R80G/S、タイミングチェーンの交換とアレやコレや。

まだまだ続く昨年の作業報告で恐縮ですが、「なんか、ガチャガチャとうるさいんやけど―!」とご相談のあったR80G/Sにお乗りのお客様、メールでのやり取りもそこそこにソッコーでご来店にッ!ヒエッ!グイグイくるー!からの、有り難いことですッ!

 

つか、久しぶりに見ました、R80G/S!しかも、タンクがデケぇー!イカスー!

などとハシャいでいてもお仕事になりませんので、さっさと作業に取り掛かります。お客様がおっしゃっていた通り、エンヂン前側からの音がガチャガチャと大きいような気がするんですが、ヘッドカヴァーからの音も大きいため、なんだかハッキリ分かりません。なので、まずはヴァルヴクリアランスの調整からスタートです。

が、音の割りにクリアランスにはほとんどズレがありませんでした。アララ。でも、右側シリンダーのスタッドボルトの締め付けがけっこう甘くなっていたのがちょっと気になるゥゥゥ!少し前に抜けたスタッドボルトを見ているッ!ので、慎重にならざるを得ないィィィ!ギャー!

ね、左側に比べてスタッドボルトのネジ山の見え具合が多いんです。ま、ドキッとさせられただけで抜けてはいませんでしたけど。フゥ、焦るぜ~。

ビシッと調整できましたので、状態がイマイチだったスパークプラグも交換しちゃいます。

おっし、ちょっとエンヂンを掛けてみよう。これで音は小さくなったかなー?

ガチャガチャガチャガチャ・・・

うん、なってないね。なってない。タイミングチェーンで決まりですね、ハイハイ。

つか、ココのフランヂナットも緩かったので、キレイにしてしっかり締め付けておきました。

てことで、アレやコレやを外しまして・・・、ん?

オ~ゥ、やっぱりパイプとホースがなくなっとるー。

お客様が気にされていましたが、そりゃそうです。ブローバイガスにはオイルミストが含まれていますので、ちゃんとブローバイガスをキャブレター側に導入しておかないと、そのうちエアクリーナーハウジング内に溜まったオイルがココのブリーダーホースから垂れきちゃいます。ま、たまたま中古部品がありましたので、(勝手に)取り付けておきますけど。ヌフフ。

作業に戻りまして、さらにドンドコとアレコレ外しまして

タイミングチェーンカヴァーを取り外せば・・・

オラオラオラオラオラオラー!

oraoraoraora

てな感じで、タイミングチェーンの交換完了です。って、R80G/はイグゾウストパイプを外す必要がない分ちょっとだけ手間が減りますが、実際にはけっこう時間の掛かる作業なんス。

だって、外した部品は元に戻さないといけないんスよ・・・。

wait

しかも、こびり付いた砂埃をキレイにしなければならないッ!という謎のオプション付きでしたし。ピカピカにしたモギーを、誰かホメてー!ホメなさいよー!(通常業務)

あ、イグニッショントリガーのコネクターをロックするためのスプリング?がなくなっていましたので、こちらも取り付けさせていただきました。このスプリングは部品として設定されていないため中古のハーネスから取り出すしかなく、つまり、モギーご自慢の中古在庫がまた不良在庫になるということ・・・うわーん!

と、お客様のために頑張ってます的なアピールはこれくらいにしまして、キャブレターがなんとなく気になりました。点検も兼ねて、そのうちO/Hしてもよろしいかと。

というのも、こちらの車輌は新規登録されて間もない輸入車なんだそうで、どんな乗り方をされてきたのか不安なんですよねー。タイミングチェーンを交換したときの汚れっぷりとか、省略されていたブローバイホースとか、こんなところに入っているネットとか、なーんかテキトーなコトをやってそうで・・・。ま、大きな問題が起こらなければオーナーさんの自由なんですけど。でも、気になるー!

で、ちょっとユルかったステムベアリングの締め付け具合を調整して作業を終えようと思ったんですが

アレレ?なんかヘンじゃないかしら?

アクスルシャフトって、こんなだったかしら・・・?

・・・

やっぱり違うやんけー!

本来は、この長いカラーが1つだけ

こんな感じで左側に入り

左側にいた短いカラーが右側に入ります。上手いことできてはいましたが、やっぱり正しい部品で正しく組んだほうがホウィールの位置もビシッと決まるんで安心ですよね。アクスルシャフトを押さえるための穴もちゃんと見えるようになりましたし。つか、なんでカラーをなくすんだろう?

となると、キャリパーのほうも気になります。パッと見、センターは出ているようですが・・・

やっぱりかー!

カラーの代わりに3枚のワッシャーて・・・なぜ、なくすのだッ!なぜッ!

正しい部品でッ!正しく組むッ!リピート アフタ ミー!

って、作業した海外の人にモギーの声は届かないと思いますが。しかも、日本語だし。オホホ。つか、こんなレアな部品を在庫してた自分にビックリです。オホホー!(誤発注)

フロント周りもビシッとできましたので、こうなると、なぜかズレてるドライヴシャフトブーツの向きも直したくなります。

アレじゃあ、ブーツが変に引っ張られて負担が掛かっちゃいますからね。

あ、前側のバンドが千切れかけていましたので、またまた中古品に交換させていただきました。

さて、これで今度こそ作業を終えようと思ったんですが

アレレ?こんなトコロにオイル汚れかしら?

こんなトコにも・・・?

・・・

やっぱりオイル漏れやんけー!なんなのー!って、コレ見て薄々気付いてたんスけどね・・・。

ブホッ!予想以上にオイリー!

そりゃ、ブレーキも利かんはずやー!

エッ!ちょ、ちょ、ちょっとー!

待って、待ってってばー!

wait

 

~10分後~

不用意にブレーキカムを抜いたためオイルがダラダラ出てきてしまいましたが、なんとかリカヴァリーできました。フゥ、焦るぜ~。つか、オイルをこぼしても450ml抜けたので、そもそもオイルを入れすぎィィィ!このタイプのファイナルドライヴの規定量は350mlゥゥゥ!ウゥゥリィィィ!

