ブラインド、入りました。

先日、当店にもステキな冷房が導入されましたが、更なる涼を求めてブラインドも設置しました。

6月ともなりますと、めっきり日が延びてまいりまして、午後になると強烈な西日で店の中はエライことになっていましたが

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ブラインドがあれば、アラ不思議!今までのアツさが嘘のよう!

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扇風機の優しい風もありますし、これなら「外のほうが涼しくね?」と感じていらっしゃったお客様も店内でゆっくりとお待ちいただけるかもしれません。何より、モギーが夏バテ&熱中症の不安もなく過ごせそうです。ウシシ。つか、なぜもっと早くこうしなかったのかッ!

今年の夏は何かが違うッ!ような気がするッ!

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「夏、キラキラ、モギーモータース。」

 

つまり、そういうことなんだと思います。

 

2016年夏、モギーモータースはキラキラします。しまーすッ!

R80、フロントフォークスプリングの交換と。

少し前の週末に自転車で突然ご来店くださったお客様が、その後、数回のメールのやり取りの末に、フロントフォークのスプリングの交換をご依頼くださいましたッ!オ~ゥ、モギー トッテモ ウレシイ デース!

ちなみに、そのときのお写真がこちら。

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なんつう笑顔や・・・。ズキューン!

 

などと、ハートを打ち抜かれている場合ではありませんので、さっそく作業に取り掛かります。

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ウォッ!メーターが一周しているッ!お話をお聞きした通り、かなり走られているみたいですね~。

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なんでも、最近、ご友人のR100Tradと乗り比べをされた際に「もう少しフロントフォークの動きを良くしたいッ!」と感じたそうで、ついでに「興味のあった社外品のフォークスプリングも試してみたいッ!」とのことから、今回の作業と相成りました。うーん、しっかりやらねば!頑張るぞー!

てことで、まずはフォークオイルを抜きまして

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オイルの汚れ具合を確認します。なかなかの濁りっぷりです。お客様の使用状況だと、もう少し早くオイル交換しても良いのかもしれませんね。

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片側のオイルシールから少しオイルが漏れ始めていますし

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フォークトップボルトの周りからもオイルが漏れていましたので、O/H時期としてもちょうど良かったんじゃないでしょうか。

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フロントフォークを取り外して

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バラバラに分解します。

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汚れはあるものの状態は悪くなさそうです。

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インナーチューブの下側に縦スジがクッキリ出ていましたが、今回はお客様と相談して再めっき済みのモノに交換になりますので、問題なしです。

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キレイに洗浄しましたら

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お客様ご注文のハイパープロ製スプリングと再めっき済みのインナーチューブ、それと「アウターチューブを再塗装できますか?」とのことで、たまたま在庫していた塗装済みのモノを用意して

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ビシッと組み立てます。

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シールをしっかり打ち込んで、フォークオイルを説明書の指示通りの油面に調整し

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スプリングをそっと挿入すれば

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できました。

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試乗した際に少しハンドルが軽い感じがしたので、フロント周りを元に戻すと同時にステムベアリングの締め付けも調整しています。

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あ、気にされていたフレームのネック周りに垂れたオイルの正体は、フォークトップボルトから漏れたフォークオイルでした。フォークトップのキャップもオイルに侵されて膨張していましたので、新品に交換しておきました。重ねて置いたキャップ、元のモノ(下側)が一回り大きくなっているのが分かると思います。

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他にも、スウィングアームのピヴォット部の点検&調整&グリスアップをしたり

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キャブレターの同調を調整したりして、無事、予定通りに作業終~了~。

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ということで、この度はフロントフォークのO/Hとフォークスプリングの交換のご依頼、有り難うございましたッ!初めて利用したハイパープロ製スプリングでしたが、試乗した印象は純正スプリングよりもグッと腰のある感じで、かといって固すぎず、よく動いているような気がしまた。サスペンションセッティングに疎いモギー、気の利いたアドヴァイスはできませんが、オイルの粘度の変更や油面調整でしたらお手伝いできますので、また何かありましたらご相談ください。まずはジャンジャン走り込んで、新しいフォークスプリングでの走りを確かめていただければと思います。お客様の感覚なら、走り込んでセッティングを詰めていくことも上手くできそうですので。是非、お楽しみを!

