長期不動のR80、ウィンカースウィッチの修理とスターターノブの取り付け。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めています。

先日、お世話になっている業者さんのトコロまで塗装の依頼に行く予定があったので、試乗も兼ねてR80で行ってみたんですが、ちょっとウィンカースウィッチの調子がオカシイ。左にスウィッチを入れると、位置によって正常に点滅したり、しなかったりします。おまけに、メーター上のインヂケーターの点滅動作も不安定になることがあり、このままでは納車できません。
やっぱり、実際に乗ってみないと現れない症状ってのがありますね。

てことで、さっそくウィンカースウィッチを修理します。
すでにハンドルに取り付けてしまっているのでちょっと作業しにくいですが、なんとか分解できました。

DSC_0654

接点の接触不良を疑ってたんですが、やっぱりココっぽいですね。

接点を磨いてキレイにし、ついでに各部の動作も確認して

DSC_0673

元通りに組み立てます。
プリントされたマークにヤレた感じはありますが、スウィッチ自体はカチッとした操作感があり、非常に良い状態です。

DSC_0635

インヂケーターの点滅動作も怪しかったので、ウィンカーリレイの端子も見直しておきました。

DSC_0683

バッチリです!安定して動作するようになりました。

DSC_0727

ついでに、せっかくキレイに仕上げたスターター(チョーク)レヴァーですが、やっぱり当店オリヂナルのスターターノブに交換することにします。
ご覧の通り、ETCのパイロットランプにケーブルが重なって、なんか気になるんですよね。

DSC_0639

それに、スターターケーブルを外すだけで

DSC_0691

エンヂンの上側もけっこうスッキリするんです。

DSC_0696

どうですかッ!このハンドル周りの軽快な感じッ!

DSC_0705

我ながら良いモノができたと思いますので、是非!

DSC_0720

それにしても、このR80はイイ!ですね。
これの新車に乗ったことはもちろんありませんが、まるで新車を思わせるカッチリした車体の印象と、滑らかで力強く回るエンヂンのフィーリング。何台も触ってきましたが、この車輌はかなり良い仕上がりだと思います。

早く慣らし&試乗を終わらせて、販売しなければ!

 

(続く)

 

ウィンカースウィッチの修理や、スターターノブのご注文も、承っておりますッ!

R65、フロントブレーキキャリパーのO/H。

R65(2本サス)にお乗りのお客様、トランスミッションの作業が終わったので、フロントブレーキキャリパーのO/Hです。

フロントブレーキのマスターシリンダー側はご自身で作業されたそうですが、キャリパー側はまだ手を付けていなかったらしく、最近、ちょっとブレーキの引き摺りが気になるとのこと。

まずはキャリパーを取り外し、

DSC_0996

分解して徹底的に洗浄します。洗浄前(上)と洗浄後(下)の違い、分かるでしょうか。
シールは交換し、錆び付いたボルトもキレイに磨いておきます。

DSC_0998

ピストンに錆があるので交換したいところですが、残念ながら部品の設定がないので入手できません。丁寧に錆を落として表面を均し、今回は再利用します。
でも、今後のことを考えると何か対策を考えなきゃいけませんね。

DSC_1010

ピストンの動きもかなりスムースになり、無事、キャリパーをO/Hできました。
長い時間試乗してみても、ブレーキフルードの漏れも滲みもありません。もちろん、引き摺りもまったくなし!

DSC_1019

 

心配だったストロークの小さいキックスターターも問題なく使用でき、というより、むしろ拍子抜けするくらいあっさりエンヂンが始動でき、クラッチの不具合もバッチリ直りました。
元々エンヂンの調子は良いR65ですが、今回は車体周りの整備もチョイチョイ施していますので、これで益々楽しく走り回れますね!

 

ブレーキのO/Hだけでなく、車体各部の点検と整備も、ご相談くださいッ!

