ワガママなR80、LED化とオルタネーターの交換。

「信号待ちでエンヂンが止まってしまいました。」と慌ててご連絡くださったワガママなR80にお乗りのお客様、フォグランプを取り付けたことで充電不足に陥ってしまったようで、オルタネーターの交換にご来店になりました。だからあれほどッ!でも、有り難いことですッ!と同時に、

 

「後方へのアピールのためにLED化したいです。」

 

だって。いやん、やっぱりワガママなお方・・・。ズキューン!

anago

 

てことで、まずはテイルランプとウィンカーのLED化から取り掛かります。

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LEDウィンカーキットは輸入屋ビーマーさん取り扱いのモノを使用しました。現在はモノサス用LEDテイルランプボードの取り扱いはないそうなので別途手配しましたが、今後、取り扱いを検討してくれるとのこと。有り難いことですッ!

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ウィンカーのLED化はけっこう大変だと思うんですが、このキットには必要な部品がすべて揃っていて、説明書も付属しているので作業自体は難しくないですね。ウィンカーリレイは交換するだけですし(ハーネスは短く処理しています)

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インヂケーターを点灯させるための配線加工がちょっと大変なくらいでした。

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ほとんどハーネスも太ることなく仕上がっています。フフフ。ハーネステープでグルグル巻いてるのがアレですが。(不可抗力)

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できました。さすがLED!パッパッと点灯、点滅しているッ!

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(動画でご覧いただけます。)

鬼門のインヂケーターもちゃんと点滅しました。

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ついでに、ポジションランプもLED化しています。

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うーん、LED化した灯火類のこの明るさ、イイですね~。しかも、テスターで測定してみてもほとんど電圧降下していないのがスゴイです。これなら、増設したフォグランプによるオルタネーターへの負荷を軽減するのにも一役買いそうです。

続いて、ちょっと手間の掛かるオルターネーターを交換します。そもそも、モギーの消費電力の見積りが甘かったんじゃないかという疑惑もありますが、それはそれ。(本当に申し訳ありません。反省しております・・・。)

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今回使用するのはEME製の400Wオルタネーターキットです。

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レギュレーターを交換しまして

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ダイオードボードと

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ローターコイルも交換します。ココまではチョチョイのチョイですね。

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ただ、ステーターコイルはハウジングから元のコイルを取り外して入れ替えなければならないので、これがちょっとアレですね。

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はんだ付けがイマイチですが、しっかり接続して新しいステーターコイルになりました。どうかな~?

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できました。

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動作もバッチリです。イエス!

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(動画でご覧いただけます。)

ヘッドライトとフォグランプを点灯すると、さすがにアイドリング時の1,000rpm程度では12.1Vくらいまで電圧降下しますが、2,000rpmくらいでバッテリーの電圧12.6Vに到達し、3,000rpmから13Vを超えてきますので、通常の走行状態であればもうバッテリーが上がることはないと思います。それでも、都内の走行でストップ&ゴーを繰り返すような場合は、信号待ちではどちらかを消灯するなどしたほうが安心です。ちょっと面倒かもしれませんが、こまめに消灯してあげてください。つか、フォグランプ、恐るべし・・・。

あと、「ハンドルのミラーが邪魔なんです。」とおっしゃるので、ミラーをエンヂンガード上に取り付けました。モノはホンダ純正のカブ用ミラー。取り付け位置の都合で視界に制限はありますが、意外にもブレずにクッキリと後方確認できました。良いんじゃないでしょうかッ!

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ということで、この度もまたまた色々とご依頼くださり、有り難うございましたッ!LED化とオルタネーターの交換でバッテリーへの負担はかなり軽減できましたので、夜道もピカーッと照らしながらブォンブォン走っていただければと思います。もし、また何かあるようでしたら責任を持って対応させていただきますので、遠慮なくご連絡ください。バイクに乗るのが楽しい季節になってまいりましたので、存分にお楽しみを!

