R100RS、車検&点検整備とリアブレーキスウィッチの交換と。(その2)

少し前のブログで車検は有効期限の一ヶ月前から受けられるッ!ので、余裕を持ってご準備をッ!」と書いたところ、ソッコーで「もうすぐ車検が切れそうなんですけど・・・その・・・お願いできますか?」と、車検&点検整備をご依頼くださったお客様のR100RS、引き続き作業を進めてまいります。

 

リア周りとエンヂン周りの作業は終わっていますので、今日は残りのフロント周りです。やってやるー!オー!

と、その前に、交換をご希望だったエアフィルターですが、点検したところまだまだお使いいただける状態でした。この時点ですでにご予算の上限にグイグイ迫っておりましたので、今回はそのままにしています。ご了承ください。

さ、それではフロントフォークのオイル交換から始めるとしますか。

しばらく交換されていなかったとのことなので、オイルの汚れはそれなりでした。抜けたオイルの量は左右とも300mlで、特に少ないわけではありませんが、試乗した際にフロントフォークがちょっとフワンフワンしていた印象がありましたので、規定量の320mlでオイルを交換させていただいております。これで、もう少ししっかりした感じになると良いのですが。

で、「ハンドルが少し振れるんですが・・・」とおっしゃっていましたが、モギーが試乗したときにも軽い振れが出ましたので、ビシッとステムベアリングの締め付け具合を点検&調整しておきました。幸い、ベアリングにゴリゴリした感触はありませんし、この調整でハンドルの振れが治まるようならしばらくは大丈夫かなと思います。あ、右側のフォークトップナットが緩んでいましたので、ついでにギューッと締め付けておきました。フロント周りの剛性感のなさは、この辺りにも原因があったのかもしれませんね。

あとは、いつものハンドル周りのレヴァーやケーブルなんかを

ビシッとグリスアップしまして

ご希望のブレーキフルードの交換と

キャリパーのメインテナンス、ホウィールベアリングの点検もビシッとやれば、終わったも同然ッ!イエス!

あ、左側のキャリパーカヴァーに亀裂がありましたが、こちらは割れたら交換ということで・・・あの・・・その・・・ご予算が・・・つまり・・・、ご了承くださいッ!

などと、交換しない正当な理由もアピールできましたので、ネジ穴から外れていたヘッドライトカヴァーのネジの修正も兼ねて

ヘッドライトレンズをピカピカにしておいたこともッ!アピールさせていただきますッ!

そして、最後にキャブレターの同調をビシッと取れば

ハイ、できました。

 

~それから~

無事に車検も通りまして、試乗してみても「アラ、良い感じに仕上がったんじゃないかしら?」と思うモギーなのでありましたが

お客様が「スクリーンがガタガタとうるさいんです・・・」とおっしゃっていた通り、ガタガタとうっさかったので、スクリーンの一番手前のトコロだけリヴェットを交換させていただきました。残りはまた別の機会に交換ということで・・・あの・・・その・・・ご予算が・・・つまり・・・、ご了承くださいッ!

あと、センタースタンドのストッパーもボロボロでしたので、こちらは勝手に交換させていただいて・・・あの・・・その・・・ご予算とは無関係に・・・つまり・・・、ご了承くださいッ!(チャリン♪)

 

 

ということで、この度は車検&点検整備のご依頼、有り難うございましたッ!普段から通勤でよく乗られているだけあってエンヂンの調子は良さそうですが、走行距離が延びれば当然、それなりにヤレも出てきてしまいます。軽んじられがちな2年に一度の車検整備でも、しっかり行うことでヤレた車体をシャキッとした状態に戻すことができたりしますので、次の2年もまたじゃんじゃんお乗りいただき、同時にコツコツとご予算の確保もしていただければと思います。元々状態の良い車輌は変化が見えにくいのでアレですが、今回はかなり良くなったと感じてもらえる気がしますので、多少の?予算オーヴァーもご納得していただけたのではないかと・・・?しばらく何も起きないことを願いつつ、次回の車検&点検整備のご依頼もッ!お待ちしておりますッ!