R65、フライホウィール周りのオイル漏れ修理とトランスミッションの取り付け。

R65(2本サス)にお乗りのお客様、トランスミッションO/H作業の続きです。

トランスミッションのO/Hは終わりましたが、クラッチの不具合を改善するため、クラッチ周りも点検、整備します。
注意! クラッチやフライホウィール周りの整備には注意すべき点が多々あります。安易な作業はせず、正しい知識を持ったディーラーまたは専門店に任せましょう。

DSC_0640

クラッチ周りを取り外すと

DSC_0669

ダストがこんもり出てきました。

DSC_0678

クラッチ周りをキレイに清掃し、点検します。クラッチ板の状態も良く、厚みもまだ十分残っていました。あと40,000~50,000kmはもちそうです。プレッシャープレートにも異常な磨耗はなく、良好でした。

DSC_0863

ここまでの整備でクラッチの不具合が改善すれば良いのですが。

続いて、ココのオイル漏れを修理します。
この付近にオイルが漏れると、漏れたオイルとクラッチ板のダストが混ざって、こんな感じの頑固な汚れになりますね。インプットシャフトのオイルシール、オイルポンプカヴァーのO-リング、フライホウィールのオイルシール、このいずれかが劣化するとココにオイルが垂れてきます。
放っておいても良くはなりませんので、この辺にオイルが滲んだり漏れてきたら、トランスミッションのO/Hと一緒に作業しちゃいましょう。

DSC_0857

まずはフライホウィールを取り外し、

DSC_0666

クランクシャフトとの接続部を点検します。異常な磨耗も傷もなく、良好な状態でした。フランヂ部のO-リングはシール性が落ちてオイルが少し漏れ始めてるので、交換ですね。

DSC_0864

クランクケース側のオイルシールには滲みも漏れもありませんでした。このシールはちょっと高価なんで、交換せずに済んで良かったです。
今回のオイル漏れは、オイルポンプカヴァーのO-リングの劣化が原因てことですね。

DSC_0870

というわけで、オイルシールを保護して洗浄します。しかし、手強かった・・・。

どうですかッ!このピカピカ具合ッ!

DSC_0879

オイルポンプ、オイルポンプカヴァーの状態も悪くないので、

DSC_0884

カヴァーをキレイに洗浄してO-リングを交換します。フライホウィールのO-リングも交換です。

DSC_0885

交換したO-リングをよく見ると、潰れて平らになってますね。こりゃ、漏れるハズです。

DSC_1042

オイルポンプカヴァーをしっかり取り付け、

DSC_0892

フライホウィールを元に戻したら、

DSC_0896

クラッチ周りも取り付けます。

DSC_0902

これでトランスミッションを取り付けられるんですが、その前にチョイチョイとやることが。

以前に交換したリアサスペンションのブッシュ、注文をミスった上側のブッシュが入荷したので

DSC_0911

ようやく交換できました。お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。

DSC_0924

ブレーキペダルのピヴォット部もまったくメインテナンスされてなかったので、

DSC_0912

キレイにしてグリスアップします。

DSC_0919

シフトペダル側も酷かったので、こちらもビシッとキレイにしてグリスアップしました。

DSC_0964

こういう部分をしっかりメインテナンスすると、渋かったり、固かったりしたブレーキやシフトのタッチがかなり良くなりますね。

スウィングアームのピヴォットベアリングも古くなってたんで、洗浄してたっぷりグリスアップしました。ベアリングの状態はあまり良くありませんが、これでもうしばらくは使えると思います。

DSC_0928

ドライヴシャフト連結部のブーツも、ひび割れや補修跡があるので交換です。

DSC_0932

お決まりのスピードメーターケーブルの防水ブーツと、傷んだソケットも交換します。

DSC_0952

で、こうなりました!

DSC_0958

作業を始めて三日目、今回はなんだかとっても時間が掛かりましたが、ようやくトランスミッションが車体に戻りました。ウレスィ~。

DSC_0973

エンヂンのトップカヴァーを戻す前に、ブローバイホースの取り出し部からオイルが滲んでたので、ホースのクランプをしっかり締めておきました。
ホースが劣化してくるとココからオイルが滲んできますので、気になる方はクランプを締め直してみると良いかもしれません。ホース自体がダメになっていると交換するしかありませんが、けっこう緩くなっている車輌は多いです。

DSC_0961

てことで、トランスミッションのO/Hとキックスターターの取り付けが終了。
グッジョブ、オレ!

DSC_0983

ただ、この年式のR65のステップは少し位置が高いようで、キックレヴァーを踏み込むとすぐにステップのゴムに当たります。ちょっとストロークが小さいのが気になりますが、上手くキックでエンヂン始動できるかな?

