ご近所のR65LS、エンヂンの不調?からのキャブレターの点検&調整と。

ご近所にお住まいというR65LSにお乗りのお客様、どのくらいご近所かといいますと、当店が新吉田町5000番台のところ、お客様はX000番台・・・という個人情報の流出は置いといて、「エンヂンの始動性が悪く、片肺のような症状になることもあるのですが・・・?」とのことでご来店にッ!ワォ、ワォ!ご近所さん、キター!有り難いことですッ!

 

こちらのお客様、けっこう長くこのR65LSを所有されているそうなんですが、年間の走行距離はそれほど多くないらしく、メーターは37,000kmくらいでした。う~ん、状態も良いみたいですし、まだまだ楽しんで欲しいですね~。こりゃ、ビシッっと問題を解決せねば!

てことで、さっそく作業に取り掛かります。お預かりしたあとにエンヂンを掛けてみましたが、キャブレターの同調を調整しようとしても、確かにちょっと左右の爆発具合に違和感があって上手くできませんでしたので

エンヂンが冷えるのを待って、ヴァルヴクリアランスを点検&調整してみました。右シリンダーのEX側以外のクリアランスがちょっと広いかなといったくらいで、スラスト方向のクリアランスも規定値内にあり、ココに問題はなかったようです。アララ。

スパークプラグはちょっとビミョーでしたので交換させていただきました。プラグの焼け具合が左右でずいぶん違いますので、やっぱり左右で燃焼状態がズレていたみたいですね。

点火時期も点検しましたが、こちらも問題なし。エンヂン前側からのオイル漏れもありませんでした。アララ。

で、あらためてエンヂンを掛けてみますが・・・、まーだ何かがオカシイ!上手く同調が取れないー!

エアフィルターを点検してもキレイなもんですし、となると・・・あとはキャブレターかしら?

アレやコレや点検しちゃう?でも、めんどくない?めんどくなくなくない?なくなくなくなくなーい!ヨー、セイッ!

wait

(めんどう)ダーヨーネー!

と、普段の落ち着いたモギーらしからぬラップ調でお届けしていますが、ビシィっと点検して不調の原因も判明しました。どうも、左キャブレターのスロージェットの締め込みが甘かったみたいです。ズコー。って、ほとんどトラップやんけー!つか、EAST END x YURIって、チョーなついわ!(23年前)

ラップとトラップを掛けたモギーの言葉遊びの見事さもアレですが、スロージェットをしっかり締め込んだあとの同調の調整の見事さも、かなりアレですなぁ。フヒヒ。

おっし、バッチグー!

 

~翌日~

作業が終わったのが夜で、しかも外は雨が降っていましたので、お客様が引き取りにいらっしゃる前に軽く試乗してみましたが・・・やっぱりバッチグー!でした。イエース!

ただ、お客様もご存知の通り、タイアがなかなかの年代モノとなっておりますねー。

溝も残っていますし、ゴムも不思議と十分な柔らかさが残っていますが、そろそろ?交換してもよろしいかと思います。

もう少し年間の走行距離を延ばされまして、是非、ご検討を!(将来のチャリーン♪)

 

ということで、この度はエンヂン不調からの点検&整備のご依頼、有り難うございましたッ!今回の作業でけっこう良い状態(フツー)に戻りましたので、もう1台、アレもお持ちとのことですが、R65LSもじゃんじゃんお乗りいただければと思います。経験的に、よく乗られている車輌はどれも調子が落ちにくいような気がしますので。ご近所でもありますし、また何かお手伝いできることがありましたら、お気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

エンヂンの調子がどうも・・・といったご相談も、承っております。ご連絡くださいッ!

R100R Mystic、セルモーターの交換とヴァルヴクリアランスの調整と。

昨年の夏頃にドライブシャフトブーツ交換とタイア交換させていただいたR100R Mysticにお乗りのお客様、「近々ロングツーリングに行くので、その前に整備をッ!安心がッ!欲しいのですッ!」とのことでご来店くださったのは・・・そう、5月の上旬のことでございます。って、またしてもとっくに作業を終えてますので、さっさとご報告をせねば!まずいー!からの、有り難いことですッ!

 

なんでも、お勤めの会社では1週間のまとまったお休みが取れちゃうんだそうで、毎年このくらいの時期にローングツーリーングッ!を楽しまれているとのこと。

 

お客様 「平日に家に居ても、ジャマ者扱いされるんですッ!とっても辛いんですッ!」
モギー 「ハ、ハイー!(そういうの、聞きたくないー!)」

anago

 

というのが本当かどうかはさておき、まずは始動時に異音が気になりだしたセルモーターのO/Hからスタートです。

84,000km近く走っているのに、クランクケース上側はほとんど汚れていませんでした。グッド!

なので、ササッとお掃除してキレイにしたら、あらかじめ用意しておいたO/H&マグネット剥離対策済みのセルモーターにズババッと交換です。あ、当店では作業時間短縮のため、O/H済みのValeo製セルモーターを常時在庫するようにしていますので(たまに在庫がなくなることもありますが・・・)、突然の故障にもそこそこ早く対応できると思います。フフフ。

作業報告に戻りまして、お伝えしたエアフィルターですが、こんな汚れ具合となっていました。まだお使いいただける状態ではありますが、そろそろ交換しても良いような気もしますので、次回以降のご依頼の際にでもご検討ください。

続きまして、ちょっと重いスロットルの整備です。動画ではそれなりに見えますが、なんか引っ掛かりが気になりまして・・・。

(動画でご覧いただけます。)

このクタッとしたケーブル、コイツが原因だと思うんですよね。

てことで、ケーブルを交換させていただくついでに、スロットル周りをグリスアップします。マスターシリンダーにブレーキフルードが滲んだ跡がちょっとありましたが、今回は見送りまして

フルードだけ交換させていただきました。って、チョー汚れとるー!