それはともかく、心配したオイル漏れですが、幸いにもオイルシールには滲みもなく

ブレーキカムが通るパイプのトコロが発生源でした。よく見るとカヴァーとハウジングに2本のパイプが入っており、ブレーキカムにあるO-リングでシールしてるんですねー。ちなみに、モノサスだと1本のパイプが貫通しているので、パイプとカヴァー(またはハウジング)の隙間から滲むことはあっても、こういうオイルの漏れ方はしません。改良されたんでしょうね、きっと。

原因もわかりましたので、ブレーキシューなんかをキレイに洗浄しまして

ブレーキカムのO-リングを交換します。もしまたすぐに滲むようなら、今回使用した純正O-リングよりも太いモノかブレーキカムの交換で対処させてください。あ、なくなっていたフェルトのスペーサーも取り付けさせていただきました。

ボロボロになった防振ゴムも交換してます。

そしたら、ドンドコ組み付けて

ブレーキドラムもキレイにお掃除しまして

ズババッと元に戻せばオイル漏れの修理完了!です。これでしばらく漏れませんようにー!(願い)

最後に、首をかしげたような電圧計の向きを

真っ直ぐにすれば

ハイ、できました。

 

ということで、この度はタイミングチェーンの交換からのアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!すでに、このあとのアレの作業も終えておりますので多くは申しませんが、また何かありましたらお気軽にご相談を!

 

ガチャガチャうるさいタイミングチェーンの交換や、アクスルシャフトの取り付けの修正、リアブレーキカムからのオイル漏れ修理等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、ヴァルヴクリアランスの調整とアレやコレや。

メールでアレやコレや整備&修理をご相談くださったR100RSにお乗りのお客様、しばらくブログの更新をサボっていたせいで思い出すのも難しいですが、7月終わり頃に初めてご来店にッ!なったような気がするッ!んですが、合っているでしょうか・・・?って、まだ7月のネタかー!早く楽になりたいー!からの、有り難いことですッ!

 

こちらのお客様、まだこのR100RSに乗り始めて間もないそうで、状態がどんなものか気になるとのこと。

てことで、まずはヴァルヴクリアランスをビシッと調整します。そんなにズレてはいませんでしたが、スラスト方向のクリアランスがちょっと広かったのでシム調整しておきました。ついでに点検したロッカーアームは問題なしでした。グッド!

エンヂン前側からのオイル滲みもないですね。こちらも、グッド!

が、スパークプラグの状態はイマイチでした。ちょっと高価なイリヂウムプラグなんで交換しませんでしたが、モギー的にはNGKのフツーのプラグで十分だと思います。むしろ、キャブレター仕様のエンヂンにイリヂウムプラグって、あんまり相性が良くない気がするんですよねー。

つか、プラグのターミナルがプラグキャップと合ってないー!ので、ターミナルナットを取り付けておきました。ま、こんなんでも火花は飛んじゃうみたいですが、やっぱりカチッとハメたいですよね。

それと、当店オリヂナルのスターターノブを取り付けるついでに、向きがチグハグなバンドも

付け直しておきました。うん、揃ってるほうが良いですね!

で、クラッチケーブルと

スロットルケーブルの取り回しも手直ししようと思ったら

エアクリーナーのダクトが片側なくなってましたので、中古品と交換させていただきました。うーん、なぜに・・・?

あ、エアフィルターの状態は良好でしたよ。

ハイ、できたー!けど、プラグキャップの角度が気になるゥゥゥ!(勝手に)交換したいィィィ!

衝動を抑えつつ、タンクを元に戻します。あ、なくなっていたタンクマウントのクリップは取り付けさせていただきました。(チャリン♪)

続いて、ガムテープで補修されたよく分からないヘッドライトの修理です。

「走ってたらゴトンと取れちゃって」とお客様がおっしゃっていましたが・・・ん?ん?

ボルト2本で挟んでるゥゥゥ!しかも穴が浅すぎるゥゥゥ!つか、そもそもケースにまったく剛性がないィィィ!そりゃ、取れるわ!

なので、中古の純正ヘッドライトに丸ごと交換させていただきました。いや、アレをどうこうするのはですね・・・その・・・時間の・・・

無駄無駄無駄無駄ァーッ!

と、ディオ氏もおっしゃっていますので、さっさと次へとまいります。動作が不安定だったウィンカースウィッチですが、内部の部品がちょっとズレていたのが原因のようでした。中の部品の一部も欠けていましたが、ズレを直してしっかり動作するようになりましたので、しばらくは大丈夫かなと思います。もし症状が再発するようでしたら、今度はスウィッチを交換させてください。

タンクに凹んだ跡がありましたので、過去にスウィッチをブツけて動作がおかしくなったのかもしれませんね。

現在はハンドルがセットバックされてタンクに干渉することはありませんでしたが、切れ角がセットバック前の少ないままだったのでストッパーを調整しておきました。多少は取り回しがしやすくなったかなと。

それから、動いていなかった時計ですが、点検したところやはり壊れていました。

修理に出しておきますので、直るまではコレで我慢してください。プププ。

あとは、鳴きが気になるというブレーキの整備です。

ブレーキパッドの厚みは十分残っていましたが

パッドを固定するスプリングが大きく曲がって(写真下)いましたので、修正しておきました。これだと、パッドを押さえる力が弱くなっちゃいますからね。

割れていた片側のカヴァーも交換して

ズババッと元に戻せばOKです。これでブレーキの鳴きが消えてくれると良いんですが・・・果たして?

ついでに、ブレーキフルードも交換しておきました。汚れもアレでしたが、ちょっと量が多かったのも気になったので。

ハイ、できました。

 

ということで、この度はヴァルヴクリアランスの調整とアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!作業前はちょっとイマイチな印象でしたが、キャブレターの同調まで終えたあとはイイ感じになりましたので、車輌の状態も良いんじゃあないかッ!と思います。先日お越しいただいたときにもお伝えした通り、キャブレターの同調が取れると車体の振動がかなり抑えられます。今の心地良いエンヂンのフィーリングを体で覚えていただき、それが失われてきましたらまたご来店ください。ビシッと調整し直しますので!たぶん!

 

ヴァルヴクリアランスの調整や、当店オリヂナルのスターターノブの取り付け、ゴトンと脱落したヘッドライトの交換に、よく鳴くブレーキの整備等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

アポーなR100RS、エアクリーナーハウジングの交換とアレやコレや。

昨年の10月ごろにエンヂンの始動が困難とのことでご来店くださったアポーなR100RSにお乗りのお客様、アレから元気に走り回っていらしたようなのですが、今回は「エアクリーナーをッ!旧型にッ!したいんですッ!」とのことでご来店にッ!まだやるかッ!からの、有り難いことですッ!つか、これで5月分のブログが終わるゥゥゥ!ウゥゥレェスィィィー!

 

ウヒ!相変わらずのアポー感ですなぁ。ククク。

よーし、さっさと取り掛かるとしよう!オー!てことで、まずはバッテリーケースを兼ねた、このワイルドなエアクリーナー?ハウジングを産業廃棄物へ・・・じゃなくて、ズババッと取り外します。

そして、お客様がご用意&お持ち込みになったバッテリーケースを取り付けます。うーん、しっかりした作りですね。いつかモギーも、こういう工作ができるようになりたいものですなぁ。

どれどれ・・・

wait

って、思いっ切りイグニッションスウィッチに干渉しているじゃあないかッ!

