ハンドルを少し手前に。

仕入れたばかりのR100RS(2本サス)、順調に不具合を洗い出してます。

しかし、なんだかとっても乗りにくい。
ということで、ハンドルを少し手前に移動します。

コレが純正のノーマルポジション。

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ハンドルパッドを外し、メーター、ハンドルクランプ、メーターステイと外していきます。

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ハンドルを手前に移動するには、メーターステイも交換する必要があるんです。右の元から付いていたモノに比べると、左のほうが取り付け穴の間隔が狭いですね。(メーターの取り付け位置自体は変わりません。)

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メーターステイを取り替え、元に戻せば完了です。

穴一つ分、手前に移動できました。
ついでに、使わないステアリングダンパーも取り外しておきました。ま、ダンパーが抜けてるんで、使えないんですけどね・・・。

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ハンドルが手前に移動した分、スピードメーターケーブルとクラッチケーブルの干渉具合も改善されてます。

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やっぱり、こっちの方がステアリング操作が素直な感じがして、乗りやすいですね。

 

ハンドルポジションに違和感のある方、ご相談くださいッ!

オイル漏れ、オイルフィルターの取り付けミス。

仕入れたばかりのR100RS(2本サス)、順調に不具合を洗い出してます。

状態を確認がてら通勤で使用していたところ・・・

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オイル漏れ。ハデにオイル漏れ。

初めはポタポタと滴る程度でしたが、だんだん悪化。一週間もしないうちにこの状態。滲みや漏れというよりも、噴き出しそうな勢いでした。
前オーナーはあまりエンヂンを回さない乗り方だったようで、全く気付いていなかった様子。ちょっと負荷掛けてテストしてたらコレですから、ある意味、運が良いですね。

さっそく、オイルクーラーの取り出し口を外し、オイルフィルターを抜きます。
ん?なんか変な気が・・・?

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スペーサーがこんなトコに付いてる!

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外したO-リングを見てみると、

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くっきり跡が付いちゃってます。

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組み間違えて、しっかりシールできてなかったみたですね。前オーナーは整備をご友人に任せていたそうなので、その方が間違えたのかもしれません。あとで教えてあげないと。

ガスケットをキレイに剥がして、

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フィルターとガスケット、O-リング、スペーサーを正しく組み付ければ、漏れは直りそうです。

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ビシッと取り付けできました。ボルトも怪しかったので、適当なモノに交換してます。(こんなトコロの普通のボルトですが、純正部品は廃番になっています。)

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バッチリです。ブォンブォン!回してテストしましたが、全く漏れる気配はありません。イエスッ!

 

オイル交換、オイルフィルター交換も承っておりますッ!

R65、センタースタンドとタンクマウント。

R65(2本サス)にお乗りのお客様。ご自身で/5っぽくカスタムされています。イイですね!

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今回のご依頼は、オイルパンを増量したことによるセンタースタンドの不具合の解消と、タンクのマウント方法の改善です。

まずは、センタースタンドから。
センタースタンドのスプリングを受けるフックが増設したオイルパンに干渉して、

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センタースタンドを掛けることができません。なので、フック部分を切断することにします。

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簡単に外せそうなフックですが、フックが取り付けられているフレームとエンヂンの間に十分なクリアランスがなく、エンヂンを少しズラす必要がありました。
なので、エンヂンをジャッキで支えてマウントボルトを抜いてやります。

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無事、フックを取り外すことができました。

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フックを洗浄し、

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穴を開ける部分を叩いて平らにしてマーキング。

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スプリングが掛かる位置と同じになるように穴を開けます。
フックがΦ6、スプリングがΦ2.2くらいなので、穴はΦ2.5にしました。強度的にも問題ないと思います。

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スプリングもちゃんと通りました。

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フック部分を切り落とし、そこそこキレイに仕上げます。

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ついでに、片側のマウントボルトに錆びがあったので、

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こちらもキレイに。

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フレームとエンヂンの間に収まるスペーサーもキレイにします。

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片側のスプリングが伸びていたので、先端部分を強引に曲げて短縮しました。

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で、フックをフレームに戻して終了です。フックの干渉もなくなり、無事、センタースタンドを掛けられるようになりました。

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おまけで、センタースタンドの先端のゴムも取り付けました。
車種にもよりますが、このゴムがなくなると、センタースタンドを払ったときにスタンドの先端がフレームにガツンと当たるようになります。フレームも傷付きますし、ゴムが破損していたら早めに交換したほうが良いですね。

