R100RS、ウィンカーのLED化とセルモーターのO/Hと。

つい先日「スロットル開け始めの吹け上がりが悪いんです。」とのことで作業させていただいたR100RSにお乗りのお客様のご友人で、以前にスターターノブを取り付けさせていただいたお客様、今回は「ウィンカーをLED化したいんです、ハザード付きで。」とのご相談があり、部品が揃ったタイミングに合わせてご来店くださいました。またまた有り難いことですッ!ウレスィー!

 

テイルランプは先にLED化されたそうで、「LEDにすると電力の消費がかなり違いますよね。」と、すでにLED化の効果はご存知でした。確かに、電圧計のあるR100RSだと目に見えて違いが分かりますからね。

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ちなみに、コレがウィンカーを動作させたときの電圧計の針の動きです。個体差はありますが、通常、こんな感じでけっこう針が振れていると思います。ウィンカーのバルブは21Wですから、前後で2個あると電圧降下もバカになりませんね。

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(動画でご覧いただけます。)

使用するのは、少し前にワガママなR80をLED化したときも利用させていただいた輸入屋ビーマーさん取り扱いのLEDウィンカーキットですが、コレはハザード機能付きのモノになります。

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まずは、LEDバルブに交換しまして

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スッキリさせるために配線を加工しつつ、リレイも交換します。

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余談ですが、ネットショッピングで手に入るICウィンカーリレイ(右)も試しに購入してみました。モノサスであれば、端子の配置が同じCF14型のリレイならそのまま交換可能です。コレは、上部のツマミでウィンカーの点滅動作(間隔)を調整できるので、ウィンカーのバルブだけをLED化してもいわゆるハイフラ状態にはなりませんが、残念ながらインヂケーターの点滅具合が非常に暗くなりました。インヂケーターもLED化すれば大丈夫かも?しれませんが。また、ウィンカーをOFFにしたあともリレイのカチカチ音が残ることがあり(動画ではたまたま残らず、聞こえませんが)、ちょっと気になります。

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(動画でご覧いただけます。)

LED化だけでなく、21W→10Wのようにバルブのワット数を変更した際にも利用できるので十分使えそうな気もしたのですが、ちょっと惜しいですね。¥1,500/個くらいですから、興味のある方は試してみても良いかもしれません。ご参考まで。

作業に戻りまして、お客様がご用意されたハザードスウィッチを取り付けるため、カウル内のご指定の位置に四角い穴を開けます。同時に、「メーターの上に貼り付けているアンテナが、どうもアレで・・・」とのことで、当店オリヂナルのETCアンテナ用ステイの取り付けもご所望です。ウホッ!これまた有り難いことですッ!

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スウィッチの奥行きがギリギリでしたが

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ビシッと取り付けできました。良いんじゃないでしょうかッ!

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ウィンカーリレイへの配線だけでなく、ETCアンテナの配線もキレイにまとめておきました。うーん、スッキリできると気持ち良いー。

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さらに、インヂケーターのバルブもLEDとなるため、メーターへ繋がる配線も加工します。作業スペースが狭くてちょっと苦労しましたが、こちらも上手くできました。フフフ。

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で、メーター内のバルブもLEDに交換です。ウェッヂタイプのLEDバルブには極性がありますので、仮組みして動作を確認しておきます。そうしないと、メーターを元に戻してから「アレレ?点滅しないよ?なぜに???」てなコトになりかねませんので。

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できました。インヂケーターもクッキリ点滅していますし、ハザードスウィッチの動作もバッチリです。電圧計の針の振れもハザードの状態でコレですから、さすがLEDですね。

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(動画でご覧いただけます。)

もちろん、ウィンカーもパッパッと点滅しているッ!ことを確認できました。バンザイ!

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(動画でご覧いただけます。)

昼間の暑さで思ったように作業が捗りませんでしたが(5/22現在、工場の中は30℃超えています・・・)、なんとかウィンカーのLED化まで終わりました。この作業場の暑さをどうにかしないと、この夏、モギーは・・・痩せてしまうかもしれません。ウヒヒ♪

 

~翌日~

引き続き、ご依頼の作業を進めます。まずはセルモーターのO/Hです。同時に、マグネットハウジングも剥離対策が施されたEME製のモノへ交換になります。

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取り外したセルモーターをよく見ると

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17年1月17日?にO/Hされているみたいでした。

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バラバラに分解したところ

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接着剤でマグネットが貼り付け直された跡がありましたので、やっぱりO/Hされているみたいですね。

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それでも10年くらい前になりますので、点検を兼ねたO/H時期としてはちょうど良かったのかもしれません。グリスの状態はまあまあでしたが、ちょっと量が少ない感じでしたから。

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ただ、ブラシはほとんど減っていないッ!ので、再使用しています。上手に使われてきたみたいですね。ちょっとビックリです。

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EME製マグネットハウジングにキレイに清掃したアーマチュアを取り付け

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ブラシをビシッを組み付けて

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遊星ギアのトコロをたっぷりグリスアップすれば

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できました。

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車体に戻したら、セルモーターの動作も確認します。バッチリです!

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あ、片方のタンクマウントのゴムが千切れていましたので、勝手に交換しておきました。(チャリン♪)

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残すは、お客様が持ち込まれたオーリンズ製リアサスペンションの取り付けです。

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ただ交換するだけのハズなのに、アレやコレや外さないと取り付けられないので、これがけっこう大変・・・。

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オーリンズのサスペンションボディは純正のモノに比べて太いため、そのままだとサブフレームにガツッと干渉しちゃいます。ココのクリアランスを確保するには

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こういうスペーサーをサブフレームの取り付け部に入れてやる必要があるんですが、今回はお客様がご用意されていた数種類のスペーサーのおかげでビシッと調整できました。あざーす!