クラッチケーブルもお疲れのようでしたので、交換してレヴァーもビシッとグリスアップしています。ロングツーリングでは必然的にクラッチ操作の回数も増えますから、少しでも軽~いほうが手の疲れも軽減できるのではないかとッ!思うのですッ!(チャリン♪チャリーン♪)

スロットルケーブルもご覧の通り。このピンとした感じ、やっぱりこうでないと!ですね。

どうですかッ!スパンッと戻っているのが伝わるでしょうかッ!スパン!スパァン!

(動画でご覧いただけます。)

そうしましたら、お次はヴァルヴクリアランスの点検&調整です。こちらの車輌、社外品のエンヂンガードが付いておりまして、ヘッドカヴァーとのクリアランスがまったくなく・・・

イテテ!指が、指がぁー!

挟まって非常に危険ッ!かつ、グイッとモギーのパワーで広げないとヘッドカヴァーを外すことができないという謎の仕様となっておりました。

なーんて、ココを緩めれば楽勝なんですけどね。オホホ。つか、エンヂンガードの修正も試みたんですが、サイドスタンドも社外品のため、この組み合わせだと無理みたいでした。

と、余談はこのくらいにしまして、ヴァルヴクリアランスをビシッと点検&調整します。左右ともIN側、EX側のヴァルヴクリアランスにそれほどのズレもなく、スラスト方向のクリアランスも右のEX側がやや広かっただけで、特に問題はありませんでした。

ハイ、できました。

スパークプラグはけっこう汚れていましたので交換しています。

エンヂン前側からのオイル漏れも、今のところありませんでした。ホッ。

ついでなので、点火時期も点検して調整しておきました。

それと、気にされていた充電電圧ですが、3,000rpmで14Vと良好でしたので、これならツーリング中にバッテリーが上がる心配はないと思います。後付けの電圧計の表示が0.3~0.4V低いものの、分かっていれば十分目安になりますので、たまに覗き込んでいただければ発電系の状態も確認できるかと。

ハイ、できました。

おっし、ちょっくら試乗に行ってこよう!

wait

 

~試乗後~

え?え?なに、このゴゴゴ・・・って音ー!イィィヤァァァー!

 

ということで、この度はロングツーリング前の整備のご依頼、有り難うございましたッ!ゴゴゴ・・・以外は問題なさそうですので、1週間のヴァカンスを存分にお楽しみ・・・になられたとのご報告もとっくにいただいておりましたね。そうでした、そうでした。ダハハ。お待たせして大変申し訳ありませんが、あと少ししたら作業の予定を立てられそうですので、ゴゴゴ・・・についてはもうしばらくお時間をいただければと思います。ビシッとやらせていただきますので!ますのでー!

 

ロングツーリングの前の点検&整備だけでなく、気になるゴゴゴ・・・の先送り等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

お客様ったら、今年は雪の壁を見に行かれたそうです。

こんなトコロからオイルを垂らしながら・・・!

ほほう、富山方面だったんですかぁ。(味の)勉強になりますなぁ。フヒヒ。

R80、アレやコレやの取り付けとヴァルヴクリアランスの調整と。

1ヶ月ほど前に初めてお越しくださったR80にお乗りのお客様、それから少し経った頃に「アレやコレやソレなんかの取り付けを、持ち込みでお願いできますか?」とメールでご相談があり、いよいよご来店にッ!有り難いことですッ!よっ!待ってましたー!

といいますのも、4月に入ってからのお天気が週末に限って雨模様という、非常にバイク屋泣かせの設定になってたんですよねー。おかげで、モギーも作業スケジュールを立てにくくって、ホント、難儀しました。雨のバカー!バカバカ、バカー!

 

「こりゃ、今日もお客様は一人も来ない・・・よな?」

 

と、久しぶりにモギーの動物フォルダも火を噴きましたので、さっさと作業に取り掛かります。まずは、お持ち込みになられた部品の確認を・・・

ウッ!メールじゃ分からなかったけど、なんという物量・・・!コレをモギーが取り付けるというのかッ!

しかも、当日になって「パニアケースのキーシリンダーが1箇所だけポロリしちゃってるんですが・・・」だと?

聞いてないィィィ!まったく聞いてないぞォォォー!

って、そこは在庫に自信アリのモギーモータース。なぜか、ちゃんとキーシリンダーセットがありましたので、ズババッと交換させていただいちゃいました。オホホ!ついでに、イグニッションキー1本で使えるように小細工まで施しているという!オホホー!

ちなみに、こちらが取り外したキーシリンダーです。右端のモノだけ突起が1箇所なくなっているのが分かるでしょうか。つか、たまたまお客様がお持ちの鍵で解錠できたので抜けましたが、鍵がない場合はちょっと難しいので(=鍵屋さんのお仕事)、今回はラッキーでしたね!

それでは、お持ち込みの部品の取り付けへとまいります。LEDテイルランプボードにササッと交換しまして

アンコ抜きされた?ローダウン仕様の?シートを取り外し

後付けされたエムブレムを剥がして

シートとリアキャリアを取り付ければ・・・ハイ、ご覧の通りッ!

そしたら、お次はETCです。悩んだ挙句、以前に試作していたステイを利用してアンテナとパイロットランプをヘッドライト横に取り付けまして

本体は定番のツールボックスの中に置きました。慣れた作業とはいえ、けっこう時間が掛かるんですよね~。写真2枚じゃ伝わらないと思いますが・・・。

続きまして、4つのメーター照明と

ポジションランプのLED化に取り掛かります。

ヘッドライトのリフレクターを固定するスプリングが5本しかありませんでしたので

レンズなんかをキレイにするついでに追加しておきました。以前の所有者がなくしたのかもしれませんね。スプリングにも曲げられた跡がありますし。

ハイ、元通りになりました。

メーターも内側にゴミが付いていましたので、いったん分解してキレイにしてから

LEDバルブに交換して組み立てます。写真はありませんが、時計と電圧計もLEDバルブに交換済みです。

けっこう頑張りましたが、まだあります。ホーンの鳴りが悪いとのことですので、こちらも交換です。元のホーンも社外品のようで少し小さいですが、お持ち込みのホーンはさらに小さいんですね。箱を開けるまでダブルホーンとは思わなかったので

取り付けにちょっと苦労しましたが、プワァーン!とかなり大きな音がしました。ナイス・ホーン!

