ヤバイR100RS、カスタムのお手伝い。

2週間ほど前に「スターターノブをッ!付けたいッ!のですッ!」と突然ご来店くださったR100RSにお乗りのお客様、ブログのネタにする前に再びご来店にッ!ウホッ!有り難いことですッ!

でも、コレがR100RSと言われましても・・・???モギーの目が悪いのでしょうか。

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違うワン!またヤバイお人がキター!んだワン!(良い意味で)

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あ、コレが取り付けさせていただいた当店オリヂナルのスターターノブになります。(宣伝)

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この時期、世間ではゴールドだか黄金だか存じませぬが、多くの方々がハシャいでしまうという習慣(週間)があるそうで、こちらのお客様もそのお一人とのこと。「明日でも引き取りに伺えますのでッ!何卒ッ!」と預けてお帰りになられたのでありました。

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当店にはそういった習慣は一切関係ございませんので、今夜もお預かりした車輌と真摯に向き合い、作業を進める所存でありますッ!ムキーッ!

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で、そのご依頼は「エアクリーナーハウジングをッ!旧型に交換したいッ!のですッ!」という、ありそうでなさそうな?カスタムのお手伝いになります。作業の難易度は高くありませんので、ズババッと終わりそうです。ファイトー!オー!

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まずはエアクリーナー周りをゴッソリ外しまして

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お客様がご用意された旧型のハウジングを順番に取り付けていきます。

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旧型の場合、ココがスタッドボルトになっていて、ナットでハウジングを固定していますが、適当な長さのボルトを探してビシッと取り付けておきました。工具が入りにくいトコロなのでちょっと大変でしたが。

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右側のハウジングを取り付けたら、ブローバイガスをキャブレターに導入するためのホースを取り付けます。このホースはご用意されていなかったので、当店在庫のR65(2本サス)からまた取り出しました。

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アカーン!ほんとに部品取り車になってしまうー!

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すると、こんな感じになります。

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あとは当店取り扱いのEMEのエアフィルター(純正相当品)を入れ、左側のハウジングを取り付けて

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トップカヴァーを取り付ければ、作業終~了~。

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本来ならスターター(チョーク)レヴァーを取り付ける穴も、当店オリヂナルのスターターノブを取り付けているこちらの車輌では不要になりますので、グロメットでピタッと塞いでおきました。

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などと、すべてが順調のような顔をしているモギーですが、「右側のキャブレターに繋がるインテイクパイプがないッ!どうするッ!」と慌てた挙句、ちょっと不細工な仕事になってしまったのは内緒です。(部品を注文しておきますので、お許しを。)

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ということで、ちょっとバタつきましたが、無事に旧型のエアクリーナーハウジングに交換できました。アレレ?さっきまでヤバイ雰囲気だったのに、(カヴァーをよく見ると)やっぱりR100RSで間違いないッ!ですね、コレ。モギーの目が悪いわけじゃなかったみたいです。オホホ。

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それにしても、思い切って短くしたサブフレームとシングルシート、それにこのKOSOというメーカー製のメーター、どれもイイ感じにまとまってますね~。ヤバイです!

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この度はスターターノブの取り付けやエアクリーナーハウジングの交換のご依頼、有り難うございましたッ!インテイクパイプが入荷しましたらすぐにご連絡致しますので、申し訳ありませんがもうしばらくお待ちいただければと思います。また、細かい仕上げの部分でまだ納得されていないトコロもあるようですので、何かお手伝いできることがありましたら遠慮なくご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

新型から旧型エアクリーナーへの変更等、お持ち込み部品の交換なども承っております。ご相談くださいッ!

R80、イレギュラーなお仕事。

少し前になりますが、R100RSにお乗りのお客様からのご依頼で、下請け的な?作業をいただいてしまいましたッ!なんともッ!有り難いことですッ!でも、ドキドキするー。

 

車輌はR80なんですが、鍵がないのに「ロックされたままになっていて、パニアケースが取り外せいッ!」という謎の仕様になっております。

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ブーッ!

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で、そのご依頼内容は「置いておくだけで、オイルがポタポタと垂れてくるッ!」という、こちらも謎の仕様となっているそうで、これを純正仕様に戻して欲しいとのこと。ふむふむ。

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確認してみると、プッシュロッドチューブからのオイル漏れが

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左右ともにかなり激しいようです。

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オイルフィルターのカヴァーも、かなりアヤシイ・・・。

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オイルが滴り落ちそうなオイルパンの様子を見れば

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ニュートラルスウィッチも交換しておきたくなりますね。

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ドライヴシャフトのブーツからもオイルが滲んでいるッ!ようです。

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てことで、オイルが漏れていそうな箇所は確認できましたので、さっそく作業に取り掛かります。ファイトー!オー!

まずはイグゾウストパイプを取り外します。フランヂナットもすんなり回り、ネジ山に傷みもありませんでした。

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ヘッドカヴァーを開け、ロッカーアームを取り外しまして

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スリッパーやベアリングを点検しておきます。状態は良好でした。グッド!

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プラグホールにオイル汚れがありましたが、プラグの締め付けが甘かったんだと思います。キレイに清掃しておきますので、様子を見てみてください。

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通常はシリンダーヘッドやシリンダー、ピストンまで分解しますが、今回はご予算の都合でそのままとなります。うーん、気になるー。

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シリンダーが抜けましたので

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タペットも点検しておきます。こちらもグッド!でした。さて、それではエンヂンをキレイにしますか。

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ガーン。まーた、こういう修理してー。もう!

