み立てれば修理完了ッ!単体でテストしてみても、バッチリ動作しているッ!フゥ~、直ったー!

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これで、コネクターが壊れても

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ガヴァナーの動作がおかしくなっても

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(動画でご覧いただけます。)

そして、センサーが壊れても修理できるようになりました。ヤッタネ!

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あとは、実際に車輌に取り付けて無事に動作確認できれば良いのですが・・・果たして?

 

~二週間後~

ようやくお客様のお時間の都合が付きまして、いよいよイグニッショントリガーを元に戻すことになりました。さあ、どうなのよ!

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オォー!点火時期もビシッと安定しとるー!

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つか、なんか色が変わっとるー!

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ということで、この度はエンヂンが始動できなくなるトラブルからの、イグニッショントリガーの修理のご依頼、有り難うございましたッ!さすが、前厄の・・・じゃなくて、非常に稀な故障でモギーにとっても良い勉強になりました。これで他のお客様へも同様のサーヴィスを提供できるようになりましたし、ホント、良い機会を与えていただき有り難うございました。ついでにアレも交換させていただいちゃいましたので、もう、しばらくはトラブルもないかと思いますが、また何かありましたら遠慮なくご連絡ください。次回、オイル量の点検もお待ちしております!つか、これでまだ前厄とは・・・。ククク。

 

イグニッショントリガーの点検&修理も承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、ウィンカーのLED化とセルモーターのO/Hと。

つい先日「スロットル開け始めの吹け上がりが悪いんです。」とのことで作業させていただいたR100RSにお乗りのお客様のご友人で、以前にスターターノブを取り付けさせていただいたお客様、今回は「ウィンカーをLED化したいんです、ハザード付きで。」とのご相談があり、部品が揃ったタイミングに合わせてご来店くださいました。またまた有り難いことですッ!ウレスィー!

 

テイルランプは先にLED化されたそうで、「LEDにすると電力の消費がかなり違いますよね。」と、すでにLED化の効果はご存知でした。確かに、電圧計のあるR100RSだと目に見えて違いが分かりますからね。

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ちなみに、コレがウィンカーを動作させたときの電圧計の針の動きです。個体差はありますが、通常、こんな感じでけっこう針が振れていると思います。ウィンカーのバルブは21Wですから、前後で2個あると電圧降下もバカになりませんね。

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(動画でご覧いただけます。)

使用するのは、少し前にワガママなR80をLED化したときも利用させていただいた輸入屋ビーマーさん取り扱いのLEDウィンカーキットですが、コレはハザード機能付きのモノになります。

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まずは、LEDバルブに交換しまして

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スッキリさせるために配線を加工しつつ、リレイも交換します。

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余談ですが、ネットショッピングで手に入るICウィンカーリレイ(右)も試しに購入してみました。モノサスであれば、端子の配置が同じCF14型のリレイならそのまま交換可能です。コレは、上部のツマミでウィンカーの点滅動作(間隔)を調整できるので、バルブだけをLED化してもいわゆるハイフラ状態にはなりませんが、残念ながらインヂケーターの点滅具合が非常に暗くなりました。また、ウィンカーをOFFにしたあともリレイのカチカチ音が残ることがあり(動画ではたまたま残らず、聞こえませんが)、ちょっと気になります。

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(動画でご覧いただけます。)

LED化だけでなく、21W→10Wのようにバルブのワット数を変更した際にも利用できるので十分使えそうな気もしたのですが、ちょっと惜しいですね。¥1,500/個くらいですから、興味のある方は試してみても良いかもしれません。ご参考まで。

作業に戻りまして、お客様がご用意されたハザードスウィッチを取り付けるため、カウル内のご指定の位置に四角い穴を開けます。同時に、「メーターの上に貼り付けているアンテナが、どうもアレで・・・」とのことで、当店オリヂナルのETCアンテナ用ステイの取り付けもご所望です。ウホッ!これまた有り難いことですッ!

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スウィッチの奥行きがギリギリでしたが

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ビシッと取り付けできました。良いんじゃないでしょうかッ!

