西方(兵庫)から、R65の点検&整備&修理。(その4)

これまでに遠方から何度も作業をご依頼くださったものの、「やっぱり、ちゃんと見てもらいたいッ!」とわざわざ兵庫から自走してご来店になったお客様のR65、納期は暖かくなる頃までなんですが、コツコツ進めております。

当店のある横浜でも桜が開花しました。打診された引き取り予定日に間に合うのかッ!いや、間に合わせてみせるッ!ニャー。

haru

同じ写真でも、コメント次第で印象変わりますね。

 

そんなことはどうでも、さっそく残りの作業に取り掛かります。まずは、モギーの強引な営業により不要となったスターターレヴァー付きのブラケットをお客様のお持ちのモノに交換します。

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同時に、右側ウィンカーのスウィッチの動作が不安定とのことなので、分解して接点を磨きました。スウィッチの分解&修理は元の状態によりどうしても上手く行かないこともあり、ちょっと運任せなトコロもありますが、こちらのスウィッチは無事に直りました。ホッ。

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あ、クラッチスウィッチのワッシャーもなかったので付けています。在庫に自信あり、モギーモータースです。フフフ。

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できました。このタイプのレヴァーブラケットは廃番で新品はもう出ませんが、ハンドル周りをスッキリさせるには良いですよね。グッド!

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それと、インヂケーターが点灯しなくなる原因はバルブホルダーの接触不良によるものでした。軽く修正してしっかり動作するようになりましたので、もしまた再発するようならココを疑ってみてください。ちなみに、このバルブホルダーも廃番になっていますのでご注意を。

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また、ヘッドライトレンズの向きが傾いているのが気になるとのことでしたので、修正するついでにレンズやリフレクターを清掃しておきました。

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真っ直ぐッ!ピカピカッ!どうですかッ!

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さらに、別途お送りいただいたホーンも取り付けます。元々はシングルホーンですが、お客様のご希望によりステアリングダンパーを外してダブルにしました。年式の古い車輌だと、この位置に渦巻き型のホーンがHigh(高音)とLow(低音)の2個付いていたりしますね。

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さあ、あとちょっと!

センタースタンドの状態も気になるとのことで点検してみましたが、センタースタンドの接地部もそれほど減っていませんし

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ブッシュの状態も良好で、問題ないと思います。

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ただ、お客様がおっしゃっていた通り、センタースタンドのストッパーがイマイチ利いていないので、ゴム板を追加しておきました。これで、多少はセンタースタンドを戻したときのガコンッという衝撃も緩和されるかと。

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で、久しぶりのご注文ですが、中の板バネが壊れてパカパカするパニアケースのロックも交換しました。有り難いことですッ!

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何度目かになると慣れたもので

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ほぼ修正なしで取り付けできるようになりました。腕が上がっているッ!ような気がするッ!

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ロック&リリース動作もバッチリです。やっぱり、カチッと決まると気持ち良いですね~。

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ブレーキホースも入荷しましたので、取り付けてビシッとエア抜きしています。

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交換前と比べると、だいぶスッキリしたと思います。良いんじゃないでしょうかッ!

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とうことで、すべての作業終~了~。

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ん?なんかポカポカしてきた?お客様、もう暖かい頃になりましたよッ!ニャー。

haru

同じ写真でも、ほんと、コメント次第で印象変わりますね。(余裕)

 

ということで、この度は遠方から自走してのご依頼、有り難うございましたッ!予想外の作業もあり予算を少しオーヴァーしてしまいましたが、ご希望の作業はすべてクリアできたかなと思います。このあと試乗して確認してみますが、良い車輌に仕上がっているようでこちらも楽しみです。引き取りにご来店になるまでにブォンブォン乗り回して、じゃなくて、丁寧に確認させていただきますッ!

レッツ、お花見!ゴー!ゴー!

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遠方からでも車輌をお預かりしての整備&修理を承っております。ご相談くださいッ!

西方(兵庫)から、R65の点検&整備&修理。(その3)

これまでに遠方から何度も作業をご依頼くださったものの、「やっぱり、ちゃんと見てもらいたいッ!」とわざわざ兵庫から自走してご来店になったお客様のR65、納期は暖かくなる頃までなんですが、コツコツ進めております。

まだまだ寒い日が続いているッ!ような気がするッ!ワンワン。

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などとトボけてみても、春は確実に近づいていますので、さっさと作業に取り掛かります。

 

まずはフロントフォークの点検から。以前に単体でO/Hさせていただいているんですが、右側だけインナーチューブがすんなりトップブリッヂとアンダーブラケットに入らないとのこと。インナーチューブのクランプ部は少しキツイくらいでも異常ではありませんが、確かに、抜く際に通常とは違う引っ掛かりがありました。これは・・・?

