長期不動のR80、ステムベアリングの調整。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、無事に登録も終え、販売に向け慣らしと試乗を進めています。

何度か試乗を繰り返していますが、やっぱり少しハンドリングが軽い感じがします。ハンドルが振れるほどではないものの、もう少しヌルッとしててグッという感じが欲しいトコロ。

てことで、ステムベアリングを調整します。
ハンドルを外してステムナットにアクセスできるようにして

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ステムベアリングのアジャスターナットをフックレンチで締め込んで、プリロードを調整します。
数値でプリロードを決めているわけではないので勘頼りになってしまうのですが、軽すぎず重すぎず、実際に走ってハンドルに振れが出ないようにします。

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で、トルクレンチでステムナットをしっかり締めて

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元に戻します。

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これで試乗してみて、良い感じになっていれば良いんですが。
もちろん、ダメなら納得できるまで繰り返します・・・。

2V-OHVのBMWで良くあるハンドルの振れの原因は、ほぼ間違いなくステムベアリングにあります。ベアリングの状態に問題がなく、プリロードの調整がきちんとされていれば、ハンドルの振れはまず起こりません。
ハンドルの振れが気になる方は、一度、ステムベアリングを点検することをオススメします。

 

(続く)

 

ハンドルの振れや、ステムベアリングの交換または調整も、ご相談くださいッ!

R65、フロントブレーキキャリパーのO/H。

R65(2本サス)にお乗りのお客様、トランスミッションの作業が終わったので、フロントブレーキキャリパーのO/Hです。

フロントブレーキのマスターシリンダー側はご自身で作業されたそうですが、キャリパー側はまだ手を付けていなかったらしく、最近、ちょっとブレーキの引き摺りが気になるとのこと。

まずはキャリパーを取り外し、

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分解して徹底的に洗浄します。洗浄前(上)と洗浄後(下)の違い、分かるでしょうか。
シールは交換し、錆び付いたボルトもキレイに磨いておきます。

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ピストンに錆があるので交換したいところですが、残念ながら部品の設定がないので入手できません。丁寧に錆を落として表面を均し、今回は再利用します。
でも、今後のことを考えると何か対策を考えなきゃいけませんね。

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ピストンの動きもかなりスムースになり、無事、キャリパーをO/Hできました。
長い時間試乗してみても、ブレーキフルードの漏れも滲みもありません。もちろん、引き摺りもまったくなし!

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心配だったストロークの小さいキックスターターも問題なく使用でき、というより、むしろ拍子抜けするくらいあっさりエンヂンが始動でき、クラッチの不具合もバッチリ直りました。
元々エンヂンの調子は良いR65ですが、今回は車体周りの整備もチョイチョイ施していますので、これで益々楽しく走り回れますね!

 

ブレーキのO/Hだけでなく、車体各部の点検と整備も、ご相談くださいッ!

R65、フライホウィール周りのオイル漏れ修理とトランスミッションの取り付け。

R65(2本サス)にお乗りのお客様、トランスミッションO/H作業の続きです。

トランスミッションのO/Hは終わりましたが、クラッチの不具合を改善するため、クラッチ周りも点検、整備します。
注意! クラッチやフライホウィール周りの整備には注意すべき点が多々あります。安易な作業はせず、正しい知識を持ったディーラーまたは専門店に任せましょう。

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クラッチ周りを取り外すと

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ダストがこんもり出てきました。

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クラッチ周りをキレイに清掃し、点検します。クラッチ板の状態も良く、厚みもまだ十分残っていました。あと40,000~50,000kmはもちそうです。プレッシャープレートにも異常な磨耗はなく、良好でした。

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ここまでの整備でクラッチの不具合が改善すれば良いのですが。

続いて、ココのオイル漏れを修理します。
この付近にオイルが漏れると、漏れたオイルとクラッチ板のダストが混ざって、こんな感じの頑固な汚れになりますね。インプットシャフトのオイルシール、オイルポンプカヴァーのO-リング、フライホウィールのオイルシール、このいずれかが劣化するとココにオイルが垂れてきます。
放っておいても良くはなりませんので、この辺にオイルが滲んだり漏れてきたら、トランスミッションのO/Hと一緒に作業しちゃいましょう。

