ワガママなR80、チョメチョメとエンヂンオイルの交換。

前回の作業からしばらく音沙汰もなく、現状にご満足いただけているものとばかり思っておりましたワガママなR80にお乗りのお客様から、またしても作業のご依頼がッ!やっぱりかッ!でも、有り難いことですッ!

 

なんでも、当店ブログでもお馴染みのR65とR100RSにお乗りのお客様と三人で走りに行かれることが度々あるそうなんですが、カッ飛び系のお二人に置いてけぼりにされてしまうため、アレをナニしてお二人をギャフンと言わせたいという理由から

 

「チョメチョメしたいんです。」

 

だって。いやん、チョメチョメだなんて・・・ポッ。

anago

てことで、ご相談を受けて手配した部品も届きましたので、さっそく作業に取り掛かります。頑張るぞー!オー!

DSC_3006

ブログで公開するのは憚られる内容のため、詳細は割愛となります。(手抜き)

DSC_3035

DSC_3060

で、ついでにエンヂンオイルも交換しまして

DSC_3079

できました。写真も使い回しているのは内緒です。ククク。

DSC_3006

あ、オイルフィラーのトコロのO-リングも交換しておきました。分かりにくいですが、少し潰れて平らになっていましたので。って、ようやく在庫が用意できたからなんですけどね。オホホ。

DSC_3070

 

ということで、この度はチョメチョメとエンヂンオイル交換のご依頼、有り難うございましたッ!これでギャフンと言わせられるかは分かりませんが、カッ飛び系のお二人に無理して付いて行くのもアレですので、のんびり遅れて走られるのもアリかなと思います。暑くてなかなかな気軽に走りに行くのもしんどい季節ですが、R80と迎える初めての夏、存分にお楽しみください!

 

チョメチョメや、エンヂンオイルの交換だけでなく、オイルフィラーのO-リングの交換も承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

さっそく納車日に冷やかしのR100RSにお乗りのお客様と軽く走りに行かれました。グッド・ラック!

DSC_3080

つか、チョメチョメとか書いとけばブログの更新も楽ですね。多用しちゃいそうです。ウフフ。

ヤバイR100RS、インテイクパイプの取り付けとチャージランプの取り付けと。

以前にエアクリーナーハウジングの交換作業をご依頼くださったヤバイR100RSにお乗りのお客様、最近、ちょくちょく作業のご相談&ご依頼をいただいております。なんともッ!有り難いことですッ!

あれから、注文していたインテイクパイプも入荷しまして

DSC_0678

無事に取り付けまで済ませ

DSC_0692

ビシッと仕上げさせていただいておりました。

DSC_0693

ちなみに、こちらが前回の不細工な仕事です。オホホ。

DSC_9819

で、その後もタイア交換や作業のご相談にいらしてくださっていたんですが

DSC_0695

ある時、「なんか、交換したメーターの電圧計の表示が11V台になってるんですけど?」などと意味不明なことをおっしゃいまして

hatena

点検してみると、チャーヂランプがなくなっているッ!ことに気が付き、慌ててテキトーにチャーヂランプを取り付けさせていただきました。

DSC_2257

フゥ~。ギリ、セーフ!

safe

チャーヂランプは発電系の回路の一部になっていますので、省略すればオルタネーターのローターコイルに電気が供給されず、発電そのものがされません。ご存知なかったとはいえ、一ヶ月近くもチャーヂランプなしで走られていたとは・・・、そのうち確実にエンヂンが停止するところでした。イヤー!コワイー!つか、ソレに気付かないモギーもまだまだ未熟ッ!申し訳ありませんでした。

 

~数日後~

すぐに手配した後付けできそうなインヂケーターランプが届きましたので、さっそく作業に取り掛かります。上手くできるかしら?

DSC_2282

お客様ご自身で製作、取り付けされたステイにマーキングしまして

DSC_2266

ランプがピッタリ収まるように穴を開けます。少し塗装が剥げてしまいましたので、簡単に塗り直しておきました。

DSC_2294

ちょっと大きいですが、こんな感じです。

DSC_2305

良いんじゃあないでしょうかッ!もちろん、動作もバッチリです。

DSC_2307

と、これで一件落着かと思いきや、お客様が使用されているメーターはフロントホウィールの回転をセンサーで検出して速度計の信号にするタイプのため、純正のスピードメーターケーブルが不要になるんですが・・・

 

「邪魔なケーブルをどうにかして欲しいんです。お願いできますか?」

 

だって!もう、好きにして・・・。

anago

そこで用意したのが、コチラ。

DSC_2500

当店に転がっていたトランスミッションのカヴァーと純正のケーブルソケットから採寸し、あらかじめ製作してもらっていたブラインドプラグです。O-リングでピタッと塞げるようになってます。

DSC_2528

どうですかッ!単品製作なのでエライ価格になっちゃいましたが、上手くできたんじゃないかと思います。単品製作=一発勝負のため、実際に取り付けるまでかなりドキドキしました・・・。ホッ。

DSC_2603

あ、邪魔だった純正のスピードメーターケーブルですが、お客様の「ぶった切ちゃってくださいッ!」というご希望でこうなってました。ドゥフフ。

DSC_2602

といった感じで、もうブログのネタとしてはお腹いっぱいだったんですが・・・

 

「海外のサイトで取り扱っているアレ、手配できませんか?」

 

だって!もう、どうにでもして・・・。

anago

 

~約一週間後~

アレが届きましたので、またまたソッコーで取り付けさせていただきました。

DSC_2800

パカッ。

DSC_2798

そう、モンツァタイプのタンクキャップです。タンクの色が白系だからか、なんだかとっても似合ってますね!ネジ込み式の固定方法にもかかわらずしっかり位置も出てますし、横から見てもそんなに飛び出た印象もなく、想像していたよりもイイ感じです。お客様も満足しているご様子ッ!これで、ようやくモギーも一息つけるッ!ヒーハー!