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また、エンドアイもファイナルドライヴのケースにガツッと当たってしまうため、干渉する部分を少し削る必要があります。

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という感じで、サスペンション本体の取り付けができれば、あとはパニアステイを元に戻してリザーヴァータンクを固定するだけです。上手くできたんじゃあないかッ!と思います。

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暑さに負けることなく、無事に作業終~了~。

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ということで、この度はウィンカーのLED化やセルモーターのO/H、リアサスペンションの交換等、幾つもの作業のご依頼、有り難うございましたッ!お客様の経験があれば、お伝えした手順で走りやすいセッティングを探ることができると思います。是非、楽しみながら色々と試してみてください。サスペンションのセッティングについて気の利いたアドヴァイスができず申し訳ありませんが、良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

ウィンカーのLED化や、セルモーターのO/H、オーリンズ製リアサスペンションの取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

西方(愛知)から、ホウィールの修正&塗装と。(その2)

当店ブログに触発されて「自分もあんな風にホウィールをッ!塗り直したいッ!」とご連絡くださったお客様のR100RS、そろそろ塗装に出していたホウィールが戻ってきちゃいそうなので、他のご依頼の作業も進めておきます。つか、ブログの時系列がめちゃくちゃですが、ご理解くださいッ!

 

まずは、セルモーターのO/Hから。

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以前に試乗した際、エンヂン始動後のセルモーターの回り終わりにギャー!という異音が聞こえることがありましたので、お客様に相談して作業させていただくことになりました。

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バラバラに分解して、中身を確認。

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マグネットはしっかり付いていましたが

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当店取り扱いのEME製マグネットハウジングに交換します。これで、もうマグネット剥離の心配はなくなるかと。

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あ、ブラシがけっこう減っていましたので、同時に交換しておきました。長時間セルモーターを回せばそれだけ負担が掛かりますので、短時間でエンヂンを始動するコツを早めに見つけていただければと思います。そうすれば、より長く安心してセルモーターを使い続けることができますので。といっても、乗り始めてまだ半年ほどとのことですから、前の所有者の時点ですでに減っていたような気がしますが・・・。

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ちなみに、こちらの車輌の走行距離は36,000kmくらいでした。通勤で乗られるような始動回数が多い方とロングツーリングで主に乗られる方では当然違いがありますし、セルモーターの使い方によっても変わってきますが、50,000kmくらいをO/Hの目安としても良さそうです。ブラシの残りが気になる方がおられましたら、ご相談ください。参考までに、交換用の新品のブラシの長さは18mmです。

作業に戻りまして、マグネットハウジングにアーマチュアやブラシを取り付け、ビシッと組み立てます。

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あ、このダストキャップがありませんでしたので、取り付けておきました。分解された形跡もなく、最初から付いていなかったみたいです。ときどきこういうコトがありますね。

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それと、セルモーターの回り終わりにギャー!という異音が出た原因は、遊星ギアのグリス切れでした。カチカチになってポロポロ落ちてきたグリスをキレイに取り除いて

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たっぷりグリスアップしておきましたので、もう大丈夫かと思います。

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できました。

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続いて、ダイオードボードを取り外し、マウントを交換します。

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オルタネーターとイグニッショントリガーのトコロからのオイル漏れはないですね。グッド!

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純正のゴムのマウントからアルミ製のマウントに交換しまして

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元に戻します。

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で、セルモーターも元に戻せば、電装系のご依頼分はOKです。フゥ、ホウィールが戻ってくる前に、なんとか間に合った~。

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そういえば、エアクリーナーのフィルターがちょっと傷付いてました。カヴァーを脱着する際に擦ったんだと思いますが、まだ十分使えそうなのでそのままにしています。このフィルター、意外とお高いんですよね・・・。純正品で¥6,440(税抜)、EME取り扱いの相当品でも¥4,700(税抜)くらいになってしまいますので。

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~翌日~

ドンピシャなタイミングでホウィールが届きましたので、引き続き作業を進めます。予定より数日早く納品してくださった塗装屋さんに感謝でありますッ!

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塗装の仕上がりも、ご覧の通りッ!ツヤツヤしているッ!

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それでは、さっそくベアリングの取り付けとまいります。

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取り外した際に錆が気になったディスタンスカラーですが、キレイにしてたらリングもポロリと取れちゃいましたので、たまたまあった中古品と交換させていただきました。

タイアを履かせ、ブレーキディスクも取り付けて

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お客様お持ち込みのクロムモリブデン鋼、通称クロモリのアクスルシャフトで組み付ければ

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できました。さあ、どうなのよ!

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(動画でご覧いただけます。)

ウホッ!キレイにクルクル回っているッ!

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ちなみに、修正前はこんな感じでした。

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(動画でご覧いただけます。)

こちらのホウィールは歪みが何箇所もありましたので、その分、修正に手間が掛かったそうですが、それでもこのくらいキレイに回るようになります。中古良品のホウィールが手に入らない場合、修正するという選択もアリなのではないかッ!と思います。価格は修正箇所次第になりますので、気になる方はお問い合わせください。

おっし、お次はリアホウィールです。

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ドラム側もキレイに仕上がっています。

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ついでにブレーキシューも点検しておきました。厚みは十分残っていますので、まだまだ大丈夫だと思います。

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これで、残す作業もあと少し!ファイトー!オー!

 

(続く)

 

セルモーターのO/Hや、ダイオードボードマウントの交換、塗装したホウィールの組み付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、スターターノブの取り付けとキャブレターの点検と。

少し前の作業になりますが、メールにて当店オリヂナルのスターターノブのお問い合わせをいただいていたR100RSにお乗りのお客様が「それでは、キャブレターの点検をお願いします!」とご来店にッ!ウヒョヒョ!有り難いことですッ!

 

が、当店に着くなり泣き顔のお客様?ブホッ!ホワット・ハプン!(何があったんですか?の意)

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聞けば、前日にテイルランプ周りの作業をした際にナンバープレートを固定するボルトをしっかり締め付けていなかったそうで、「ナンバープレートをドコかに落としちゃいました・・・」とのこと。プ、プー!