 

フロントフォークのO/Hや、フォークスプリングの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

本日、16(木)はほぼ終日外出しております。

本日は所用で外出するため、店へ戻るのは夜になります。
ご用の方はメールか携帯電話へご連絡ください。メールについては戻り次第確認し、お返事させていただきますので、しばらくお待ちいただければと思います。
ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

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今日のモギーは、ほぼ終日外出しております。ご注意くださいッ!

R100RS、キャブレターのインシュレーターの交換とホーンステイの交換。

5月の連休終わりにフロントフォークのオイル漏れ等の修理をさせていただいたR100RSにお乗りのお客様、あれからまだそんなに日も経っていないのに、今度は「キャブレターがッ!ホーンがッ!」とご連絡があり、さっそくご来店くださいました。オヨヨ!またまた有り難いことですッ!

 

なんでも、毎年、仲の良いご友人とロングツーリングに行かれるそうで、今年はお住まいのある神奈川から四国→出雲→飛騨高山と回るルートだったらしく、4日間でけっこうな距離を走られたとのこと。そういえば、お仕事中のモギーに何やら楽しそうなメールが来ていたような?ムキーッ!

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(明石大橋から)

で、そのツーリングの最中にキャブレターがポロリと外れる事態が発生ッ!ホーンのステイも折れてしまったッ!そうです。前回の作業時が59,141kmでしたので、約2,000km!走ったことになります。ウホッ!マジすか!そりゃ、不具合も出ますよね~。

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点検してみると、キャブレターとシリンダーヘッドを繋ぐインシュレーターが劣化して、内側が剥がれるように破れていました。ゴム部品はどうしても劣化しますから、特にこういった熱的にも厳しい場所で使用されているモノでしたら5年~10年を目安に、早めに交換しても良いかもしれません。

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ステイが折れてしまったホーンも

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新しいステイでビシッと取り付けました。車体の振動の影響を受けやすいのか、ホーンのステイが折れることはよくあるトラブルの一つですね。

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トラブルに見舞われたものの調子は良さそうで、安心しました。ジャンジャン走って、ジャンジャン整備&修理。良いと思います!

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ということで、この度も修理のご依頼、有り難うございましたッ!徐々に暑くなってまいりましたので、そろそろR100RSのフルカウルだとちょっと?かなり?厳しい季節かもしれませんが、涼しい時間帯を狙って乗るのも夏のバイクの楽しみ方かと思います。また何かありましたらお気軽にご相談ください。次回のヴァルヴクリアランスの調整もお任せを!

 

インシュレーターの交換や、ホーンステイの交換も承っております。ご相談くださいッ!

ズッ友。(その2)

ある晴れた火曜日、またしても頼んだ記憶がない荷物が届きました。あなたならどうしますか?

(1)とりあえず開梱し、しれっと懐に入れる
(2)送り状をよく確認し、本当に自分宛ての荷物かどうか電話する
(3)送り状をよく見たら送り主が分かってしまい、上手く驚けない

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あ、うん・・・。そうだよね・・・。つか、プチプチの透明感で中身まで丸分かり・・・。(困惑)

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気を取り直しまして。

ウォッ!扇風機じゃあないかッ!しかも、場所をとらないタワー型ッ!(三文芝居)

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リモコンまで付いているとはッ!さっそく100回くらい押してやるッ!押してやるゥゥゥ!ピコピコピコ・・・

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コイツは涼しいぞッ!ウゥリィィィ!(電源未投入)

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ジョジョの奇妙な冒険より

 

少し前のブログで「この作業場の暑さをどうにかしないと、この夏、モギーは・・・」と書いたところ、以前にもトルクレンチを贈ってくれた大学時代の数少ない友人の一人が暑さ対策に注文してくれたそうです。マジか・・・。

