ワガママなR80、サイレンサーの交換。

昨年の年末に「もう少し、マフラーの音を元気にしたいですね。」とのことで、H管を取り付けさせていただいたR80にお乗りのお客様、新年早々、またしても「このサイレンサー、試してみたいですね。」と某社のサイレンサーの取り付けについてお問い合わせくださいました。どうも、まだ元気さが足りないようです。またかッ!でも、有り難いことですッ!

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で、ご希望のサイレンサーについてお伺いしてみると、どうやら汎用品らしく、取り付けにはけっこう手間が掛かりそうでした。サイレンサーの差込部の径は問題ないようでしたが、取り付けのためのステイがどうなっているか不明で、サイレンサーの位置、角度、それに音質と音量など、実際に現物を合わせてみないとわからないコトだらけ。当店では大掛かりな加工はできませんので、金属加工屋さんに頼まなければならないとなると、当然、納期もそれなりに掛かってしまいます。これで出来上がりに満足できなかったとしたら・・・、かなりのギャンブルです。イヤな予感しかしないッ!

なので、モノサス用として販売されているサイレンサーをオススメしたところ

 

「分かりました、すぐ注文してください。また送料が掛かっても構いませんから。」

 

だって!もう、どうにでもして・・・。

anago

てことで、英国moto-binsからモノサス用Sito製サイレンサーが届きましたので、さっそく交換します。価格は£215.00、現在(2016/1/7)のレートで¥44,000(税抜)くらいになりました。

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純正サイレンサーと比べると長さは10cmほど長くなり、エンド部が2本サスのような形状になります。純正2.24kgに対し2.86kgと、重さは片側で600gほど増えました。H管で軽量化できた分が少し減っちゃいましたね。

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できました。

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専用設計だけあってポン付けです。イタリアン・クオリィティに不安はありましたが、まったく問題ありません。しかも、サイレンサーが長くなって、なんだかとってもカッコイイ~!

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交換前よりも、リア周りの印象がグッと良くなった気がしますよね?ハイ、します。

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気になる音質は純正と似た雰囲気で良さそうな感じですし、音量もうるさいと感じるほどではありません。個人的には、見た目も含め良い選択だったと思います。店の中ではありましが、エンヂンを始動したときのお客様の感想も「良いですね。音が元気になりました。」と、ご満足いただいた様子。気に入ってもらえて良かったー!ホッ。

ということで、あとはブォンブォン走っていただいて、さらに元気になったマフラーからのサウンドをお楽しみくださいッ!この度はサイレンサーのご注文&取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!また何かありましたら、遠慮なくご相談ください。しばらくはワガママもなくなりそうですが・・・?(複雑)

 

社外品サイレンサーの取り寄せ&取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

R80、タイミングホールプラグを探して。

当店のある横浜市内にお住まいの方から「タイミングホールのキャップをポロリと落としちゃいまして・・・」とのお問い合わせがあり、在庫があることをお伝えしたところ、さっそくご来店くださいましたッ!有り難いことですッ!ウホッ!

 

こちらのお客様、このモノサスのR80を20年ほど所有されているそうです。ウッ、モギーの所有暦(14年)より長い・・・、ガクッ。(敗北感)

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で、お買い求めいただいたのはココ、タイミングホールのプラグ(キャップ)です。このプラグ、古くなると硬くなってユルユルになっているモノもありますので、ポロリとなくしてしまう前に交換してしまうのも良いかもしれません。価格も¥180/個(税抜)ですし。

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ついでに、ちょっとアイドリングの高かった同調を調整させていただきましたが、少し前にしっかり整備されているようで調子は良さそうでした。てことは、モギーの出番は少ないのかッ!(複雑)

それだけじゃなく、こちらの車輌、なんだかとってもキレイなんです。1993年製なので20年以上経過しているにもかかわらず、ホウィールなんかピカピカしてます。

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汚れたら拭くようにしているだけなんだそうで、確かに塗装が少し薄くなって下地が見えているところもありますが

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20年間しっかりと手を掛けてあげると、このツヤ感を維持できるんですね~。正に「継続は力なりッ!」ですね。自分も見習わなければ。(手遅れ)

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ここ数年は関西方面にいらしたそうで、整備はそちらで信頼できるバイク屋さんにお願いしていたとのこと。うーん、負けられませんなぁ。

とうことで、この度は純正部品の購入にご来店いただき、有り難うございましたッ!また何か必要な部品がありましたら、遠慮なくご相談ください。整備や修理についてもお手伝いできることがあるかと思いますので、今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

純正部品もけっこう在庫しております。お問い合わせくださいッ!

