R100R、タイア交換とオイルプレッシャースウィッチの交換と。

1月にヴァルヴクリアランスの調整グリップヒーターの取り付けをご依頼くださったR100Rにお乗りのお客様、あれからじゃんじゃん走られているそうで、今回はフロントタイアの交換とオイルプレッシャースウィッチの交換にお越しにッ!ウホ!またしても!有り難いことですッ!って、完全にリピーターですなぁ。グフフ。

 

こちらのお客様、平日に休みが取れるお仕事とのことで、注文していたタイアが入荷して間もなくご来店くださったんですが、平日は当店を訪れるお客様も少ないのでモギーも予定を立てやすいんですよねー。大変助かります!他のお客様も、ご都合が付くようでしたら、是非、平日もご利用ください。

と、平日のお仕事も待ってますアピールもしたところで、さっさと作業に取り掛かります。まずはオイルがポタポタと滴っているというオイルプレッシャースウィッチの交換から。

ズババッとオイルを抜きまして

同時にご希望のオイルフィルターも交換します。

オ~ゥ、ココ 二 ガスケット ハ フヨウ デース!

抜いたオイルには特に気になるトコロもありませんでしたが、さすがに120,000km近い走行距離のためオイル消費はそれなりにあるそうで、お客様もこめまにオイル量の点検&減っていれば注ぎ足しをされているとのこと。うーん、大事にされてますね~。グッド!

で、交換した部品ですが

オイルフィルターのシールが千切れていました。アチャチャ・・・。油圧に負けちゃったんでしょうか。見たことのないフィルターですが、品質に問題?があるのかもしれませんね。

オイルプレッシャースウィッチは、端子側だけでなく取り付け部からも滲んだような跡がありました。このスウィッチも消耗品のようなモノですので、オイルの滲みや漏れが気になる方はオイル交換のついでに交換しちゃいましょう。価格も¥1,660(税抜)ですので、そんなに負担にはならないと思います。(2017/3/22現在)

おっし、あとはズババッとタイアを交換すれば・・・

と、いきたいところなんですが、リムをキレイにするのはけっこう手間が掛かりまして

「ヒエッ!こんだけやっても、まだハーフ&ハーフ・・・!」

という大変な苦労を経て、ようやくタイアを交換することができるのです。チューブレスタイアの場合、ちょっとした異物が原因で簡単にエア漏れを起こすことがありますから。交換直後のエア漏れって、ほんとガックリきます・・・。(経験者談)

ハイ、できました。

 

ということで、この度はタイア交換とオイルプレッシャースウィッチ交換のご依頼、有り難うございましたッ!前回の作業から既に1,000km以上!と、本当に冬でもじゃんじゃんR100Rを楽しまれていて、ご満足いただける作業ができていたようでモギーもとっても嬉しいです。すっかり春めいてきましたし、これからもじゃんじゃん走りにお出掛けしちゃってください。また何かありましたらお気軽にご相談をッ!お待ちしておりますッ!

 

タイア交換や、オイル交換のついでのオイルプレッシャースウィッチの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

謎のR65? オイル噴出の修理。(2回目)

去年の12月に車検&点検整備をさせていただいた謎のR65?にお乗りのお客様、ここしばらく「R65楽しー!R65最高ー!モギーモータースのおかげー!」みたいなコトしかおっしゃておりませんで、すっかりモギーも忘れておりましたが・・・

 

「またオイルがピューピューしちゃいました。なんとかしたいです。」

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と、なぜか落ち着いた様子?のご相談メールが1月の下旬に届きまして、ソッコーで部品を手配&修理のご依頼となりました。マジすか・・・。またしても・・・あの・・・!からの、有り難いことですッ!でも、何かしら?この胸騒ぎは?

 

って、ついこの前のコトだと思っていましたけど、アレから1年経ってるんですね。その後、けっこう寒い日もありましたし、お客様も季節に関係なくエンヂン始動時は気を遣われていましたし、BOSCH製オイルフィルターと10W-40のエンヂンオイルの組み合わせでファイナルアンサーッ!だとばかり思っていましたが・・・なんだか申し訳ありません・・・。

FA

それにしても、お客様ったらホント、ハートがお強いですねー。モギーはオイルの噴出を2回経験しただけで「もうダメや・・・」とグッタリしちゃいましたが、もう何回、マーライオンにお会いになられたんでしょうか。ククク。

0182

てことで、注文していた部品も届きましたので、ソッコーで作業に取り掛かります。

まずは、オイルを抜きまして

オイルパンとMotoren-ISRAEL製オイルパンスペーサーを取り外します。

本来はココにオイルフィルターが収まるキャニスター(筒)があるんですが、このオイル増量キットを使用する際には取り外さなければならないため、お客様も抜くのに大変苦労されたそうです。ちなみに、パイプの右にあるのがリリーフヴァルヴで、ボールとスプリングの組み合わせでできてます。エンヂンの回転数が低く、油圧も低いときは閉じていますが、ある程度油圧が上がるとほぼ開きっぱなしになり、スプリングの反力による開き具合で油圧を調整しているみたいです。実際に試してみても、軽い力でボールの開閉動作を確認できましたので、やはりリリーフヴァルヴには問題ないですね。てことは・・・!

あ、キャニスターの挿入部の状態は良好でしたので、もしまたオイルが噴出するようなら純正仕様に戻せるかもしれません。(不良)在庫覚悟でッ!キャニスターを注文しておきますッ!おきまーすッ!

