R100RS、フロントフォークのO/Hとドライヴシャフトの取り外し。

「今日も~♪のんびり~♪お仕~事~♪ラララ~♪」と鼻歌交じりで作業を進めていた平日に、またまた初めてのお客様が突然ご来店にッ!イヤン!ちょ、ちょっと待ってください、ここ、心の準備が・・・!からの、有り難いことですッ!でも、やっぱり焦るー!

 

なんでも、こちらのお客様ったらR100RSを入手したばかりなんだそうですが、「フレームの錆が気になってアレコレしてたら、バラバラになっちゃいまして・・・」とのことらしく、フロントフォークとスウィングアームをお持ち込みになられました。ん?なんか、以前にもそんなコトがあったような・・・?

DSC_1827

とりあえず、再塗装されるというスウィングアームからズババッとドライヴシャフトを取り外します。いっちょ上がりー!

DSC_1845

おっし、本題のフロントフォークに取り掛かりますか。ファイトー!オー!

DSC_1853

薄っすらと擦れた跡はありますが、インナーチューブの状態は良好でした。これならそのまま再使用しても大丈夫そうですね。

DSC_1856

ダンパーロッドのピストン周りも、樹脂製の部品は跡形もなくなっていましたが、状態は悪くありませんでした。

DSC_1859

ま、この辺はお約束ですが・・・

DSC_1870

お約束・・・

DSC_1892

お約束・・・だけど、ギャー!

DSC_2087

フォークスプリングはお客様のご希望で新品に交換しますので、状態はどうあれ問題なしです。お疲れ様でしたー。

DSC_2096

で、ジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄します。

DSC_1933

インナーチューブもピカピカです。

DSC_1945

分解したダンパーロッドをビシッと組み立てたら

DSC_1942

インナーチューブに正しく組み付けまして

DSC_1968

アレコレやって、オイルシールをガッツンガッツン打ち込めば

DSC_2004

ハイ、できました。

DSC_2016

あ、ダストカヴァーのフェルトシールが1本、グニャっとなっていましたので、中古良品と交換させていただいております。

DSC_2039

それと、ご希望のあったフォークボトムのキャップも新品を取り付けておきました。

DSC_2028

また、締め込みのキツかったフォークトップのキャップボルトですが、インナーチューブ側のネジ山を修正し、無事にスルスルっと手で締められるようになっています。フフフ。

DSC_2053

最後に新品のフォークスプリングを入れて、作業終~了~。

DSC_2063

 

ということで、この度はフロントフォークとスウィングアームをお持ち込みいただいての作業のご依頼、有り難うございましたッ!フロントフォークについては組み立て時にフォークオイルを薄く塗布しておりますが、できれば早めにオイルを入れていただければと思います。錆の発生も抑えられますし、上手く組めたとは思いますが、オイル滲みやオイル漏れの確認もできますので。車両が仕上がって実際にお乗りになるのは少し先かもしれませんが、また何かお手伝いできることがありましたらお気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致します!

 

お持ち込みのフロントフォークのO/Hや、ドライヴシャフトの脱着も承っております。ご相談くださいッ!

ヤングなR100RS、駆動系のオイル交換。

前回のオイル交換からソコソコ?かなり?走られたヤングなR100RSにお乗りのお客様、またまたオイル交換に来てくださいました。もうすっかりお馴染みになりましたねー。しかも、あのトゥーヤングなR100RSにお乗りのお客様もご紹介いただいてしまいッ!重ね重ね、有り難いことですッ!ヒーハー!

DSC_1655

 

ちょっとおさらいしておくと、こちらの車輌ったら、3月下旬(61,500km)にオイル交換したときはトランスミッションとドライヴシャフトのオイルがこんな感じで乳化していまして

DSC_8310

その後、7月上旬(65,500km)にオイル交換したときはドライヴシャフトのオイルだけ、まだちょっと乳化していました。

DSC_3896

さて、11月中旬(72,000km)の今回はどうなったでしょうか・・・?

wait

ガーン。まーたトランスミッションのオイルが乳化しとるー!どゆことー!