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ウィンカーリレイへの配線だけでなく、ETCアンテナの配線もキレイにまとめておきました。うーん、スッキリできると気持ち良いー。

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さらに、インヂケーターのバルブもLEDとなるため、メーターへ繋がる配線も加工します。作業スペースが狭くてちょっと苦労しましたが、こちらも上手くできました。フフフ。

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で、メーター内のバルブもLEDに交換です。ウェッヂタイプのLEDバルブには極性がありますので、仮組みして動作を確認しておきます。そうしないと、メーターを元に戻してから「アレレ?点滅しないよ?なぜに???」てなコトになりかねませんので。

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できました。インヂケーターもクッキリ点滅していますし、ハザードスウィッチの動作もバッチリです。電圧計の針の振れもハザードの状態でコレですから、さすがLEDですね。

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(動画でご覧いただけます。)

もちろん、ウィンカーもパッパッと点滅しているッ!ことを確認できました。バンザイ!

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(動画でご覧いただけます。)

昼間の暑さで思ったように作業が捗りませんでしたが(5/22現在、工場の中は30℃超えています・・・)、なんとかウィンカーのLED化まで終わりました。この作業場の暑さをどうにかしないと、この夏、モギーは・・・痩せてしまうかもしれません。ウヒヒ♪

 

~翌日~

引き続き、ご依頼の作業を進めます。まずはセルモーターのO/Hです。同時に、マグネットハウジングも剥離対策が施されたEME製のモノへ交換になります。

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取り外したセルモーターをよく見ると

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17年1月17日?にO/Hされているみたいでした。

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バラバラに分解したところ

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接着剤でマグネットが貼り付け直された跡がありましたので、やっぱりO/Hされているみたいですね。

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それでも10年くらい前になりますので、点検を兼ねたO/H時期としてはちょうど良かったのかもしれません。グリスの状態はまあまあでしたが、ちょっと量が少ない感じでしたから。

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ただ、ブラシはほとんど減っていないッ!ので、再使用しています。上手に使われてきたみたいですね。ちょっとビックリです。

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EME製マグネットハウジングにキレイに清掃したアーマチュアを取り付け

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ブラシをビシッを組み付けて

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遊星ギアのトコロをたっぷりグリスアップすれば

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できました。

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車体に戻したら、セルモーターの動作も確認します。バッチリです!

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あ、片方のタンクマウントのゴムが千切れていましたので、勝手に交換しておきました。(チャリン♪)

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残すは、お客様が持ち込まれたオーリンズ製リアサスペンションの取り付けです。

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ただ交換するだけのハズなのに、アレやコレや外さないと取り付けられないので、これがけっこう大変・・・。

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オーリンズのサスペンションボディは純正のモノに比べて太いため、そのままだとサブフレームにガツッと干渉しちゃいます。ココのクリアランスを確保するには

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こういうスペーサーをサブフレームの取り付け部に入れてやる必要があるんですが、今回はお客様がご用意されていた数種類のスペーサーのおかげでビシッと調整できました。あざーす!

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また、エンドアイもファイナルドライヴのケースにガツッと当たってしまうため、干渉する部分を少し削る必要があります。

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という感じで、サスペンション本体の取り付けができれば、あとはパニアステイを元に戻してリザーヴァータンクを固定するだけです。上手くできたんじゃあないかッ!と思います。

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暑さに負けることなく、無事に作業終~了~。

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ということで、この度はウィンカーのLED化やセルモーターのO/H、リアサスペンションの交換等、幾つもの作業のご依頼、有り難うございましたッ!お客様の経験があれば、お伝えした手順で走りやすいセッティングを探ることができると思います。是非、楽しみながら色々と試してみてください。サスペンションのセッティングについて気の利いたアドヴァイスができず申し訳ありませんが、良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

ウィンカーのLED化や、セルモーターのO/H、オーリンズ製リアサスペンションの取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

千客万来。(その2)

世の多くの方々をハシャがせていたゴールドだか黄金だかの一週間、おかげさまで当店にも沢山の?お客様がご来店くださいました。ウヒョヒョ!有り難いことですッ!