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じゃなくて、ナンバープレートなしでお帰りいただくのはちょっとアレですので、たまたまあったナンバープレート用のベースを利用して、テキトーに作成してプリントアウトした紙をペタッと貼り付けて対処させていただきました。持ってて良かった、カラーレーザープリンター!イエス、エプソン!

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ナンバープレートはコレでも問題ないと思いますが、検査標章(車検スティッカー)は貼らずにいると罰則の対象になりますので、お巡りさんに停められたら車検証と自賠責保険証を提示して事情を説明してみてください。本気出せば見分けが付かないモノも作れそうですが、さすがに検査標章を偽造したらエライことになりますので・・・。(ナンバープレートが見つからなければ、ナンバープレートとともに検査標章も再交付してもらうしかありません。)

で、ようやく本日ご依頼分の作業に取り掛かります。スターターノブを取り付けて、長さが少し足りない右側のスロットルケーブルも交換しまして

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シートロックのリリースボタンのキャップも取り付けさせていただきました。

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このキャップ、取り付けた方のほとんどが「なんというッ!コレはッ!押しやすいッ!」とお喜びになっておりますので、キャップがなくなっている方は是非どうぞ。価格も¥180/個(税抜)とお求めやすくなっております。

そして、ビシッと同調も調整でき、ご来店時より確実に調子良さげな雰囲気でお帰りになったのですが・・・

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後日、「走行中、エンヂンが突然止まるんですけどー!」とのご連絡がッ!エッ?エッ?なぜに?ホワット・ハプン!

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~数日後~

電話やメールに出張修理と、色々とサポートさせていただきましたが、結局、お客様のトコロでは十分な点検作業ができないため車輌を引き上げてまいりました・・・。ガックシ。

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あ、気になっていたナンバープレート、ちょっと傷付いているものの無事に見つかったようで安心しました。細かい傷は無理ですが、取り付け部の歪みだけでも修正してみます。

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さあ、原因不明のエンヂンストールをなんとかしましょう!オー!(カラ元気)

まずは燃料系から点検です。

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アイドリングは非常に安定していますし、吹け上がりもまったく問題ないので、エンヂンが突然ストールする原因がまったく思い当たらないんですが、当店での作業後に不調になったとすれば触ったのはガソリンタンクとキャブレターくらいですから、まずはソコから疑うしかありません・・・。

タンクの中はとてもキレイに見えましたが、確認のため洗浄します。

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やはり状態の良いタンクでした。少しゴミが出ましたが、コレが悪さするようには思えません。タンクはOKですね。

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取り外したフューエルコックも確認します。

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バラバラに分解してみましたが、特に問題になりそうな部分はありませんでした。

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コックのレヴァーのクリック感を生む突起が磨り減ってなくなってましたので、たまたまあった中古良品と交換しておきます。

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キレイに洗浄して

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ビシッと組み立てました。ストレーナーは新品に交換しています。

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レヴァーの動作もカチッ、カチッと決まるようになり、滲みも漏れもなく取り付けできました。これで、フューエルコックもOKですね。

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この状態ならココにストレーナーは不要ですので、ホースを交換するついでに外しておきます。

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続いて、キャブレターの点検です。左側を取り外し

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右側も取り外してみたところ、ピストンヴァルヴがズレていることを発見ッ!

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こんな感じで跡が付いちゃってました。

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念のため、簡易的に分解&点検&洗浄しておきます。

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結局、ピストンヴァルヴがズレてはいましたが、このことが突然ストールする原因とは考えにくく、他に問題になりそうな箇所もありませんでした。キャブレターもOKだと思います。

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分解した際、ダイアフラムを固定するボルトのワッシャーが割れていましたので、交換しておきました。

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てことで、燃料系に問題がないことが確認できましたので、さっそく試乗してみます。どうなのよ!(ドキドキ)

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ガーン。やっぱり突然ストールするー。

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しかも、試乗中に何かが落ちた音がしたと思ったら、テイルランプを固定するナットが脱落してました。危うく、今度はモギーがナンバープレートを失くすところです・・・。

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ボルトが斜めになっていたのが原因みたいですので、真っ直ぐ取り付けられるよう修正しておきました。ナットも緩みにくいロックナットに変更しておきましたので、もう脱落の心配はないと思います。フゥ~。

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それと、ETCアンテナのステイも脱落しているッ!ので、なんとかしておきます。ドコに付いてたんだろう・・・?

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と、小さなトラブルは置いといて、ココからが本題です。燃料系に異常がなかったので、こうなると点火系を疑うことになるんですが、こちらの車輌、見慣れないASウオタニの点火システムが取り付けられていまして、それがどうにも気になって検索してみたところ・・・

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地獄のミサワより

ビンゴ!です。「ノンレヂスター(抵抗なし)タイプのスパークプラグを使用すると、それがエンヂンの不調や失火の原因になることがある」との情報がッ!ありがとう、グーグル先生!

kansya

プラグがノンレヂスタータイプなのはキャブレターを点検したときに確認してましたので、抵抗入りのレヂスタータイプに交換します。これで直るッ!ような気がするッ!

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お客様にも確認したところ、プラグは少し前に交換されたばかりとのことでした。また、お客様からの情報によると、ASウオタニのコイルを使用する場合のプラグギャップは1.1mm~1.3mmに指定されているそうなので、ビシッと調整しておきます。

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モノサスのプラグは通常、熱価が6番のBP6ESなんですが、こちらの車両は7番でもキレイに焼けていましたので、今回は同じ熱価のBPR7ESを使用することにしました。ASウオタニのコイルが「それだけ強い火花で良い燃焼を実現している」ということなのかもしれません。

問題も解決しそうなので、ついでにご依頼いただいた作業を進めます。よーし、頑張るぞー!