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と、長々と書きましたが、オイルパンをジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄しまして

取り寄せておいたヴァルヴ付きのスペーサーに交換します。取り付け前に確認したところ、こちらのヴァルヴも純正と同様の構造で、エアを送るとピョコピョコ?としっかり開閉していました。これなら、もう大丈夫そうですね。

オイルパンとスペーサーからオイルが滲んだりしないよう、ピタッ&ビシッと取り付けて

オイルフィルターも取り付けてキュッと締め込めば

できました。

 

ということで、この度はオイル噴出の修理(2回目)のご依頼、有り難うございましたッ!BOSCH製でない黒いフィルターでも今のところ問題ありませんので、今度こそ大丈夫な気もしますが、これまで通りエンヂン始動直後の5分間くらいは「のんびりと暖機運転&暖機走行」を心掛けていただければと思います。いったんオイルが温まってしまえば、あとは容赦なくブォンブォン!とブン回しちゃって構いませんから。これからどんどん暖かくなってまいりますし、益々エキサイティングなR65ライフをッ!お楽しみくださいッ!モギーは次の冬を無事に乗り越えるまで安心しませんが・・・。ククク。

 

後付けのオイルフィルターから何度もピューとオイルが噴き出しちゃう方、ご相談くださいッ!

 

オマケ

オイルラインについて、ちょっと気になってサーヴィスマニュアルで確認したところ、モギーの認識が間違っておりました。テキトーなことを書いてしまい、お恥ずかしいかぎりです・・・。

ブログの中で触れたオイルフィルターが収まるトコロのヴァルヴですが、これはリリーフヴァルヴではなく、バイパスヴァルヴでした。

マニュアルのイラストの(6)番の部分になります。「フィルターが(目詰まりして)塞がったときに、(フィルターを介さずに)オイルの流れを確保する」みたいな説明がされています。

そもそも、このカートリッヂタイプのフィルターにはバイパスヴァルヴが内臓さているので、ソコが引っ掛かっていました。フィルターについて調べてみても、「オイルの粘度が高いエンヂン始動時やフィルターのエレメント(濾紙)が目詰まりを起こしたときに、オイルの流量を確保するために開きます。このとき、オイルはエレメントを通らずに汚れたままエンヂンへ供給されます。」といったコトが書かれており、(6)番のヴァルヴと同じ働きをしていることが分かります。

つまり、Motoren-ISRAEL製のオイルパンスペーサーでは(6)番のヴァルヴは機能しておらず、Motoren-ISRAELの「元々エンヂンに内蔵されているリリーフヴァルヴが適切な油圧で作動しないからO-リングがハミ出る」みたいな言い訳も、あながち間違いではなかったようです。ちなみに、ココでいうリリーフヴァルヴはイラストの(11)番の部分になります。「5bar以上で開く」と説明されていますね。

以前にも書きましたが、オイルフィルターの耐圧性は工業規格で「1,500kPa(=15bar)に耐えること」となっていて、2V-OHVエンヂンのオイルポンプの作動圧力はおよそ600kPa(=6bar)なので、(11)番のリリーフヴァルヴが5barで開けば問題は起こらないハズです。ただし、これはあくまでエンヂンが作動温度での話。冬場の冷え切った固~いエンヂンオイルでの始動直後ともなれば、油圧はもっとずっと高くなると考えられます。なので、(11)番のリリーフヴァルヴが5barで正常に作動したとしても、逃がしきれないオイルのせいで油圧を上手く下げられず・・・

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マーライオンが登場ッ!するのではないかッ!と思います。ピュー。

0182

結局、エンヂン始動直後のこの逃がしきれないオイルによる油圧の上昇を考慮しなかったMotoren-ISRAELが悪い、としかいいようがないですね。ガッキー先輩も「オマエが悪い!」とおっしゃってますし。

yoshi

最初からココにリリーフヴァルヴを追加してくれていれば、お客様もモギーもこんな苦労しなくて済んだのにー。もー。

と、恥ずかしい間違いを訂正するふりをしつつ、ピンチをチャンス(責任転嫁)に変える前向きなモギーなのであった・・・

 

(完)

R100RS、プッシュロッドチューブからのオイル漏れの修理と。

ベン・ジョンソンばりのスタートダッシュで始まった2017年も、気が付けば2月が終わりそうなわけですが、まーだ1月分の作業報告が残っておりました。オホホ。早くしないと忘れちゃいますのでズババッとご報告させていただきますと、「とにかくッ!オイル漏れがッ!気になるのですッ!」とメールでお問い合わせくださった初めてのお客様が、ソッコーでご来店にッ!しもたー。また安易に引き受けてしもたー。からの、有り難いことですッ!でも、しもたー。

 

こちらのお客様、2年くらい前にこのR100RSを入手されたときから

プッシュロッドチューブの根元からのオイル滲みに悩まされてきたそうなんですが

いよいよ滲みから漏れに変わってきたらしく、停めているときにできるオイル溜まりにガマンできなくなってしまったとのこと。購入時から施されていたというオイル漏れへの対処を見れば、過去にもけっこうな漏れがあったことが想像できますねー。

ウホ!オイルパンにまでハッキリと滴るオイルがッ!こりゃ、手強そう・・・。

てことで、さっそく作業に取り掛かります。まずはタイミングチェーンカヴァーを固定するボルトがオイルと砂?で埋まってしまっているエンヂン前側からスタートです。

案の定、オルタネーターとイグニッショントリガーの両方からオイルが漏れていましたので、オイルシールとO-リングをビシッと交換します。

ローターコイルのオイルシールとの接触面も良好ですし、これで漏れはバッチリ止まると思います。おっし、エンヂン前側はOKでしょう、たぶん。いや、きっと!

続きまして、本題のプッシュロッドチューブの根元からのオイル漏れの修理へとまいります。今回はご予算の都合でオイルシールのみの交換になりますので、シリンダーとシリンダーヘッドをごっそり取り外して・・・

って、ロッカーアームのベアリングが破損しとるー。ガビーン。

気にしてると先に進めませんので、とりあえず作業を続行します。

ウッ、こりゃヒドイ汚れや・・・。ハッ!こんなときは・・・あの呪文!

「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、ピカピカになーれー」

ウヒ!ピカピカになったー!もういっちょ!

