北方(長野)から、パニアケースのロックの交換。

今までに何度かブログで紹介してきたパニアケースロック交換ですが、たまたまご覧になったお客様から、またもや修理のご相談がッ!有り難いことですッ!つか、ブログの宣伝効果、ほんと侮れませんなぁ。ウヒヒ。

 

メールでお話をお聞きすると、少し前からロックが勝手に解除されることがあったそうで、気を付けていらしたようなんですが、先日「高速道路でパニアケースの蓋がパカッと開いてしまい、中身をぶちまけてしまったッ!」とのこと。アチャー。

つまり、こういう出来事に近い状況だったということですね?

peyoung

ぺヤング好きのモギーとしては強い同情を禁じ得ないッ!ウォー!

なので、さっそく送っていただきました。

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確認してみると、確かに軽く触れただけでパチンッとロックが解除されてしまいます。

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ループ部を少し上に持ち上げて対処されていたようですが、ロックがダメになるとどうしようもないですね。分かります。(経験者談)

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いつものようにロックを取り外し、穴を開けようとしたところ

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ムムッ?このパニアケース、ロックが持ち手を共締めするようになっています。

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取り外したロック(左)の裏側を見てみると、持ち手の固定部を逃がす凹みがありました。この凹み、交換用のロックにはないので加工したいところなんですが、厚みがないのでそのまま使用するしかなさそうです。

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で、こんな感じで穴を開け

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ビシッとロックを取り付けました。持ち手を共締めする分、少しロックの片側が浮いてしまいますが、蓋の開閉動作もロック&リリース操作もバッチリ!です。

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これでもう、このような悲劇を繰り返すことはないッ!のではないでしょうかッ!ストップ・ザ・湯切り失敗!

peyoung

モギーモータースはぺヤング®を応援しています。(勝手に)

と、ぺヤング推しもこのくらいにしまして、できました。

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ということで、この度はパニアケースのロックの交換のご依頼、有り難うございましたッ!同じクラウザー製でも純正オプションのパニアケースと取り付け部が少し違い戸惑いましたが、しっかり取り付けできましたので、安心してご使用いただけると思います。すぐに不具合が出ることはない気がしますが、何かありましたら遠慮なくご連絡ください。責任持って対応させていただきますので。遠方ではありますが、今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

パニアケースのロックの交換も承っております。ご相談くださいッ!

西方(兵庫)から、R65の点検&整備&修理。(その4)

これまでに遠方から何度も作業をご依頼くださったものの、「やっぱり、ちゃんと見てもらいたいッ!」とわざわざ兵庫から自走してご来店になったお客様のR65、納期は暖かくなる頃までなんですが、コツコツ進めております。

当店のある横浜でも桜が開花しました。打診された引き取り予定日に間に合うのかッ!いや、間に合わせてみせるッ!ニャー。

haru

同じ写真でも、コメント次第で印象変わりますね。

 

そんなことはどうでも、さっそく残りの作業に取り掛かります。まずは、モギーの強引な営業により不要となったスターターレヴァー付きのブラケットをお客様のお持ちのモノに交換します。

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同時に、右側ウィンカーのスウィッチの動作が不安定とのことなので、分解して接点を磨きました。スウィッチの分解&修理は元の状態によりどうしても上手く行かないこともあり、ちょっと運任せなトコロもありますが、こちらのスウィッチは無事に直りました。ホッ。

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あ、クラッチスウィッチのワッシャーもなかったので付けています。在庫に自信あり、モギーモータースです。フフフ。

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できました。このタイプのレヴァーブラケットは廃番で新品はもう出ませんが、ハンドル周りをスッキリさせるには良いですよね。グッド!

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それと、インヂケーターが点灯しなくなる原因はバルブホルダーの接触不良によるものでした。軽く修正してしっかり動作するようになりましたので、もしまた再発するようならココを疑ってみてください。ちなみに、このバルブホルダーも廃番になっていますのでご注意を。

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また、ヘッドライトレンズの向きが傾いているのが気になるとのことでしたので、修正するついでにレンズやリフレクターを清掃しておきました。

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真っ直ぐッ!ピカピカッ!どうですかッ!