 

車検&点検整備や、車検のついでのアレやコレやのご依頼も承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、車検&点検整備とリアブレーキスウィッチの交換と。

昨年5月頃に発電不良の修理でご来店くださったR100RSにお乗りのお客様、少し前のブログで車検は有効期限の一ヶ月前から受けられるッ!ので、余裕を持ってご準備をッ!」と書いたところ、ソッコーで「もうすぐ車検が切れそうなんですけど・・・その・・・お願いできますか?」などと意味不明な・・・じゃなくて、車検&点検整備をご依頼にッ!ん?なんだ、なんだ?この竿にくるクイクイって感触は・・・

 

って、完全にキター!フィッシュ・オーン!

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からの、有り難いことですッ!くっ~、またしてもモギーのブログったら、抜群のッ!営業効果ッ!ドゥフフ。

 

と、浮かれている場合ではありませんので、さっそく作業に取り掛かります。こちらのお客様、通勤で使用されているというだけあって、あれから8,000km!も走られておりました。ヒュ~♪

なので、取り外したリアホウィールには「最近、掃除してもすぐに汚れが・・・」というお悩みも納得のッ!ブレーキダストがッ!ギャー!

ウッ、なぜココにふわふわのココアパウダーが・・・?

とりあえず、オイルを交換することにしよう。うん、そうしよう。

前回の作業とほぼ同時期にトランスミッションのオイルは交換させていただいておりましたが、約8ヶ月でこのくらい汚れるんですね。他のオイルについても、エンヂンオイルの量がちょっと?少ないコトを除けば汚れ具合もそれなりですし、気になるような金属粉も見られませんでした。駆動系のオイルの交換サイクルは比較的長いですが、少なくとも車検ごとに交換していただければOKだと思います。

で、当店ブログでも何度ネタにしているドライヴシャフトのドレイン側のネジ穴ですが、こちらの車輌も過去に修理されていたようです。ネジ穴が大きくダメーヂを受けていたのか、本来はM12のところ、トランスミッションやファイナルドライヴで使用されるM14のドレインボルトになっていました。

ちゃんとネジ部の長さを揃えてあり、ギュッっと締め付けできていますので使用には問題ありませんが、ご報告まで。

おっし、それではリアブレーキへとまいりますか!

ウォリャー!

ドォリャー!

おっと、お客様が「リアブレーキのスウィッチが・・・」とおっしゃっていましたので

新品のスウィッチに交換しなくては。

またまたウォリャー!キャップもドゥリャー!

ちなみに、取り外したスウィッチですが、突起部が押されたまま戻らなくなってました。ブレーキランプが点かないと車検に通りませんし、走行中に後続車をハッとさせてしまうかもしれませんので、不具合があるようでしたら早めに点検&修理ウォー!

ちょっとテンションがおかしくなってしまいましたが、ブレーキペダルや

シフトペダル、スウィングアームピヴォットなんかもビシッとグリスアップしまして

ホウィールもキレイにして元に戻せば

ハイ、できました。

なんだかノッてきたッ!ので(カラ元気)、そのままエンヂン周りへとまいります。前回の作業でもヴァルヴクリアランスを調整させていただいてましたので、左シリンダーヘッドのEX側がちょっと広いかな?といったくらいで、それほどズレてはいませんでした。もちろん、4箇所ともビシッと調整しているゥゥゥ!ので、ご安心ください。

ただ、右側のスパークプラグにかなりカーボンが堆積していましたので、こちらは交換させていただいております。おそらく、キャブレターの同調がけっこうズレていたのが原因ではないかと思いますので、しばらく様子を見てみてください。ちなみに、モノサスのR100RSでしたらプラグの熱価は標準で6番、純正のプラグコードをお使いならノンレヂスタータイプでOKです。

前回の作業で点火時期の調整と発電系の修理も行っていますが、念のためこちらも点検しておきます。エンヂン前側からのオイル滲みもなく、点火時期&発電状態ともにバッチグー!でした。

あ、エンヂンマウントの締め付け具合を点検した際に、ナットが1箇所だけ異なっていることに気付きましたので交換しています。後側のマウントがちょっと締め付け不足でしたが、前後ともギューッと(規定トルクで)締め直しておきましたので、もう大丈夫かと。

それと、ココのフランヂナットの締め付け具合も点検したところ、ネジ山の状態は良好でしたが、イグゾウストパイプの差し込みがちょっと甘かったので修正しておきました。というのも・・・

サイレンサーがやけに車体に寄っていて、なんか気になったんですよね・・・って、サイレンサーを外してみたら、ファイナルドライヴのケースに接触した跡がッ!思いっ切り付いているじゃあないかッ!