DSC_1667

ドライヴシャフトについてはかなりマシになりましたが、トランスミッションは抜いたオイルの量が約100mlほど多いので、それだけ水が浸入したということになります。いくら通勤&お出掛けでビシバシ使用しているといっても、そりゃないッスよ・・・。

DSC_1679

つか、なぜバイクカヴァーをしないのだッ!なぜッ!このバカモーン!

bakamon

バカモーン!

bakamon2

バカモーン!

bakamon3

と、ご近所に響き渡るほどお客様を叱り飛ばしつつ(フィクション)、急遽、スピードメーターケーブルのダストカヴァーも交換させていただくことになりました。これで、次のオイル交換がちょっと楽しみになりますね。さーて、どうなるかしら?

DSC_1660

ちなみに、こちらが交換した部品です。劣化して固くなったダストカヴァーのひび割れもアレですが(切り込みはモギーが入れました)、ケーブルが収まるソケットにもボルトが食い込んだ跡がッ!ありました。確かにココの位置合わせはチョットてこずりますが、おかげで破壊しないと外せなかったという・・・。んもう!(チャリン♪)

DSC_1681

 

ということで、この度は駆動系のオイル交換のご依頼、有り難うございましたッ!通勤等で日常的に乗られていますので、多少の乳化は問題にならない気もしますが、それでもトランスミッションへの水分の浸入はギアやベアリングを錆びさせる原因となり得ますし、潤滑の面でも純粋なオイルによるものと比べれば性能は劣りますので、以前にもお伝えした通り、ご面倒でもバイクカヴァーをご使用いただければと思います。もしギアまでダメーヂを受けているような場合、O/Hする際の費用は文字通り桁違いの金額になってしまいますので。転ばぬ先の杖ですぞー!次のご来店も楽しみにお待ちしておりますッ!

 

駆動系のオイル交換や、スピードメーターケーブルのダストカヴァーの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R80、車検整備とアレやコレや。

少し前に部品購入にお越しくださったR80にお乗りのお客様、それからもチョイチョイご来店&整備のご相談にお見えになられていたんですが、「そんなにアレなら、お願いしちゃおうかな!」と、モギーの抜群の営業力?によりホントに作業のご依頼にッ!いやん、ウレスィ~!からの、有り難いことですッ!

DSC_9476

 

おっ、走行距離が5,400kmとは!かなりの低走行車で・・・じゃなくて、ちょっと前にメーターが一周しているそうです。ズコー。

DSC_9480

普段からちょこちょこメインテナンスはされているそうなんですが、車検の際に行う24ヶ月点検整備のような大掛かりでまとまった整備は久しくされていなかったとのこと。こりゃ、手強そうな予感がします。頑張るぞー!

てことで、まずはリア周りからスタートです。

DSC_9495

今回の作業の前にあらかじめ点検していましたが、ドラムが磨耗限度近くまで磨り減っており、表面にも凸凹したスジができていますので、ホウィールはお客様が手配されたモノと交換になります。10万kmものお仕事、お疲れ様でしたー!

DSC_9502

タイアとブレーキ周りをゴッソリ外したら、先に駆動系のオイルを抜いておきます。

DSC_9555

汚れや乳化した様子もなく、透明感も残っていました。問題なしですね。

DSC_9562

ファイナルドライヴとドライヴシャフトのオイルの量がちょっと多かったり少なかったりしましたが

DSC_9573

フィラー/ドレインボルトはスルスル回りましたし、気になる金属粉もありませんでした。グッド!

DSC_9511

続いて、取り外したブレーキ周りの部品を清掃&グリスアップします。

DSC_9519

ブレーキシューの表面に、ドラムにできた凸凹のスジによる跡があるのが気になりますが、果たして・・・?

DSC_9542

ブレーキペダルやリアサスペンションも取り外しています。

DSC_9585

この錆び付いた感じを見ると、ブレーキペダルは長いこと整備されていなかったのが分かりますね。ビシッと作業しておきますぞー!