 

灯火類のLED化や、発電不足のオルタネーターの交換、社外品ミラーの取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

ワガママなR80、ヴァルヴクリアランスの調整とオイル交換。

「最近、ちょっと忙しくて走れていないんです。」というワガママなR80にお乗りのお客様、ようやくシリンダーヘッドをO/Hしてから1,000kmほどになったそうで、ヴァルヴクリアランスの調整とオイル交換にご来店くださいました。今回はワガママ・オーダーじゃないんスね。ホッ。

 

シリンダーヘッドをO/Hしたときはヴァルヴクリアランスを広めに調整することになっており、1,000km走行後から通常の規定値での調整となります。初期馴染みのためかクリアランスが狭くなるようで、こちらの車輌も通常の規定値よりわずかに狭くなっていました。

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以降は5,000~10,000km(もしくは車検ごと)にヴァルヴクリアランスを点検&調整すれば十分だと思いますので、オイルもキッチリ交換しましたし、ジャンジャン走っちゃってください!

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と、コレだけかと思ったら、しっかりワガママ・オーダーの予告をされてお帰りになりました。ズコー。

zuko

 

ということで、この度はヴァルヴクリアランスの調整とオイル交換にご来店いただき、有り難うございましたッ!ワガママ・オーダーの下調べもしておきますので、もうしばらくお待ちください。

 

ヴァルヴクリアランスの点検&調整とオイル交換も承っております。ご連絡くださいッ!

ワガママなR80、サイレンサーの交換。

昨年の年末に「もう少し、マフラーの音を元気にしたいですね。」とのことで、H管を取り付けさせていただいたR80にお乗りのお客様、新年早々、またしても「このサイレンサー、試してみたいですね。」と某社のサイレンサーの取り付けについてお問い合わせくださいました。どうも、まだ元気さが足りないようです。またかッ!でも、有り難いことですッ!

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で、ご希望のサイレンサーについてお伺いしてみると、どうやら汎用品らしく、取り付けにはけっこう手間が掛かりそうでした。サイレンサーの差込部の径は問題ないようでしたが、取り付けのためのステイがどうなっているか不明で、サイレンサーの位置、角度、それに音質と音量など、実際に現物を合わせてみないとわからないコトだらけ。当店では大掛かりな加工はできませんので、金属加工屋さんに頼まなければならないとなると、当然、納期もそれなりに掛かってしまいます。これで出来上がりに満足できなかったとしたら・・・、かなりのギャンブルです。イヤな予感しかしないッ!

なので、モノサス用として販売されているサイレンサーをオススメしたところ

 

「分かりました、すぐ注文してください。また送料が掛かっても構いませんから。」

 

だって!もう、どうにでもして・・・。

anago

てことで、英国moto-binsからモノサス用Sito製サイレンサーが届きましたので、さっそく交換します。価格は£215.00、現在(2016/1/7)のレートで¥44,000(税抜)くらいになりました。

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純正サイレンサーと比べると長さは10cmほど長くなり、エンド部が2本サスのような形状になります。純正2.24kgに対し2.86kgと、重さは片側で600gほど増えました。H管で軽量化できた分が少し減っちゃいましたね。

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できました。

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専用設計だけあってポン付けです。イタリアン・クオリィティに不安はありましたが、まったく問題ありません。しかも、サイレンサーが長くなって、なんだかとってもカッコイイ~!

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交換前よりも、リア周りの印象がグッと良くなった気がしますよね?ハイ、します。

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気になる音質は純正と似た雰囲気で良さそうな感じですし、音量もうるさいと感じるほどではありません。個人的には、見た目も含め良い選択だったと思います。店の中ではありましが、エンヂンを始動したときのお客様の感想も「良いですね。音が元気になりました。」と、ご満足いただいた様子。気に入ってもらえて良かったー!ホッ。

ということで、あとはブォンブォン走っていただいて、さらに元気になったマフラーからのサウンドをお楽しみくださいッ!この度はサイレンサーのご注文&取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!また何かありましたら、遠慮なくご相談ください。しばらくはワガママもなくなりそうですが・・・?(複雑)

 

社外品サイレンサーの取り寄せ&取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

長期不動のR80、夢から覚めて。(その4)

無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めている最中に売れてしまったちょっと前に仕入れた長期不動のR80、お客様のワガママ・オーダー(追加の作業)にもビシッと応え、かなりお客様好みの車輌に仕上げたハズでしたが・・・

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注)
こちらの車輌、少し前に納車も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

「もう少し、マフラーの音を元気にしたいですね。」と、またまたまたまたまた落ち着いた口調でお客様がおっしゃるので、ソッコーで英国moto-bins取り扱いのモノサス用のH管を注文、交換することになりました。