溢れんばかりの人の中には手を合わせる方までおり、かえって恐縮してしまうモギーでありましたが、お一人ずつに丁寧な接客を心掛けなんとか乗り切りました。フゥ~。(白昼夢)

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さすがにコレだけの数のお客様とのやり取りを詳細にブログにするのは困難ですので、今回もダイジェストでお送り致します。

 

連休の始め、まずはドラマチックなR80にお乗りのお客様がハーレーに乗ってご来店にッ!ワォ!

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ちょっと変わったハンドルですが、意外にもポジションや操作性は悪くないとのこと。なんかカワイイですね~。

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R80は翌日からの四国ツーリング(!)のために整備途中だそうで、部品をお買い上げになって帰られていきました。あざーす!

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続いて、メールでタイア交換をご相談くださったお客様がご来店にッ!当店でのタイア交換はすべて手作業のため大変お待たせしてしまい、スミマセンでした・・・。お近くにお住まいのようですので、また何かありましたらお気軽にご来店ください。ご依頼、有り難うございましたッ!

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と、ふと足元を見ると、ココにもスタンド使いがッ!なんというッ!すでに日本中に増殖しているのかッ!

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さらに、先日ご来店くださったばかりのお客様が今度はETCの取り付けにご来店にッ!またまた有り難いことですッ!

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(ピンボケでスミマセン・・・。)

当店では中古のETCをご用意しております。オリヂナルステイと一緒に是非どうぞ。(宣伝)

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しかも、おやつまで頂いてしまいました。キャー!

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で、ヤバイR100RSにお乗りのお客様が作業のご相談&ご依頼に来てくださったり、

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少し前にドライヴシャフトの交換のお手伝いをさせていただいたお客様が、遊びに来たふりして

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職権濫用?して取り付けたサイレンサーから

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走行中に脱落したインナーパイプの修理に工具を借りに来てくださったり、

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以前にネットオークション経由で部品をお買い上げいただいたお客様が修理のご相談にお見えになったりと、予想外の来客の多さに戸惑う毎日なのでありました。

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こちらのピース姿がキュートなお客様、そこそこ大きいモギーよりも背が高くていらっしゃいますので、R100Tradの純正でアンコ抜きされたシートだと「低すぎて、逆に足付きが悪いんです。」とのこと。オ~ゥ、ゼイタクナ ナヤミ デスネ~。(恥ずかしながらR100Tradの細かい仕様の違いを知りませんでした。オホホ。)

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連休後半も、ちょっと前にタイミングホールプラグをお求めになったこちらのお客様が軽い?アクシデント後の作業のご相談に来てくださったり、

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モギーのもう一台の愛車であるドリーム50繋がりの友人が

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お菓子と一緒に遊びに来てくれたり、

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モギーが足を向けて寝れないR65にお乗りのお客様が北海道へ遊びに行ったお土産を持って来てくださったので

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正装に着替えてカレーを楽しんでみたりと、

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なんだかとっても忙しくさせていただくことができました。連休中にご来店くださった皆様、本当に有り難うございましたッ!ペコリ。

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結果、止まっている作業を進めようと思っていたのにまったく進まないというッ!マズイッ!非常にマズイですぞッ!シェー!

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というわけで、少しずつ忙しさが増してきておりますモギーモータース、これからもコツコツとお客様のご期待に応えられるよう努力してまいりますので、(納期に)優しい目で見守っていただければと思います。頑張りマス!

 

アレやコレやソレなど、諸々承っております。ご相談&ご来店くださいッ!

北方(長野)から、パニアケースのロックの交換。

今までに何度かブログで紹介してきたパニアケースロック交換ですが、たまたまご覧になったお客様から、またもや修理のご相談がッ!有り難いことですッ!つか、ブログの宣伝効果、ほんと侮れませんなぁ。ウヒヒ。

 

メールでお話をお聞きすると、少し前からロックが勝手に解除されることがあったそうで、気を付けていらしたようなんですが、先日「高速道路でパニアケースの蓋がパカッと開いてしまい、中身をぶちまけてしまったッ!」とのこと。アチャー。

つまり、こういう出来事に近い状況だったということですね?