「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、ピカピカになーれー」

ウヒョ!こっちもピカピカー!

なんてことができたら、どれほど楽かッ!アッコちゃん・・・その鏡、ちょうだい・・・。

kanben

などという茶番はさておき、エンヂンもキレイになりましたので、羽根つき餃子みたいになってたオイルシールとシリンダーのO-リングを交換しまして

ズババッと元に戻します。写真を取り忘れましたが、タペットの状態は良好でしたのでご安心を。

結局、ロッカーアームのベアリングは左右のシリンダーヘッドのIN側、EX側の4箇所で破損していましたので、交換させていただいております。

それと、ロッカーアームの動作には問題はありませんでしたが、シャフトに焼けた跡があるのがちょっと気になりました。ココに熱的な負荷が掛かることはないハズなんですが、過去に何があったんでしょうか・・・?うーん、謎です。

ロッカーアームを取り付けて、ヴァルヴクリアランスもビシッと調整すれば・・・あともう少し!

どうか、ピタッと長~くオイル漏れが止まってくれますようにー。(祈り)

あ、スパークプラグの状態はアレでしたが、イリヂウムプラグだったためそのまま再使用しました。こちらはお客様の判断で交換していただければと思います。イリヂウムプラグは現代のインジェクション仕様の車輌には向いていますが、旧いキャブレター仕様の車輌にはイマイチ相性が良くないような気がしますので、交換する際は一般的なプラグで十分ではないかと。

あとは、キャブレターを元に戻すついでに

ココのラバースリーヴがカチカチだったので交換したり

イグゾウストパイプを固定するリングが片側だけ2ピースタイプ(写真左)だったので

フランヂナットに合わせて1ピースタイプに交換したり

サイドスタンドがガコンッ!とうるさいのでストッパーを取り付けたりすれば(チャリン♪)

できました。

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

~翌日~

オイル漏れの修理も終わりましたので、残りのご依頼をズババッと進めます。操作が重いとおっしゃっていたスロットル周りをグリスアップしまして

スロットルケーブルの大きすぎる遊びを修正しつつ、キャブレターの同調もビシッと調整ッ!

気にされていたフロントホウィールのベアリングも点検&クルクル軽~いことを確認ッ!異常なしィィィ!

ちょっとオイル汚れのあるドライブシャフトのブーツも・・・まだ大丈夫ッ!そうなので、とりあえずキレイにしてバンドを増し締めしておくゥゥゥ!

つか、ご予算の都合でまた今度ォォォ!とさせてくださいィィィ!ウゥゥリィィィ!

uuurrrryyy

ハイ、できました。

おっし、試乗に行ってこよう。

 

~数十分後~

お客様が気にされていたようなフロントタイアからのゴロゴロ?した感触もなく、フツーに走ることができていましたが、むしろ、ちょっとハンドルの切れ込みが強いのが気になりました。お伝えした通り、タイアのラウンド形状が三角形っぽく尖っているせいかと思いますので、次のタイア交換では別の銘柄を試してみても良いかもしれません。スリップサインもそろそろ交換時期に近付いていることを教えてくれていますし

製造年を見てもちょうど良いタイミングなんじゃないかと。ご検討くださいッ!

 

ということで、この度はプッシュロッドチューブからのオイル漏れの修理のご依頼、有り難うございましたッ!過去にテキトーな作業を施された香りが少~し致しますので、もうしばらく乗りながら様子を見ていただければと思います。もうちょっと良い状態に戻る余地がありそうですので。また何か気になることがありましたらお気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

プッシュロッドチューブからのオイル漏れの修理や、重いスロットルの整備、ホウィールベアリングの点検等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100CS、フロントフォークのオイル漏れ修理と始動不良の点検&整備。

おかげさまで年明けから忙しくさせていただいていたモギー、「もう、いいって。ちょっとのんびりさせて!つか、のんびりしたいのー!」と本気で思い始めていた矢先に、またしても初めてのお客様からご連絡がッ!いや、ホントにもう・・・あの・・・その・・・休みたぃ・・・からの、有り難いことですッ!ウォー!やってやるッ!やりたくないけど、やってやるー!(一部フィクション)

 

お仕事を断れないのはモギーの性格のせい・・・だけじゃなくてですね、こちらのお客様、昨年12月に購入されたばかりなんだそうですが

ソッコーでフロントフォークからオイルが漏れてしまったッ!とのこと。アチャチャ・・・。まだ全然楽しまれていないのにコレじゃ、モギーも引き受けざるを得ませんよねー。なんせ、「お客様のために、イッツ・モギーモータース!ヒーハー!」が当店のポリシーですから。ヒィーハァァーッ!

ちなみに、漏れの酷い左側はブレーキキャリパーにまでオイルが付着してました。この状態を見たお客様がすぐにでも修理したくなる気持ち、モギーもよーく分かります。嫌なもんですよね・・・。

と、その前に、「始動性が悪くて、なかなかエンヂンが・・・」ともおっしゃっていましたので、先にキャブレターの点検を・・・って、なぜか調整が上手くできないじゃあないかッ!そもそも、スロッロルケーブルの遊びもデカすぎー!イヤー!

気になって点火時期も点検してみると、ちょっとズレていましたので

ビシッと調整させていただきました。幸い、ココからのオイル漏れはありませんでした。ホッ。

さ、それではもう一度キャブレターの同調を・・・って、やっぱり上手く調整できないッ!なんなのー!

wait

アレコレ点検してみると、どうもこの汚れたエアフィルターがけっこうな抵抗になっているようです。試しに外してみたところ、アイドリングの安定感がちょっと良くなりましたから。それでも、まだイマイチな感じが残っているので、やっぱりヴァルヴクリアランスも点検&調整しないとダメかしら・・・?マズイ、ご予算の上限にグングン近付いてくー!イヤー!