DSC_2804

 

ということで、この度はインテイクパイプの取り付けからタイア交換、チャーヂランプの取り付けにブラインドプラグの製作、タンクキャップのご注文と、色々とご依頼いただき有り難うございましたッ!カスタムもだいぶ仕上がってきたようですが、もう少し細部を詰めたいとのこと。当店の設備でできることには限りがありますが、できる範囲でお手伝いさせていただきますので、また何かありましたらご相談ください。モギー、コツコツ ガンバリ マース!

 

アレやコレやのご相談も、諸々承っております。ご連絡くださいッ!

R80、フロントフォークスプリングの交換と。

少し前の週末に自転車で突然ご来店くださったお客様が、その後、数回のメールのやり取りの末に、フロントフォークのスプリングの交換をご依頼くださいましたッ!オ~ゥ、モギー トッテモ ウレシイ デース!

ちなみに、そのときのお写真がこちら。

DSC_0709

なんつう笑顔や・・・。ズキューン!

 

などと、ハートを打ち抜かれている場合ではありませんので、さっそく作業に取り掛かります。

DSC_2081

ウォッ!メーターが一周しているッ!お話をお聞きした通り、かなり走られているみたいですね~。

DSC_2058

なんでも、最近、ご友人のR100Tradと乗り比べをされた際に「もう少しフロントフォークの動きを良くしたいッ!」と感じたそうで、ついでに「興味のあった社外品のフォークスプリングも試してみたいッ!」とのことから、今回の作業と相成りました。うーん、しっかりやらねば!頑張るぞー!

てことで、まずはフォークオイルを抜きまして

DSC_1913

オイルの汚れ具合を確認します。なかなかの濁りっぷりです。お客様の使用状況だと、もう少し早くオイル交換しても良いのかもしれませんね。

DSC_1919

片側のオイルシールから少しオイルが漏れ始めていますし

DSC_1928

フォークトップボルトの周りからもオイルが漏れていましたので、O/H時期としてもちょうど良かったんじゃないでしょうか。

DSC_1941

フロントフォークを取り外して

DSC_1948

バラバラに分解します。

DSC_1963

汚れはあるものの状態は悪くなさそうです。

DSC_1965

インナーチューブの下側に縦スジがクッキリ出ていましたが、今回はお客様と相談して再めっき済みのモノに交換になりますので、問題なしです。

DSC_1954

キレイに洗浄しましたら

DSC_1984

お客様ご注文のハイパープロ製スプリングと再めっき済みのインナーチューブ、それと「アウターチューブを再塗装できますか?」とのことで、たまたま在庫していた塗装済みのモノを用意して

DSC_1975

ビシッと組み立てます。

DSC_2001

シールをしっかり打ち込んで、フォークオイルを説明書の指示通りの油面に調整し

DSC_2018

スプリングをそっと挿入すれば

DSC_2024

できました。

DSC_2038

試乗した際に少しハンドルが軽い感じがしたので、フロント周りを元に戻すと同時にステムベアリングの締め付けも調整しています。

DSC_2047

あ、気にされていたフレームのネック周りに垂れたオイルの正体は、フォークトップボルトから漏れたフォークオイルでした。フォークトップのキャップもオイルに侵されて膨張していましたので、新品に交換しておきました。重ねて置いたキャップ、元のモノ(下側)が一回り大きくなっているのが分かると思います。

DSC_2054

他にも、スウィングアームのピヴォット部の点検&調整&グリスアップをしたり

DSC_2062

キャブレターの同調を調整したりして、無事、予定通りに作業終~了~。

DSC_1897

 

ということで、この度はフロントフォークのO/Hとフォークスプリングの交換のご依頼、有り難うございましたッ!初めて利用したハイパープロ製スプリングでしたが、試乗した印象は純正スプリングよりもグッと腰のある感じで、かといって固すぎず、よく動いているような気がしまた。サスペンションセッティングに疎いモギー、気の利いたアドヴァイスはできませんが、オイルの粘度の変更や油面調整でしたらお手伝いできますので、また何かありましたらご相談ください。まずはジャンジャン走り込んで、新しいフォークスプリングでの走りを確かめていただければと思います。お客様の感覚なら、走り込んでセッティングを詰めていくことも上手くできそうですので。是非、お楽しみを!

 

フロントフォークのO/Hや、フォークスプリングの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、ウィンカーのLED化とセルモーターのO/Hと。

つい先日「スロットル開け始めの吹け上がりが悪いんです。」とのことで作業させていただいたR100RSにお乗りのお客様のご友人で、以前にスターターノブを取り付けさせていただいたお客様、今回は「ウィンカーをLED化したいんです、ハザード付きで。」とのご相談があり、部品が揃ったタイミングに合わせてご来店くださいました。またまた有り難いことですッ!ウレスィー!

 

テイルランプは先にLED化されたそうで、「LEDにすると電力の消費がかなり違いますよね。」と、すでにLED化の効果はご存知でした。確かに、電圧計のあるR100RSだと目に見えて違いが分かりますからね。

DSC_1111

ちなみに、コレがウィンカーを動作させたときの電圧計の針の動きです。個体差はありますが、通常、こんな感じでけっこう針が振れていると思います。ウィンカーのバルブは21Wですから、前後で2個あると電圧降下もバカになりませんね。

DSC_1116
(動画でご覧いただけます。)

使用するのは、少し前にワガママなR80をLED化したときも利用させていただいた輸入屋ビーマーさん取り扱いのLEDウィンカーキットですが、コレはハザード機能付きのモノになります。

DSC_1124

まずは、LEDバルブに交換しまして

DSC_1128

スッキリさせるために配線を加工しつつ、リレイも交換します。

DSC_1137

余談ですが、ネットショッピングで手に入るICウィンカーリレイ(右)も試しに購入してみました。モノサスであれば、端子の配置が同じCF14型のリレイならそのまま交換可能です。コレは、上部のツマミでウィンカーの点滅動作(間隔)を調整できるので、ウィンカーのバルブだけをLED化してもいわゆるハイフラ状態にはなりませんが、残念ながらインヂケーターの点滅具合が非常に暗くなりました。インヂケーターもLED化すれば大丈夫かも?しれませんが。また、ウィンカーをOFFにしたあともリレイのカチカチ音が残ることがあり(動画ではたまたま残らず、聞こえませんが)、ちょっと気になります。

DSC_1208
(動画でご覧いただけます。)

LED化だけでなく、21W→10Wのようにバルブのワット数を変更した際にも利用できるので十分使えそうな気もしたのですが、ちょっと惜しいですね。¥1,500/個くらいですから、興味のある方は試してみても良いかもしれません。ご参考まで。

作業に戻りまして、お客様がご用意されたハザードスウィッチを取り付けるため、カウル内のご指定の位置に四角い穴を開けます。同時に、「メーターの上に貼り付けているアンテナが、どうもアレで・・・」とのことで、当店オリヂナルのETCアンテナ用ステイの取り付けもご所望です。ウホッ!これまた有り難いことですッ!