ドッギャァーン!

ドッギャァーン

じゃなくて、本来はコレくらいのクリアランスがありますので、サイレンサーがケースに接触することはないんです。こちらの車輌はサイレンサーにもブレーキロッドが接触していた跡がありましたので、過去に相当寄せて取り付けされていたみたいですね。オ~ゥ、ノ~ゥ!

あ、左側のサイレンサーですが、余計なステイが1枚追加されていましたので取り外しておきました。このステイ(写真左)はリアフェンダー用のモノだと思うんですが、なぜ左側だけ・・・?

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

(続く)

 

車検&点検整備や、車検のついでのリアブレーキスウィッチの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R100R、タイア交換とオイルプレッシャースウィッチの交換と。

1月にヴァルヴクリアランスの調整グリップヒーターの取り付けをご依頼くださったR100Rにお乗りのお客様、あれからじゃんじゃん走られているそうで、今回はフロントタイアの交換とオイルプレッシャースウィッチの交換にお越しにッ!ウホ!またしても!有り難いことですッ!って、完全にリピーターですなぁ。グフフ。

 

こちらのお客様、平日に休みが取れるお仕事とのことで、注文していたタイアが入荷して間もなくご来店くださったんですが、平日は当店を訪れるお客様も少ないのでモギーも予定を立てやすいんですよねー。大変助かります!他のお客様も、ご都合が付くようでしたら、是非、平日もご利用ください。

と、平日のお仕事も待ってますアピールもしたところで、さっさと作業に取り掛かります。まずはオイルがポタポタと滴っているというオイルプレッシャースウィッチの交換から。

ズババッとオイルを抜きまして

同時にご希望のオイルフィルターも交換します。

オ~ゥ、ココ 二 ガスケット ハ フヨウ デース!

抜いたオイルには特に気になるトコロもありませんでしたが、さすがに120,000km近い走行距離のためオイル消費はそれなりにあるそうで、お客様もこめまにオイル量の点検&減っていれば注ぎ足しをされているとのこと。うーん、大事にされてますね~。グッド!

で、交換した部品ですが

オイルフィルターのシールが千切れていました。アチャチャ・・・。油圧に負けちゃったんでしょうか。見たことのないフィルターですが、品質に問題?があるのかもしれませんね。

オイルプレッシャースウィッチは、端子側だけでなく取り付け部からも滲んだような跡がありました。このスウィッチも消耗品のようなモノですので、オイルの滲みや漏れが気になる方はオイル交換のついでに交換しちゃいましょう。価格も¥1,660(税抜)ですので、そんなに負担にはならないと思います。(2017/3/22現在)

おっし、あとはズババッとタイアを交換すれば・・・

と、いきたいところなんですが、リムをキレイにするのはけっこう手間が掛かりまして

「ヒエッ!こんだけやっても、まだハーフ&ハーフ・・・!」

という大変な苦労を経て、ようやくタイアを交換することができるのです。チューブレスタイアの場合、ちょっとした異物が原因で簡単にエア漏れを起こすことがありますから。交換直後のエア漏れって、ほんとガックリきます・・・。(経験者談)

ハイ、できました。

 

ということで、この度はタイア交換とオイルプレッシャースウィッチ交換のご依頼、有り難うございましたッ!前回の作業から既に1,000km以上!と、本当に冬でもじゃんじゃんR100Rを楽しまれていて、ご満足いただける作業ができていたようでモギーもとっても嬉しいです。すっかり春めいてきましたし、これからもじゃんじゃん走りにお出掛けしちゃってください。また何かありましたらお気軽にご相談をッ!お待ちしておりますッ!

 

タイア交換や、オイル交換のついでのオイルプレッシャースウィッチの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

トゥーヤングなR100RS、セルモーターの交換とリアブレーキディスクの交換と。

これまでにキャブレターとブレーキの整備をご依頼くださっていたトゥーヤングなR100RSにお乗りのお客様、今回は「エンヂンの始動性がすごく悪いんですけど・・・あと、やっぱりリアブレーキも・・・」とのことでご来店にッ!え?良いんですか?その・・・けっこう高額な作業に・・・あの・・・お財布にご負担が・・・からの、有り難いことですッ!やりましょう!やっちゃいましょう!