からの、まだあったー!巷で評判?のクロモリ鋼のアクスルシャフトに交換しまして

メーターを元に戻す前に、ご依頼のステムベアリングの締め付け具合を点検&調整したり(ちょっとユルかったです)

スロットル周りをビシッとグリスアップして軽~くすれば

ハイ、できました。さすがのLEDッ!屋内でもこの輝きッ!

どうですかーッ!

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

~翌朝~

お客様が引き取りにいらっしゃるまで少し余裕はありますが、さっさとヴァルヴクリアランスの点検&調整に取り掛かります。あ、スパークプラグの状態がイマイチでしたので、交換させていただきました。

で、ヴァルヴクリアランスですが、ご来店の際に聞いたエンヂン音の印象では調子は悪くなさそうだったんですが、左右のシリンダーヘッドともIN側、EX側でゼロ!でした。幸い、スラスト方向のクリアランスは規定値の範囲内でしたので、ヴァルヴクリアランスだけビシッと調整しておきました。

それと、ヘッドカヴァーガスケットに液体ガスケットが塗られていましたので

キレイにしてガスケットも交換しています。

当然、反対側も!ギャー!

つか、液体ガスケットを使わなくても漏れないのに、なんで使ったんだろう・・・?その後の整備に、かえって手間が掛かるだけなのにー。んもう!

などとグチっぽいことはさておき、ついでに点火時期も点検したところ少し遅れていましたので

こちらもビシッと調整しておきました。エンヂン前側からのオイル漏れも、今のところなかったです!ホッ。

てことで、できました。が、最後に取り付けたUSBチャーヂャーと作業終了後の写真を撮り忘れていたという・・・。ドタバタしていたとはいえ、しもたー!何もやってないみたいやんけー!

 

ということで、この度はアレやコレやの部品の取り付けとヴァルヴクリアランスの調整のご依頼、有り難うございましたッ!まだこちらのR80に乗り始めて間もないとのことですので、とりあえずドンドコ走り回っていただき、少しずつ整備を進めていただければと思います。今回、整備作業としてはあまり手を入れていないものの、調子は良さそうでしたので、すぐにどうこうといったことはなさそうですが。また何かありましたら、お気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!つか、またしても当店のステマ担当の謎のR65にお乗りのお客様が絡んでるようですね・・・。こりゃ、頑張らねばー!(義務感)

 

お持ち込み部品の取り付けや、ヴァルヴクリアランスの点検&調整等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

トゥーヤングなR100RS、タイア交換とオルタネーターの交換と。

先月、そろそろタイア交換をとオススメしていたトゥーヤングなR100RSにお乗りのお客様、「やっぱりタイア交換もッ!すぐにッ!お願いしますッ!」とのことで、またまたご来店にッ!え?今月もですか?その・・・またなかなか高額な作業に・・・あの・・・お財布にご負担が・・・からの、有り難いことですッ!やりましょう!やっちゃいましょう!

 

そう、依頼人からの仕事はキッチリこなす、それがゴル・・・じゃなくて、モギーモータースなのです。そして、請求書のコトはあとで考えれば良いのです。もし依頼人がゴネるようなら・・・

悪魔にだってなれるのです。おおお~~~っ

 

と、またしてもモギーの非情な?一面も垣間見えたところで、さっさと作業に取り掛かります。(ココまで、ほぼコピペ)

まずは、フロントタイアの交換からスタートです。

タイアを外してホウィールをキレイにしたら

エイヤッ!と、おニューのタイアを履かせます。

リア側も同様に

エイヤッ!です。

そうしましたら、ずっと気になっていたサイドスタンドの交換へとまいります。こちらの車輌、リアサスがやや短いモノに交換されておりまして、この曲げられたサイドスタンドだとかなり車体が立ってしまい、非常に使いづらかったんですよねー。

なので、当店の在庫車輌のR65から外したサイドスタンドに交換させていただくことにしました。って、在庫車輌がどんどん部品取り車になっていくー!たすけてー!

あ、取り外したサイドスタンドですが、過去に修理されていたみたいです。曲げ加工もそのときにされたのかもしれませんね。

おっし、できたー!車体の傾きも常識的な感じになり、フツーに使えるようになりました。イイんじゃあないでしょうかッ!

ちなみに、サイドスタンドを交換するにはイグゾウストパイプを外す必要があるんですが、ついでに点検したシリンダーヘッドのネジ山の状態も良好でした。グッド!

続きまして、こちらも前回アドヴァイスさせていただいたオルタネーターの交換へとまいります。というのも、せっかく導入されたEME製の450Wオルタネーターでしたが、充電電圧が14V後半と高い割りに、ヘッドライトを点灯すると12V台まで下がってしまうという謎の症状に悩まされていたんですよね・・・。

ついでに、前回の作業時に見落としていたタイミングチェーンカヴァーのボルトもビシッと取り付けさせていただきます。つか、なぜ気付かなかったのかー!モギーのアホー!

てことで、またセルモーターを外しまして(前回、やっときゃ良かった・・・)

アルミ製のマウントを使ってダイオードボードを取り付けます。

持ち込まれたステーターコイルは、なぜか分解?破壊?されていましたので

中古良品に交換させていただきました。

で、レギュレータも取り付ければ交換完了です。あとで動作確認したところ、充電電圧も3,000rpmで13.8Vありましたので、これならもうバッテリーを心配せずに走りに行けるんじゃないかと思います。ヤッタネ!

 

~翌日~

残す作業もあとわずかですので、ズババッと進めてまいります。お持ち込みになった社外品の丸型のシリンダーヘッドカヴァーに交換するついでに

ヴァルヴクリアランスの点検&調整を・・・って、クリアランスがゼロやんけー!どゆことー!