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あらめて点検してみると、インナーチューブの上端が少し潰れているッ!簡単に測定してみても、直径が大きいトコロで36.01mm

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小さいトコロで35.96mmと、0.05mm違います。本来の直径は35.92mm~35.95mmですから、おそらく抜くときに上端を叩き、抜いたあとに万力で挟むような作業をしたのではないかと思います。これじゃ、すんなり抜き差しできないハズです。

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こうなると修正するのも大変ですので、当店在庫のR65からインナーチューブ(上)を取り外して交換することにします。幸い、状態はかなり良好でした。

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アカン、在庫車が部品取り車になっていくー!

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ついでに、ステムベアリングも点検します。

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前オーナーが少し前に交換されいるとのことでしたが、アウターレースにはお馴染みの打痕がありました。しかも、下側(右)には打痕以外の嫌な傷が・・・。

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ベアリングの収まりにも、なんか違和感があります。ん?ダストカヴァーが斜めになっているッ!これはッ!

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ガーン。ボコボコになってるー。穴も開いてるー。

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ベアリングを外すときにタガネで叩いて浮かせたんだと思いますが、この状態で再使用するのはどうなんでしょう。当然、アンダーブラケットにも傷はありましたが、こちらはキレイに均して凹凸をなくしておきましたので大丈夫です。ただ、ステムシャフトもアヤシイ気がしたので

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お客様がご用意していたステム周りの部品から取り出して交換しています。お伝えした通り、アンダーブラケットの状態が良ければそのまま使用したかったんですが、表面の汚れと錆が根深く断念・・・。

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で、こうなりました。ダストカヴァーが均等に接触しているのが分かるでしょうか。

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色が変わってしまいますが、トップブリッヂも交換します。

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変形したインナーチューブをグリグリ抜き差ししたせいで、消せない深い傷が付いていましたので。オゥ、ノォ~!

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ということで、できました。

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トップブリッヂもアンダーブラケットも、クランプ部は左右ともキレイに均しておきましたのでスルスルです。やってやったぞッ!

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(動画でご覧いただけます。)

が、ホウィールを戻して何気なく転がしてみたところ、ちょっと振れているッ!ヤメて~!

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(動画でご覧いただけます。)

ディスクに振れはありませんので、ホウィールが一部歪んでいるようです。

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(動画でご覧いただけます。)

ご予算の都合もありますので、ホウィールについては試乗後にあらためて相談させてください。

と、思わぬ伏兵にお客様までヘコませてしまいましたが、気を取り直しブレーキ周りの作業を進めます。お客様が気にされていたブレーキの引き摺りですが、ブレーキレヴァーの戻りが悪かったので、マスターシリンダー側に原因があったのではないかと思います。

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ご用意された新品に交換しますので、おそらくこれで直るかと。あ、ブレーキスウィッチのダストカヴァーも取り付けておきました。在庫に自信あり、モギーモータースです。フフフ。

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キャリパーも分解して点検してみましたが、ピストンもすんなり抜けましたし、交換されたばかりのシールにも異常は見られませんでした。状態は良好だと思います。

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使用しませんが、確認のためマスターシリンダーも分解&洗浄しておきました。案の定、マスターシリンダーのピストンの動きがかなり渋く、なかなか抜けませんでした。

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キャリパーをしっかり洗浄し、ビシッと組み立てれば

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作業終~了~。

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長さを気にされていたブレーキホースですが、このあと取り回しを検討してから手配するので、次の作業時に交換します。やっぱり、もう少し短いほうが良いですよね。

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というわけで、大掛かりな作業はほぼ終わりました。あともう少しです。ファイトー!オー!

 

(続く)

 

遠方からでも車輌をお預かりしての整備&修理を承っております。ご相談くださいッ!

西方(兵庫)から、R65の点検&整備&修理。(その2)

これまでに遠方から何度も作業をご依頼くださったものの、「やっぱり、ちゃんと見てもらいたいッ!」とわざわざ兵庫から自走してご来店になったお客様のR65、納期は暖かくなる頃までなんですが、コツコツ進めております。

つか、なんか暖かくなり始めてる気がするッ!マズイ、早く仕上げなければッ!ニャー。

haru

 

ということで、まずはエアクリーナーハウジングの交換からスタートです。

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というのも、こちらの車輌、年式からいえば本来はこのタイプのハウジングではないんです。前の所有者が古いタイプに交換されたみたいなんですが、チグハグだったキャブレター同様、何かがオカシイそうで、オリヂナルに戻したいとのこと。