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ぺヤング好きのモギーとしては強い同情を禁じ得ないッ!ウォー!

なので、さっそく送っていただきました。

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確認してみると、確かに軽く触れただけでパチンッとロックが解除されてしまいます。

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ループ部を少し上に持ち上げて対処されていたようですが、ロックがダメになるとどうしようもないですね。分かります。(経験者談)

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いつものようにロックを取り外し、穴を開けようとしたところ

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ムムッ?このパニアケース、ロックが持ち手を共締めするようになっています。

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取り外したロック(左)の裏側を見てみると、持ち手の固定部を逃がす凹みがありました。この凹み、交換用のロックにはないので加工したいところなんですが、厚みがないのでそのまま使用するしかなさそうです。

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で、こんな感じで穴を開け

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ビシッとロックを取り付けました。持ち手を共締めする分、少しロックの片側が浮いてしまいますが、蓋の開閉動作もロック&リリース操作もバッチリ!です。

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これでもう、このような悲劇を繰り返すことはないッ!のではないでしょうかッ!ストップ・ザ・湯切り失敗!

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モギーモータースはぺヤング®を応援しています。(勝手に)

と、ぺヤング推しもこのくらいにしまして、できました。

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ということで、この度はパニアケースのロックの交換のご依頼、有り難うございましたッ!同じクラウザー製でも純正オプションのパニアケースと取り付け部が少し違い戸惑いましたが、しっかり取り付けできましたので、安心してご使用いただけると思います。すぐに不具合が出ることはない気がしますが、何かありましたら遠慮なくご連絡ください。責任持って対応させていただきますので。遠方ではありますが、今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

パニアケースのロックの交換も承っております。ご相談くださいッ!

西方(兵庫)から、R65の点検&整備&修理。

気が付けば1ヶ月ほど前のことになりますが、これまでに遠方から何度も作業をご依頼くださっているR65にお乗りのお客様、「やっぱり、ちゃんと見てもらいたいッ!」ということで、わざわざ兵庫から自走してご来店くださいました!まだ寒いのにッ!ほんとにキター!

しかも「暖かくなる頃に引き取りに来ますので、ゆっくり作業を進めてください。」だって!いやん、モギー好みのお仕事・・・。

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でも、暖かくなる頃っていつでしょう?夏かしら?(すっとぼけ)

たっぷりお時間をいただいておりますが、それに甘んじるモギーではありません。急ぎの作業の合間にコツコツ進める所存でありますッ!

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てことで、さっそく「始動性が悪く、アイドリングが安定するまでに時間が掛かるんです。」というトコロから確認しました。

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(動画でご覧いただけます。)

アララ、お客様のおっしゃる通り、冷えた状態からの始動性と安定性がとっても悪いです。シリンダーヘッドとキャブレターのO/Hもしているのに、コレは・・・。

なので、ジェットニードルのクリップ位置を変更します。

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どうなのよ!

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(動画でご覧いただけます。)

バッチリですね。ほぼ時間を空けず撮影した動画でコレですから、原因はジェットニードルのクリップ位置で間違いありません。

実はキャブレターをO/Hさせていただいた際に右側がオリヂナルのセッティングのように思ったんですが、左右のキャブレターがチグハグな組み合わせだったため確信が持てず、手元の資料を信じてセッティングしたのがいけなかったようです。といっても、他に参考にできるものがないのでどうしようもなかったのですが、お客様には大変申し訳ないことをしてしまいました。今回のご依頼分の作業をしっかりやらせていただきますので、お許しください・・・。

 

と、一番の問題が片付きましたので、そのまま作業続行です。このプラグコードやフューエルホース、ケーブルの煩雑な感じをどうにかしたいとのことでした。

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フューエルホースについては、コックをストレートタイプからL字タイプに変更することで取り回しをスッキリさせることになりましたので、ついでにタンク内の洗浄も行います。

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コックを外すと、茶色いモノが・・・。

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わずかな量ですが茶色く汚れた水が残っていました。タンクの中は再コーティングされていて、状態も悪くありませんでした。

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で、英国moto-binsから取り寄せたコックに交換。一晩置いても滲みなしでした。イエス!

