西方(兵庫)から、フロントフォークのO/Hと。

昨年、シリンダーヘッドキャブレターのO/Hをご依頼くださったR65(2本サス)にお乗りのお客様、今度はフロントフォークのO/Hをご依頼にッ!あと、リアサスペンションの点検&ブッシュ交換もッ!有り難いことですッ!

すでにエンヂンの組み立てとキャブレターの取り付け&調整も終え、現在は慣らし運転を楽しまれているそうですが、やはり「何かがオカシイッ!」と感じられた足回りもしっかり整備しておきたいとのことで、部品をお送りいただきました。フロントフォークを外しているため車輌は不安定な状態らしく、「急ぎでオナシャス!」とのリクエスト。ウォー!急ぐぞー!

さっそく届いた荷物を確認します。

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オイルシールから滲んだ跡はありましたが

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インナーチューブの摺動部に気になる傷、錆はありませんでした。ホッ。

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そんでは、バラバラに分解して洗浄しましょー!

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オヨヨ。ダンパーロッドのピストンリグ、片側が3本のところ2本しかありません。内1本もちょっと歪んでいますので、これだとダンパーとしての機能が少し弱かったかもしれませんね。また、伸び切ったときの緩衝材になるブッシュもなくなっていました。

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ココのブッシュは劣化するとボロボロと崩れてなくなってしまいますので、2本サスのR65(とR45)だけでなく、/5や/6シリーズといった古い車輌やそれ以降のAte製キャリパーの付くタイプの車輌にお乗りで一度もO/Hされたことがない方は、是非、点検してみてください。センタースタンドを掛けてみて、フロントフォークが伸び切ったときにガコッと音がするようなら、まずココのブッシュが利いていないと思いますので。

作業に戻りまして、インナーチューブも片側の下端が荒く修正されていましたので

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少し磨いておきました。

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洗浄完了デス。

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ダンパーロッドを組み立ててピストンリングを取り付けたら、新品のブッシュも用意して

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インナーチューブに挿入します。動きもスムース、バッチリです。

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アウターチューブにインナーチューブを取り付けて、オイルシールを打ち込めば

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できました。良いんじゃないでしょうかッ!

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あ、お客様が取り外し方がよく分からなかったというフォークトップのキャップ、こんな感じになっています。キャップを押し込んでC-リングで留めているんですが、参考になるでしょうか。ちなみに、モノサスのフロントフォークと同じ取り付け方です。

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交換した部品です。

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歪んでいたピストンリング、こんな感じでした。

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続きまして、リアサスペンションです。

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パッと見、オイル滲みもなさそうです。手で押してみた感じ、ダンパーも利いています。

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ブッシュは上側も

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下側も、ゴムが劣化してひび割れていますね。

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てことで、分解してダンパーの状態を確認します。

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縮むときはスッと、伸びるときはググッと抵抗があり、しっかりダンパーが利いてます。これならまだまだお使いいただけると思います。つか、伸ばすときヘンな声が出そうなほど重かったです。(恥じらい)

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(動画でご覧いただけます。)

汚れと錆を落としてキレイにし

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ブッシュを交換して組み立てれば、作業終~了~。

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ということで、この度はフロントフォークのO/Hとリアサスペンションの点検&ブッシュ交換のご依頼、有り難うございましたッ!これで本来の足回りの状態に戻ったハズですので、まずはこの状態で乗り心地や挙動を確かめていただければと思います。もし違和感があるようでしたら、またあらためてご相談ください。良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、O/Hを承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

お客様からの荷物の中に「食べられる緩衝材を入れときました!」と入っていたブツ、ちょっと変わったナッツ系のお菓子でした。さっそくポリポリしてみましたが、なんだかハトになった気分です。でも、なぜか・・・不思議と・・・力(チカラ)が湧いて・・・キター!こりゃ、仕事も捗るー!クルッポー!(ご馳走様でした!の意)

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R65、フォークブーツの交換からの。

R65(2本サス)にお乗りの、モギーが足を向けて寝れない&当店のステマ担当のお客様、今回はフォークブーツの交換をご希望とのことでご来店くださいました。またまた有り難いことですッ!