ドッギャァーン!

ドッギャァーン

付かないモノを付けようとしても時間がもったいないですので、さっさと前に進みましょう。

が、お客様がご用意していたエアクリーナーハウジングには穴がなィィィ!セルモーターの上のカヴァーも忘れてるゥゥゥ!ので、モギーの使用予定のある在庫部品を渋々・・・じゃなくて、ドーンとブッ込むことにします。ドーン!ドーン!(やけくそ)

前回の作業では見送ったブローバイホースも交換しちゃいます。

あ、前回は見られなかったオイル滲みが発生していましたので

ホースの取り付け部のガスケットも交換しておきました。

で、アレやコレや取り付ければ

ハイ、できました。

そうそう、移設されていたスターター(チョーク)レヴァーもちゃんと取り外して

ご希望通り、当店オリヂナルのスターターノブに変更しておきました。見た目もスッキリして、使いやすくなったッ!んじゃあないかとッ!

続きまして、オイル交換へとまいります。

グッ、コイツは・・・

なんか、つけ麺のタレみたーい♪キャハ!

と言いたくなるような色でしたが、とりあえず次のオイル交換まで様子見とさせてください。ドレインボルトにはそれほど金属粉も付着していませんでしたし、ま、たぶん大丈夫でしょう。たぶん。

トランスミッションのオイルが乳化していたのは、定番のスピードメーターケーブルのダストカヴァーが原因だと思いますので、こちらは交換しておきます。ついでに、汚れていたドライヴシャフトブーツもキレイに

するんじゃなかったー!ひび割れがハッキリ確認できちゃうー!ま、ココは今回はイイっすね。ご予算の上限にグイグイ迫っていますし。オホホ。

その分、オイル漏れしているシフトアームのオイルシールや

謎のスウィッチに変更されていたオイルプレッシャースウィッチは交換させていただきました。この謎のスウィッチ、壊れていて確認できませんでしたが、おそらく動作が逆だと思うんですよね。何かのブレーキスウィッチなんじゃないかと・・・?

けっこうドキドキしましたが、アダプターのネジ径とピッチはオイルプレッシャースウィッチと同じでしたので、問題なく交換できました。ホッ。

ついでに、オイルフィラーキャップのO-リングも交換して

エンヂンとトランスミッションのオイル汚れもキレイにしておきましたので、今後、オイル滲みの場所を特定しやすくなったんじゃあないかッ!と思います。

どうよ!

どうなの!

どうなのよー!

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

(続く)

 

お持ち込みの旧型エアクリーナーハウジングへの交換や、オイル交換のついでにアレやコレやの作業等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

子ガモのR100RS、エアクリーナーハウジングの交換とファイナルドライヴのオイル漏れの修理と。

昨年12月に車検と点検整備でご来店くださったハデにカスタムされたR100RSにお乗りのお客様、少し前にメールで「旧いエアクリーナーハウジングに交換したいのですが?」などと意味不明なことをおっしゃいまして、どうにか必要な部品が揃ったことをお伝えしようかと思っていた矢先、今度は「リアタイアにオイルが垂れたような跡があるので修理をお願いしても?」と、またしても意味不明なことおっしゃいまし・・・って、ん?リアタイアに?オイルが?垂れた跡とな・・・?

hatena

ハッ!アカン・・・それ、アカンやつや・・・!からの、有り難いことですッ!でも、メンドくさそー!いややー!

 

などと嫌がっていても、ソッコーでお客様がいらっしゃってしまいましたので、ヤルしかないのであります。

しかも、趣味で作られているというパンまでいただいてしまっては・・・ヤルしかないッ!のであります。ちなみに、お客様がお作りになられたのはピザ味のパンという、ピザでもなくパンでもない謎の食べ物・・・じゃなくて、食べ応え満点!系のブレッドで、その手前にあるモギー好みの甘さ控えめのシフォンは奥様の作だそうで、こちらはペロリ♪系のケーキでした。どちらも大変美味しゅうございました!あざーす!

と、満腹でちょっと眠くなってまいりましたが、まずはエアクリーナーハウジングの交換からスタートです。

ズババッと元のエアクリーナーを外しまして

あらかじめ手配しておいた旧型のハウジングをジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄してから

取り付けていきます。ちなみに、この旧型のハウジング、他のお客様からもご依頼&ご相談をいただいておりますが、ホースやT字型のジョイント、ハウジングを固定するステイなど幾つかの部品が廃番となっているため、部品を揃えるには中古品も利用するしかなく・・・手配するのが意外と難しいんです。最近はネットオークションの競り合いも加熱気味?ですし。なんか、毎回同じような人にジャマされてる気がするんですよねー。相手にとってみれば、モギーもジャマなんでしょうけど。オホホ。

と、グチっぽいことはさておき、お客様の車輌は追加した電装品の都合でスペースがあまりなかったため、先にトップカヴァーを取り付けないとダメみたいでした。ご自身で脱着される際はご注意ください。

で、あらためて右側のハウジングを取り付けまして

エアフィルターも筒型のモノに交換して

左側のハウジングも取り付ければ

あとはインテイクパイプでキャブレターと繋ぐだけです。あ、スターターレヴァーを取り付ける穴もしっかりと塞いでいますよ。

FCRキャブレターのためパイプをちょっと削る必要はありましたが、ビシッと取り付けできたんじゃあないかッ!と思います。

続きまして、エアプレーンタイプに変更されたタンクキャップへとまいります。お客様がおっしゃるには「タンク内の圧力が上がっちゃって、キャップを開けるときにプシュッとガソリンを噴いてしまうッ!」とのこと。お話をお聞きすると、どうもブリーザーが上手く機能していないみたいです。

なので、ご希望に従ってキャップに穴を開けました。当店の加工設備は不十分なので、ヘタレって金属加工屋さんにお願いしちゃおうかと思いましたが、そこそこキレイにできたんじゃないでしょうか。ちなみに、穴は1mmのドリルで開けていますが、ココから気化したガソリンが出てくることになりますので、タンクバッグの底やキャップ周辺の塗装に悪影響がないかときどき確認してみてください。あ、ゴミによる穴の詰まりにもご注意を!フゥ~、すんごく緊張したー!

オホ!キャップも喜んどる、喜んどる!(たぶん)

さ、それじゃあ今回の大物へとまいりますか!レッツラ・ゴー!

