R100RS、ウィンカーのLED化とセルモーターのO/Hと。

つい先日「スロットル開け始めの吹け上がりが悪いんです。」とのことで作業させていただいたR100RSにお乗りのお客様のご友人で、以前にスターターノブを取り付けさせていただいたお客様、今回は「ウィンカーをLED化したいんです、ハザード付きで。」とのご相談があり、部品が揃ったタイミングに合わせてご来店くださいました。またまた有り難いことですッ!ウレスィー!

 

テイルランプは先にLED化されたそうで、「LEDにすると電力の消費がかなり違いますよね。」と、すでにLED化の効果はご存知でした。確かに、電圧計のあるR100RSだと目に見えて違いが分かりますからね。

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ちなみに、コレがウィンカーを動作させたときの電圧計の針の動きです。個体差はありますが、通常、こんな感じでけっこう針が振れていると思います。ウィンカーのバルブは21Wですから、前後で2個あると電圧降下もバカになりませんね。

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(動画でご覧いただけます。)

使用するのは、少し前にワガママなR80をLED化したときも利用させていただいた輸入屋ビーマーさん取り扱いのLEDウィンカーキットですが、コレはハザード機能付きのモノになります。

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まずは、LEDバルブに交換しまして

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スッキリさせるために配線を加工しつつ、リレイも交換します。

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余談ですが、ネットショッピングで手に入るICウィンカーリレイ(右)も試しに購入してみました。モノサスであれば、端子の配置が同じCF14型のリレイならそのまま交換可能です。コレは、上部のツマミでウィンカーの点滅動作(間隔)を調整できるので、ウィンカーのバルブだけをLED化してもいわゆるハイフラ状態にはなりませんが、残念ながらインヂケーターの点滅具合が非常に暗くなりました。インヂケーターもLED化すれば大丈夫かも?しれませんが。また、ウィンカーをOFFにしたあともリレイのカチカチ音が残ることがあり(動画ではたまたま残らず、聞こえませんが)、ちょっと気になります。

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(動画でご覧いただけます。)

LED化だけでなく、21W→10Wのようにバルブのワット数を変更した際にも利用できるので十分使えそうな気もしたのですが、ちょっと惜しいですね。¥1,500/個くらいですから、興味のある方は試してみても良いかもしれません。ご参考まで。

作業に戻りまして、お客様がご用意されたハザードスウィッチを取り付けるため、カウル内のご指定の位置に四角い穴を開けます。同時に、「メーターの上に貼り付けているアンテナが、どうもアレで・・・」とのことで、当店オリヂナルのETCアンテナ用ステイの取り付けもご所望です。ウホッ!これまた有り難いことですッ!

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スウィッチの奥行きがギリギリでしたが

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ビシッと取り付けできました。良いんじゃないでしょうかッ!

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ウィンカーリレイへの配線だけでなく、ETCアンテナの配線もキレイにまとめておきました。うーん、スッキリできると気持ち良いー。

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さらに、インヂケーターのバルブもLEDとなるため、メーターへ繋がる配線も加工します。作業スペースが狭くてちょっと苦労しましたが、こちらも上手くできました。フフフ。

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で、メーター内のバルブもLEDに交換です。ウェッヂタイプのLEDバルブには極性がありますので、仮組みして動作を確認しておきます。そうしないと、メーターを元に戻してから「アレレ?点滅しないよ?なぜに???」てなコトになりかねませんので。

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できました。インヂケーターもクッキリ点滅していますし、ハザードスウィッチの動作もバッチリです。電圧計の針の振れもハザードの状態でコレですから、さすがLEDですね。

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(動画でご覧いただけます。)

もちろん、ウィンカーもパッパッと点滅しているッ!ことを確認できました。バンザイ!

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(動画でご覧いただけます。)

昼間の暑さで思ったように作業が捗りませんでしたが(5/22現在、工場の中は30℃超えています・・・)、なんとかウィンカーのLED化まで終わりました。この作業場の暑さをどうにかしないと、この夏、モギーは・・・痩せてしまうかもしれません。ウヒヒ♪

 

~翌日~

引き続き、ご依頼の作業を進めます。まずはセルモーターのO/Hです。同時に、マグネットハウジングも剥離対策が施されたEME製のモノへ交換になります。

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取り外したセルモーターをよく見ると

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17年1月17日?にO/Hされているみたいでした。

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バラバラに分解したところ

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接着剤でマグネットが貼り付け直された跡がありましたので、やっぱりO/Hされているみたいですね。

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それでも10年くらい前になりますので、点検を兼ねたO/H時期としてはちょうど良かったのかもしれません。グリスの状態はまあまあでしたが、ちょっと量が少ない感じでしたから。

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ただ、ブラシはほとんど減っていないッ!ので、再使用しています。上手に使われてきたみたいですね。ちょっとビックリです。

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EME製マグネットハウジングにキレイに清掃したアーマチュアを取り付け

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ブラシをビシッを組み付けて

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遊星ギアのトコロをたっぷりグリスアップすれば

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できました。

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車体に戻したら、セルモーターの動作も確認します。バッチリです!