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普段、送料を圧縮するためある程度必要な部品がまとまってから海外への注文を入れるようにしているんですが、これも「お客様のために、イッツ・モギーモータース」という当店のポリシーによるもの。(あざとい宣伝)
当然、当初はもう少しお待ちいただくようお伝えしていたんですが

「すぐ欲しいです。送料が掛かっても構いませんから。」

となれば、注文しないわけにはまいりません。いやん、この人もカコイイ・・・。

anago

ちなみに、取り外したコレクターボックス、重量は3.5kgほどありました。急いで交換してしまったのでH管の重量は測定していませんが、およそ3kgくらいの軽量化になりそうです。

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ついでに、こちらの提案で取り付けさせていただいた社外品のサイドスタンドですが、タンデムステップを下ろしたときに干渉するとのことで、上方向にズラしました。なぜ取り付けたときに気付かん!俺のアホー!

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本来、タンデムステップは下側の穴に取り付けられており、フレームに設けられた突起(回り止め)によって位置決めされていますので、かなりしっかり締め付けましたが、もしクルッと回るようでしたらあらためてご相談ください。

で、こうなりました。バッチリですね!

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とうことで、さらなるワガママ・オーダー(追加の作業)とタンデムステップの位置調整(モギーのミス)にもビシッとお応えできました。

 

それにしても、ついこの前納車したばかりだと言うのに、なぜもう少し待てないッ!なぜッ!でも、H管取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!お客様のご希望通り、ちょっとハジけるような感じの音になったと思います。ちょっと寒いですが、ガンガン走りに出掛けちゃってください!これで、しばらくはワガママもなくなりますかね?(少し期待)

 

モノサス用H管の取り付けや、サイドスタンド変更によるタンデムステップの位置調整も、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、夢から覚めて。(その3)

無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めている最中に売れてしまったちょっと前に仕入れた長期不動のR80、お客様のワガママ・オーダー(追加の作業)を進めています。

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注)
こちらの車輌、少し前に納車も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

この時期(12/16現在)、塗装屋さんも少し忙しいようで、予定よりも5日ほど遅れてホウィールが届きました。お忙しい中、有り難うございましたッ!

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てことで、まずはフロントホウィールをアツアツに温めて、ベアリングを挿入します。

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アクスルシャフトもスッと入りましたので、クルクル回るんじゃあないでしょうかッ!

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ホウィールが冷えるのを待ってブレーキディスクを取り付けて

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タイアも取り付ければ、できあがりです。

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リア側もバッチリ!です。

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オォ!グッと引き締まりましたね!

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ホウィールも戻しましたので、パニアステイもしっかり取り付けます。リフトがあればタイアを下に抜いて外せるんですが、当店、未だ導入するに及ばず・・・。

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おっし、来年はバイク用のリフトを買おう!(お仕事ください)

で、こちらはお客様のワガママ(ご要望)ではなかったんですが、ちょうど別のお客様からの委託販売を受けていた社外品のサイドスタンドがありましたので、取り付けさせていただきました。

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横から見てもご覧の通りですが

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ちょっと上から見比べると、純正のサイドスタンドがかなり出しづらい位置にあることが分かると思います。しかも、この位置で自動戻り式だっつうんですから、背の高いドイツ人ならいざ知らず、フツーの人にはちょっとキツイですよね。

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コレはSurefoot製のモノサス用で、英国moto-binsでも取り扱いがあります。取り寄せることもできますので、純正スタンドの使い勝手にお困りの方、ご相談ください。

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と、宣伝もソコソコに、しっかり取り付けできました。スタンドを出すのも戻すのもかなり容易になりましたので、お客様にも喜んでもらえそうです。グッジョブ、俺!

けっこう隙間を空けてるのに、スタンドを上げたときになぜかゴツッと当たる不思議もありましたが、何度か調整してパニアケースとのクリアランスもバッチリになってます。

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もちろん、純正のサイドスタンドは取り外しています。スッキリ!

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ということで、すべてのワガママ・オーダーに応え、作業終~了~。

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イイですね!

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つか、大きな変更はホウィールとフォークブーツくらいなのに、グッとカッコ良くなりました!しかも、パニアケースが付くとなぜかよりカッコ良く見えるというッ!オレンヂ色のリフレクターがポイントかしら?

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それにしても、このセンタースタンドのヤジロベー感ったら、ハンパないですね。パニアケースの重さ程度(片側約3kg)で後に下がるんですから。どんだけセンターに位置してんのよ!