とりあえず、エンヂンが冷めるのを待つ間にフロントフォークのオイル漏れを修理しよっと。

ハデに漏れているように見えても、オイルの量は極端に減ってはいませんでした。が、けっこう汚れていましたので、交換されたのはずいぶん前なのかもしれません。

ダストカヴァー裏側にも細かい砂が溜まっているッ!溜まっているゥゥゥ!

ウゥゥリィィィ!

uuurrrryyy

などとフザけている場合ではありませんので、ジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄しまして

ビシッとオイルシールを交換します。インナーチューブの状態は良好でしたので、これでオイル漏れもピタッと止まるんじゃないでしょうかッ!つか、止まってー!お願いー!

オイルまみれだった左側のキャリパーもキレイにして、ついでに左右ともビシッと整備しておきました。パッドの残りも十分でしたので、しばらくは問題ないかなと思います。ま、以前の整備状況が分からないので断言はできませんが。オホホ。

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

~翌日~

一晩経ってもフロントフォークからのオイル滲み&漏れもありませんでしたので、さっさとエンヂン周りの作業に取り掛かります。まずは、非常に始動性が悪い&バッテリーが弱々しいとのことでしたので、BOSCH製セルモーターを

O/H&マグネット剥離対策済みのValeo製セルモーターに交換させていただきました。こちらのお客様、駐輪場所が充電できる環境にないそうなので、O/Hしても不安の残るBOSCHよりもValeoのほうが断然オススメですから。そもそも、モギーってばBOSCHのセルモーターにはO/Hしてまで使う価値がないと思ってますし。つか、自分の車輌でもチョイチョイ苦労したんですよね・・・。(経験者談)

アレコレ元に戻すついでに、汚れていたエアフィルターも交換です。滅多にダメになるようなモノでもない気がしますが、今回のような汚れやオイルっぽい湿り気が目立つようであれば・・・さっさと交換しちゃいましょう。

それと、外したときに気が付きましたが、こちらのガソリンタンクはモノサス用でした。トンネル右側のエグリが大きいのが分かると思います。容量が2リットルほど少ないこと以外は違いはありませんが、一応、ご報告まで。おそらく元のタンクの状態が酷かったのでしょうが、どうりでタンクの塗装だけキレイだなぁと感じたわけです。

ちなみに、資料によるとガソリンタンクの容量は下記のようになります。

モノサス:22リットル(内、5リットルがリザーヴ)
2本サス :24リットル(内、3リットルがリザーヴ)

などと、タンクの話はこれくらいにしまして、続いてヴァルヴクリアランスの点検&調整とまいります。どうかなー?

ガーン。クリアランスがゼロじゃあないかッ!そりゃ、始動性が悪いのも頷けるし、調子も出ないワケや・・・。つか、ゼロといってもピタッと触れているとは限らないので、常にヴァルヴを押し下げている可能性もあるんですよね。ヴァルヴはしっかり開くことも重要ですが、しっかり閉じていることも大切なんです。大切なんですー!

それから、左シリンダーヘッドのEX側のスプリングだけ向きが逆になってました。直ちにどうこうということはないと思いますので、オイル漏れの修理やO/Hといった作業のついでに修正しましょう。今後の課題ですね。

それにしても、ロッカーアームのシャフトも前後の向きが違うとは・・・以前に所有していた人がテキトーに作業したんでしょうか?前後の向きが違ってもギリ、セーフですが、上下を間違うと簡単にロッカーアームのベアリングが焼き付くと思います。試したこともありませんし、試す気もありませんけど、オイルラインを見れば想像できますから。こういうトコロを意識しない人は、いつか必ずやっちゃうと思うんですよね・・・。モギーも気を引き締めねば!

ハイ、ビシッと調整できました。

ウッ、右側も同じ!ガビーン。

ホイ、こっちもビシッと調整できました。ロッカーアームはどれも良好だったのは不幸中の幸い?でしたね。フゥ、ドキドキしたー。

そうそう、気にされていたヘッドカヴァーの削れですが

内側までは影響がなかったので、もうしばらくお使いいただいても大丈夫かと思います。傷はあっても純正部品、悪くはないですよー。上下をひっくり返せばまだまだイケますし。ククク。

ついでに、スパークプラグも突き出し量が異なるモノ(写真左)が取り付けられていましたので、交換させていただきました。お乗りのR100CSなら熱価も「7」が標準ですし、こちらでよろしいかと思います。

ハイ、できました。

あとは、ちょっと動きの渋いスロットルケーブルもグリスアップしまして

スロットル操作が軽~くなったところで

キャブレターを再調整ッ!同調もビシッと決まったッ!バンザイ!

てことで、無事に作業終~了~。始動性も良好になりましたし、アイドリングの安定感もエンヂンの吹け上がりも良い感じになりました。一時はキャブレターも疑いましたが、これならしばらくは大丈夫そうですね!つか、初めからこの状態だったらセルモーターを交換しなくても・・・?って、もう交換しちゃいましたが。オホホー!

そんなことより、試乗してすぐに気が付きましたが、タイアがかなり古くて固い感じなのが気になります。てゆうか、試乗に出てすぐのトコロでちょっとUターンしただけでリアタイアがズルッと滑ったんで、ソッコーで確認したところ、97年の11週目製造?のタイアでした。溝はしっかり残っていても、20年物・・・そりゃ、ズルッと滑るわけや・・・。

当然、フロント側も97年の38週目に製造されたものでした。後日、お客様にお聞きしたところ、「ヘッドカヴァーの傷も、フロントタイアが滑って転倒したのが原因で・・・」だそうです。オ~ゥ、ノ~ゥ・・・。ん?ついこの前も似たコトがあったような?

ちなみに、タイアの製造年の表記は2000年から「○○(週)△△(年)」の4桁に変更されたようですので、「○○(週)△(年)」の3桁しかないタイアはかなりのレアもの・・・じゃなくて、問答無用でお早めに交換することをオススメします。しまーす!