結局、右シリンダーのIN側以外すべてクリアランスがゼロでしたが、ビシッと調整しておきましたので、とりあえずココからもうしばらくは様子見とさせてください。幸い、スラスト方向のクリアランスは規定値内でしたし、特に問題はないかなとは思いますが。あ、ヘッドカヴァーのガスケットに跡が強く付いていましたので、キレイに剥がして交換させていただきました。この新品のカヴァー、ガスケットと接触する部分がビミョーに違うんですよね。

お伝えした通り、カヴァーとシリンダーヘッドの合わせ面にわずかなガタつきがあり、少し滲みも見られましたが、ガスケットだけで十分止められる程度のガタだと思います。ガスケットが馴染むまで、何度か優し~く増し締めしていただき、こちらも様子を見てみてください。どうしても滲みが止まらないようでしたら、あらためてご相談を!

それから、スパークプラグの状態もマズマズでしたので、そのまま再使用させていただきました。

適正なヴァルヴクリアランスになったからか、同調をビシッと取り直しただけなのにアイドリングの安定感がまるで違うッ!やってやったぞッ!

ハイ、できました。

 

ということで、この度はタイア交換とオルタネーターの交換、それからサイドスタンドの交換にアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!以前に試乗した際、「アイドリングが安定するまでにやけに時間が掛かるな・・・?」と気になっておりましたが、今回、ヴァルヴクリアランスを調整させていただいて、すっかりフツーの状態になったんじゃないかと思います。お客様の車輌は不思議と?エンヂンが上物の雰囲気を醸し出していますので、これでますます調子良く走り回れそうですね。新しいタイアになり、発電系もフツーになりましたし、安心してじゃんじゃんお出掛けしちゃってください!また何かありましたら、お気軽にご相談を!

 

古くなったタイアの交換や、謎の症状が出るオルタネーターの交換、使いにくくなったサイドスタンドの交換に、お持ち込みのヘッドカヴァーの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

その後、「やっぱりリアサスの交換もッ!すぐにッ!お願いしますッ!」とのことで、またまたご来店にッ!え?今月、またですか?その・・・またまたけっこう高額な作業に・・・あの・・・お財布にご負担が・・・からの、有り難いことですッ!やりましょう!やっちゃいましょう!てなことになりました。モギーおじさんの心配をよそに、若者の決断力ときたら・・・!もう知らない!プンスカ!

R80、ヴァルヴクリアランスの調整とオイル交換と。

半年ほど前にアレやコレや作業させていただいたR80にお乗りのお客様、3月も終わろうかという頃に、「シーズン・インを前にッ!モロモロの作業をッ!お願いしますッ!」とのメールをくださいまして、予定通りご来店にッ!いやいや、ここんとこ不安定なお天気が続いてたのに、わずかな晴れ間にご登場とは・・・、ハッ!まさか!アナタガ アノ デンセツ ノ ミスター・サニー ダッタノ デスカー?からの、有り難いことですッ!ホントニ イイテンキ デスネー!

 

などと、ムダにテンションも上がってまいりましたので、まずはズババッとオイル交換からスタートです。

オイルを抜いている間にフィルターもビシッと交換ッ!したんですが、モノサスではココに紙製ガスケット(黒)は不要ですので取り除いておきました。

抜いたオイルには特に問題もなく、ドライヴシャフトの量がちょっと少ないのが気になったくらいです。むしろ、エンヂンオイルがほとんど減っていないのが気になるッ!

だって、こちらの車輌ったら、もうすぐ100,000kmに届きそうなんですよ・・・?当店でのオイル交換は初めてのため前回の交換時期が不明ですが、最近、注ぎ足されたのかしら・・・?

気になって納車の際にお客様にお聞きしたところ、「70,000kmくらいでエンヂンをO/Hしているらしく、全然減らないんで注ぎ足したりしてないですよ。」とのことでした。オ~ウ、しっかりと良いO/Hがされてたんですね~。納得デス!こりゃ、モギーも良い仕事をしなければなりませんなぁ。頑張るぞー!

作業報告に戻りまして、駆動系のオイルは透明感も残っていてマズマズだったんですが

お伝えした通り、ドライヴシャフトのフィラー、ドレイン側ともにネジ穴が少しダメーヂを受けているようでした。今回は慎重にギュッと締め付けることができましたが、次か、その次か、その次の次か・・・は分かりませんが、そのうちネジ穴を修理することになるかもしれません。お覚悟をッ!

ま、実際にババを引くのはモギーだと思いますけどー!アハハー!

baba

ハァ・・・。(ネジ穴の修理は)したくねぇ。したくねぇなぁ・・・。

さ、クニエ・タナカの名演技も光ったところで、ヴァルヴクリアランスの調整とまいります。ヴァルヴクリアランスは左シリンダーのIN側がかなり広く、EX側もやや広くなっていて、スラスト方向のクリアランスも右シリンダーのIN側以外が広くなっていました。

スラスト方向のクリアランスをシム調整するついでにロッカーアームも点検しましたが、こちらは4箇所とも異常なしッ!でしたので、ご安心ください。ビシッと調整しておきましたよー。

スパークプラグの状態も、これくらいの汚れならまだお使いいただけそうですね。

で、エンヂン前側からのオイル漏れの修理もご依頼がありましたので確認したところ、予想されていたイグニッショントリガーだけじゃなく

ローターコイルのトコロからもオイルが垂れた跡がありました。ズコー。

ローターコイルのオイルシールとの接触部の状態はそれほど悪くありませんので、シール交換でピタッとオイル漏れは止まりそうです。ホッ。

が、取り外したステーターコイルにあるブラシが片方だけ減っているコトを発見ッ!こりゃ、イカーン!