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あ、片方のタンクマウントのゴムが千切れていましたので、勝手に交換しておきました。(チャリン♪)

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残すは、お客様が持ち込まれたオーリンズ製リアサスペンションの取り付けです。

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ただ交換するだけのハズなのに、アレやコレや外さないと取り付けられないので、これがけっこう大変・・・。

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オーリンズのサスペンションボディは純正のモノに比べて太いため、そのままだとサブフレームにガツッと干渉しちゃいます。ココのクリアランスを確保するには

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こういうスペーサーをサブフレームの取り付け部に入れてやる必要があるんですが、今回はお客様がご用意されていた数種類のスペーサーのおかげでビシッと調整できました。あざーす!

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また、エンドアイもファイナルドライヴのケースにガツッと当たってしまうため、干渉する部分を少し削る必要があります。

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という感じで、サスペンション本体の取り付けができれば、あとはパニアステイを元に戻してリザーヴァータンクを固定するだけです。上手くできたんじゃあないかッ!と思います。

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暑さに負けることなく、無事に作業終~了~。

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ということで、この度はウィンカーのLED化やセルモーターのO/H、リアサスペンションの交換等、幾つもの作業のご依頼、有り難うございましたッ!お客様の経験があれば、お伝えした手順で走りやすいセッティングを探ることができると思います。是非、楽しみながら色々と試してみてください。サスペンションのセッティングについて気の利いたアドヴァイスができず申し訳ありませんが、良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

ウィンカーのLED化や、セルモーターのO/H、オーリンズ製リアサスペンションの取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、スターターノブの取り付けとキャブレターの点検と。

少し前の作業になりますが、メールにて当店オリヂナルのスターターノブのお問い合わせをいただいていたR100RSにお乗りのお客様が「それでは、キャブレターの点検をお願いします!」とご来店にッ!ウヒョヒョ!有り難いことですッ!

 

が、当店に着くなり泣き顔のお客様?ブホッ!ホワット・ハプン!(何があったんですか?の意)

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聞けば、前日にテイルランプ周りの作業をした際にナンバープレートを固定するボルトをしっかり締め付けていなかったそうで、「ナンバープレートをドコかに落としちゃいました・・・」とのこと。プ、プー!

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じゃなくて、ナンバープレートなしでお帰りいただくのはちょっとアレですので、たまたまあったナンバープレート用のベースを利用して、テキトーに作成してプリントアウトした紙をペタッと貼り付けて対処させていただきました。持ってて良かった、カラーレーザープリンター!イエス、エプソン!

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ナンバープレートはコレでも問題ないと思いますが、検査標章(車検スティッカー)は貼らずにいると罰則の対象になりますので、お巡りさんに停められたら車検証と自賠責保険証を提示して事情を説明してみてください。本気出せば見分けが付かないモノも作れそうですが、さすがに検査標章を偽造したらエライことになりますので・・・。(ナンバープレートが見つからなければ、ナンバープレートとともに検査標章も再交付してもらうしかありません。)

で、ようやく本日ご依頼分の作業に取り掛かります。スターターノブを取り付けて、長さが少し足りない右側のスロットルケーブルも交換しまして

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シートロックのリリースボタンのキャップも取り付けさせていただきました。

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このキャップ、取り付けた方のほとんどが「なんというッ!コレはッ!押しやすいッ!」とお喜びになっておりますので、キャップがなくなっている方は是非どうぞ。価格も¥180/個(税抜)とお求めやすくなっております。

そして、ビシッと同調も調整でき、ご来店時より確実に調子良さげな雰囲気でお帰りになったのですが・・・

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後日、「走行中、エンヂンが突然止まるんですけどー!」とのご連絡がッ!エッ?エッ?なぜに?ホワット・ハプン!

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~数日後~

電話やメールに出張修理と、色々とサポートさせていただきましたが、結局、お客様のトコロでは十分な点検作業ができないため車輌を引き上げてまいりました・・・。ガックシ。

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あ、気になっていたナンバープレート、ちょっと傷付いているものの無事に見つかったようで安心しました。細かい傷は無理ですが、取り付け部の歪みだけでも修正してみます。

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さあ、原因不明のエンヂンストールをなんとかしましょう!オー!(カラ元気)

まずは燃料系から点検です。

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アイドリングは非常に安定していますし、吹け上がりもまったく問題ないので、エンヂンが突然ストールする原因がまったく思い当たらないんですが、当店での作業後に不調になったとすれば触ったのはガソリンタンクとキャブレターくらいですから、まずはソコから疑うしかありません・・・。

タンクの中はとてもキレイに見えましたが、確認のため洗浄します。

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やはり状態の良いタンクでした。少しゴミが出ましたが、コレが悪さするようには思えません。タンクはOKですね。

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取り外したフューエルコックも確認します。

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バラバラに分解してみましたが、特に問題になりそうな部分はありませんでした。

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コックのレヴァーのクリック感を生む突起が磨り減ってなくなってましたので、たまたまあった中古良品と交換しておきます。

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キレイに洗浄して

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ビシッと組み立てました。ストレーナーは新品に交換しています。

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レヴァーの動作もカチッ、カチッと決まるようになり、滲みも漏れもなく取り付けできました。これで、フューエルコックもOKですね。

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この状態ならココにストレーナーは不要ですので、ホースを交換するついでに外しておきます。

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続いて、キャブレターの点検です。左側を取り外し

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右側も取り外してみたところ、ピストンヴァルヴがズレていることを発見ッ!