DSC_1141

スウィッチの奥行きがギリギリでしたが

DSC_1144

ビシッと取り付けできました。良いんじゃないでしょうかッ!

DSC_1158

ウィンカーリレイへの配線だけでなく、ETCアンテナの配線もキレイにまとめておきました。うーん、スッキリできると気持ち良いー。

DSC_1201

さらに、インヂケーターのバルブもLEDとなるため、メーターへ繋がる配線も加工します。作業スペースが狭くてちょっと苦労しましたが、こちらも上手くできました。フフフ。

DSC_1176

で、メーター内のバルブもLEDに交換です。ウェッヂタイプのLEDバルブには極性がありますので、仮組みして動作を確認しておきます。そうしないと、メーターを元に戻してから「アレレ?点滅しないよ?なぜに???」てなコトになりかねませんので。

DSC_1184

できました。インヂケーターもクッキリ点滅していますし、ハザードスウィッチの動作もバッチリです。電圧計の針の振れもハザードの状態でコレですから、さすがLEDですね。

DSC_1193
(動画でご覧いただけます。)

もちろん、ウィンカーもパッパッと点滅しているッ!ことを確認できました。バンザイ!

DSC_1196
(動画でご覧いただけます。)

昼間の暑さで思ったように作業が捗りませんでしたが(5/22現在、工場の中は30℃超えています・・・)、なんとかウィンカーのLED化まで終わりました。この作業場の暑さをどうにかしないと、この夏、モギーは・・・痩せてしまうかもしれません。ウヒヒ♪

 

~翌日~

引き続き、ご依頼の作業を進めます。まずはセルモーターのO/Hです。同時に、マグネットハウジングも剥離対策が施されたEME製のモノへ交換になります。

DSC_1221

取り外したセルモーターをよく見ると

DSC_1233

17年1月17日?にO/Hされているみたいでした。

DSC_1244

バラバラに分解したところ

DSC_1247

接着剤でマグネットが貼り付け直された跡がありましたので、やっぱりO/Hされているみたいですね。

DSC_1250

それでも10年くらい前になりますので、点検を兼ねたO/H時期としてはちょうど良かったのかもしれません。グリスの状態はまあまあでしたが、ちょっと量が少ない感じでしたから。

DSC_1256

ただ、ブラシはほとんど減っていないッ!ので、再使用しています。上手に使われてきたみたいですね。ちょっとビックリです。

DSC_1267

EME製マグネットハウジングにキレイに清掃したアーマチュアを取り付け

DSC_1275

ブラシをビシッを組み付けて

DSC_1284

遊星ギアのトコロをたっぷりグリスアップすれば

DSC_1291

できました。

DSC_1297

車体に戻したら、セルモーターの動作も確認します。バッチリです!

DSC_1299

あ、片方のタンクマウントのゴムが千切れていましたので、勝手に交換しておきました。(チャリン♪)

DSC_1306

残すは、お客様が持ち込まれたオーリンズ製リアサスペンションの取り付けです。

DSC_1312

ただ交換するだけのハズなのに、アレやコレや外さないと取り付けられないので、これがけっこう大変・・・。

DSC_1328

オーリンズのサスペンションボディは純正のモノに比べて太いため、そのままだとサブフレームにガツッと干渉しちゃいます。ココのクリアランスを確保するには

DSC_1342

こういうスペーサーをサブフレームの取り付け部に入れてやる必要があるんですが、今回はお客様がご用意されていた数種類のスペーサーのおかげでビシッと調整できました。あざーす!

DSC_1332

また、エンドアイもファイナルドライヴのケースにガツッと当たってしまうため、干渉する部分を少し削る必要があります。

DSC_1348

という感じで、サスペンション本体の取り付けができれば、あとはパニアステイを元に戻してリザーヴァータンクを固定するだけです。上手くできたんじゃあないかッ!と思います。

DSC_1362

暑さに負けることなく、無事に作業終~了~。

DSC_1377

 

ということで、この度はウィンカーのLED化やセルモーターのO/H、リアサスペンションの交換等、幾つもの作業のご依頼、有り難うございましたッ!お客様の経験があれば、お伝えした手順で走りやすいセッティングを探ることができると思います。是非、楽しみながら色々と試してみてください。サスペンションのセッティングについて気の利いたアドヴァイスができず申し訳ありませんが、良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

ウィンカーのLED化や、セルモーターのO/H、オーリンズ製リアサスペンションの取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

西方(愛知)から、ホウィールの修正&塗装と。(その3)

当店ブログに触発されて「自分もあんな風にホウィールをッ!塗り直したいッ!」とご連絡くださったお客様のR100RS、修正&塗装したホウィールの取り付けも終わりましたので、残りの作業を進めます。

 

ヴァルヴクリアランスの調整と同時に、お客様のご希望でシリンダーヘッドカヴァーも塗装することになっています。あまり塗装は上手くありませんので積極的にお引き受けしてはいませんが、「モギー・クオリティでOKですッ!ヨロスィク!」と言われれば、断る理由が見つかりません。

DSC_0864

で、カヴァーを取り外そうしたところ、ナットが一箇所なくなっているッ!