DSC_0993

さて、お次は追加作業のブレーキの整備です!

 

(続く)

 

フライホウィール周りのオイル漏れや、クラッチ周りの点検も、ご相談くださいッ!

R65、トランスミッションのO/Hとキックスターターの取り付け。

R65(2本サス)にお乗りのお客様、今度はトランスミッションのO/Hとキックスターターの取り付けと、フロントブレーキキャリパーO/Hのご依頼です。
またまたまた有り難いことですッ!

さっそく、トランスミッションを取り外します。

DSC_0633

長年の汚れで黒くなってますが、クラッチ板が磨耗して出たダストなので走行距離の多い車輌はどれもこんなもんです。インプットシャフトのオイルシールからのオイル漏れがないので、状態は悪くなさそうですね。

DSC_0642

トランスミッション上側も、

DSC_0644

下側もオイル汚れがたっぷりですが、こういう状態のほうが洗浄後にキレイになりますね。

DSC_0652

問題は・・・

DSC_0640

ココのオイル漏れです。トランスミッションを片付けたら修理ですね。

DSC_0634

抜いたオイルがけっこう汚れてるのが気になりますが、金属粉はありませんでした。

DSC_0685

ということで、いつものように分解です。

DSC_0689

ケースを洗浄し、

DSC_0699

古いガスケットを剥がします。コレ、手強いヤツや・・・。

DSC_0715

ドレインの穴やニュートラルスウィッチの取り付け穴なんかもシュシュッとキレイにしておきます。

DSC_0710

関連部品ももちろん洗浄して、

DSC_0719

ピカピカになりました!

DSC_0727

頑固に張り付いたガスケットも、ご覧の通り。

DSC_0721

続いて、分解した内部部品を確認します。

ギアの状態は良好だったので、ベアリングだけ交換です。
ベアリング自体もあまりガタつきはなかったんですが、当店では国産ベアリングを使用しているので純正部品に比べると価格は1/6程度、しかも信頼の国産、高品質ベアリングを選んでいますので、O/H時には問答無用で交換しちゃいます。

DSC_0759

シフトセレクターの状態も良いですね。定番のリターンスプリングだけ交換しておきます。

DSC_0750

シフトフォークにも問題はありませんでした。

DSC_0745

アウトプットフランヂの状態も良好です。ココが良いと安心します。ホッ。

DSC_0729

で、ココからが本番です。

今回、キックスターターを取り付けるので、インプットシャフトにキック用のギアを追加しなければなりません。
純正部品でギアは出るんですが、バックオーダーでなかなか入荷しないので、自分で使うつもりだった中古良品のインプットシャフトから取り外すことにしました。シャフトのセレーション部の長さが同じだったらそのままインプットシャフトごと入れ替えできたんですけど、同じ2本サス用でも年式によりビミョーに違いがあるんですね。

DSC_0764

ちょっと面倒な作業ですが、無事、移植できました。

DSC_0769

しかし、もう3週間以上待ってますが、バックオーダーのときは本当に部品の入荷予定が読めませんね。部品が出るだけ有り難いんですが。

てことで、トランスミッションのケース側を組み立てて

DSC_0780

ビシッとシム調整しておきます。

DSC_0791

続いて、キックスターター用のカヴァーです。
こちらはオーナーがービックリ価格で入手されたモノ。純正部品で必要な部品を用意することも可能ですが、けっこうな金額になってしまいます。このカヴァー一式で¥○○,○○○とは、かなりラッキーですね。

DSC_0697

そのままでも使えそうな雰囲気ですが、しっかり分解して整備します。

DSC_0739

といっても、キックレヴァーの分解は意外と大変なんです。錆で固着してキックレヴァーの固定ボルトは抜けないし、キックレヴァーもシャフトもすんなり外れてはくれません。ほとんどの車輌がこんな感じだと思います。

DSC_0742

錆を落とし、オイルシールを交換し、グリスアップしてカヴァー組み立てます。
こんだけやっとけば次回の分解はかなり楽になりますね。

DSC_0806

組みあがったカヴァーを取り付けで、トランスミッションの完成です!
何回か組み直すという苦労の甲斐あって、シャフトはクルクル軽く回り、キックレヴァーもスコンスコンになりました。イエスッ!

