長期不動のR80、バッテリーと排気系の取り付け。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

トランスミッションも取り付けたので、バッテリーと排気系を取り付けます。

ここまでスカスカなので、まずはキレイに清掃から。

DSC_0030

バッテリーケースの状態はそれなりです。

DSC_0021

ナットの錆がヒドくて苦労したりしますが、

DSC_0026

できるだけキレイにしてやります。

DSC_0033

ゴムのシートで保護して

DSC_0035

バッテリーを取り付け。これでエンヂンも始動できるようになりました。

DSC_0039

ということで、錆と汚れがひどい排気系もキレイにします。

DSC_0070

コレクターボックスの錆びと汚れも、

DSC_0073

イグゾウストパイプの錆びも、

DSC_0074

落とせるだけ落とします。

DSC_0145

どうですかッ!

DSC_0139

割らずには外せなかったフランヂナットも、ブラスト仕上げした中古良品に交換します。

DSC_0149

アンチシーズ(焼付防止剤)をたっぷり塗ってやれば、フランヂナットもスムースに回ってしっかり締め上げられますね。イイ感じです。

DSC_0158

コレクターボックスも取り付けました。

DSC_0174

次はスウィングアームです!

 

(続く)

 

バッテリー交換や、排気系の作業も、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、トランスミッションとキャブレターの取り付け。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

エンヂンも組みあがったので、先にO/Hしておいたトランスミッションとキャブレターを取り付けます。

フレームを簡単に保護しておいて

DSC_0002

トランスミッションを取り付けます。

DSC_0006

エアクリーナーケースを乗せて、トランスミッションの上側2箇所も固定します。

DSC_0007

クラッチリリース周りもベアリング等の状態を確認し、しっかり組み付けます。

DSC_0021

新品のエアクリーナーを取り付けて、

DSC_0009

キャブレターも取り付ければ、だいぶカタチが見えてきました。

DSC_0014

スピードメーターケーブルの防水ブーツもカチカチに劣化していたので、新品に交換です。

DSC_0032

ココのブーツがダメになると、トランスミッションへの水分の浸入の原因になりますので、ゴムが劣化していたら迷わず交換しちゃいましょう。

DSC_0036

てことで、できました!

DSC_0017

エンヂン始動まであとちょっと。キャー!

 

(続く)

 

エンヂン周りだけでなく、トランスミッション周りの作業も、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、エンヂンの組み立て。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

シリンダーヘッドが内燃機屋さんから戻ってきたので、いよいよエンヂンを組み立てます。

2週間ぶりに再会したシリンダーヘッド、

DSC_0044

打ち換えたヴァルヴガイドが眩しいッス。

DSC_0049

シートカットもバッチリです。

DSC_0052

ヴァルヴはこんな有様でしたが・・・

DSC_0080

再利用可能な状態だったので、フェイス研磨してもらって復活です。

DSC_0060

プッシュロッドチューブの収まる穴も

DSC_0018

キレイになりました。

DSC_0003

カムの当たり面も確認しておきます。
良い状態ですね。

DSC_0002

反対側も

DSC_0019

バッチリです!

DSC_0025

なのに、タペットは全滅・・・。

DSC_0014

幸い、中古良品があったので交換しておきました。

けっこう、こんなふうに虫食い状態になっている車輌は多いですね。
開けてみないと分からないトコロですが、一度できたピッチングによる傷は、成長することはあっても小さくなることはありません。プッシュロッドのオイル漏れの修理のついでなんかに、確認することをオススメします。

ピストンリングは新品に交換するので、合口隙間も確認します。
3本とも、規定値内にビシッと収まってました。

DSC_0005

てことで、ピストンとシリンダーをクランクケースにを取り付け。

DSC_0035

このとき、ピストンの向きを忘れずに確認します。ガスケットも表裏に注意です。

DSC_0065

あらかじめヴァルヴとヴァルヴスプリングを組んでおいた(写真撮り忘れ)シリンダーヘッドと、状態を確認しておいたロッカーアームを取り付けて、

DSC_0070

フライホウィールを上死点にして

DSC_0082

ヴァルヴクリアランスを調整してやれば、

DSC_0075

エンヂンの組み立て終了です!
なんか良いエンヂンになりそうな予感。ニヤリ。

DSC_0085

もう少しでエンヂンを始動できるかな。楽しみ~!

