R60/7、J&Pカスタム。(その2)

「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。

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車輌をお預かりした翌日、お客様がご来店くださったんですが、そのときにタイアの話になりまして、「ご希望のタイアがあれば、ご自身で手配されても構いませんよ。」とお伝えしたところ、ソッコーで届きました。

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「全然急いでません。時間があるときに進めてください。」って言ってたくせに、仕事が早いッ!逆に、キュンときちゃう・・・。

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オッ、このトレッドパターン!ファイアーストーン!

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週末に幾つかの部品をお持ち込みになられるので、そのときに雰囲気を見てもらうためにも、さっそく交換しちゃいます。

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ドラムに磨耗もほとんどなく、状態はかなり良好です。ヘンな虫の巣みたいのがありますが。

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表にもヘンな巣が・・・。

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てことで、タイアを交換します。リムにある古いテープは剥がさなくても問題なさそうなんですが、

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せっかくなのでキレイにして

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新品のリムバンドとチューブを使いたいですね。

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できました。

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もちろん、フロントも頑張ってキレイにしました。地味に大変な作業・・・。

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どうですか!横から見てるとフツーっぽいですが、

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前から見ると、この迫力!

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このパターンを魅せるなら、フェンダーは邪魔ですね。

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後ろから見ても

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ヤバそうな雰囲気がプンプンします。カッコイイ~。

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これで、部品をお持ち込みになったときのイメーヂも掴みやすくなったと思います。アレとアレとアレ、どんなのお持ちになるのかしら?楽しみー!

 

(続く)

 

お持ち込みのタイアの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R60/7、J&Pカスタム。

最近、少しずつお問い合わせが増えてきたとはいうものの、まだまだ「仕事~♪が、来~な~い~♪フフ~ン♪」と鼻歌交じりで細々した作業をこなす毎日に、突然、大きなお仕事がッ!なぜ当店にッ!でも、有り難いことですッ!キャー!

 

こちらのお客様、5年ほど赴任していた米国から帰国する際にR60/7も持ち帰られたそうで、そのR60/7を「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」と、ご連絡くださいました。同じく米国で購入した部品もお持ちで、カスタムのイメージはほぼできているとのこと。メールでのお問い合わせだけでも、かなりオモシロイ方向性の作業になりそうな予感ッ!しかも、

「全然急いでません。時間があるときに進めてください。」

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だって。大掛かりな加工ができない当店には有り難いお話。ステキ・・・。

 

てことで、保管している倉庫の契約がちょうど切れるそうなので、さっそくR60/7を引き取りに行ってきました。

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車輌を降ろし、確認してみます。うーん、雰囲気あるなぁ。

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このまま乗っても良さそうな感じがしますね。

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正面から見た立ち姿もビシッとしてます。

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右サイレンサーがちょっと下がってるのが気になりますが。

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走行距離は11,648マイルですから、18,700kmくらいでしょうか。

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米国からの輸入車なのでヘッドライトのレンズカットが右側通行用になってます。コレだと車検に通りませんので、変更しないといけません。ま、カスタムするので問題ないかな?

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で、イグニッションキーがちょっと変わってました。

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こういうタイプもあったんですね。初めて見た気がします。

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ついでにキーをONにしてみると、お客様が「1年くらい前まで走行していた車輌らしいです。」とおっしゃっていた通り、バッテリーもまだ使えそうな状態で、インヂケーターもクッキリ点灯しました。オォ~!

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色褪せてはいるものの、スウィッチにも異常はなさそうで

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灯火類の動作もほぼ正常でした。こりゃ、簡単な整備で走らせられるかも?

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このリフレクターてんこ盛りな感じ、アメリカっぽいですね~。

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エンヂンやトランスミッションもキレイですし、ホント、今にも始動できそうです。

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エンヂンマウントのナットが1個ありませんが・・・。

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タンクの中の状態はイマイチですが、交換予定なので問題なしです。

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破れがあるシートも交換予定なので、こちらも問題なしです。

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フロントブレーキと

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リアブレーキに引き摺りはありませんでした。

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ワイオミング州という乾燥した地域で購入した車輌とお聞きしましたが、確かに錆もあまりなく、1977年製の車輌(約40年前!)であることを考えると、かなり状態は良いんじゃないでしょうか。やっぱり、保管されている場所、使用される環境でバイクの状態は大きく変わるんですね。イイなぁ・・・。

ただ、ファイナルドライヴのケースにちょっとした傷がありました。何かが落っこちたんでしょうか。右サイレンサーが下がっていたのも、それが原因かもしれませんね。

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ということで、外から確認できる車輌の状態は把握できました。

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さぁ、どんな車輌に仕上がるのかしら?楽しみー!

 

(続く)

 

個人で輸入された車輌の整備&カスタムも承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

こちらのお客様、なんと趣味がアメリカの白バイ!なんです。バイクに乗り始めたときから「白バイ野郎ジョン&パンチに憧れて、ずっとアメリカの白バイを乗り継いでます。」という、真性の白バイマニア、それもアメリカ本国仕様をまんまで乗るのがスタイルだそうで、細部の拘りもハンパじゃないッ!すんごい楽しそうッ!

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もちろん、取り締まりのための手帳や後部に差してある警棒(トンファー)もホンモノッ!しかも、iPodに警察無線(もち現地モノ)を録音してスピーカーから流す本格派ッ!

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昔あったゲームの「ナンシーより緊急連絡」ってヤツを思い出しちゃいました。

CHQ

つか、またしてもアカン人、キター!(良い意味で)

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