注)
こちらの車輌、少し前に作業も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

前回ご依頼のオイルフィルターからのオイル噴出もすっかり治まったようなので、しばらくは走り回って楽しまれるのかと思っていましたが、先日納車したご友人のR80のフォークブーツを見ていたら

「自分のがショボく見えて、どうしてもッ!すぐにッ!交換したくなったッ!」

そうで、スッ飛んでいらっしゃいました。しかも、翌日はもう一人のご友人のR100RSと3台でツーリングに行くため、朝7時集合とのこと。やっとR80を納車できたと思ったら、まさかココにもワガママ・オーダーのお人がッ!いやん、逆にカコイイ・・・。

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あらかじめ連絡をいただいてはいましたが、閉店時間近くから始めるソッコー作業になりました。ウォー!急がねばー!

ということで、写真を撮るのもソコソコに作業を進めます。

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が、ついでにご依頼のちょっと固めのフォークスプリングへの交換も行おうとしたところ、どうもフォーク内部がアヤシイ感じがするので、急遽、O/Hすることに。ウォー!急がねばー!

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片側のダンパーロッドのピストンリングが、完全に錆と異物で固着しているッ!これではダンパーにならないッ!

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といった感じでドタバタと作業を進め、途中、お客様にフォークオイルを浴びせてしまうという大失態までやらかしつつ(本当に申し訳ありませんでした・・・)、ようやく完成と思ったら

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なぜかフロントフォークの動きが渋いッ!フォークブーツの収まりもイマイチッ!時計の針は深夜○時を指しているッ!明日はツーリングッ!今夜はもう・・・ダメ・・・です・・・。ガクッ。

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~翌々日~

あまりの出来事に意気消沈していましたが、なんとか元気になってまいりましたので、原因を探ります。というか、作業した手順を思い返し、冷静になった頭で考えたらすぐに分かりました。

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原因は、後付けのフォークブレイス(スタビライザー)でした。このフォークブレイス、自然なフォークスパンに対してちょっと狭いんです。

フォークブレイスをフリーにしてアクスルシャフトのクランプボルトを緩めてみると、マスキングテープの目印とアウターチューブの距離は7mmちょっとですが

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フォークブレイスをフリーにする前は9mmちょっとありました。

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その差2mmですが、コレだけフォークスパンが先細りしていれば、そりゃフロントフォークの動きも渋くなるハズです。なぜこんなコトが分からなかった!俺のアホー!

てことで、フォークブレイスとアウターチューブの間にスペーサーを入れることにしました。これで、インナーチューブにストレスを掛けることもほぼなくなりますので、自然なフォークスパンのままストロークできるようになると思います。つか、なぜショートタイプのフェンダーを取り付けたときに気付かなかった!俺のアホ、アホー!

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やはり、焦って作業するのはダメですね。いつもと同じ手順で落ち着いて作業していればこのようなことにはならなかったかもしれません。時間を気にして作業を省略した結果がコレです・・・。本当に申し訳ありませんでした。

ということで、問題も解決し、時間も十分にありますので、続いて収まりの悪いフォークブーツの作業に取り掛かります。

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こちらのR65はフロント周りを/5っぽくカスタムされているため、リア用のウィンカーステイと自作のステイを組み合わせてウィンカーが取り付けられています。

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このステイはご友人が作られたモノですので、少し加工してそのまま使用します。具体的には、ブーツへの逃げを罫書いて削り、曲げを少し深くしました。

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ついでに、2本サスのR65の場合、回り止めと空気穴を兼ねるロールピンがフロントフォークをクランプするアンダーブラケットに打ち込めませんので、ピンを短く切断したモノをブーツに挿入しておきます。

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どうですかッ!

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ウィンカーの位置もビシッと決まっているッ!

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クリアランスも十分ですし、わずかな加工でご友人作のステイを活かすことができたと思います。やってやったぞッ!

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軽く試乗した感じ、フロントフォークの動きも良いですし、交換したちょっと硬めのスプリングも悪くなさそうでしたので、あとはお客様が気に入ってくれれば言うことなしです。

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で、作業中にも気になったセンタースタンドの傾きですが、同年代の奥のR45とR65と比べても、やっぱり角度がキツくなってます。R45(手前)は肉盛り溶接されているとはいえ、角度をもう少しなんとかできれば、センタースタンドを戻すのもだいぶ楽になりそうです。後付けのオイルパンスペーサーがあるのでちょっと厄介ですが、そのうちなんとかしたいですね。

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てことで、すっかりお待たせしてしまいましたが、作業終了です。