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まずはフライホウィールを取り外し、

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クランクシャフトとの接続部を点検します。異常な磨耗も傷もなく、良好な状態でした。フランヂ部のO-リングはシール性が落ちてオイルが少し漏れ始めてるので、交換ですね。

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クランクケース側のオイルシールには滲みも漏れもありませんでした。このシールはちょっと高価なんで、交換せずに済んで良かったです。
今回のオイル漏れは、オイルポンプカヴァーのO-リングの劣化が原因てことですね。

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というわけで、オイルシールを保護して洗浄します。しかし、手強かった・・・。

どうですかッ!このピカピカ具合ッ!

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オイルポンプ、オイルポンプカヴァーの状態も悪くないので、

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カヴァーをキレイに洗浄してO-リングを交換します。フライホウィールのO-リングも交換です。

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交換したO-リングをよく見ると、潰れて平らになってますね。こりゃ、漏れるハズです。

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オイルポンプカヴァーをしっかり取り付け、

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フライホウィールを元に戻したら、

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クラッチ周りも取り付けます。

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これでトランスミッションを取り付けられるんですが、その前にチョイチョイとやることが。

以前に交換したリアサスペンションのブッシュ、注文をミスった上側のブッシュが入荷したので

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ようやく交換できました。お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。

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ブレーキペダルのピヴォット部もまったくメインテナンスされてなかったので、

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キレイにしてグリスアップします。

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シフトペダル側も酷かったので、こちらもビシッとキレイにしてグリスアップしました。

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こういう部分をしっかりメインテナンスすると、渋かったり、固かったりしたブレーキやシフトのタッチがかなり良くなりますね。

スウィングアームのピヴォットベアリングも古くなってたんで、洗浄してたっぷりグリスアップしました。ベアリングの状態はあまり良くありませんが、これでもうしばらくは使えると思います。

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ドライヴシャフト連結部のブーツも、ひび割れや補修跡があるので交換です。

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お決まりのスピードメーターケーブルの防水ブーツと、傷んだソケットも交換します。

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で、こうなりました!

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作業を始めて三日目、今回はなんだかとっても時間が掛かりましたが、ようやくトランスミッションが車体に戻りました。ウレスィ~。

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エンヂンのトップカヴァーを戻す前に、ブローバイホースの取り出し部からオイルが滲んでたので、ホースのクランプをしっかり締めておきました。
ホースが劣化してくるとココからオイルが滲んできますので、気になる方はクランプを締め直してみると良いかもしれません。ホース自体がダメになっていると交換するしかありませんが、けっこう緩くなっている車輌は多いです。

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てことで、トランスミッションのO/Hとキックスターターの取り付けが終了。
グッジョブ、オレ!

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ただ、この年式のR65のステップは少し位置が高いようで、キックレヴァーを踏み込むとすぐにステップのゴムに当たります。ちょっとストロークが小さいのが気になりますが、上手くキックでエンヂン始動できるかな?

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さて、お次は追加作業のブレーキの整備です!

 

(続く)

 

フライホウィール周りのオイル漏れや、クラッチ周りの点検も、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、リアサスペンションのブッシュの交換。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

外装の取り付けても終わましたが、ちょっとやり残したコトがありました。

リア周りの作業をしているときに気付いたんですが、サスペンションの

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ブッシュがグズグズになってました。

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すぐに部品を注文したものの、なかなか入荷せず後回しになってしまいました。

てことで、ブッシュも届いたんでグイグイッと交換します。

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グズグズのブッシュを交換するだけでも、意外にシャキッとした足回りになると思います。
ブッシュがヘタったまま乗られている方が多いと思いますが、社外の高性能リアサスペンションに交換する前にブッシュ交換してみることをオススメします。抜けたり動きが渋くなっている場合はサスペンション自体を交換するしかありませんが。

そんなこんなで、リアサスペンションを元に戻し、サイドカヴァーも取り付けて作業終了です。
やっと終わった~!