 

ということで、この度はフロントフォークのオイル漏れ修理と始動不良の点検&整備のご依頼、有り難うございましたッ!エアフィルターの交換やちょっとした追加作業の分、少しご予算をオーヴァーしてしまいましたが、ご来店時よりもグッと良い状態に戻ったと思います。納車時にあまり?ほとんど?整備されていないようなので、これからも少しずつ手を入れていく必要はありそうですが、基本的には状態の良い車輌のように感じました。まずはじゃんじゃんお乗りいただき、R100CSを存分に楽しんじゃってくださいッ!また何かありましたら、お気軽にご相談を!

 

フロントフォークのオイル漏れ修理や、始動性の悪さの点検&整備、セルモーターの交換による始動性の改善等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100R、ヴァルヴクリアランスの調整とグリップヒーターの取り付けと。

年明けから新規のお客様の作業のお問い合わせがチョコチョコありまして、軽いワニワニ・パニック状態に陥っていたモギーですが、今回のお客様もそんなパニックの原因の・・・じゃなくて、そんな初めてのお問い合わせをいただいていたお一人ッ!なんとも有り難いことですッ!くそー、ワニなんかに負けてられるかー!ビシバシ!ビシバシ!

 

こちらのお客様、R100Rを8年ほど所有されているそうで、主にツーリングで乗られているとのことなんですが・・・

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アラ!まだ17,000kmだなんて!なんという低走行車でしょう!ひょっとして、極上車かしら・・・じゃなくて、メーターが一周しちゃったそうです。な、なんという・・・!(自粛)

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長く乗られていればアレやコレや痛んでくるもの。このインヂケーターの固定部もネジ穴が割れてしまい、現在はボルト&ナットで留めていらっしゃいまして

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今回の作業のついでに、以前に入手されたという純正新品のメーターカヴァーもお持ち込みになられたのですが・・・ブホッ!こりゃ、サフ仕上げじゃあないかッ!一体、誰が色を塗るというのだ・・・いうのだ・・・いうのだ・・・

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よし、見なかったことにしよう。うん、そうしよう。

wait

さてと、まずはご依頼のヴァルヴクリアランスの点検&調整からスタートです。ファイトー!オー!

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ヴァルヴクリアランスはやや広いかなといった感じでしたが、スラスト方向のクリアランスはIN側で0.15mm、EX側で0.30mm!と、けっこう広くなっていました。こりゃ、過去に一度も調整されていないっぽいですね。

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ブホッ!EX側にいたっては、ロッカーアームのベアリングにもダメーヂがッ!ノォ~ゥ!

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でも、大丈夫。安心してください!はいてま・・・って、はいてないしー!

じゃなくて、ビシッと交換&調整していますよ!オホホ。

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左側がアレなら、当然、右側もアレなわけで、こちらもスラスト方向のクリアランスがIN側で0.20mm、EX側で0.45mm越え!と、かなり広くなっていました。あ、EX側のロッカーアームに謎の文字がありましたが、そのままにしています。何か意味があったのかも・・・?

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ブホッ!こっちはIN側とEX側の両方のベアリングにダメーヂがッ!あるじゃあないかッ!

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でーも、大丈夫。安心してください、こちらもビシッと交換&調整していますよ。

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ただ、EX側はシム調整するのもアレな広さでしたので、樹脂製のスペーサーを交換させていただきました。新品(写真左)と比較してみると、目視で判断できるほど薄くなっていましたから。つか、110,000km越えともなると、こんなに磨耗することもあるんですね~。勉強になりマス!

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ついでに、ちょっとお疲れのご様子のスパークプラグも交換させていただきました。

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ハイ、できました。イイんじゃあないかッ!と思います。

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が、作業中にイグニッショントリガーのトコロからのオイル漏れに気付いてしまいましたので

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O-リングも交換させていただきました。付着していた赤いグリス?もビシッとキレイにしています。

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幸い、オルタネーターからのオイル漏れはありませんでしたが、タイミングチェーンカヴァーの固定ボルト付近にオイル汚れがありましたので、すべてのボルトをキッチリ増し締めしておきました。何箇所か緩いトコロがありましたが、もう大丈夫かなと思います。

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ハイ、できました。もちろん、点火時期もビシッと調整しています。

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エンヂンのフロントカヴァーも

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キレイにしていますよー。

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フゥ、予想外に時間が掛かってしまいましたが、無事に作業終~了~。

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あ、エンヂン周りの汚れも落としておきましたので、これでエンヂン前側からのオイル漏れがなくなったことを確認しやすくなるんじゃないかと。ピタッと止まってくれると良いのですが・・・。

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ちなみに、コレがてんこ盛りだったオイル汚れ・・・の一部ッ!になります。なかなか手強かったですが、キレイになるとやっぱり気持ちイイですねー。

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さ、エンヂン周りの作業が終わったんで、次はハンドル周りの作業に取り掛かろう!オー!

 

(続く)

 

ヴァルヴクリアランスの点検&調整や、エンヂン前側からのオイル漏れの点検&修理も承っております。ご相談くださいッ!