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こんな感じで跡が付いちゃってました。

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念のため、簡易的に分解&点検&洗浄しておきます。

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結局、ピストンヴァルヴがズレてはいましたが、このことが突然ストールする原因とは考えにくく、他に問題になりそうな箇所もありませんでした。キャブレターもOKだと思います。

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分解した際、ダイアフラムを固定するボルトのワッシャーが割れていましたので、交換しておきました。

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てことで、燃料系に問題がないことが確認できましたので、さっそく試乗してみます。どうなのよ!(ドキドキ)

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ガーン。やっぱり突然ストールするー。

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しかも、試乗中に何かが落ちた音がしたと思ったら、テイルランプを固定するナットが脱落してました。危うく、今度はモギーがナンバープレートを失くすところです・・・。

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ボルトが斜めになっていたのが原因みたいですので、真っ直ぐ取り付けられるよう修正しておきました。ナットも緩みにくいロックナットに変更しておきましたので、もう脱落の心配はないと思います。フゥ~。

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それと、ETCアンテナのステイも脱落しているッ!ので、なんとかしておきます。ドコに付いてたんだろう・・・?

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と、小さなトラブルは置いといて、ココからが本題です。燃料系に異常がなかったので、こうなると点火系を疑うことになるんですが、こちらの車輌、見慣れないASウオタニの点火システムが取り付けられていまして、それがどうにも気になって検索してみたところ・・・

kensaku
地獄のミサワより

ビンゴ!です。「ノンレヂスター(抵抗なし)タイプのスパークプラグを使用すると、それがエンヂンの不調や失火の原因になることがある」との情報がッ!ありがとう、グーグル先生!

kansya

プラグがノンレヂスタータイプなのはキャブレターを点検したときに確認してましたので、抵抗入りのレヂスタータイプに交換します。これで直るッ!ような気がするッ!

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お客様にも確認したところ、プラグは少し前に交換されたばかりとのことでした。また、お客様からの情報によると、ASウオタニのコイルを使用する場合のプラグギャップは1.1mm~1.3mmに指定されているそうなので、ビシッと調整しておきます。

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モノサスのプラグは通常、熱価が6番のBP6ESなんですが、こちらの車両は7番でもキレイに焼けていましたので、今回は同じ熱価のBPR7ESを使用することにしました。ASウオタニのコイルが「それだけ強い火花で良い燃焼を実現している」ということなのかもしれません。

問題も解決しそうなので、ついでにご依頼いただいた作業を進めます。よーし、頑張るぞー!

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ハンドルパッドを外すと気になるステムトップナットを穴のないモノに交換したり

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ポロリしたETCアンテナ用ステイを当店オリジナルのステイに交換させていただいたり

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クラッチケーブルをグリスアップするついでに、ケーブルをアジャスターに差し込む部分のフェルトシールがなかったので取り付けたりと、ササッと終えるつもりが意外と時間が掛かってしまいましたが、無事に作業終~了~。

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おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

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~翌日~

スパークプラグが原因だったとすればこれで直っているハズですので、再び試乗して確認してみましょう。さあ、今度こそ!どうなのよ!(ドキドキ)

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長めに試乗してみてもエンヂンがストールしないッ!やってやったぞッ!ウゥリィィィ!

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ジョジョの奇妙な冒険より

などと書いてはおりますが、当店での作業後に現れた不調とのことで、内心、気が気ではありませんでした・・・。いやー、ホッとしました~。

 

とうことで、この度は突然エンヂンがストールするという謎の症状の修理のご依頼、有り難うございましたッ!あやうく点火系そのものを疑ってエライことになる寸前でしたが、スパークプラグの交換で直って本当に良かったです。それでも、原因究明までちょっと遠回りしてしまった感もあり、お客様にはご負担になってしまったかもしれませんが、結果的により良い状態に整備できましたのでお許しください。実際、エンヂンはかなり調子良いと思います!しばらくは手間も掛からなそうですが、また何かありましたら遠慮なくご相談くださいッ!

 

謎のエンヂンストール症状の点検&修理や、ステムトップナットの交換、ETCアンテナ用ステイの取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

青いR100RS、吹け上がり不良の点検。(その2)

少し前に「スロットル開け始めの吹け上がりが悪いんです。」とのことで作業させていただいたR100RSにお乗りのお客様、やはりわずかに感じる開け始めの不安定さが気になるということで、元々付いていたキャブレターへの交換作業をご依頼くださいましたッ!ウレスィ!でも、ちょっと複雑・・・からの・・・有り難いことですッ!

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お仕事、ゲッツ!

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(みんな大好き、D・マラドーナ氏)

などとフザけている余裕はありませんので、さっそくキャブレターを取り外します。

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こちらのブラスト済みでとってもキレイなキャブレター、型番は「94/40/105、106」となっておりまして、資料を見ると初期のR100RS(2本サス)のモノのようです。

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で、こちらがお客様の車輌に元々付いていたオリヂナルで、分解して保管されていたモノになります。

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型番は「94/40/111、112」となっており、年式通りのキャブレターです。

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ココで、イケメンはふと考えました。

 

「ひょっとして、セッティングの違いが影響しているのかも?」

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気になると確認せずにはいられませんので、ブラスト済みキャブレターのメインジェットを#170→#160へ

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ジェットニードルのクリップ位置を2段目→3段目へ変更し

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型番「94/40/111、112」と同じセッティングにして試乗してみます。これで症状が消えれば安上がりですからね。さあ、どうなのよ!