ちなみに、コレがワガママ・オーダーをいただく前の状態です。アレレ?こんなだったかしら?(何、この敗北感・・・。)

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ハンドルのゆったりした感じと相まって、パニアケースの迫力も良い感じです。うーん、これはイイッ!

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ということで、予定より少し遅くなってしまいましたが、なんとかツーリングの前に間に合わせることができました。この度は、10年ぶりの大型バイクに当店のR80を選んでいただき、また追加の作業までご依頼いただき、本当に有り難うございましたッ!しっかり整備&修理&追加作業したつもりですので、しばらく手は掛からないと思いますが、何かありましたら全力でサポートしますので、初めてのフラットツインのBMWを存分にお楽しみくださいッ!

 

(続く)

 

整備と修理だけでなく、車輌の販売、ワガママ・オーダーへの対応も行っております。2V-OHVのBMWにご興味のある方、ちょっとワガママしたい方、ご相談くださいッ!

 

オマケ

そして、無事に納車してホッとするモギー(右)と、喜びのあまり深く深く頭(こうべ)を垂れてしまうお客様(左)。てか、なぜ夜にッ!なぜ明るい時間まで待てないッ!

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オマケ(その2)

~二日後~

R80の納車に全力投球した結果、他のスケジュールがキツキツになったモギーモータースの土曜日の午後、何やら美味しそうな写真がメールで届きました。

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まるで自宅のリヴィングでくつろぐかのようなR80にお乗りのお客様(顔出しNG)と

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相変わらずの薄着っぷりでいらっしゃるR100RSにお乗りのお客様(勝手に顔出し)。

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クッソ、楽しそう・・・。

(撮影:顔出しNGのR65にお乗りのお客様)

長期不動のR80、夢から覚めて。(その2)

無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めている最中に売れてしまったちょっと前に仕入れた長期不動のR80、お客様のワガママ・オーダー(追加の作業)を進めています。

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注)
こちらの車輌、少し前に納車も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

手間の掛かりそうな作業はほぼ終わりましたので、ホウィールが塗装から戻る前にもう少しできる作業を進めます。

ということで、「パニアケースも付けたいですね。」と、またまたまたまた落ち着いた口調でお客様がおっしゃっていたので、在庫のパニアステイの取り付けからスタートです。

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が、そのままではリアサスペンションに干渉してしまいます。アレレ?こんなだったかな?

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別のステイを試したところ、コレは十分なクリアランスでしたので、こっちを採用します。

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しっかり固定できました。(反対側はホウィールが届いてからになります。)

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で、パニアケースにもちょっと小細工します。たまたまですが、このパニアケースのキーシリンダーはメインキーでも回ったんですが、わずかに引っ掛かりがありましたので(中央、上下2箇所の突起)

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キーシリンダーを抜いて突起を削ってやります。これで、イグニッションスウィッチからハンドルロック、タンクキャップにシートロック、そしてパニアケースまで1つのキーで操作できるようになります。ヤッタネ!

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ちなみに、コレがオリヂナルのキーを挿し込んだ状態です。シリンダーの抜け止めの突起以外、中のコマが出ていませんね。

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さらに、注文していたブレーキホースも届いたので交換します。ハンドルを交換したことで、取り回しがかなり窮屈&長さ不足でしたので。

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良いんじゃないでしょうかッ!

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と、ちょっとドタバタと作業を進めていると、いつものように冷やかしに来たR100RSにお乗りのお客様がモギーの必死の制止も聞かずに

「うっせぇ!オレが先に乗るんだい!」

と、お買い上げくださったお客様よりも先にR80に手垢を付けるという非常事態にッ!なんということだッ!あんだけツネってやったのに、まだ分からんのかー!

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クッソ、良い笑顔・・・。

あ、R65にお乗りのお客様まで!おやめくださいー!

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といった感じで、着々と作業は進んでおります。あとは届いたホウィールにタイアを履かせて取り付ければOKです。近く、R65にお乗りのお客様とR100RSにお乗りのお客様と、このR80でツーリングに行くとのことですので、なんとか間に合わせられるようにしますので、もうしばらくお待ちください。ときどき?しばしば?ジャマが入りますが・・・。

それにしても、お三人の仲の良さは、ちょっと嫉妬しそうなほど睦まじいですね!見ているこちらも楽しくなります。イイっすね!

 

(続く)

 

パニアケースの取り付けとキー合わせ、ブレーキホースの交換も、承っております。ご相談くださいッ!