ズババッとタイアを外しましたが・・・、やっぱり犯人はこのディスクの向こうにいるんスね・・・。

眺めていても解決しませんので、渋々・・・じゃなくて、慎重にブレーキディスクを取り外します。なんてことないディスクを固定する2本のネジに見えますが、サーヴィスマニュアル(英語版)には「ヘイ、ユー!ユルメル マエニ 120℃マデ アタタメ ルンダ!ワカッタカー!」みたいなコトが書いてありまして、かなりドキドキしてたんです。ま、結果的にはフツーに緩められましたけど。アハハ。

そして、オイル漏れとご対面ッ!やっぱりココかッ!ギャー!

それでも、見た目ほど酷いオイル漏れではなかったみたいですね。お客様が漏れに気付いてすぐにご来店くださったおかげもありますが、このタイプのファイナルドライヴのオイル量は260mlですので、ほんの少し減ったかなといった残り具合でしたので。

てことで、カヴァーをギアごと取り外しまして

またしても、サーヴィスマニュアルに「ヘイ、ユー!カヴァー ハ 100℃マデ アタタメテ カラ ハズスンダ!ワカッタカー!」みたいなコトが書かれていますので、アツアツに温めて分解します。写真では伝えられませんが、分解した直後のカヴァーはホント、アツアツなんです。アチッ!

オ~ゥ、シールと接触するトコロの周辺にちょこちょこ錆がありますね・・・。なるべく均してキレイにしておきますので、今回はそのまま再使用とさせてください。ギアとベアリングの状態は良好ですし、部品を交換するとなると(モギー的にも)かなり大変ですから。オホホ。

あ、ハウジング側は問題なさそうでした。

そしたら、オイルシールとO-リングを交換しまして

ビシッと元に戻します。これで、なんとか漏れが止まれば良いのですが・・・。つか、もう漏れませんようにー!(祈り)

おっし、あとはズババッと外した部品を取り付ければ

wait

ハイ、できました。

 

ということで、この度はエアクリーナーハウジングの交換とタンクキャップの穴開け加工、それとファイナルドライヴのオイル漏れの修理のご依頼、有り難うございましたッ!エアクリーナー変更に伴うキャブレターのセッティングについてはお客様にお楽しみいただくとして、ファイナルドライヴからのオイル漏れについては、もしすぐに再発するようでしたらまたあらためてご相談ください。最初の100km、200kmで漏れないようであれば、そのまましばらくは大丈夫だと思いますが。タンクキャップも含め、少し様子を見つつ、また何かありましたら遠慮なくご連絡を!

 

新型から旧型エアクリーナーへの変更や、ファイナルドライヴのオイル漏れ修理、タンクキャップの穴開け加工等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

ヤングなR90/6、タイア交換からの・・・アレやコレや。

またまた昨年の作業のご報告になりますが、2016年も終わろうかというときに、つまり、モギーが「もう年内の作業は終わりだな、風邪もひいてるし。お疲れ、オレ!お疲れー!」と、すっかり気を抜いている&ヤル気ナッスィングのときに、またもや初めてのお客様がご来店にッ!マジかよ・・・いやいや、もういいって・・・からの、有り難いことですッ!ウォー!(複雑)

 

つか、こちらのお客様ったら、あのヤングなR100RSにお乗りのお客様のお知り合いだそうで、お話をお聞きしたところ、まだ購入して間もないR90/6に何やら納得できないコトが多々あるとのこと。フムフム・・・そりゃ、確かに納得できない・・・ですよね・・・。

DSC_4309

当初、「とりあえず、タイア交換からお願いしますッ!」とのお話だったので、あらかじめ手配しておいたタイアに交換して、さっさとお帰りいただくつもりでおりましたが

DSC_4212

「やっぱり、アレとコレも、あ、あとアレも!お願いしますッ!」とかおっしゃるものですから

anago

気付けばお預かりして作業するハメにッ!

DSC_4161

アレ?アレレ?なんで?なんでー!

wait

 

~一時間後~

気持ちも落ち着いたので、作業に戻ります。タイア交換のために取り外したリアホウィールですが、ドラムの状態はかなり良好だったものの、ハブのスプラインにベットリとグリス?オイル?のようなモノが付着していました。

DSC_4176

当然、ファイナルドライヴ側もご覧の通りです。オイルにしては粘りが強かったので、グリスではないかしら?と判断し、できるだけキレイに拭き取っておきました。オイルも混じっているような気がしないでもありませんが、ココからのオイル漏れの修理はちょっと手間が掛かりますので、もうしばらく様子を見ていただければと思います。本当はブレーキも整備したいところでしたが・・・。

DSC_4163

あ、お帰りになられたあとでお見せできませんでしたが、リアホウィールもビシッとキレイにしていますのでご安心ください。

DSC_4200

ハイ、できました。

DSC_4205

ちなみに、今回お選びいただいたダンロップのK70、対応速度は高くないものの、街乗りメインならコストパフォーマンスの高い、良いタイアなんじゃないかと思います。それに、このタイアパターンもR90/6にはよく似合うッ!ような気がするッ!

DSC_4223

つか、こちらの車輌はアメリカから輸入されたモノなんだそうですが、製造が10年以上前のカッチカチの古タイアのまま納車するって・・・。ないわー。そりゃ、ないわー。

DSC_4184

で、お次はゴリゴリッ!&激重ッ!のスロットルをなんとかします。

DSC_4236

ブホッ!ギアがグニャっと潰れとるー!ここまでアレだとグリスアップでは対処できませんので、両方とも新品に交換させていただきます・・・。安くない部品代が掛かってしまいますが、ご了承ください。なんだか申し訳ないです・・・って、モギーが悪いわけじゃないのにー。

DSC_4252

同時にスロットルケーブルもグリスアップしまして、かなり軽~いスロットル操作ができるようになったんですが、お客様の「なぜか、どう頑張っても100km/hちょっとしか出ないんですッ!」という謎の訴えがありましたので、キャブレターも点検します。うーん、そんなコトってあるのかしら?

DSC_4365

各ジェットを確認してみても異常は見当たりませんでしたが、ジェットニードルのクリップ位置が左右とも1段ズレていましたので修正しておきました。ひょっとして、コレが原因なのかしら?

DSC_4342

ついでに、お客様がお持ち込みになったダイアフラムとガスケット、それとバタフライシャフト以外のO-リングも交換しています。

DSC_4352

エアフィルターもお持ち込みのモノに交換済みです。ちょっと?けっこう?汚れていましたので、こんなトコロも要因になっていたのかもしれません。

DSC_4267

あ、キャブレターを脱着する際にココのラバースリーヴが割れちゃいましたので、新品に交換させていただきました。

DSC_4270

ハイ、できました。って、メーターはキレイなkm/h表示に変更されているのに

DSC_4370

なんで、ヘッドライトは右側通行用のままなのー!これじゃ車検に通らないのにー!裏技があるのは知っていますが、こういうの、すんごくイヤなんですよね・・・。

DSC_4242

しかも、お客様の「ポジションランプが点かないんですッ!」というまたまた謎の訴えがありましたが・・・そりゃ、点かないッスよ・・・。そもそも、バルブを差し込むトコロがッ!完全にもげているじゃあないかッ!ドッギャァーン!