それと、ココもやっぱり気になりますね。お客様もおっしゃっていましたが、確かにオイル滲みがちょっと激しいです。

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取り外してみると、こんな感じでオイルが溜まってました。

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ブリーザーヴァルヴも疑ってましたが、こちらは問題ありあせんでした。

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で、お客様がネットオークションで手配された後期のモノに交換します。オイル滲みの原因は、この黒いケースの中にあるホースやパイプ、ダクトに相当するモノが一切なかったことでした。

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このホースやパイプはブローバイガスをキャブレターに導いて燃焼させる役割を担っていますので、ココを省略しちゃうとブローバイガスに含まれるオイルの一部がエアクリーナーハウジング内に溜まってしまいます。古いタイプのハウジングでも同じようにキャブレターへと導くホースがあるんですが、この車輌にはソレがなかったのであのようなオイル滲み、オイル溜まりができちゃったんですね。

てことで、できました。エンヂンのトップカヴァーもお客様が用意したモノに交換しています。キレイに塗装もしてあって、良いんじゃないでしょうかッ!

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バッテリーホルダーも外していますので、そのままドライヴシャフトのブーツの交換とまいります。

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取り外したスウィングアーム、上から見ても分かりませんが

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下側はかなりオイルが滲んだ跡が・・・。

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ピヴォットベアリングもご覧の通り。アウターレースの状態はイマイチでしたが、ベアリングにゴロゴロした感じもありませんので、交換するほどでもないと判断しました。ご予算の都合もありますし、今回はキレイにしてたっぷりグリスアップして対応します。

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当然、フレーム側もかなり汚れてますので、こちらもキレイにします。

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取り外したブレーキペダルやロッドなんかも

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ピヴォット周りの部品と一緒にキレイにしておきます。

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同時に、トランスミッションのオイルも抜きまして

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オイル滲みの激しいニュートラルスウィッチも交換です。

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今回は英国moto-bins取り扱いの対策品を使用しました。実はこのスウィッチ、以前にお買い上げくださったモノでしたが、結局、モギーが交換することになろうとはッ!なんともッ!有り難いことですッ!

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あ、トランスミッションの奥のほうにはオイルが垂れた跡はありませんでしたので、しばらくは大丈夫かと。ココからのオイル漏れはトランスミッションを降ろさないとどうにもなりませんので、一安心ですね。

一通り整備が終わったので、スウィングアームを戻します。

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ピヴォット周りもビシッと整備して、汚れもしっかり落としました。

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何度やってもちょっと手強いブーツもピタッと取り付けましたので、もうオイルが滲むこともないと思います。イエス!

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そうそう、ブレーキロッドもお客様がお持ち込みになったステインレス製のモノに交換しました。錆知らずのこのロッド、イイですね~。

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せっかくなので、クリップピンも交換しています。¥260/個(税抜)ですから、よろしいかと。

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他にも外した部品をアレコレ戻せば、作業終~了~。

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と思いきや、エアクリーナーハウジングを交換したことでバッテリーのケーブル(左)が上手く接続できませんでした・・・。このタイプのハウジングにはモノサスでも使用されている端子が曲がったケーブルが使われていたハズなんですが、過去に交換されたのでしょうか。

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たまたま在庫していた中古のケーブルに交換し、こうなりました。うーん、スマートやわ~。

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ケーブルを交換するついでに、さりげなくワッシャーとスペーサーも追加しています。ブリーズボルトの穴の通りも確認済みです。フフフ。

なんかノッてきたんで、エンヂン周りの整備も進めることにします。

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オイルフィルターの取り付け方を点検してくださいとのことでしたが、問題ありませんでした。千切れてしまったガスケットとちょっと変形していたO-リング(白)は交換しています。それと、O-リング(白)のハミ出し具合が少し足りない気がしましたので、スペーサーを1枚追加しました。次回、フィルターを交換される際は同じ状態で取り付けていただければOKです。

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また、オイルプレッシャースウィッチのトコロからもオイル滲みがあるとのことでしたが、こちらはスウィッチの取り付け部が荒れていたのが原因のようでした。丁寧に均しておきましたので、もう大丈夫かと。スウィッチ自体は新しいモノですので、ガスケット(代替品)のみ交換しています。

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さらに、O/H後の走行距離が1000kmに到達していますので、シリンダーヘッドのスタッドボルトの増し締めと、ヴァルヴクリアランスもビシッと規定値に調整しておきました。すごく静かなアイドリングで、とても良いエンヂンに仕上がっているッ!と思います。

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写真はありませんが、オイルパンのボルトも増し締めしておきましたので、これで気になるオイル漏れ、滲みはなくなったんじゃないかと。試乗して確認するまで油断はできませんが、まず大丈夫そうです。

といったところで、今回の作業は終了です。残すはフロント周りだけとなりました。やってやるッ!暖かくなる前にッ!(焦り)

 

(続く)

 

遠方からでも車輌をお預かりしての整備&修理を承っております。ご相談くださいッ!

