ドラマチックなR80、センタースタンドの交換。

以前、たまたま訪れた当店に中学時代のサッカー仲間がいたッ!というドラマチックなR80にお乗りのお客様、その後も部品を購入しにご来店いただいてるんですが、今回は「センタースタンドが磨り減ってるんですが、交換できますか?」とのご依頼ッ!有り難いことですッ!

 

たまたま中古品の在庫がありましたが、新品で購入するとかなりお高いんですよね。元の磨り減った、しかも小石がメリ込んでいるッ!センタースタンドよりは良品だと思いますので、また磨り減るまではコチラをお使いください。

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他にもちょっとした作業をさせていただき、幾つかの部品もお買い上げいただきました。あざーす!

こちらのお客様、ハーレーに始まり、オフ車にこのR80と、これまで乗られたバイクの基本的な整備はご自身でされているそうで、キャブレターの同調も上手く取れるようになってました。うーん、調子良さそうですね!(複雑)

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で、オモシロイのがこのキーホルダー。前にご来店になったときにコレを見て「釣りをされるんですか?」とお聞きしたところ、「やりません。(キッパリ)」とのお返事が。なんでも、最初に乗ったバイクで「何か目立つモノを」とたまたま付けたこのルアーが何年経ってもなくならず、結局、20年くらい付け続けているそうです。愛着というより腐れ縁みたいな感じ、ちょっとイイですよね。

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ということで、この度はセンタースタンド交換のご依頼と部品のご購入、有り難うございましたッ!また何か必要な部品等ありましたら、遠慮なくご連絡ください。もちろん、ご自身で行うのが難しい作業のご相談も喜んでお受け致します。またのご来店、お待ちしておりますッ!

 

新品は高価ですが、センタースタンドの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、スターターノブの取り付け。

遠方のお客様から届いた荷物を確認し、「アララ、お仕事ですぞ!さーて、作業を始めるとしますかな。」と、ゆったりと流れる空気に満ち溢れたモギーモータースに、突然の来訪者がッ!しかも、聞き慣れない排気音ッ!エッ?エッ?ワタシ ソウイウ バイクヤ チガイマース!

 

こちらのお客様、同じBMWとはいってもF800?にお乗りでして、「いやいや、まったく分かりませんよ、コレ・・・」とお伝えしようとしたところ

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ゴソゴソとキャブレターを取り出し「スターターノブを取り付けてください。」だって!見慣れたキャブレターがキター!(安堵)

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お任せくださいッ!ウウウリィィィ!

uuurrrryyy
ジョジョの奇妙な冒険より

なんでも、R100RS(モノサス)も所有されているそうで、「保管するためバラバラにしていた車体を戻しているトコロなんで、ついでにスターターのケーブルもスッキリさせようかと。」いうことでご来店くださいました。少しずつ認知度が上がっているッ!のかもしれないッ!

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「急いでないので、できたら連絡ください。

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それと、予算の都合でO/Hはまた別の機会に。」と置いていかれたのですが、

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この汚れ具合を見て無視することもできません。

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簡単にチェックしたところ動作は問題なさそうでしたので、簡易的な洗浄だけしておきます。

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てことで、お持ち込みの純正アジャスターに当店オリヂナルのスターターノブとケーブルエンドを取り付けまして

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はんだ付けすれば

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できました。

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簡易的な洗浄ですので落とし切れない汚れもありますが、ちょっとはキレイになりましたよね。

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ということで、この度はスターターノブの取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!「やっぱり、どうしても2V-OHVは手放せなくて。」という分解して保管されているR100RS、組み立てに際しご不明な点があれば遠慮なくご相談ください。また、無事に動くようになりましたら、是非、あらためてご来店ください。お待ちしておりますッ!

 

お持ち込みのキャブレターへのスターターノブの取り付けも承っております。ご連絡くださいッ!