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さらに、別途お送りいただいたホーンも取り付けます。元々はシングルホーンですが、お客様のご希望によりステアリングダンパーを外してダブルにしました。年式の古い車輌だと、この位置に渦巻き型のホーンがHigh(高音)とLow(低音)の2個付いていたりしますね。

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さあ、あとちょっと!

センタースタンドの状態も気になるとのことで点検してみましたが、センタースタンドの接地部もそれほど減っていませんし

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ブッシュの状態も良好で、問題ないと思います。

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ただ、お客様がおっしゃっていた通り、センタースタンドのストッパーがイマイチ利いていないので、ゴム板を追加しておきました。これで、多少はセンタースタンドを戻したときのガコンッという衝撃も緩和されるかと。

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で、久しぶりのご注文ですが、中の板バネが壊れてパカパカするパニアケースのロックも交換しました。有り難いことですッ!

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何度目かになると慣れたもので

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ほぼ修正なしで取り付けできるようになりました。腕が上がっているッ!ような気がするッ!

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ロック&リリース動作もバッチリです。やっぱり、カチッと決まると気持ち良いですね~。

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ブレーキホースも入荷しましたので、取り付けてビシッとエア抜きしています。

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交換前と比べると、だいぶスッキリしたと思います。良いんじゃないでしょうかッ!

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とうことで、すべての作業終~了~。

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ん?なんかポカポカしてきた?お客様、もう暖かい頃になりましたよッ!ニャー。

haru

同じ写真でも、ほんと、コメント次第で印象変わりますね。(余裕)

 

ということで、この度は遠方から自走してのご依頼、有り難うございましたッ!予想外の作業もあり予算を少しオーヴァーしてしまいましたが、ご希望の作業はすべてクリアできたかなと思います。このあと試乗して確認してみますが、良い車輌に仕上がっているようでこちらも楽しみです。引き取りにご来店になるまでにブォンブォン乗り回して、じゃなくて、丁寧に確認させていただきますッ!

レッツ、お花見!ゴー!ゴー!

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遠方からでも車輌をお預かりしての整備&修理を承っております。ご相談くださいッ!

長期不動のR80、夢から覚めて。(その2)

無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めている最中に売れてしまったちょっと前に仕入れた長期不動のR80、お客様のワガママ・オーダー(追加の作業)を進めています。

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注)
こちらの車輌、少し前に納車も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

手間の掛かりそうな作業はほぼ終わりましたので、ホウィールが塗装から戻る前にもう少しできる作業を進めます。

ということで、「パニアケースも付けたいですね。」と、またまたまたまた落ち着いた口調でお客様がおっしゃっていたので、在庫のパニアステイの取り付けからスタートです。

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が、そのままではリアサスペンションに干渉してしまいます。アレレ?こんなだったかな?

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別のステイを試したところ、コレは十分なクリアランスでしたので、こっちを採用します。

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しっかり固定できました。(反対側はホウィールが届いてからになります。)

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で、パニアケースにもちょっと小細工します。たまたまですが、このパニアケースのキーシリンダーはメインキーでも回ったんですが、わずかに引っ掛かりがありましたので(中央、上下2箇所の突起)

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キーシリンダーを抜いて突起を削ってやります。これで、イグニッションスウィッチからハンドルロック、タンクキャップにシートロック、そしてパニアケースまで1つのキーで操作できるようになります。ヤッタネ!

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ちなみに、コレがオリヂナルのキーを挿し込んだ状態です。シリンダーの抜け止めの突起以外、中のコマが出ていませんね。

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さらに、注文していたブレーキホースも届いたので交換します。ハンドルを交換したことで、取り回しがかなり窮屈&長さ不足でしたので。

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良いんじゃないでしょうかッ!