親ガモのR100R、ブレーキキャリパーのO/Hとアレやコレや。

またまたまた昨年の作業のご報告になりますが、2016年もいよいよ終わろうかというときに、つまり、モギーが「さすがにもう年内の作業は終わりだな、まーだ風邪もひいてるし。お疲れ、オレ!ホント、お疲れー!」と、完全に気を抜いている&ヤル気ナッスィングッ!のときに、またもや初めてのお客様がご来店にッ!マ、マジかよ・・・いやいや、本当にもういいって・・・からの、有り難いことですッ!ウゥォォォー!(複雑)

 

つか、こちらのお客様ったら、ついこの前作業させていただいたフルカスタムされたR100RSにお乗りのお客様のお父様でして、以前にメールでお話をお聞きしたところ、長く所有されているR100Rのフロントブレーキがちょっと引き摺り気味とのこと。フムフム・・・そりゃ、確かにキャリパーに起因する引き摺りの可能性が・・・ありますね・・・。(ココまで、ほぼコピペ)

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って、ホントに子ガモ様のご紹介で、ネギしょった親ガモ様がいらっしゃったー!ニャー!

dame

などと、大変失礼なコトを書いておりますが、「お客様より、常に頭を低く。」がモットーのモギーモータースですので、基本、ペコペコしながら頑張っているのは皆様ご承知の通りです。平身低頭、頭は下げるためにあるッ!ような気がするッ!ニャー。

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と、だいぶブログのヴォリュームを稼ぎましたので、ここからはサラッとまいります。

オホッ!ほぼ90,000km!長く所有されているだけあって、かなり走られてますね~!あ、写真はありませんが、トリップメーターのリセットボタンも簡単に修理しています。

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で、本題のフロントブレーキですが・・・こりゃ、メールでお聞きしたよりもッ!けっこう引き摺っているッ!じゃあないかッ!

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(動画でご覧いただけます。)

ご依頼とは関係ないけど、スロットルグリップの動きも渋いッ!ことを確認ッ!アチャチャ・・・。

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(動画でご覧いただけます。)

とりあえず、ブレーキキャリパーから取り掛かります。過去に一度もO/Hされていないとのことですので、こういうタイミングでリフレッシュしちゃうのも良いと思います。

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バラバラに分解してみると、キャリパーの汚れ具合はそんなでもありませんし

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ピストンの状態も良好な感じでした。単純に、ピストンのシールが劣化していただけなのかもしれませんね。

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キャリパーを締結するボルトの一部が腐食していましたので、キレイに錆と汚れを落としておきます。どのキャリパーでもそうですが、ココのボルトはよく錆びますね。

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ジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄し、新品のピストンシールキットでビシッと組み立てます。ちなみにこのキット、以前はシールだけの供給もありましたが、現在はピストンも含むキットしか供給されていないため、価格も¥10,800/キャリパー(税抜)と大変お高くなっております・・・。この作業を行ったときは旧価格の在庫だったので¥7,600でしたが、ときどきある価格改定で値上がりしちゃたんですよね。シールだけ手配できないか探しているんですが、大きいほうの34mm径のシールはあっても、小さいほうの32mm径のシールが見付からないという・・・。どなたか、ご存知ないかしら?(R100Rで使用されているタイプ以外のキャリパーはシールだけの供給がありますので、価格も比較的リーズナブルです。)

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と、長々と書いている間に、ハイ!できましたー!

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お次はスロットル周りです。ギアをキレイにしてグリスアップし直し、ケーブルもグリスアップします。軽~くなりますように・・・。(願い)

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あ、作業のついでにマスターシリンダーも確認していますが、こちらはフルードが滲んだ跡もほとんど見られませんでしたので、まだ大丈夫かなと思います。刻印を見ると94年の製造みたいなので、いつO/Hしても良い気もしますが、マスターシリンダーのピストンシールは構造的に漏れにくくなっていますから。

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そして、グリスアップしたケーブルですが・・・ワイアに付いたクセがキツすぎて、まったく軽くならないじゃあないかッ!

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なので、さっさと新品に交換します。

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この真っ直ぐピンとした感じ、お分かりいただけるでしょうか。

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さりげなくフューエルホースも交換すれば・・・ハイ、できましたー!

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ウホッ!ホウィールの回り方が違うッ!

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(動画でご覧いただけます。)

ウヒャ!スロットルグリップもスパッと戻っているッ!

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(動画でご覧いただけます。)

おっし、OK!かと思ったら、キャブレターの同調調整のついでに点検した点火時期が・・・ちょっとズレていまして・・・

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ビシッと調整しようと思ったら、イグニッショントリガーとオルタネーターの両方からオイルが・・・ちょっと漏れていまして・・・

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誠に勝手ではありますが、キレイにお掃除して、イグニッショントリガーのO-リングと

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オルタネーターのオイルシールを交換させていただきました。

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ローターコイルのオイルシールとの接触面が少し荒れていたのが気になり、軽く均しておきましたが、すぐにオイル漏れが再発するようなら・・・あらためてご相談ください。

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あとは、今にも千切れそう(大げさ)なシフトペダルラバーを交換したり(チャリン♪)

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ちょっと雲っていたヘッドライトレンズもピカピカにしておきました。キレイなレンズで、明るい新年をッ!ピカーッ!とお迎えくださいッ!と、あのときのモギーが思っていたかどうかは定かではありませんが。オホホ。

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バッチグー!だと思います。

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とうことで、この度はブレーキキャリパーのO/Hのご依頼、有り難うございましたッ!ついでにアレやコレや作業させていただいてしまいましたが、スロットル操作もかなり軽くなりましたし、あまり揃っていなかった同調も上手く取れましたので、これで気持ち良く「走って、止まれる」ようになったかなと思います。エンヂンをしっかり修理したばかりとのことでしたが、モギーが試乗した印象でも、定期的な整備だけでまだまだ距離を延ばせそうな良い車輌に感じられましたので、これからもじゃんじゃん走りにお出掛けしちゃってください。お近くにお住まいですので、また何かありましたらお気軽にご相談&ご来店をッ!
あ、そういえば、子ガモ様がお客様のR100Rを虎視眈々と狙っているとか、いないとか・・・?小耳に挟んでおりますので、くれぐれもお気を付けください。

 

ブレーキキャリパーのO/Hや、スロットル周りの整備、イグニッショントリガーとオルタネーターからのオイル漏れの修理等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

やんちゃなR65、プッシュロッドチューブのオイルシールの交換と。

ついこの前アレやコレや作業させていただいたやんちゃなR65にお乗りのお客様、今回は「プッシュロッドチューブのトコロからオイルが漏れてるんだけど、直してもらえるかな?」とのことで、またしてもソッコーでご来店にッ!エッ?エッ?ダカラ チョット マッテ クダサーイッ!からの、有り難いことですッ!ワォ!ワォ!