DSC_9589

で、ブレーキ周りを元に戻しまして

DSC_9648

お客様が手配されたドラムの磨耗の少ないホウィール(程度の良いタイア付き)に交換したところ

DSC_9657

ブレーキシューの当たりがイマイチ&お客様のご希望で、新品のシューに交換させていただきました。ま、そうなっちゃいますよね・・・。

DSC_9836

ちょっと作業は前後しますが、スウィングアームのピヴォット部やクラッチリリースアームなんかも点検&清掃&グリスアップしています。そのときにドライヴシャフトブーツの汚れが気になって確認してみましたら

DSC_9608

わずかにブーツに痛みがありました。とりあえず、キレイにしてバンドを締め付け直しておきましたので、もう少し様子見とさせてください。ココから漏れてはいませんし、滲みも酷くはありませんから、トランスミッションのO/Hに合わせて交換でも良いような気がします。なんたって10万km越えですから・・・。ヌフフ。

DSC_9640

これで、車体の後側の作業が終わりましたので、お次はヴァルヴクリアランスの点検&調整とまいります。少し音が大きかっただけあって、スラスト方向のクリアランスもちょっと広かったですが

DSC_9664

なんといっても、このベアリングのケーヂの破損を見付けられたのが良かったですね。グイグイっと交換して、ビシッとクリアランスも調整できましたので、もう大丈夫かなと思います。モギー、グッジョブ!

DSC_9683

それと、スパークプラグについてはお伝えした通り、ツインプラグ化されていて下側に短いタイプのプラグが使用されていましたので(恥ずかしながら知りませんでした。勉強になります!)

DSC_9697

そのままにしておきました。下側のプラグのネジ山にちょっとオイルが付いているのが気になりますが、焼け具合としては悪くないような気がします。もし交換をご希望でしたら手配することもできますので、あらためてご相談ください。

DSC_9702

 

~翌日~

予定より作業が遅れていますので、ズババッとフロント周りの作業に取り掛かります。リアホウィールの交換に合わせフロント側もお客様が手配されましたので、まずはタイア交換から。

DSC_9714

ちょっとリムに傷はあるものの、比較的キレイな状態ですし

DSC_9721

ベアリングもクルクル軽~く回りましたので、悪くない買い物だったと思います。

DSC_9726

リムの裏側にこんな傷があったのが少し残念ですが、幸いエア漏れに繋がるような深い傷はありませんでしたので、これなら十分長くお使いいただけるんじゃないでしょうか。

DSC_9734

ビシッと新品のタイアに交換し、オマケでディスクも磨いておきました。当たり外れはありそうですが、この黒いタイプのホウィールはネットオークションでも人気がありますからね~。タイミング良く落札できて良かったですね!

DSC_9736

続いて、フォークオイルの交換へとまいります。

DSC_9747

オイルの汚れはこんな感じでも問題ないと思います。オイルの量もしっかり入っていましたから、シールからハデにオイル漏れでも発生しない限り、当面は定期的なオイル交換をしていただければよろしいかと。走行距離を考えれば、いつかは本格的なO/Hを必要とすることになりますので・・・。ヌフフ。

DSC_9753

さらに、お客様のご希望でブレーキホースもステインレスメッシュのモノに交換します。

DSC_9762

お伝えした通り、パッドが1箇所だけ減り具合が大きいですので、ときどきパッドの残りを点検してみてください。使用限度までは1mmほどありますから、すぐに限度に達することはありませんが、忘れて放置してしまうとブレーキディスクをガリガリ削ってしまうことにもなりかねませんので。(経験者談)

DSC_9777

と、アレやコレや作業して、ホウィール周りはバッチリです。

DSC_9858

ハンドル周りもレバーやケーブルなんかをビシッとグリスアップしておきます。こういうトコロを定期的にしっかりやっておくと、そうそうケーブルが傷むことも切れることもありませんし、操作感もけっこう軽~くなるんですよね。

DSC_9798

あとは、キャブレターを簡単に点検し、同調もビシッと調整しまして(ちょっと?かなり?ズレてました)