慌てて交換ッ!したものの、実はブラシが引っ掛かっていただけで、残りはまだ十分でした・・・。ズコー。交換する必要のないブラシを交換してしまい、申し訳ありませんでした。でも、クイクイってやっても・・・その・・・全然飛び出てこなくて・・・あの・・・てっきりブラシが・・・。(言い訳)

と、ちょっとヘコむ出来事がありましたが、外した部品をズババッと元に戻したら

点火時期をビシッと調整しまして

キャブレターの同調もビシィと微調整すれば

ハイ、できました。

 

ということで、この度はシーズン・インを前にアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!ヴァルヴクリアランスの調整くらいしか手を入れておりませんので作業後の変化はあまり感じられないかもしれませんが、ちょっとはイイ感じになったんじゃないかなと思います。冬の間はあまり乗られなかったそうですが、これからまたじゃんじゃん走りにお出掛けしていただき、「100,000kmのキリ番、ゲットだぜー!」に向けて春のツーリングをお楽しみください!また何かありましたら、お気軽にご相談をッ!お待ちしておりマス。

 

ヴァルヴクリアランスの調整や、オイルの交換、エンヂン前側からのオイル漏れの修理等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

こちらのお客様、「どーしても!お渡ししたく!」と、今頃になって(失礼)御年賀をくださったのですが・・・

「この夏、コレを首に巻いてお仕事頑張ってください!」って・・・、なんスカ!コレ!あの、大人気のプリキュアじゃあないでスカ!ウレシー!

元気とッ!笑顔をッ!レッツ・ラ・まぜまぜッ!

キュアホイップゥゥゥ!できあがりィィィ!ウゥゥリィィィ!

ハァ・・・。(今年の夏は)来て欲しくねぇ。来て欲しくねぇなぁ・・・。

R100RS、1,000km?点検とエンヂンオイルの交換と。

ずいぶん前にエンヂンからのオイル漏れ修理とシリンダーヘッドのO/HをさせていただいたR100RSにお乗りのお客様、納車の際に「1,000kmくらい走られたら点検にッ!お越しくださいッ!」とお伝えしていたんですが、時空のねじれでも生じていたのか、あれから1年半が経過したある日、「これからオイル交換にお伺いしても大丈夫ですか?」と突然のご連絡がありまして、ようやくご来店にッ!キタキタ、キター!アーンド、有り難いことですッ!

 

オ~ゥ、オヒサシ ブリ デース!モギー チャント オボエテ マース!ホントウ デス!

と、抜群の演技力でお客様を思い出せないというピンチを切り抜けましたので、さっさとオイルを抜いてエンヂンを冷まします。ヒュ~♪

が、抜いたオイルの量がやけに少ないような・・・?シリンダーヘッドをO/Hしたばかりだというのに・・・まさか・・・モギーのミス・・・!イヤー!ヤーメーテー!

慌ててメーターを確認してみます。前回の作業のときが27,200kmくらいでしたので、33,376kmってことは・・・えーと・・・6,000kmくらい走られたってことですね。オホ!なかなかのペース!って、1,000km点検だっつーの!なーんでもう6,000kmなんだっつーの!

とっくに1,000km超えてんだっつーの!!

dattsuno

一瞬ヒヤリとしましたが、6,000kmで500mlならオイル消費は0.1リットル/1,000km以下ですから、特に問題ないですね。ホッ。確か、O/Hする前は1,000kmで1リットル以上の勢いでオイルを消費していたとおっしゃっていましたので、この結果でしたら十分満足していただけるんじゃないでしょうか。つか、そもそも1,000kmのお約束を守らなかったのは、お客様のほうなんですー。ホーッホッホッホ!ドーン!

おっし、それっぽい言い訳も用意できましたので、エンヂンが冷えるのを待つ間に、割れてしまったというパニアケースのヒンヂも交換しておこう。

で、本題のヴァルヴクリアランスですが、左シリンダーのIN側がやや広かったくらいで、他はちょど良いくらいに落ち着いていました。スラスト方向のクリアランスも規定値内でしたので、クリアランス自体に問題はなかったみたいですね。グッド!

ただ、シリンダースタッドボルトのナットの締め付けが、やはりちょっと甘かったです。新品のガスケットに交換しているため、本来なら1,000km走行後に確認&増し締めを行い、同時に、O/Hした際には少し広めに調整するヴァルヴクリアランスも再調整するというのが点検の目的だったんですが・・・ま、今回の作業でビシッとやらせていただきましたので、これでまたしばらくは調子良く走っていただけるんじゃないかと思いますッ!

スパークプラグの状態も悪くありませんでしたので、そのまま再使用しました。こりゃ、当店にいらっしゃらない間もけっこう楽しまれていたんじゃ・・・?ククク。

あ、ロアーカウルを固定するネジが1箇所ありませんでしたので、取り付けておきました。(チャリン♪)

ハイ、できました。

 

ということで、この度は1,000km?点検とオイル交換のご依頼、有り難うございましたッ!しばらくご連絡がなかったので「モギーが何か粗相をしたんじゃないかッ!」と不安でしたが、ご事情がおありだっただけとのことで、ホッとしました。モギーモータースを始めてまだ間もない頃のお客様でしたので、ずっと気にしておりましたが(ホントウ デス!)、R100RSの調子もイイ感じで大変嬉しく思っております。これからもじゃんじゃん走っちゃっていただき、また何かありましたらお気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

ちょっと時期を逃した1,000km?点検や、エンヂンオイルの交換、割れたパニアケースのヒンヂの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

ヤバイR100RS、ヴァルヴクリアランスの調整と。

昨年の中頃にアレやコレや作業させていただいたヤバイR100RSにお乗りのお客様、ブログのネタにこそできていませんでしたが、その後もオイル交換やちょっとした作業にチョイチョイお越しくださっておりまして、今回はヴァルヴクリアランスの調整にご来店にッ!よっ!待ってましたッ!アーンド、有り難いことですッ!

 

つか、最後に拝見したときはこんな感じに仕上がっていて

シートも手触りの良さそうな表皮に張り替えられていて、フカフカしていた気がしましたが

エッ?なんかタンクの色が・・・って、シートとサブフレームもごっそり変わっとるー!イカスー!

それもそのハズ、このヤマハのSR400用のシートなら何でも取り付けできちゃうモノサス用サブフレームや、左側のステップだけ後方に移動させられるステップブラケットは、こちらのお客様が企画&販売されている商品なのです。マジか・・・!バイク屋のモギーより攻めとるー!(嫉妬)

アレ?なんかウィンカーステイもしっかりしたのが付いとるー!どゆことー!