 

(続く)

 

オイル漏れの修理のついでに、シリンダーヘッドのO/Hも、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、エンヂン周りの整備とクラッチの点検。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

シリンダーヘッドを内燃機屋さんに預けている間に、できる作業を進めます。
そろそろシリンダーヘッドが戻ってきそうなので、エンヂン周りの作業をしておきます。

フライホウィールとクラッチ周りを目視で点検します。

DSC_0027

汚れはありますが、オイルの滲みも漏れもないですね。
ココにオイルが溜まっているようだと、ちょっと大変な作業になります。

DSC_0030

せっかくココまでバラしているので、クラッチの状態も確認しておきます。
プレートに異常な磨耗もなく、フリクションディスクの厚みも十分残ってました。まだまだ数万キロは行けそうです。

DSC_0171

てことで、キレイに清掃したクラッチ周りを元に戻します。取り付けにはセンター出しツールが必要ですね。ボルトとワッシャーも再利用不可なので、新品に交換します。

DSC_0180

オイルパンも取り外して中を確認。
そんなにヒドイ状態ではないですね。スラッヂの沈殿物も多くありませんし。

DSC_0033

ん?オイルポンプのストレーナーに、なんかゴミが。

DSC_0042

プッシュロッドのオイルシールに塗られた、あのガスケットのカスです・・・。

DSC_0018

こういうことがあるから、指定されていない箇所への液体ガスケットの使用は避けるべきなんですよね。いらぬトラブルの原因にしかなりませんから。

てことで、ストレーナーも取り外し、洗浄します。

DSC_0046

オイルパンも洗浄すれば

DSC_0049

この通り。

DSC_0053

もちろん、内側もピカピカに。

DSC_0058

余談ですが、オイル汚れの付着していた場所のほうがキレイになりますね。アルミの肌が白く粉を吹いたトコロ(錆び)は、洗浄しても汚れがキレイには落とし切れません。

ストレーナーを元に戻して

DSC_0042

オイルパンを取り付けます。

DSC_0045

オイルフィルターも交換します。

DSC_0024

エンヂンのフロントカヴァーとトップカヴァーも

DSC_0014

洗浄してキレイにしておきます。

DSC_0016

もういっちょ、ヘッドカヴァーの面出しも。

DSC_0049

カヴァーの中央部の当たりが悪かったんですよね。

DSC_0045

スタッドボルトも錆びと汚れがあったので

DSC_0042

キレイに磨いてやりました。

DSC_0044

オゥケイですね。オイル滲みも許さないヘッドカヴァーになったんじゃないでしょうかッ!

DSC_0059

これで、エンヂンを組む前の準備はだいたいOKかな?

 

(続く)

 

エンヂンのメインテナンスやオイル漏れの修理等、ご相談くださいッ!

R65、テイルランプの交換。

リアサスペンションのブッシュ交換で入庫中のR65(2本サス)、追加で/5で使われているテイルランプへの交換作業もご依頼がありました。うっかり忘れるところでした。オホホ。

そのうち自分で使うつもりで入手していましたが、持ってけドロボー価格でご奉仕です。

交換自体は簡単な作業ですね。

DSC_0235

ライトケースを取り外し、ウィンカーとハーネスも外して

DSC_0240

ウィンカーステイも取り外します。

DSC_0242

/5の中古テイルランプを用意して、

DSC_0238

キレイに磨いてから取り付けます。

DSC_0249

テイルランプレンズのガスケットも古く、硬くなっていたので交換しておきます。

DSC_0251

ハイ、できました。

DSC_0259

やっぱり、/5のテイルランプは丸みがあって、しかもちょっと小ぶりでイイですね。

DSC_0262

ウーン、これでますます/5っぽい雰囲気が増したんじゃないでしょうかッ!

 

小さなカスタムでも、遠慮なくご相談くださいッ!

R65、パニアケースのヒンヂの修理。

リアサスペンションのブッシュ交換で入庫中のR65(2本サス)、部品も揃ったので前回問題のあったパニアケースのヒンヂも修理しちゃいます。

まずは、錆びて割れたヒンヂを取り外します。

DSC_0077

リヴェットの頭を削りまして、

DSC_0096

打ち抜きます。

DSC_0104

4箇所ほどリヴェットが残りましたが、めげずに打ち抜きます。

DSC_0107

ヒンヂが外れました。
しかし、あらためてよく見ると、本当にヒドイ状態ですね。

DSC_0110

取り付け部をキレイにします。

DSC_0117

で、SIEBENROCKから届いたヒンヂを仮組みしてみます。

DSC_0089

ガーン。真ん中の穴の位置がちょっとズレてるー。

DSC_0121

ヒンヂの形状自体はピッタリなので、元々こういうモノなのかな?