西方(兵庫)から、R65の点検&整備&修理。

気が付けば1ヶ月ほど前のことになりますが、これまでに遠方から何度も作業をご依頼くださっているR65にお乗りのお客様、「やっぱり、ちゃんと見てもらいたいッ!」ということで、わざわざ兵庫から自走してご来店くださいました!まだ寒いのにッ!ほんとにキター!

しかも「暖かくなる頃に引き取りに来ますので、ゆっくり作業を進めてください。」だって!いやん、モギー好みのお仕事・・・。

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でも、暖かくなる頃っていつでしょう?夏かしら?(すっとぼけ)

たっぷりお時間をいただいておりますが、それに甘んじるモギーではありません。急ぎの作業の合間にコツコツ進める所存でありますッ!

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てことで、さっそく「始動性が悪く、アイドリングが安定するまでに時間が掛かるんです。」というトコロから確認しました。

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(動画でご覧いただけます。)

アララ、お客様のおっしゃる通り、冷えた状態からの始動性と安定性がとっても悪いです。シリンダーヘッドとキャブレターのO/Hもしているのに、コレは・・・。

なので、ジェットニードルのクリップ位置を変更します。

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どうなのよ!

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(動画でご覧いただけます。)

バッチリですね。ほぼ時間を空けず撮影した動画でコレですから、原因はジェットニードルのクリップ位置で間違いありません。

実はキャブレターをO/Hさせていただいた際に右側がオリヂナルのセッティングのように思ったんですが、左右のキャブレターがチグハグな組み合わせだったため確信が持てず、手元の資料を信じてセッティングしたのがいけなかったようです。といっても、他に参考にできるものがないのでどうしようもなかったのですが、お客様には大変申し訳ないことをしてしまいました。今回のご依頼分の作業をしっかりやらせていただきますので、お許しください・・・。

 

と、一番の問題が片付きましたので、そのまま作業続行です。このプラグコードやフューエルホース、ケーブルの煩雑な感じをどうにかしたいとのことでした。

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フューエルホースについては、コックをストレートタイプからL字タイプに変更することで取り回しをスッキリさせることになりましたので、ついでにタンク内の洗浄も行います。

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コックを外すと、茶色いモノが・・・。

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わずかな量ですが茶色く汚れた水が残っていました。タンクの中は再コーティングされていて、状態も悪くありませんでした。

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で、英国moto-binsから取り寄せたコックに交換。一晩置いても滲みなしでした。イエス!

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お次は、お客様が「ゴリッと重くて疲れるんです。」とおっしゃていたスロットル周りです。確かに、ケーブルの動きがちょっと渋くなってますね。それと、スターター(チョーク)ケーブルもかなり窮屈な取り回しで、スターターの戻りが悪くなってました。

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グリップにはゴリッゴリッという引っ掛かりがあり、スロットル操作が気持ち良くないッ!そして重いッ!

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(動画でご覧いただけます。)

原因の1つはコレ、スロットルギアが2本引き用になっていることでした。

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ケーブルが引き戻された状態で、完全に切り欠きが塞がっているのが分かるでしょうか。

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1本引き用のスロットルギアならこの通り。

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スロットルギアを交換すれば良いだけなんですが、現在入手できるギアはちょっと変更されていて、カヴァーも交換しないと使用できません。ギアとカヴァーの軸部の形状が違うので、新旧を組み合わせられないんです。中古良品の在庫もないため、お客様には負担になってしまいますが、ご了承ください。

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また、ゴリッゴリッという引っ掛かりの原因はグリップ側のギアでした。修正してみても改善しなかったので、中古のグリップに交換しました。

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スロットルケーブルも交換しています。上が外したモノです。

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スロットルギアに繋がるケーブル(右)に変なクセがついていますし、分岐したあとの2本のケーブルもお疲れのようでしたので。

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スターターのケーブルも、こんな具合です。

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さあ、どうなのよ!