西方(高知)から、キャブレターO/H。

またまた遠方のお客様から「始動性がイマイチで、アイドリングも不安定、右キャブレターからはオーヴァーフローが・・・」とのお問い合わせがあり、メールで数回のやり取りをさせていただいたんですが、症状はあまり改善されなかったようで・・・キャブレターのO/Hをご依頼くださいましたッ!有り難いことですッ!ウォー!仕事が少しずつッ!増えているッ!のではないかッ!

 

などとハシャいでる場合じゃありせんでした。さっそく届いたキャブレターを確認します。

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こちらのお客様の車輌は初期のショーホウィールベースのR75/5、しかもサイドカー仕様になっているそうで、走行距離は60,000km越えとのこと。片側のペイントは剥がれていますが、型番は揃っています。資料からもR75/5用で間違いないようです。

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20年ほど納屋で眠っていた車輌とお聞きしましたが

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1971年製ということを考えれば相応の雰囲気で

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とても良い状態だと思います。

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といっても、トップカヴァーのマイナスネジの頭が傷んでいて、緩めるのにかなり気を遣いました。現在もこのネジは純正部品が出るものの、残念ながらプラスネジに変わっています。この雰囲気のキャブレターにピカピカのネジは似合いそうにないので、無事に緩んでホッとしました。ネジの頭をナメたりしたら・・・。いやー、おっかなかったー。

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鬼門のネジも外れたので、バラバラに分解します。

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中の状態もすごくキレイですね。やはり、保管状態が良かったんでしょうか。

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スターターヴァルヴの中もこんなにキレイですし。

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ただ、O-リングはパイロットスクリューのモノを除き

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どれもカチカチになっていましたので、これだとO-リング本来のシール性はまったく期待できないですね。本格的なO/Hは今回が初めてなのかもしれません。

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バタフライシャフトなんて、こなにクルクル回っちゃいました。

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(動画でご覧いただけます。)

てことで、いつものようにジャブジャブ洗浄してピカピカにします。内部の通路はしっかり通っていましたし、錆はありますが汚れはキレイに落ちましたので、良い状態に戻る予感がするッ!

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真鍮部品もキレイに磨いておきました。もちろん、ジェット類の通りも確認済み。問題ありませんでした。

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O-リングとガスケットを交換し、しっかり組み立てます。フロートの高さもビシッと調整しました。

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んで、スロットルとスターター周りもキッチリ組み付けます。

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そのスターターヴァルヴ、洗浄中に穴の通りを確認していて気付きましたが、やっぱり右側キャブレターのヴァルヴの穴が1箇所開いていませんでした。この4つ穴のタイプはもう部品では出ないと思いますし、スターター機能にもそれほど影響しませんから、そのまま再使用しています。逆に、こういう不良はちょっとレアな気もしますので。

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ダイアフラムは少しヤレた感じですが、伸びも破れもありませんでしたので再使用しました。

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マイナスネジの頭も軽く修正し、しっかり締め付ければ

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できました。

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良いんじゃないでしょうかッ!

と、今回は発送するその前に、オーバーフローの症状をお聞きしていましたのでテストしておきます。

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ガーン、数分で滲みが出てるー。

右だけじゃなく、左もアヤシイ!オ~ゥ、ノー!

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新品(下)と比べると、確かにニードルヴァルヴの先端に少し当たりが付いてはいるものの、この程度なら大丈夫だと思ったんですが・・・、ダメでした。この金属製のヴァルヴはちょっと繊細すぎる気がします。先端がゴムのタイプであれば、多少の段付きがあっても漏れたりしないんですけどね。

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で、ニードルヴァルヴを交換して再度テストしたところ、10分以上放置しても漏れも滲みもありません!これなら発送できるッ!バンザイ!

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これにて、作業終~了~。

 

ということで、この度はキャブレターのO/Hのご依頼、有り難うございましたッ!R75/5は古い車輌ですが、しっかりと整備されていれば以降の2V-OHVにも劣らない走りを見せてくれると思いますので、是非、他の部分も丁寧に点検&整備されて、快調なR75/5を存分にお楽しみください。かなり遠方ではありますが、また何かありましたら遠慮なくご相談いただければと思います。良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、O/Hを承っております。ご連絡くださいッ!