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続いて、タンクマウントです。
汎用ステイの組み合わせで、良い位置に上手く固定されていますが、タンクの脱着がちょっと面倒とのこと。

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R65(2本サス)は、タンクのマウント方法が他の2本サスモデルと違うので、2本サスの他車種のタンクを取り付けるには何かしら加工が必要になります。タンク裏側の形状も違いますし。(タンク裏側の形状は、モノサスに近いです。)

ということで、タンク後側のマウントをフレームに取り付けます。
R100RT(2本サス)から採寸した位置に穴を開けます。位置決めは何度も確認してやっていますが、それでも穴を開けるときは緊張しますね。

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タンクマウントを取り付け、

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タンクを合わせてみます。

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フレームとのクリアランスも左右で揃いました。良い位置に決まり、一安心です。

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プラスチック製のナットでしっかり固定すれば、ほとんどガタもありません。

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とりあえず終了しましたが、できれば前側のマウント位置も変更したいところ。(R65のマウント位置は少し低くなってます。)

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現在の当店の設備では無理ですが、方法を検討しておきます。

 

簡単な加工から難しい加工まで、ご依頼お待ちしていますッ!

1980年製、R100RS(2本サス)。

1980年製のR100RS(2本サス)が入庫しました。

やっぱり、2本サスのR100RSはカッコ良いですね!

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この年式はセンタースタンドがとても重いので、社外品のサイドスタンドが便利です。

前オーナーは20年ほど所有していたそうで、ヤレた外観もそのままに大事に乗られていたそうです。カウルやその取り付け部に傷、破損等ありますが、おおむね年式の割りには良好だと思います。
現在はアンダーカウルを外していますが、ちゃんと付属します。ご希望であれば、エンヂンガードもお付けします。

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整備はご友人に任せていたとのことで、ちょっと心配な面もありますが

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現状では、走る、止まる、曲がるといった基本動作にそれほど問題はありません。

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ブレーキディスクは手作り品らしいですが、利きはそれなりです。ディスク交換も考えていますが、パッドを換えれば十分良くなりそうです。リアサスもオーリンズに交換されています。

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メーターを交換しているそうなので、メーター上では40,000kmを示していますが

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実走行は70,000km以上とのこと。
走行距離を考えればエンヂンの調子は良いほうだと思います。

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オイル漏れも酷くなく、まだオイル滲みといった感じです。
気になる異音も、定番のタイミングチェーン辺りから少し出ているくらいなので、チェーンを交換すればそこそこ静かになりそうです。

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トランスミッションもO/H済みのようですが、ケースの一部に割れがあり、溶接にて修理されています。

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クラッチリリース周りからも、ちょっとオイル漏れがありますね。

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このような車輌ですが、少しずつ、キッチリ整備を進め、販売する予定です。
お楽しみに!

 

ま、しばらく売れなくても試乗車または代車として活躍してくれそうですし、何より、自分が大好きな車輌なので、売れなくても構わないような気持ちもありますから、いつまでも店に置いてあるかもしれません・・・。

ETCアンテナ用ステイの取り付け。

当店オリヂナルのETCアンテナ用ステイの取り付け方法をご紹介します。

(1)R100RSの場合

¥1,080(税込)¥1,000/個(税抜き)

ミラーを固定しているナットで共締めするだけです。
振動を考慮してカウルステイとの間に名刺1枚ほどのクリアランスを設けていますが、車輌によってはカウルステイに接触すことがあるかもしれません。その場合は、ETCアンテナ用ステイとカウルステイの間に薄いゴムシートを挟んでください。

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パーツクリーナー等でETCアンテナ用ステイをよく脱脂して、両面テープでアンテナとパイロットランプを取り付けます。

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(2)アップハンドル(モノサス)の場合

DSC_0021¥1,500/個(税抜き)

ハンドルを外し、ETCアンテナ用ステイをフォークトップワッシャーの下に入れ、

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フォークトップナットで共締め(107±13N・m)します。

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パーツクリーナー等でETCアンテナ用ステイをよく脱脂して、両面テープでアンテナとパイロットランプを取り付けます。

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このとき、パイロットランプはステイから若干はみ出るように取り付けてください。こうすることで、ステイのエッヂとハンドルスウィッチのハーネスの接触を防ぐことができます。