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と、ちょっとドタバタと作業を進めていると、いつものように冷やかしに来たR100RSにお乗りのお客様がモギーの必死の制止も聞かずに

「うっせぇ!オレが先に乗るんだい!」

と、お買い上げくださったお客様よりも先にR80に手垢を付けるという非常事態にッ!なんということだッ!あんだけツネってやったのに、まだ分からんのかー!

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クッソ、良い笑顔・・・。

あ、R65にお乗りのお客様まで!おやめくださいー!

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といった感じで、着々と作業は進んでおります。あとは届いたホウィールにタイアを履かせて取り付ければOKです。近く、R65にお乗りのお客様とR100RSにお乗りのお客様と、このR80でツーリングに行くとのことですので、なんとか間に合わせられるようにしますので、もうしばらくお待ちください。ときどき?しばしば?ジャマが入りますが・・・。

それにしても、お三人の仲の良さは、ちょっと嫉妬しそうなほど睦まじいですね!見ているこちらも楽しくなります。イイっすね!

 

(続く)

 

パニアケースの取り付けとキー合わせ、ブレーキホースの交換も、承っております。ご相談くださいッ!

R65、パニアケースのヒンヂの修理。

リアサスペンションのブッシュ交換で入庫中のR65(2本サス)、部品も揃ったので前回問題のあったパニアケースのヒンヂも修理しちゃいます。

まずは、錆びて割れたヒンヂを取り外します。

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リヴェットの頭を削りまして、

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打ち抜きます。

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4箇所ほどリヴェットが残りましたが、めげずに打ち抜きます。

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ヒンヂが外れました。
しかし、あらためてよく見ると、本当にヒドイ状態ですね。

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取り付け部をキレイにします。

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で、SIEBENROCKから届いたヒンヂを仮組みしてみます。

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ガーン。真ん中の穴の位置がちょっとズレてるー。

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ヒンヂの形状自体はピッタリなので、元々こういうモノなのかな?

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おそらく、SIEBENROCKで扱っている現行のクラシックタイプのパニアケースからヒンヂを補修部品として供給しているんだと思います。現行のパニアケースなら、きっと穴の位置もピッタリなんでしょうね。

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ということは、先日交換したロックも現行のパニアケースの補修部品ってことですね。そりゃ、取り付け位置がオカシクなるワケだ・・・。
ま、それでも補修部品があるだけ有り難いんですけどね。

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ということで、穴の位置を修正します。

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ようやくこれでリヴェットをカシメられるんですが・・・、ムズカシイっつの!

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手持ちの工具ではしっかりとしたカシメができないので、お客様に許しを得て、ネジ留めとさせていただきました。ヘタレでスミマセン・・・。

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内側はこんな感じ。

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M4とはいえナットが出るのは心苦しいですが、無理してリヴェット留めにしなくても、ボルトとナットで固定するほうが簡単、確実かもしれません。
もちろん、確実なカシメの方法も検討しておきます。くやしいーッ!

気を取り直して、まだ割れていなかった反対側のヒンヂも同様に交換します。こちらは壊れる前の予防修理ですね。
交換前にはケースとフタがピッタリ閉まらずに隙間が開いていましたが、

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交換後はしっかり閉じるようになりました。

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ヒンヂは¥1,150/個(税抜き)くらいですから、コレでこの先10年、20年と使い続けられるとなれば、かなりコストパフォーマンスは高いと思います。

 

パニアケースのヒンヂの交換も、ご相談くださいッ!

 

オマケ

右側のパニアケースのロックが、片方だけダメになっていたので、ついでに交換させていただきました。
やっぱり、このロックはイイッスね!

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パニアケース、ロックの交換。(その2)

先日交換した自分のパニアケースのロックですが、取り付けのための穴の位置決めがちょっと難しかったので、簡単な工具を製作してもらいました。

ジャーン!