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お次は、お客様が「ゴリッと重くて疲れるんです。」とおっしゃていたスロットル周りです。確かに、ケーブルの動きがちょっと渋くなってますね。それと、スターター(チョーク)ケーブルもかなり窮屈な取り回しで、スターターの戻りが悪くなってました。

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グリップにはゴリッゴリッという引っ掛かりがあり、スロットル操作が気持ち良くないッ!そして重いッ!

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(動画でご覧いただけます。)

原因の1つはコレ、スロットルギアが2本引き用になっていることでした。

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ケーブルが引き戻された状態で、完全に切り欠きが塞がっているのが分かるでしょうか。

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1本引き用のスロットルギアならこの通り。

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スロットルギアを交換すれば良いだけなんですが、現在入手できるギアはちょっと変更されていて、カヴァーも交換しないと使用できません。ギアとカヴァーの軸部の形状が違うので、新旧を組み合わせられないんです。中古良品の在庫もないため、お客様には負担になってしまいますが、ご了承ください。

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また、ゴリッゴリッという引っ掛かりの原因はグリップ側のギアでした。修正してみても改善しなかったので、中古のグリップに交換しました。

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スロットルケーブルも交換しています。上が外したモノです。

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スロットルギアに繋がるケーブル(右)に変なクセがついていますし、分岐したあとの2本のケーブルもお疲れのようでしたので。

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スターターのケーブルも、こんな具合です。

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さあ、どうなのよ!

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(動画でご覧いただけます。)

良いんじゃないでしょうかッ!まだ少し渋さはあるんですが、これはスロットルギアとカヴァーの一部にちょっと強い接触があるためです。下手に修正するよりも当たりが付くのを待ったほうが良いような気がしますので、しばらくはこの状態で様子を見ていただければと思います。いつまでたっても渋いようなら・・・、あらためてご相談ください。

あ、強引な営業により当店オリヂナルのスターターノブを取り付けさせていただきましたが、このスッキリ感が得られれば納得していただけるんじゃないかと。いかがでしょう?

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さらに、お持ち込みのプラグコードも短縮加工して交換しました。が、このコイルはちょっと気になります。この灰色の樹脂性ボディのコイル、ときどきボディに亀裂が発生して不具合を起こすことがあるようです。もし失火して吹け上がりが悪くなるような症状が現れたら、まずココを疑ってみてください。

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で、上から見ても、スッキリしました!

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どうですかッ!

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やってやったぞッ!

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(動画でご覧いただけます。)

キャブレターのセッティングも正しくなりましたし、スロットル周りを整備して同調も調整し直しましたので、ご来店時に比べると格段にエンヂンの吹け上がりは良くなっていると思います。もう少し作業を進めたら試乗してみるつもりですが、良い感じに仕上がっているようで楽しみです!

ということで、また時間を見て作業を進めます。

 

(続く)

 

遠方からでも車輌をお預かりしての整備&修理を承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

車輌をお持ち込みいただいた際、お客様からまたしてもお菓子をいただいちゃいました。神戸の名物だそうで、サクサクした食感と甘みのあるクリームに、舌鼓がポンポン鳴りっぱなしでした。星、三ッつです!

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R100RS、スターターノブの取り付け。

遠方のお客様から届いた荷物を確認し、「アララ、お仕事ですぞ!さーて、作業を始めるとしますかな。」と、ゆったりと流れる空気に満ち溢れたモギーモータースに、突然の来訪者がッ!しかも、聞き慣れない排気音ッ!エッ?エッ?ワタシ ソウイウ バイクヤ チガイマース!