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ハンドルパッドを外すと気になるステムトップナットを穴のないモノに交換したり

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ポロリしたETCアンテナ用ステイを当店オリジナルのステイに交換させていただいたり

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クラッチケーブルをグリスアップするついでに、ケーブルをアジャスターに差し込む部分のフェルトシールがなかったので取り付けたりと、ササッと終えるつもりが意外と時間が掛かってしまいましたが、無事に作業終~了~。

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おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

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~翌日~

スパークプラグが原因だったとすればこれで直っているハズですので、再び試乗して確認してみましょう。さあ、今度こそ!どうなのよ!(ドキドキ)

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長めに試乗してみてもエンヂンがストールしないッ!やってやったぞッ!ウゥリィィィ!

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ジョジョの奇妙な冒険より

などと書いてはおりますが、当店での作業後に現れた不調とのことで、内心、気が気ではありませんでした・・・。いやー、ホッとしました~。

 

とうことで、この度は突然エンヂンがストールするという謎の症状の修理のご依頼、有り難うございましたッ!あやうく点火系そのものを疑ってエライことになる寸前でしたが、スパークプラグの交換で直って本当に良かったです。それでも、原因究明までちょっと遠回りしてしまった感もあり、お客様にはご負担になってしまったかもしれませんが、結果的により良い状態に整備できましたのでお許しください。実際、エンヂンはかなり調子良いと思います!しばらくは手間も掛からなそうですが、また何かありましたら遠慮なくご相談くださいッ!

 

謎のエンヂンストール症状の点検&修理や、ステムトップナットの交換、ETCアンテナ用ステイの取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

ヤバイR100RS、カスタムのお手伝い。

2週間ほど前に「スターターノブをッ!付けたいッ!のですッ!」と突然ご来店くださったR100RSにお乗りのお客様、ブログのネタにする前に再びご来店にッ!ウホッ!有り難いことですッ!

でも、コレがR100RSと言われましても・・・???モギーの目が悪いのでしょうか。

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違うワン!またヤバイお人がキター!んだワン!(良い意味で)

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あ、コレが取り付けさせていただいた当店オリヂナルのスターターノブになります。(宣伝)

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この時期、世間ではゴールドだか黄金だか存じませぬが、多くの方々がハシャいでしまうという習慣(週間)があるそうで、こちらのお客様もそのお一人とのこと。「明日でも引き取りに伺えますのでッ!何卒ッ!」と預けてお帰りになられたのでありました。

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当店にはそういった習慣は一切関係ございませんので、今夜もお預かりした車輌と真摯に向き合い、作業を進める所存でありますッ!ムキーッ!

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で、そのご依頼は「エアクリーナーハウジングをッ!旧型に交換したいッ!のですッ!」という、ありそうでなさそうな?カスタムのお手伝いになります。作業の難易度は高くありませんので、ズババッと終わりそうです。ファイトー!オー!

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まずはエアクリーナー周りをゴッソリ外しまして

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お客様がご用意された旧型のハウジングを順番に取り付けていきます。

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旧型の場合、ココがスタッドボルトになっていて、ナットでハウジングを固定していますが、適当な長さのボルトを探してビシッと取り付けておきました。工具が入りにくいトコロなのでちょっと大変でしたが。

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右側のハウジングを取り付けたら、ブローバイガスをキャブレターに導入するためのホースを取り付けます。このホースはご用意されていなかったので、当店在庫のR65(2本サス)からまた取り出しました。

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アカーン!ほんとに部品取り車になってしまうー!

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すると、こんな感じになります。

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あとは当店取り扱いのEMEのエアフィルター(純正相当品)を入れ、左側のハウジングを取り付けて

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トップカヴァーを取り付ければ、作業終~了~。

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本来ならスターター(チョーク)レヴァーを取り付ける穴も、当店オリヂナルのスターターノブを取り付けているこちらの車輌では不要になりますので、グロメットでピタッと塞いでおきました。

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などと、すべてが順調のような顔をしているモギーですが、「右側のキャブレターに繋がるインテイクパイプがないッ!どうするッ!」と慌てた挙句、ちょっと不細工な仕事になってしまったのは内緒です。(部品を注文しておきますので、お許しを。)

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ということで、ちょっとバタつきましたが、無事に旧型のエアクリーナーハウジングに交換できました。アレレ?さっきまでヤバイ雰囲気だったのに、(カヴァーをよく見ると)やっぱりR100RSで間違いないッ!ですね、コレ。モギーの目が悪いわけじゃなかったみたいです。オホホ。

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それにしても、思い切って短くしたサブフレームとシングルシート、それにこのKOSOというメーカー製のメーター、どれもイイ感じにまとまってますね~。ヤバイです!

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この度はスターターノブの取り付けやエアクリーナーハウジングの交換のご依頼、有り難うございましたッ!インテイクパイプが入荷しましたらすぐにご連絡致しますので、申し訳ありませんがもうしばらくお待ちいただければと思います。また、細かい仕上げの部分でまだ納得されていないトコロもあるようですので、何かお手伝いできることがありましたら遠慮なくご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

新型から旧型エアクリーナーへの変更等、お持ち込み部品の交換なども承っております。ご相談くださいッ!

青いR100RS、スターターノブの取り付けと吹け上がり不良の点検。

先週末のこと。お天気がイマイチにもかかわらず、すっかりお馴染みになったドラマチックなR80にお乗りのお客様がオイル交換にお越しくださっていたんですが、そこに突然、2台のR100RSがッ!エッ?エッ?確かに今日ご来店の予定とお聞きしていましたが、こんなお天気なのに?ホントにキター!

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雨が弱くなった頃を見計らってお帰りになるドラマチックなR80にお乗りのお客様。オイル交換のご依頼、あざーす!