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(動画でご覧いただけます。)

良いんじゃないでしょうかッ!まだ少し渋さはあるんですが、これはスロットルギアとカヴァーの一部にちょっと強い接触があるためです。下手に修正するよりも当たりが付くのを待ったほうが良いような気がしますので、しばらくはこの状態で様子を見ていただければと思います。いつまでたっても渋いようなら・・・、あらためてご相談ください。

あ、強引な営業により当店オリヂナルのスターターノブを取り付けさせていただきましたが、このスッキリ感が得られれば納得していただけるんじゃないかと。いかがでしょう?

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さらに、お持ち込みのプラグコードも短縮加工して交換しました。が、このコイルはちょっと気になります。この灰色の樹脂性ボディのコイル、ときどきボディに亀裂が発生して不具合を起こすことがあるようです。もし失火して吹け上がりが悪くなるような症状が現れたら、まずココを疑ってみてください。

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で、上から見ても、スッキリしました!

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どうですかッ!

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やってやったぞッ!

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(動画でご覧いただけます。)

キャブレターのセッティングも正しくなりましたし、スロットル周りを整備して同調も調整し直しましたので、ご来店時に比べると格段にエンヂンの吹け上がりは良くなっていると思います。もう少し作業を進めたら試乗してみるつもりですが、良い感じに仕上がっているようで楽しみです!

ということで、また時間を見て作業を進めます。

 

(続く)

 

遠方からでも車輌をお預かりしての整備&修理を承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

車輌をお持ち込みいただいた際、お客様からまたしてもお菓子をいただいちゃいました。神戸の名物だそうで、サクサクした食感と甘みのあるクリームに、舌鼓がポンポン鳴りっぱなしでした。星、三ッつです!

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ドラマチックなR80、センタースタンドの交換。

以前、たまたま訪れた当店に中学時代のサッカー仲間がいたッ!というドラマチックなR80にお乗りのお客様、その後も部品を購入しにご来店いただいてるんですが、今回は「センタースタンドが磨り減ってるんですが、交換できますか?」とのご依頼ッ!有り難いことですッ!

 

たまたま中古品の在庫がありましたが、新品で購入するとかなりお高いんですよね。元の磨り減った、しかも小石がメリ込んでいるッ!センタースタンドよりは良品だと思いますので、また磨り減るまではコチラをお使いください。

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他にもちょっとした作業をさせていただき、幾つかの部品もお買い上げいただきました。あざーす!

こちらのお客様、ハーレーに始まり、オフ車にこのR80と、これまで乗られたバイクの基本的な整備はご自身でされているそうで、キャブレターの同調も上手く取れるようになってました。うーん、調子良さそうですね!(複雑)

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で、オモシロイのがこのキーホルダー。前にご来店になったときにコレを見て「釣りをされるんですか?」とお聞きしたところ、「やりません。(キッパリ)」とのお返事が。なんでも、最初に乗ったバイクで「何か目立つモノを」とたまたま付けたこのルアーが何年経ってもなくならず、結局、20年くらい付け続けているそうです。愛着というより腐れ縁みたいな感じ、ちょっとイイですよね。

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ということで、この度はセンタースタンド交換のご依頼と部品のご購入、有り難うございましたッ!また何か必要な部品等ありましたら、遠慮なくご連絡ください。もちろん、ご自身で行うのが難しい作業のご相談も喜んでお受け致します。またのご来店、お待ちしておりますッ!

 

新品は高価ですが、センタースタンドの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、エンヂン不調の点検&修理。

ちょっとへヴィな作業がようやく片付き、少しのんびりしようかと思っていた午後、突然、初めてのお客様がご来店にッ!「急にエンヂンの吹け上がりが悪くなったんですけど、ちょっと見てください。」とな?エッ?エッ?チョット マッテ クダサーイッ!でも、有り難いことですッ!

 

こちらのR100RSにお乗りのお客様、26歳とまだお若いんですが、学生時代に自動車部に所属していたそうで、ご自分で整備しながら通勤でビシバシ走っているとのこと。ウォー!若いビーエム乗りがキター!ウレスィー!

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で、さっそくキャブレターを点検&調整してみたんですが症状は改善せず、結局、このダイナコイルが故障していました。当店でもダイナコイルを取り扱っていますが、ブラウンのコイルはときどきこういう症状が出るモノがあるようなので、モノサス系にはブルーのコイルをオススメしているんですよね。ついでに、「ヘッドカヴァーのガスケットも千切れてオイルがポタポタと・・・」とのことで、こちらも交換させていただきました。

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コイルを交換してアイドリングもビシッと調整し、吹け上がりもバッチリになりました。しっかり同調も取り直しましたので、コレで本来のR100RSのエンヂンフィールを味わえるんじゃないでしょうか。それにしても、この赤いモトコ製シートとバチバチに貼られたスティッカー、なんかイイですね!