 

こちらのお客様、同じBMWとはいってもF800?にお乗りでして、「いやいや、まったく分かりませんよ、コレ・・・」とお伝えしようとしたところ

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ゴソゴソとキャブレターを取り出し「スターターノブを取り付けてください。」だって!見慣れたキャブレターがキター!(安堵)

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お任せくださいッ!ウウウリィィィ!

uuurrrryyy
ジョジョの奇妙な冒険より

なんでも、R100RS(モノサス)も所有されているそうで、「保管するためバラバラにしていた車体を戻しているトコロなんで、ついでにスターターのケーブルもスッキリさせようかと。」いうことでご来店くださいました。少しずつ認知度が上がっているッ!のかもしれないッ!

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「急いでないので、できたら連絡ください。

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それと、予算の都合でO/Hはまた別の機会に。」と置いていかれたのですが、

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この汚れ具合を見て無視することもできません。

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簡単にチェックしたところ動作は問題なさそうでしたので、簡易的な洗浄だけしておきます。

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てことで、お持ち込みの純正アジャスターに当店オリヂナルのスターターノブとケーブルエンドを取り付けまして

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はんだ付けすれば

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できました。

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簡易的な洗浄ですので落とし切れない汚れもありますが、ちょっとはキレイになりましたよね。

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ということで、この度はスターターノブの取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!「やっぱり、どうしても2V-OHVは手放せなくて。」という分解して保管されているR100RS、組み立てに際しご不明な点があれば遠慮なくご相談ください。また、無事に動くようになりましたら、是非、あらためてご来店ください。お待ちしておりますッ!

 

お持ち込みのキャブレターへのスターターノブの取り付けも承っております。ご連絡くださいッ!

R100RS、フロートチャンバーガスケットを探して。

またしても、当店のある横浜市内にお住まいの方が「キャブレターのガスケットをください。」と、突然のご来店ッ!有り難いことですッ!2016年、なんか幸先良いー!

 

こちらのお客様、最近キャブレターを交換&O/Hしたそうなんですが、誤ってフロートチャンバーのガスケットを傷めてしまったらしく、「ネットで探したら、近所に2V-OHVのBMWのお店があったので来ちゃいました。」とのこと。当店はちょっと分かりにくいトコロにありますので少し道に迷われたみたいですが、無事にご来店いただけてこちらも嬉しいです!

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サッと交換し、同時にちょっと?かなり?下がっていた右側の油面も調整、ついでに同調も点検&調整させていただきました。(もう少し詰められそうですので、頑張ってみてください。)

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普段はご自身で整備されているそうで、「最初はボロでしたが、いろんなトコロにお願いしながらコツコツ直してきました。」というこのR100RS、とてもボロだったとは思えない仕上がりです。外装だけでなく、機関にも丁寧に手を掛けていて、R100RSに対する愛情がハッキリと伝わってきました。エンヂンの調子も良さそうですし、是非、永くお楽しみください!

と言いつつ、ヘボカメラマンのモギー。逆光を嫌って手をかざしたら思いっ切り指が写り込んでいたッ!ので、今度、あらためて写真を撮らせてください。(姑息な営業)

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とうことで、この度は純正部品の購入にご来店いただき、有り難うございましたッ!また何か必要な部品がありましたら、遠慮なくご相談ください。整備や修理についてもお手伝いできることがあるかと思いますので、今後とも宜しくお願い致しますッ!(コピペ)

 

純正部品もけっこう在庫しております。お問い合わせくださいッ!

ワガママなR80、サイレンサーの交換。

昨年の年末に「もう少し、マフラーの音を元気にしたいですね。」とのことで、H管を取り付けさせていただいたR80にお乗りのお客様、新年早々、またしても「このサイレンサー、試してみたいですね。」と某社のサイレンサーの取り付けについてお問い合わせくださいました。どうも、まだ元気さが足りないようです。またかッ!でも、有り難いことですッ!

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で、ご希望のサイレンサーについてお伺いしてみると、どうやら汎用品らしく、取り付けにはけっこう手間が掛かりそうでした。サイレンサーの差込部の径は問題ないようでしたが、取り付けのためのステイがどうなっているか不明で、サイレンサーの位置、角度、それに音質と音量など、実際に現物を合わせてみないとわからないコトだらけ。当店では大掛かりな加工はできませんので、金属加工屋さんに頼まなければならないとなると、当然、納期もそれなりに掛かってしまいます。これで出来上がりに満足できなかったとしたら・・・、かなりのギャンブルです。イヤな予感しかしないッ!

