またまた遠方から、フロントフォークとブレーキキャリパー、そしてキャブレターのO/Hのご依頼がッ!有り難いことですッ!
こちらのお客様、半年ほど前にR100RS(モノサス)を入手されたそうなんですが、「現在の状態が良いのか悪いのか判断できないッ!」とのことで、当店ブログのコメント欄からお問い合わせくださいました。こうしたブログを見てのお問い合わせがあるということは、少しずつ認知度が上がってきていると考えて良いのでしょうか。
確実にッ!お仕事がッ!増えてきているッ!ような気がしないでもないッ!
まとめて部品が届き、ちょっとテンションが上がってまいりましたので、さっそく作業に取り掛かります。
まずはフロントフォークから。摺動部に擦れた跡はありますが、傷や錆はないですね。
反対側もキレイで、オイルシールからも滲みなしです。
アクスルシャフトをクランプするボルトの頭が1箇所ナメているとのことなので、中古のボルトを探して交換しておきます。ココのボルト、純正部品は廃盤なんですよね。
てことで、分解します。
ちょっと汚れてはいますが、ダンパーロッドの状態は良さそうです。
インナーチューブに曲がりはありませんし
フォークスプリングも左右ともにほぼ同じ寸法でした。
これなら、しっかり洗浄して組み立てれば十分良い状態に戻りそうですね。
ダンパーロッドのピストンリングも磨り減っていませんでしたので、キレイにして再使用しました。
ガタつきもなく、スムースに動くッ!
フロントフォークを組み立て、オイルを規定量入れれば
できました。良いんじゃないでしょうかッ!
あ、フォークトップのO-リングが硬くなってたので交換しています。
それと、フォークボトムにあるダンパーロッドを固定するボルトも交換しました。
続きまして、ブレーキキャリパーの作業に取り掛かります。
ブレーキの鳴きが気になるとのことでしたが、分解してみるとピストンもすんなり抜けましたし、キャリパーの中もキレイな状態でした。フロントフォークもそうでしたが、ちゃんと整備されている車輌のように思います。
元の状態が良いと、洗浄するのが少し楽ですね。グッド!
ピストンに傷もなく、
キャリパー内部もしっかりキレイになりました。
パッドピンも交換されたばかりみたいな輝きです。
ということで、シールを交換してビシッと組み立てれば
できました。
パッドの残りも十分でしたので再使用しましたが、まだ鳴きが気になるようでしたら、あらためてご相談ください。
さあ、次はキャブレターのO/Hです。ファイトー!