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これで、いよいよ登録できますね。行ってきマース!

 

(続く)

 

リアサスペンションの交換だけでなく、ブッシュ交換も、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、シート周りとガソリンタンクの取り付け。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

ようやくシートが入手できたので、今度こそ外装を取り付けて、ビシッと仕上げたいと思います。レッツ・ゴー!ゴー!

届いたシートを確認すると、表皮にちょっと引っ掻き傷?はありますが、走行距離が少なめのためシートスポンヂにしっかり張りが残っていて、まずまずの状態です。

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傷の具合はこんな感じ。そんなに気にならないかな?

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てことで、リアフェンダーをキレイにして取り付けます。

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ウィンカーとテイルランプもキレイにし、テイルカウルも取り付け。

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シートヒンヂは錆が酷かったので

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新品に交換しまた。

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後側は、シートを開けたときに固定してくれるスリーヴも交換してます。

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ジャーン!ようやくシートが付きました!

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シートの開閉動作、ロック&リリース動作もバッチリです。

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リアフェンダーも付いてツールボックスが置けるようになったので、ETC車載器も取り付けます。
イグニッションキーをONにしてETCの動作も確認、ちゃんと動きました。車輌の登録が済んだら、実際にゲートも通過してみよっと。楽しみ~。

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で、これがあの酷かったガソリンタンクの代わりです。

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目立つトコロでは、小さな凹みが2箇所と

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引っ掻き傷が1箇所ありますが、

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タンクの中は錆びも無く、かなり良い状態なんです!しかも、サイドカヴァーやテイルカウルと同色!
実際、タンクの中を洗浄してみてもほとんどゴミが出てきませんでした。通常、タンクを洗浄するとBMW特有の赤茶色の防錆塗料が剥げたものがバラバラ出てくるもんなんですが、このタンクはまったくありませんでした。剥げた防錆塗料はキャブレターのオーヴァーフローの一番の原因ですから、その心配もほとんどないと思います。ラッキー!

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小さな凹みや傷は再塗装すればどうにでもなりますが、タンクの中の状態ばかりはどうしようもありません。こんだけ状態が良ければ、再塗装のベースとしても十分オススメできます。ま、次のオーナーさん次第ですが。

タンクマウントラバーもヘタってたんで、新品に交換します。ここがヘタると、走行中に段差に乗り上げた際などにガタガタッと音がすることがあるので、ゴムが潰れて薄くなっているようなら迷わず交換しちゃいましょう。

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先にO/Hしておいたコック

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しっかり取り付けます。もちろん、漏れも滲みもありません。バンザイ!

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と言いつつ、過去に一度だけ漏れてしまったことがあるんですが・・・。(反省)
本来、丁寧にコックをO/Hして新品のストレーナーを使い、もう一手間加えるだけで、まず漏れることはありません。ココにシールテープを巻いても意味がないので、どうしても漏れが治まらないときはご相談ください。

てことで、ようやくガソリンタンクが乗りました。イエスッ!

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これで外装の作業も終わり、いよいよ登録です。キャー!
あ、その前にやることがあった・・・。

 

(続く)

 

シート周りの作業や、ガソリンタンクの取り付け、フューエルコックの漏れ対策など、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、サブフレームの取り付けとエンヂン始動。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

いよいよ外装を取り付けて、ビシッと仕上げたいと思います。レッツ・ゴー!

と意気込んでみたものの、シートベースの状態が悪く、意気消沈。
状態の良い中古シートをずっと探しているんですが、なかなか良い出物が見つからず・・・。

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シートは引き続き探すとして、できるコトから進めます。

てことで、サブフレームとシートロックをキレイにします。

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シートロックのリリースボタンの動きの渋い車輌は意外と多いですが、分解して清掃、グリスアップしてやれば、リリースボタンもそこそこ軽くなりますね。

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それと、リリースボタンに付く黒い樹脂製のキャップがなくなっている車輌もたまにありますが、このキャップがあるのとないのじゃ大違いです。なくなっている方、まだ純正部品が出ますので、是非、ご注文を!