長期不動のR80、夢から覚めて。

無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めている最中に売れてしまったちょっと前に仕入れた長期不動のR80、お客様のワガママ・オーダー(追加の作業)を進めます。

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注)
こちらの車輌、少し前に納車も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

まずは、「やっぱりホウィールは黒くしたいですね。」と落ち着いた口調でお客様がおっしゃるので

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ホウィールを外し、タイアも外します。

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フロントホウィールはベアリングも抜いておきます。色とマスキングの指示書と一緒に発送すれば、あとは塗装屋さんにお任せとなります。

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ホウィールの塗装には2週間ほど掛かりますので、塗装から戻るまでの間に他の作業を進めます。

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ということで、アレの取り付けです。

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エンヂンガードを外すのがモギーモータース・スタイルなんですが、お客様がどうしてもとおっしゃれば取り付けることもやぶさかではありません。

エンヂンガードの取り付けと同時に「フォグランプも付けたいです。」と、また落ち着いた口調でお客様がおっしゃるので、たまたま当店に転がっていた廃棄予定の・・・じゃなくて、大事に大事に保管していた秘蔵のフォグランプをご用意しました。もちろん、分解してキレイにしてます。オゥ~、ビューティフォ~!

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バルブも点検しておきます。オッ!H2バルブ!

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ハーネスを長く作り直しておいて

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エンヂンガードに配線を通す穴を開けるため、フォグランプを組み立てて仮組みしてみます。ウホッ!なんかイイじゃない!

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で、グリグリ、シュッシュッと穴を開け、エンヂンガードの準備ができたので、配線を通します。フォグランプのON/OFFスウィッチも良い位置に付いたッ!

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おっし!それではレンズを戻しまして・・・

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ガーン。割れとるー。

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It is no use crying over spilt milk!(覆水盆に返らず!)

覆水盆に返らず:
太公望が周に仕官する前、ある女と結婚したが太公望は仕事もせずに本ばかり読んでいたので離縁された。太公望が周から斉に封ぜられ、顕位に上ると女は太公望に復縁を申し出た。太公望は盆の上に水の入った器を持ってきて、器の水を床にこぼして、「この水を盆の上に戻してみよ。」と言った。女はやってみたが当然できなかった。太公望はそれを見て、「一度こぼれた水は二度と盆の上に戻る事は無い。それと同じように私とお前との間も元に戻る事はありえないのだッ!」と復縁を断ったという故事による。(Wikipediaより)

などと諺の勉強もできる当店ブログ、じゃなくて起こしたミスを嘆いていても先へ進めないので、とりあえずハウジングだけ取り付けます。配線もスッキリできました。

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つか、なぜ割れたし!うわぁーん!

気持ちを切り替え、お次は「フォークブーツも取り付けできますか?」と、またまた落ち着いた口調でお客様がおっしゃていたフォークブーツの取り付けです。

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このタイプのヘッドライトステイには回り止めのロールピンが打ち込んであるんですが、フォークブーツを取り付ける際にはもう少し打ち込むことで

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ブーツの回り止め&空気穴として利用できます。

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できました。モノサスには、2本サスでよく使われるモノよりもヒダの少ないコッチが合いますね。

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さらに、「ハンドルも、もう少しゆったりした感じにしたいですね。」と、またまたまた落ち着いた口調でお客様がおっしゃっていたので交換します。

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今まで付いていたハンドルよりも幅広で、高さも数cmアップになりますので、ケーブル類も交換します。意外と大変です。

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パイプ径が独特なため選択肢のほとんどないハンドルですが、英国moto-binsから取り寄せたこのハンドル、アリだと思いますッ!

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オ~!ホウィールはないけど、なんかカッコ良くなりそう!

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あ、フォグランプのレンズも作業途中で届いたんで取り付けました。もちろん、しっかり点灯も確認済みです。おまけにもう1個予備が確保できたので、1回だけならレンズを割ってもOKですよ!(怪我の功名・・・)

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といった感じで、着々と作業は進んでおります。ホウィールが届くまでもうしばらく掛かりそうですが、届き次第納車できるように努めますので、それまでの間、10年振りの大型バイクへの想いをモンモンと募らせながらお待ちいただければと思います。キッチリ仕上げますよー!