ちょうどダイソンのプーキ(注:扇風機の意)の購入を検討していたところだったので、狭い作業場に扇風機が2台にならずに済みましたが、こういうのは勘弁してください。涙で前が見えなくて、仕事になりませんから。てことで、今日はもう帰ります。(不可抗力)

 

オレゎ……ダイソンのプーキが欲しかった……
でも……けっこう高くって…
でも……あきらめるのょくなぃって……
オレゎ……ぉもって……がんばった……
でも……ピロトが…勝手に……
注文しちゃって……ゴメン……ダイソンのプーキが……
でも……ピロトとオレゎ……ズッ友だょ……!!

 

と、ココまで書いといてなんですが、ちょうど梅雨入りしちゃいまして、ここ数日は肌寒いくらいで・・・その・・・なんとも・・・。じゃなくて、友人の気持ちに応えるためにもガンガン扇風機を回して頑張りマス!ので、モギーが風邪をひいていてもほっといてください。

 

夏まで待てない方、当店ではすでに扇風機が回り始めました。ご来店くださいッ!(涙)

R80、シティケースの修理。

少し前に軽い?アクシデント後の作業のご相談のあったR80にお乗りのお客様から、シティケースの修理のご依頼がッ!こういうお仕事も大歓迎でありますッ!有り難いことですッ!

 

こちらのシティーケース、連休中にちょっとしたアクシデントで割ってしまったそうなんですが、「部品が出るのなら、買い換えるよりも修理して使いたいです。」とのことで、2週間ほど前に部品を注文していました。こういう部品が今も供給されるなんて、さすがBMWですね~。廃番になった部品も多々あるものの、まだまだ部品供給に不安を覚えるほどではありませんから。そういえば、廃番と思われていたイグニッショントリガーも供給されるようになるようです。価格は10万円越えみたいですが・・・。

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てことで、まずは割れたケースからロックやカヴァーを取り外します。ケース側のリヴェットはドリルで揉んでやればポロリと取れますが、ロック側に残ったリヴェットを取り出すのはちょっと面倒でした。

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バラバラに分解しましたら

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外したロックを新しいケースにバチンッとリヴェットで取り付け直します。カヴァー用とステイ用でロックの形状がちょっと違いますが、間違えることはないですね。ちなみに、ケースには交換に必要なリヴェットが予備も含めてすべて付属していました。リヴェットも別途注文したモギー、涙目です・・・。(不良在庫)

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そして、ケースの中にあるパーティションもバチンッとリヴェットで留めまして

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カヴァーを戻せば作業終~了~。もちろん、ロックとカヴァーの動作もバッチグーです。

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余談になりますが、こちらのお客様、容量の大きいパニアケースも探しておられまして、モギーがネットオークションで中古品を手配したのですが

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元々お持ちのシティケースの鍵で、なんと!ロックが動作しちゃいました!オ~ゥ、ミラクゥ~ル!

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となれば、お客様にお買い上げいただくしかありませんッ!あざーす!(押し売り)

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実は、弟が購入してくれたR45の鍵でも動作してました。こういうこと、たまにあります。オホホ。

それと、スクリーンのリヴェットも購入していただいていまして、当店の「専用の打ち抜き/打ち込みツールのおかげで、簡単にスクリーンの脱着ができましたよ!」と喜んでいらっしゃいました。スクリーンもキレイになって、こちらもお役に立ててウレスィ~!です。

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ということで、この度はシティケースの修理にパニアケースのお買い上げと、有り難うございましたッ!これで、軽い?アクシデントの痕跡もほとんどなくなったと思いますので、また奥様とのロングツーリングをお楽しみください!ツーリング後のメインテナンスのご相談も、お待ちしておりますッ!