DSC_0867

お客様に確認したところ、純正の紙製ガスケットの代わりにシリコン製ガスケットを使用しているため、締め付けトルクを小さくしていたそうです。確かに、他のトコロもふんわりトルクでした。

DSC_0873

ヴァルヴクリアランスをビシッと調整しまして

DSC_0877

塗装が終わるまでの間、とりあえず別のカヴァーを取り付けておきます。

DSC_0878

フゥ、やっとココまでできました。

DSC_0892

あ、またしてもシートロックのリリースボタンのキャップを勝手に取り付けさせていただいております。(チャリン♪)

DSC_0859

残すは、パックリ割れたパニアケースのヒンヂの修理だけです。

DSC_0898

モノサス以降の車輌で使われているこのタイプのパニアケース、ヒンヂが樹脂でできていますので、繰り返し開閉していればそのうち割れることもあるかと思います。まだ部品が出ますので、気になっている方がおられましたらご相談ください。価格は¥660/個(税抜)、ケース片側につき2個使用します。

DSC_0909

そして、パニアケースを車体に戻せば、作業終~了~。

DSC_0910

あとは試乗して、フロントホウィールの仕上がり具合を確認すればOKです。レッツラ・ゴー!

 

~試乗後~

カウルが少しガタつくような気がしましたので、取り付け部を増し締めしたところ

DSC_0962

ミラーがポロリと取れました。エッ?エッ?なぜに?

DSC_0953

どうやら接着剤で修理していたようで、知らずにギュッと増し締めしたモギーがトドメを刺したようです・・・。マジかよ!ガッデム!じゃなくて、当店在庫のR100RSからミラーの足の部分だけ取り外し、すぐに修理します。後日お聞きしたところ、お客さまもご存知なかったようでした。フゥ、焦った~。

DSC_0965

気を取り直し、試乗した感想ですが、作業前に感じていたフロントのゴツゴツした感触やハンドルに常に伝わってきていた小刻みな振動も消え、とっても乗りやすくなりました!同調も調整し、エンヂンマウントボルトも規定トルクで締め付けたところ、4,000rpm付近で強く感じていた振動も気にならなくなりましたし、カウルのガタつきも治まったようです。良い感じに仕上がったんじゃあないでしょうかッ!

見た目も黒く塗り直されたホウィールのおかげで、グッと引き締まった印象になっているッ!と思います。カッコイイー!あ、ミラーもバッチリです。

DSC_0982
(天気が良かったので、納車前にパチリ。)

その影で、ミラーが片側使えなくなった当店在庫のR100RS・・・。しかも、ちょっと顔がマヌケな感じに・・・。トホホ。

DSC_0972

 

ということで、この度はホウィールの修正&塗装から電装系の整備、ヴァルヴクリアランスの調整にパニアケースの修理と、沢山の作業をご依頼いただき、有り難うございましたッ!段取りが悪く、ヘッドカヴァーの塗装が間に合いませんでしたが、それ以外はしっかり作業させていただきましたので、ご自宅の近くにあるという裏山のワインディングロードで存分にR100RSをお楽しみください。またお近くにいらっしゃる機会があれば、是非、ボンドガール(奥様)とご一緒にお立ち寄りを!楽しみにしておりますッ!

 

(続く)

 

ヴァルヴクリアランスの調整や、パニアケースのヒンヂの交換、ポロリと外れたミラーの修理まで、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

ミラーが片側しか使えなくなった当店在庫のR100RS、非常に乗りにくくなりましたので、ソッコーで部品を発注、修理しました。

DSC_1520

この、足の部分だけのミラーホルダーですが、価格は¥4,900/個(税抜)になります・・・。マジかよ!ガッデム!じゃなくて、やっぱりミラーがあるとイイ顔してますね~。車線変更も安心してできるようになりました。グッド!

DSC_1518

西方(愛知)から、ホウィールの修正&塗装と。(その2)

当店ブログに触発されて「自分もあんな風にホウィールをッ!塗り直したいッ!」とご連絡くださったお客様のR100RS、そろそろ塗装に出していたホウィールが戻ってきちゃいそうなので、他のご依頼の作業も進めておきます。つか、ブログの時系列がめちゃくちゃですが、ご理解くださいッ!

 

まずは、セルモーターのO/Hから。

DSC_0722

以前に試乗した際、エンヂン始動後のセルモーターの回り終わりにギャー!という異音が聞こえることがありましたので、お客様に相談して作業させていただくことになりました。

DSC_0732

バラバラに分解して、中身を確認。

DSC_0734

マグネットはしっかり付いていましたが

DSC_0766

当店取り扱いのEME製マグネットハウジングに交換します。これで、もうマグネット剥離の心配はなくなるかと。

DSC_0775

あ、ブラシがけっこう減っていましたので、同時に交換しておきました。長時間セルモーターを回せばそれだけ負担が掛かりますので、短時間でエンヂンを始動するコツを早めに見つけていただければと思います。そうすれば、より長く安心してセルモーターを使い続けることができますので。といっても、乗り始めてまだ半年ほどとのことですから、前の所有者の時点ですでに減っていたような気がしますが・・・。

DSC_0759

ちなみに、こちらの車輌の走行距離は36,000kmくらいでした。通勤で乗られるような始動回数が多い方とロングツーリングで主に乗られる方では当然違いがありますし、セルモーターの使い方によっても変わってきますが、50,000kmくらいをO/Hの目安としても良さそうです。ブラシの残りが気になる方がおられましたら、ご相談ください。参考までに、交換用の新品のブラシの長さは18mmです。

作業に戻りまして、マグネットハウジングにアーマチュアやブラシを取り付け、ビシッと組み立てます。

DSC_0781

あ、このダストキャップがありませんでしたので、取り付けておきました。分解された形跡もなく、最初から付いていなかったみたいです。ときどきこういうコトがありますね。

DSC_0843

それと、セルモーターの回り終わりにギャー!という異音が出た原因は、遊星ギアのグリス切れでした。カチカチになってポロポロ落ちてきたグリスをキレイに取り除いて

DSC_0769

たっぷりグリスアップしておきましたので、もう大丈夫かと思います。

DSC_0785

できました。

DSC_0792

続いて、ダイオードボードを取り外し、マウントを交換します。

DSC_0743

オルタネーターとイグニッショントリガーのトコロからのオイル漏れはないですね。グッド!