 

(続く)

 

「ホウィールを塗り替えたい」、「アレも付けたい」、「コレも付けたい」といったワガママ・オーダーにも、できる限り対応させていただきます。ご相談くださいッ!

長期不動のR80、夢の中?

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めていましたが・・・実は・・・

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チョイチョイ作業のご依頼に来てくださるR65にお乗りのお客様が、なんとご友人を紹介してくださいまして、しかもそのご友人ときたら「じゃ、コレください。」だって!

「まさか・・・夢・・・じゃないのか?・・・夢なら・・・覚めないで!」

てことで、思いっ切りホッペをツネってみました。

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お客様「やーめーてー。」

あ、メンゴ、メンゴ。気が動転してツネる相手を間違えてしまいました。しかもこの人、買ってくれたお客様じゃあないッ!誰ですかッ!

お客様じゃあない
ジョジョの奇妙な冒険より

気を取り直し、今度はお客様に思いっ切りツネってもらいましたが、まったく痛くありません。(優しさ)

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モギー「ん?やっぱり夢か・・・?」

 

という茶番は置いといて、本当にお買い上げいただきました。バンザイ!

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となれば、(お客様の気が変わる前に)さっそくナンバープレートを外し、名義変更へと走ります。ゴー!俺、ゴー!

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こんなとき、いつもより速く走れるのはなぜなんでしょうか?フヒヒ。

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つか、品川の陸運局に初めて行きましたが、閉館時間が早いんですね。危うく門前払いされそうになりましたが、無事、名義変更することができました。

 

しかし、このお買い上げくださったお客様ったら

「あ、アレも付けてください。」
「あ、あとアレも変えて欲しいです。」
「ああ、アレも付けてコレも変えられますかね?」

と、ワガママ放題ッ!コンニャロー!(良い意味で)

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しっかりやりますので、納車までもう少しお待ちいただければと思います。この度は当店の記念すべき1台目の車輌をお買い上げいただき、有り難うございましたッ!また、追加の作業までご依頼くださり、重ねて有り難うございましたッ!ウォー!

 

(続く)

 

整備と修理だけでなく、車輌の販売も行っております。2V-OHVのBMWにご興味のある方、ご相談くださいッ!

CBRに乗っているアノ人も絶賛。

HONDA CBR1000RR、世界のホンダが生んだスーパースポーツバイクのフラッグシップモデル。走ることを追求した、公道を走る戦闘機のようなマシン。いつか私も乗ってみたい・・・。

と思っていたら(ウソ)、3週間ほど前に車で遊びに来てくれた兄が、今日はCBR1000RRで来てくれました。

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お互いに独立して家庭を持つようになり、なかなか会う機会も作りにくくなりましたが、まだまだ売り上げの伸びない弟の店を案じてこうして会いに来てくれるのは、本当に嬉しいものです。
といっても、兄の目的は興味を覚え始めた2V-OHVのBMWの試乗なんですけどね。

てことで、販売予定のR80(モノサス)に試乗してもらいました。ドキドキ。

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で、近所の試乗できそうな道を30分ほど一緒に走り、店に戻って話を聞くと

「面白れぇよ、コレ!何、ビーエムってこんな面白れぇの?すげぇ軽りぃじゃん!」

と大喜び。ホッ。
修理や整備といったイジる方が好きな自分と違い、兄は走ることへの興味が強いタイプなので、かなり乗り味にはウルサイほうですが、

「いや、コレはコレで完成してんよ。なんかモタードみたいに振り回せそうな感じだよな!ウーン、面白れぇわ!」

とのこと。実際、峠に早朝に行って走り込んだりしてたみたいなので、走りのレヴェルはそれなりに高いよう。「昔、まだCBRを上手く乗りこなせてなかった頃、峠でどうしても追い越せなかったジジイ(ご年配の方)のビーエムが速かった理由がちょっと分かったわ!」と興奮気味に話してくれました。

ついでに、こっちのR100RS(2本サス)にも乗ってもらいました。まだ整備途中のためダメ出しされる気はしましたが、モノサスとの違いを知ってもらうには十分かと思いまして。

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すると、意外にも

「なんだよ、コッチも面白れぇじゃん!特に40km/hチョイくらいのエンヂンの感じは、こっちのほうが好きかもな!」

と、これまた大喜び。ただ、

「フロントはちゃんと曲がってく感じなのに、リアがなんか遅れてくるんだよ。昔悩んだCBRのときと同じ。こりゃ、リアのセッティングをさ、ちょっと・・・何?調整できねぇの?イヤ、アレをちょっとアレしてやれば全然乗りやすくなるぜ?何、分かんねぇの?バイク屋だろ?あと、ブレーキが利かねぇよな!」