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ということで、この度はご来店と修理のご依頼、有り難うございましたッ!お若いビーエム乗りの存在は嬉しい限りですので、何かお力になれることがありましたら遠慮なくご相談ください。また、R80RTにお乗りだというご友人にも、是非、宜しくお伝えください。またのご来店をお待ちしておりますッ!

 

エンヂンの吹け上がりが悪い方、突然の点検&修理も承っております。ご連絡くださいッ!

R100/7T、クラッチの点検とトランスミッションのO/H。(その2)

「昨日まで何ともなかったのに、急に半クラが上手くできないッ!なぜッ!」と、当店ブログを見てお問い合わせくださったお客様のR100/7T、引き続き作業を進めています。

 

昨日、トランスミッションのO/Hは終えましたので、今日はクラッチ周りの作業とオイル漏れの激しいフライホウィールの奥の点検&修理です。

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さっそくクラッチ周りを取り外します。

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プレッシャープレートに溜まったフリクションプレート(クラッチ板)が磨り減って出たダストの量がスゴイですね。走行距離が90,000kmを超えていることを考えればこれくらいはしょうがないと思いますが、このタイプのクラッチはダストの排出がイマイチなのかもしれません。2本サス後期やモノサスで使用されているクラッチはもっと排出しやすい形状のプレートとカヴァーに見えますので、改善されているんでしょうね。

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オイル漏れを確認するため、フライホウィールも取り外します。取り外す際にリングギアに付いた汚れが、このあとの清掃の大変さを物語っているッ!

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やっぱり、オイルポンプカヴァーのトコロからオイルが漏れてました。それにしても、この汚れは・・・。

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泣き言を言ってもキレイになりませんので、ジャブジャブ洗浄します。ウォー!

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元のオイルポンプカヴァーのO-リング(黒)、すっかりツブれて硬くなってました。これじゃ、漏れて当然ですね。

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エンヂン側もキレイにしたら、オイルポンプカヴァーとフライホウィールを戻します。写真では表現できませんが、すんごく苦労しているッ!

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フリクションプレートは厚さが5mmくらいまで減っていて(使用限度4.5mm)、また表面もイマイチな感じでしたので新品に交換します。ちなみに、新品の厚さは6mmです。

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しっかりセンターを出してクラッチを取り付けます。うーん、良いんじゃないでしょうかッ!

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トランスミッションを戻す前に、カヴァーやブレーキペダル、シフトペダルもキレイにしておきます。

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グリスは残っていますが、せっかくなのでしっかり整備したいですね。

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トランスミッションを戻しまして

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定番のスピードメーターの取り出し部のブーツも交換し、

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ピカピカになったブレーキペダルなんかも取り付ければ

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できました。イエス!

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と思ったら、お客様から「ブレーキもやっちゃってください。」とのご連絡がッ!作業が終わってホッと気を抜いてたのにー。でも、有り難いことですッ!

てことで、まずはリアブレーキのシューの交換から。

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ブレーキシューは当店取り扱いのEBC製です。ブレーキカムやアームはキレイにしてグリスアップします。

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ビシッと利くんじゃないでしょうかッ!

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続いてフロントブレーキです。Ate製キャリパーはちょっと変わってるんですよねー。

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こんな感じの部品構成になります。

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忘れちゃいけないのが堀北真希さんがしているO-リング。コレがピストン側のパッドに付きます。

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で、コレが外したブレーキパッド。ギリギリまで使い切ってます。イイですね~。ガンガン走られるだけじゃなく、こういうトコロもちゃんと気に掛けていると、トラブルは少なくなりますよね。

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パッドを交換し、お客様も気にしていたちょっと濁りのあるブレーキフルードも交換すれば

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作業終~了~。

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さっそく試乗してみると、クラッチの繋がり、切れ具合も良く、シフト操作もスコスコになりました!ついでに味わったミクニ製VMキャブレターも、スロー系がちょっと薄い感じでしたがセッティングもしっかり出ているようで、BINGとはまるで違う加速感で速かったです!作業しながら感じていましたが、しっかりと整備された良い車輌ですねー。

 

ということで、この度はトランスミッションやクラッチ周りに加え、ブレーキまで作業をご依頼いただき、有り難うございましたッ!これで、またしばらくはガンガン走れると思いますので、ちょっと寒いですがR100/7Tを存分にお楽しみくださいッ!今後とも、宜しくお願い致しますッ!

 

クラッチ周りの点検、修理だけでなく、ブレーキパッドとブレーキシューの交換も承っております。ご相談くださいッ!