 

そもそも、こちらの2本サスのR100RSにお乗りのお客様が当店オリヂナルのスターターノブをご覧になり、「カッコイイんで、取り付けたいです。」とご連絡くださっていたんですが、一緒にモノサスのR100RSにお乗りのご友人まで紹介していただけるとはッ!なんというッ!有り難いことですッ!

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がしかし、実はスターターノブのお問い合わせの前にも「スロットル開け始めの吹け上がりが悪いんです。」とご相談がありまして、ついでに点検することになったのですが、その場で色々と疑わしいトコロを探ってみたものの、まるで症状が良くならないッ!

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なので、急遽、車輌をお預かりして点検させていただくことになりました。その場で解決できず、申し訳ありませんでした。トホホ。

 

ということで、点火系に問題がないことは確認できているので、もう一度丁寧にキャブレターを点検します。やってやるッ!

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取り外してすぐ気になったのが、スロットルバタフライとメインボアの隙間です。実物は写真ほどではありませんでしたが、ちょっと広い感じでした。バタフライを固定するネジも社外品になってますね。

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お客様ご自身でO/Hされて間もないだけあってキレイで状態も良さそうですが、バラバラに分解して洗浄します。

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洗浄しながら各通路がしっかりと通っていることを確認。ジェット類の詰まりもありませんでした。うーん、不調の原因はドコに・・・?

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隙間が気になったメインボアとスロットルバタフライでしたが、メインボアには磨耗もなく、バタフライにも異常はありませんでした。製品誤差の範囲のような気もしましたが、やっぱり気になるのでバタフライを交換しておきました。ついでに、バタフライを固定するネジも交換しています。(交換しても完全にピタッと閉じませんでしたが、少し良くなりましたのでお許しを。)

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反対側も同様です。

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で、組み立ても終わりに近付きジェットニードルの長さを確認したところ、左右でクリップ位置が異なっていることを発見ッ!コレが原因かッ!(ちなみに、一方が2段目、もう一方が3段目になっていました。)

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このキャブレターの型番だと2段目が正規のクリップ位置になりますので、揃えておきました。これでスロットル開け始めの吹け上がりの悪さが直ってくれれば良いのですが。

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あ、ニードルは交換されたばかりのようでしたが、ニードルジェットは未交換のようでしたので、こちらは交換しています。

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ということで、組み立て完了ッ!どうなのよッ!

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ガーン。まだ何か残ってるー。

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作業前に感じていたスロットル開け始めのバラついた感じは消え、かなり良い状態に戻ったと思いますが、まだわずかに開け始めに不安定さがあります。試乗して確認してみても、お客様がおっしゃっていた「長めの信号待ちでアイドリングが続いたあと、スロットルを開けるとストールする」ことはなくなりましたが、一瞬回転が下がることがありましたので。

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お話させていただいた通り、現在使用されている初期型のR100RS用キャブレターとの相性も原因の一つかもしれませんので、お持ちのオリヂナルのキャブレターに戻して確認してみることもオススメします。

また、お持ち込みいただいたシリンダーとピストン、O/H済みのシリンダーヘッドですが

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多少の傷は見られますが状態も悪くありませんし

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寸法も許容範囲内にありましたので、十分ご使用可能と思います。作業をご依頼の際は、あらためてご相談ください。

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ということで、この度はスターターノブの取り付けと吹け上がり不良の点検作業のご依頼、そしてご友人の紹介までしていただき、有り難うございましたッ!キレイに塗り直されたちょっとハデなR100RSで、気持ち良い春のライディングを存分にお楽しみください。お二人でのまたのご来店をお待ちしておりますッ!

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スターターノブの取り付けや吹け上がり不良の点検、ご友人の紹介まで、諸々承っております。ご相談くださいッ!

ワガママなR80、LED化とオルタネーターの交換。

「信号待ちでエンヂンが止まってしまいました。」と慌ててご連絡くださったワガママなR80にお乗りのお客様、フォグランプを取り付けたことで充電不足に陥ってしまったようで、オルタネーターの交換にご来店になりました。だからあれほどッ!でも、有り難いことですッ!と同時に、

 

「後方へのアピールのためにLED化したいです。」

 

だって。いやん、やっぱりワガママなお方・・・。ズキューン!

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てことで、まずはテイルランプとウィンカーのLED化から取り掛かります。

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LEDウィンカーキットは輸入屋ビーマーさん取り扱いのモノを使用しました。現在はモノサス用LEDテイルランプボードの取り扱いはないそうなので別途手配しましたが、今後、取り扱いを検討してくれるとのこと。有り難いことですッ!

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ウィンカーのLED化はけっこう大変だと思うんですが、このキットには必要な部品がすべて揃っていて、説明書も付属しているので作業自体は難しくないですね。ウィンカーリレイは交換するだけですし(ハーネスは短く処理しています)

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インヂケーターを点灯させるための配線加工がちょっと大変なくらいでした。

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ほとんどハーネスも太ることなく仕上がっています。フフフ。ハーネステープでグルグル巻いてるのがアレですが。(不可抗力)

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できました。さすがLED!パッパッと点灯、点滅しているッ!

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(動画でご覧いただけます。)

鬼門のインヂケーターもちゃんと点滅しました。

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ついでに、ポジションランプもLED化しています。

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うーん、LED化した灯火類のこの明るさ、イイですね~。しかも、テスターで測定してみてもほとんど電圧降下していないのがスゴイです。これなら、増設したフォグランプによるオルタネーターへの負荷を軽減するのにも一役買いそうです。

続いて、ちょっと手間の掛かるオルターネーターを交換します。そもそも、モギーの消費電力の見積りが甘かったんじゃないかという疑惑もありますが、それはそれ。(本当に申し訳ありません。反省しております・・・。)

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今回使用するのはEME製の400Wオルタネーターキットです。

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レギュレーターを交換しまして

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ダイオードボードと

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ローターコイルも交換します。ココまではチョチョイのチョイですね。

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ただ、ステーターコイルはハウジングから元のコイルを取り外して入れ替えなければならないので、これがちょっとアレですね。

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はんだ付けがイマイチですが、しっかり接続して新しいステーターコイルになりました。どうかな~?