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このような感じになります。

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(3)アップハンドル(2本サス)の場合

DSC_0015¥2,000/セット(税抜き)

ハンドルを外し、フォークトップボルトを外します。フォークスプリングとフォークトップボルトの間に付属のワッシャーを入れてから、ETCアンテナ用ステイをフォークトップワッシャーの下に入れ、

Ateキャリパー仕様
Ateキャリパー仕様
BREMBOキャリパー仕様
BREMBOキャリパー仕様

フォークトップボルトで共締め(120N・m)します。

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パーツクリーナー等でETCアンテナ用ステイをよく脱脂して、両面テープでアンテナとパイロットランプを取り付けます。

DSC_0111

このとき、パイロットランプはステイから若干はみ出るように取り付けてください。こうすることで、ステイのエッヂとハンドルスウィッチのハーネスの接触を防ぐことができます。

DSC_0009

このような感じになります。

DSC_0158

DSC_0166

 

ETCのアンテナの取り付けにお悩みの方、ご相談くださいッ!

ダイナコイルの取り付け(2本サス、R65)。

R65(2本サス)のダイナコイルの取り付け方法を紹介します。

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初めに、イグニッションキーがOFFになっていることを確認し、ガソリンタンクを外します。R65(2本サス)は前後にコイルがあります。

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前側コイル
前側コイル
後側コイル
後側コイル

前側のコイルから端子を抜き、コイルを取り外します。配線は「黒(太)」、「黒(細)」と「黒/黄」の3種類あり、ダイナコイルへ交換する場合は「黒/黄」は使用しません。

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「黒(太)」はエンヂン上部からの配線で、ポイントからの点火信号(電流の断続)になります。「黒(細)」はタコメーターに繋がっていて、点火信号をメーターに送ってます。

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また、コイルを取り外すと、コイルに共締めされていた「茶」のハーネスが現れます。コイルからボルトとワッシャーを外して再利用し、

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付属のM5ナットとワッシャーで「茶」のハーネスをフレームにしっかりと固定します。

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続いて、後側のコイルから端子を抜き、コイルを取り外します。配線は「緑」と「黒/黄」の2種類あり、ダイナコイルへ交換する場合は「黒/黄」は使用しません。

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後側のコイルを取り外したら、外したボルトとワッシャーを再利用してステイを取り付けます。

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また、取り外したコイルから端子を1個外し、キレイに磨きます。

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この外した端子をダイナコイルの片側に再利用し、
(写真の向きを参考にしてください。)

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ダイナコイルを付属のボルト、ナット、ワッシャーでステイに取り付けます。

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「黒(細)」のハーネスは長さが足らないので、延長ハーネス(仕上がり寸法で約230mm)を作ります。

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延長した「黒(細)」のハーネスを、コネクターに繋がるハーネスの束でできた輪の中に通します。こうすることで、ハーネスがフレームなどに干渉するのを防ぐことができます。また、使用しない「黒/黄」のコネクターも輪の中に収めておきます。

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延長した「黒(細)」のハーネスと「黒(太)」のハーネスを適当なゴムチューブでまとめます。

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こうすることで、ハーネスがエンヂン上部のカヴァーに干渉するのを防ぐことができます。

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「緑」のコネクターをダイナコイルの分岐していないほうの端子に、

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「黒(太)」と「黒(細)」のコネクターを分岐しているほうの端子にしっかりと差し込みます。

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プラグコードの取り回しが変わりますので、複雑にならないように取り回しを変更し、ダイナコイルに差し込みます。

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また、後側でも使用しない「黒/黄」のコネクターをハーネスの束でできた輪の中に収めておきます。

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これで取り付けは完了です。実際にエンヂンを掛けて始動テストをします。問題なくエンヂンが掛かればOKです。ガソリンタンクを元に戻して作業終了です。

 

注意!
「黒(太)」のハーネスは端子まで届く長さが十分あると思いますが、もし足りない場合は、無理に引っ張ったりせずに延長ハーネスを作って対応してください。ハーネスが破損すると、エンヂンが始動できなくなる恐れがあります。

DSC_0052

注意!
「黒(太)」のハーネスと延長した「黒(細)」のハーネスは、必ず適当なゴムチューブ等で保護してください。エンヂン上部のカヴァーと干渉してハーネスが破損すると、エンヂンが始動できなくなったり、タコメーターの針が動かなくなったりする恐れがあります。

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取り付け作業も承っております。ご相談くださいッ!