DSC_0738

純正のゴムのマウントからアルミ製のマウントに交換しまして

DSC_0747

元に戻します。

DSC_0751

で、セルモーターも元に戻せば、電装系のご依頼分はOKです。フゥ、ホウィールが戻ってくる前に、なんとか間に合った~。

DSC_0795

そういえば、エアクリーナーのフィルターがちょっと傷付いてました。カヴァーを脱着する際に擦ったんだと思いますが、まだ十分使えそうなのでそのままにしています。このフィルター、意外とお高いんですよね・・・。純正品で¥6,440(税抜)、EME取り扱いの相当品でも¥4,700(税抜)くらいになってしまいますので。

DSC_0803

 

~翌日~

ドンピシャなタイミングでホウィールが届きましたので、引き続き作業を進めます。予定より数日早く納品してくださった塗装屋さんに感謝でありますッ!

DSC_0812

塗装の仕上がりも、ご覧の通りッ!ツヤツヤしているッ!

DSC_0815

それでは、さっそくベアリングの取り付けとまいります。

DSC_0819

取り外した際に錆が気になったディスタンスカラーですが、キレイにしてたらリングもポロリと取れちゃいましたので、たまたまあった中古品と交換させていただきました。

タイアを履かせ、ブレーキディスクも取り付けて

DSC_0831

お客様お持ち込みのクロムモリブデン鋼、通称クロモリのアクスルシャフトで組み付ければ

DSC_0839

できました。さあ、どうなのよ!

DSC_0921
(動画でご覧いただけます。)

ウホッ!キレイにクルクル回っているッ!

kurukuru

ちなみに、修正前はこんな感じでした。

DSC_8746
(動画でご覧いただけます。)

こちらのホウィールは歪みが何箇所もありましたので、その分、修正に手間が掛かったそうですが、それでもこのくらいキレイに回るようになります。中古良品のホウィールが手に入らない場合、修正するという選択もアリなのではないかッ!と思います。価格は修正箇所次第になりますので、気になる方はお問い合わせください。

おっし、お次はリアホウィールです。

DSC_0823

ドラム側もキレイに仕上がっています。

DSC_0807

ついでにブレーキシューも点検しておきました。厚みは十分残っていますので、まだまだ大丈夫だと思います。

DSC_0835

これで、残す作業もあと少し!ファイトー!オー!

 

(続く)

 

セルモーターのO/Hや、ダイオードボードマウントの交換、塗装したホウィールの組み付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、発電不良の修理とヴァルヴクリアランスの調整。

少し前に同調の調整をさせていただいたR100RSにお乗りのお客様、「昨日から、チャーヂランプがぼんやり点くようになったんですが・・・?」とのことで、2回目のご来店ですッ!何度も言うようですが、お客様のトラブルは決して嬉しいものではありませんがッ!でも、有り難いことですッ!(チャリン♪)

 

さっそく症状を確認してみます。お客様のおっしゃる通り、エンヂンの回転数が上がってもチャーヂランプが消えず、電圧計の針もほとんど動いてません。

DSC_1007
(動画でご覧いただけます。)

テスターで点検してみても、バッテリー電圧くらいまでしか発電できていない様子。これではバッテリーに負担が掛かりっぱなしになりますので、そのうち上がってしまいますね。

DSC_1012
(動画でご覧いただけます。)

フムフム。おそらくダイオードボードの故障だと思いますが、安易な思い込みは禁物ですので、まずはチェックの簡単なレギュレーターから点検します。おっし、OKです。

DSC_1015

続いて、オルタネーターも点検しておきます。おっし、こちらもOKです。

DSC_1026

おやおや?イグニッショントリガーのトコロからオイルが滲んでおりまずぞ!これは、イカーン!(チャリン♪)

DSC_1030

てことで、やっぱりダイオードボードが疑わしいですね。そんじゃ、セルモーターを外しますか!

DSC_1023

本来、ダイオードボードを交換するだけならセルモーターまで外す必要はないのですが、経験的にダイオードボードを取り外すときに純正のゴム製マウントが千切れなかったことはほとんどないので、始めからアクセスしやすいようにセルモーターを取り外すことにしています。

DSC_1032

で、取り外したダイオードボードを点検してみると、案の定、ダイオードが1個壊れていました。

DSC_1041

ちなみに、この経路(測定方向)が正常な場合の表示は、こんな感じです。

DSC_1044

と、故障箇所もハッキリしましたので、ダイオードボードを交換します。まだ新品の在庫を確保できていないため点検済みの中古品になりますが、すぐにまた壊れることはないと思いますので、ご了承ください。もし壊れたとしても、同時にアルミ製マウントに交換していますから、次の交換作業はもっと容易になります。お任せを!

DSC_1052

そして、忘れずに小銭稼ぎ・・・じゃなくて、イグニッショントリガーのO-リングも交換すれば

DSC_1055

できました。

DSC_1064

チャーヂランプもしっかり消えてますし、テスターでも13V後半まで発電できていることを確認しましたので、もう大丈夫かと。

DSC_1007
(動画でご覧いただけます。)

あとは外した部品を元に戻して、作業終~了~。

DSC_1070

あ、フロントカヴァーもキレイにしておきました。フフフ。(露骨なアピール)

DSC_1075

 

~翌朝~

作業も終わり、車輌の準備も整ったので、そのご報告をしたところ・・・

DSC_1096

「せっかくなので、ヴァルヴクリアランスの点検&調整もッ!お願いしますッ!」とのお返事がッ!

anago

キャー!完全に気を抜いてたのにー!でも、またまた有り難いことですッ!

hottoite

タペット音が気になるとおっしゃっていましたので、スラスト方向のクリアランスもビシッとシム調整しておきました。上手くできたんじゃあないかッ!と思います。

DSC_1089

そして数時間後、無事に納車となりました。フゥ~、間に合った~。

DSC_1102

 

ということで、この度は発電不良の修理とヴァルヴクリアランスの点検&調整のご依頼、有り難うございましたッ!通勤でも使用されているとのことですので、走行距離はグイグイ延びてしまうと思いますが、日常的に乗られている車輌は調子も悪くなりにくいとも思います。また何かありましたら、遠慮なくご相談ください。その都度、点検&整備&修理をしていただければ、まだまだ元気に走ってくれますので。今後とも、宜しくお願い致しますッ!