R100/7T、クラッチの点検とトランスミッションのO/H。

「昨日まで何ともなかったのに、急に半クラが上手くできないッ!なぜッ!」と、当店ブログを見てお問い合わせくださったR100/7Tにお乗りのお客様、数回のメールのやり取りのあと、「じゃ、お願いします。」とさっそくご来店にッ!なんということッ!有り難いことですッ!

 

で、入庫したこちらのR100/7T、これまた刺激的な車輌です。ホウィールやサイレンサーが変更されていたり、

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ツインプラグ化されたエンヂンに、ミクニ製VMキャブレターが付いているッ!こりゃ、試乗するのが楽しみですなぁ。

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作業の前に各部を見ていると、色々と手を加えられ、ガンガン走られているのが伝わってきます。

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エアクリーナーケースの取り付け部のオイル滲みは

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やっぱり、こうなってますよね。ブローバイガスが多いんでしょうか。

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定番のシフトレヴァーのオイル漏れもありますね。

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走行距離は90,000kmほど。過去にO/Hはされていないそうで、「最近、シフト操作もちょっとイマイチで。」ということもあり

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これを機にトランスミッションのO/Hもすることになりました。積年の汚れが手強そうですが・・・、ビシッと頑張りマス!

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にしても、フライホウィールの奥からのオイル漏れが激しいッ!クラッチの点検と同時に、こちらもなんとかせねば・・・。

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てことで、バラバラに分解して

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ジャブジャブ洗浄し、ピカピカにします。今回、ケース内側の汚れがかなり手強かったです。

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シャフトは各ギアに大きな問題もなく、状態は良好でした。ベアリングも動きが少し渋かったですが、不思議とガタつきはなかったです。

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キレイにしてベアリングを交換します。

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シフトフォークとアウトプットフランヂの状態も良好でした。

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シフトセレクターも汚れがスゴイので

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バラバラに分解し、

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キレイにしてから組み立てます。プレートやアーム、各軸部に異常はありませんでしたので、そのまま再使用しました。定番のリターンスプリングと軸部にガタのあったローラーだけ交換しています。

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ちょっと分かりにくいですが、外したスプリング(右)は磨耗はそれほどないものの、少し曲がっていました。

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あとは、トランスミッションを組み立てるだけです。シム調整もビシッとやってます。

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ココで、いよいよ学生時代の友人から貰ったトルクレンチが初登場ッ!ちょっと長くなっただけなのに、すんごいよ、コレ!サンキュー、ピロト!

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できました。

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インプットシャフトも

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(動画でご覧いただけます。)

アウトプットシャフトも、クルクル回っているッ!

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(動画でご覧いただけます。)

ちなみに、クラッチリリースピストンやベアリングに異常は見られませんでしたので、ピストンのオイルシールとプッシュロッドのフェルトシールだけ交換しました。ピストンとベアリングはあとでも交換できますし、ひとまずこれで様子を見させてください。交換せずに済むのなら、余計な出費も抑えられますから。さて、どうなるかしら?

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ということで、トランスミッションのO/Hも終わりましたので、続いてクラッチ周りの作業です。頑張るぞー!

 

(続く)

 

急に「半クラッチが上手くできないッ!」とお困りの方、クラッチ周りの点検と同時にトランスミッションのO/Hも承っております。ご相談くださいッ!

R60/7、J&Pカスタム。(その4)

「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。

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まずは、まったく収まらないガソリンタンクの取り付け具合を修正します。どうやら、このフレームに溶接されたホーンの取り付け部が干渉しているようです。

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タンクの出っ張りが

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ココに当たります。

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左側のほうが強く当たってますね。

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とりあえず、叩く→仮組み→叩く→仮組み→・・・を繰り返し

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なんとか収まり具合が良くなってきましたが、今度は違うトコロが干渉しているッ!

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また、叩く→仮組み→叩く→仮組み→・・・を繰り返し

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ようやくしっかり収まるようになりました。

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ホーンを戻しても干渉しません。

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各部のクリアランスもしっかり確保できてます。やってやったぞッ!

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マウント部もビシッと修正し、この通り。

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フゥ、なんとか正しい位置に取り付けできるようになりました。バンザイ!

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でも、ベコベコの外観とは裏腹にタンクの中の状態は

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非常に良いんですよね。

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こんなゴミが入ってましたが。アハハ。

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タンクの中を洗浄しても

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この程度のゴミしか出てきませんし。これは良いタンクですね!