オイルプレッシャーに注意、オイル交換。

販売するつもりで仕入れたのに、すっかり自分で楽しんじゃってる在庫車輌のR100RS(2本サス)ですが、最近、強くブレーキを掛けて停止するときにオイルプレッシャーの警告灯が一瞬点くようになってきましたので、エンヂンオイルを交換することにしました。

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注意! オイルプレッシャーの警告灯が一瞬点くようなことがあったら、すぐにオイルレヴェルゲーヂを確認してください。このような場合、オイルレヴェルがゲーヂの「min」マークを下回っていると思われます。オイルを交換するか注ぎ足すなどして、オイルレヴェルが「max」と「min」の間に収まるようにしてください。

 

当店に来たときは40,649kmでしたから、3,000kmくらい乗ったことになります。

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が、気になるのはオドメーターとトリップメーターのズレです。燃費を確認するために記録しているトリップメーターの合計だと4,000kmちょっとなので、かなりの差があることになります。うーん、そんなにズレるものかなぁ?今までオドとトリップのズレを意識したことはなかったんで、ちょっと確かめてみます。

てことで、オイルを抜きまして

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どのくらい残っていたか確認してみます。1.2リットルくらいですね。

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このR100RS(2本サス)はオイルクーラー付きの後期型なので、オイル量はモノサスのR100RSと同じ2.75リットルです。オイルフィルターに250mlほど残るので、およそ1.3リットル消費したことになります。BMWはオイル消費の限度を1リットル/1,000kmまでとしているので、3,000kmで1.3リットルなら400ml/1,000kmくらいになりますから、走行距離の割りには良いほうかもしれないですね。

で、オイル交換時の規定量(2.5リットル)のオイルを入れると、見事にゲーヂの「max」になりました。やりますね、BMW。ニクイ!

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と、オイルも交換しましたので、またしばらくはモギーの通勤バイク&代車として活躍することになりそうです。本当はビシッと整備して販売しなければならないんですが、この時期のR100RSのポカポカとした温かさといったら・・・手放したくないッ!でも、販売しないと・・・いや、やっぱりコイツは・・・しかし・・・ウォ~!悩ましいッ!

って、バカみたいですけど、そんなにバカじゃないですよ。オホホ。

 

オイル交換だけでなく、オイルフィルターの交換も承っております。ご来店くださいッ!

R100RS(2本サス)、リアブレーキの修理。

以前に整備させていただいた「何を言っているのか。」のR100RSにお乗りのお客様、昨年末に「リアブレーキがスカスカするんですけどー!」とのことでご来店いただいたんですが、ブレーキラインの点検&増し締めだけして様子見をお願いしたところ、「やっぱりスカスカするんですけどー!」と、年明けすぐに再度ご来店くださいました。ズコー。

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ということで、車輌をお預かりして、もう一度キャリパーを外して分解&整備することになりました。

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ガーン。キャリパーの連結部が濡れとるー。

ピストンシールからは漏れや滲みはありませんでしたが、漏れたブレーキフルードが付着していますので、また分解して洗浄します。

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前回は予算の都合で見送ったシールも、今回は交換します。

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ブレーキフルードが滲んでいた連結部のO-リング、新品(左)と比べるとかなり潰れてるのが分かります。O-リングさん、なんで納車前に教えて(漏れて)くれないの・・・。

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漏れないように祈りを込め、ビシッと組み立てます。

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ついでに、やっぱり気になる伸びちゃったダイアフラムも交換しちゃいます。

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で、またしてもちょっとアクロバチックな体勢でエア抜きすれば

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できました。ブレーキタッチも良いッ!キュッと利いているッ!

