長期不動のR80、フロント周りの整備。(その3)

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

シリンダーヘッドを内燃機屋さんに預けている間に、できる作業を進めます。
引き続き、フロント周りの整備です。

フロント周りの仕上げも大詰めになりました。
さっそくメーターを分解します。

DSC_0130

バイクに乗っているとき、最も目にする場所だけに、ココはキレイにしておきたいですよね。
この程度の曇りなら、

DSC_0136

簡単にキレイになりますから。

DSC_0140

ネジ山が何箇所かダメになっていましたが、メーターハウジングの組み立てに影響するほどではありませんでしたので、そのまま使用します。

もちろん、内側の汚れも抜かりありません。しっかり落とします。

DSC_0131

文字盤が日焼けしてなければ、このくらいの透明感は十分得られます。

DSC_0142

残念ながらレンズが樹脂なので、中には変色したり、ヒビが入ったモノもありますが、現在ではSIEBENROCKでレンズ単体の取り扱いがありますので、気になる方はご相談ください。
また、メーターハウジングもSIEBENROCKで取り扱いがありますので、ハウジングごとの交換も可能です。

ということで、キレイになったメーターを取り付けます。
しばらく欠品していたメーターヴァイザーも入荷したので、交換しておきました。

DSC_0145

かなり良い仕上がりになったんじゃないでしょうかッ!

再塗装したハンドルブラケットと、新品にしたスターター(チョーク)レヴァーのインヂケーターキャップも効いてますね。

DSC_0064

当店オリヂナルのステイに取り付けたETCアンテナも、

DSC_0158

メーターやケーブルに干渉することなく収まっています。
バッチリ!ですね。

DSC_0166

スロットル周りやクラッチケーブルなどの作業を(写真を撮り忘れたため)一部省略していますが、これでフロント周りの作業は終了です。

 

(続く)

 

しつこいようですが、
ハンドル周りの作業や、ETCアンテナ用ステイの取り付けも、ご相談くださいッ!

 

オマケ

作業中、ウィンカーのハーネスをヘッドライトケースに通したところ、ハーネスが断線しました。

DSC_0062

でも、さすがBMW。まだ純正部品が出ました!
価格もそんな高くもありませんでしたし。

DSC_0067

新鮮なハーネスは取り回しも楽で、交換はすんなりできました。

DSC_0071

せっかく組んだハンドル周りを、またバラさないといけませんでしたが・・・。

DSC_0079

長期不動のR80、フロント周りの整備。(その2)

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

シリンダーヘッドを内燃機屋さんに預けている間に、できる作業を進めます。
引き続き、フロント周りの整備です。

いよいよ、フロント周りを仕上げます。
まずはヘッドライトから。

DSC_0002

ヘッドライトレンズのシールが千切れていたので、交換します。

DSC_0005

曇っていたレンズは

DSC_0007

ピカピカに磨きます。
この透明感、気持ち良い~!

DSC_0010

輝きを失ったリムも

DSC_0004

この通り!イエスッ!

DSC_0013

続いて、ハンドル周りを取り付けます。

今回、ハンドルパッドを外したままにするので、ステムナットを穴の開いていないモノに交換し、トップブリッヂも程度の良い中古品に交換しました。
ココがキレイになると、印象がかなり変わりますからね。

DSC_0054

ヘッドライトを固定するボルトとワッシャーも、

DSC_0056

新品のボルトとキレイな中古ワッシャーに交換です。

DSC_0059

ハンドルクランプも中古品ですが再塗装したモノに交換し、ハンドルもめっきタイプにしました。

DSC_0088

また、そのままだとメーターの位置が高くなるので、当店オリヂナルのメーターステイを取り付けます。スロットルケーブルやクラッチケーブルの干渉も問題ありません。
ついでなので、これまた当店オリヂナルのETCアンテナ用ステイも取り付けちゃいました。

DSC_0085

メーターを仮組みしてみても、クリアランスは十分ですね。

DSC_0100

ETCのアンテナを取り付けると、こんな感じになります。

DSC_0111

フロント周り完成まで、あともう少し!