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ステインレス製の穴開け用ガイド板です。コレがあれば、穴の位置決めが格段に楽になります。

始めに、取り付けるロックにあてがって、ガイド板とロックの穴位置のズレを確認しておきます。モノによって、ちょっと個体差があるみたいなので。

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確認が終わったら、パニアケースにガイド板を当てて穴の位置決めをします。このとき、フタを閉じて、フタのループ部がガイド板のマーク(2本線)の中に収まるようにします。

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位置決めには、罫書き針かホワイトペンが便利ですね。

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あとは穴を開けるだけです。電動ドリルで大まかに穴を開け、棒ヤスリで仕上げればまず失敗することもありません。

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ビシッと決まりました!

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コレが正しい位置みたいですね。アハハ。

 

あらためて、パニアケースのロックに不安のある方は、是非ッ!

パニアケース、ロックの交換。

パニアケースのロックの修理についてお客様から問い合わせがあったので、ついでなので自分のパニアケースで試してみることにしました。

クラウザー製のクラッシクタイプのパニアケースのロックは、長年の使用でガタついているものが多いですね。自分も、もう何年もタイアチューブを切ったモノを利用して、ケースのフタが走行中に開かないように対策しています。見た目はカッコ悪いですし、チューブを引っ掛ける手間が面倒ですが、コストパフォーマンスだけは相当高いので、それなりに重宝してました。

ただ、たま~にチューブを引っ掛け忘れてしまい、過去に3回ほど中身を路上にブチ撒けて、慌てて数キロ戻ったこともありましたが・・・。

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現状はこんな感じです。少しロック部分が浮き上がって見えますが、一応、ロックはできてます。

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当初はチューブなしでも大丈夫だったんですが、ある時期から突然フタが勝手に開くようになりました。横から見ると、けっこう浮いてるのが分かると思います。

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フタを開けた状態だと一目瞭然ですね。ロック部のフックに隙間ができてしまい、リリースボタンも緩くなっています。走行中の振動により内部部品が磨耗して、ガタが大きくなった結果だと思います。それでも、リリースボタンがしっかりしていれば、この程度の隙間でも勝手に開くことはありません。

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ロック部を指で押さえつけるとココまで下がります。これくらいの状態をしっかり維持できないモノは、ロック部とリリースボタンの接触部分の磨耗と、リリースボタン自体のガタつきに原因がありそうです。

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で、走行中に突然、こうなります・・・。

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というわけで、moto-binsから

交換用のロックを取り寄せました。パニアケース片側分のロック(2個)と鍵(2本)のセットで、ネジで固定して取り付けます。

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ロック部とリリースボタンが一体になり、純正のロックとは形状が異なりますので、ケースに約20mmの穴開け加工も必要です。付属のO-リングでシールするみたいなので、ロックからの雨水の浸入はなさそうです。

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ロック機構は純正のモノよりしっかりしています。一体型になったことで構造が単純化されていますので、たまにグリスアップしてやれば壊れる心配もほとんどなさそうですね。

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実際に取り付けてみます。

始めに、純正のロックを取り外します。3.2mmくらいのドリルで裏側のリヴェットを揉んでやれば簡単に取り外せます。

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新品のロックの取り付け穴と突起部の寸法を確認します。取り付けのためのネジ穴の位置(写真下側)も異なりますね。

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採寸した通りに、パニアケースに正確に穴を開けます。個人でこの加工をするのは、けっこう大変かもしれません。
注意!写真の穴の位置は間違いです。正しくは、もう少し外側に穴の位置を移動し、取り付けのための穴も2箇所開ける必要があります。

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ロックを取り付け、ネジで固定します。O-リングを入れるとロックが浮いてしまったので、液体ガスケットを塗布して組んでみました。余分な穴も塞いでいます。

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で、フタを閉めようとしたところ、フタ側にあるループが干渉してしまいした・・・。なんじゃこりゃ!