DSC_4280

 

ドッギャァーン

フゥ~、そういうことだったのね。そんじゃ、レンズとリフレクターを丸ごと中古品に交換しまして、ついでに、またまたお客様がお持ち込みになられたイエローバルブカヴァーも取り付ければ・・・

DSC_4288

ハイ、点いたー!

DSC_4291

ハイ、黄色くなったー!

DSC_4295

ハイー、できましたー。

haii

って、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

ん?よくよく考えると、アレやコレやけっこうお持ち込みになられているような・・・?ハナから当日でできる作業じゃなかった・・・のか?なぁ、オマエはどう思う、ヒ○カチュー?

pika04

くっそ・・・。

 

~翌日~

ご希望の作業はほとんど終わりましたので、あとはエンヂンオイルと一緒に

DSC_4324

オイルフィルターを交換して

DSC_4329

お客様の「いつかッ!パニアケースをッ!付けたいのですッ!」というフツーの訴えがありましたので、アメリカ製?のリアキャリアも取り外しておきました。

DSC_4314

もちろん、いつものシートロックボタンのキャップも、忘れずにチャリン♪させていただいております。フフフ。

DSC_4278

ハイ、できたー!と思ったら、納車のときに代車に使ってたパニアケースも持っていかれたー!「いつかッ!」じゃなかったのー!ウギャー!

DSC_4364

 

ということで、この度はタイア交換からのアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!本来、納車時になされているべきコトばかりで、お客様の負担を考えるとちょっとモヤモヤする作業になってしまいましたが、車輌の状態は決して悪くないと感じましたので、コレに懲りずに少しずつ整備&修理を進めていただければと思います。実際にモギーも一般道と第三京浜で試乗してみましたが、下から上までエンヂンが力強く回っていて、「ホントに、コレで100km/hちょっとしか出ないのかしら・・・?」と思ったくらいです。運転免許が心配なので、100km/hから上の速度は試してはいませんが。オホホ。
お話をお聞きした感じ、ほとんど整備されていないようですのでまだまだ手は掛かりそうですが、メインテナンスも含め長く楽しめる良いバイクだと思います。じゃんじゃん乗って、じゃんじゃん整備しちゃってくださいッ!また何かありましたら、お気軽にご相談を!

 

古くなってカッチカチのタイア交換から、ゴリゴリ&激重のスロットルの整備、アレやコレやの作業まで、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R80、キャブレターのO/HとブレーキキャリパーのO/Hと。

遠い昔 はるかかなたの ヨコハマで・・・・

SW

ブァーン!パパパーン!パパパパーン!

SW2

 

と、ちょっと某映画を意識してみましたが、これには訳がありまして・・・

 

実は、6月上旬にちょっと遠方にお住まいのR80にお乗りのお客様から「キャブレターとブレーキのメインテナンスをお願いしたいのですがッ!」とお問い合わせがあり、さっそくご来店&お預かりして作業をさせていただいておりました。ん?6月の・・・上旬・・・だと・・・?からの、有り難いことですッ!アーンド、ブログの更新が遅くなってしまい、申し訳ありませんでしたッ!

DSC_2885

ちょうどこの頃、なぜかモギーったらバタバタと忙しかったらしく(記憶障害)、こちらのお客様の作業ネタを下書きフォルダに入れたまま忘れていたとか、いないとか・・・。

daikanyama
地獄のミサワより

 

などと、見苦しい言い訳はこのくらいにして、まずはキャブレターO/Hの様子のご報告から。

DSC_2558

それなりに汚れはありましたが、エンヂンを始動した印象は

DSC_2566

アイドリングも安定しており、吹け上がりも悪くありませんでしたので

DSC_2563

状態の良いキャブレターのように感じました。

DSC_2562

が、スターターの動作が異常に重かったッ!ので、コレだけでもO/Hして正解だったと思います。このまま寒い季節を迎えていたら、きっとスターターが戻り切らずにツマラナイ不具合が出ていたんじゃないかと。

DSC_2554
(動画でご覧いただけます。)

で、いつものようにバラバラに分解して確認ッ!ほいさっさー!

DSC_2569

スターターはアレですが、他には特に問題はありませんでした。ただ、ジェットニードルに謎のスペーサー?が取り付けられていましたので、こちらは外しておきました。

DSC_2575

やはり状態は良かったようです。ジャブジャブ洗浄したらピカピカ!になりました。

DSC_2593

どうですかッ!

DSC_2595

あとは、ビシッと組み立てるだけです。

DSC_2614

動きの渋かったスターターも、確認しながら丁寧に組み付けました。

DSC_2623

ダイアフラムとスプリングにヘタリはありませんでしたので、そのまま再使用しています。

DSC_2631

あ、トップカヴァーのネジがステインレスのモノになっていましたので、こちらは交換しておきました。

DS

ハイ、できました。オ~ゥ、ピ~カピ~カ~。

DSC_2639

DSC_2642

DSC_2646

DSC_2651

もちろん、スターターの動作もご覧の通りッ!クイッ、クイッと軽~くなりました。イエス!

DSC_2653
(動画でご覧いただけます。)

そして、キャブレターを元に戻しまして

DSC_2692

せっかくなので、スロットルのギアとケーブルもグリスアップしておきました。

DSC_2711

そうそう、お客様が気にされていたエアフィルターですが、汚れもほとんどありませんでしたので、表面のゴミだけ取り除いて再使用しています。交換すると、けっこうお高いので。

DSC_2699

といった感じで、キャブレターのO/Hについては報告完了ッ!でありますッ!

arimasu

お次はブレーキキャリパーですが・・・、(その2)へ続きます。

 

「まて!もうちょいまてだよー。」

mate

 

(続く)

 

キャブレターのO/Hや、スロットル周りのグリスアップ、エアフィルターの点検も承っております。ご相談くださいッ!

レーシーなR100RS、点火不良の修理と。

以前、エンヂンオイルの交換にお越しくださったレーシーなR100RSにお乗りのお客様、今回は「ときどき失火したような感じで、吹けなくなるんです。」とのご連絡があり、修理のご依頼にッ!ムムム?なんか最近も似たようなコトがあったような・・・?からの、有り難いことですッ!