 

おっ、フロントフェンダーが付いとるー!シートとタイアも変わっとるー!イカスー!

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などと、ハシャいでいても仕事になりませんので、さっさと作業に取り掛かります。

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シリンダーヘッドはO/Hしたばかりとのことでしたが、確かにカーボンの付着も少なくて状態は良好でした。グッド!

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で、シリンダーはといいますと・・・オイルシールがカッチカチで、一部欠けているッ!シールの向きもテキトーじゃあないかッ!ギャー!

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ま、コンロッドやカムシャフトなんかにも異常はありませんから、エンヂンとしては問題なしですね。余計な液体ガスケットのお掃除がアレですが・・・。

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おっし、頑張るぞー!

wait

 

~数時間後~

シリンダーを洗浄し、プッシュロッドチューブもステインレス製のモノに打ち換えました。オ~ゥ、ピカピカー!もちろん、オイルシールも純正新品をご用意しています。

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こちらのシリンダーはお客様のほうでブラストされているんですが、元のチューブを見ると、裏側まではメディアが当たり切っていないのが分かりますね。長い間、お疲れ様でしたー。

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ピストンとピストンリングもピカピカにしておきましたので、一気にズババッと組み立てます。

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お伝えした通り、タペットは4個とも表面に細かい深い傷がありましたので、新品に交換させていただきました。

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プッシュロッドも2本だけ表面に傷が付いていましたので、こちらもたまたまあった中古良品と交換しています。つか、「たまたま=当店の在庫車輌→部品取り車」という謎の方程式ですが・・・。(失意)

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シリンダーヘッドについては分解して洗浄するほどでもありませんでしたので

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前回の作業で気が付いた上下が逆になったヴァルヴスプリングだけ修正しておきました。

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ちなみに、コレが前回の状態です。

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あ、キャブレターとシリンダーヘッドを繋ぐインシュレーターもカチカチになっていましたので、ついでに交換させていただきました。(チャリン♪)

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ハイ、できました。

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と、これで終わりと思いきや、もう少し追加で作業のご依頼をいただいちゃいました。ウヒヒ!ヤッタネ、モギー!明日はホームランだ!(昭和のフレーズ)

 

(続く)

 

プッシュロッドチューブのオイルシールの交換や、ステインレス製プッシュロッドチューブへの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R80、オイルの交換とシフトアームのオイル滲み修理。

ちょっと前にシティケースの修理とパニアケースの購入にご来店くださったR80にお乗りのお客様、7月に早めの休暇を取られたそうで、「ちょっと長距離を走ったので、オイル交換をお願いします。」とのご連絡がッ!ウヒ!有り難いことですッ!

 

なんでも、東北方面への奥様とのタンデム・ツーリングで2,600km!走られたみたいで、「楽しかったですよー。」だって!アホや・・・じゃなくて、仲睦まじいご夫婦でイイですね~。モギーも見習って、妻を誘わねば!

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シャル・ウィ・タンデム?

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そんなことはどうでも、抜いたオイルを確認してみますと、駆動系のオイルの量がちょっと少なくなってました。そんなにオイルが漏れている様子もありませんので、元から少なかったんでしょうか。

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ファイナルドライヴと比べてトランスミッションとドライヴシャフトのオイルが汚れているのも気になります。オイルが違うのか、交換した次期が違うのか、それとも・・・?気になるような金属粉は見られませんでしたので、次の交換まで様子見とさせてください。

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で、トランスミッションのオイル交換のついでに、ちょっとオイル滲みの気になるシフトアームのオイルシールも交換させていただきました。つい先日、同じようなコトがありましたので、今回は見逃しません。見逃しませんぞー!(チャリン♪)

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おっと、ドライヴシャフトのブーツにもひび割れを発見ッ!コレも見逃せませんぞー!(チャリーン♪)

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などと、大いにハシャぐモギーでしたが、ついでにタイア交換のご相談もあり、ブーツについてはそのときに一緒に作業させていただくことになりました。ズコー。

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タイアが入荷次第ご連絡致しますので、もうしばらくお待ちください。最近、メッツラーのレーザーテックが在庫切れになることがしばしばあるんですよねー。

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ということで、この度はオイル交換のご依頼、有り難うございましたッ!タイアが入荷するまでしばらくお時間をいただいてしまいますが、秋のツーリングシーズンまでには間に合うと思いますので、次の計画を練りながらお待ちいただければと思います。お楽しみにー!

 

オイル交換だけでなく、シフトアームのオイルシールの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、シフトアームのオイル滲み修理。

1ヶ月ほど前にバックステップの取り付けにお越しいただいたR100RSにお乗りのお客様、アレからまだ数百キロくらいしか走っていないそうなんですが、「バックステップは良い感じです!でも、シフトのところからオイルが・・・」とのことで、またまたご来店くださいました。この暑い中ッ!有り難いことですッ!

 

つか、フツーに数百キロとかおっしゃってますけど、「まだ」じゃなく「もう」だと思うんです・・・。真夏の・・・R100RS・・・ですよ?

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アカーン、このお人もザ・バイクバカなんだワン!(もち、良い意味で)

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と、お客様を軽~くディスったところで、さっさと作業に取り掛かります。

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シフトアームのオイルシールを交換する場合、オイルフィラーより下に位置するためオイルを抜かないといけないんですが、バックステップを取り付けたときにオイルを交換したばかりだという・・・。なんだか申し訳ありません・・・。

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取り外したシフトアームを見ると、オイルシールのリップ部に接触しそうなトコロに錆がッ!ありました。おそらく、コレがオイル滲みの原因じゃないかと思います。しっかりキレイに均しておきましたので、しばらく様子を見てみてください。すぐにオイル滲みが再発するようなら・・・なんとかしますッ!ので、あらためてご相談を。

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てことで、新しいオイルシールに交換してオイルを忘れずに注入すれば、作業終~了~。あ、写真は使い回しですが、お気になさらぬよう。

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そして、この強烈な日差しの中、お客様は楽しそうにお帰りになられたのでありました。って、影がッ!短いッ!つまり・・・暑いッ!

