「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。
今回は燃料系の整備を。まずはフューエルコックからです。
元のガソリンタンクから外したコック、やっぱり砂がスゴイんですが
分解して洗浄してみると、意外にも状態は良好でした。
おそらく交換されて間もないコックだったんじゃないでしょうか。コレならそのまま組み立てて使えそうです。
先に洗浄しておいたタンクに取り付けておきます。漏れませんように。(祈り)
続いてキャブレターです。
1年ちょっと前まで動いていた車輌だけあって、そんなに状態は悪くなさそうです。
やっぱり砂が入り込んでますが。
フロートチャンバー内も十分キレイだと思います。
で、バラバラに分解。
このスライドタイプのキャブレターは、見慣れたCVタイプのキャブレターとはかなり構成部品が異なりますね。
取り外したガスケットやO-リングは
形は保っていても、この通り。
乾いた砂の汚れはありますが、キャブレターボディの状態は良好でした。
てことで、ジャブジャブ洗浄してキレイにします。
各通路もキレイに通りました。バッチリです!
真鍮部品も洗浄だけで輝きが戻ってきました。ジェット類の詰まりもないッ!良いキャブレターになりそうな予感がするッ!
あ、ジェットニードルのクリップ位置が左右で異なっていましたので、資料を基にそろえておきました。
あと、片側のフロートピンがイマイチでしたので交換しておきます。
しっかり組み立てて、油面調整もビシッと決めれば
できました。
ピストンヴァルヴを取り付けてキャブレターをエンヂンに戻したいところですが、作業はココでストップです。このタイプのキャブレターはスロットルケーブルを直接ピストンヴァルヴに取り付けるため、ハンドルを変更するこの車輌の場合、スロットルケーブルの長さが変わるので二度手間になってしまいますので。キャブレターをエンヂンに戻すのはハンドルを交換してスロットルケーブルの長さが確定してからになります。幾つかの部品も入荷待ちですし、先にやっておきたい作業もありますので、準備ができたら再開ということで。
ということで、次はフロント周りの作業です。ゴー!俺、ゴー!