 

オ~ゥ、相変わらずレーシーっすなぁ。

DSC_4886

とりあえず、ボロボロになっているセンタースタンド先端のストッパーを交換して小銭をチャリン♪と稼ぎまして

DSC_5036

まずはガソリンタンクを取り外します。

DSC_4902

なんでも、フューエルコックからの滲みが気になるくらいポタついてきたそうで

DSC_4894

この機会にL字タイプのコックに交換させていただくことになりました。

DSC_4941

タンクの中の状態は、左側のコック周辺にちょっと錆がありますが

DSC_4911

右側はそんなに酷くありませんし、全体的にはしっかり赤茶色の防錆塗料が残っていますので、これなら洗浄だけで大丈夫ですね。

DSC_4918

実際、現状でもゴミはこのくらいしか出ませんでしたので、しばらくは問題ないかと思います。

DSC_4930

おっし、漏れも滲みもなし!

DSC_4936

フューエルホースも交換するついでに、カチカチになったインシュレーターを交換したり

DSC_4969

一部に強い潰れ&変形のあるエアクリーナーのダクト(右)をもう少しマシな中古品(左)に交換したり

DSC_4945

キャブレターへの空気の流れを整流するための羽が欠けたパイプを中古良品に交換したり

DSC_5071

1箇所だけ異なるホースバンドを純正の中古品に交換したりと

DSC_4982

久しぶりにチャリン♪チャリン♪させていただきました。あざーす!

charin

ハイ、できました。

DSC_5050

あ、タンクを固定するナットも純正のモノ交換しておきましたよー。(チャリン♪)

DSC_5117

続きまして、ニュートラルスウィッチからもオイルがポタポタ垂れてくるとのことですので

DSC_5023

トランスミッションのオイルを抜きまして

DSC_5003

スウィッチを交換します。取り外したスウィッチを見ると過去にガスケットで漏れ止めの修理がされてるみたいですが、オイル漏れの一番の原因は黒い樹脂部分とアルミボディの間に生じた隙間ですので、ココにガスケットを使用してもあまり効果がないんですよね。根本的な修理をするには、やっぱりスウィッチ自体を交換するしかありません。

DSC_5210

抜いたオイルもちょっと量が少なく、また汚れてもいましたので、ちょうど良いタイミングだったんじゃないでしょうか。

DSC_5011

ハイ、できました。お客様のご希望で使用した対策品のニュートラルスウィッチがピカピカしてます。今のところエンヂンとトランスミッションの間にオイルが垂れた跡もありませんので、一安心ですね。ホッ。

DSC_5031

と、ココまではまたしてもジャブみたいなもんです。打つべし!打つべし!

jab

てことで、いよいよ点火系の点検へとまいります。

お聞きした症状は、「ときどきなんですが、3,000rpmから上まで回したときに失火したような感じになって、タコメーターの針もビョンビョンと大きく振れるんです。でも、速度を落とすと症状は出たり出なかったりで・・・」というもの。ちなみに、当店への道のりでは症状は出なかったそうです。うーん、この再現性の低さ・・・接触不良っぽいなぁ。

hatena

なんとなく当店の在庫車輌のR100RSで起きた点火不良のときと同じよな気がして、イグニッショントリガーのコネクタの不具合を疑ってみましたが、特に異常は見当たりません。どうやら違うようです。

DSC_4995

うーん、となると・・・?

hatena

念のため、イグニッションコントロールユニットのコネクターも点検してみます。

DSC_4988

アッー!端子が1箇所(右から2番目)、奥に引っ込んでいるッ!

DSC_5181

なぜかココだけ上下が逆になっていて、端子がユルユルになってました。本来、端子の抜け止めの爪がカチッとなるまで挿し込むものなんですが、これだと爪が引っ掛からないので抜け止めになりません。ひょっとして、新車のときからでしょうか・・・?

DSC_5196

つか、逆によく今までフツーに走ってくれてましたね・・・ゴクリ。

gokuri

いずれにしろ、コレで直るッ!ような気がするッ!ので、エンヂン始動前にヴァルヴクリアランスもビシッと調整します。フン♪フフ~ン♪(鼻歌まじり)

DSC_5085

さあ、どうなのよ!って、チャージランプが点灯しない・・・。

DSC_5093

バルブの接触不良が原因でした。さあ、今度こそ!

DSC_5097

と思ったら、ウィンカーのインジケーターまでもッ!ちょっとバルブを触っただけで抵抗値がブレまくっているッ!マジかよ!ガッデム!

DSC_5112
(動画でご覧いただけます。)

じゃなくて、ビシッと直しておきました。もう、ちょっとやそっとの振動じゃ接触不良はおこりませんね。フゥ、焦った~。

DSC_5105
(動画でご覧いただけます。)

あ、メーターを固定するネジのキャップも割れていたので、ついでに交換しておきました。こんなときでもチャリン♪を忘れない、イッツ・モギーモータース!イエス!

DSC_5124

ホイ、できました。

DSC_4886

さて、あとはお客様からいただいた甘~いオヤツを食べまして・・・じゃなくて、試乗して確認すればOKです。いっただ・・・行ってきまーす。

DSC_5368

 

~小一時間後~

一般道をフツーに走るだけじゃなく、近所にある第三京浜でも思いっ切りブン回してみましたが(フィクション)、症状は一度も現れませんでした。バンザイ!

DSC_4886

ただ、キャブレターの調整&同調をしっかりやり直してみたところ、ちょっとアフターファイアーが気になるようになってしまいました。サイレンサーを変更されていることが大きな要因かなと考えますが、エンヂンの回転の落ち具合も良くなりましたし、アイドリングも安定していますから、調整自体は上手くできていると思います。ですので、しばらくこの状態で様子を見てみてください。今まではアイドリングを少し高めにすることでアフターファイアー対策をしていたのかもしれませんが、やはりエンヂン回転の落ちの悪さのほうが気になりましたので。

 

ということで、この度は点火系の修理にアレやコレやのご依頼まで、有り難うございましたッ!乗り始めて走行距離が増えるにつれ不具合も少しずつ出てきてしまうものですが、その都度ちょこちょこと整備&修理をしていただければ、まだまだ長くお乗りいただけるものと思います。お客様もすっかりBMWの魅力にハマっていらっしゃるようですので、夏本番ではありますが、涼しい時間帯を狙ってジャンジャンお楽しみください!今後とも、宜しくお願い致しますッ!

 

点火不良の点検&修理だけでなく、フューエルコックの交換やニュートラルスウィッチの交換、メーターのインヂケーターの接触不良の修正等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

それから一週間ほどして、当店オリヂナルのスターターノブも取り付けさせていただきました。あざーす!