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シティーケースの修理や、中古パニアケースの手配(運任せになります)、スクリーンのリヴェットの打ち抜き/打ち込みのご相談等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

西方(愛知)から、ホウィールの修正&塗装と。(その4)

当店ブログに触発されて「自分もあんな風にホウィールをッ!塗り直したいッ!」とご連絡くださったお客様のR100RS、モギーの段取りが悪く、同時にご依頼のあったヘッドカヴァーの塗装が納車までに間に合いませんでしたので、急いで作業を進めます。

 

納車前に撮影したモノですが、ヘッドカヴァーの色が違うのが分かると思います。上手く間に合わせることができず、本当に申し訳ありませんでした・・・。

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てことで、お客様に置いてきぼりにされ、傷を負ったかわいそうなヘッドカヴァーを

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まずは優しく、サンダーでシュィーンと撫でてやります。だいぶ傷は癒えたようです。

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キレイにして、しっかりとマスキングをしたらブラスト加工屋さんへすぐに送ります。

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~数日後~

ブラスト加工から戻ってまいりましたので、さっそく塗装に取り掛かります。傷も目立たなくなりましたね。

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天気モ良ク、絶好ノ塗装日和ナリ。プシューッ!

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と、楽しそうに書いていますが、塗装ってけっこう大変なんです。塗ってる時間は数分くらいでも、準備から片付けまで入れるとかなり時間も手間も掛かりますし、しかもモギーの塗装技術はそんなに高くもありませんので・・・。なので、ご予算と納期が許せば塗装屋さんのご利用もご検討ください。仕上がりが違いますから。ほんと、プロの塗装屋さんの仕事を思うと頭が下がります。

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などと、ヘタっぴな塗装の言い訳はこのくらいにして、塗り終わったカヴァーのラインを磨いてクッキリと際立たせれば、作業終~了~。

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裏側もバッチリです。

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ということで、大変お待たせしていまい申し訳ありませんでしたが、塗装ができあがりましたので、丁寧に梱包して発送しておきました。届きましたらヘッドカヴァーの仕上がり具合をご確認の上、ピタッと取り付けていただければと思います。ご満足いただけるかどうかイマイチ自信がありませんが、この度は「モギー・クオリティでOKですッ!」との塗装のご依頼も、有り難うございましたッ!もう少し腕を上げられるよう、頑張りますッ!

 

ヘッドカヴァーの塗装も(消極的に)承っております。ご相談ください。

冷やかしのR100RS、点火系の点検&修理と。

ちょくちょく冷やかし(遊び)に来てくださるR100RSにお乗りのお客様、ついこの前、発電系の修理に来てくださったばかりというのに、今度は「なんか、右側のエンヂンが熱くなんないんスけどー!」などと意味不明なご連絡をくださいました。ん?右側の?エンヂンが?熱くならないとな?

 

・・・。

 

冷やかしじゃあないッ!今回も 断じて 冷やかしなんかじゃあないッ!

冷やかしじゃあない
ジョジョの奇妙な冒険より

 

てことで、「いよいよ当店のトランスポーター(軽トラ)の出番かしら?」と準備していたところ、さっさと自走にて車輌を持ち込んでくださいました。お電話で症状をお聞きしてすぐに点火系のトラブルだと分かりましたが、一体ドコが壊れたんでしょうか・・・?以前にあれだけ整備させていただいたのに、なんだか申し訳ありません・・・。(ココまで、ほぼコピペ)

 

さっそく、アレやコレや点検してみると、プラグコードがダメになっていただけでした。

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疑っていたイグニッションコイルに問題はなく、どうもプラグコードの途中、プラグキャップ辺りで火花がリークしていたみたいです。点検しているときにバチバチッ!とシビレましたから・・・。こんな感じで被覆が劣化していたら、迷わず交換したほうが良いかもしれませんね。

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で、当店取り扱いのEME製プラグコードに交換し、あっさり直りました。

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純正のプラグコードにこだわりがなければ、信頼のNGKのプラグキャップを使用しているEME製プラグコード、いかがでしょうかッ!(宣伝)

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ちなみに、当店で在庫しているのは5kΩの抵抗入りのタイプになります。価格は為替レートにもよりますが、¥3,100/セット(税抜)くらいです。その他のタイプのプラグコードをご希望でしたらお取り寄せしますので、ご相談ください。

と、無事に片肺の症状も直りましたが、ちょっと気になってオイルの量を点検したところ

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レヴェルゲーヂの下限を下回っていたッ!ので、オイルを注ぎ足させていただきました。危うく、次は「エンヂンが焼き付いたんスけどー!」などと意味不明なご連絡をくださるところです。ヒュ~♪モギー、グッジョブ!