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こびりついた液体ガスケットとオイル汚れを掃除していて、ふと思ったんですが、この手の修理跡って「ひょっとして、オイルシールを交換せずに液体ガスケットで漏れを止めようとしている?」んでしょうか。だとしたら、ココのシールは1個数百円ですし、今のところ注文すればすぐに入荷する部類の部品ですので、是非とも交換していただきたいですね。新品のシールであれば液体ガスケットを塗らなくても漏れることはありませんので。

ちなみに、O-リングにもガスケットが塗られていました。んもう!

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などと文句を言いながらも、しっかりキレイにしちゃいます♪(M気質)

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あ、カム山にも異常はありませんでした。またまたグッドです!

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して、シリンダー周りをゴッソリ元に戻し、ヴァルヴクリアランスをビシッと調整すれば

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できました。良いんじゃないでしょうかッ!

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続いて、駆動系のオイル交換へとまいります。

トランスミッションのオイルと

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ドライヴシャフトのオイルは、ちょっと汚れて濁っていました。交換して正解!だったようです。ファイナルドライヴのオイルはキレイな感じでしたが、色が異なってました。交換時期が違ったんでしょうか。

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オイルが抜けるのを待つ間に、真っ黒に汚れたニュートラルスウィッチも取り外します。

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残念ながらトランスミッションの奥にもオイル汚れの跡がありましたので、オイルポンプカヴァー辺りからオイル滲みが発生しているようです。それほど酷くはなさそうですので、今後の課題としていただければ良いかと。

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その分、手の届くトコロだけでもビシッとキレイにしておきます。スウィッチも交換して、オイルもたっぷり入れておきました。(規定量)

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気になるオイルフィルターも点検&交換させていただきました。

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フゥ~。点検して良かったです。危険な紙製ガスケット(黒)が入ってました。

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オイル漏れもアレですが、この黒い紙製ガスケットはもっとアレです。何度も書いてるような気がしますが、モノサスの場合、このガスケットは不要ですのでご注意ください。実際に、モノサスにお乗りのお客様から「ガスケットを追加してみたら、油圧が低下して警告灯が点灯してしまったッ!」とのご報告もありましたので。2本サスの場合、基本的にこのガスケットを必要としますが、後期の車輌では不要なモノもあります。ご不明な場合はご相談ください。

と、その後もアレやコレやとチョイチョイ手を入れて、無事に作業終~了~。

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あ、パニアケースもなんとかピッキングして取り外すことができました。フフフ。

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ダメなら、こうするつもりでしたけど。オホホ。

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もちろん、作業後の確認も抜かりなしです。ナンバープレートがないため試乗できませんでしたが、エンヂンの始動性を確認したり同調を調整したりと、何度かエンヂンを回してアツアツにしてみてもオイルが垂れた跡はありませんので、オイル漏れはバッチリ直っているッ!のではないかッ!と存じます。

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ということで、今回はイレギュラーな作業のご依頼、有り難うございましたッ!直接お客様の顔が見えない仕事は責任の所在が曖昧になりそうなので積極的にお引き受けするものではありませんが、こうして頼っていただけるのは嬉しい限りです。今回作業させていただいた分については責任を持って対応致しますので、何かありましたら遠慮なくご連絡ください。2V-OHVのBMWしか扱えませんが、また何かお困りのときはご相談をッ!

 

下請け的なお仕事も(消極的に)承っております。ご相談くださいッ!

北方(長野)から、パニアケースのロックの交換。

今までに何度かブログで紹介してきたパニアケースロック交換ですが、たまたまご覧になったお客様から、またもや修理のご相談がッ!有り難いことですッ!つか、ブログの宣伝効果、ほんと侮れませんなぁ。ウヒヒ。

 

メールでお話をお聞きすると、少し前からロックが勝手に解除されることがあったそうで、気を付けていらしたようなんですが、先日「高速道路でパニアケースの蓋がパカッと開いてしまい、中身をぶちまけてしまったッ!」とのこと。アチャー。

つまり、こういう出来事に近い状況だったということですね?

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ぺヤング好きのモギーとしては強い同情を禁じ得ないッ!ウォー!

なので、さっそく送っていただきました。

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確認してみると、確かに軽く触れただけでパチンッとロックが解除されてしまいます。

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ループ部を少し上に持ち上げて対処されていたようですが、ロックがダメになるとどうしようもないですね。分かります。(経験者談)

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いつものようにロックを取り外し、穴を開けようとしたところ

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ムムッ?このパニアケース、ロックが持ち手を共締めするようになっています。

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取り外したロック(左)の裏側を見てみると、持ち手の固定部を逃がす凹みがありました。この凹み、交換用のロックにはないので加工したいところなんですが、厚みがないのでそのまま使用するしかなさそうです。

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で、こんな感じで穴を開け

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ビシッとロックを取り付けました。持ち手を共締めする分、少しロックの片側が浮いてしまいますが、蓋の開閉動作もロック&リリース操作もバッチリ!です。

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これでもう、このような悲劇を繰り返すことはないッ!のではないでしょうかッ!ストップ・ザ・湯切り失敗!

peyoung

モギーモータースはぺヤング®を応援しています。(勝手に)

と、ぺヤング推しもこのくらいにしまして、できました。

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ということで、この度はパニアケースのロックの交換のご依頼、有り難うございましたッ!同じクラウザー製でも純正オプションのパニアケースと取り付け部が少し違い戸惑いましたが、しっかり取り付けできましたので、安心してご使用いただけると思います。すぐに不具合が出ることはない気がしますが、何かありましたら遠慮なくご連絡ください。責任持って対応させていただきますので。遠方ではありますが、今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

パニアケースのロックの交換も承っております。ご相談くださいッ!