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ガーン。やっぱり、なんかまだ残ってるー。

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前回作業したときよりも「開け始めの回転数の落ち込み具合」は目立たなくなりましたが、分かっていると気になる感じがまだあります。知らない人が乗れば気付くこともないかもしれませんが、お客様はかなり敏感になっていますので、コレだとアウト~!です。

なので、やっぱり元々付いていたオリヂナルのキャブレターをビシッとO/Hすることにします。ファイトー!

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いつものようにキレイに洗浄し、ピストンヴァルヴやジェットニードル、スプリングやフロート等、状態の良いモノはお客様のご希望でブラスト済みのキャブレターから取り出して使用しました。

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ニコイチはちょっと手間の掛かる作業ですが

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その分、良いキャブレターに仕上がったんじゃあないかッ!と思います。

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スロットルバタフライもピタッと閉じているッ!これならイケるッ!(願望)

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キャブレターを取り付けまして、ちょっくら試乗とまいります。どうかな~?

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あ、作業した人に聞いたところ、「ちょっと面倒なキャブレターの脱着も、当店オリヂナルのスターターノブを使用されているこちらのキャブレターならそんなに苦になりませんでしたね。ほんとイイですよ、コレ。」とのこと。ほほぅ、実に興味深い。(自作自演)

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と、露骨な宣伝はともかく、結果はバッチリ!でした。アイドリングも安定していて、スロットル開け始めの回転数の落ち込みもなく、キレイに吹け上がりました。コレがフツーといえばフツーなんですが、なんだかとってもウレスィ~。バンザイ!

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推測ですが、ブラスト済みキャブレターで不具合が出た原因は、前回の作業で気になったスロットルバタフライとメインボアの隙間なのかなと思います。他に問題がありそうな箇所が見つけられませんでしたので、これくらいしか思い当たるところがありませんし、アイドリングを高めに設定すれば回転数の落ち込みを消せていましたから、やはり何か些細なコトに起因しているような気がします。うーん、ちょっとスッキリしませんが・・・。

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それと、お客様が「ちょっと泣いてるんですよね。(業界用語)」とおっしゃっていたオイルクーラー取り出し口のオイル漏れもピタッと止めておきましたが、ココのボルトより上側もちょっとアヤシイので、もう少し様子を見てみてください。

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ということで、この度は二回にわたるキャブレターの点検&調整作業のご依頼、有り難うございましたッ!一度目でクリアできず大変申し訳ありませんでしたが、これでフツーに吹け上がる良い状態に戻ったと思いますので、またブォンブォン走らせてキレイなR100RSを存分にお楽しみください。また何かありましたらご相談をッ!お待ちしておりますッ!

 

吹け上がり不良の再点検や、泣いてるオイルクーラー取り出し口の修理も承っております。ご相談くださいッ!

千客万来。

春のせいでしょうか。なぜか最近、お問い合わせやご来客が増えてきておりますモギーモータース、ここ数日、ちょっとお客様が重なっただけでパンク寸前でありますッ!

「貧弱、貧弱ゥゥゥ!」

hinjaku
ジョジョの奇妙な冒険より

とディオ・ブランドー氏に言われてしまいそうですが、いつもの調子で書いてたらブログの更新もままなりませんので、今回はダイジェストでどうぞ。

 

てことで、以前にタイミングホールのプラグを購入にご来店くださったお客様が、今度はエンヂンオイルの交換にご来店にッ!ウホッ!有り難いことですッ!

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先にメールでご連絡いただいたおかげで、作業スペースを確保しておくことができました。お気遣いに感謝でありますッ!また、作業中も楽しいお話を聞かせていただき、有り難うございました。また来てねー!

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と、無邪気なコドモのふりしてみても、その実、40過ぎたオッサンです。オホホ。

で、作業中のお仕事に戻ろうかなと思っていたら、先日、サイドスタンド自慢にお越しくださった白いR100RSにお乗りのスタンド使いのお客様(長い)が、またしても純正部品を求めてご来店にッ!しかも、軒先で作業をおっぱじめる始末ッ!つか、ソコはモギーモータースの敷地じゃあないッ!(土日はOKです。)

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さらに、その白いR100RSの手前にある黒いR100RSも数日前に修理と整備にお預かりしたばかりだというのに・・・

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「フロントフォークのオイルシールがー!」と突然ご来店くださったR100RSにお乗りのお客様、こちらもお預かりしての修理とな?アカーン!場所がなーい!

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のに、翌日、またしても同じカラーリングのR100RSにお乗りのお客様がご来店にッ!イヤー!死んじゃうー!でも、有り難いことですッ!

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こちらのお客様、以前はハーレーにお乗りだったそうですが、ハーレーにも負けない魅力溢れるフラットツインのBMW、ビシッと同調を取らせていただきましたので存分にお楽しみくださいッ!他にも気になるトコロはチョコチョコあるようでしたが、あらためてご相談いただければと思います。また来てねー!(43歳、男性より)

フゥ。という感じで、ここ数日にかけてお客様がたくさんお越しくださいました。有り難いことですッ!この調子でお仕事をいただければ・・・、数年後にはイヤでも大きなビルがッ!建ちそうなッ!気がするッ!クヒヒ。

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(ニューヨーク、高層階からの眺望)

などと、楽しい夢を見る最近のモギーなのであった・・・。

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てなわけで、おかげさまで忙しくさせていただいておりまして、1~2週間ほど車輌をお預かりできるスペースが確保できそうにありませんので、お時間が掛かりそうな作業のご依頼はあらかじめメールかお電話でご相談いただけると助かります。すぐに店内はスカスカになりますので。なりますのでー!