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つか、前回の作業から20日足らずで1,000kmも走るとはッ!そりゃ、不具合の洗い出しも順調に進みますね。ククク。

 

ということで、すっかり冷やかしのR100RSでなくなってしまいましたが、この度も点火不良の点検&修理のご依頼、有り難うございましたッ!今年は「前厄」だそうで、前厄でこれだけトラブル続きですとこのあとの「本厄」、「後厄」が思いやられますが、しっかりサポートさせていただきますので安心してR100RSをお楽しみください。エンヂンの調子はすごく良いみたいですし、このペースなら年間10,000kmはすぐそこだと思います。また何かありましたら、お早めにご相談くださいッ!

 

点火不良の点検&修理や、オイル量の点検とオイルの注ぎ足しも承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、ウィンカーのLED化とセルモーターのO/Hと。

つい先日「スロットル開け始めの吹け上がりが悪いんです。」とのことで作業させていただいたR100RSにお乗りのお客様のご友人で、以前にスターターノブを取り付けさせていただいたお客様、今回は「ウィンカーをLED化したいんです、ハザード付きで。」とのご相談があり、部品が揃ったタイミングに合わせてご来店くださいました。またまた有り難いことですッ!ウレスィー!

 

テイルランプは先にLED化されたそうで、「LEDにすると電力の消費がかなり違いますよね。」と、すでにLED化の効果はご存知でした。確かに、電圧計のあるR100RSだと目に見えて違いが分かりますからね。

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ちなみに、コレがウィンカーを動作させたときの電圧計の針の動きです。個体差はありますが、通常、こんな感じでけっこう針が振れていると思います。ウィンカーのバルブは21Wですから、前後で2個あると電圧降下もバカになりませんね。

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(動画でご覧いただけます。)

使用するのは、少し前にワガママなR80をLED化したときも利用させていただいた輸入屋ビーマーさん取り扱いのLEDウィンカーキットですが、コレはハザード機能付きのモノになります。

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まずは、LEDバルブに交換しまして

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スッキリさせるために配線を加工しつつ、リレイも交換します。

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余談ですが、ネットショッピングで手に入るICウィンカーリレイ(右)も試しに購入してみました。モノサスであれば、端子の配置が同じCF14型のリレイならそのまま交換可能です。コレは、上部のツマミでウィンカーの点滅動作(間隔)を調整できるので、ウィンカーのバルブだけをLED化してもいわゆるハイフラ状態にはなりませんが、残念ながらインヂケーターの点滅具合が非常に暗くなりました。インヂケーターもLED化すれば大丈夫かも?しれませんが。また、ウィンカーをOFFにしたあともリレイのカチカチ音が残ることがあり(動画ではたまたま残らず、聞こえませんが)、ちょっと気になります。

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(動画でご覧いただけます。)

LED化だけでなく、21W→10Wのようにバルブのワット数を変更した際にも利用できるので十分使えそうな気もしたのですが、ちょっと惜しいですね。¥1,500/個くらいですから、興味のある方は試してみても良いかもしれません。ご参考まで。

作業に戻りまして、お客様がご用意されたハザードスウィッチを取り付けるため、カウル内のご指定の位置に四角い穴を開けます。同時に、「メーターの上に貼り付けているアンテナが、どうもアレで・・・」とのことで、当店オリヂナルのETCアンテナ用ステイの取り付けもご所望です。ウホッ!これまた有り難いことですッ!

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スウィッチの奥行きがギリギリでしたが

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ビシッと取り付けできました。良いんじゃないでしょうかッ!

