R80、トランスミッションのO/H。

先日、チョイチョイご来店くださっているお客様から「トランスミッションからゴロゴロと音がするんだけど、O/Hをお願いできるかな?」とご連絡&ご相談がありまして、「もちろんス!ビシッとやるッス!モギーに任せるッス!」とお答えしたところ、ソッコーでトランスミッションをお持ち込みにッ!有り難いことですッ!イエーイ!大きなお仕事がキター!

 

ブホッ!しかも、ピカピカのカブでキター!イカスー!

DSC_0717

こちらのお客様はR80(写真奥)にお乗りでして、基本的なメインテナンスはご自身でされるそうなんですが、以前にカウルのブーツ交換とヘッドライトのLED化でお越しいただいたR100RSにお乗りのお客様を紹介してくださったり

DSC_3811

当店オリヂナルのスターターノブをお買い上げくださったりと

DSC_3825

ちょこちょこモギーにお仕事を持ってきてくれるんです・・・。ズキューン!

anago

ちなみに、そのときの走行距離は90,384km!と、ナカナカのものでした。

DSC_3822

と、以前に撮影しておいた写真も消化しましたので、さっそく作業に取り掛かります。お持ち込みいただいた際にお話をお聞きしたところ、「38,000kmでベアリングがダメになって、60,000kmでリターンスプリングが折れて、今回またベアリングがダメになっちゃった。」そうで

DSC_2100

「年間の走行距離を考えると、年齢的にもこれが最後のO/Hになるんじゃないかな?」とのこと。ノ~ゥ!そんなこと言わないでー!すんごいプレッシャーになるー!

DSC_2102

からの、モギー、頑張るでありますッ!(なんか胃がキュッと・・・イテテ・・・)

arimasu

で、実際に確認してみると、インプットシャフトはクルクル回りますが

DSC_2110
(動画でご覧いただけます。)

アウトプットシャフトのほうは・・・ゴリゴリじゃあないかッ!つか、ガッガッて固くて回らないッ!どゆことー!

DSC_2116
(動画でご覧いただけます。)

なので、さっさとバラバラに分解します。

DSC_2128

オ~ゥ、ケースの奥になんかヤバそうな堆積物・・・。

DSC_2130

トランスミッションからのゴゴゴ・・・という異音と、このドレインボルトに付着した金属粉を見て、こちらのお客様も覚悟を決めたそうですが

DSC_2136

ベアリングにダメーヂが出始めるとこんな感じのキラキラした金属粉が見られるようになりますので、気になる方はオイル交換の際に点検してみください。O/H時期の判断材料になると思います。

DSC_2153

シフトアームにちょっと気になる錆はありましたが

DSC_2145

アウトプットフランヂの状態も悪くなく

DSC_2148

各シャフトのギアの状態も良好で

DSC_2163

シフトプレートやシフトフォークなんかも問題ありませんでした。

DSC_2170

ダメーヂを受けたベアリングから出た金属粉って、こういうトコロに溜まったりしても、意外とオイル中に浮遊し続けたりしないものなんですね。

DSC_2184

ココに金属粉が溜まってるのは、オイルシールの打ち込みが甘かったせいだと思いますが・・・。

DSC_2177

さて、各部の確認もできましたので、まずはケースとカヴァーをジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄します。うーん、ピカピカー!

DSC_2204

シフトプレートも分解してキレイにして

DSC_2207

定番のリターンスプリングだけ交換しておきました。状態はとっても良好だと思います。グッド!

DSC_2226

ベアリングもズババッと交換ッ!クルクル軽いッ!

DSC_2267

んですが、アウトプットシャフトの1速ギアのベアリングブッシュとスペーサーの状態がイマイチでしたので、中古良品に交換させていただきました。わずかに変形しているのか、ベアリングブッシュ自体の動きも渋く、1速ギアの回転も重かったんですよね。

DSC_2277

おそらく、ベアリングを強く圧入しすぎたせいでスペーサーが変形し

DSC_2474

ギアとの接触面がギッタギタに荒れちゃったんだと思います。そりゃ、重くもなりますよね・・・。モギーも気を付けねば!

DSC_2450

ただ、取り外したベアリングを点検してみても、ガタガタになっていたのはアウトプットシャフトのベアリング(写真左上)の1個だけでした。つか、シール付きベアリングのシールを取り除いてシールなしのベアリングにしたり、アレがアレだったりと、けっこう雑なベアリングの選定なんですが・・・意外と大丈夫なもんですね。

DSC_2429

てことで、元通りに組み立てて、シム調整もビシィッと決まったッ!さあ、どうなのよ!

DSC_2302

オ~ゥ、クルクル回るー!

DSC_2390
(動画でご覧いただけます。)

こっちもクルクルー!

DSC_2399
(動画でご覧いただけます。)

なのに、あの錆の酷かったシフトアームは・・・

DSC_2346

錆の位置が深すぎて、オイルシールに完全に干渉してしまうじゃあないかッ!これじゃあ、すぐにオイル漏れが発生してしまうゥゥ!イヤー!

DSC_2351

どうやら、錆の原因は社外品のオイルシールのせいみたいですね。シールのリップ部が純正部品(写真左)に比べて奥に位置しているのが分かるでしょうか。

DSC_2337

しかたない、またしてもたまたまあった中古部品と交換するか・・・って、なんなのよ!この「たまたま=当店の在庫車輌→部品取り車」という謎の方程式は!(諦め)

DSC_2326

と、ブツブツ言いながらもビシッと交換しちゃうモギー、ニクイ男です。フフフ。(中古のボールジョイントも追加しています。)

DSC_2371

ハイ、できました。

DSC_2388

 

ということで、この度はトランスミッションのO/Hのご依頼、有り難うございましたッ!最後のO/Hにしたいとのことで、かなりドキドキ&慎重に作業させていただきましたが、上手く仕上がったんじゃないかと思います。あとは、実際に車体に戻して試乗していただき、何か気になることがあるようでしたら遠慮なくご連絡ください。責任を持って対応させていただきますので。良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

お持ち込みのトランスミッションのO/Hも承っております。ご相談くださいッ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。