 

発電系の修理や、ヴァルヴクリアランスの点検&調整も承っております。ご相談くださいッ!

西方(愛知)から、ホウィールの修正&塗装と。

一ヶ月以上前になりますが、当店ブログに触発されて「自分もあんな風にホウィールをッ!塗り直したいッ!」とご連絡くださったお客様、何度かのメールのやり取りのあと、仕事の都合で横浜方面にいらっしゃる機会があり、自走にてご来店になりました。それも、けっこうな遠方からッ!なんともッ!有り難いことですッ!

こちらのR100RSにお乗りのお客様、モギーと同い年だそうで、色々とお話をお聞きしたところ、相当なバイク好きであることが判明ッ!とにかく走るのが大好きッ!みたいでして、こちらの車輌以外にも何台かのバイクを所有されているとのこと。

DSC_8738

その乗り物好きのルーツは「007」にあるらしく、任務に応じて様々な乗り物を操るジェームス・ボンドの活躍に「ボクも大きくなったら、Qにクルマやバイクをいっぱい用意してもらうんだい!」と強い憧れを抱いたのがキッカケだそう。うんうん。

JB_Q
(Qの説明をテキトーに聞く、ダンディなジェームス)

分かります。モギーも「ゴールド・フィンガーになりたいッ!」と、学生時代に指先の練習をいっぱいしましたから。(意味深)

gold_finger

検索していて見つけたこのポスター、昔、部屋の窓に(カーテン代わりに)貼っていたのを思い出しました。やっぱり、ボンドはショーン・コネリーが一番好きですね~。

エヴリスィング・ヒー・タッチズ・ターンズ・トゥ・エクサイトメンット!
(彼が触れるものは皆、興奮に変わるッ!)

チャラッチャラー♪チャララー♪チャーラララー♪チャララー♪

JB

 

と、ボンドの話はこれくらいにしまして、さっさと作業に取り掛かります。今回、塗装するついでに「ホウィールに歪みがあるので、その修正もッ!したいですッ!」とのことですので、実際どんなものなのか確認してみましょう。

DSC_8752

ウッ!パッと見ではそれほど気になりませんでしたが、左側にピョコピョコと大きく2箇所の歪みがッ!

DSC_8746
(動画でご覧いただけます。)

さらに、右側にはピョコピョコピョコっと小刻みに3~4箇所の歪みがッ!ノォ~!

DSC_8749
(動画でご覧いただけます。)

試乗してみても、ハンドルが振れることはありませんでしたが、今まで味わったことのないような小刻みな振動が常にハンドルから伝わってきました。こりゃ、アカーン!と思います。

さっそく、ホウィールを修正に出すため、タイアとブレーキディスクを外します。「小刻みな振動の原因はベアリングにもあるのかも?」と疑っていましたが、この状態で点検してみてもクルクル軽~く回りましたので、やはりあの振動はホウィールの歪みによるものみたいです。このような症状はほとんど経験がないため、非常に勉強になります。あざーす!

DSC_8817

さて、修正でどうなりますか。

 

~一週間後~

修正をお願いしていたホウィールが戻りましたので、簡単に確認してみます。オオッ!かなりキレイに回るようになっているッ!

DSC_8917
(動画でご覧いただけます。)

修正に伴う表面の微かな歪みは残っていますが、修正屋さん曰く「基準となる面の振れは0.5mm以内に抑えましたので、コレならハンドリングに影響が現れることは、まずないでしょう。(断言)」とのことでした。ズキューン!信じます!信じますともー!

anago

となれば、お次は塗装の手配です。すぐに塗装屋さんへ連絡します。ピポパ。

phone

こちらの塗装屋さんにお願いする粉体塗装では、ホウィールはかなりの高温に晒されるため、ベアリングを取り外しておかなければなりません。

DSC_9154

取り外したベアリングとディスタンスカラー、ちょっと錆がありました。ベアリングは交換しますので問題になりませんが、ディスタンスカラーは・・・どうしようかしら。

DSC_9171

ホウィール側にもちょっと錆が回ってましたので、軽く磨いてキレイにしておきます。

DSC_9157

リアホウィールも取り外し、準備しようとしたところ

DSC_8889

ドラムがかなり減っていて、ちょっと気になる段付きができていました。

DSC_8909

爪がガツッと引っ掛かります・・・。

DSC_8901

なので、お客様と相談の上、たまたま当店にあった中古ホウィールに交換させていただくことになりました。ドラムに薄っすら錆(右側)はありましたが、磨けばキレイ(左側)になりましたので。せっかく塗装するのに、ドラムの磨耗限度が近いのではもったいないですからね。

DSC_8906

さあ、塗装から戻ってくるまで約一ヶ月、他のご依頼の作業も進めておきましょう!オー!

 

(続く)

 

ホウィールの塗装だけでなく、歪んだホウィールの修正も承っております。ご相談くださいッ!

冷やかしのR100RS、発電系の修理とロアーカウルの取り外しと。

ちょくちょく冷やかし(遊び)に来てくださるR100RSにお乗りのお客様、数日前にも冷やかしに来たばかりなのに、今度は「バッテリーが上がっちゃって、エンヂンが掛かんないんスけどー!」などと意味不明なご連絡をくださいました。ん?バッテリーが?上がっちゃって?エンヂンが掛からないとな?

 

・・・。

 

冷やかしじゃあないッ!今回は 断じて 冷やかしなんかじゃあないッ!