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ウィンカーリレイへの配線だけでなく、ETCアンテナの配線もキレイにまとめておきました。うーん、スッキリできると気持ち良いー。

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さらに、インヂケーターのバルブもLEDとなるため、メーターへ繋がる配線も加工します。作業スペースが狭くてちょっと苦労しましたが、こちらも上手くできました。フフフ。

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で、メーター内のバルブもLEDに交換です。ウェッヂタイプのLEDバルブには極性がありますので、仮組みして動作を確認しておきます。そうしないと、メーターを元に戻してから「アレレ?点滅しないよ?なぜに???」てなコトになりかねませんので。

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できました。インヂケーターもクッキリ点滅していますし、ハザードスウィッチの動作もバッチリです。電圧計の針の振れもハザードの状態でコレですから、さすがLEDですね。

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(動画でご覧いただけます。)

もちろん、ウィンカーもパッパッと点滅しているッ!ことを確認できました。バンザイ!

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(動画でご覧いただけます。)

昼間の暑さで思ったように作業が捗りませんでしたが(5/22現在、工場の中は30℃超えています・・・)、なんとかウィンカーのLED化まで終わりました。この作業場の暑さをどうにかしないと、この夏、モギーは・・・痩せてしまうかもしれません。ウヒヒ♪

 

~翌日~

引き続き、ご依頼の作業を進めます。まずはセルモーターのO/Hです。同時に、マグネットハウジングも剥離対策が施されたEME製のモノへ交換になります。

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取り外したセルモーターをよく見ると

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17年1月17日?にO/Hされているみたいでした。

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バラバラに分解したところ

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接着剤でマグネットが貼り付け直された跡がありましたので、やっぱりO/Hされているみたいですね。

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それでも10年くらい前になりますので、点検を兼ねたO/H時期としてはちょうど良かったのかもしれません。グリスの状態はまあまあでしたが、ちょっと量が少ない感じでしたから。

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ただ、ブラシはほとんど減っていないッ!ので、再使用しています。上手に使われてきたみたいですね。ちょっとビックリです。

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EME製マグネットハウジングにキレイに清掃したアーマチュアを取り付け

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ブラシをビシッを組み付けて

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遊星ギアのトコロをたっぷりグリスアップすれば

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できました。

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車体に戻したら、セルモーターの動作も確認します。バッチリです!

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あ、片方のタンクマウントのゴムが千切れていましたので、勝手に交換しておきました。(チャリン♪)

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残すは、お客様が持ち込まれたオーリンズ製リアサスペンションの取り付けです。

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ただ交換するだけのハズなのに、アレやコレや外さないと取り付けられないので、これがけっこう大変・・・。

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オーリンズのサスペンションボディは純正のモノに比べて太いため、そのままだとサブフレームにガツッと干渉しちゃいます。ココのクリアランスを確保するには

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こういうスペーサーをサブフレームの取り付け部に入れてやる必要があるんですが、今回はお客様がご用意されていた数種類のスペーサーのおかげでビシッと調整できました。あざーす!

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また、エンドアイもファイナルドライヴのケースにガツッと当たってしまうため、干渉する部分を少し削る必要があります。

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という感じで、サスペンション本体の取り付けができれば、あとはパニアステイを元に戻してリザーヴァータンクを固定するだけです。上手くできたんじゃあないかッ!と思います。

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暑さに負けることなく、無事に作業終~了~。

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ということで、この度はウィンカーのLED化やセルモーターのO/H、リアサスペンションの交換等、幾つもの作業のご依頼、有り難うございましたッ!お客様の経験があれば、お伝えした手順で走りやすいセッティングを探ることができると思います。是非、楽しみながら色々と試してみてください。サスペンションのセッティングについて気の利いたアドヴァイスができず申し訳ありませんが、良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

ウィンカーのLED化や、セルモーターのO/H、オーリンズ製リアサスペンションの取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

西方(愛知)から、ホウィールの修正&塗装と。(その3)

当店ブログに触発されて「自分もあんな風にホウィールをッ!塗り直したいッ!」とご連絡くださったお客様のR100RS、修正&塗装したホウィールの取り付けも終わりましたので、残りの作業を進めます。

 

ヴァルヴクリアランスの調整と同時に、お客様のご希望でシリンダーヘッドカヴァーも塗装することになっています。あまり塗装は上手くありませんので積極的にお引き受けしてはいませんが、「モギー・クオリティでOKですッ!ヨロスィク!」と言われれば、断る理由が見つかりません。

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で、カヴァーを取り外そうしたところ、ナットが一箇所なくなっているッ!