DSC_0125

おそらく、SIEBENROCKで扱っている現行のクラシックタイプのパニアケースからヒンヂを補修部品として供給しているんだと思います。現行のパニアケースなら、きっと穴の位置もピッタリなんでしょうね。

0060

ということは、先日交換したロックも現行のパニアケースの補修部品ってことですね。そりゃ、取り付け位置がオカシクなるワケだ・・・。
ま、それでも補修部品があるだけ有り難いんですけどね。

0059

ということで、穴の位置を修正します。

DSC_0135

ようやくこれでリヴェットをカシメられるんですが・・・、ムズカシイっつの!

DSC_0134

手持ちの工具ではしっかりとしたカシメができないので、お客様に許しを得て、ネジ留めとさせていただきました。ヘタレでスミマセン・・・。

DSC_0274

内側はこんな感じ。

DSC_0267

M4とはいえナットが出るのは心苦しいですが、無理してリヴェット留めにしなくても、ボルトとナットで固定するほうが簡単、確実かもしれません。
もちろん、確実なカシメの方法も検討しておきます。くやしいーッ!

気を取り直して、まだ割れていなかった反対側のヒンヂも同様に交換します。こちらは壊れる前の予防修理ですね。
交換前にはケースとフタがピッタリ閉まらずに隙間が開いていましたが、

DSC_0195

交換後はしっかり閉じるようになりました。

DSC_0199

ヒンヂは¥1,150/個(税抜き)くらいですから、コレでこの先10年、20年と使い続けられるとなれば、かなりコストパフォーマンスは高いと思います。

 

パニアケースのヒンヂの交換も、ご相談くださいッ!

 

オマケ

右側のパニアケースのロックが、片方だけダメになっていたので、ついでに交換させていただきました。
やっぱり、このロックはイイッスね!

DSC_0232

R65、リアサスペンションのブッシュ交換。

R65(2本サス)にお乗りのお客様、今度はリアサスペンションのブッシュ交換のご依頼です。
またまた有り難いことですッ!

さっそく、リアサスペンションを取り外します。

DSC_0184

めっき部分がくすんでますね。

DSC_0185

リアサスペンションを取り外したら、古いブッシュを抜きます。

DSC_0160

新品と比べると、ゴムのヘタリはもちろんですが、中のスリーヴが片側にはみ出ちゃってます。

DSC_0165

交換できました。ついでに、ちょっと磨いておきました。

DSC_0176

新品だと、左右均等にスリーヴが出てますね。

DSC_0171

車体にリアサスペンションを戻します。

DSC_0190

反対側も、バッチリです!

DSC_0182

本当は上下とも交換する予定だったのですが、上側のブッシュを間違えて注文してしまったため、今回は下側だけです。申し訳ありませんでした。

DSC_0192

部品注文しておきますので、お許しを。
俺のアホー。

 

サスペンションのブッシュの交換も、ご相談くださいッ!

パニアケース、ロックの交換。(その2)

先日交換した自分のパニアケースのロックですが、取り付けのための穴の位置決めがちょっと難しかったので、簡単な工具を製作してもらいました。

ジャーン!

DSC_0239

ステインレス製の穴開け用ガイド板です。コレがあれば、穴の位置決めが格段に楽になります。

始めに、取り付けるロックにあてがって、ガイド板とロックの穴位置のズレを確認しておきます。モノによって、ちょっと個体差があるみたいなので。

DSC_0241

確認が終わったら、パニアケースにガイド板を当てて穴の位置決めをします。このとき、フタを閉じて、フタのループ部がガイド板のマーク(2本線)の中に収まるようにします。

DSC_0207

位置決めには、罫書き針かホワイトペンが便利ですね。

DSC_0215

あとは穴を開けるだけです。電動ドリルで大まかに穴を開け、棒ヤスリで仕上げればまず失敗することもありません。

DSC_0217

ビシッと決まりました!

DSC_0222

コレが正しい位置みたいですね。アハハ。

 

あらためて、パニアケースのロックに不安のある方は、是非ッ!