 

(続く)

 

ハンドル周りの作業や、ETCアンテナ用ステイの取り付けも、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、フロントブレーキO/H。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

シリンダーヘッドを内燃機屋さんに預けている間に、できる作業を進めます。
引き続き、フロント周りの整備です。

フロントフォークとタイアが車体に戻ったので、ブレーキ周りをO/Hします。
長期不動車だけあって、キャリパーのピストンの動きが渋いですね。

DSC_0002

マスターシリンダーにも、漏れたブレーキフルードが結晶化したモノが付着してます。
フルード交換を定期的にしていても、けっこう同じような状態の車輌は多いです。

DSC_0008

当然、フルードも劣化しています。

DSC_0009

O/Hの基本、まずは洗浄して各部の確認です。

DSC_0014

マスターシリンダー、キャリパーとも、状態は悪くありませんでした。
(マスターシリンダーは再塗装してます。)

DSC_0005

マスターシリンダーにリザーヴタンクを取り付け、

DSC_0021

新品のピストンを組み込みます。
シリンダーの状態も悪くなかったので、スムースに動きますね!
純正のピストンキットの値段は値上がりしていましたが・・・。

DSC_0022

キャリパーも、新品のシールキットを用意して組み立てます。

DSC_0010

こういう機会でもないとなかなか分解しないキャリパー、中のO-リングも交換しました。

DSC_0015

外したO-リング(左)が少し潰れているのが分かります。

DSC_0008

ここまでやれば、ピストンも本来のスムースな動きになりますので、ブレーキもしっかり利きますね。

DSC_0018

パッドピンは錆がヒドイので、

DSC_0025

キレイに磨いてからグリスアップしてやります。

DSC_0026

パッドは残りが十分あるので、とりあえずそのまま使用してみます。
取り扱い予定のパッドが届けば交換したいところですが。

DSC_0027

で、キャリパーをフロントフォークに取り付けて作業終了です。

DSC_0032

キャリパーのカヴァーも割れていたので、割れのない中古良品に交換しておきました。
まだ純正部品も出るので、割れている方は交換することをお勧めします。そんなに高くありませんし。

DSC_0001

もちろん、後日、ブレーキホースを繋いで

DSC_0002

エア抜きもバッチリ行いました。

DSC_0121

ブレーキ周りのO/Hも済んだので、いよいよフロント周りを完成させます!

 

(続く)

 

フロントブレーキのO/H、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、タイア交換。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

シリンダーヘッドを内燃機屋さんに預けている間に、できる作業を進めます。
引き続き、フロント周りの整備です。

フロントフォークが車体に戻ったので、タイアを交換します。

DSC_0010

しかし、見事にヒビが入っていますね。
タイアは山が残っていても、5年くらいで交換するようにしたほうが良いと思います。

DSC_0012

汚れもヒドイので、ブレーキディスクも取り外します。

DSC_0016

少しはキレイになるかな?

DSC_0013

ベアリングの状態は悪くないので、とりあえずそのままにしておきます。
シール付きのおかげか、あまりゴロゴロしたベアリングを見ることはないですね。

DSC_0020

軽く磨いてみたものの、あまりキレイになった気がしないです。

DSC_0025

再塗装すればキレイになりますが、ソコは次のオーナーにお任せします。

DSC_0023

リムの内側もキレイにして

DSC_0021

タイアを取り付ければ

DSC_0029

フロントは終了です。

DSC_0033

ディスクはまあまあキレイになりました。磨耗も少なく、良いんじゃないでしょうか。

DSC_0027

続いて、リア側です。

ホウィールボルトは錆びて見栄えが悪いので、新品に交換します。

DSC_0046

パッと見はキレイですが、やっぱり軽く磨きます。

DSC_0049

こちらもヒビが入ってますね。

DSC_0054

ドラムのブレーキダストをキレイにして、

DSC_0048

磨耗具合を確認しておきます。
走行38,000kmですから、まだまだ大丈夫そうですね。

DSC_0055

ということで、リアタイアも交換して作業終了です。

DSC_0060

これで車体を転がせるようになったので、次はブレーキですね。

 

(続く)

 

タイア交換だけでなく、ホウィールの塗装も、承っておりますッ!