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できました。

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動作もバッチリです。イエス!

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(動画でご覧いただけます。)

ヘッドライトとフォグランプを点灯すると、さすがにアイドリング時の1,000rpm程度では12.1Vくらいまで電圧降下しますが、2,000rpmくらいでバッテリーの電圧12.6Vに到達し、3,000rpmから13Vを超えてきますので、通常の走行状態であればもうバッテリーが上がることはないと思います。それでも、都内の走行でストップ&ゴーを繰り返すような場合は、信号待ちではどちらかを消灯するなどしたほうが安心です。ちょっと面倒かもしれませんが、こまめに消灯してあげてください。つか、フォグランプ、恐るべし・・・。

あと、「ハンドルのミラーが邪魔なんです。」とおっしゃるので、ミラーをエンヂンガード上に取り付けました。モノはホンダ純正のカブ用ミラー。取り付け位置の都合で視界に制限はありますが、意外にもブレずにクッキリと後方確認できました。良いんじゃないでしょうかッ!

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ということで、この度もまたまた色々とご依頼くださり、有り難うございましたッ!LED化とオルタネーターの交換でバッテリーへの負担はかなり軽減できましたので、夜道もピカーッと照らしながらブォンブォン走っていただければと思います。もし、また何かあるようでしたら責任を持って対応させていただきますので、遠慮なくご連絡ください。バイクに乗るのが楽しい季節になってまいりましたので、存分にお楽しみを!

 

灯火類のLED化や、発電不足のオルタネーターの交換、社外品ミラーの取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

R60/7、J&Pカスタム。(その6)

「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。

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今回はフロント周りの作業です。

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まずはホウィールを外しまして、ベアリングを点検します。アウターレースに嫌な傷もないですし、ゴロつきもありませんでしたが、ちょっとホウィールの回り方が重いので、あとでシム調整してみます。それにしても、いたるトコロに砂が・・・。

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キレイにして、たっぷりグリスアップしておきました。

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ついでに、ブレーキをダブルディスク化するので中古良品のディスクに交換します。

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続きまして、ステムベアリングです。

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ガビーン。ココも漏れたグリスに砂が付いて固まっているッ!

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ガソリンタンク下のマスターシリンダーはハンドルにマウントするタイプに変更しますので、取り外しちゃいます。お疲れ様でした。

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エンヂンを整備するときに、ココの汚れもキレイにせねば・・・。

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気を取り直し、ベアリングの点検です。ウォッ!ココにも砂がッ!

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上側は気になる打痕はなさそうでしたが

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下側はやっぱりゴリゴリしてました。交換ですね。

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取り外してよく見ると

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下側(左)だけじゃなく、上側のアウターレースにも打痕がありました。ズコー。

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ベアリングを外してキレイにします。ヘッドライトステイとフォークブーツの回り止めのロールピンも1本折れていましたので、打ち換えておきました。

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フレームをキレイにしてから

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新品のベアリングに交換してステム周りを取り付けます。

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フロントフォークもダブルディスク化にともない黒いモノに変更しますので、再めっき済みのインナーチューブを使用してO/Hします。

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ダンパーロッドもビシッと組み立てたので

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ヴァルヴ周りも新品のような動作を実現ッ!しっかり機能するに違いないッ!

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ダンパーロッドの動きもスムースでした。

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フロントフォークを組み立てて、フォークオイルを入れてしっかりエア抜きすれば

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できました。

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で、トップブリッヂを黒いモノに交換、ハンドルもお客様がお持ち込みになった黒い幅広のモノに変更して

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ようやく終わりが見えてきました。気付きにくいですが、下がり気味だった左ウィンカーの向きも修正しています。フフフ。

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シム調整したホウィールも軽~く回っているッ!

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実は、ココからが意外と大変なんです。お客様がお持ち込みになったハンドルの外径は22.2mmの一般的なモノでして、純正ハンドルの外径(22mm)より大きいんです。

なので、レヴァーブラケットやスロットルグリップの穴を拡大しないと入りません。

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裏側に溜まった汚れも落とさないと・・・。

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なかなか手強かったですが、左右のブラケットとスロットルグリップの穴の拡大も上手くできましたので、キレイに洗浄します。

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ハンドル側にマウントするマスターシリンダーは、ちょっと前にキャリパーと一緒にO/Hしておきました。今回、このキャリパーの出番はありませんが。ちなみに、マスターシリンダーはφ14のモノにしました。

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仮組みしたところ、元のクラッチケーブルでは長さが足りませんでしたので、少し長めのモノに交換します。

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クラッチスウィッチは古いモノで、しかもハーネスの端子だけ残ってましたので

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たまたま在庫していた中古スウィッチに交換しておきました。高年式のスウィッチはハーネスも一体になっているのが分かるでしょうか。

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変更することになりそうですが、スウィッチの裏側の汚れもキレイにしておきます。

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できました。

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ハンドル右側もバッチリです。スロットルもクイックイッ動くッ!

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(動画でご覧いただけます。)

黒く、幅広になったハンドル、良いんじゃないでしょうかッ!

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まだメーターを戻していませんが、お客様もおっしゃっていた通り、このままのほうが良さそうですね。

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そして、ブレーキキャリパーもO/H。

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ピストンにわずかに点錆がありましたが、シールには当たらなそうなので再使用しています。ピストンはシール込みで片側¥12,500(税抜)しますので、交換せずに済むのであればそうしたいところです。

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純正部品に設定はありませんが、輸入屋ビーマーさんでシールのみの取り扱いがありますので、こちらは交換しています。ちなみに、片側¥3,795(税抜)です。

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ピストンもスムースに挿入できました。ダストシールを入れるのはちょっと大変でしたが。

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ブレーキパッドも新品です。O-リングも忘れていないッ!

