R65、パニアケースのヒンヂの修理。

リアサスペンションのブッシュ交換で入庫中のR65(2本サス)、部品も揃ったので前回問題のあったパニアケースのヒンヂも修理しちゃいます。

まずは、錆びて割れたヒンヂを取り外します。

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リヴェットの頭を削りまして、

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打ち抜きます。

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4箇所ほどリヴェットが残りましたが、めげずに打ち抜きます。

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ヒンヂが外れました。
しかし、あらためてよく見ると、本当にヒドイ状態ですね。

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取り付け部をキレイにします。

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で、SIEBENROCKから届いたヒンヂを仮組みしてみます。

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ガーン。真ん中の穴の位置がちょっとズレてるー。

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ヒンヂの形状自体はピッタリなので、元々こういうモノなのかな?

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おそらく、SIEBENROCKで扱っている現行のクラシックタイプのパニアケースからヒンヂを補修部品として供給しているんだと思います。現行のパニアケースなら、きっと穴の位置もピッタリなんでしょうね。

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ということは、先日交換したロックも現行のパニアケースの補修部品ってことですね。そりゃ、取り付け位置がオカシクなるワケだ・・・。
ま、それでも補修部品があるだけ有り難いんですけどね。

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ということで、穴の位置を修正します。

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ようやくこれでリヴェットをカシメられるんですが・・・、ムズカシイっつの!

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手持ちの工具ではしっかりとしたカシメができないので、お客様に許しを得て、ネジ留めとさせていただきました。ヘタレでスミマセン・・・。

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内側はこんな感じ。

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M4とはいえナットが出るのは心苦しいですが、無理してリヴェット留めにしなくても、ボルトとナットで固定するほうが簡単、確実かもしれません。
もちろん、確実なカシメの方法も検討しておきます。くやしいーッ!

気を取り直して、まだ割れていなかった反対側のヒンヂも同様に交換します。こちらは壊れる前の予防修理ですね。
交換前にはケースとフタがピッタリ閉まらずに隙間が開いていましたが、

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交換後はしっかり閉じるようになりました。

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ヒンヂは¥1,150/個(税抜き)くらいですから、コレでこの先10年、20年と使い続けられるとなれば、かなりコストパフォーマンスは高いと思います。

 

パニアケースのヒンヂの交換も、ご相談くださいッ!

 

オマケ

右側のパニアケースのロックが、片方だけダメになっていたので、ついでに交換させていただきました。
やっぱり、このロックはイイッスね!

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