冷やかしじゃあない
ジョジョの奇妙な冒険より

 

てことで、バッテリーをフル充電してもらい、さっそく車輌を持ち込んでいただきました。お電話で症状をお聞きしてすぐに発電系のトラブルだと分かりましたが、一体ドコが壊れたんでしょうか・・・?以前にあれだけ整備させていただいたのに、なんだか申し訳ありません・・・。

DSC_0273

で、メーターを確認してみると、イグニッションキーをONにしても「GEN」と印字されたチャーヂランプの警告灯が点灯しませんでした。当然、電圧計の針も振れず、テスターで点検してみてもまったく発電できていないことが分かります。

DSC_0290

つか、11月の頭に整備したときが47,637kmでしたので、半年で4,300kmくらい走られたみたいです。ウホッ!なかなかのハイペース!そりゃ、不具合が出てもおかしくないッスね!(言い逃れ)

と、保身に走ってる場合じゃなくて、まずは以前からご相談のあったロアーカウルを取り外します。

DSC_0276

これから暑くなる季節を迎えますので、ちょっと早いですが夏仕様のR100RSになりました。ロアーカウルを外すだけでも、感じる暑さ(熱さ)はかなり違います。夏も乗られる方には間違いなくオススメです。雨や風、寒さには無敵を誇るR100RSのフルカウルですが、その分、夏は本当にヤバイですから・・・。(経験者談)

DSC_0297

しかも、エンヂン周りの整備もしやすくなりますので、今回の作業には好都合ッ!となっております。カウルの脱着って意外と大変なんス・・・。

DSC_0303

ササッとフロントカヴァーを外し、オルタネーターを取り外します。アララ、なんかオイルが漏れているような?あとで点検しましょう。

DSC_0307

その前に、フロントカヴァーを外した状態ならメーターを分解しなくてもチャーヂランプの球切れを点検できますので、先に確認しておきます。オッ!ちゃんと点灯しているッ!てことは、やっぱりローターコイルの断線みたいですね。

DSC_0316

なので、ローターコイルを取り外します。予想通り、オイルシールにオイルが垂れた跡がありました。このシールは交換ですね。

DSC_0319

イグニッショントリガーのO-リングもアヤシイので、一緒に交換させていただきます。

DSC_0323

ビシッとキレイにしておきました。

DSC_0333

そして、外したローターコイルを点検してみると、やっぱり断線してました。中古良品を選んだつもりでしたが、ご迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳ありません・・・。トホホ。

DSC_0328

懲りずに今回も中古部品を使用しますが、比較的走行距離の少ない車輌からの部品(のハズ)ですので、おそらく大丈夫かと思います。これを機に新品の在庫もご用意しておくように致しますので(経営圧迫)、またすぐに故障するようなら責任持って対応させていただきますッ!いただきますッ!

DSC_0337

それでは、オルタネーターとイグニッショントリガーを元に戻しまして

DSC_0342

イグニッションキーをONにすれば・・・、オォ!チャーヂランプがパッと点灯しているッ!

DSC_0338

もちろん、エンヂンを始動して回転数を上げればランプは消灯し、充電電圧も13V後半まで上昇することを確認できました。バンザイ!

点火時期もビシッと調整すれば、作業終~了~。

DSC_0350

あ、もう一つ、ご相談のあったサイドカヴァーの取り付けについてもご紹介しておきます。モギーも今まで上手くできず、もっと手間の掛かる方法で脱着していましたが、こちらの車輌ではなぜかすんなりできましたので、ちゃっかり練習させていただいちゃいました。オホホ。

DSC_0270
(動画でご覧いただけます。)

このカヴァーを押さえて固定するステイを上手くかわすのがコツみたいですね。

DSC_0267

 

ということで、この度は発電不良の修理のご依頼、有り難うございましたッ!また、当店で用意した中古部品の不具合でご迷惑をお掛けし、大変申し訳ありませんでした・・・。ローターコイルの断線による発電不良は、ダイオードボードの故障によるものに比べればあまり起こらないトラブルだと考えておりますが、低いながらも可能性はありますので、今回のように警告灯や電圧計の状態を普段から気に掛けるようにしていただければと思います。「いつもとちょっと違うような・・・?」と感じることがありましたら、すぐにご連絡&ご相談ください。全力でサポートさせていただきますので!いただきますのでー!

 

発電系の点検&修理や、R100RSのカウルの脱着も承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、スターターノブの取り付けとキャブレターの点検と。

少し前の作業になりますが、メールにて当店オリヂナルのスターターノブのお問い合わせをいただいていたR100RSにお乗りのお客様が「それでは、キャブレターの点検をお願いします!」とご来店にッ!ウヒョヒョ!有り難いことですッ!

 

が、当店に着くなり泣き顔のお客様?ブホッ!ホワット・ハプン!(何があったんですか?の意)

naki

聞けば、前日にテイルランプ周りの作業をした際にナンバープレートを固定するボルトをしっかり締め付けていなかったそうで、「ナンバープレートをドコかに落としちゃいました・・・」とのこと。プ、プー!

pupupu

じゃなくて、ナンバープレートなしでお帰りいただくのはちょっとアレですので、たまたまあったナンバープレート用のベースを利用して、テキトーに作成してプリントアウトした紙をペタッと貼り付けて対処させていただきました。持ってて良かった、カラーレーザープリンター!イエス、エプソン!

DSC_8883

ナンバープレートはコレでも問題ないと思いますが、検査標章(車検スティッカー)は貼らずにいると罰則の対象になりますので、お巡りさんに停められたら車検証と自賠責保険証を提示して事情を説明してみてください。本気出せば見分けが付かないモノも作れそうですが、さすがに検査標章を偽造したらエライことになりますので・・・。(ナンバープレートが見つからなければ、ナンバープレートとともに検査標章も再交付してもらうしかありません。)

で、ようやく本日ご依頼分の作業に取り掛かります。スターターノブを取り付けて、長さが少し足りない右側のスロットルケーブルも交換しまして

DSC_8879

シートロックのリリースボタンのキャップも取り付けさせていただきました。

DSC_8881

このキャップ、取り付けた方のほとんどが「なんというッ!コレはッ!押しやすいッ!」とお喜びになっておりますので、キャップがなくなっている方は是非どうぞ。価格も¥180/個(税抜)とお求めやすくなっております。

そして、ビシッと同調も調整でき、ご来店時より確実に調子良さげな雰囲気でお帰りになったのですが・・・

DSC_8876

後日、「走行中、エンヂンが突然止まるんですけどー!」とのご連絡がッ!エッ?エッ?なぜに?ホワット・ハプン!

wait

 

~数日後~

電話やメールに出張修理と、色々とサポートさせていただきましたが、結局、お客様のトコロでは十分な点検作業ができないため車輌を引き上げてまいりました・・・。ガックシ。