DSC_9807

点火時期を点検すればOK・・・のハズだったんですが、少し遅れておりました。ズコー。

DSC_9803

イグニッショントリガーに少し細工が必要でしたが、バチッと調整して「S」マークから「Z」マークまでキレイに進角することが確認できましたので、かなり調子が良くなったッ!ような気がするゥゥ!ウゥゥリィィィ!

uuurrrryyy

あ、ガコンッと大きな音がしていたセンタースタンドのストッパーの交換や

DSC_9840

スプリングが折れてパカパカしちゃうパニアケースのロックも

DSC_9454

しれっと修理しておきましたよー。フフフ。

DSC_9455

納車予定ギリギリでしたが、無事に作業終~了~。間に合ったー!

DSC_9816

 

ということで、この度は車検整備(相当)の作業とアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!今回はご予算の都合でステムベアリングやブレーキパッド等、幾つか見送ったトコロもありましたが、それ以外はしっかりリフレッシュできたと思います。特に、エンヂンについては点火時期とキャブレターの同調を調整したことで、かなり良くなった印象を受けましたので、ツインプラグ化した本来の効果もより味わえるのでないでしょうかッ!しばらくは秋の楽しいツーリングをお楽しみいただき、またご予算が確保できましたらご相談ください。ステムベアリングを交換すれば、ハンドリングもグッっと良くなりますよー!次回のご依頼も、お待ちしておりますッ!

 

車検の際の24ヶ月点検整備や、お持ち込みのホウィールの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、長期不動からの整備&登録作業。(その3)

6月の終わり頃に「15年くらい放置された不動車を買っちゃったんだけど、整備と車検をお願いできるかな?」と突然ご来店くださったお客様のR100RS、少しずつ作業を進めておりました・・・。

 

7月の下旬だったと思いますが、アレからしばらくしてようやく作業スペースも確保できましたので、いよいよ車輌を軽トラから降ろしました。

DSC_6271

といっても、フロントブレーキが利かないと一人では軽トラから降ろせませんし、その後の車輌の移動も大変ですので、簡単に?ブレーキディスクを磨き、キャリパーも取り付けています。ブレーキホースも、とりあえず使えるモノでなんとかしました。いちいち手間が掛かる車輌です・・・。

DSC_6275

ちなみに、磨く前はこんなでした。(放心)

DSC_4171

それにしても・・・ゴクリ。

gokuri

ヘッドカヴァーから

DSC_6292

シリンダー、クランクケース、トランスミッションまで、ドコも白く錆びて粉を吹いているではないかッ!

DSC_6288

ファイナルドライヴもッ!ギャー!

DSC_6282

フューエルコックを左右逆に取り付けてしまったお客様がおっしゃるには、タンクの中もイマイチとのことッ!イヤー!聞きたくないー!

DSC_6302

そして、なぜかコレクターボックスがストレートパイプに交換されているという。走行距離は17,000kmとまだ少ないんですが、まさか走る気マンマンで放置していたとでもいうのかッ!

DSC_6296

もう何が何やら・・・

wait

 

~一週間後~

他の作業に追われ&なんかモヤモヤして、なかなかヤル気が出ないうちに8月になってしまったッ!ということで、始めないといつまでも終わりませんので、まずは心を落ち着けるためオイル交換から取り掛かることにしました。今のモギーに必要なのは、無の心なのです。

0007

本当にコレをモギーが整備するのであろうか?(イヤ、しないッ!)

DSC_6311

などと、車輌に目をやると、どうしても反語形で余計なコトを考えてしまいますが

DSC_6314

抜いたオイルの状態は悪くありませんでした。アララ!

DSC_6320

ファイナルドライヴのオイルが多く、ドライヴシャフトのオイルが少なかったことを除けば、ですが。いや、本当に悪くなかったです。水分の混入や汚れもなく、透明感が残っていましたから。

DSC_6325

オイルクーラー取り出し部のネジも問題なく緩み

DSC_6341

オイルフィルターもビシッと交換できました。

DSC_6347

エンヂンオイルのフィラーゲーヂのO-リングが潰れていましたが、こりゃ、意外とすんなり作業が進むかも・・・?

