R100R、リアタイアの交換とアレやコレや。

少し前にフロントタイアとオイルプレッシャースウィッチを交換させていただいたR100Rにお乗りのお客様、あれから更にじゃんじゃん走られているそうで、今回はリアタイアの交換とアレやコレやの作業をご依頼にッ!ウホッ!またしても!有り難いことですッ!って、3ヶ月足らずで4,000kmて・・・それ、走りすぎー!ゴイスー!

 

なんでも、「最近、R100Rの調子が良くって、走るのが楽しいんですよー。」とのこと。うんうん、分かります。どこまでも走りたくなっちゃう気持ち、よーく分かります。分かりますけどー!

なーんて、モギーはあんまりツーリングとかしない通勤メインのシティ派ライダーですので、本当はさっぱり分からないんですけどね。オホホー!

てことで、さっそく作業に取り掛かります。まずは、たっぷり積もったブレーキダストをお掃除しまして

ドラムの状態を確認します。走行距離が123,000km!ですので、ドラムは当然磨耗しておりましたが、リアブレーキの使い方がそれほどでもないのかまだ十分使える状態でした。これなら、もうしばらく予備でお持ちのホイールの出番はなさそうですね。

おっし、それではズババッとタイアを交換して・・・

と、いきたいところなんですが、リムをキレイにするのはけっこう手間が掛かりまして

「ヒエッ!こんだけやっても、まだハーフ&ハーフ・・・!」

という大変な苦労を経て、ようやくタイアを交換することができるのです。(ここまで、一部コピペ)

そうしましたら、お次はブレーキです。

外した部品をビシッとキレイにして

グリスアップして元に戻します。クイックイッと軽~くなりますようにー。

あ、ブレーキカムとアームの間にあるフェルトのスペーサーがペラペラに薄くなっていましたので、フカフカの新品に交換しておきました。(チャリン♪)

ブレーキシューの残りも十分ですし、良いんじゃあないでしょうかッ!

ハイ、できました。

で、フォークオイルもササッと交換します。

オイルの量も汚れ具合も、問題なさそうでした。グッド!

さらに、クラッチリリース周りもビシッと整備します。

さすがに走行距離が123,000kmともなると、クラッチリリースアームのアジャスターの調整代(しろ)がほとんど残ってないですね。外から厚みを点検できないのでアレですが、そろそろクラッチ板の交換時期が近いのかも?しれません。使い方次第では、クラッチ板は100,000~150,000kmは持つと聞いたことがありますが、実際に見てみないと分からないトコロですので・・・その・・・遠くないうちに・・・あの・・・お覚悟をッ!

ちなみに、クラッチレヴァー側のアジャスターはこんな感じでした。レヴァー側の調整で、あとどれくらい使えるのかは・・・神のみぞ知るッ!のかもしれないッ!

あとは、位置が気になるというフューエルフィルターを

少し後方にズラせば

作業終~了~。

 

ということで、この度はリアタイアの交換とアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!すでに次のブログのネタもご提供いただくほど、じゃんじゃん走りにお出掛けされているのは存じておりますが、この時期の暑さはライダーにもバイクにも大変厳しいものとなっておりますので、休憩&水分補給を忘れず、なるべく涼しい時間帯と場所を狙ってお楽しみいただければと思います。これからが夏本番ッ!ですので。また何かありましたらお気軽にご相談を!

 

リアタイアの交換や、フォークオイルの交換、クラッチリリース周りの整備等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100Trad、キャブレターのO/H。

夏頃に車検と名義変更のご相談のあったR100Tradにお乗りのお客様、その後、ご自身で車検を通されて乗り出せるようになったそうなんですが、「キャブレターの調子が・・・?」とのことでご来店くださいました。ウホ!お問い合わせからのご依頼!これまた有り難いことですッ!