 

そう、依頼人からの仕事はキッチリこなす、それがゴル・・・じゃなくて、モギーモータースなのです。そして、請求書のコトはあとで考えれば良いのです。もし依頼人がゴネるようなら・・・

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消してしまえば良いのです。ズキュゥーンンン・・・

 

と、モギーの非情な一面も垣間見えたところで、さっさと作業に取り掛かります。

まずは、バッテリーをちょくちょく充電しても始動性が悪いとお悩みですので、セルモーターを交換・・・って、ハーネスが遊んでるのが気になるー。

以前の所有者がテキトーにメインハーネスを脱着?交換?しているみたいですね。あとで少しだけキレイにまとめておきます。つか、コレって気にならないものなんでしょうか・・・?

気を取り直しまして、セルモーターを取り外します。ほんと、寒くなってくるとBOSCH製のモノをお使いのお客様からの始動不良のご相談が増えますね。バッテリーの充電は「寒くなってバッテリーの元気がなくなる前に、夏場からこまめに!」行っておくと、冬になっても始動不良を少しは避けられると思います。駐輪場所が充電できる環境にある方は、是非、お試しください。

つか、こちらの車輌はEME製のエンデュララストオルタネーターに交換されているんで、本来であればバッテリーをこまめに充電する必要もないハズなんですが、どうも発電状態がイマイチなんですよね・・・。テスターで調べたところ、レギュレーターもアレっぽいですが、マグネットローターも疑わしい気がしました。お伝えした通り、とりあえず純正に戻してみたほうが良いかもしれません。

で、セルモーターを外したついでに、使われていないダイオードボードマウントを

取り外しておきました。ボロボロのマウントが残っていると、なんか気になっちゃいますので。

ハイ、Valeo製セルモーターに交換できました。これでもう、ちょっとバッテリーが弱ったくらいでも始動不良に悩まされることはないッ!のではないかッ!と思います。

あ、エアフィルターがかなりお疲れのご様子でしたので、このタイミングで交換させていただきました。意外とお高い部品ですが、お許しください。

同時に、スロットル操作が少し重いのが気になっていましたのでケーブルを点検したところ

中のワイアが数本切れているじゃあないかッ!ガビーン!となっておりまして、こちらも交換させていただきました。コレは、遅かれ早かれ必ずトラブルの原因になりますので!なりますのでー!お許しをー!

幸い、スロットルのギアの状態は良好で、けっこう軽~い操作感になったんじゃあないかッ!と思います。なので、やっぱりお許しをー!

それと、前回は気付きませんでしたが、スウィッチを固定するネジが長いモノになっていてグラついていましたので、中古のネジに交換しておきました。フフフ。

おっし、あとは同調をビシッと取れば前半戦も終~了~。

続きまして、前回の作業でもお伝えしていたリアのブレーキディスクの交換とまいります。

ズババッとホウィールを外しまして

あらかじめ取り寄せておいたディスクに交換ッ!こちら、純正品ではありませんがBREMBO製のOEM品になりますので、よろしいのではないかとッ!ピカピカで眩しー!

ほいさっさー!

ちなみに、前回、フロント側から使い回したブレーキパッドはご覧の通り・・・。一部に深い削れがあるのを見れば、あの磨耗したディスクに新品のパッドを使わなくて正解だったと思います。ナイス判断!ナイス判断よ、モギー!てことで、今回は新品を使用しますが・・・またまたお許しをー!

あと・・・その・・・(お財布に)追い討ちを掛けるようで・・・非常にアレですが・・・

タイアもそろそろ(とっくに)交換時期に来ておりますので・・・心のご準備を・・・って、なんでモギーが言わなきゃなんないのー!うわーん!

リアサスペンションも抜けてるしー!うわーん!

でも、しょうがないのです。心優しいモギーの目は、それはそれは厳しいのです。オホホー!

そうそう、エンヂンマウントのナットも緩んでいましたので、ギューッと(規定トルクで)締め付けておきました。お客様がエンヂンガードを外された際の締め付けが甘かったんだと思いますが、ココは大事なところです。ご注意を!ちなみに、2本サス、モノサス、パラレバーで締め付けトルクは異なりますので、ご自身で作業される方もご注意ください!