DSC_0828

さらに、クラッチリリース周りもやっつけちゃいます。

今回のキックスターターの取り付けを部品を待たずに急いだのは、オーナーが訴えるクラッチの不具合を早く直したかったのが一番の理由です。具体的には、走行後20~30分もすると急にクラッチの繋がりが悪くなり、どう丁寧にやっても上手く半クラッチ操作ができないそうで、まるでロケットスタートのようになるとのこと。
実際に試乗してみると、確かに半クラッチで繋ぐのが難しく、非常に乗りにくい感じでした。しかもトランスミッションが温まってくると症状はより顕著になるみたいで、オーナーが訴える症状は自分が感じているよりももっと深刻そうでした。

そんなこともあり、クラッチリリース周りを丁寧に点検、清掃します。プッシュロッド、ピストン、ベアリングに異常は見られませんでしたが、

DSC_0845

フェルトリングはかなり痩せてました。こんなトコロが不具合の一因になるのかもしれませんね。

DSC_0849

新しいフェルトリングを付けたプッシュロッドをインプットシャフトに挿入するのに苦労したものの、クラッチリリースピストンまで組み付けてトランスミッションの作業は終了です。

DSC_0852

思いのほか時間が掛かりましたが、かなり良いトランスミッションが組めたんじゃないでしょうかッ!

 

(続く)

 

トランスミッションのO/Hだけでなく、キックスターターの取り付けも、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、中古新規登録。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、ようやく作業が終わったので、いよいよ登録に行ってきました!

今回は廃車された車輌を自分の名義で登録し直すので、住民票のある川崎市管轄の運輸局での登録作業でした。いわゆる中古新規登録というやつで、自動車検査証返納証明書で検査ラインを通し、新たに自動車検査証(車検証)を発行してもらう流れですね。

通常の車検と異なり、今回のように所有者が変わる場合には譲渡証明書や住民票等、いつもより多い書類を用意する必要があるのでちょっと手間が掛かりますが、やることは車検とほぼ同じです。
しかも横浜と違って川崎の検査場はいつも空いてて、検査ラインは3本しかないものの待ち時間はほとんどなく、ストレスなしの好環境です。ムダに敷地が広い気がするのは、気のせいじゃないですね。

てことで、当店のトランスポーター、ホンダ・アクティ(M-HA1型)とパチリ。

DSC_1041

余談ですが、昔から欲しかったんですよね、丸目のアクティ。
古い車輌の割りにエンヂンの調子は良く、最高速は100km/hくらいとトロ臭いんですが、エンヂンの回る感じは「さすがホンダッ!」ってニヤニヤしちゃうくらい楽しくて、ソッコーでメーターをタコメーター付きに交換しちゃったくらいです。ビンビン跳ねるタコメーター、ほんと、トロ臭いけどチョー楽しいんス。
あ、トロ臭いって言っても、マグロの臭いがするわけじゃないですよ。

で、検査ラインもソツなくこなし、無事に登録作業を終えました。
戻ってナンバープレートも取り付けたんで、これで晴れて公道を走らせることができます!ウレスィ~!

DSC_1052

まだ検査場内を少ししか走らせていませんが、かなり良い状態に仕上がりました!
さっそく明日から慣らし&テストライドを始め、近々、販売するつもりですので、興味がありましたらメールにてお問い合わせください!試乗も可能ですので、是非どうぞ。
自分で言うのもなんですが、こんなに調子良いR80になるとは・・・さすが、オレ。イエスッ!

 

もう少し続く?

 

中古新規登録の代行も、承っておりますッ!

長期不動のR80、リアサスペンションのブッシュの交換。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

外装の取り付けても終わましたが、ちょっとやり残したコトがありました。

リア周りの作業をしているときに気付いたんですが、サスペンションの

DSC_0539

ブッシュがグズグズになってました。

DSC_0541

すぐに部品を注文したものの、なかなか入荷せず後回しになってしまいました。

てことで、ブッシュも届いたんでグイグイッと交換します。

DSC_0572

グズグズのブッシュを交換するだけでも、意外にシャキッとした足回りになると思います。
ブッシュがヘタったまま乗られている方が多いと思いますが、社外の高性能リアサスペンションに交換する前にブッシュ交換してみることをオススメします。抜けたり動きが渋くなっている場合はサスペンション自体を交換するしかありませんが。

そんなこんなで、リアサスペンションを元に戻し、サイドカヴァーも取り付けて作業終了です。
やっと終わった~!