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フロントフォークにキャリパーを取り付ければ

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フロント周りの作業は終~了~。

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フロントフォークとハンドルが黒くなって、またまた雰囲気が出てきたんじゃないでしょうかッ!まだ残している部分もありますが、今回の作業はとりあえずココまで。フゥ~。

近く金属加工屋さんにサブフレームの修正と幾つかの部品のフィッティングをお願いするので、その間にエンヂンとトランスミッションの整備も進めねば。ゴー!俺、ゴー!ゴー!

 

(続く)

 

ホウィールベアリングからステムベアリング、フロントフォークにハンドル、ブレーキキャリパーまで、フロント周りの整備も諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

作業を進めている週末に、「コレを使いたいんですよね。」とお客様がサドルバッグをお持ち込みになったんですが・・・、すでに使い込まれているッ!ホワット・ハプン!(何があったんですか?の意)

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まだ国内未登録なのに、ずいぶん昔から走ってきているかのようです。なにコレ、ヤバイ・・・。(良い意味で)

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西方(兵庫)から、R65の点検&整備&修理。

気が付けば1ヶ月ほど前のことになりますが、これまでに遠方から何度も作業をご依頼くださっているR65にお乗りのお客様、「やっぱり、ちゃんと見てもらいたいッ!」ということで、わざわざ兵庫から自走してご来店くださいました!まだ寒いのにッ!ほんとにキター!

しかも「暖かくなる頃に引き取りに来ますので、ゆっくり作業を進めてください。」だって!いやん、モギー好みのお仕事・・・。

anago

でも、暖かくなる頃っていつでしょう?夏かしら?(すっとぼけ)

たっぷりお時間をいただいておりますが、それに甘んじるモギーではありません。急ぎの作業の合間にコツコツ進める所存でありますッ!

arimasu

 

てことで、さっそく「始動性が悪く、アイドリングが安定するまでに時間が掛かるんです。」というトコロから確認しました。

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(動画でご覧いただけます。)

アララ、お客様のおっしゃる通り、冷えた状態からの始動性と安定性がとっても悪いです。シリンダーヘッドとキャブレターのO/Hもしているのに、コレは・・・。

なので、ジェットニードルのクリップ位置を変更します。

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どうなのよ!

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(動画でご覧いただけます。)

バッチリですね。ほぼ時間を空けず撮影した動画でコレですから、原因はジェットニードルのクリップ位置で間違いありません。

実はキャブレターをO/Hさせていただいた際に右側がオリヂナルのセッティングのように思ったんですが、左右のキャブレターがチグハグな組み合わせだったため確信が持てず、手元の資料を信じてセッティングしたのがいけなかったようです。といっても、他に参考にできるものがないのでどうしようもなかったのですが、お客様には大変申し訳ないことをしてしまいました。今回のご依頼分の作業をしっかりやらせていただきますので、お許しください・・・。

 

と、一番の問題が片付きましたので、そのまま作業続行です。このプラグコードやフューエルホース、ケーブルの煩雑な感じをどうにかしたいとのことでした。

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フューエルホースについては、コックをストレートタイプからL字タイプに変更することで取り回しをスッキリさせることになりましたので、ついでにタンク内の洗浄も行います。

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コックを外すと、茶色いモノが・・・。

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わずかな量ですが茶色く汚れた水が残っていました。タンクの中は再コーティングされていて、状態も悪くありませんでした。

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で、英国moto-binsから取り寄せたコックに交換。一晩置いても滲みなしでした。イエス!

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お次は、お客様が「ゴリッと重くて疲れるんです。」とおっしゃていたスロットル周りです。確かに、ケーブルの動きがちょっと渋くなってますね。それと、スターター(チョーク)ケーブルもかなり窮屈な取り回しで、スターターの戻りが悪くなってました。

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グリップにはゴリッゴリッという引っ掛かりがあり、スロットル操作が気持ち良くないッ!そして重いッ!

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(動画でご覧いただけます。)

原因の1つはコレ、スロットルギアが2本引き用になっていることでした。

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ケーブルが引き戻された状態で、完全に切り欠きが塞がっているのが分かるでしょうか。

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1本引き用のスロットルギアならこの通り。

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スロットルギアを交換すれば良いだけなんですが、現在入手できるギアはちょっと変更されていて、カヴァーも交換しないと使用できません。ギアとカヴァーの軸部の形状が違うので、新旧を組み合わせられないんです。中古良品の在庫もないため、お客様には負担になってしまいますが、ご了承ください。

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また、ゴリッゴリッという引っ掛かりの原因はグリップ側のギアでした。修正してみても改善しなかったので、中古のグリップに交換しました。

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スロットルケーブルも交換しています。上が外したモノです。

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スロットルギアに繋がるケーブル(右)に変なクセがついていますし、分岐したあとの2本のケーブルもお疲れのようでしたので。

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スターターのケーブルも、こんな具合です。

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さあ、どうなのよ!

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(動画でご覧いただけます。)

良いんじゃないでしょうかッ!まだ少し渋さはあるんですが、これはスロットルギアとカヴァーの一部にちょっと強い接触があるためです。下手に修正するよりも当たりが付くのを待ったほうが良いような気がしますので、しばらくはこの状態で様子を見ていただければと思います。いつまでたっても渋いようなら・・・、あらためてご相談ください。

あ、強引な営業により当店オリヂナルのスターターノブを取り付けさせていただきましたが、このスッキリ感が得られれば納得していただけるんじゃないかと。いかがでしょう?

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さらに、お持ち込みのプラグコードも短縮加工して交換しました。が、このコイルはちょっと気になります。この灰色の樹脂性ボディのコイル、ときどきボディに亀裂が発生して不具合を起こすことがあるようです。もし失火して吹け上がりが悪くなるような症状が現れたら、まずココを疑ってみてください。

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で、上から見ても、スッキリしました!