 

オイル交換から純正部品の購入、車輌をお預かりしての整備に同調の調整、ビルを建ててくれるお方まで、諸々承っております。ご相談くださいッ!

青いR100RS、スターターノブの取り付けと吹け上がり不良の点検。

先週末のこと。お天気がイマイチにもかかわらず、すっかりお馴染みになったドラマチックなR80にお乗りのお客様がオイル交換にお越しくださっていたんですが、そこに突然、2台のR100RSがッ!エッ?エッ?確かに今日ご来店の予定とお聞きしていましたが、こんなお天気なのに?ホントにキター!

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雨が弱くなった頃を見計らってお帰りになるドラマチックなR80にお乗りのお客様。オイル交換のご依頼、あざーす!

 

そもそも、こちらの2本サスのR100RSにお乗りのお客様が当店オリヂナルのスターターノブをご覧になり、「カッコイイんで、取り付けたいです。」とご連絡くださっていたんですが、一緒にモノサスのR100RSにお乗りのご友人まで紹介していただけるとはッ!なんというッ!有り難いことですッ!

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がしかし、実はスターターノブのお問い合わせの前にも「スロットル開け始めの吹け上がりが悪いんです。」とご相談がありまして、ついでに点検することになったのですが、その場で色々と疑わしいトコロを探ってみたものの、まるで症状が良くならないッ!

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なので、急遽、車輌をお預かりして点検させていただくことになりました。その場で解決できず、申し訳ありませんでした。トホホ。

 

ということで、点火系に問題がないことは確認できているので、もう一度丁寧にキャブレターを点検します。やってやるッ!

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取り外してすぐ気になったのが、スロットルバタフライとメインボアの隙間です。実物は写真ほどではありませんでしたが、ちょっと広い感じでした。バタフライを固定するネジも社外品になってますね。

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お客様ご自身でO/Hされて間もないだけあってキレイで状態も良さそうですが、バラバラに分解して洗浄します。

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洗浄しながら各通路がしっかりと通っていることを確認。ジェット類の詰まりもありませんでした。うーん、不調の原因はドコに・・・?

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隙間が気になったメインボアとスロットルバタフライでしたが、メインボアには磨耗もなく、バタフライにも異常はありませんでした。製品誤差の範囲のような気もしましたが、やっぱり気になるのでバタフライを交換しておきました。ついでに、バタフライを固定するネジも交換しています。(交換しても完全にピタッと閉じませんでしたが、少し良くなりましたのでお許しを。)

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反対側も同様です。

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で、組み立ても終わりに近付きジェットニードルの長さを確認したところ、左右でクリップ位置が異なっていることを発見ッ!コレが原因かッ!(ちなみに、一方が2段目、もう一方が3段目になっていました。)

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このキャブレターの型番だと2段目が正規のクリップ位置になりますので、揃えておきました。これでスロットル開け始めの吹け上がりの悪さが直ってくれれば良いのですが。

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あ、ニードルは交換されたばかりのようでしたが、ニードルジェットは未交換のようでしたので、こちらは交換しています。

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ということで、組み立て完了ッ!どうなのよッ!

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ガーン。まだ何か残ってるー。

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作業前に感じていたスロットル開け始めのバラついた感じは消え、かなり良い状態に戻ったと思いますが、まだわずかに開け始めに不安定さがあります。試乗して確認してみても、お客様がおっしゃっていた「長めの信号待ちでアイドリングが続いたあと、スロットルを開けるとストールする」ことはなくなりましたが、一瞬回転が下がることがありましたので。

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お話させていただいた通り、現在使用されている初期型のR100RS用キャブレターとの相性も原因の一つかもしれませんので、お持ちのオリヂナルのキャブレターに戻して確認してみることもオススメします。

また、お持ち込みいただいたシリンダーとピストン、O/H済みのシリンダーヘッドですが

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多少の傷は見られますが状態も悪くありませんし

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寸法も許容範囲内にありましたので、十分ご使用可能と思います。作業をご依頼の際は、あらためてご相談ください。

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ということで、この度はスターターノブの取り付けと吹け上がり不良の点検作業のご依頼、そしてご友人の紹介までしていただき、有り難うございましたッ!キレイに塗り直されたちょっとハデなR100RSで、気持ち良い春のライディングを存分にお楽しみください。お二人でのまたのご来店をお待ちしておりますッ!

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スターターノブの取り付けや吹け上がり不良の点検、ご友人の紹介まで、諸々承っております。ご相談くださいッ!

西方(兵庫)から、R65の点検&整備&修理。

気が付けば1ヶ月ほど前のことになりますが、これまでに遠方から何度も作業をご依頼くださっているR65にお乗りのお客様、「やっぱり、ちゃんと見てもらいたいッ!」ということで、わざわざ兵庫から自走してご来店くださいました!まだ寒いのにッ!ほんとにキター!

しかも「暖かくなる頃に引き取りに来ますので、ゆっくり作業を進めてください。」だって!いやん、モギー好みのお仕事・・・。

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でも、暖かくなる頃っていつでしょう?夏かしら?(すっとぼけ)

たっぷりお時間をいただいておりますが、それに甘んじるモギーではありません。急ぎの作業の合間にコツコツ進める所存でありますッ!