DSC_0585

これで、いよいよ登録できますね。行ってきマース!

 

(続く)

 

リアサスペンションの交換だけでなく、ブッシュ交換も、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、シート周りとガソリンタンクの取り付け。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

ようやくシートが入手できたので、今度こそ外装を取り付けて、ビシッと仕上げたいと思います。レッツ・ゴー!ゴー!

届いたシートを確認すると、表皮にちょっと引っ掻き傷?はありますが、走行距離が少なめのためシートスポンヂにしっかり張りが残っていて、まずまずの状態です。

DSC_0429

傷の具合はこんな感じ。そんなに気にならないかな?

DSC_0613

てことで、リアフェンダーをキレイにして取り付けます。

DSC_0407

ウィンカーとテイルランプもキレイにし、テイルカウルも取り付け。

DSC_0418

シートヒンヂは錆が酷かったので

DSC_0431

新品に交換しまた。

DSC_0449

後側は、シートを開けたときに固定してくれるスリーヴも交換してます。

DSC_0455

ジャーン!ようやくシートが付きました!

DSC_0461

シートの開閉動作、ロック&リリース動作もバッチリです。

DSC_0464

リアフェンダーも付いてツールボックスが置けるようになったので、ETC車載器も取り付けます。
イグニッションキーをONにしてETCの動作も確認、ちゃんと動きました。車輌の登録が済んだら、実際にゲートも通過してみよっと。楽しみ~。

DSC_0486

で、これがあの酷かったガソリンタンクの代わりです。

DSC_0494

目立つトコロでは、小さな凹みが2箇所と

DSC_0553

引っ掻き傷が1箇所ありますが、

DSC_0591

タンクの中は錆びも無く、かなり良い状態なんです!しかも、サイドカヴァーやテイルカウルと同色!
実際、タンクの中を洗浄してみてもほとんどゴミが出てきませんでした。通常、タンクを洗浄するとBMW特有の赤茶色の防錆塗料が剥げたものがバラバラ出てくるもんなんですが、このタンクはまったくありませんでした。剥げた防錆塗料はキャブレターのオーヴァーフローの一番の原因ですから、その心配もほとんどないと思います。ラッキー!

DSC_0499

小さな凹みや傷は再塗装すればどうにでもなりますが、タンクの中の状態ばかりはどうしようもありません。こんだけ状態が良ければ、再塗装のベースとしても十分オススメできます。ま、次のオーナーさん次第ですが。

タンクマウントラバーもヘタってたんで、新品に交換します。ここがヘタると、走行中に段差に乗り上げた際などにガタガタッと音がすることがあるので、ゴムが潰れて薄くなっているようなら迷わず交換しちゃいましょう。

DSC_0515

先にO/Hしておいたコック

DSC_0508

しっかり取り付けます。もちろん、漏れも滲みもありません。バンザイ!

DSC_0523

と言いつつ、過去に一度だけ漏れてしまったことがあるんですが・・・。(反省)
本来、丁寧にコックをO/Hして新品のストレーナーを使い、もう一手間加えるだけで、まず漏れることはありません。ココにシールテープを巻いても意味がないので、どうしても漏れが治まらないときはご相談ください。

てことで、ようやくガソリンタンクが乗りました。イエスッ!

DSC_0528

これで外装の作業も終わり、いよいよ登録です。キャー!
あ、その前にやることがあった・・・。

 

(続く)

 

シート周りの作業や、ガソリンタンクの取り付け、フューエルコックの漏れ対策など、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、サブフレームの取り付けとエンヂン始動。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

いよいよ外装を取り付けて、ビシッと仕上げたいと思います。レッツ・ゴー!

と意気込んでみたものの、シートベースの状態が悪く、意気消沈。
状態の良い中古シートをずっと探しているんですが、なかなか良い出物が見つからず・・・。

DSC_0342

シートは引き続き探すとして、できるコトから進めます。

てことで、サブフレームとシートロックをキレイにします。

DSC_0305

シートロックのリリースボタンの動きの渋い車輌は意外と多いですが、分解して清掃、グリスアップしてやれば、リリースボタンもそこそこ軽くなりますね。

DSC_0311

それと、リリースボタンに付く黒い樹脂製のキャップがなくなっている車輌もたまにありますが、このキャップがあるのとないのじゃ大違いです。なくなっている方、まだ純正部品が出ますので、是非、ご注文を!