ワガママなR80、ヴァルヴクリアランスの調整とオイル交換。

「最近、ちょっと忙しくて走れていないんです。」というワガママなR80にお乗りのお客様、ようやくシリンダーヘッドをO/Hしてから1,000kmほどになったそうで、ヴァルヴクリアランスの調整とオイル交換にご来店くださいました。今回はワガママ・オーダーじゃないんスね。ホッ。

 

シリンダーヘッドをO/Hしたときはヴァルヴクリアランスを広めに調整することになっており、1,000km走行後から通常の規定値での調整となります。初期馴染みのためかクリアランスが狭くなるようで、こちらの車輌も通常の規定値よりわずかに狭くなっていました。

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以降は5,000~10,000km(もしくは車検ごと)にヴァルヴクリアランスを点検&調整すれば十分だと思いますので、オイルもキッチリ交換しましたし、ジャンジャン走っちゃってください!

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と、コレだけかと思ったら、しっかりワガママ・オーダーの予告をされてお帰りになりました。ズコー。

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ということで、この度はヴァルヴクリアランスの調整とオイル交換にご来店いただき、有り難うございましたッ!ワガママ・オーダーの下調べもしておきますので、もうしばらくお待ちください。

 

ヴァルヴクリアランスの点検&調整とオイル交換も承っております。ご連絡くださいッ!

R100RS、エンヂン不調の点検&修理。

ちょっとへヴィな作業がようやく片付き、少しのんびりしようかと思っていた午後、突然、初めてのお客様がご来店にッ!「急にエンヂンの吹け上がりが悪くなったんですけど、ちょっと見てください。」とな?エッ?エッ?チョット マッテ クダサーイッ!でも、有り難いことですッ!

 

こちらのR100RSにお乗りのお客様、26歳とまだお若いんですが、学生時代に自動車部に所属していたそうで、ご自分で整備しながら通勤でビシバシ走っているとのこと。ウォー!若いビーエム乗りがキター!ウレスィー!

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で、さっそくキャブレターを点検&調整してみたんですが症状は改善せず、結局、このダイナコイルが故障していました。当店でもダイナコイルを取り扱っていますが、ブラウンのコイルはときどきこういう症状が出るモノがあるようなので、モノサス系にはブルーのコイルをオススメしているんですよね。ついでに、「ヘッドカヴァーのガスケットも千切れてオイルがポタポタと・・・」とのことで、こちらも交換させていただきました。

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コイルを交換してアイドリングもビシッと調整し、吹け上がりもバッチリになりました。しっかり同調も取り直しましたので、コレで本来のR100RSのエンヂンフィールを味わえるんじゃないでしょうか。それにしても、この赤いモトコ製シートとバチバチに貼られたスティッカー、なんかイイですね!

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ということで、この度はご来店と修理のご依頼、有り難うございましたッ!お若いビーエム乗りの存在は嬉しい限りですので、何かお力になれることがありましたら遠慮なくご相談ください。また、R80RTにお乗りだというご友人にも、是非、宜しくお伝えください。またのご来店をお待ちしておりますッ!

 

エンヂンの吹け上がりが悪い方、突然の点検&修理も承っております。ご連絡くださいッ!

R100/7T、クラッチの点検とトランスミッションのO/H。(その2)

「昨日まで何ともなかったのに、急に半クラが上手くできないッ!なぜッ!」と、当店ブログを見てお問い合わせくださったお客様のR100/7T、引き続き作業を進めています。

 

昨日、トランスミッションのO/Hは終えましたので、今日はクラッチ周りの作業とオイル漏れの激しいフライホウィールの奥の点検&修理です。

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さっそくクラッチ周りを取り外します。

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プレッシャープレートに溜まったフリクションプレート(クラッチ板)が磨り減って出たダストの量がスゴイですね。走行距離が90,000kmを超えていることを考えればこれくらいはしょうがないと思いますが、このタイプのクラッチはダストの排出がイマイチなのかもしれません。2本サス後期やモノサスで使用されているクラッチはもっと排出しやすい形状のプレートとカヴァーに見えますので、改善されているんでしょうね。

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オイル漏れを確認するため、フライホウィールも取り外します。取り外す際にリングギアに付いた汚れが、このあとの清掃の大変さを物語っているッ!