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どうですかッ!

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やってやったぞッ!

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(動画でご覧いただけます。)

キャブレターのセッティングも正しくなりましたし、スロットル周りを整備して同調も調整し直しましたので、ご来店時に比べると格段にエンヂンの吹け上がりは良くなっていると思います。もう少し作業を進めたら試乗してみるつもりですが、良い感じに仕上がっているようで楽しみです!

ということで、また時間を見て作業を進めます。

 

(続く)

 

遠方からでも車輌をお預かりしての整備&修理を承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

車輌をお持ち込みいただいた際、お客様からまたしてもお菓子をいただいちゃいました。神戸の名物だそうで、サクサクした食感と甘みのあるクリームに、舌鼓がポンポン鳴りっぱなしでした。星、三ッつです!

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R60/7、J&Pカスタム。(その4)

「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。

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まずは、まったく収まらないガソリンタンクの取り付け具合を修正します。どうやら、このフレームに溶接されたホーンの取り付け部が干渉しているようです。

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タンクの出っ張りが

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ココに当たります。

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左側のほうが強く当たってますね。

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とりあえず、叩く→仮組み→叩く→仮組み→・・・を繰り返し

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なんとか収まり具合が良くなってきましたが、今度は違うトコロが干渉しているッ!

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また、叩く→仮組み→叩く→仮組み→・・・を繰り返し

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ようやくしっかり収まるようになりました。

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ホーンを戻しても干渉しません。

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各部のクリアランスもしっかり確保できてます。やってやったぞッ!

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マウント部もビシッと修正し、この通り。

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フゥ、なんとか正しい位置に取り付けできるようになりました。バンザイ!

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でも、ベコベコの外観とは裏腹にタンクの中の状態は

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非常に良いんですよね。

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こんなゴミが入ってましたが。アハハ。

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タンクの中を洗浄しても

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この程度のゴミしか出てきませんし。これは良いタンクですね!

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ついでに、使用予定のテイルランプ、ウィンカーと

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ハーネスを取り外しておきました。

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で、外した部品を整理しておきます。当店はそんなに広くありませんので、そうしないと作業スペースがどんどん狭くなっちゃいますから・・・。

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ちなみに、元のタンクの中はかなり汚れてました。乾燥した地域にあった車輌ということなので、給油の度に砂埃が入っていたんでしょうか。

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防錆塗料が剥がれたカスもかなりの量ですし、

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フューエルコックにも粘土状のモノがたっぷり溜まってした。ま、コックは比較的新しい感じなので、O/Hすれば十分使えそうですが。

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ということで、金属加工屋さんにサブフレームの修正をお願いする前に、カスタム以外の整備&修理もできるトコロから進めていきます。ファイトー!

 

(続く)

 

ベコベコに歪んだタンクの取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

R60/7、J&Pカスタム。(その3)

「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。

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お客様から「週末、部品を持ち込んでも良いですか?」とのご連絡があり、すでにタイア交換は済ませていますが、持ち込まれた部品をすぐに仮組みできるよう不要なモノも取り外しておきます。

まずはガソリンタンクを外しまして

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フロントフェンダーも取り外します。

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リアフェンダーとサブフレームも外したいんですが、テイルランプとウィンカーへのハーネスがフレームの中を通ってますので

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ちょっと変わったコネクター(しかも抜きぬくい!)を外して

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とりあえず、リア周りをゴッソリ取り外しました。

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外装を取り除いただけなのに、すでに雰囲気が出始めているッ!

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やっぱり、フェンダーがなくなるとタイアのトレッドパターンが強調されますね!イカス!

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あとはお客様の到着を待つばかりです。どんな部品が届くのかしら。

 

~翌日~

てことで、お客様が持ち込まれた米国で入手したというタンクとサブフレーム、シートを仮組みしてみました。オォッ!なんかコレで十分イケてるんじゃないでしょうかッ!

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センタースタンドをちょっと戻すと、こんな感じ。

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斜め後ろから見ても

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真後ろから見ても、カッコイイー!

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このベコベコのタンクが雰囲気ですね~。

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まったく固定できてませんが・・・。

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シートの造りも良いんですが

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現状では位置がまるで合いません。ズコー。

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このくらいピタッとさせたいですね。

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サブフレームも、右側上の穴は1箇所合いましたが

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左側はまるでダメでした。

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精度が全然出てないんですよね。

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リアサスペンションもハの字になっちゃってます。

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右側は2~3mmほどですが

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左側は10mmくらいズラさないと・・・?

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何より、今のままだとリアサスペンションがフルボトムしたときにタイアがフレームに当たっちゃいます。アメリカ人はコレで納得なんでしょうか。

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アメリカ人A 「コイツがテキトーに作ったのさ。オレは見たよ!」
アメリカ人B 「イヤ、コイツがやったのさ。本当だぜ、アーハー?」

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とでも言ってそうな感じですが、見た目はカッコイイんですよねー。お客様もすんごく喜んでましたし。

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それと、こちらの部品もお持ちになりました。

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この錆び付いたリアフェンダーがお客様のツボらしいです。手前のショートタイプのフロントフェンダーも錆びるのを待つとのこと。

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ちょっと変わったエンヂンガードも、やはりこのヤレ具合がツボらしいです。

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くー、やっぱりアカン人やー!(もちろん良い意味で)

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といった感じで、かなり具体的にカスタムの方向性が見えてきました。公道を走れるように仕上げるにはクリアしなければならないことが色々ありますが、時間はたっぷりありますのでコツコツ進めてまいります。お客様だけでなく、モギーも益々楽しみになってきたッ!ウォー!

 

(続く)

 

お持ち込み部品の取り付けの相談も承っております。ご連絡くださいッ!