ハイ、できました。

 

ということで、この度はセルモーター交換とブレーキディスク交換のご依頼、有り難うございましたッ!ついでにアレやコレや作業させていただいてしまい、お客様のHPをかなり削ってしまったかもしれませんが、薬草かホイミで回復されましたら、またイオナズンさせていただければと思います。それまでに、モギーもラリホーにてビシッと準備しておきますので!次回は、タイア交換でパルプンテでしょうか。またのご依頼をお待ちしておりますッ!(テキトー)

 

始動がイマイチなBOSCH製セルモーターの交換や、磨耗したブレーキディスクの交換、ついでにアレやコレやの作業も、諸々承っております。ご相談くださいッ!

謎のR65? オイル噴出の修理。(2回目)

去年の12月に車検&点検整備をさせていただいた謎のR65?にお乗りのお客様、ここしばらく「R65楽しー!R65最高ー!モギーモータースのおかげー!」みたいなコトしかおっしゃておりませんで、すっかりモギーも忘れておりましたが・・・

 

「またオイルがピューピューしちゃいました。なんとかしたいです。」

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と、なぜか落ち着いた様子?のご相談メールが1月の下旬に届きまして、ソッコーで部品を手配&修理のご依頼となりました。マジすか・・・。またしても・・・あの・・・!からの、有り難いことですッ!でも、何かしら?この胸騒ぎは?

 

って、ついこの前のコトだと思っていましたけど、アレから1年経ってるんですね。その後、けっこう寒い日もありましたし、お客様も季節に関係なくエンヂン始動時は気を遣われていましたし、BOSCH製オイルフィルターと10W-40のエンヂンオイルの組み合わせでファイナルアンサーッ!だとばかり思っていましたが・・・なんだか申し訳ありません・・・。

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それにしても、お客様ったらホント、ハートがお強いですねー。モギーはオイルの噴出を2回経験しただけで「もうダメや・・・」とグッタリしちゃいましたが、もう何回、マーライオンにお会いになられたんでしょうか。ククク。

0182

てことで、注文していた部品も届きましたので、ソッコーで作業に取り掛かります。

まずは、オイルを抜きまして

オイルパンとMotoren-ISRAEL製オイルパンスペーサーを取り外します。

本来はココにオイルフィルターが収まるキャニスター(筒)があるんですが、このオイル増量キットを使用する際には取り外さなければならないため、お客様も抜くのに大変苦労されたそうです。ちなみに、パイプの右にあるのがリリーフヴァルヴで、ボールとスプリングの組み合わせでできてます。エンヂンの回転数が低く、油圧も低いときは閉じていますが、ある程度油圧が上がるとほぼ開きっぱなしになり、スプリングの反力による開き具合で油圧を調整しているみたいです。実際に試してみても、軽い力でボールの開閉動作を確認できましたので、やはりリリーフヴァルヴには問題ないですね。てことは・・・!

あ、キャニスターの挿入部の状態は良好でしたので、もしまたオイルが噴出するようなら純正仕様に戻せるかもしれません。(不良)在庫覚悟でッ!キャニスターを注文しておきますッ!おきまーすッ!

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と、長々と書きましたが、オイルパンをジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄しまして

取り寄せておいたヴァルヴ付きのスペーサーに交換します。取り付け前に確認したところ、こちらのヴァルヴも純正と同様の構造で、エアを送るとピョコピョコ?としっかり開閉していました。これなら、もう大丈夫そうですね。

オイルパンとスペーサーからオイルが滲んだりしないよう、ピタッ&ビシッと取り付けて

オイルフィルターも取り付けてキュッと締め込めば

できました。

 

ということで、この度はオイル噴出の修理(2回目)のご依頼、有り難うございましたッ!BOSCH製でない黒いフィルターでも今のところ問題ありませんので、今度こそ大丈夫な気もしますが、これまで通りエンヂン始動直後の5分間くらいは「のんびりと暖機運転&暖機走行」を心掛けていただければと思います。いったんオイルが温まってしまえば、あとは容赦なくブォンブォン!とブン回しちゃって構いませんから。これからどんどん暖かくなってまいりますし、益々エキサイティングなR65ライフをッ!お楽しみくださいッ!モギーは次の冬を無事に乗り越えるまで安心しませんが・・・。ククク。

 

後付けのオイルフィルターから何度もピューとオイルが噴き出しちゃう方、ご相談くださいッ!