DSC_6353

 

と、淡い期待を抱きつつ、ちょっと作業している雰囲気が出てまいりましたが、これもまだまだ序章だという・・・。

 

(続く)

 

不動車のオイル交換も承っております。ご相談くださいッ!

R80、オイルの交換とシフトアームのオイル滲み修理。

ちょっと前にシティケースの修理とパニアケースの購入にご来店くださったR80にお乗りのお客様、7月に早めの休暇を取られたそうで、「ちょっと長距離を走ったので、オイル交換をお願いします。」とのご連絡がッ!ウヒ!有り難いことですッ!

 

なんでも、東北方面への奥様とのタンデム・ツーリングで2,600km!走られたみたいで、「楽しかったですよー。」だって!アホや・・・じゃなくて、仲睦まじいご夫婦でイイですね~。モギーも見習って、妻を誘わねば!

DSC_6438

シャル・ウィ・タンデム?

shall_we

そんなことはどうでも、抜いたオイルを確認してみますと、駆動系のオイルの量がちょっと少なくなってました。そんなにオイルが漏れている様子もありませんので、元から少なかったんでしょうか。

DSC_6460

ファイナルドライヴと比べてトランスミッションとドライヴシャフトのオイルが汚れているのも気になります。オイルが違うのか、交換した次期が違うのか、それとも・・・?気になるような金属粉は見られませんでしたので、次の交換まで様子見とさせてください。

DSC_6465

で、トランスミッションのオイル交換のついでに、ちょっとオイル滲みの気になるシフトアームのオイルシールも交換させていただきました。つい先日、同じようなコトがありましたので、今回は見逃しません。見逃しませんぞー!(チャリン♪)

DSC_6473

おっと、ドライヴシャフトのブーツにもひび割れを発見ッ!コレも見逃せませんぞー!(チャリーン♪)

DSC_6443

などと、大いにハシャぐモギーでしたが、ついでにタイア交換のご相談もあり、ブーツについてはそのときに一緒に作業させていただくことになりました。ズコー。

zuko2

タイアが入荷次第ご連絡致しますので、もうしばらくお待ちください。最近、メッツラーのレーザーテックが在庫切れになることがしばしばあるんですよねー。

DSC_6445

 

ということで、この度はオイル交換のご依頼、有り難うございましたッ!タイアが入荷するまでしばらくお時間をいただいてしまいますが、秋のツーリングシーズンまでには間に合うと思いますので、次の計画を練りながらお待ちいただければと思います。お楽しみにー!

 

オイル交換だけでなく、シフトアームのオイルシールの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、オイル交換からのネジ穴修理とアレやコレや。

6月上旬にキャブレターのインシュレーターとホーンステイを交換させていただいたR100RSにお乗りのお客様、今回は駆動系のオイル交換やヴァルヴクリアランスの点検、キャブレターのO/Hに灯火類のLED化と、リクエストてんこ盛りでご来店くださいました。ウホッ!またまたまた有り難いことですッ!しかも・・・

 

なにこの極太焼きそば!ウッキャー!

DSC_5344

ははーん、さては「コレでも食って、ビシッと仕上げてちょんまげ!」ってコトですな?

wait

 

~三日後~

濃厚な味わいのソースとよく合う極太麺、確かに確認させていただきましたので、さっそく作業に取り掛かります。プハー。

DSC_5560

まずはオイルを交換しまして・・・

DSC_5565

おやおや?このコーティングされたモノは何かしら?(嫌な予感)

DSC_5561

ブホッ!ドレインのネジ穴が完全にナメとるー。

DSC_5576

危うく焼きそばが出てきそうでしたので、とりあえずオイルを抜きながら心を鎮めます。

DSC_5607

抜いたオイルの状態は悪くないですね。(ネジ穴・・・)

DSC_5616

トランスミッションとファイナルドライヴのドレインボルトにも、ほぼ金属粉は付着していませんでした。グッド!(ネジ穴・・・)

