R80、イレギュラーなお仕事。

少し前になりますが、R100RSにお乗りのお客様からのご依頼で、下請け的な?作業をいただいてしまいましたッ!なんともッ!有り難いことですッ!でも、ドキドキするー。

 

車輌はR80なんですが、鍵がないのに「ロックされたままになっていて、パニアケースが取り外せいッ!」という謎の仕様になっております。

DSC_9322

ブーッ!

boo

で、そのご依頼内容は「置いておくだけで、オイルがポタポタと垂れてくるッ!」という、こちらも謎の仕様となっているそうで、これを純正仕様に戻して欲しいとのこと。ふむふむ。

DSC_9328

確認してみると、プッシュロッドチューブからのオイル漏れが

DSC_9342

左右ともにかなり激しいようです。

DSC_9356

オイルフィルターのカヴァーも、かなりアヤシイ・・・。

DSC_9349

オイルが滴り落ちそうなオイルパンの様子を見れば

DSC_9337

ニュートラルスウィッチも交換しておきたくなりますね。

DSC_9371

ドライヴシャフトのブーツからもオイルが滲んでいるッ!ようです。

DSC_9380

てことで、オイルが漏れていそうな箇所は確認できましたので、さっそく作業に取り掛かります。ファイトー!オー!

まずはイグゾウストパイプを取り外します。フランヂナットもすんなり回り、ネジ山に傷みもありませんでした。

DSC_9345

ヘッドカヴァーを開け、ロッカーアームを取り外しまして

DSC_9382

スリッパーやベアリングを点検しておきます。状態は良好でした。グッド!

DSC_9385

プラグホールにオイル汚れがありましたが、プラグの締め付けが甘かったんだと思います。キレイに清掃しておきますので、様子を見てみてください。

DSC_9390

通常はシリンダーヘッドやシリンダー、ピストンまで分解しますが、今回はご予算の都合でそのままとなります。うーん、気になるー。

DSC_9399

シリンダーが抜けましたので

DSC_9391

タペットも点検しておきます。こちらもグッド!でした。さて、それではエンヂンをキレイにしますか。

DSC_9397

ガーン。まーた、こういう修理してー。もう!

DSC_9403

こびりついた液体ガスケットとオイル汚れを掃除していて、ふと思ったんですが、この手の修理跡って「ひょっとして、オイルシールを交換せずに液体ガスケットで漏れを止めようとしている?」んでしょうか。だとしたら、ココのシールは1個数百円ですし、今のところ注文すればすぐに入荷する部類の部品ですので、是非とも交換していただきたいですね。新品のシールであれば液体ガスケットを塗らなくても漏れることはありませんので。

ちなみに、O-リングにもガスケットが塗られていました。んもう!

DSC_9409

などと文句を言いながらも、しっかりキレイにしちゃいます♪(M気質)

DSC_9418

あ、カム山にも異常はありませんでした。またまたグッドです!

DSC_9415

して、シリンダー周りをゴッソリ元に戻し、ヴァルヴクリアランスをビシッと調整すれば

DSC_9426

できました。良いんじゃないでしょうかッ!

DSC_9429

続いて、駆動系のオイル交換へとまいります。

トランスミッションのオイルと

DSC_9436

ドライヴシャフトのオイルは、ちょっと汚れて濁っていました。交換して正解!だったようです。ファイナルドライヴのオイルはキレイな感じでしたが、色が異なってました。交換時期が違ったんでしょうか。

DSC_9432

オイルが抜けるのを待つ間に、真っ黒に汚れたニュートラルスウィッチも取り外します。

DSC_9446

残念ながらトランスミッションの奥にもオイル汚れの跡がありましたので、オイルポンプカヴァー辺りからオイル滲みが発生しているようです。それほど酷くはなさそうですので、今後の課題としていただければ良いかと。

DSC_9451

その分、手の届くトコロだけでもビシッとキレイにしておきます。スウィッチも交換して、オイルもたっぷり入れておきました。(規定量)

DSC_9460

気になるオイルフィルターも点検&交換させていただきました。

DSC_9469

フゥ~。点検して良かったです。危険な紙製ガスケット(黒)が入ってました。

DSC_9463

オイル漏れもアレですが、この黒い紙製ガスケットはもっとアレです。何度も書いてるような気がしますが、モノサスの場合、このガスケットは不要ですのでご注意ください。実際に、モノサスにお乗りのお客様から「ガスケットを追加してみたら、油圧が低下して警告灯が点灯してしまったッ!」とのご報告もありましたので。2本サスの場合、基本的にこのガスケットを必要としますが、後期の車輌では不要なモノもあります。ご不明な場合はご相談ください。

と、その後もアレやコレやとチョイチョイ手を入れて、無事に作業終~了~。

DSC_9477

あ、パニアケースもなんとかピッキングして取り外すことができました。フフフ。

lupin

ダメなら、こうするつもりでしたけど。オホホ。

lupin2

もちろん、作業後の確認も抜かりなしです。ナンバープレートがないため試乗できませんでしたが、エンジンの始動性を確認したり同調を調整したりと、何度かエンヂンを回してアツアツにしてみてもオイルが垂れた跡はありませんので、オイル漏れはバッチリ直っているッ!のではないかッ!と存じます。

DSC_9486

 

ということで、今回はイレギュラーな作業のご依頼、有り難うございましたッ!直接お客様の顔が見えない仕事は責任の所在が曖昧になりそうなので積極的にお引き受けするものではありませんが、こうして頼っていただけるのは嬉しい限りです。今回作業させていただいた分については責任を持って対応致しますので、何かありましたら遠慮なくご連絡ください。2V-OHVのBMWしか扱えませんが、また何かお困りのときはご相談をッ!

 

下請け的なお仕事も(消極的に)承っております。ご相談くださいッ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です