え?詳細は↓のサイトoutloud-moto.comで確認できるんですか?本当ですか?(三文芝居)

などと、お客様のビジネスへの援護射撃も終わりましたので、さっさと作業に取り掛かります。ヴァルヴクリアランスは左右のIN側、EX側ともやや広く、スラスト方向のクリアランスもちょっと広かったですが、ついでに点検したロッカーアームには異常なし!でした。ビシィっと調整しておきましたよー。

スパークプラグも、かなりイイ感じに焼けてますね~。聞けば、ちょっと前に高速ツーリングに行かれて楽しくブン回されたそうなので、さもありなんッ!てところでしょうか。ククク。

それと、「なんか始動性が悪いんですけど・・・?」とおっしゃっていたような気がして点火時期も点検させていただいたところ、少し遅れていましたので

こちらもビシィっと調整しておきました。これで少しは改善してくれると良いのですが。

 

ということで、この度はヴァルヴクリアランスの調整のご依頼、有り難うございましたッ!今回のブログの内容、半分くらいはお客様のビジネスの広告となっておりますので、この借りは今後の作業のご依頼でお返しいただければ・・・じゃなくて、今後の展開を楽しみにしておりますッ!また何かお手伝いできることがありましたら、お気軽にご相談をー!

 

ヴァルヴクリアランスの調整だけでなく、OutLoud motorcycle製品のお取り寄せ&取り付けも、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100CS、フロントフォークのオイル漏れ修理と始動不良の点検&整備。

おかげさまで年明けから忙しくさせていただいていたモギー、「もう、いいって。ちょっとのんびりさせて!つか、のんびりしたいのー!」と本気で思い始めていた矢先に、またしても初めてのお客様からご連絡がッ!いや、ホントにもう・・・あの・・・その・・・休みたぃ・・・からの、有り難いことですッ!ウォー!やってやるッ!やりたくないけど、やってやるー!(一部フィクション)

 

お仕事を断れないのはモギーの性格のせい・・・だけじゃなくてですね、こちらのお客様、昨年12月に購入されたばかりなんだそうですが

ソッコーでフロントフォークからオイルが漏れてしまったッ!とのこと。アチャチャ・・・。まだ全然楽しまれていないのにコレじゃ、モギーも引き受けざるを得ませんよねー。なんせ、「お客様のために、イッツ・モギーモータース!ヒーハー!」が当店のポリシーですから。ヒィーハァァーッ!

ちなみに、漏れの酷い左側はブレーキキャリパーにまでオイルが付着してました。この状態を見たお客様がすぐにでも修理したくなる気持ち、モギーもよーく分かります。嫌なもんですよね・・・。

と、その前に、「始動性が悪くて、なかなかエンヂンが・・・」ともおっしゃっていましたので、先にキャブレターの点検を・・・って、なぜか調整が上手くできないじゃあないかッ!そもそも、スロッロルケーブルの遊びもデカすぎー!イヤー!

気になって点火時期も点検してみると、ちょっとズレていましたので

ビシッと調整させていただきました。幸い、ココからのオイル漏れはありませんでした。ホッ。

さ、それではもう一度キャブレターの同調を・・・って、やっぱり上手く調整できないッ!なんなのー!

wait

アレコレ点検してみると、どうもこの汚れたエアフィルターがけっこうな抵抗になっているようです。試しに外してみたところ、アイドリングの安定感がちょっと良くなりましたから。それでも、まだイマイチな感じが残っているので、やっぱりヴァルヴクリアランスも点検&調整しないとダメかしら・・・?マズイ、ご予算の上限にグングン近付いてくー!イヤー!

とりあえず、エンヂンが冷めるのを待つ間にフロントフォークのオイル漏れを修理しよっと。

ハデに漏れているように見えても、オイルの量は極端に減ってはいませんでした。が、けっこう汚れていましたので、交換されたのはずいぶん前なのかもしれません。

ダストカヴァー裏側にも細かい砂が溜まっているッ!溜まっているゥゥゥ!

ウゥゥリィィィ!

uuurrrryyy

などとフザけている場合ではありませんので、ジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄しまして

ビシッとオイルシールを交換します。インナーチューブの状態は良好でしたので、これでオイル漏れもピタッと止まるんじゃないでしょうかッ!つか、止まってー!お願いー!

オイルまみれだった左側のキャリパーもキレイにして、ついでに左右ともビシッと整備しておきました。パッドの残りも十分でしたので、しばらくは問題ないかなと思います。ま、以前の整備状況が分からないので断言はできませんが。オホホ。

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

~翌日~

一晩経ってもフロントフォークからのオイル滲み&漏れもありませんでしたので、さっさとエンヂン周りの作業に取り掛かります。まずは、非常に始動性が悪い&バッテリーが弱々しいとのことでしたので、BOSCH製セルモーターを

O/H&マグネット剥離対策済みのValeo製セルモーターに交換させていただきました。こちらのお客様、駐輪場所が充電できる環境にないそうなので、O/Hしても不安の残るBOSCHよりもValeoのほうが断然オススメですから。そもそも、モギーってばBOSCHのセルモーターにはO/Hしてまで使う価値がないと思ってますし。つか、自分の車輌でもチョイチョイ苦労したんですよね・・・。(経験者談)

アレコレ元に戻すついでに、汚れていたエアフィルターも交換です。滅多にダメになるようなモノでもない気がしますが、今回のような汚れやオイルっぽい湿り気が目立つようであれば・・・さっさと交換しちゃいましょう。

それと、外したときに気が付きましたが、こちらのガソリンタンクはモノサス用でした。トンネル右側のエグリが大きいのが分かると思います。容量が2リットルほど少ないこと以外は違いはありませんが、一応、ご報告まで。おそらく元のタンクの状態が酷かったのでしょうが、どうりでタンクの塗装だけキレイだなぁと感じたわけです。

ちなみに、資料によるとガソリンタンクの容量は下記のようになります。

モノサス:22リットル(内、5リットルがリザーヴ)
2本サス :24リットル(内、3リットルがリザーヴ)

などと、タンクの話はこれくらいにしまして、続いてヴァルヴクリアランスの点検&調整とまいります。どうかなー?