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実際に少し長めに試乗して確認してみましたが、漏れや滲みもありませんでしたので、もう大丈夫だと思います。ホッ。

それと、ブレーキランプが点いたり点かなかったりするそうなので、その点検も。原因は電球の接触不良でしたので、接点を修正しておきました。

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また、お預かりしている間に「ちょっと充電してやっか」と思ったら、電源ソケットへのハーネスが誤って接続されていて充電できませんでしたので、直しておきました。

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オマケでキャップ(中古)も付けましたので、是非、電源ソケットをご活用ください。バッテリーの充電はもちろん、

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Hella(ヘラー)ソケット対応のUSBチャーヂャーを挿せばケータイやスマホの充電もできますので。

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この度は、こちらの点検、整備が至らず度々足を運ばせてしまい、申し訳ありませんでした。今回の整備でしっかりと直りましたので、今後は安心してリアブレーキを踏み込んでいただけると思います。フロントブレーキも同様にシールを交換していませんが、現在まで漏れや滲み、引き摺りもありませんし、利きも十分良いですので、交換は次回以降の車検整備のタイミングでも良さそうです。すでに納車してから2,000kmほど走られていますから、走ることで現れる(見えてくる)不具合はしばらくないような気もしますが、また何かオカシイと感じることがありましたら、遠慮なくご相談ください。今回も修理のご依頼、有り難うございましたッ!

 

納車後しばらくして「ブレーキがスカスカするー!」ような場合でも、責任持って対応させていただきます。いただきますッ!

北方(埼玉)から、セルモーター修理。

何度か作業をご依頼くださっている「当初は外装を再塗装してエンヂンをキレイに磨き、フレームも錆びたトコロを塗り直して乗り出すつもりが、手を付け始めたら車輌がバラバラになっていたッ!」というお客様、今回はセルモーターの修理のご依頼です。お客様のトラブルは嬉しいものではありませんが、お仕事をいただけるのは有り難いことですッ!(複雑)

それにしても、新年早々セルモーターが回りっぱなしになってしまうとは、ナントモカントモです。お客様も「いやー、焦りました!」とおっしゃっていましたが、そりゃ焦りますよね~。こういうときはすぐにバッテリーの-(マイナス)端子を外して対処するしかありませんので、このブログをご覧の方も、同じ状況になりましたら慌てずに対処していただければと思います。

 

で、さっそく外して送ってくださったセルモーターですが、コチラで何度動作確認してみても、ドライヴギアの飛び込み具合に「ん?」と感じる瞬間はあったものの、お客様のおっしゃっていた回りっぱなしになるような不具合は起こりませんでした。アレレ?

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(動画でご覧いただけます。)

こういう再現性のないトラブルは対応が難しいんですが、考えられるのはソレノイドスウィッチの不良ぐらいですので、交換することにします。

てことで、バラバラに分解。

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こちらのセルモーターはEME製のモノに交換されているようで(Valeoの文字がありませんでした)、ハウジングもマグネット剥離対策が施されたモノになっていました。ラッキーですね。

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ブラシもほとんど減っていませんでしたので

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ソレノイドスウィッチだけ交換しました。

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あとは、いつものように各部を清掃&グリスアップして組み立てるだけです。

遊星ギアのトコロにもたっぷりグリスを注入しておきましたが

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いつもよりキャップが外れにくくて変形してしまいましたので、交換させていただきました。

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で、元通りに組み立てて動作確認。

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(動画でご覧いただけます。)

バッチリ!ですね。といっても、作業前とほとんど変化はありませんが。アハハ。

他にも原因があるかとちょっと心配でしたが、修理したセルモーターをお送りしたあと、お客様から無事にセルモーターが動作したとのご連絡をいただきましたので、これでもう大丈夫かと思います。ただ、お伝えした通りセルモーターには大きな電流が流れますので、長時間回すとコイルや接点を焼損する恐れがあります。エンヂン始動時はなるべく短時間で掛けるコツを掴んでいただければと思います。今回も修理をご依頼いただき、有り難うございましたッ!また何かありましたら、遠慮なくご連絡くださいッ!

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、O/Hを承っております。ご相談くださいッ!