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この度は、ツーリング前夜に終えるはずの作業が間に合わず、大変申し訳ありませんでした。予想外の展開で時間が掛かったこともありますが、後日行ったフォークブーツの取り付け具合の修正作業を考えても、初めからちょっと無理があったかもしれません。作業の見込みが甘かったことで、せっかくのご依頼とご期待にお応えできず、本当に申し訳なく思っております。結果的には、今まで気付いていなかったフォークブレイスの問題も解決でき、お客様好みの足回りに見た目も動きも仕上がりましたが、やはり最初からこういう状態に向かって作業をしなければと反省しております。今後はこのようなことがないように努めますので、また何かありましたらご相談いただければと思います。こちらの不手際でご色々と迷惑をお掛けしてしまいましたが、今回もご依頼いただき、有り難うございました。

 

フォークブーツの取り付け、フロントフォークのO/H、フォークスプリングの交換等、諸々承っております。ご相談ください。

長期不動のR80、夢から覚めて。

無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めている最中に売れてしまったちょっと前に仕入れた長期不動のR80、お客様のワガママ・オーダー(追加の作業)を進めます。

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注)
こちらの車輌、少し前に納車も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

まずは、「やっぱりホウィールは黒くしたいですね。」と落ち着いた口調でお客様がおっしゃるので

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ホウィールを外し、タイアも外します。

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フロントホウィールはベアリングも抜いておきます。色とマスキングの指示書と一緒に発送すれば、あとは塗装屋さんにお任せとなります。

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ホウィールの塗装には2週間ほど掛かりますので、塗装から戻るまでの間に他の作業を進めます。

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ということで、アレの取り付けです。

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エンヂンガードを外すのがモギーモータース・スタイルなんですが、お客様がどうしてもとおっしゃれば取り付けることもやぶさかではありません。

エンヂンガードの取り付けと同時に「フォグランプも付けたいです。」と、また落ち着いた口調でお客様がおっしゃるので、たまたま当店に転がっていた廃棄予定の・・・じゃなくて、大事に大事に保管していた秘蔵のフォグランプをご用意しました。もちろん、分解してキレイにしてます。オゥ~、ビューティフォ~!

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バルブも点検しておきます。オッ!H2バルブ!

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ハーネスを長く作り直しておいて

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エンヂンガードに配線を通す穴を開けるため、フォグランプを組み立てて仮組みしてみます。ウホッ!なんかイイじゃない!

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で、グリグリ、シュッシュッと穴を開け、エンヂンガードの準備ができたので、配線を通します。フォグランプのON/OFFスウィッチも良い位置に付いたッ!

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おっし!それではレンズを戻しまして・・・

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ガーン。割れとるー。

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It is no use crying over spilt milk!(覆水盆に返らず!)

覆水盆に返らず:
太公望が周に仕官する前、ある女と結婚したが太公望は仕事もせずに本ばかり読んでいたので離縁された。太公望が周から斉に封ぜられ、顕位に上ると女は太公望に復縁を申し出た。太公望は盆の上に水の入った器を持ってきて、器の水を床にこぼして、「この水を盆の上に戻してみよ。」と言った。女はやってみたが当然できなかった。太公望はそれを見て、「一度こぼれた水は二度と盆の上に戻る事は無い。それと同じように私とお前との間も元に戻る事はありえないのだッ!」と復縁を断ったという故事による。(Wikipediaより)

などと諺の勉強もできる当店ブログ、じゃなくて起こしたミスを嘆いていても先へ進めないので、とりあえずハウジングだけ取り付けます。配線もスッキリできました。

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つか、なぜ割れたし!うわぁーん!

気持ちを切り替え、お次は「フォークブーツも取り付けできますか?」と、またまた落ち着いた口調でお客様がおっしゃていたフォークブーツの取り付けです。

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このタイプのヘッドライトステイには回り止めのロールピンが打ち込んであるんですが、フォークブーツを取り付ける際にはもう少し打ち込むことで

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ブーツの回り止め&空気穴として利用できます。

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できました。モノサスには、2本サスでよく使われるモノよりもヒダの少ないコッチが合いますね。

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さらに、「ハンドルも、もう少しゆったりした感じにしたいですね。」と、またまたまた落ち着いた口調でお客様がおっしゃっていたので交換します。

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今まで付いていたハンドルよりも幅広で、高さも数cmアップになりますので、ケーブル類も交換します。意外と大変です。

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パイプ径が独特なため選択肢のほとんどないハンドルですが、英国moto-binsから取り寄せたこのハンドル、アリだと思いますッ!