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てことで、さっそく「始動性が悪く、アイドリングが安定するまでに時間が掛かるんです。」というトコロから確認しました。

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(動画でご覧いただけます。)

アララ、お客様のおっしゃる通り、冷えた状態からの始動性と安定性がとっても悪いです。シリンダーヘッドとキャブレターのO/Hもしているのに、コレは・・・。

なので、ジェットニードルのクリップ位置を変更します。

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どうなのよ!

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(動画でご覧いただけます。)

バッチリですね。ほぼ時間を空けず撮影した動画でコレですから、原因はジェットニードルのクリップ位置で間違いありません。

実はキャブレターをO/Hさせていただいた際に右側がオリヂナルのセッティングのように思ったんですが、左右のキャブレターがチグハグな組み合わせだったため確信が持てず、手元の資料を信じてセッティングしたのがいけなかったようです。といっても、他に参考にできるものがないのでどうしようもなかったのですが、お客様には大変申し訳ないことをしてしまいました。今回のご依頼分の作業をしっかりやらせていただきますので、お許しください・・・。

 

と、一番の問題が片付きましたので、そのまま作業続行です。このプラグコードやフューエルホース、ケーブルの煩雑な感じをどうにかしたいとのことでした。

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フューエルホースについては、コックをストレートタイプからL字タイプに変更することで取り回しをスッキリさせることになりましたので、ついでにタンク内の洗浄も行います。

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コックを外すと、茶色いモノが・・・。

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わずかな量ですが茶色く汚れた水が残っていました。タンクの中は再コーティングされていて、状態も悪くありませんでした。

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で、英国moto-binsから取り寄せたコックに交換。一晩置いても滲みなしでした。イエス!

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お次は、お客様が「ゴリッと重くて疲れるんです。」とおっしゃていたスロットル周りです。確かに、ケーブルの動きがちょっと渋くなってますね。それと、スターター(チョーク)ケーブルもかなり窮屈な取り回しで、スターターの戻りが悪くなってました。

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グリップにはゴリッゴリッという引っ掛かりがあり、スロットル操作が気持ち良くないッ!そして重いッ!

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(動画でご覧いただけます。)

原因の1つはコレ、スロットルギアが2本引き用になっていることでした。

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ケーブルが引き戻された状態で、完全に切り欠きが塞がっているのが分かるでしょうか。

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1本引き用のスロットルギアならこの通り。

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スロットルギアを交換すれば良いだけなんですが、現在入手できるギアはちょっと変更されていて、カヴァーも交換しないと使用できません。ギアとカヴァーの軸部の形状が違うので、新旧を組み合わせられないんです。中古良品の在庫もないため、お客様には負担になってしまいますが、ご了承ください。

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また、ゴリッゴリッという引っ掛かりの原因はグリップ側のギアでした。修正してみても改善しなかったので、中古のグリップに交換しました。

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スロットルケーブルも交換しています。上が外したモノです。

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スロットルギアに繋がるケーブル(右)に変なクセがついていますし、分岐したあとの2本のケーブルもお疲れのようでしたので。

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スターターのケーブルも、こんな具合です。

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さあ、どうなのよ!

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(動画でご覧いただけます。)

良いんじゃないでしょうかッ!まだ少し渋さはあるんですが、これはスロットルギアとカヴァーの一部にちょっと強い接触があるためです。下手に修正するよりも当たりが付くのを待ったほうが良いような気がしますので、しばらくはこの状態で様子を見ていただければと思います。いつまでたっても渋いようなら・・・、あらためてご相談ください。

あ、強引な営業により当店オリヂナルのスターターノブを取り付けさせていただきましたが、このスッキリ感が得られれば納得していただけるんじゃないかと。いかがでしょう?

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さらに、お持ち込みのプラグコードも短縮加工して交換しました。が、このコイルはちょっと気になります。この灰色の樹脂性ボディのコイル、ときどきボディに亀裂が発生して不具合を起こすことがあるようです。もし失火して吹け上がりが悪くなるような症状が現れたら、まずココを疑ってみてください。

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で、上から見ても、スッキリしました!

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どうですかッ!

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やってやったぞッ!

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(動画でご覧いただけます。)

キャブレターのセッティングも正しくなりましたし、スロットル周りを整備して同調も調整し直しましたので、ご来店時に比べると格段にエンヂンの吹け上がりは良くなっていると思います。もう少し作業を進めたら試乗してみるつもりですが、良い感じに仕上がっているようで楽しみです!

ということで、また時間を見て作業を進めます。

 

(続く)

 

遠方からでも車輌をお預かりしての整備&修理を承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

車輌をお持ち込みいただいた際、お客様からまたしてもお菓子をいただいちゃいました。神戸の名物だそうで、サクサクした食感と甘みのあるクリームに、舌鼓がポンポン鳴りっぱなしでした。星、三ッつです!