DSC_5590

ほかのフィラーボルト、ドレインボルトはスルスルと回りましたので、というより、むしろ「ふんわり」締め付けられていて簡単に緩んだくらいですので、問題はドライヴシャフトのドレインだけでした。明らかに、ビビってボルトを締めた感がアリアリ・・・。ま、慎重にやってもダメなときはダメなんですが。(将来への保険&ネジ穴・・・)

DSC_5592

すぐにお客様に連絡し、修理することを伝えます。

 

「モギーです。実は・・・ハイ、ビシッと直しておきます。ガチャリ」

phone

 

お客様の許しを得ましたので、さっさと作業に戻ります。頑張るぞー!

DSC_5625

オ~ゥ、ノゥ・・・。

DSC_5637

ココだけでなく、フィラーやドレインのネジ穴がダメになる一番の原因は、オーヴァートルクでの締め付けです。フィラーやドレインのボルトは「漏れずに緩まない」ように締め付ければ良いので、手の感触でボルトを締められればそれで十分だと思います。ヘタにトルクレンチを使ったりすると、規定トルクが掛かるまで締め付けてしまい、結果、傷みかけたネジ穴にトドメを刺すことになったりしますので、ご自分で作業される方はご注意ください。

ドライヴシャフトのネジ穴を修理するとなると、特殊工具を使ってココまで部品を外さないと

DSC_5674

タップを立てられませんので。作業も大変ですが、当然、それなりの工賃も掛かってしまいます・・・。

DSC_5645

てことで、できました。リコイルでビシッと修理していますので、これならボルトをギュッと締め付けられますし、もうネジ穴がダメになるコトもまずないと思います。バンザイ!

DSC_5682

アレやコレを元通りにしっかり組み付けまして(写真撮り忘れ)、ファイナルドライヴを車体に戻したら

DSC_5700

せっかっくなので、リアブレーキもビシッと整備しちゃいます。

DSC_5726

シューの一部に当たりの弱いトコロがありましたので、とりあえずキレイに磨いておきました。

DSC_5715

ブレーキペダルもキレイにしてグリスアップしています。

DSC_5730

あ、ブレーキスウィッチを押す部分の樹脂製キャップがポロリと崩れてしまいましたので、新品に交換しておきました。今のところまだ部品供給されていますので、気になっている方がいらっしゃいましたらご相談ください。¥80/個(税抜)になります。(2016/8/16現在)

DSC_5748

ホイ、できました。

DSC_5762

もちろん、ドラム側もキレイに清掃して点検しています。お伝えした通り、ドラムの磨耗はそれほど酷くありませんでしたので、一安心ですね。これで、少しは利きが良くなってくれますように。(祈り)

DSC_5769

フゥ~。オイル交換だけのハズが、大幅に作業が増えて予定が狂ってしまったッ!マズイですぞー!

DSC_5782

なので、ササッ&ビシッとヴァルヴクリアランスを調整ッ!

DSC_5789

からの、ヘッドカヴァーのネジ山を修正ッ!やめてー。

DSC_5804

時間もあんまりないのに、念のため点火時期も点検ッ!ギャー!少し遅れてるー!

DSC_5821
(動画でご覧いただけます。)

こちらもササッ&ビシッと調整ッ!

DSC_5837

点火時期が適正になって、回転数も上がったッ!音が違うッ!

DSC_5829
(動画でご覧いただけます。)

でも、もう焼きそばパワーが・・・おかわりがないと・・・頑張れ・・・ガクッ(再要求)

guttari

 

(続く)

 

駆動系のオイル交換や、ダメになったネジ穴の修理、リアブレーキの整備にヴァルヴクリアランスの調整、点火時期の点検&調整等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

ヤングなR100RS、リアフェンダーの取り付けと。

アレからも、ときどきお越しいただいているヤングなR100RSにお乗りのお客様、今回はリアフェンダーの取り付けにご来店くださいました。ムッハー!この暑い中ッ!有り難いことですッ!