なので、モノサス用として販売されているサイレンサーをオススメしたところ

 

「分かりました、すぐ注文してください。また送料が掛かっても構いませんから。」

 

だって!もう、どうにでもして・・・。

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てことで、英国moto-binsからモノサス用Sito製サイレンサーが届きましたので、さっそく交換します。価格は£215.00、現在(2016/1/7)のレートで¥44,000(税抜)くらいになりました。

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純正サイレンサーと比べると長さは10cmほど長くなり、エンド部が2本サスのような形状になります。純正2.24kgに対し2.86kgと、重さは片側で600gほど増えました。H管で軽量化できた分が少し減っちゃいましたね。

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できました。

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専用設計だけあってポン付けです。イタリアン・クオリィティに不安はありましたが、まったく問題ありません。しかも、サイレンサーが長くなって、なんだかとってもカッコイイ~!

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交換前よりも、リア周りの印象がグッと良くなった気がしますよね?ハイ、します。

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気になる音質は純正と似た雰囲気で良さそうな感じですし、音量もうるさいと感じるほどではありません。個人的には、見た目も含め良い選択だったと思います。店の中ではありましが、エンヂンを始動したときのお客様の感想も「良いですね。音が元気になりました。」と、ご満足いただいた様子。気に入ってもらえて良かったー!ホッ。

ということで、あとはブォンブォン走っていただいて、さらに元気になったマフラーからのサウンドをお楽しみくださいッ!この度はサイレンサーのご注文&取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!また何かありましたら、遠慮なくご相談ください。しばらくはワガママもなくなりそうですが・・・?(複雑)

 

社外品サイレンサーの取り寄せ&取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

R80、タイミングホールプラグを探して。

当店のある横浜市内にお住まいの方から「タイミングホールのキャップをポロリと落としちゃいまして・・・」とのお問い合わせがあり、在庫があることをお伝えしたところ、さっそくご来店くださいましたッ!有り難いことですッ!ウホッ!

 

こちらのお客様、このモノサスのR80を20年ほど所有されているそうです。ウッ、モギーの所有暦(14年)より長い・・・、ガクッ。(敗北感)

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で、お買い求めいただいたのはココ、タイミングホールのプラグ(キャップ)です。このプラグ、古くなると硬くなってユルユルになっているモノもありますので、ポロリとなくしてしまう前に交換してしまうのも良いかもしれません。価格も¥180/個(税抜)ですし。

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ついでに、ちょっとアイドリングの高かった同調を調整させていただきましたが、少し前にしっかり整備されているようで調子は良さそうでした。てことは、モギーの出番は少ないのかッ!(複雑)

それだけじゃなく、こちらの車輌、なんだかとってもキレイなんです。1993年製なので20年以上経過しているにもかかわらず、ホウィールなんかピカピカしてます。

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汚れたら拭くようにしているだけなんだそうで、確かに塗装が少し薄くなって下地が見えているところもありますが

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20年間しっかりと手を掛けてあげると、このツヤ感を維持できるんですね~。正に「継続は力なりッ!」ですね。自分も見習わなければ。(手遅れ)

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ここ数年は関西方面にいらしたそうで、整備はそちらで信頼できるバイク屋さんにお願いしていたとのこと。うーん、負けられませんなぁ。

とうことで、この度は純正部品の購入にご来店いただき、有り難うございましたッ!また何か必要な部品がありましたら、遠慮なくご相談ください。整備や修理についてもお手伝いできることがあるかと思いますので、今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

純正部品もけっこう在庫しております。お問い合わせくださいッ!

北方(福島)から、キャブレターO/H。

またまた遠方の方から、キャブレターのO/Hのご依頼です。有り難いことですッ!

こちらのお客様、R100のサイドカー仕様にお乗りだそうで、基本的にはそれほど調子は悪くないそうなんですが、エンヂンを始動してしばらく走行したあとに回転数が少し高めになることがあるようで、ご相談のメールをいただきました。で、ちょうどこれから冬になり数ヶ月乗れなくなるということで、メールでのやり取りからキャブレターのO/Hをされることに!ウホッ!