ニィゼロイチロク。

アケマシテ オメデトウ ゴザイマス。

ニィゼロイチロク ネンモ コツコツガンバッテ マイリマスノデ ヨロシクオネガイ イタシマス。

robo

 

と、テキトーなご挨拶になりましたが、この一年もお客様のお役に立てるよう少しずつできることを増やしながら精進していくつもりですので、何かご相談がありましたら遠慮なくご連絡、ご来店ください。お待ちしておりますッ!

2016年も、コツコツやってやるッ!ウゥリィィィ!

R100RS、ドライヴシャフトの交換。

ちょっと前の土曜日に、以前に勤めていたお店のお客様がドライヴシャフトの交換にご来店くださいました。有り難いことですッ!

注)
こちらの車輌、少し前に作業も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

といっても、コチラのお客様は某社でバイクのエンヂン開発を担当しているバリバリ現役のエンヂニアですので(かなりヤバイ)、この手の作業はお手の物&大好物でして、作業はご自身でほとんどやっちゃいます。モギーにできるのは部品の提供とちょっとしたアドヴァイス&お手伝いくらいで、実際、2週間前にもトランスミッションのO/Hにやって来てまして、見事にクルクル回る軽~いトランスミッションに仕上げて帰って行きました。しかも、モギーより先にあのトルクレンチの恩恵を受けるとはッ!なんというッ!

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クッソ、モギーまったく良いトコなし・・・。

 

そもそも今回のトランスミッションのO/Hとドライヴシャフトの交換は、ちょっと前に久しぶりにお会いした際に

「モギーさん、なんか駆動系がガコッガコッてなるんですけど?」

というご相談を受けてのものでして、先のO/Hでほぼ解決したんです。が、そこは貪欲なエンヂニア。ついでに点検したドライヴシャフトのユニヴァーサルジョイントのベアリングの動きがちょっとコクッコクッと渋かったため、この機会に交換することになりました。ユニヴァーサルジョイントには構造的にどうしても偏った負荷が掛かりますので、同じようなベアリングの状態の車輌は多いと思いますし、ある意味許容範囲の状態にも思いますので、必ずしも交換が必要なわけでありませんが、交換すれば良くなることは間違いありませんから。

ということで、新品のドライヴシャフトを取り寄せました。ユニヴァーサルジョイントのベアリングは交換できるモノのほうが一般的ですが、このドライヴシャフトの場合は交換することは困難ですので、シャフトごと交換するしかありません。価格も¥73,440/本(税抜)と非常に高価です。ギャー!(/5のような古いタイプや、R45とR65(2本サス)などの場合でも¥50,000前後になります。)

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積極的に交換をオススメできないのは、このせいなんですよね・・・。ベアリング交換だけで済む一般的なシャフトに比べると、かなり高額な作業になってしまいますから。輸入屋ビーマーさんでベアリングの交換サーヴィスを行っていますので、一度試してみようかしら?

それにしても、仕事でさんざんエンヂンを組んだりバラしたりしてるのに、本当にお好きですねー。アカン、この人もザ・バイクバカや・・・。(かなり良い意味で)

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こんなバイクバカがエンヂン開発に携わっていれば、バイクの未来もまだまだ安泰ですかね、きっと。期待してますよ!ファイトー!

 

と、あまりお役には立てませんでしたが、この度は大物部品のご注文、有り難うございましたッ!また、当店まで作業しにご来店くださり、有り難うございましたッ!少しですがお手伝いさせていただけて、こちらも楽しい時間を過ごすことができました。次回はリフレッシュした駆動系のご報告に、是非、R100RSでご来店ください。楽しみにしておりますッ!

 

駆動系に「ん?なんかゴツゴツしてない?」と違和感をお感じの方、点検やトランスミッションのO/H、ドライヴシャフトの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

西方(岡山)から、キャリパー加工。

(下書きしたまま更新しそこねていましたので)かなり前の作業になりますが、遠方のお客様からのご依頼で、4ポットキャリパーの取り付けのお手伝いをさせていただきました。有り難いことですッ!