DSC_6086

ハンドル周りがスッキリして、ますますレーシーになりましたね~。

DSC_6091

しかし、何やら今度は「タコメーターの針がまだときどき・・・あと、やっぱりアフターファイアーが・・・」だって。ズコー。(もう少し様子をッ!見てみてくださいッ!何卒ッ!)

謎のR65? アレやコレや。(その2)

先日ブログのネタにしたモギーが足を向けて寝れない&当店のステマ担当のお客様の謎のR65(2本サス)、ゴリゴリと作業を進めています。

DSC_3918

 

シリンダーヘッド周りの作業が終わりましたので、続いて「ちょっとフロントカヴァーからの音がカチャカチャと気になるんス。」とのことで、タイミングチェーンの交換です。オルタネーターやポイントなんかを取り外し

DSC_4135

タイミングチェーンカヴァーまで外せば

DSC_4147

あとは新しいチェーンに交換するだけです。実際にはけっこう手間の掛かる作業ですが、手順は当店在庫のR100RSでやった作業とほぼ同じなので省略しちゃいます。コレも、楽しくブログを書くためのテクニックです。ヌフフ。

DSC_4151

外したタイミングチェーンカヴァーは

DSC_4161

ボルトやエンヂンガードのステイなんかと一緒にピカピカに洗浄しておきました。

DSC_4179

ポイントが収まっているケースもかなり汚れていましたので

DSC_4194

ビシッとキレイにしておきました。清掃ついでに点検したところ、ポイントの状態が良くなかったのでコンデンサーと一緒に交換しています。もちろん、ポイントギャップは規定値に調整済みです。

DSC_4200

ちなみに、ポイントの状態はこんな感じで

DSC_4215

凸凹になっちゃってました。

DSC_4466

で、外した部品を元通りにすればOKです。

DSC_4222

せっかくなので、セルモーターも取り外し

DSC_4232

クランクケースの上側もキレイにしておきます。

DSC_4236

ブローバイガスに含まれるオイルミストが多かったのでブリーザーヴァルヴも点検しましたが、特に問題はありませんでした。

DSC_4253

セルモーターを元に戻し、しっかり固定します。このまましばらくキレイでありますように。(願い)

DSC_4259

あ、エアフィルターがかなり汚れていましたので、この機会に交換しておきました。

DSC_4577

さらに、ガスケットがこんもり盛られていたオイルラインのブラインドプラグも、ビシッと修正しています。これで、オイル滲みやオイル漏れはほとんどなくなるかと。どうかな~?

DSC_4184

サイドスタンドもキレイにし、グリスアップして取り付けます。(このあとイグゾウストパイプを取り付ける際に、また取り外すハメに・・・。)

DSC_4263

そして、ココでリアホウィールが登場!オ~ゥ、カッコイイー!

DSC_4269

ブラスト済みのフランヂナット!ネジ山にはアンチシーズ!イグゾウストパイプも心なしかキレイになったよう!

DSC_4276

サイレンサーのクランプも、たまたま在庫していたステインレス製のモノに交換ッ!

DSC_4299

頑張って磨いたサイレンサーもピカピカしているッ!

DSC_4315

やってやったぞッ!ウウゥリィィィ!

uuurrrryyy

と、ちょっと声を出したくなるほどの達成感とともに、できましたー。フゥ~、長かった・・・。

DSC_4329

ついでに、右側のエンヂンガードがモノサス用で、ステイも手作りのモノが使用されていましたので、2本サス用のモノに交換しておきました。

DSC_4344

それと、以前に取り付けさせていただいたキックレヴァーのストッパーがフレームが見えるほど傷んでいましたので

DSC_4337

より厚みのあるモノに交換しています。作業した者としては嬉しい限りです。ですが・・・、ですが!どんだけキックしたんですか!お客様のアホー!(もちろん、良い意味で)

DSC_4629

そうそう、追加でリクエストのあったヘラーソケットも、たまたま中古品がありましたので取り付けておきました。

DSC_4415

んで、いよいよココでフロントホウィールも登場!オ~ゥ、カッコイイー!

DSC_4313
(動画でご覧いただけます。)

キャー!あともう少しで作業終了ー!ウレスィー!

DSC_4430

ココで、イケメンはふと思い出しました。

 

「そういえば、コチラのR65もチャーヂランプがなかったけど、まさかアレみたいなことは・・・?」

hatena

 

ビンゴかよ!

DSC_4422

てことは、まだ続くのね・・・ガックシ。

wait

部品が届くまでの間、取り付けたばかりのヘラーソケットを利用して充電しておきます。さっそく大活躍ですなぁ。

DSC_4474

つか、半年以上、2,000km以上も発電せずに走り続けられていたとは、意外とバッテリーって持つんですね。キックでエンヂンを始動していたおかげもあると思いますが、けっこう夜間も走られていましたし、かなりギリギリの状態ではあったみたいですけど。実際、当店での作業後にはセルモーターでの始動は困難でしたから。オホホ。

バリバリ発電できるようにしますので、もうしばらくお待ちください。それにしても、ますますR65に見えなくなってきましたね。ククク。

R65_2

 

(続く)

 

タイミングチェーンの交換からポイントの交換、ホウィールの交換やオイル滲み&オイル漏れの修理、ヘラーソケットの取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

ヤバイR100RS、インテイクパイプの取り付けとチャージランプの取り付けと。

以前にエアクリーナーハウジングの交換作業をご依頼くださったヤバイR100RSにお乗りのお客様、最近、ちょくちょく作業のご相談&ご依頼をいただいております。なんともッ!有り難いことですッ!

あれから、注文していたインテイクパイプも入荷しまして

DSC_0678

無事に取り付けまで済ませ

DSC_0692

ビシッと仕上げさせていただいておりました。

DSC_0693

ちなみに、こちらが前回の不細工な仕事です。オホホ。

DSC_9819

で、その後もタイア交換や作業のご相談にいらしてくださっていたんですが

DSC_0695

ある時、「なんか、交換したメーターの電圧計の表示が11V台になってるんですけど?」などと意味不明なことをおっしゃいまして

hatena

点検してみると、チャーヂランプがなくなっているッ!ことに気が付き、慌ててテキトーにチャーヂランプを取り付けさせていただきました。

DSC_2257

フゥ~。ギリ、セーフ!

safe

チャーヂランプは発電系の回路の一部になっていますので、省略すればオルタネーターのローターコイルに電気が供給されず、発電そのものがされません。ご存知なかったとはいえ、一ヶ月近くもチャーヂランプなしで走られていたとは・・・、そのうち確実にエンヂンが停止するところでした。イヤー!コワイー!つか、ソレに気付かないモギーもまだまだ未熟ッ!申し訳ありませんでした。

 

~数日後~

すぐに手配した後付けできそうなインヂケーターランプが届きましたので、さっそく作業に取り掛かります。上手くできるかしら?