ガーン。クリアランスがゼロじゃあないかッ!そりゃ、始動性が悪いのも頷けるし、調子も出ないワケや・・・。つか、ゼロといってもピタッと触れているとは限らないので、常にヴァルヴを押し下げている可能性もあるんですよね。ヴァルヴはしっかり開くことも重要ですが、しっかり閉じていることも大切なんです。大切なんですー!

それから、左シリンダーヘッドのEX側のスプリングだけ向きが逆になってました。直ちにどうこうということはないと思いますので、オイル漏れの修理やO/Hといった作業のついでに修正しましょう。今後の課題ですね。

それにしても、ロッカーアームのシャフトも前後の向きが違うとは・・・以前に所有していた人がテキトーに作業したんでしょうか?前後の向きが違ってもギリ、セーフですが、上下を間違うと簡単にロッカーアームのベアリングが焼き付くと思います。試したこともありませんし、試す気もありませんけど、オイルラインを見れば想像できますから。こういうトコロを意識しない人は、いつか必ずやっちゃうと思うんですよね・・・。モギーも気を引き締めねば!

ハイ、ビシッと調整できました。

ウッ、右側も同じ!ガビーン。

ホイ、こっちもビシッと調整できました。ロッカーアームはどれも良好だったのは不幸中の幸い?でしたね。フゥ、ドキドキしたー。

そうそう、気にされていたヘッドカヴァーの削れですが

内側までは影響がなかったので、もうしばらくお使いいただいても大丈夫かと思います。傷はあっても純正部品、悪くはないですよー。上下をひっくり返せばまだまだイケますし。ククク。

ついでに、スパークプラグも突き出し量が異なるモノ(写真左)が取り付けられていましたので、交換させていただきました。お乗りのR100CSなら熱価も「7」が標準ですし、こちらでよろしいかと思います。

ハイ、できました。

あとは、ちょっと動きの渋いスロットルケーブルもグリスアップしまして

スロットル操作が軽~くなったところで

キャブレターを再調整ッ!同調もビシッと決まったッ!バンザイ!

てことで、無事に作業終~了~。始動性も良好になりましたし、アイドリングの安定感もエンヂンの吹け上がりも良い感じになりました。一時はキャブレターも疑いましたが、これならしばらくは大丈夫そうですね!つか、初めからこの状態だったらセルモーターを交換しなくても・・・?って、もう交換しちゃいましたが。オホホー!

そんなことより、試乗してすぐに気が付きましたが、タイアがかなり古くて固い感じなのが気になります。てゆうか、試乗に出てすぐのトコロでちょっとUターンしただけでリアタイアがズルッと滑ったんで、ソッコーで確認したところ、97年の11週目製造?のタイアでした。溝はしっかり残っていても、20年物・・・そりゃ、ズルッと滑るわけや・・・。

当然、フロント側も97年の38週目に製造されたものでした。後日、お客様にお聞きしたところ、「ヘッドカヴァーの傷も、フロントタイアが滑って転倒したのが原因で・・・」だそうです。オ~ゥ、ノ~ゥ・・・。ん?ついこの前も似たコトがあったような?

ちなみに、タイアの製造年の表記は2000年から「○○(週)△△(年)」の4桁に変更されたようですので、「○○(週)△(年)」の3桁しかないタイアはかなりのレアもの・・・じゃなくて、問答無用でお早めに交換することをオススメします。しまーす!

 

ということで、この度はフロントフォークのオイル漏れ修理と始動不良の点検&整備のご依頼、有り難うございましたッ!エアフィルターの交換やちょっとした追加作業の分、少しご予算をオーヴァーしてしまいましたが、ご来店時よりもグッと良い状態に戻ったと思います。納車時にあまり?ほとんど?整備されていないようなので、これからも少しずつ手を入れていく必要はありそうですが、基本的には状態の良い車輌のように感じました。まずはじゃんじゃんお乗りいただき、R100CSを存分に楽しんじゃってくださいッ!また何かありましたら、お気軽にご相談を!

 

フロントフォークのオイル漏れ修理や、始動性の悪さの点検&整備、セルモーターの交換による始動性の改善等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、ヴァルヴクリアランスの点検&調整。

昨年12月に初めてご来店くださったR100RSにお乗りのお客様、今回は「ヴァルヴクリアランスの調整をお願いできますか?」とのことで、作業のご依頼にッ!ウホッ!有り難いことですッ!キタ、キタ、キター!お仕事キター!

 

こちらのお客様、走行距離の少ない車輌を探して購入されたそうで、ご自身もまだそれほど走られていないとのことなんですが、その走行距離が・・・

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アラ!まだ6,592kmだなんて!なんという低走行車でしょう!ひょっとして、極上車かしら・・・って、まだこういう車両が残ってるんですねー。過去の保管状態も良かったのか、言われてみればドコもピカピカしています。モ、モノホンや・・・!

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などと感心している余裕はありませんので、さっさと作業に取り掛かります。何しろ、朝イチでお預かり→エンヂンを冷まして→クリアランスの点検&調整→午後にお渡しッ!しなければなりませんので。ウォー!

で、エンヂンが冷えるのを待って点検してみたところ、ヴァルヴクリアランスは右シリンダーのINとEXが少し広いかなといった感じでしたが、意外にもスラスト方向のクリアランスは左右の4箇所ともちょっと広くなっていましたので、ビシッと調整させていただきました。ついでにロッカーアームも点検していますが、こちらはまったく問題なしッ!でしたのでご安心ください。。つか、走行距離を考えると、ヘッドカヴァーを開けたのもモギーが2、3回目くらいなんじゃ・・・?キャー!