DSC_6230

 

と、その前に、ブログを書き忘れていた先月のオイル交換作業のご紹介から。テヘヘ。

DSC_3875

3月後半に交換した際、トランスミッションとドライヴシャフトのオイルがこんな感じで乳化していたコトをお伝えしていましたが・・・

DSC_8310

さて、どうなったでしょうか。

DSC_3879

通勤でほぼ毎日使用されてるだけあって、4ヶ月足らずで4,000km!ほど走られていましたが、エンヂンオイルは一般的な汚れ方で、量もそれほど減っていませんでした。

DSC_3892

が、ファイナルドライヴとトランスミッションについてはキレイな透明感を残していたものの、ドライヴシャフトのオイルはまたしても乳化ッ!していましたので、まだドコかに少し水分が残っているのかもしれません。それでも前回よりは改善している印象ですので、次のオイル交換時にもう一度点検とさせてください。

DSC_3896

ちなみに、ドレインボルトに付着した金属粉は気にするほどではありませんでした。特に問題なさそうですね。

DSC_3882

 

てことで、本日の作業です。まずは純正のリア周りをゴッソリ取り外しまして

DSC_6232

前日にお持ち込みいただいていた、お客様ご自身で塗装まで手配されたリトモ・セレーノ製リアフェンダーとWM製テイルランプをビシッと取り付けます。

DSC_6239

ハーネスを通す穴がなかったので追加させていただきましたが、穴の周辺の塗装が少し割れてしまいました。申し訳ありません・・・。塗装の前にフィッティングして必要な穴を開けておくとこういう事態にはならないのですが、先に塗装されていると・・・ちょっとキビシイです。(言い訳)

DSC_6245

で、ハーネスもキレイにまとめます。アースも(無駄に)しっかり取っておきました。もちろん、動作確認もバッチリです。

DSC_6252

お伝えした通り、このウィンカーステイではパニアケース、パニアステイと干渉してしまいますのでこのような感じで取り付けておきましたが、できればウィンカーをテイルランプの近くに移設できるようなステイ(同じく、リトモ・セレーノさんで取り扱いがあったかと)に交換してください。せっかくフェンダーもキレイに塗装していますので、ウィンカーステイもビシッとキメていただければと思います。こんなとき、当店に加工設備があれば・・・。(無念)

DSC_6254

てことで、ついでにフロントブレーキのフルード交換も済ませれば(写真なし)

wait

できました。オォ~!フェンダーが薄くなって、かなりスッキリしましたねー。

DSC_6259

つか、よく見るとスクリーンもカットされているッ!

DSC_6265

スティッカーも増えたようなッ!

DSC_6268

なんなのッ!この不思議な魅力ッ!(混乱)

ズキュウゥゥン

 

ということで、この度はリアフェンダーの取り付けとブレーキのフルード交換のご依頼、有り難うございましたッ!この夏休みに遠出されるそうですが、ちょっと見ないカスタムのR100RSの不思議な魅力、行く先々でバンバン振り撒いちゃってください。お気を付けてー!

 

お持ち込みのリアフェンダーの取り付けや、ブレーキフルードの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、ドライヴシャフトの交換。

ちょっと前の土曜日に、以前に勤めていたお店のお客様がドライヴシャフトの交換にご来店くださいました。有り難いことですッ!

注)
こちらの車輌、少し前に作業も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

といっても、コチラのお客様は某社でバイクのエンヂン開発を担当しているバリバリ現役のエンヂニアですので(かなりヤバイ)、この手の作業はお手の物&大好物でして、作業はご自身でほとんどやっちゃいます。モギーにできるのは部品の提供とちょっとしたアドヴァイス&お手伝いくらいで、実際、2週間前にもトランスミッションのO/Hにやって来てまして、見事にクルクル回る軽~いトランスミッションに仕上げて帰って行きました。しかも、モギーより先にあのトルクレンチの恩恵を受けるとはッ!なんというッ!