注)
こちらの車輌、R80のお買い上げの前に作業を終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

所有される車輌はR65(モノサス)のシングルディスク仕様だそうですが、もう少しブレーキを強化(ダブルディスク化)するついでに、4ポットキャリパーも試してみたいとのこと。遠方のため車輌の持ち込みは難しいので、メールでのやり取りとキャリパー単体での加工で対応させていただくことになりました。

現物を見ていないのでお客様の言葉を信じるしかないのですが、取り付けピッチは同じなので、おそらく使えるのではないかとの情報を元に、届いたブレーキキャリパーとパッドを実際に車体に装着して確認してみます。たまたま当店に在庫車としてあったR80、仕入れておいて良かった~。

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ガーン。確かに取り付けピッチは同じなのですが、オフセットが違うのでディスクとキャリパーのセンターがまったく出ていないッ!

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外側にズレていればスペーサーで対応できるのですが、こうなると簡単な方法はありません・・・。

しかも、キャリパーがホウィールにゴツッと干渉していて、そのままではホウィールも回らないッ!

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フロントフォークからは少し離れますが、できればキャリパーサポートを製作してオフセットを調整するのが良いのですが、お客様の希望もあり、キャリパー側を加工することになりました。

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この4ポットキャリパーが使用されているR100R等のディスク径は、モノサス系の車輌のディスクと同径なので、パッドの当たりは問題なさそうです。ホッ。

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キャリパー間をつなぐブレーキパイプも純正部品で対応できそうです。これなら自然な感じで仕上がりそうですね。

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ということで、金属加工屋さんとも相談し、キャリパーの取り付け面を切削する方向で作業を進めることになりました。キャリパーをどれくらい切削するかはこちらで決定しますので、丁寧にオフセットのズレ具合を測定し、しつこく切削量を確認します。ココで間違うと取り返しがつきませんので。ドキドキ。(センターのズレは0.05mm以内に収まっていると思います。)

で、切削量も求められたので、続いてキャリパーを分解、洗浄します。いつも2ポットばかりなので、数が倍になる4ポットがこんなに大変だとは・・・。(見積りを訂正させていただいて、スミマセンでした。)

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ピストンはどれも問題ありませんでした。

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シールは少しヤレていましたが、まだ大丈夫かと思いますので再使用します。すぐに滲むようなら即交換ですが、そうでなくても次の車検整備のタイミングでの交換をオススメしておきます。シールキットの価格は、単純に2ポットの倍くらいです。

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キャリパー自体も良好ですので、この状態で金属加工屋さんへ持ち込むことになります。さて、どうなりますか。

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~数日後~

金属加工屋さんからキャリパーが戻りましたので、作業再開です。仮組みしたところ問題なさそうなので、加工したキャリパーをもう一度洗浄して組み立てます。

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ビシッとできました。

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こちらの指定どおりの寸法に仕上げてもらったので、ダメならオレっちの責任です。またしても、当店在庫のR80に登場してもらいます。

どうなのよッ!

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(動画でご覧いただけます。)

イイですね!ビシッとセンターも出てますし、ホウィールもクルクル回ってます。パッドの当たりも良さそうですし、これならお使いいただけると思います。ホッ。

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(動画でご覧いただけます。)

ということで、ちょっと前に行った作業の報告でした。

モノサス系のフロントフォークのアウターチューブとホウィール、ブレーキディスク(ダブルディスク)がR65やR80、R100RSでも共通だったこと、流用したキャリパーがたまたま取り付けピッチや取り付け位置、ディスク径が近かったことで、今回のような対応ができましたが、キャリパーによってはすんなり付かないことのほうが当たり前ですので、ある意味、BMWの設計のおかげです。それと、たまたま在庫していた当店のR80のおかげもあります。サンキュー、R80!

あとはお客様のほうで車体に取り付けていただき、ホースやフィッティングのための部品を用意していただければ完成になります。異径4ポットになりますので、くれぐれもキャリパーの取り付け向きの変更もお忘れなく。せっかくの4ポット化、ダブルディスク化が台無しになってしまいますので。
また、実際に取り付け、走行後にブレーキに違和感を感じるようでしたら、すぐに使用を中止し、キャリパーの取り付け部を点検していただければと思います。金属加工屋さんとも相談し、おそらく大丈夫との判断で進めておりますが、切削後の強度をテストできるわけでもありませんし、本来、キャリパーの加工はあまりオススメできるものでないことはお伝えした通りですので。

と、長々と書きましたが、無事に4ポット化&ダブルディスク化を完成させていただき、楽しいご報告をお待ちしております。この度はご依頼いただき、有り難うございましたッ!