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サブフレームが付くと、途端に雰囲気が出てきますね。

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続いて、リアフェンダーと

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テイルランプ周りを取り付けたいところですが、

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シートがまだ準備できてないので、先にエンヂンを始動しちゃいます。
つか、ガマンできん!

一応、あの酷いガソリンタンクの代わりのタンクも入手していますが、とりあえずコイツで。
上手くエンヂンが掛かるかな?

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ウヒョ~!
さすが、エンヂン腰上とキャブレターをO/Hしただけあって、あっさり始動!同調もすんなり決まり、小気味良いタペット音を奏でながらすぐに安定したアイドリング状態になりました。バンザイ!

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点火時期もビシッと調整。安定してますね~。ウヒヒ。

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アイドリング時の発電はこんなもんですが、

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少し回転を上げて1,500rpmくらいにすれば、この通り。
OHV-Rの発電系はウィークポイントの一つですが、この車輌は今のところ問題なさそうですね。

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フロントカヴァーを取り付ければ、エンヂン周りの作業は終了です。イヤッホーイ!

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良いエンヂンに仕上がりそうな予感。ニシシ。

 

(続く)

 

シート周りの整備や、エンヂンの点火時期調整、発電系のチェック等、ご相談くださいッ!

オイルがポタポタ、クラッチリリースのブーツ交換。

仕入れたばかりのR100RS(2本サス)、順調に不具合を洗い出してます。

昨日交換したタイミングチェーン、通勤の往復でテストしてみましたが、バッチリでした!
エンヂンのフロントカヴァー辺りからの音は見事に消え、むしろシリンダーヘッドからのタペット音が気になりだす始末。許容範囲の音なんですが、こんなにうるさかったかしら?

てことで、今日はオイル滲みの確認です。エンヂンをキレイにしたので、よく分かるんですよね。

左側のシリンダーと

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右側のシリンダーは、どちらもプッシュロッドチューブのトコロから垂れてます。
エンヂンに付着していたオイル汚れの原因は、やっぱりココでした。こりゃ、時期を見てシールを交換せねば。

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昨日作業したタイミングチェーンカヴァーと、ちょっと前に作業したオイルクーラーの取り出し部は滲みもないですね。グッド!

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オイルパンも大丈夫そうです。

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で、本題はこちら。
クラッチリリースアームのブーツが破れてて、ポタポタとオイルが滴ってました。これは、前オーナーからも指摘されてたんで知ってましたが、そんなに酷くないのでトボけてました。反省・・・。

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さっそく取り外してみると、けっこうハデに破れてました。
クラッチリリースアームの拭き取りにくかった裏側には、ハッキリとオイル汚れが残ってますね。ビシッとキレイにしてやります。もちろん、ベアリングの清掃とグリスアップも抜かりなしです。

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で、ブーツを交換して取り付けて作業終了。
これでクラッチリリース周りのオイル漏れは止まるでしょう。イエスッ!

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モノサス以降の車輌と、2本サスの後期の車輌のトランスミッションでは、このブーツがオイルシールの役目も果たしてます。ブーツに亀裂や破れが見つかったら、迷わず交換したほうが良いですね。

 

クラッチリリース周りの整備も、お任せくださいッ!