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ついでに、使用予定のテイルランプ、ウィンカーと

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ハーネスを取り外しておきました。

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で、外した部品を整理しておきます。当店はそんなに広くありませんので、そうしないと作業スペースがどんどん狭くなっちゃいますから・・・。

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ちなみに、元のタンクの中はかなり汚れてました。乾燥した地域にあった車輌ということなので、給油の度に砂埃が入っていたんでしょうか。

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防錆塗料が剥がれたカスもかなりの量ですし、

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フューエルコックにも粘土状のモノがたっぷり溜まってした。ま、コックは比較的新しい感じなので、O/Hすれば十分使えそうですが。

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ということで、金属加工屋さんにサブフレームの修正をお願いする前に、カスタム以外の整備&修理もできるトコロから進めていきます。ファイトー!

 

(続く)

 

ベコベコに歪んだタンクの取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

西方(兵庫)から、フロントフォークのO/Hと。

昨年、シリンダーヘッドキャブレターのO/Hをご依頼くださったR65(2本サス)にお乗りのお客様、今度はフロントフォークのO/Hをご依頼にッ!あと、リアサスペンションの点検&ブッシュ交換もッ!有り難いことですッ!

すでにエンヂンの組み立てとキャブレターの取り付け&調整も終え、現在は慣らし運転を楽しまれているそうですが、やはり「何かがオカシイッ!」と感じられた足回りもしっかり整備しておきたいとのことで、部品をお送りいただきました。フロントフォークを外しているため車輌は不安定な状態らしく、「急ぎでオナシャス!」とのリクエスト。ウォー!急ぐぞー!

さっそく届いた荷物を確認します。

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オイルシールから滲んだ跡はありましたが

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インナーチューブの摺動部に気になる傷、錆はありませんでした。ホッ。

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そんでは、バラバラに分解して洗浄しましょー!

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オヨヨ。ダンパーロッドのピストンリグ、片側が3本のところ2本しかありません。内1本もちょっと歪んでいますので、これだとダンパーとしての機能が少し弱かったかもしれませんね。また、伸び切ったときの緩衝材になるブッシュもなくなっていました。

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ココのブッシュは劣化するとボロボロと崩れてなくなってしまいますので、2本サスのR65(とR45)だけでなく、/5や/6シリーズといった古い車輌やそれ以降のAte製キャリパーの付くタイプの車輌にお乗りで一度もO/Hされたことがない方は、是非、点検してみてください。センタースタンドを掛けてみて、フロントフォークが伸び切ったときにガコッと音がするようなら、まずココのブッシュが利いていないと思いますので。

作業に戻りまして、インナーチューブも片側の下端が荒く修正されていましたので

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少し磨いておきました。

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洗浄完了デス。

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ダンパーロッドを組み立ててピストンリングを取り付けたら、新品のブッシュも用意して

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インナーチューブに挿入します。動きもスムース、バッチリです。

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アウターチューブにインナーチューブを取り付けて、オイルシールを打ち込めば

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できました。良いんじゃないでしょうかッ!

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あ、お客様が取り外し方がよく分からなかったというフォークトップのキャップ、こんな感じになっています。キャップを押し込んでC-リングで留めているんですが、参考になるでしょうか。ちなみに、モノサスのフロントフォークと同じ取り付け方です。

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交換した部品です。

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歪んでいたピストンリング、こんな感じでした。

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続きまして、リアサスペンションです。

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パッと見、オイル滲みもなさそうです。手で押してみた感じ、ダンパーも利いています。

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ブッシュは上側も

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下側も、ゴムが劣化してひび割れていますね。

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てことで、分解してダンパーの状態を確認します。

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縮むときはスッと、伸びるときはググッと抵抗があり、しっかりダンパーが利いてます。これならまだまだお使いいただけると思います。つか、伸ばすときヘンな声が出そうなほど重かったです。(恥じらい)

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(動画でご覧いただけます。)

汚れと錆を落としてキレイにし

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ブッシュを交換して組み立てれば、作業終~了~。

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ということで、この度はフロントフォークのO/Hとリアサスペンションの点検&ブッシュ交換のご依頼、有り難うございましたッ!これで本来の足回りの状態に戻ったハズですので、まずはこの状態で乗り心地や挙動を確かめていただければと思います。もし違和感があるようでしたら、またあらためてご相談ください。良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

遠方の方でも片道の送料をご負担いただければ、O/Hを承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

お客様からの荷物の中に「食べられる緩衝材を入れときました!」と入っていたブツ、ちょっと変わったナッツ系のお菓子でした。さっそくポリポリしてみましたが、なんだかハトになった気分です。でも、なぜか・・・不思議と・・・力(チカラ)が湧いて・・・キター!こりゃ、仕事も捗るー!クルッポー!(ご馳走様でした!の意)

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