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、キャリパーの取り付けのお手伝いやO/Hを承っております。ご相談くださいッ!

R65、フォークブーツの交換からの。

R65(2本サス)にお乗りの、モギーが足を向けて寝れない&当店のステマ担当のお客様、今回はフォークブーツの交換をご希望とのことでご来店くださいました。またまた有り難いことですッ!

注)
こちらの車輌、少し前に作業も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

前回ご依頼のオイルフィルターからのオイル噴出もすっかり治まったようなので、しばらくは走り回って楽しまれるのかと思っていましたが、先日納車したご友人のR80のフォークブーツを見ていたら

「自分のがショボく見えて、どうしてもッ!すぐにッ!交換したくなったッ!」

そうで、スッ飛んでいらっしゃいました。しかも、翌日はもう一人のご友人のR100RSと3台でツーリングに行くため、朝7時集合とのこと。やっとR80を納車できたと思ったら、まさかココにもワガママ・オーダーのお人がッ!いやん、逆にカコイイ・・・。

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あらかじめ連絡をいただいてはいましたが、閉店時間近くから始めるソッコー作業になりました。ウォー!急がねばー!

ということで、写真を撮るのもソコソコに作業を進めます。

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が、ついでにご依頼のちょっと固めのフォークスプリングへの交換も行おうとしたところ、どうもフォーク内部がアヤシイ感じがするので、急遽、O/Hすることに。ウォー!急がねばー!

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片側のダンパーロッドのピストンリングが、完全に錆と異物で固着しているッ!これではダンパーにならないッ!

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といった感じでドタバタと作業を進め、途中、お客様にフォークオイルを浴びせてしまうという大失態までやらかしつつ(本当に申し訳ありませんでした・・・)、ようやく完成と思ったら

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なぜかフロントフォークの動きが渋いッ!フォークブーツの収まりもイマイチッ!時計の針は深夜○時を指しているッ!明日はツーリングッ!今夜はもう・・・ダメ・・・です・・・。ガクッ。

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~翌々日~

あまりの出来事に意気消沈していましたが、なんとか元気になってまいりましたので、原因を探ります。というか、作業した手順を思い返し、冷静になった頭で考えたらすぐに分かりました。

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原因は、後付けのフォークブレイス(スタビライザー)でした。このフォークブレイス、自然なフォークスパンに対してちょっと狭いんです。

フォークブレイスをフリーにしてアクスルシャフトのクランプボルトを緩めてみると、マスキングテープの目印とアウターチューブの距離は7mmちょっとですが

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フォークブレイスをフリーにする前は9mmちょっとありました。

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その差2mmですが、コレだけフォークスパンが先細りしていれば、そりゃフロントフォークの動きも渋くなるハズです。なぜこんなコトが分からなかった!俺のアホー!

てことで、フォークブレイスとアウターチューブの間にスペーサーを入れることにしました。これで、インナーチューブにストレスを掛けることもほぼなくなりますので、自然なフォークスパンのままストロークできるようになると思います。つか、なぜショートタイプのフェンダーを取り付けたときに気付かなかった!俺のアホ、アホー!

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やはり、焦って作業するのはダメですね。いつもと同じ手順で落ち着いて作業していればこのようなことにはならなかったかもしれません。時間を気にして作業を省略した結果がコレです・・・。本当に申し訳ありませんでした。

ということで、問題も解決し、時間も十分にありますので、続いて収まりの悪いフォークブーツの作業に取り掛かります。

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こちらのR65はフロント周りを/5っぽくカスタムされているため、リア用のウィンカーステイと自作のステイを組み合わせてウィンカーが取り付けられています。

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このステイはご友人が作られたモノですので、少し加工してそのまま使用します。具体的には、ブーツへの逃げを罫書いて削り、曲げを少し深くしました。

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ついでに、2本サスのR65の場合、回り止めと空気穴を兼ねるロールピンがフロントフォークをクランプするアンダーブラケットに打ち込めませんので、ピンを短く切断したモノをブーツに挿入しておきます。

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どうですかッ!

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ウィンカーの位置もビシッと決まっているッ!

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クリアランスも十分ですし、わずかな加工でご友人作のステイを活かすことができたと思います。やってやったぞッ!