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R60/7、J&Pカスタム。(その5)

「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。

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今回は燃料系の整備を。まずはフューエルコックからです。

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元のガソリンタンクから外したコック、やっぱり砂がスゴイんですが

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分解して洗浄してみると、意外にも状態は良好でした。

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おそらく交換されて間もないコックだったんじゃないでしょうか。コレならそのまま組み立てて使えそうです。

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先に洗浄しておいたタンクに取り付けておきます。漏れませんように。(祈り)

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続いてキャブレターです。

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1年ちょっと前まで動いていた車輌だけあって、そんなに状態は悪くなさそうです。

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やっぱり砂が入り込んでますが。

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フロートチャンバー内も十分キレイだと思います。

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で、バラバラに分解。

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このスライドタイプのキャブレターは、見慣れたCVタイプのキャブレターとはかなり構成部品が異なりますね。

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取り外したガスケットやO-リングは

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形は保っていても、この通り。

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乾いた砂の汚れはありますが、キャブレターボディの状態は良好でした。

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てことで、ジャブジャブ洗浄してキレイにします。

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各通路もキレイに通りました。バッチリです!

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真鍮部品も洗浄だけで輝きが戻ってきました。ジェット類の詰まりもないッ!良いキャブレターになりそうな予感がするッ!

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あ、ジェットニードルのクリップ位置が左右で異なっていましたので、資料を基にそろえておきました。

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あと、片側のフロートピンがイマイチでしたので交換しておきます。

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しっかり組み立てて、油面調整もビシッと決めれば

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できました。

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ピストンヴァルヴを取り付けてキャブレターをエンヂンに戻したいところですが、作業はココでストップです。このタイプのキャブレターはスロットルケーブルを直接ピストンヴァルヴに取り付けるため、ハンドルを変更するこの車輌の場合、スロットルケーブルの長さが変わるので二度手間になってしまいますので。キャブレターをエンヂンに戻すのはハンドルを交換してスロットルケーブルの長さが確定してからになります。幾つかの部品も入荷待ちですし、先にやっておきたい作業もありますので、準備ができたら再開ということで。

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ということで、次はフロント周りの作業です。ゴー!俺、ゴー!

 

(続く)

 

フューエルコックのO/Hや、ちょっと珍しいスライドタイプのキャブレターのO/Hも承っております。ご相談くださいッ!

西方(岐阜)から、アレやコレのO/H。(その2)

半年ほど前にR100RS(モノサス)を入手された「現在の状態が良いのか悪いのか判断できないッ!」というお客様からのアレやコレのO/H、引き続き作業を進めます。

 

フロントフォークとブレーキキャリパーはO/Hが終わりましたので、残りのキャブレターに取り掛かります。どうかな~?

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ピストンヴァルヴがけっこう汚れていますが、動きは渋くありませんでした。

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スターター周りからガソリンが滲んだ跡もそれほど酷くはないですね。

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バタフライの動きもOKです。

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そんじゃ、バラバラに分解しましょー!

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フロートチャンバーに錆のような汚れがありました。ガソリンタンク内の錆が回ってきていたんでしょうか。

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比較的キレイに見えますが

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ココにも錆のような跡があります。ちょっとガソリンタンクの中の様子が気になりますね。

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スターターの中の汚れは一般的な感じです。

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O-リングはどれも劣化していました。

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てことで、ジャブジャブ洗浄します。

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なんか、すっごくキレイになりました!

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キレイになっただけじゃなく、洗浄中にちょっと通りが悪いような気がしたスロー系の通路も、洗浄後はしっかり通ったことを確認しています。

フロートチャンバーやスターター、ピストンヴァルヴもご覧の通りです。

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各ジェット類も通路に詰まりはありませんでした。油面もビシッと決まったッ!

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スターターとバタフライシャフトの動作もバッチリです。

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バタフライもピタッと閉じているッ!

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ダイアフラムとスプリングも状態は悪くありませんので、そのまま再使用します。

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できました。

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うーん、良いんじゃないでしょうかッ!

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新品に近い雰囲気を感じますね、見たことは当然ありませんけど。アハハ。

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バタフライの閉じ具合が正にそんな感じなんです。普段、閉じ具合の調整にはけっこう気を遣うんですが、このキャブレターはすんなり決まっちゃいましたので。ココがピタッと閉じると、オォッ!と嬉しくなるんですよね。

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もちろん使用感はありますが、とても良い状態に仕上がったと思います。イエス!

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というわけで、この度はフロントフォーク、ブレーキキャリパー、そしてキャブレターとまとめての作業のご依頼、有り難うございましたッ!ブレーキについては、メールでお伝えした幾つかの点も点検して鳴きが治まるかどうか確認していただければと思います。フロントフォークとキャブレターもO/Hしましたので、エンヂンに問題でもなければかなり調子の良い車輌になると思いますが、また何か気になることがありましたら遠慮なくご相談ください。良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、O/Hを承っております。ご連絡くださいッ!

R100RS、スターターノブの取り付け。

遠方のお客様から届いた荷物を確認し、「アララ、お仕事ですぞ!さーて、作業を始めるとしますかな。」と、ゆったりと流れる空気に満ち溢れたモギーモータースに、突然の来訪者がッ!しかも、聞き慣れない排気音ッ!エッ?エッ?ワタシ ソウイウ バイクヤ チガイマース!

 

こちらのお客様、同じBMWとはいってもF800?にお乗りでして、「いやいや、まったく分かりませんよ、コレ・・・」とお伝えしようとしたところ

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ゴソゴソとキャブレターを取り出し「スターターノブを取り付けてください。」だって!見慣れたキャブレターがキター!(安堵)

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お任せくださいッ!ウウウリィィィ!

uuurrrryyy
ジョジョの奇妙な冒険より

なんでも、R100RS(モノサス)も所有されているそうで、「保管するためバラバラにしていた車体を戻しているトコロなんで、ついでにスターターのケーブルもスッキリさせようかと。」いうことでご来店くださいました。少しずつ認知度が上がっているッ!のかもしれないッ!

