ご近所にお住まいというR65LSにお乗りのお客様、どのくらいご近所かといいますと、当店が新吉田町5000番台のところ、お客様はX000番台・・・という個人情報の流出は置いといて、「エンヂンの始動性が悪く、片肺のような症状になることもあるのですが・・・?」とのことでご来店にッ!ワォ、ワォ!ご近所さん、キター!有り難いことですッ!
こちらのお客様、けっこう長くこのR65LSを所有されているそうなんですが、年間の走行距離はそれほど多くないらしく、メーターは37,000kmくらいでした。う~ん、状態も良いみたいですし、まだまだ楽しんで欲しいですね~。こりゃ、ビシッっと問題を解決せねば!
てことで、さっそく作業に取り掛かります。お預かりしたあとにエンヂンを掛けてみましたが、キャブレターの同調を調整しようとしても、確かにちょっと左右の爆発具合に違和感があって上手くできませんでしたので
エンヂンが冷えるのを待って、ヴァルヴクリアランスを点検&調整してみました。右シリンダーのEX側以外のクリアランスがちょっと広いかなといったくらいで、スラスト方向のクリアランスも規定値内にあり、ココに問題はなかったようです。アララ。
スパークプラグはちょっとビミョーでしたので交換させていただきました。プラグの焼け具合が左右でずいぶん違いますので、やっぱり左右で燃焼状態がズレていたみたいですね。
点火時期も点検しましたが、こちらも問題なし。エンヂン前側からのオイル漏れもありませんでした。アララ。
で、あらためてエンヂンを掛けてみますが・・・、まーだ何かがオカシイ!上手く同調が取れないー!
エアフィルターを点検してもキレイなもんですし、となると・・・あとはキャブレターかしら?
アレやコレや点検しちゃう?でも、めんどくない?めんどくなくなくない?なくなくなくなくなーい!ヨー、セイッ!
(めんどう)ダーヨーネー!
と、普段の落ち着いたモギーらしからぬラップ調でお届けしていますが、ビシィっと点検して不調の原因も判明しました。どうも、左キャブレターのスロージェットの締め込みが甘かったみたいです。ズコー。って、ほとんどトラップやんけー!つか、EAST END x YURIって、チョーなついわ!(23年前)
ラップとトラップを掛けたモギーの言葉遊びの見事さもアレですが、スロージェットをしっかり締め込んだあとの同調の調整の見事さも、かなりアレですなぁ。フヒヒ。
おっし、バッチグー!
~翌日~
作業が終わったのが夜で、しかも外は雨が降っていましたので、お客様が引き取りにいらっしゃる前に軽く試乗してみましたが・・・やっぱりバッチグー!でした。イエース!
ただ、お客様もご存知の通り、タイアがなかなかの年代モノとなっておりますねー。
溝も残っていますし、ゴムも不思議と十分な柔らかさが残っていますが、そろそろ?交換してもよろしいかと思います。
もう少し年間の走行距離を延ばされまして、是非、ご検討を!(将来のチャリーン♪)
ということで、この度はエンヂン不調からの点検&整備のご依頼、有り難うございましたッ!今回の作業でけっこう良い状態(フツー)に戻りましたので、もう1台、アレもお持ちとのことですが、R65LSもじゃんじゃんお乗りいただければと思います。経験的に、よく乗られている車輌はどれも調子が落ちにくいような気がしますので。ご近所でもありますし、また何かお手伝いできることがありましたら、お気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!