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やっぱり、オイルポンプカヴァーのトコロからオイルが漏れてました。それにしても、この汚れは・・・。

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泣き言を言ってもキレイになりませんので、ジャブジャブ洗浄します。ウォー!

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元のオイルポンプカヴァーのO-リング(黒)、すっかりツブれて硬くなってました。これじゃ、漏れて当然ですね。

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エンヂン側もキレイにしたら、オイルポンプカヴァーとフライホウィールを戻します。写真では表現できませんが、すんごく苦労しているッ!

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フリクションプレートは厚さが5mmくらいまで減っていて(使用限度4.5mm)、また表面もイマイチな感じでしたので新品に交換します。ちなみに、新品の厚さは6mmです。

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しっかりセンターを出してクラッチを取り付けます。うーん、良いんじゃないでしょうかッ!

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トランスミッションを戻す前に、カヴァーやブレーキペダル、シフトペダルもキレイにしておきます。

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グリスは残っていますが、せっかくなのでしっかり整備したいですね。

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トランスミッションを戻しまして

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定番のスピードメーターの取り出し部のブーツも交換し、

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ピカピカになったブレーキペダルなんかも取り付ければ

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できました。イエス!

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と思ったら、お客様から「ブレーキもやっちゃってください。」とのご連絡がッ!作業が終わってホッと気を抜いてたのにー。でも、有り難いことですッ!

てことで、まずはリアブレーキのシューの交換から。

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ブレーキシューは当店取り扱いのEBC製です。ブレーキカムやアームはキレイにしてグリスアップします。

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ビシッと利くんじゃないでしょうかッ!

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続いてフロントブレーキです。Ate製キャリパーはちょっと変わってるんですよねー。

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こんな感じの部品構成になります。

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忘れちゃいけないのが堀北真希さんがしているO-リング。コレがピストン側のパッドに付きます。

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で、コレが外したブレーキパッド。ギリギリまで使い切ってます。イイですね~。ガンガン走られるだけじゃなく、こういうトコロもちゃんと気に掛けていると、トラブルは少なくなりますよね。

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パッドを交換し、お客様も気にしていたちょっと濁りのあるブレーキフルードも交換すれば

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作業終~了~。

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さっそく試乗してみると、クラッチの繋がり、切れ具合も良く、シフト操作もスコスコになりました!ついでに味わったミクニ製VMキャブレターも、スロー系がちょっと薄い感じでしたがセッティングもしっかり出ているようで、BINGとはまるで違う加速感で速かったです!作業しながら感じていましたが、しっかりと整備された良い車輌ですねー。

 

ということで、この度はトランスミッションやクラッチ周りに加え、ブレーキまで作業をご依頼いただき、有り難うございましたッ!これで、またしばらくはガンガン走れると思いますので、ちょっと寒いですがR100/7Tを存分にお楽しみくださいッ!今後とも、宜しくお願い致しますッ!

 

クラッチ周りの点検、修理だけでなく、ブレーキパッドとブレーキシューの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R100/7T、クラッチの点検とトランスミッションのO/H。

「昨日まで何ともなかったのに、急に半クラが上手くできないッ!なぜッ!」と、当店ブログを見てお問い合わせくださったR100/7Tにお乗りのお客様、数回のメールのやり取りのあと、「じゃ、お願いします。」とさっそくご来店にッ!なんということッ!有り難いことですッ!