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軽く試乗した感じ、フロントフォークの動きも良いですし、交換したちょっと硬めのスプリングも悪くなさそうでしたので、あとはお客様が気に入ってくれれば言うことなしです。

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で、作業中にも気になったセンタースタンドの傾きですが、同年代の奥のR45とR65と比べても、やっぱり角度がキツくなってます。R45(手前)は肉盛り溶接されているとはいえ、角度をもう少しなんとかできれば、センタースタンドを戻すのもだいぶ楽になりそうです。後付けのオイルパンスペーサーがあるのでちょっと厄介ですが、そのうちなんとかしたいですね。

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てことで、すっかりお待たせしてしまいましたが、作業終了です。

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この度は、ツーリング前夜に終えるはずの作業が間に合わず、大変申し訳ありませんでした。予想外の展開で時間が掛かったこともありますが、後日行ったフォークブーツの取り付け具合の修正作業を考えても、初めからちょっと無理があったかもしれません。作業の見込みが甘かったことで、せっかくのご依頼とご期待にお応えできず、本当に申し訳なく思っております。結果的には、今まで気付いていなかったフォークブレイスの問題も解決でき、お客様好みの足回りに見た目も動きも仕上がりましたが、やはり最初からこういう状態に向かって作業をしなければと反省しております。今後はこのようなことがないように努めますので、また何かありましたらご相談いただければと思います。こちらの不手際でご色々と迷惑をお掛けしてしまいましたが、今回もご依頼いただき、有り難うございました。

 

フォークブーツの取り付け、フロントフォークのO/H、フォークスプリングの交換等、諸々承っております。ご相談ください。

長期不動のR80、夢から覚めて。(その4)

無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めている最中に売れてしまったちょっと前に仕入れた長期不動のR80、お客様のワガママ・オーダー(追加の作業)にもビシッと応え、かなりお客様好みの車輌に仕上げたハズでしたが・・・

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注)
こちらの車輌、少し前に納車も終えていますので、以下の内容は書き溜めていた作業の予約投稿になります。現在進行中のように書いていますが、すでにモギーモータースは年末年始の休業モードに入っているッ!ご注意くださいッ!

 

「もう少し、マフラーの音を元気にしたいですね。」と、またまたまたまたまた落ち着いた口調でお客様がおっしゃるので、ソッコーで英国moto-bins取り扱いのモノサス用のH管を注文、交換することになりました。

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普段、送料を圧縮するためある程度必要な部品がまとまってから海外への注文を入れるようにしているんですが、これも「お客様のために、イッツ・モギーモータース」という当店のポリシーによるもの。(あざとい宣伝)
当然、当初はもう少しお待ちいただくようお伝えしていたんですが

「すぐ欲しいです。送料が掛かっても構いませんから。」

となれば、注文しないわけにはまいりません。いやん、この人もカコイイ・・・。

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ちなみに、取り外したコレクターボックス、重量は3.5kgほどありました。急いで交換してしまったのでH管の重量は測定していませんが、およそ3kgくらいの軽量化になりそうです。

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ついでに、こちらの提案で取り付けさせていただいた社外品のサイドスタンドですが、タンデムステップを下ろしたときに干渉するとのことで、上方向にズラしました。なぜ取り付けたときに気付かん!俺のアホー!

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本来、タンデムステップは下側の穴に取り付けられており、フレームに設けられた突起(回り止め)によって位置決めされていますので、かなりしっかり締め付けましたが、もしクルッと回るようでしたらあらためてご相談ください。

で、こうなりました。バッチリですね!

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とうことで、さらなるワガママ・オーダー(追加の作業)とタンデムステップの位置調整(モギーのミス)にもビシッとお応えできました。

 

それにしても、ついこの前納車したばかりだと言うのに、なぜもう少し待てないッ!なぜッ!でも、H管取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!お客様のご希望通り、ちょっとハジけるような感じの音になったと思います。ちょっと寒いですが、ガンガン走りに出掛けちゃってください!これで、しばらくはワガママもなくなりますかね?(少し期待)

 

モノサス用H管の取り付けや、サイドスタンド変更によるタンデムステップの位置調整も、ご相談くださいッ!