 

オマケ

オイルラインについて、ちょっと気になってサーヴィスマニュアルで確認したところ、モギーの認識が間違っておりました。テキトーなことを書いてしまい、お恥ずかしいかぎりです・・・。

ブログの中で触れたオイルフィルターが収まるトコロのヴァルヴですが、これはリリーフヴァルヴではなく、バイパスヴァルヴでした。

マニュアルのイラストの(6)番の部分になります。「フィルターが(目詰まりして)塞がったときに、(フィルターを介さずに)オイルの流れを確保する」みたいな説明がされています。

そもそも、このカートリッヂタイプのフィルターにはバイパスヴァルヴが内臓さているので、ソコが引っ掛かっていました。フィルターについて調べてみても、「オイルの粘度が高いエンヂン始動時やフィルターのエレメント(濾紙)が目詰まりを起こしたときに、オイルの流量を確保するために開きます。このとき、オイルはエレメントを通らずに汚れたままエンヂンへ供給されます。」といったコトが書かれており、(6)番のヴァルヴと同じ働きをしていることが分かります。

つまり、Motoren-ISRAEL製のオイルパンスペーサーでは(6)番のヴァルヴは機能しておらず、Motoren-ISRAELの「元々エンヂンに内蔵されているリリーフヴァルヴが適切な油圧で作動しないからO-リングがハミ出る」みたいな言い訳も、あながち間違いではなかったようです。ちなみに、ココでいうリリーフヴァルヴはイラストの(11)番の部分になります。「5bar以上で開く」と説明されていますね。

以前にも書きましたが、オイルフィルターの耐圧性は工業規格で「1,500kPa(=15bar)に耐えること」となっていて、2V-OHVエンヂンのオイルポンプの作動圧力はおよそ600kPa(=6bar)なので、(11)番のリリーフヴァルヴが5barで開けば問題は起こらないハズです。ただし、これはあくまでエンヂンが作動温度での話。冬場の冷え切った固~いエンヂンオイルでの始動直後ともなれば、油圧はもっとずっと高くなると考えられます。なので、(11)番のリリーフヴァルヴが5barで正常に作動したとしても、逃がしきれないオイルのせいで油圧を上手く下げられず・・・

hatena

マーライオンが登場ッ!するのではないかッ!と思います。ピュー。

0182

結局、エンヂン始動直後のこの逃がしきれないオイルによる油圧の上昇を考慮しなかったMotoren-ISRAELが悪い、としかいいようがないですね。ガッキー先輩も「オマエが悪い!」とおっしゃってますし。

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最初からココにリリーフヴァルヴを追加してくれていれば、お客様もモギーもこんな苦労しなくて済んだのにー。もー。

と、恥ずかしい間違いを訂正するふりをしつつ、ピンチをチャンス(責任転嫁)に変える前向きなモギーなのであった・・・

 

(完)

R100RS、ウィンカーのLED化とフロントブレーキのO/Hと。

1月の忙しい合間に、ちょっとフザけてブログで「オシゴト クダサイ」と書いたところ、ソッコーでR100RSにお乗りのお客様から「オシゴトです!」とメールが届いてしまいまして、自分で自分の首を絞めるアホなモギー、44歳(みずがめ座)なのであります。何やってんのよ!まだイロイロ終わってないことがあるでしょ!モギーのバカー!ってカワイイ女の子に叱られたい・・・じゃなくて、またまたお仕事のご依頼とは!なんとも有り難いことですッ!でも、やっぱりモギーのバカー!

 

こちらのお客様、昨年の8月にもアレコレや作業させていただいておりまして、その後もチョイチョイお仕事をくださっているんですが、今回は「まだ手付かずのフロントブレーキのO/Hと、あとウィンカーのLED化を!ハザード付きで!」とのことでご来店になりました。よっ!待ってましたッ!

てことで、さっそくウィンカーのLED化から取り掛かります。利用するのは、お馴染み輸入屋ビーマーさん取り扱いのLEDウィンカーキット。メールでご相談を受けてすぐに手配していましたので、準備はOK!レッツラ・ゴー!

ズババッとウィンカーリレイの取り付け&配線の処理をしまして

別途用意したハザードスウィッチも取り付けます。スウィッチは、以前にドラマッチックなR80にお乗りのお客様が取り付けていたのと同じモノをハンドルパッドに埋め込んでみました。まあまあ押しやすい位置に設置できたんじゃあないでしょうかッ!