DSC_2282

お客様ご自身で製作、取り付けされたステイにマーキングしまして

DSC_2266

ランプがピッタリ収まるように穴を開けます。少し塗装が剥げてしまいましたので、簡単に塗り直しておきました。

DSC_2294

ちょっと大きいですが、こんな感じです。

DSC_2305

良いんじゃあないでしょうかッ!もちろん、動作もバッチリです。

DSC_2307

と、これで一件落着かと思いきや、お客様が使用されているメーターはフロントホウィールの回転をセンサーで検出して速度計の信号にするタイプのため、純正のスピードメーターケーブルが不要になるんですが・・・

 

「邪魔なケーブルをどうにかして欲しいんです。お願いできますか?」

 

だって!もう、好きにして・・・。

anago

そこで用意したのが、コチラ。

DSC_2500

当店に転がっていたトランスミッションのカヴァーと純正のケーブルソケットから採寸し、あらかじめ製作してもらっていたブラインドプラグです。O-リングでピタッと塞げるようになってます。

DSC_2528

どうですかッ!単品製作なのでエライ価格になっちゃいましたが、上手くできたんじゃないかと思います。単品製作=一発勝負のため、実際に取り付けるまでかなりドキドキしました・・・。ホッ。

DSC_2603

あ、邪魔だった純正のスピードメーターケーブルですが、お客様の「ぶった切ちゃってくださいッ!」というご希望でこうなってました。ドゥフフ。

DSC_2602

といった感じで、もうブログのネタとしてはお腹いっぱいだったんですが・・・

 

「海外のサイトで取り扱っているアレ、手配できませんか?」

 

だって!もう、どうにでもして・・・。

anago

 

~約一週間後~

アレが届きましたので、またまたソッコーで取り付けさせていただきました。

DSC_2800

パカッ。

DSC_2798

そう、モンツァタイプのタンクキャップです。タンクの色が白系だからか、なんだかとっても似合ってますね!ネジ込み式の固定方法にもかかわらずしっかり位置も出てますし、横から見てもそんなに飛び出た印象もなく、想像していたよりもイイ感じです。お客様も満足しているご様子ッ!これで、ようやくモギーも一息つけるッ!ヒーハー!

DSC_2804

 

ということで、この度はインテイクパイプの取り付けからタイア交換、チャーヂランプの取り付けにブラインドプラグの製作、タンクキャップのご注文と、色々とご依頼いただき有り難うございましたッ!カスタムもだいぶ仕上がってきたようですが、もう少し細部を詰めたいとのこと。当店の設備でできることには限りがありますが、できる範囲でお手伝いさせていただきますので、また何かありましたらご相談ください。モギー、コツコツ ガンバリ マース!

 

アレやコレやのご相談も、諸々承っております。ご連絡くださいッ!

ヤバイR100RS、カスタムのお手伝い。

2週間ほど前に「スターターノブをッ!付けたいッ!のですッ!」と突然ご来店くださったR100RSにお乗りのお客様、ブログのネタにする前に再びご来店にッ!ウホッ!有り難いことですッ!

でも、コレがR100RSと言われましても・・・???モギーの目が悪いのでしょうか。

DSC_9055

違うワン!またヤバイお人がキター!んだワン!(良い意味で)

0170

あ、コレが取り付けさせていただいた当店オリヂナルのスターターノブになります。(宣伝)

DSC_9061

この時期、世間ではゴールドだか黄金だか存じませぬが、多くの方々がハシャいでしまうという習慣(週間)があるそうで、こちらのお客様もそのお一人とのこと。「明日でも引き取りに伺えますのでッ!何卒ッ!」と預けてお帰りになられたのでありました。

DSC_9784

当店にはそういった習慣は一切関係ございませんので、今夜もお預かりした車輌と真摯に向き合い、作業を進める所存でありますッ!ムキーッ!

arimasu

で、そのご依頼は「エアクリーナーハウジングをッ!旧型に交換したいッ!のですッ!」という、ありそうでなさそうな?カスタムのお手伝いになります。作業の難易度は高くありませんので、ズババッと終わりそうです。ファイトー!オー!

DSC_9786

まずはエアクリーナー周りをゴッソリ外しまして

DSC_9787

お客様がご用意された旧型のハウジングを順番に取り付けていきます。

DSC_9789

旧型の場合、ココがスタッドボルトになっていて、ナットでハウジングを固定していますが、適当な長さのボルトを探してビシッと取り付けておきました。工具が入りにくいトコロなのでちょっと大変でしたが。

DSC_9793

右側のハウジングを取り付けたら、ブローバイガスをキャブレターに導入するためのホースを取り付けます。このホースはご用意されていなかったので、当店在庫のR65(2本サス)からまた取り出しました。

DSC_9794

アカーン!ほんとに部品取り車になってしまうー!

DSC_0357

すると、こんな感じになります。

DSC_9803

あとは当店取り扱いのEMEのエアフィルター(純正相当品)を入れ、左側のハウジングを取り付けて

DSC_9808

トップカヴァーを取り付ければ、作業終~了~。

DSC_9812

本来ならスターター(チョーク)レヴァーを取り付ける穴も、当店オリヂナルのスターターノブを取り付けているこちらの車輌では不要になりますので、グロメットでピタッと塞いでおきました。

DSC_0085

などと、すべてが順調のような顔をしているモギーですが、「右側のキャブレターに繋がるインテイクパイプがないッ!どうするッ!」と慌てた挙句、ちょっと不細工な仕事になってしまったのは内緒です。(部品を注文しておきますので、お許しを。)

DSC_9819

ということで、ちょっとバタつきましたが、無事に旧型のエアクリーナーハウジングに交換できました。アレレ?さっきまでヤバイ雰囲気だったのに、(カヴァーをよく見ると)やっぱりR100RSで間違いないッ!ですね、コレ。モギーの目が悪いわけじゃなかったみたいです。オホホ。

DSC_9823

それにしても、思い切って短くしたサブフレームとシングルシート、それにこのKOSOというメーカー製のメーター、どれもイイ感じにまとまってますね~。ヤバイです!

DSC_9833

 

この度はスターターノブの取り付けやエアクリーナーハウジングの交換のご依頼、有り難うございましたッ!インテイクパイプが入荷しましたらすぐにご連絡致しますので、申し訳ありませんがもうしばらくお待ちいただければと思います。また、細かい仕上げの部分でまだ納得されていないトコロもあるようですので、何かお手伝いできることがありましたら遠慮なくご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

新型から旧型エアクリーナーへの変更等、お持ち込み部品の交換なども承っております。ご相談くださいッ!