R100GSPD、不安定なアイドリングの点検&調整からの、イグニッションコイルの交換。

「アイドリングから低回転でエンヂンが不安定で、すぐにストールしてしまうんですが・・・?」とメールでご相談くださったR100GSPDにお乗りのお客様、ソッコーでご来店になられたのは・・・そう、5月の中旬のことでございます。って、またまたとっくに作業を終えてますので、さっさとご報告をせねば!まずいー!そして、有り難いことですッ!

 

ウホッ!久しぶりに見るR100GSPD!キレイに乗られてますね~。つか、やっぱりGSはデカイっすねー。

おっと、GSにハシャいでいる場合ではありませんでした。メールでのやり取りから、なんとなくキャブレターを疑っていましたので、さっそく点検してみます。

が、くたびれていたダイアフラムやスプリングを交換しても、症状が良くならないじゃあないかッ!

どゆことー!

wait

 

~数日後~

結局、その場で解決できずにお預かりすることになりましたので、ビシッと各部を点検することにします。ズババッとやるぞー!オー!

ヴァルヴクリアランス、スラスト方向のクリアランスともEX側がやや広くなっていましたが、ロッカーアームには問題はありませんでした。

スパークプラグはイリヂウムプラグになっていましたので、そのまま再使用しています。状態も悪くないですし、左右で焼け色が違うのは同調がズレていたせいだと思いますので、今回の作業後、ときどきしっかりブン回していただければそこそこ揃った焼け具合になるのではないかと。たぶん。

うーん、ヴァルヴクリアランスを調整しても、まだイマイチ・・・。

点火時期を点検してみても、特に問題はないですね・・・。この社外品のイグニッショントリガーの特性なのか、最大進角が少し進んでいましたが、点火タイミング自体は非常に安定している印象なので、原因はココでもなさそうです。

となると、イグニッションコイルでしょうか。

試しに当店で利用している青色のダイナコイルに交換してみると・・・、ビンゴ!でした。念のため、コイルを青→茶→青→茶と入れ替えてみましたが、元の茶色のコイルのときだけ症状が出ますので、間違いないですね。こういう再現性があると、ほんと判断するのが容易で助かるー。ホッ。

アイドリングの不安定さも消えたんで、同調もバッチグー!です。

あとは、同時にご依頼のステップのピヴォットボルトを固定するナットを交換するだけです。セルフロックナットにしておきましたので、多少ユルくても脱落することはないかと。

おっし、ちょっくら試乗に行ってみよう!

アレレ?GSって、こんな感じだったっけ?

もう少し走ってみないと、よく分かりませんなぁ。フヒヒ。

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~数時間後(フィクション)~

フゥ、楽しかっ・・・じゃなくて、良いんじゃあないでしょうかッ!

 

ということで、この度は不安定なアイドリングの点検&修理のご依頼、有り難うございましたッ!結果的にイグニッションコイルを交換することになってしまい、なんだか申し訳ありませんでしたが、ヴァルヴクリアランスの調整もキャブレターの同調も良い感じにできましたので、しばらくはこのままで問題なく走り回れるんじゃないかと思います。ご自身でも作業を楽しまれるそうなので、あまりお手伝いできることはないかもしれませんが、また何かりましたらお気軽にご相談くださいッ!それにしても、R100GSPDって楽しいですねー。フヒヒ。

 

不安定なアイドリングの点検や、ついでにアレやコレやの点検&調整も、諸々承っております。ご相談くださいッ!

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