ちなみに、裏側はこんな感じになってます。スウィッチとハーネスの接続部が丈夫ではなさそう・・・というより、むしろ貧弱ゥゥゥ!なので、ストレスが掛からないように途中でハーネスを固定しておきました。ウィンカーリレイのハーネスとの接続にもコネクターを使用していますので、ハンドルパッドの脱着も容易にできると思います。フフフ。

って、一発勝負で位置決めできるほどモギーのハートは強くもなく、たまたま転がってい・・・じゃなくて、大切に保管していた当店の代車のR100RSから外したハンドルパッドで一度試して&検討しているという・・・。アレレ?何かしら、このゴミみたいなの?(失意)

続きまして、フロントブレーキの作業へとまいります。マスターシリンダーと

ブレーキキャリパーを

ズババッと取り外し、分解して点検です。

マスタシリンダーは、リザーヴタンクのO-リング周辺にわずかにフルードが滲んだ跡がありましたが、まずまずの状態でした。グッド!

キャリパーも、汚れてはいましたがピストンもすんなり抜けましたので、状態は悪くなかったみたいです。こちらもグッド!

パッドの残りも十分ですね。またまたグッド!

そしたら、ジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄しまして

新品のシールを使ってビシッと組み立てます。

あ、今回はマスタシリンダーの内側の状態がツルピカで良好でしたので、インナーピストンキットを使用してO/Hしています。このくらいキレイな状態なら再使用できますが、シリンダー内壁が腐食しているようだと新品のピストンシールでもすぐにフルードが漏れてくることもありますので、そういう場合はマスタシリンダーごと交換したほうが良いかもしれません。インナーピストンキットが¥10,000(税抜)、リザーヴタンク付きの新品マスタシリンダーが¥16,000(税抜)と、あまり価格差もありませんので。(2017/3/8現在)

で、ブレーキキャリパーと

マスターシリンダーを元に戻しまして、ビシッとエア抜き・・・

できないじゃあないかッ!どゆことー!

kanben

ニギニギ、ニギニギ、ニギニギ・・・

honto_kanben

 

~数時間後~

アレコレやって、なんとか納得できるところまでエア抜きできました。が、お伝えした通り、まだ微かにエアが残っているような感じもしますので、申し訳ありませんが少し様子を見ていただき、もう一度、確認のためにエア抜きさせてください。キャリパーとマスターシリンダーをO/Hしたあとは気持ちレヴァーのストロークが大きく、タッチも柔らかくなる気がしますので、コレでOKのような、でももう少しエア抜きできるような・・・うーん、どうかしら?

と、ようやく作業が終わったと思ったら、なんか床にオイルがポタポタしとるー!つか、ファイナルドライヴがオイルで濡れとるー!イヤー!

一瞬、以前に作業したドライヴシャフトのオイルドレインのネジ穴からかと不安になりましたが、リアサスペンションが抜けていただけでした。ズコー。

などと、ズッコケている場合ではありませんので、ソッコーでお客様に連絡ッ!早くしないと明日の納車に間に合わないィィィ!

 

「モギーです。実は・・・ハイ、ビシッと交換しておきます。ガチャリ」

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お客様の許しを得ましたので、さっさと中古良品?のサスペンションに交換します。フゥ、焦るぜ~。あ、同時にご依頼のスウィングアームのピヴォットもビシッとグリスアップしておきました。

それにしても、取り外したリアサスペンション、よく見るとダンパーロッドからけっこうなオイルが漏れています。お客様にも確認していただいたところ、やはりご自宅の駐輪場所にもオイルが垂れた跡があったそうなので、当店にお越しになる前、最後にお乗りになられたときに漏れが発生したみたいですね。

ハイ、できました。

 

ということで、この度はウィンカーのLED化とフロントブレーキのO/Hのご依頼、有り難うございましたッ!リアサスペンションのオイル漏れは想定外でしたが、これで初めてのご来店からほぼ一通り整備を行ったことになりますので、しばらくは安心してお乗りいただけるんじゃないかと思います。この3月からこちらに戻られたそうですし、しかも春はもうすぐソコですから、これからもじゃんじゃん走りにお出掛けしちゃってください。また何かありましたら遠慮なく、お気軽にご相談をッ!

 

ウィンカーのLED化や、フロントブレーキのO/H、不意のリアサスペンションのオイル漏れ等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

青いR100RS、車検と点検整備。

昨年の春頃にキャブレターの作業をアレコレやご依頼くださった青いR100RSにお乗りのお客様、あれからもオイル交換やちょっとした部品のお買い上げにお越しいただいておりましたが、今回は車検&点検整備のご依頼にッ!ウホホ!有り難いことですッ!ヒーハー!