DSC_9905

あ、気になっていたナンバープレート、ちょっと傷付いているものの無事に見つかったようで安心しました。細かい傷は無理ですが、取り付け部の歪みだけでも修正してみます。

DSC_9907

さあ、原因不明のエンヂンストールをなんとかしましょう!オー!(カラ元気)

まずは燃料系から点検です。

DSC_9911

アイドリングは非常に安定していますし、吹け上がりもまったく問題ないので、エンヂンが突然ストールする原因がまったく思い当たらないんですが、当店での作業後に不調になったとすれば触ったのはガソリンタンクとキャブレターくらいですから、まずはソコから疑うしかありません・・・。

タンクの中はとてもキレイに見えましたが、確認のため洗浄します。

DSC_9912

やはり状態の良いタンクでした。少しゴミが出ましたが、コレが悪さするようには思えません。タンクはOKですね。

DSC_9921

取り外したフューエルコックも確認します。

DSC_9927

バラバラに分解してみましたが、特に問題になりそうな部分はありませんでした。

DSC_9930

コックのレヴァーのクリック感を生む突起が磨り減ってなくなってましたので、たまたまあった中古良品と交換しておきます。

DSC_9937

キレイに洗浄して

DSC_9939

ビシッと組み立てました。ストレーナーは新品に交換しています。

DSC_9945

レヴァーの動作もカチッ、カチッと決まるようになり、滲みも漏れもなく取り付けできました。これで、フューエルコックもOKですね。

DSC_9962

この状態ならココにストレーナーは不要ですので、ホースを交換するついでに外しておきます。

DSC_9980

続いて、キャブレターの点検です。左側を取り外し

DSC_9967

右側も取り外してみたところ、ピストンヴァルヴがズレていることを発見ッ!

DSC_9977

こんな感じで跡が付いちゃってました。

DSC_9991

念のため、簡易的に分解&点検&洗浄しておきます。

DSC_9995

結局、ピストンヴァルヴがズレてはいましたが、このことが突然ストールする原因とは考えにくく、他に問題になりそうな箇所もありませんでした。キャブレターもOKだと思います。

DSC_9997

分解した際、ダイアフラムを固定するボルトのワッシャーが割れていましたので、交換しておきました。

DSC_0005

てことで、燃料系に問題がないことが確認できましたので、さっそく試乗してみます。どうなのよ!(ドキドキ)

DSC_0012

ガーン。やっぱり突然ストールするー。

kanben

しかも、試乗中に何かが落ちた音がしたと思ったら、テイルランプを固定するナットが脱落してました。危うく、今度はモギーがナンバープレートを失くすところです・・・。

DSC_0013

ボルトが斜めになっていたのが原因みたいですので、真っ直ぐ取り付けられるよう修正しておきました。ナットも緩みにくいロックナットに変更しておきましたので、もう脱落の心配はないと思います。フゥ~。

DSC_0026

それと、ETCアンテナのステイも脱落しているッ!ので、なんとかしておきます。ドコに付いてたんだろう・・・?

DSC_0020

と、小さなトラブルは置いといて、ココからが本題です。燃料系に異常がなかったので、こうなると点火系を疑うことになるんですが、こちらの車輌、見慣れないASウオタニの点火システムが取り付けられていまして、それがどうにも気になって検索してみたところ・・・

kensaku
地獄のミサワより

ビンゴ!です。「ノンレヂスター(抵抗なし)タイプのスパークプラグを使用すると、それがエンヂンの不調や失火の原因になることがある」との情報がッ!ありがとう、グーグル先生!

kansya

プラグがノンレヂスタータイプなのはキャブレターを点検したときに確認してましたので、抵抗入りのレヂスタータイプに交換します。これで直るッ!ような気がするッ!

DSC_0201

お客様にも確認したところ、プラグは少し前に交換されたばかりとのことでした。また、お客様からの情報によると、ASウオタニのコイルを使用する場合のプラグギャップは1.1mm~1.3mmに指定されているそうなので、ビシッと調整しておきます。

DSC_0206

モノサスのプラグは通常、熱価が6番のBP6ESなんですが、こちらの車両は7番でもキレイに焼けていましたので、今回は同じ熱価のBPR7ESを使用することにしました。ASウオタニのコイルが「それだけ強い火花で良い燃焼を実現している」ということなのかもしれません。

問題も解決しそうなので、ついでにご依頼いただいた作業を進めます。よーし、頑張るぞー!

DSC_0212

ハンドルパッドを外すと気になるステムトップナットを穴のないモノに交換したり

DSC_0227

ポロリしたETCアンテナ用ステイを当店オリジナルのステイに交換させていただいたり

DSC_0224

クラッチケーブルをグリスアップするついでに、ケーブルをアジャスターに差し込む部分のフェルトシールがなかったので取り付けたりと、ササッと終えるつもりが意外と時間が掛かってしまいましたが、無事に作業終~了~。

DSC_0215

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

~翌日~

スパークプラグが原因だったとすればこれで直っているハズですので、再び試乗して確認してみましょう。さあ、今度こそ!どうなのよ!(ドキドキ)

DSC_0236

長めに試乗してみてもエンヂンがストールしないッ!やってやったぞッ!ウゥリィィィ!

uuurrrryyy
ジョジョの奇妙な冒険より

などと書いてはおりますが、当店での作業後に現れた不調とのことで、内心、気が気ではありませんでした・・・。いやー、ホッとしました~。

 

とうことで、この度は突然エンヂンがストールするという謎の症状の修理のご依頼、有り難うございましたッ!あやうく点火系そのものを疑ってエライことになる寸前でしたが、スパークプラグの交換で直って本当に良かったです。それでも、原因究明までちょっと遠回りしてしまった感もあり、お客様にはご負担になってしまったかもしれませんが、結果的により良い状態に整備できましたのでお許しください。実際、エンヂンはかなり調子良いと思います!しばらくは手間も掛からなそうですが、また何かありましたら遠慮なくご相談くださいッ!

 

謎のエンヂンストール症状の点検&修理や、ステムトップナットの交換、ETCアンテナ用ステイの取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!