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「急いでないので、できたら連絡ください。

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それと、予算の都合でO/Hはまた別の機会に。」と置いていかれたのですが、

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この汚れ具合を見て無視することもできません。

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簡単にチェックしたところ動作は問題なさそうでしたので、簡易的な洗浄だけしておきます。

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てことで、お持ち込みの純正アジャスターに当店オリヂナルのスターターノブとケーブルエンドを取り付けまして

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はんだ付けすれば

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できました。

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簡易的な洗浄ですので落とし切れない汚れもありますが、ちょっとはキレイになりましたよね。

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ということで、この度はスターターノブの取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!「やっぱり、どうしても2V-OHVは手放せなくて。」という分解して保管されているR100RS、組み立てに際しご不明な点があれば遠慮なくご相談ください。また、無事に動くようになりましたら、是非、あらためてご来店ください。お待ちしておりますッ!

 

お持ち込みのキャブレターへのスターターノブの取り付けも承っております。ご連絡くださいッ!

西方(高知)から、キャブレターO/H。

またまた遠方のお客様から「始動性がイマイチで、アイドリングも不安定、右キャブレターからはオーヴァーフローが・・・」とのお問い合わせがあり、メールで数回のやり取りをさせていただいたんですが、症状はあまり改善されなかったようで・・・キャブレターのO/Hをご依頼くださいましたッ!有り難いことですッ!ウォー!仕事が少しずつッ!増えているッ!のではないかッ!

 

などとハシャいでる場合じゃありせんでした。さっそく届いたキャブレターを確認します。

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こちらのお客様の車輌は初期のショーホウィールベースのR75/5、しかもサイドカー仕様になっているそうで、走行距離は60,000km越えとのこと。片側のペイントは剥がれていますが、型番は揃っています。資料からもR75/5用で間違いないようです。

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20年ほど納屋で眠っていた車輌とお聞きしましたが

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1971年製ということを考えれば相応の雰囲気で

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とても良い状態だと思います。

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といっても、トップカヴァーのマイナスネジの頭が傷んでいて、緩めるのにかなり気を遣いました。現在もこのネジは純正部品が出るものの、残念ながらプラスネジに変わっています。この雰囲気のキャブレターにピカピカのネジは似合いそうにないので、無事に緩んでホッとしました。ネジの頭をナメたりしたら・・・。いやー、おっかなかったー。

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鬼門のネジも外れたので、バラバラに分解します。

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中の状態もすごくキレイですね。やはり、保管状態が良かったんでしょうか。

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スターターヴァルヴの中もこんなにキレイですし。

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ただ、O-リングはパイロットスクリューのモノを除き

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どれもカチカチになっていましたので、これだとO-リング本来のシール性はまったく期待できないですね。本格的なO/Hは今回が初めてなのかもしれません。

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バタフライシャフトなんて、こなにクルクル回っちゃいました。

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(動画でご覧いただけます。)

てことで、いつものようにジャブジャブ洗浄してピカピカにします。内部の通路はしっかり通っていましたし、錆はありますが汚れはキレイに落ちましたので、良い状態に戻る予感がするッ!

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真鍮部品もキレイに磨いておきました。もちろん、ジェット類の通りも確認済み。問題ありませんでした。

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O-リングとガスケットを交換し、しっかり組み立てます。フロートの高さもビシッと調整しました。

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んで、スロットルとスターター周りもキッチリ組み付けます。

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そのスターターヴァルヴ、洗浄中に穴の通りを確認していて気付きましたが、やっぱり右側キャブレターのヴァルヴの穴が1箇所開いていませんでした。この4つ穴のタイプはもう部品では出ないと思いますし、スターター機能にもそれほど影響しませんから、そのまま再使用しています。逆に、こういう不良はちょっとレアな気もしますので。

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ダイアフラムは少しヤレた感じですが、伸びも破れもありませんでしたので再使用しました。

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マイナスネジの頭も軽く修正し、しっかり締め付ければ

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できました。

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良いんじゃないでしょうかッ!

と、今回は発送するその前に、オーバーフローの症状をお聞きしていましたのでテストしておきます。

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ガーン、数分で滲みが出てるー。

右だけじゃなく、左もアヤシイ!オ~ゥ、ノー!

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新品(下)と比べると、確かにニードルヴァルヴの先端に少し当たりが付いてはいるものの、この程度なら大丈夫だと思ったんですが・・・、ダメでした。この金属製のヴァルヴはちょっと繊細すぎる気がします。先端がゴムのタイプであれば、多少の段付きがあっても漏れたりしないんですけどね。

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で、ニードルヴァルヴを交換して再度テストしたところ、10分以上放置しても漏れも滲みもありません!これなら発送できるッ!バンザイ!

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これにて、作業終~了~。

 

ということで、この度はキャブレターのO/Hのご依頼、有り難うございましたッ!R75/5は古い車輌ですが、しっかりと整備されていれば以降の2V-OHVにも劣らない走りを見せてくれると思いますので、是非、他の部分も丁寧に点検&整備されて、快調なR75/5を存分にお楽しみください。かなり遠方ではありますが、また何かありましたら遠慮なくご相談いただければと思います。良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、O/Hを承っております。ご連絡くださいッ!