DSC_4454

クッソ、モギーまったく良いトコなし・・・。

 

そもそも今回のトランスミッションのO/Hとドライヴシャフトの交換は、ちょっと前に久しぶりにお会いした際に

「モギーさん、なんか駆動系がガコッガコッてなるんですけど?」

というご相談を受けてのものでして、先のO/Hでほぼ解決したんです。が、そこは貪欲なエンヂニア。ついでに点検したドライヴシャフトのユニヴァーサルジョイントのベアリングの動きがちょっとコクッコクッと渋かったため、この機会に交換することになりました。ユニヴァーサルジョイントには構造的にどうしても偏った負荷が掛かりますので、同じようなベアリングの状態の車輌は多いと思いますし、ある意味許容範囲の状態にも思いますので、必ずしも交換が必要なわけでありませんが、交換すれば良くなることは間違いありませんから。

ということで、新品のドライヴシャフトを取り寄せました。ユニヴァーサルジョイントのベアリングは交換できるモノのほうが一般的ですが、このドライヴシャフトの場合は交換することは困難ですので、シャフトごと交換するしかありません。価格も¥73,440/本(税抜)と非常に高価です。ギャー!(/5のような古いタイプや、R45とR65(2本サス)などの場合でも¥50,000前後になります。)

DSC_4451

積極的に交換をオススメできないのは、このせいなんですよね・・・。ベアリング交換だけで済む一般的なシャフトに比べると、かなり高額な作業になってしまいますから。輸入屋ビーマーさんでベアリングの交換サーヴィスを行っていますので、一度試してみようかしら?

それにしても、仕事でさんざんエンヂンを組んだりバラしたりしてるのに、本当にお好きですねー。アカン、この人もザ・バイクバカや・・・。(かなり良い意味で)

DSC_4448

こんなバイクバカがエンヂン開発に携わっていれば、バイクの未来もまだまだ安泰ですかね、きっと。期待してますよ!ファイトー!

 

と、あまりお役には立てませんでしたが、この度は大物部品のご注文、有り難うございましたッ!また、当店まで作業しにご来店くださり、有り難うございましたッ!少しですがお手伝いさせていただけて、こちらも楽しい時間を過ごすことができました。次回はリフレッシュした駆動系のご報告に、是非、R100RSでご来店ください。楽しみにしておりますッ!

 

駆動系に「ん?なんかゴツゴツしてない?」と違和感をお感じの方、点検やトランスミッションのO/H、ドライヴシャフトの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

長期不動のR80、車体のリア周りの取り付け。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

エンヂンとトランスミッション側の作業がほぼ終わったので、車体のリア周りを取り付けます。

スウィングアームのピヴォット部をキレイにして、スウィングアームを取り付けます。

DSC_0176

ピヴォットボルトはフレームとの隙間が左右均等になるように締め込んで、プリロードを掛けてから規定トルクでしっかり固定します。
ベアリングの状態も良かったので、たっぷりグリスアップしてやれば気持ち良く動く足になりそうですね。ドライヴシャフトのベアリングの状態も悪くなかったので、今回はそのままです。

DSC_0180

リアサスペンションを仮組みして、スウィングアームの取り付けはOKです。

DSC_0187

続いて、ペダルとステップを取り付けます。

DSC_0188

シフトペダルもキレイにし、グリスアップします。シフトペダルとステップのゴムは要交換ですね。

DSC_0195

ブレーキペダルのピヴォット部とブレーキロッドのリンケーヂの錆びもキレイに落とし、

DSC_0196

グリスアップしてやります。
ついでに、ブレーキスウィッチをON/OFFさせる部分の樹脂製のキャップも取り付けておきます。

DSC_0199

ココですね。
劣化してボロボロか、なくなっている車輌がほとんどだと思います。まだ部品は出ますので、気になる方はご注文を。

DSC_0214

タンデムステップも分解してキレイにし、グリスアップします。

DSC_0206

リア周りもだいぶカタチになってきました!

DSC_0209

次はリアブレーキですね。

 

(続く)

 

スウィングアーム周りや、シフトペダル、ブレーキペダルの整備も、ご相談くださいッ!