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オ~!ホウィールはないけど、なんかカッコ良くなりそう!

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あ、フォグランプのレンズも作業途中で届いたんで取り付けました。もちろん、しっかり点灯も確認済みです。おまけにもう1個予備が確保できたので、1回だけならレンズを割ってもOKですよ!(怪我の功名・・・)

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といった感じで、着々と作業は進んでおります。ホウィールが届くまでもうしばらく掛かりそうですが、届き次第納車できるように努めますので、それまでの間、10年振りの大型バイクへの想いをモンモンと募らせながらお待ちいただければと思います。キッチリ仕上げますよー!

 

(続く)

 

「ホウィールを塗り替えたい」、「アレも付けたい」、「コレも付けたい」といったワガママ・オーダーにも、できる限り対応させていただきます。ご相談くださいッ!

西方(岐阜)から、フロントフォークのO/H。

またしても遠方のお客様から、フロントフォークO/Hのご依頼がッ!有り難いことですッ!

たまたま当店ブログを見てくださり、ご連絡をいただいたんですが、このお客様、あの「何を言っているのか。」のR100RSの前所有者だったんです。アララ!

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( ° o °)ハッ!

ポンコツとか書いてしまい、大変失礼致しました・・・。(でも事実)

 

なんでも、R100Tもお持ちだそうで、R100RSを手放したのはそちらの整備に専念したかったからだそうです。確かに、大掛かりな整備を要す車輌を2台も抱えるのは大変だと思います。

で、過去にBMWのGS系の車輌でフロントフォークは整備されたことがあるものの、古いタイプのフォークは初めてで、どうしても上手く動作させることができないとのこと。資料も不十分で、何が原因なのか分からないそうなので

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送っていただきました。Ate製キャリパーが付くタイプのフロントフォークです。

さっそく点検してみると、お客様の説明通りです。動作が異常に渋く、インナーチューブがまったくボヨンボヨンと動きません。通常、スプリングを抜いたこの状態ならダンパーロッドがスッと中に入って行くんですが、びくともしませんでした。

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分解してみると、すぐに原因が判明。このブッシュの位置を誤って組み立てていたみたいです。

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ちなみに、このブッシュはフロントフォークが伸び切ったときの緩衝材になりますので、ヘタってくると、センタースタンドを掛けてフォークが伸びたときにガコンと音がすると思います。/5や/6、Ate製キャリパーが付くタイプのフロントフォークの車輌にお乗りの方、思い当たる節がありましたら、ご相談ください。(苦い記憶が蘇ります・・・。)

そもそもお客様が入手されたときにこの状態だったそうなので、初めて分解、組み立てを行うときの「元の状態に戻せるように作業する」という意識が、今回はアダになってしまったようです。初めから正しく組まれていれば、このようなことはなかったと思います。

ということで、各部を点検しながら分解します。
片側インナーチューブのオイルシールの直近に、錆びて大きな傷ができています。

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反対側まで・・・。

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再めっき済みの在庫がちょうど用意できたトコロでしたので、こちらのインナーチューブは交換させていただきます。

もう一方のインナーチューブには大きな傷はありませんでしたが、小さな点錆が幾つかありました。お客様のほうでも軽く均されたようですが、当店でももう少し均しておきましたので、ちょっと心配ですがそのまま再使用します。どうか漏れませんように・・・。(祈り)

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ダンパーロッドにも傷がありましたので、こちらも軽く均して修正しておきます。

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ヴァルヴワッシャーも大きく変形していましたので、交換しました。

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てことで、バラバラにして

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洗浄します。

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ダンパーロッドは錆びやすいので、さっさと組み立てます。

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ヴァルヴ周りはこんな感じになります。誤って組まれていたブッシュの取り付け位置は、ココにくるのが正解です。

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ピストンリングの挿入にちょっとてこずりましたが、ダンパーロッドを挿入し、ビシッと組み立てました。動作もスムース、バッチリです!

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ココまで組めば、あと少し。アウターチューブを取り付けて、ボトムキャップナットをしっかり締め付けます。ちなみに、ココの締め付けトルクは80~100N・mです。

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オイルシールをガッツンガッツン打ち込めば

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作業終~了~。

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このタイプのフロントフォークはオイルを入れてお送りできませんので、この状態で発送致します。また、組み立て時に薄くオイルを塗っていますが、早めに車体に取り付けてフォークオイルを入れていただければと思います。動作確認はフォークオイルを入れてから、しかっり行ってください。

残りの整備が終わり、車輌を走らせられるようになりましたら、またご連絡ください。楽しいご報告、お待ちしております。この度はご依頼いただき、有り難うございましたッ!