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あ、お客様も「まだ、あんまりエンヂンを回して走ったことがないんです。」とおっしゃっていましたが、スパークプラグに付着した煤を見ても、どうやらその通りのようでした。プラグの碍子にもカーボンが堆積していましたので、ついでに交換させていただいちゃいました。

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余談ですが、スパークプラグには自己洗浄温度というのがありまして、一般的には450℃以上になってくるとプラグに付着したカーボンを焼き切るようになると言われています。詳しい話はメーカーのサイトかグーグル先生に聞いていただくとして、ある程度高温にならないとこの洗浄作用は得られませんので、普段あまりエンヂンを回して走らない方も、たまにはしっかりと上までブン回して走る機会を作ることをオススメします。むやみにブォン!ブォン!回してもアレですし、短い時間の通勤や街中の移動だけではなかなか難しい気はしますが、高速道を利用したツーリングであれば連続した高回転での運転状況を作りやすいと思いますので。

と、長々と書きましたが、ちょっと遅れていた点火時期をビシッと調整したり

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キャブレターの同調もビシッと調整したり

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お客様が「これ以上締め込むのが、ちょっとアレで・・・」というタンクキャップをギューッと回して真っ直ぐにしたり

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いつものシートロックボタンのキャップをチャリン♪したりして

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なんとか予定通り?に作業終了ッ!となりました。フゥ、焦るぜ~。

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ということで、この度はヴァルヴクリアランスの点検&調整のご依頼、有り難うございましたッ!走行距離的には、まだまだトラブルが出るような状態とは考えにくいですので、まずはじゃんじゃんお乗りいただければと思います。今後も車検等のタイミングで点検&整備をビシッとしておけばそれほど手も掛からない気もしますが、また何かありましたらお気軽にご相談ください。のんびり走っても、ちょっとキビキビ走らせても楽しいバイクですよー。もちろん、たまにブン回して走っても・・・!ククク。

 

ヴァルヴクリアランスの点検&調整も、承っております。ご相談くださいッ!

R100R、ヴァルヴクリアランスの調整とグリップヒーターの取り付けと。

年明けから新規のお客様の作業のお問い合わせがチョコチョコありまして、軽いワニワニ・パニック状態に陥っていたモギーですが、今回のお客様もそんなパニックの原因の・・・じゃなくて、そんな初めてのお問い合わせをいただいていたお一人ッ!なんとも有り難いことですッ!くそー、ワニなんかに負けてられるかー!ビシバシ!ビシバシ!

 

こちらのお客様、R100Rを8年ほど所有されているそうで、主にツーリングで乗られているとのことなんですが・・・

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アラ!まだ17,000kmだなんて!なんという低走行車でしょう!ひょっとして、極上車かしら・・・じゃなくて、メーターが一周しちゃったそうです。な、なんという・・・!(自粛)

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長く乗られていればアレやコレや痛んでくるもの。このインヂケーターの固定部もネジ穴が割れてしまい、現在はボルト&ナットで留めていらっしゃいまして

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今回の作業のついでに、以前に入手されたという純正新品のメーターカヴァーもお持ち込みになられたのですが・・・ブホッ!こりゃ、サフ仕上げじゃあないかッ!一体、誰が色を塗るというのだ・・・いうのだ・・・いうのだ・・・

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よし、見なかったことにしよう。うん、そうしよう。

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さてと、まずはご依頼のヴァルヴクリアランスの点検&調整からスタートです。ファイトー!オー!

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ヴァルヴクリアランスはやや広いかなといった感じでしたが、スラスト方向のクリアランスはIN側で0.15mm、EX側で0.30mm!と、けっこう広くなっていました。こりゃ、過去に一度も調整されていないっぽいですね。

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ブホッ!EX側にいたっては、ロッカーアームのベアリングにもダメーヂがッ!ノォ~ゥ!

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でも、大丈夫。安心してください!はいてま・・・って、はいてないしー!

じゃなくて、ビシッと交換&調整していますよ!オホホ。

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左側がアレなら、当然、右側もアレなわけで、こちらもスラスト方向のクリアランスがIN側で0.20mm、EX側で0.45mm越え!と、かなり広くなっていました。あ、EX側のロッカーアームに謎の文字がありましたが、そのままにしています。何か意味があったのかも・・・?

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ブホッ!こっちはIN側とEX側の両方のベアリングにダメーヂがッ!あるじゃあないかッ!

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でーも、大丈夫。安心してください、こちらもビシッと交換&調整していますよ。

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ただ、EX側はシム調整するのもアレな広さでしたので、樹脂製のスペーサーを交換させていただきました。新品(写真左)と比較してみると、目視で判断できるほど薄くなっていましたから。つか、110,000km越えともなると、こんなに磨耗することもあるんですね~。勉強になりマス!

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ついでに、ちょっとお疲れのご様子のスパークプラグも交換させていただきました。

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ハイ、できました。イイんじゃあないかッ!と思います。

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が、作業中にイグニッショントリガーのトコロからのオイル漏れに気付いてしまいましたので

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O-リングも交換させていただきました。付着していた赤いグリス?もビシッとキレイにしています。

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幸い、オルタネーターからのオイル漏れはありませんでしたが、タイミングチェーンカヴァーの固定ボルト付近にオイル汚れがありましたので、すべてのボルトをキッチリ増し締めしておきました。何箇所か緩いトコロがありましたが、もう大丈夫かなと思います。

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ハイ、できました。もちろん、点火時期もビシッと調整しています。

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エンヂンのフロントカヴァーも

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キレイにしていますよー。

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フゥ、予想外に時間が掛かってしまいましたが、無事に作業終~了~。

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あ、エンヂン周りの汚れも落としておきましたので、これでエンヂン前側からのオイル漏れがなくなったことを確認しやすくなるんじゃないかと。ピタッと止まってくれると良いのですが・・・。

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ちなみに、コレがてんこ盛りだったオイル汚れ・・・の一部ッ!になります。なかなか手強かったですが、キレイになるとやっぱり気持ちイイですねー。

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さ、エンヂン周りの作業が終わったんで、次はハンドル周りの作業に取り掛かろう!オー!

 

(続く)

 

ヴァルヴクリアランスの点検&調整や、エンヂン前側からのオイル漏れの点検&修理も承っております。ご相談くださいッ!