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見てるだけでトロけそう・・・。ぐでー。

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ということで、この度はシフトアームのオイル滲み修理のご依頼、有り難うございましたッ!前回の作業で気が付いていれば、このようなお手間を取らせることもなかったと反省しております。これでしばらくは大丈夫かと思いますが、またすぐオイルが滲むようでしたら遠慮なくご連絡ください。ビシッと対応させていただきますので。いただきますのでー!

 

シフトアームからのオイル滲み、オイル漏れの修理も承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

こちらのお客様から、夏~の元気なご挨拶~♪でコーヒーを沢山いただいてしまいました。しかも、「お客さんにも、よかったらどうぞ。」との優しいお言葉ッ!あざーす!

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R100RS、オイル交換からのネジ穴修理とアレやコレや。

6月上旬にキャブレターのインシュレーターとホーンステイを交換させていただいたR100RSにお乗りのお客様、今回は駆動系のオイル交換やヴァルヴクリアランスの点検、キャブレターのO/Hに灯火類のLED化と、リクエストてんこ盛りでご来店くださいました。ウホッ!またまたまた有り難いことですッ!しかも・・・

 

なにこの極太焼きそば!ウッキャー!

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ははーん、さては「コレでも食って、ビシッと仕上げてちょんまげ!」ってコトですな?

wait

 

~三日後~

濃厚な味わいのソースとよく合う極太麺、確かに確認させていただきましたので、さっそく作業に取り掛かります。プハー。

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まずはオイルを交換しまして・・・

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おやおや?このコーティングされたモノは何かしら?(嫌な予感)

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ブホッ!ドレインのネジ穴が完全にナメとるー。

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危うく焼きそばが出てきそうでしたので、とりあえずオイルを抜きながら心を鎮めます。

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抜いたオイルの状態は悪くないですね。(ネジ穴・・・)

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トランスミッションとファイナルドライヴのドレインボルトにも、ほぼ金属粉は付着していませんでした。グッド!(ネジ穴・・・)

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ほかのフィラーボルト、ドレインボルトはスルスルと回りましたので、というより、むしろ「ふんわり」締め付けられていて簡単に緩んだくらいですので、問題はドライヴシャフトのドレインだけでした。明らかに、ビビってボルトを締めた感がアリアリ・・・。ま、慎重にやってもダメなときはダメなんですが。(将来への保険&ネジ穴・・・)

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すぐにお客様に連絡し、修理することを伝えます。

 

「モギーです。実は・・・ハイ、ビシッと直しておきます。ガチャリ」

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お客様の許しを得ましたので、さっさと作業に戻ります。頑張るぞー!

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オ~ゥ、ノゥ・・・。

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ココだけでなく、フィラーやドレインのネジ穴がダメになる一番の原因は、オーヴァートルクでの締め付けです。フィラーやドレインのボルトは「漏れずに緩まない」ように締め付ければ良いので、手の感触でボルトを締められればそれで十分だと思います。ヘタにトルクレンチを使ったりすると、規定トルクが掛かるまで締め付けてしまい、結果、傷みかけたネジ穴にトドメを刺すことになったりしますので、ご自分で作業される方はご注意ください。

ドライヴシャフトのネジ穴を修理するとなると、特殊工具を使ってココまで部品を外さないと

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タップを立てられませんので。作業も大変ですが、当然、それなりの工賃も掛かってしまいます・・・。

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てことで、できました。リコイルでビシッと修理していますので、これならボルトをギュッと締め付けられますし、もうネジ穴がダメになるコトもまずないと思います。バンザイ!

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アレやコレを元通りにしっかり組み付けまして(写真撮り忘れ)、ファイナルドライヴを車体に戻したら

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せっかっくなので、リアブレーキもビシッと整備しちゃいます。

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シューの一部に当たりの弱いトコロがありましたので、とりあえずキレイに磨いておきました。

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ブレーキペダルもキレイにしてグリスアップしています。

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あ、ブレーキスウィッチを押す部分の樹脂製キャップがポロリと崩れてしまいましたので、新品に交換しておきました。今のところまだ部品供給されていますので、気になっている方がいらっしゃいましたらご相談ください。¥80/個(税抜)になります。(2016/8/16現在)

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ホイ、できました。

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もちろん、ドラム側もキレイに清掃して点検しています。お伝えした通り、ドラムの磨耗はそれほど酷くありませんでしたので、一安心ですね。これで、少しは利きが良くなってくれますように。(祈り)

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フゥ~。オイル交換だけのハズが、大幅に作業が増えて予定が狂ってしまったッ!マズイですぞー!

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なので、ササッ&ビシッとヴァルヴクリアランスを調整ッ!

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からの、ヘッドカヴァーのネジ山を修正ッ!やめてー。

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時間もあんまりないのに、念のため点火時期も点検ッ!ギャー!少し遅れてるー!

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(動画でご覧いただけます。)

こちらもササッ&ビシッと調整ッ!

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点火時期が適正になって、回転数も上がったッ!音が違うッ!

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(動画でご覧いただけます。)

でも、もう焼きそばパワーが・・・おかわりがないと・・・頑張れ・・・ガクッ(再要求)

guttari

 

(続く)

 

駆動系のオイル交換や、ダメになったネジ穴の修理、リアブレーキの整備にヴァルヴクリアランスの調整、点火時期の点検&調整等、諸々承っております。ご相談くださいッ!