 

つか、こんなトコロまで絡んでくるR65にお乗りのお客様、今回の作業でも「モギーモータースさんの仕事っすか?いや、悪くないんじゃないですかねぇ。」と、さりげなく広報まで担当していただいたそうで、これじゃ本当に足を向けて寝れません。やっぱり今度、方角を教えてください。オナシャス!

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、O/Hを承っております。フロントフォークの渋い動き、ガタつきをなんとかしたい方、ご相談くださいッ!

 

オマケ

こちらのお客様、最近、CB93(CR93仕様)も仕上げられたそうです。ウォ~!大好物!これくらいの年代のバイクって、機械っぽさがムンムンしてて、本当に良いですよね~。お乗りのお客様も、アラやだ、カコイイ・・・。(嫉妬)

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北方(埼玉)から、ステムベアリングの交換と。

一週間ほど前になりますが、以前にトランスミッションのO/Hをご依頼いただいたお客様が、今回はステムベアリングの交換にご来店くださいました。またまた有り難いことですッ!

そもそも、走行距離57,000kmほどの車輌(R100RS、モノサス)を入手され、当初は外装を再塗装してエンジンをキレイに磨き、フレームも錆びたトコロを塗り直して乗り出すつもりが、手を付け始めたら車輌がバラバラになっていたッ!とのことで、そのお手伝いの第二弾になります。

で、塗装済みのフレームをお持ち込みいただいたのですが、事前にベアリングのアウターレースを外されていなかったそうなので

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オリヂナルの専用工具を使ってグイグイ抜き、ステムベアリングを交換しました。再塗装されたばかりのフレームで緊張しますが、専用工具を使えばご覧の通り。アラ、簡単!

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ついでに、フロントフォークと幾つかの部品をお預かりして、後日、O/Hさせていただきました。

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まずは分解してキレイにし、各部の点検から。インナーチューブの状態は、やや擦れた跡と小さな傷が1箇所ありましたが、オイル漏れを引き起こすほどではなさそうでした。他の部品も状態は良好です。

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今回ご依頼いただいた理由はコレ、ダンパーロッドのガイドリング(ピストンリング)です。この紙製のガイドリング、個人でもフロントフォークのO/Hに挑戦される方はいるかと思いますが、新品への交換はかなり苦労すると思います。元々付いていたモノを再使用する場合でもインナーチューブへの挿入は難しいですが、張りのある新品の場合、挿入する際にガイドリングが広がってしまい、強引に組みつけようとすればリングを傷めてしまいます。どうするッ!

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大丈夫、当店ではオリヂナルの専用工具を用意していますので数分で挿入可能です。バンザイ!

ちなみにこのガイドリング、取り付けには向きがあります。写真のように凹部を下にするのが正解です。

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で、外した部品を順番通りに元に戻せばインナーチューブの組み立てはOKです。

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フロントフォークのアウターチューブも、オイルドレイン用の穴の周りや、アクスルシャフトの挿入部をキレイに均しておきます。

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このアウターチューブはフレーム同様に粉体塗装で塗り直されていますので、マスキングの隙間から入り込んだ塗料を落とすのにちょっと苦労しました。ココに塗料が残っていると、アクスルシャフトの挿入がキツくなったりしますので。

また、フォークトップのO-リングが潰れて変形していましたので、交換しておきました。
(このとき、片側のオイルフィラーボルトが固く締まっていることを確認したのですが、それが後にトラブルを起こすことに・・・。申し訳ありませんでした。)

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フロントフォークを組み立てて、フォークオイルを入れてエア抜きし、一晩置いて漏れがないことを確認します。オイルシール、ドレインボルト、アウターチューブの底からも漏れはありませんでした。

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さらに、お客様ご自身でキャブレターをO/Hされた際に、バタフライシャフトのネジ穴をダメにしてしまったそうなので、その交換と(写真では分かりにくいですが、片側のネジ穴がユルユルになっています)

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当店オリヂナルのスターターノブの取り付けもご依頼いただきました。有り難うございますッ!