 

こちらのR100Trad、ご友人から譲り受けたモノだそうで、そのご友人に質問しても「アレコレ手を加えられているのに、整備履歴についてはサッパリ覚えていないとのこと・・・」らしく、車輌の状態が良いのか悪いのか分からないそうです。不動期間は1~2年みたいですが、保管状態はあまり良くなかったのだとか。うーん、どうなんでしょう・・・?

DSC_0486

さっそく、その場でバラバラにズレていたアイドリングの調整と同調を取り

DSC_0490

お客様に試乗してもらいましたが・・・

wait

「スロットルの開け始めは良くなりましたが、まったく吹け上がりません!」だって。知らんがな・・・じゃなくて、これはもうキャブレターをビシッと点検するしかなさそうです。同調だけというお話だったハズなのにー!

doushiroto

 

~一時間後~

結局、車輌をお預かりしてキャブレターをO/Hさせていただくことになりました。モギーも試乗してみましたが、確かに3,000rpmから上の加速感がまったくなく、キレイに吹け上がってくれませんでした。こんな症状もあるのかッ!信じられんッ!

DSC_0494

キャブレターを分解してみると、フロートチャンバーに小さなゴミが溜まっているッ!(オーヴァーフローパイプも完全に詰まってました。)

DSC_0498

メインジェットホルダーの奥には謎の堆積物がッ!

DSC_0504

こりゃ、やるしかないッ!

DSC_0517

つか、不動期間1~2年でこんなになるものかしら?ひょっとして、ずっと調子の悪い車輌だったんじゃ・・・?

DSC_0527

今日中に引き取りにいらっしゃるので、急いでジャブジャブ&ゴシゴシと洗浄します。ウォー!

DSC_0536

もちろん、各部の点検も抜かりなしです。右側キャブレターのジェットニードルとニードルジェットに磨耗がありましたので、こちらは新品に交換します。その他のジェット類やダイアフラムなんかは特に問題なさそうでした。各部の通路もキレイに通っていることを確認しています。

DSC_0544

ズババッと元通りに組み立てて、少し低かった油面もビシッと調整ッ!

DSC_0552

ハイ、できました。オ~ゥ、ピカピカー!

DSC_0561

せっかくキャブレターをO/Hしましたので、フューエルホースも交換させていただきます。なんか気になるんですよね・・・。

DSC_0564

念のためガソリンタンクの中も確認しようと思ったら、キャップがスンゴイことにッ!ギャー!

DSC_0572

なので、ピカピカにしておきました。フゥ、焦ったー。

DSC_0580

そして、タンクの中を覗いてみますと・・・グッ、こりゃヒドイ・・・!

DSC_0591

お客様にお聞きしたところ、これでも一度洗浄されているそうですが、この状態だとまたすぐにゴミと錆が出てくると思います。このタンクをどうこうするよりは、中古良品のタンクを探して交換したほうが安く上がりますし、安心してお使いいただけるかと。しばらくお使いになるようでしたら、定期的に点検&洗浄していただくのが良さそうです。やっぱり、不動期間の前からおかしなことになっていたみたいですね・・・。

DSC_0597

中古品で恐縮ですが、後付けのフィルターをクリアタイプに交換しておきましたので、燃料系の異常にも気付きやすく?なるかもしれません。ときどき点検してみてください。あ、スパークプラグも交換し、スロットルケーブルもグリスアップしておきました。

DSC_0570

 

ということで、この度はキャブレターのO/Hのご依頼、有り難うございましたッ!時間が足りず、試乗しての確認まではできませんでしたが、アイドリングの調整も同調も上手くできましたし、吹け上がりも良くなったように感じました。とりあえずこの状態でお乗りいただき、少しずつ点検&整備を進めていただければと思います。エアフィルターの汚れ具合を見ても、あまり整備はされていなかったような気がしますので・・・。また何かありましたらご相談ください!

 

キャブレターの調整から点検、O/Hまで、諸々承っております。ご相談くださいッ!