 

で、入庫したこちらのR100/7T、これまた刺激的な車輌です。ホウィールやサイレンサーが変更されていたり、

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ツインプラグ化されたエンヂンに、ミクニ製VMキャブレターが付いているッ!こりゃ、試乗するのが楽しみですなぁ。

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作業の前に各部を見ていると、色々と手を加えられ、ガンガン走られているのが伝わってきます。

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エアクリーナーケースの取り付け部のオイル滲みは

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やっぱり、こうなってますよね。ブローバイガスが多いんでしょうか。

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定番のシフトレヴァーのオイル漏れもありますね。

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走行距離は90,000kmほど。過去にO/Hはされていないそうで、「最近、シフト操作もちょっとイマイチで。」ということもあり

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これを機にトランスミッションのO/Hもすることになりました。積年の汚れが手強そうですが・・・、ビシッと頑張りマス!

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にしても、フライホウィールの奥からのオイル漏れが激しいッ!クラッチの点検と同時に、こちらもなんとかせねば・・・。

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てことで、バラバラに分解して

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ジャブジャブ洗浄し、ピカピカにします。今回、ケース内側の汚れがかなり手強かったです。

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シャフトは各ギアに大きな問題もなく、状態は良好でした。ベアリングも動きが少し渋かったですが、不思議とガタつきはなかったです。

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キレイにしてベアリングを交換します。

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シフトフォークとアウトプットフランヂの状態も良好でした。

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シフトセレクターも汚れがスゴイので

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バラバラに分解し、

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キレイにしてから組み立てます。プレートやアーム、各軸部に異常はありませんでしたので、そのまま再使用しました。定番のリターンスプリングと軸部にガタのあったローラーだけ交換しています。

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ちょっと分かりにくいですが、外したスプリング(右)は磨耗はそれほどないものの、少し曲がっていました。

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あとは、トランスミッションを組み立てるだけです。シム調整もビシッとやってます。

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ココで、いよいよ学生時代の友人から貰ったトルクレンチが初登場ッ!ちょっと長くなっただけなのに、すんごいよ、コレ!サンキュー、ピロト!

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できました。

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インプットシャフトも

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(動画でご覧いただけます。)

アウトプットシャフトも、クルクル回っているッ!

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(動画でご覧いただけます。)

ちなみに、クラッチリリースピストンやベアリングに異常は見られませんでしたので、ピストンのオイルシールとプッシュロッドのフェルトシールだけ交換しました。ピストンとベアリングはあとでも交換できますし、ひとまずこれで様子を見させてください。交換せずに済むのなら、余計な出費も抑えられますから。さて、どうなるかしら?

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ということで、トランスミッションのO/Hも終わりましたので、続いてクラッチ周りの作業です。頑張るぞー!

 

(続く)

 

急に「半クラッチが上手くできないッ!」とお困りの方、クラッチ周りの点検と同時にトランスミッションのO/Hも承っております。ご相談くださいッ!

R60/7、J&Pカスタム。(その4)

「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。

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まずは、まったく収まらないガソリンタンクの取り付け具合を修正します。どうやら、このフレームに溶接されたホーンの取り付け部が干渉しているようです。

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タンクの出っ張りが

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ココに当たります。

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左側のほうが強く当たってますね。

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とりあえず、叩く→仮組み→叩く→仮組み→・・・を繰り返し

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なんとか収まり具合が良くなってきましたが、今度は違うトコロが干渉しているッ!

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また、叩く→仮組み→叩く→仮組み→・・・を繰り返し

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ようやくしっかり収まるようになりました。

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ホーンを戻しても干渉しません。

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各部のクリアランスもしっかり確保できてます。やってやったぞッ!

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マウント部もビシッと修正し、この通り。

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フゥ、なんとか正しい位置に取り付けできるようになりました。バンザイ!

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でも、ベコベコの外観とは裏腹にタンクの中の状態は

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非常に良いんですよね。

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こんなゴミが入ってましたが。アハハ。

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タンクの中を洗浄しても

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この程度のゴミしか出てきませんし。これは良いタンクですね!