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その他、幾つかのご注文部品も用意し、一通りの作業を終えて梱包、発送したのですが、翌日、お客様からフロントフォークのオイル漏れのご連絡をいただいてしまいました。

こちらの思い込みで、片側のオイルフィラーボルトだけ確認して締まっていると判断し、結果、お客様に大変なご迷惑をお掛けしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。二度とこのようなことがないように努めますので、これに懲りず、またお手伝いさせていただければと思います。せっかくのご依頼にしっかりと応えられなかったこと、強く反省しております。本当に、申し訳ありませんでした。

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、フロントフォークのO/Hや、キャブレターの修理も承っております。

何を言っているのか。(その3)

先日ご紹介した「何を言っているのか。」のR100RS、さっそく整備と修理を進めています。

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ステムベアリングの点検と調整をしたことでようやく試乗もでき、車輌の状態が分かりましたので、いよいよ作業に取り掛かります。

まずはフロント周りを分解します。

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クリームチーズ?

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じゃ、なさそうですね。

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定番のアウターレースの打痕ですが、荷重を強く受ける下側のほうがクッキリ出てますね。

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外したステム周りを洗浄してピカピカにし、新しいベアリングにたっぷりグリスを塗りこんでおきます。

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個人でもベアリング交換に挑戦される方はいるかと思いますが、アウターレースの取り外しはかなり苦労すると思います。モノサス以降は少し外しやすくなっていますが、2本サスの場合、ネックの取り付け部にほぼツライチのようにレースが収まっていて、ほとんど工具を引っ掛ける余地がありません。どうするッ!

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大丈夫、当店ではオリヂナルの専用工具を用意していますので数分で取り外し可能です。バンザイ!

ちなみに、これがモノサスの取り付け部です。隙間が少し広いのが分かるでしょうか。これでも一般的なプーラーではかなり苦労しますが・・・。

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てことで、ステム周りを取り付けます。うーん、ピカピカ!

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取り外したステムベアリングです。下側(右)に比べると上側(左)の打痕はそうでもありませんが、一方にコレだけ強い打痕があるとどんなに調整してもハンドルを切る際にコクッという感触が微かに残ってしまいます。構造的に、グルグル回転するのではなく左右に行ったり来たりするだけですから、どうしても一番走行時間の中で長くなる直進状態の位置に強く打痕が現れてしまいます。

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ステムベアリングの締め付け具合を調整してもハンドルが振れる原因は、この打痕によるベアリングのガタつきですので、ハンドルの振れが気になる方はディーラーまたは専門店にご相談ください。また、定期的なグリスアップで多少寿命を延ばすこともできますので、交換されたばかりの方は是非、定期的なメインテナンスもお忘れなく。もちろん、当店でも承っておりますッ!(さりげない宣伝)

ということで、続いてフロントフォークの組み立てです。しっかり洗浄し、在庫している再めっき済みのインナーチューブを使ってビシッと仕上げます。

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オイル漏れや滲みがないように、こういうトコロもキレイに均します。

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ただ、このサークリップは外すと元の位置に戻すのがちょっとムズカシイ・・・。

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できました。このとき、忘れずにダストカヴァーやフォークブーツを取り付けておきます。RSやRTのブーツには左右の区別があるので、ソコも注意です。(経験者談)

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スプリングは左右とも、キレイにして長さを点検しておきます。OKですね。

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フロントフォークを車体に取り付け、フォークオイルを規定量注入したら、エア抜きを丁寧に行います。アウターチューブの下側からのオイル漏れ、滲みも一切なし。イエス!

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再めっきされたインナーチューブに新しいオイルシール、これなら漏れることはないッ!

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なんかノッてきたので、ブレーキ周りもO/Hしちゃいます。

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マスターシリンダーのインレットポート、リターンポートの周りに結晶化したフルードが溜まってます。

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ココも、シリンダーから漏れたフルードが固まって溜まってますね。

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リザーヴタンクの中にも薄っすら結晶化したフルードが。

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こんなトコロにも。

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キャリパーも、ピストンを取り外したらエライことに!なってたので

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バラバラに分解します。こりゃ、洗浄するのも大変そう。逆に燃えちゃうけど!(M気質)

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そんなことより、なんでパッドにこんな細工を?ブレーキダスト対策なのかもしれませんが、細工した溝のせいでパッドが一部破損しちゃってます。これじゃ、パッドの寿命を短くするだけです。しかも、漏れたフォークオイルが染み込んでいて、ちょっとしっとりしてるー。
こりゃ、パッドは交換ですね。