 

なんですが、実はこちらのお客様の車輌ったら、ちょっとしたご事情で昨年11月に車検が切れておりますゆえ、渋々・・・じゃなくて、久しぶりに当店のトランスポーターの出動ッ!と相成りました。おっし、行くぞー!

wait

テッテレテー テレテッテ テッテレテッテテー

テッテレテー テレテッテ テッテレテッテテー

ファイヴ、フォー、スリー、トゥ、ワン・・・モギーモータース・アー・ゴー!

「ン?キミタチ ハ ダレデスカ?」

テッテレテー テレテッテ テッテレテッテテー

といった感じで、無事に車輌の引き上げ任務も完了しましたので、さっそく車検に行ってまいりました。

お客様ご自身でチョイチョイ整備されているだけあって、ヘッドライトの光軸がちょっと下向きになっていたことを除けば、事前に点検してみてもこれといって問題になりそうなトコロはなかったです。実際、検査ラインも一発OKでしたし。

ただ、後付けのフォグランプの右側がたまに消えることがあり、確認したところ、バルブ自体に接触不良の原因がありましたので、こちらはお客様のほうで交換していただければと思います。モギーも修正を試みたんですが、どうしても・・・その・・あの・・・。テヘヘ。

てことで、車検のついでにご依頼の作業をズババッと進めます。まずは、ヴァルヴクリアランスの点検から。左右ともIN側が少し広かったので、ビシッと調整しておきました。

ヘッドカヴァーガスケットは再使用できるうちは交換しないのが当店のスタイルですが、カヴァーを外す際に割れてしまったりしたら・・・問答無用で交換ッ!となりますので、ご了承ください。価格も¥580/枚(税抜)と、それほどお高くはない・・・ですよね?

スパークプラグの状態もイマイチでしたので、こちらも交換させていただいております。

点火時期も点検ッ!問題なしィィィ!

発電系もバリバリ充電できているゥゥゥ!オイル滲みもないィィィ!ので、バッチグーですね。

続きまして、ハンドル周りの作業です。レヴァーやギア、ケーブルなんかを

キレイにしてビシッとグリスアップします。少しでも軽~い操作感になりますようにー。

あ、レヴァーのピヴォット部にワッシャーがありませんでしたので、勝手に追加しておきました。(チャリン♪)

ブレーキについては、キャリパー側はお客様のほうで整備されているとのことでしたので、フルードのみ交換となります。そんなに経ってなくても、意外と汚れるもんですね。気にされていたレヴァーのタッチもわずかなエア抜き作業でカチッとなりましたので、もう大丈夫かなと思います。パッドの残りも十分ですし、良いんじゃあないでしょうかッ!

リア側も同様、しっかりフルード交換しておきました。

お伝えした通り、ダイアフラムがちょっと変形していましたので前後とも交換しています。

そして、駆動系のオイルもズババッと交換です。トランスミッションについては、オイルは汚れていたものの量も減ってませんし、気になるような金属粉も見られませんでした。ま、大丈夫そうですね。

ドライブシャフト、ファナイルドライヴについても金属粉は見られませんでしたが、オイルの量がちょっと多かったり少なかったりしたのが気になりました。こちらは次回の交換まで様子見とさせてください。単に入れる量が違っただけで、特に問題はないと思いますが。

あとは、スウィングアームピヴォットやクラッチリリース周り、シフトペダルに

ブレーキペダルといったトコロをビシッとグリスアップすれば

作業終~了~。

 

ということで、この度は車検&点検整備のご依頼、有り難うございましたッ!自分でやっておいて非常にアレですが、以前にO/Hさせていただいたキャブレターの調整&同調も上手くできていたようで、とても調子の良い車輌だと感じました。つか、けっこう苦労した記憶がありましたので、「アレレ?こんなに調子良かったっけ?」と、逆にちょっと新鮮な驚きがあったくらいです。オホホ。これなら次の車検までの2年も問題なくお乗りいただけるんじゃないかと思いますので、今後もメインテナンス&ツーリングでR100RSをじゃんじゃんお楽しみください。また何かお手伝いできることがありましたら、お気軽にご相談をッ!

 

事情があって有効期限が切れてしまった車輌の車検&点検整備も承っております。ご相談くださいッ!