と、お説教・・・。ダンパーが抜けてフワンフワンしてること、代わりのサスペンション(高価)が在庫にないこと、まだ整備途中であることを伝え納得してもらいましたが、

「でもコレ、リアサスやったら絶対もっと良くなるだろ。そしたら、アレ(R80)みたいにはなんねぇけど、もっと乗りやすくなるよ。なぁ?何、分かんねぇの?バイク屋だろ?」

と、アドヴァイス(叱責)も忘れない優しい兄。感謝です。

というわけで、まさか速さを重視する兄が、製造から30~40年経つような古いBMWをこんなに気に入ってくれるとは思いもしませんでした。また、ほとんどBMWに興味のなかったハズなのに、「コレ(R80)、絶対売れんだろ?金があったら俺も買って通勤に使いたいわ。」と言ってくれたことで、2V-OHVの魅力を再確認することもできました。試乗を楽しんだ兄だけでなく、自分にとっても非常に有意義な時間になりました。

こうなりゃ、しっかり整備して、高価なリアサスペンションも奢ってやって、あらためて試乗&サスペンションセッティングもお願いしようかな。ヨロスィク、兄さん!

 

CBR1000RRにお乗りの方や、2V-OHVのBMWにご興味のある方、お気軽に試乗にお越しくださいッ!

 

オマケ

ついでに、自分のもう一台の愛車であるドリーム50に乗ってもらったところ

dream50

「何、コレ?すげぇ面白れぇじゃんか!」と、これまた喜んでくれました。
ひょっとして、バイクなら何でも喜んでくれるんじゃ・・・?

長期不動のR80、ニュートラルスウィッチの交換。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めています。

そこそこ試乗も繰り返し、かなり良い仕上がりになったことを確認できていましたが・・・

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ガーン。ニュートラルスウィッチからオイル漏れがッ!

てことで、さっそく交換します。まずはオイルを抜きまして
(当然ですが、オイルの状態は良好ですね。つか、もったいない・・・。)

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スウィッチにアクセスしやすいようにサイレンサーとコレクターボックスを取り外します。頑張って磨いたのでピカピカです。

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エンヂンをジャッキアップしておいて

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エンヂンマウントを抜きます。長期不動車だった割りには、錆びもなく良好でした。

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で、このスリーヴを取り外します。

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取り外したスリーヴを手に取ると、スウィッチから漏れたオイルでかなり濡れてました。
キレイにするついでに、スリーヴの両端面とエンヂン側の取り付け面もキレイに均しておきます。こうしておくと、取り付けるときに割りとすんなりスリーヴが収まります。

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手が入りにくい場所で作業しづらいんですが、コネクターを抜いてやればスウィッチを取り外せるようになります。

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コネクターも、とってもオイリーです。

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しくじった本人が言うのも非常にアレですが、純正のスウィッチは柔らかいアルミ製ボディなんで、ちょっと強く締めすぎたり、工具を上手く掛けられなかったりすると、樹脂との間に隙間を生じてしまい、ソコから漏れてきちゃうんですよね。端子の取り付け具合もちょっと繊細ですし。(言い訳&反省)

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新しいスウィッチを取り付け、オイル漏れしないようしっかり締め付けます。締め付けすぎを恐れるあまり、取り付けが甘くなって漏れるようでは本末転倒ですから。ドキドキ。

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英国のmoto-binsで取り扱っている対策品(真鍮製)ならこういうトラブルは起きにくいと思いますので、安心かもしれません。実際、自分の車輌でも5年ほど使用していますが、今のところ漏れや滲みもありませんから、数年で漏れてくる純正よりも長持ちしそうな気もします。
近々、仕入れてみようかしら。

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というわけで、スウィッチの交換もできたので、逆の手順で元に戻していきます。

スリーヴを取り付けて、エンヂンマウントボルトを通す穴をビシッと揃えたら

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エンヂンマウントボルトを挿入し、規定トルクでナットをしっかり締め付けます。

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これで作業は終了です。
またしばらく試乗してみて、オイル漏れがなくなっていれば良いんですが。

 

(続く)

 

よく漏れるニュートラルスウィッチの交換も、承っておりますッ!