長期不動のR80、ファイナルドライヴの点検とリアブレーキの整備。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

前回に引き続き、リア周りの作業です。

スウィングアームも取り付けたので、リアブレーキの整備です。

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ちょっと擦っただけで、ブレーキダストがこんなに出てました。

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ブレーキシューは一度も交換されてないみたいですね。使用限度は1.5mmですが、

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一番減ったところの厚みが2mmくらいなので交換しちゃいます。

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ブレーキカムはグリスが古くなって錆びが発生し、動きが渋くなってました。ブレーキアームもオイル汚れがヒドイですね。しっかりキレイにします。

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長期不動の車輌なので、ファイナルドライヴも確認することにします。
ちょっと汚れたオイルが残ってますね。

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それでもギアとベアリングの状態は良く、まだまだ全然大丈夫そうでした。一安心です。

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カヴァーに付着していたブレーキダストの汚れも落とし、元に戻します。

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てことで、ブレーキ周りを組み付けます。

ブレーキシューは、当店取り扱いのEBC製ブレーキシューに交換です。
制動力はもちろんですが、ドラムへの攻撃性も少ないので、純正ブレーキシューよりもオススメです。是非ッ!(宣伝)

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かなりヘタっていたので、ココのフェルトリングも交換です。

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各部をしっかりグリスアップして組み付ければ、イヤでも利くブレーキになりますね!

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錆びてたホウィールボルトも

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新品に交換したので、

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(入庫時よりは)けっこうキレイな印象になりました!

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ドラムの磨耗もまだそれほど多くないので、再塗装するのも良いかもしれません。ま、次のオーナーさんにお任せですね。

あ、ステップも入荷したので、取り付けました。

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サイレンサーも取り付けて、車体のリア周りの作業はほぼ終了です。ウヒョ~!

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残すところ、外装の取り付けだけですね。いよいよ!

 

(続く)

 

ファイナルドライヴの点検や、リアブレーキの整備も、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、車体のリア周りの取り付け。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

エンヂンとトランスミッション側の作業がほぼ終わったので、車体のリア周りを取り付けます。

スウィングアームのピヴォット部をキレイにして、スウィングアームを取り付けます。

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ピヴォットボルトはフレームとの隙間が左右均等になるように締め込んで、プリロードを掛けてから規定トルクでしっかり固定します。
ベアリングの状態も良かったので、たっぷりグリスアップしてやれば気持ち良く動く足になりそうですね。ドライヴシャフトのベアリングの状態も悪くなかったので、今回はそのままです。

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リアサスペンションを仮組みして、スウィングアームの取り付けはOKです。

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続いて、ペダルとステップを取り付けます。

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シフトペダルもキレイにし、グリスアップします。シフトペダルとステップのゴムは要交換ですね。

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ブレーキペダルのピヴォット部とブレーキロッドのリンケーヂの錆びもキレイに落とし、

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グリスアップしてやります。
ついでに、ブレーキスウィッチをON/OFFさせる部分の樹脂製のキャップも取り付けておきます。

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ココですね。
劣化してボロボロか、なくなっている車輌がほとんどだと思います。まだ部品は出ますので、気になる方はご注文を。

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タンデムステップも分解してキレイにし、グリスアップします。

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リア周りもだいぶカタチになってきました!

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次はリアブレーキですね。

 

(続く)

 

スウィングアーム周りや、シフトペダル、ブレーキペダルの整備も、ご相談くださいッ!

長期不動のR80、バッテリーと排気系の取り付け。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

トランスミッションも取り付けたので、バッテリーと排気系を取り付けます。

ここまでスカスカなので、まずはキレイに清掃から。

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バッテリーケースの状態はそれなりです。

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ナットの錆がヒドくて苦労したりしますが、

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できるだけキレイにしてやります。

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ゴムのシートで保護して

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バッテリーを取り付け。これでエンヂンも始動できるようになりました。

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ということで、錆と汚れがひどい排気系もキレイにします。

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コレクターボックスの錆びと汚れも、

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イグゾウストパイプの錆びも、

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落とせるだけ落とします。

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どうですかッ!

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割らずには外せなかったフランヂナットも、ブラスト仕上げした中古良品に交換します。

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アンチシーズ(焼付防止剤)をたっぷり塗ってやれば、フランヂナットもスムースに回ってしっかり締め上げられますね。イイ感じです。

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コレクターボックスも取り付けました。

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次はスウィングアームです!

 

(続く)

 

バッテリー交換や、排気系の作業も、ご相談くださいッ!