仕事だワッショイ!仕事だワッショイ!

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と、テンションも上がってまいりましたので、さっそく届いた荷物を開梱します。

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パッと見、そんなに汚れもありませんし

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お客様の「走ってなんぼ」の言葉通り、よく乗られている車輌のキャブレターみたいです。

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バタフライも、右側も

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左側もしっかり閉じてますね。

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てことで、分解して点検します。

フロートチャンバー内にちょっとゴミが溜まってました。大きく見えるゴミも、小さなゴミが固まってできた破片のようです。オーヴァーフローを気にされてはいませんでしたので、おそらく長年の使用で少しずつ溜まったモノが、乗られない時期に固まって大きくなっていったのではないでしょうか。そんなに心配はなさそうですが、ガソリンタンク内を軽~く洗浄してみても良いかもしれません。

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キャブレター側も、中はかなりキレイでしたが

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メインジェットホルダーの奥にけっこうな量の異物が溜まってました。

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この穴の空いたアトマイザーと呼ばれる部品は、メインジェットを通ってニードルジェットとジェットニードルの隙間から吸い出されるガソリンに空気を混ぜて混合気を作り、その名の通り霧吹きのように働きますので、ココが異物で詰まり気味だったとすると、スロットルを大きく開けたときのメイン系の混合気がちょっと濃くなっていたと思います。

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推測ですが、キャブレターに導入されるブローバイガスとエアフィルターを通過してしまう小さなゴミが少しずつ溜まり、こんなふうになってしまうのではないかと。程度の差はあっても、長くO/Hされていないキャブレターでしたらこんな感じになっていますので、気になる方は点検してみてはいかがでしょうか。

ピストンヴァルブやスターターなんかも汚れてはいますが、不動車のようなガンコな汚れじゃありません。これなら簡単に落ちそうです。やっぱり、よく乗られてる車輌は状態が良いですね。

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というわけで、バラバラに分解しましたので、ビシッと洗浄します。

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できました。

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真鍮部品もピカピカです。ジェット類の穴の通りも確認しています。

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メインジェットホルダーの奥もキレイになりました!

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これならOKですね。

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O-リングとガスケットを交換し、正しく組み立てます。油面調整もバッチリです。

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バタフライもビシッと閉じました。ヤッタネ!

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ピストンヴァルヴもダイアフラムの位置に注意して取り付けます。スコスコ動くことを確認ッ!

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ちなみに、こちらのキャブレター、トップカヴァーなんかを固定するネジがポジドライヴになってました。高年式の車輌によく見る気がしますが、ポジドライヴのネジにはポジドライヴ用のドライヴァーを使用したいですね。トルクの掛かり具合が全然違いますから。お持ちでない方、工具屋さんへゴー!ですよ。

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イイんじゃないでしょうかッ!

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そして、当店オリヂナルのスターターノブもご希望とのことッ!なんとも!ウレシイッ!

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ということで、ご相談のあった「エンヂンを始動してしばらく走行したあとに回転数が少し高めになる」という原因になりそうなスロー系の詰まり等は見受けられませんでしたが、今回、内部をキレイに洗浄したことで改善するかもしれません。あとは実際に取り付けて試乗していただき、症状が再発するかどうか確認していただければと思います。

この度は当店をご利用いただき、また色々とお気遣いまでしていただき、有り難うございましたッ!取り付け後のご報告、楽しみにしておりますッ!

 

つか、またしてもR65にお乗りのお客様が一枚噛んでいたようで、もう言葉になりません・・・。もし、ネット上で「自分はよく知りませんけど」みたいに装いながら当店のブログへ誘導したり、さりげなく「モギーモータースさんスカ?悪くないんじゃないでスカね。」みたいに話題をネジ込んでくる人がいたら、それは当店のステマ担当のお客様かもしれません。ご注意ください。(良い意味で)

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、O/Hを承っております。ご連絡くださいッ!