ダイナコイルの取り付け(モノサス以降)。

モノサス以降のダイナコイルの取り付け方法を紹介します。

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初めに、イグニッションキーがOFFになっていることを確認します。ガソリンタンクを外し→プラグコード→純正コイルの順番に外していきます。

純正コイルを固定していたボルトとワッシャーを再使用して、純正コイルが付いていた場所に付属のM5ナイロンロックナットとワッシャーでダイナコイル用ステイを取り付けます。

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ステイを取り付けたら、付属のM6ボルトとナット、ワッシャーでダイナコイルを取り付けます。

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ダイナコイルをしっかり取り付けたら、コイルに黒と緑の配線を繋ぎます。極性はないので、どちらに黒と緑を繋いでも構いません。繋いだら、写真のように少しだけ端子部分を起こします。軽くグイッとやれば簡単に曲がります。

DSC_0030

配線がコイルの芯やボルトの頭に触れないように、結束バンドで上手くまとめます。

DSC_0001

反対側も同様にまとめます。

DSC_0007

これで取り付けは完了です。プラグコードを元に戻して、実際にエンヂンを掛けて始動テストをします。問題なくエンヂンが掛かればOKです。ガソリンタンクを元に戻して作業終了です。

DSC_0047

 

補足)
ステイのみをご購入されたお客様の場合、ダイナコイルに端子を取り付ける必要があります。ステイに同梱されている端子を、お手元のダイナコイルに付属しているネジで写真のように取り付けしっかり固定してださい。

DSC_0002

 

取り付け作業も承っております。ご相談くださいッ!

純正部品の検索。

BMWの純正部品は、下記のサイトで検索ができます。

http://www.realoem.com/bmw/ja/select
parts_search_01

所有する車輌の車台番号(フレームまたは車検証記載の7桁の数字)を[シリアルナンバー]の空欄に入力し、[検索]をクリックすると

parts_search_02

製造年月が表示されますので、[パーツを見る]をクリックします。

parts_search_03

メイングループが表示されます。例えば[エンジン コントロール システム]を選択すると

parts_search_04

さらにサブグループが表示されます。ここで[キャブレター]を選択すると

parts_search_05

部品展開図の一覧が表示されます。

parts_search_06

画面をスクロールして、調べたい部品のイラストをクリックすると

parts_search_07

詳細な部品の展開図とパーツリストが表示されます。

parts_search_08

これで、探している部品の部品番号や必要な個数、US$建ての価格が確認できます。

 

注意!
価格はあくまでも参考です。実際の価格は、当店でも仕入実績のある消耗品等の部品(500~600点程度)については即答できますが、それ以外のモノについては国内のディーラーに問い合わせる必要がありますので、多少お時間をいただくことになります。ご了承ください。

注意!
純正部品の検索は、車台番号に基づいています。メインフレームを交換した車輌や、エンヂンを載せ換えている車輌、また他車種の部品と交換している車輌の場合、車輌に使用している部品と検索結果が一致しないことがあります。

注意!
年式により、パーツが変更されている場合があります。「02/1985から」や「06/1979まで」のように記載されている場合は、所有する車輌の製造年月とよく照らし合わせてください。

注意!
製造中止になった部品でも、代替品がある場合があります。形状や材質など、オリヂナルと異なる場合もありますが、交換可能な部品として供給されています。

XXXXXXXXXXX
Superseded by: YYYYYYYYYYY
「XXXXXXXXXXX」の代わりに「YYYYYYYYYYY」が使用できる
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XXXXXXXXXXX
Supersedes: YYYYYYYYYYY
「YYYYYYYYYYY」の代わりに「XXXXXXXXXXX」が使用できる
parts_search_09

店舗情報。

営業時間
10:00~20:00

定休日
毎週水曜日

メールアドレス
service@mogi-motors.com(全角@→半角@に変えてください)

所在地
〒223-0056
横浜市港北区新吉田町5137

第三京浜都築インターチェンヂから3分ほどの場所にありますが、道がちょっと分かりにくくなっています。メールしていただければこちらの電話番号(携帯)をお教えしますので、近くまで来て道に迷ったときは、お電話ください。