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ついでに、使用予定のテイルランプ、ウィンカーと

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ハーネスを取り外しておきました。

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で、外した部品を整理しておきます。当店はそんなに広くありませんので、そうしないと作業スペースがどんどん狭くなっちゃいますから・・・。

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ちなみに、元のタンクの中はかなり汚れてました。乾燥した地域にあった車輌ということなので、給油の度に砂埃が入っていたんでしょうか。

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防錆塗料が剥がれたカスもかなりの量ですし、

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フューエルコックにも粘土状のモノがたっぷり溜まってした。ま、コックは比較的新しい感じなので、O/Hすれば十分使えそうですが。

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ということで、金属加工屋さんにサブフレームの修正をお願いする前に、カスタム以外の整備&修理もできるトコロから進めていきます。ファイトー!

 

(続く)

 

ベコベコに歪んだタンクの取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

R60/7、J&Pカスタム。(その3)

「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。

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お客様から「週末、部品を持ち込んでも良いですか?」とのご連絡があり、すでにタイア交換は済ませていますが、持ち込まれた部品をすぐに仮組みできるよう不要なモノも取り外しておきます。

まずはガソリンタンクを外しまして

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フロントフェンダーも取り外します。

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リアフェンダーとサブフレームも外したいんですが、テイルランプとウィンカーへのハーネスがフレームの中を通ってますので

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ちょっと変わったコネクター(しかも抜きぬくい!)を外して

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とりあえず、リア周りをゴッソリ取り外しました。

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外装を取り除いただけなのに、すでに雰囲気が出始めているッ!

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やっぱり、フェンダーがなくなるとタイアのトレッドパターンが強調されますね!イカス!

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あとはお客様の到着を待つばかりです。どんな部品が届くのかしら。

 

~翌日~

てことで、お客様が持ち込まれた米国で入手したというタンクとサブフレーム、シートを仮組みしてみました。オォッ!なんかコレで十分イケてるんじゃないでしょうかッ!

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センタースタンドをちょっと戻すと、こんな感じ。

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斜め後ろから見ても

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真後ろから見ても、カッコイイー!

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このベコベコのタンクが雰囲気ですね~。

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まったく固定できてませんが・・・。

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シートの造りも良いんですが

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現状では位置がまるで合いません。ズコー。

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このくらいピタッとさせたいですね。

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サブフレームも、右側上の穴は1箇所合いましたが

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左側はまるでダメでした。

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精度が全然出てないんですよね。

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リアサスペンションもハの字になっちゃってます。

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右側は2~3mmほどですが

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左側は10mmくらいズラさないと・・・?

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何より、今のままだとリアサスペンションがフルボトムしたときにタイアがフレームに当たっちゃいます。アメリカ人はコレで納得なんでしょうか。

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アメリカ人A 「コイツがテキトーに作ったのさ。オレは見たよ!」
アメリカ人B 「イヤ、コイツがやったのさ。本当だぜ、アーハー?」

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とでも言ってそうな感じですが、見た目はカッコイイんですよねー。お客様もすんごく喜んでましたし。

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それと、こちらの部品もお持ちになりました。

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この錆び付いたリアフェンダーがお客様のツボらしいです。手前のショートタイプのフロントフェンダーも錆びるのを待つとのこと。

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ちょっと変わったエンヂンガードも、やはりこのヤレ具合がツボらしいです。

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くー、やっぱりアカン人やー!(もちろん良い意味で)

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といった感じで、かなり具体的にカスタムの方向性が見えてきました。公道を走れるように仕上げるにはクリアしなければならないことが色々ありますが、時間はたっぷりありますのでコツコツ進めてまいります。お客様だけでなく、モギーも益々楽しみになってきたッ!ウォー!

 

(続く)

 

お持ち込み部品の取り付けの相談も承っております。ご連絡くださいッ!

2/10(水)、本日はほぼ終日外出しております。

本日は所用で外出するため、店へ戻るのは夜になります。
ご用の方はメールか携帯電話へご連絡ください。メールについては戻り次第確認し、お返事させていただきますので、しばらくお待ちいただければと思います。
ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。