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で、すごく燃えたんで、すごくキレイになりました。

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リターンポートもしっかり穴が通り、

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キャリパーに溜まっていた茶色い物体もなくなりました。

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リザーヴタンクもご覧の通り。

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心配していたピストンには傷もなく、良好な状態でした。ホッ。

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ついでに、スロットルホルダー周りも分解して洗浄します。燃えてますから。

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ブレーキレヴァーのピヴォット部、古いグリスが固まっていることはよくありますが、ココにフルードのカスが溜まってるのは珍しいですね。

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当然、ホルダー側もこの通り。

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ゴシゴシ洗ってキレイにしたら

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バババッとブレーキ周りを組み立てます。何しろ、燃えてますから。ウォー!

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本来なら、マスターシリンダーのピストンカップやキャリパーのピストンシールは交換したいところなんですが、今回はご予算の都合で再利用しています。点検したところ大きな傷も変形もなかったからなんですが、試乗してみて漏れや滲みがあればすぐに交換させていただきます。もちろん、お客様が乗り始めて間もなく漏れるようであれば即交換になります。そうならないように丁寧に作業したつもりですが、こればかりはどうにもなりませんのでお許しを。
おそらく大丈夫だと思いますし、ダメでも次回の交換作業はずっと楽に、確実に作業できますのでご安心ください。それよりも、まだまだコストが掛かりそうな予感がして、そっちのほうが心配です・・・。

などと言い訳もソコソコに、組み立てたブレーキ周りを車体に取り付けます。まだまだ燃えてますから。ファイアー!

ハンドルバーの錆がちょっと気になるので、ササッと磨いておきます。

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それと、ハンドルがセットバックされていて、ハンドルの取り付け角度も良くて非常に乗りやすかったんですが、メーターステイがRS用のままでちゃんと固定できていませんでしたので

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たまたま在庫にあった中古良品と交換しました。

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ジャーン!大丈夫、まだ燃えているッ!

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キャリパーを取り付ける前に、ホウィールベアリングの状態も点検します。アウターレースに焼けた感じはありますが、嫌なゴロつきも傷もなく動作は良好なので、古いグリスを洗い落としたっぷりグリスアップしておきます。同じテーパーローラーベアリングでも、グルグル回転しているせいか、ステムとは持ちが違いますね。まだまだ頑張って~。

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そして得られた、この躍動感ッ!どうですかッ!

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と思ったら、何かがオカシイ。タイアがグニャグニャしているような・・・?

ガーン。ビードが上がり切っていないッ!

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(動画でご覧いただけます。)

あのフロントが上下にフワフワした違和感の原因はコレだったのかもしれません。

危うく俺の中の炎が消えそうになりましたが、ビードをちゃんとハメるついでに、ちょっとズレてる軽点も合わせます。大丈夫、も少し燃えていけるッ!

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できました。

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(動画でご覧いただけます。)

うーん、だいぶ良くなったんじゃないでしょうかッ!ここまでやれば、もうあんな怖い思いをすることなく、安心して乗れるようになりますね。早く試乗して確かめたくなってきたー!

まだ燃えているッ!ファイィアァァー!

でもちょっと疲れたんで、今日はこのへんで。
次はガソリンタンクの洗浄とキャブレターのO/Hです。

 

(続く)

 

ステムベアリングの交換やブレーキのO/H、ホウィールベアリングの点検から上がり切きらなかったビードの面倒まで、諸々承っておりますッ!

長期不動のR80、フロントフォークO/H。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

シリンダーヘッドを内燃機屋さんに預けている間に、できる作業を進めます。
引き続き、フロント周りの整備です。

分解したフロントフォークを洗浄します。

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フォークスプリング、ダンパーロッド等の部品に問題はありませんでしたが、

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インナーチューブの先端に縦スジがクッキリ・・・。
こうなると、インナーチューブを再めっきしないとダメですね。

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せっかくフロントフォークをO/Hするので、色褪せたアウターチューブも再塗装しました。
ついでにハンドルブラケットなんかも一緒に塗ったので、けっこうキレイな車輌に仕上がりそうです。

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洗浄した部品と再塗装したアウターチューブ、

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再めっき済みのインナーチューブを組み立てれば、

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フロントフォークのO/H終了です!

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フロントフォークを車体に戻したら、次はホウィールとブレーキですね。

 

(続く)

 

フロントフォークのO/Hや、インナーチューブの再めっきも、ご相談くださいッ!