DSC_0356

サブフレームが付くと、途端に雰囲気が出てきますね。

DSC_0315

続いて、リアフェンダーと

DSC_0308

テイルランプ周りを取り付けたいところですが、

DSC_0307

シートがまだ準備できてないので、先にエンヂンを始動しちゃいます。
つか、ガマンできん!

一応、あの酷いガソリンタンクの代わりのタンクも入手していますが、とりあえずコイツで。
上手くエンヂンが掛かるかな?

DSC_0330

ウヒョ~!
さすが、エンヂン腰上とキャブレターをO/Hしただけあって、あっさり始動!同調もすんなり決まり、小気味良いタペット音を奏でながらすぐに安定したアイドリング状態になりました。バンザイ!

DSC_0335

点火時期もビシッと調整。安定してますね~。ウヒヒ。

DSC_0320

アイドリング時の発電はこんなもんですが、

DSC_0337

少し回転を上げて1,500rpmくらいにすれば、この通り。
OHV-Rの発電系はウィークポイントの一つですが、この車輌は今のところ問題なさそうですね。

DSC_0338

フロントカヴァーを取り付ければ、エンヂン周りの作業は終了です。イヤッホーイ!

DSC_0343

良いエンヂンに仕上がりそうな予感。ニシシ。

 

(続く)

 

シート周りの整備や、エンヂンの点火時期調整、発電系のチェック等、ご相談くださいッ!

チョチョイとOK、継続車検。

仕入れたばかりのR100RS(2本サス)、順調に不具合を洗い出してます。

今回は不具合が云々という話ではありませんが、先日、リアウィンカーを修理したので、さっそく継続車検に行ってきました。

24ヶ月点検を済ませて必要な書類を用意し、あらかじめ記入して準備OKです。

DSC_0363

当店から検査場までは6kmほどなので、10分ちょっとで到着。

印紙を購入して書類に貼り付け、窓口で確認してもらったらラインに並びます。
横浜なので登録、検査に来る車輌の台数は多いほうだと思いますが、二輪は別ラインなのでそんなにストレスもないですね。(自分の車の車検のときは酷かった・・・。)

DSC_0377

ラインでの検査も一発OK、無事に車検終了~。

DSC_0379

貼り直したスティッカーが眩しいッス。
これからの2年も調子良く走ってねー。

DSC_0383

不具合の洗い出しもほぼ終わったので、そろそろ本格的に整備しようかな。

 

継続車検の代行も、承っておりますッ!

リアウィンカーの不具合、ハーネスの交換。

仕入れたばかりのR100RS(2本サス)、順調に不具合を洗い出してます。

ここのところ、右のリアウィンカーが点いたり点かなかったりと、動作がオカシクなっていました。バルブの球切れや接触不良を疑ったんですが、特に異常なし。
で、何気なくシート下の工具箱の辺りを見たら・・・

ガーン。なんか1本だけギボシ端子になってるー。

DSC_0361

どうやら、この端子が接触不良を起こしていたみたいです。しっかり挿し込んだら再発しませんでした。でも、なんで1本だけギボシ端子にしたんだろ?

幸いにも中古のハーネスの在庫があったので、交換することにします。

DSC_0370

ちょっと長さが違いますが、現状よりはマシでしょう。
外したハーネスは、もちろん補修部品としてストックしておきます。けっこう役に立つことがあるんですよね。

DSC_0372

テイルランプのハウジングを取り外してみると、はんだ付けされた配線の残骸が残ってました。過去に何かしら手を加えられたみたいですね。テイルランプもLED化されてますし。

DSC_0377

バラしたついでにウィンカーステイを

DSC_0379

キレイにしたり、

DSC_0382

リアフェンダーの取り付け部も

DSC_0389

キレイにしておきました。

DSC_0394

てことで、できました!

DSC_0397

ウィンカーの動作も安定するようになりました。バッチグーです。
車検も近かったので、良い機会だったのかも?

 

ハーネスの修理なんかも、ご相談くださいッ!