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お客様に確認したところ、純正の紙製ガスケットの代わりにシリコン製ガスケットを使用しているため、締め付けトルクを小さくしていたそうです。確かに、他のトコロもふんわりトルクでした。

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ヴァルヴクリアランスをビシッと調整しまして

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塗装が終わるまでの間、とりあえず別のカヴァーを取り付けておきます。

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フゥ、やっとココまでできました。

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あ、またしてもシートロックのリリースボタンのキャップを勝手に取り付けさせていただいております。(チャリン♪)

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残すは、パックリ割れたパニアケースのヒンヂの修理だけです。

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モノサス以降の車輌で使われているこのタイプのパニアケース、ヒンヂが樹脂でできていますので、繰り返し開閉していればそのうち割れることもあるかと思います。まだ部品が出ますので、気になっている方がおられましたらご相談ください。価格は¥660/個(税抜)、ケース片側につき2個使用します。

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そして、パニアケースを車体に戻せば、作業終~了~。

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あとは試乗して、フロントホウィールの仕上がり具合を確認すればOKです。レッツラ・ゴー!

 

~試乗後~

カウルが少しガタつくような気がしましたので、取り付け部を増し締めしたところ

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ミラーがポロリと取れました。エッ?エッ?なぜに?

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どうやら接着剤で修理していたようで、知らずにギュッと増し締めしたモギーがトドメを刺したようです・・・。マジかよ!ガッデム!じゃなくて、当店在庫のR100RSからミラーの足の部分だけ取り外し、すぐに修理します。後日お聞きしたところ、お客さまもご存知なかったようでした。フゥ、焦った~。

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気を取り直し、試乗した感想ですが、作業前に感じていたフロントのゴツゴツした感触やハンドルに常に伝わってきていた小刻みな振動も消え、とっても乗りやすくなりました!同調も調整し、エンヂンマウントボルトも規定トルクで締め付けたところ、4,000rpm付近で強く感じていた振動も気にならなくなりましたし、カウルのガタつきも治まったようです。良い感じに仕上がったんじゃあないでしょうかッ!

見た目も黒く塗り直されたホウィールのおかげで、グッと引き締まった印象になっているッ!と思います。カッコイイー!あ、ミラーもバッチリです。

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(天気が良かったので、納車前にパチリ。)

その影で、ミラーが片側使えなくなった当店在庫のR100RS・・・。しかも、ちょっと顔がマヌケな感じに・・・。トホホ。

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ということで、この度はホウィールの修正&塗装から電装系の整備、ヴァルヴクリアランスの調整にパニアケースの修理と、沢山の作業をご依頼いただき、有り難うございましたッ!段取りが悪く、ヘッドカヴァーの塗装が間に合いませんでしたが、それ以外はしっかり作業させていただきましたので、ご自宅の近くにあるという裏山のワインディングロードで存分にR100RSをお楽しみください。またお近くにいらっしゃる機会があれば、是非、ボンドガール(奥様)とご一緒にお立ち寄りを!楽しみにしておりますッ!

 

(続く)

 

ヴァルヴクリアランスの調整や、パニアケースのヒンヂの交換、ポロリと外れたミラーの修理まで、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

ミラーが片側しか使えなくなった当店在庫のR100RS、非常に乗りにくくなりましたので、ソッコーで部品を発注、修理しました。

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この、足の部分だけのミラーホルダーですが、価格は¥4,900/個(税抜)になります・・・。マジかよ!ガッデム!じゃなくて、やっぱりミラーがあるとイイ顔してますね~。車線変更も安心してできるようになりました。グッド!

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