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どうやら、ロックはもう少し外側に寄せて取り付けないとダメだったみたいですね。そうなると、ケースの持ち手部分とロックの間に隙間が開いて、取り付け穴ももう1箇所開けないといけません。

自分のパニアケースですので、バリバリッとループを削って対処します。

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できました!

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イイですね、コレ。ロック&リリース操作も確実で、カチッと気持ち良く決まります。これで、もうタイアチューブとはおさらばです。アハハ!

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為替レートと仕入のタイミングにもよりますが、¥5,000(税抜き)くらいで販売できます。もちろん、取り付け作業も承ります。

 

パニアケースのロックに不安のある方は、是非ッ!

R65、パニアケースの取り付け。

R65(2本サス)にお乗りのお客様、今度はパニアケースの取り付けと、ちょっとした作業のご依頼です。有り難いことですッ!

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R65(2本サス)は、パニアステイの取り付け位置も他の2本サスとちょっと違うので、専用のステイを用意する必要があります。が、コレがなかなか中古でも出物がありません。

なので、当店にたまたまあった使用予定のないパニアステイ(リアキャリア付き)を利用することになりました。
お客様の希望で「リアキャリアは不要」とのことなので、ズバッと切断します。ついでに、左右のステイも分割式に変更です。

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ズバッっと切断したら、せっかくなので汚れもキレイに落としてやります。

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で、車体に取り付け。バッチリですね。

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切断して開いた穴には、後日、グロメットを差し込む予定です。そうしないと、雨水が中に浸入しちゃって大変なことになりそうです。

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こちらも、当店にたまたまあった旧タイプのパニアケースです。状態は良くありませんでしたが、

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気合入れてキレイにしたらご覧の通り!しかも、左右セットで鍵付きです!
右パニアケース固定側の鍵穴が回りませんが・・・。

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ついでに、外したシートを見ていたらちょっと後端が変形していたので、

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簡単に修正しておきました。

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で完成です。イエス!

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と喜んでいたのも束の間、

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右側のパニアケースのヒンヂが割れました・・・。

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錆びてヒンヂ部の鉄板が薄くなっていたようです。左側はまだ使えそうですが、同じような錆び具合なので、そう遠くないうちに割れる可能性が高そうです。
幸いにも、SIEBENRROKでヒンヂの取り扱いがあったので、注文しておきます。

続けて、キャブレターのスターター(チョーク)ケーブルの取り外しです。
エアクリーナーケースの取り付け位置がズレていたので、その修正ついでのご依頼です。(作業途中の写真を撮り忘れました・・・。)

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スッキリして、イイですね!

しかし、スターターケーブルをただ外しただけでは、夏場は問題ありませんが、冬場のコールドスタートは不可能です。そこで登場するのが、

ジャーン!

コレは当店オリヂナルの新製品になります。キャブレターに直接取り付けるスターターノブです。コレがあれば、冬場も安心してスターターが使えますね。

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実際に取り付けた感じも、悪くないと思います。

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さらに、エアクリーナーケースの取り付け位置を調整している際に見つけたキャブレターの不具合を直したところ、アイドリングの状態がちょっと気になるようになりました。
今までは少し多めにアイドルアジャストスクリューを締め込んで、回転を上げて誤魔化していたようですが、どうも何かがオカシイ。

てことで、点火時期を確認してみます。

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タイミングマークが見にくいですが、やっぱりちょっと遅れてました。
せっかくなので、点火時期を調整する前に、ポイントギャップも先に確認しておきます。

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確認して正解、ちょっと狭いです。
このタイプのポイントギャップは0.40~0.50mmなので、範囲内にビシッ!と調整してやります。

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ついでに、見にくかったタイミングマークも白く塗っておきます。
こうしておけば点火時期の確認が楽になりますからね。

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というわけで、エンヂンを始動して点火時期を調整して、今回の作業は終了です。

イイですね!ますます調子良くなりました!

 

パニアケースの取り付けから、点火時期の調整まで、何でもご相談くださいッ!