R80、タイア交換とドライヴシャフトのブーツ交換・・・からの、イグニッショントリガーの修理。

ちょっと前にオイル交換にお越しくださったR80にお乗りのお客様、注文していたタイアが入荷しましたのでソッコーでご連絡したところ、ソッコーでご来店にッ!有り難いことですッ!あ、ソーレ!仕事だワッショイ!仕事だワッショイ!

DSC_8245

 

などとハシャいでる余裕はありませんので、さっさと作業に取り掛かります。前回の作業時にご指摘させていただいたドライヴシャフトブーツ、今度こそ交換させていただきますぞー!(チャリーン♪)

DSC_8250

まずは、リアホウィールを外しまして・・・ウッ!すんごいブレーキダスト!

DSC_8255

こりゃ、ブレーキ周りも整備したほうが良いですね。ついでに、ブレーキロッドもステインレス製のモノに交換しちゃいます。以前にご相談があったので試しにmoto-binsから取り寄せといたんですが、在庫しておいて良かったわぁ~。(ニヤリ)

DSC_8271

しっかりきれいにして、たっぷり(適量)グリスアップしておきました。

DSC_8282

で、ドライヴシャフトを外して

DSC_8295

ブーツをビシッと交換して(けっこう大変です・・・)

DSC_8371

リアブレーキもビシッと組み付けます。

DSC_8307

あ、ブレーキペダルのトコロのキャップがなかったので、取り付けておきました。

DSC_8300

そして、ようやくリアタイアの交換です。ホウィールをキレイにしまして

DSC_8314

こちらもビシッと交換しました。フゥ~、夏のタイア交換は体に堪えますねー。

DSC_8318

なので、休憩がてら交換したブーツをちょっと見てみます。

DSC_8330

細かいひび割れがたくさんあり、一部は裏側まで裂けていました。

DSC_8337

交換して間もないオイルも50mlくらい減っており、やっぱりブーツから漏れていたみたいですね。また、前回ほどではないんですがオイルも汚れていました。うーん、作業中に確認した感じ、ドライヴシャフト側にそんなに目立った汚れはなかったんですが・・・?もう少し様子見とさせてください。

DSC_8343

ちなみに、前回交換したときのオイルはこんな感じ(写真右)でした。

DSC_6465

それと、ついでというにはヘヴィな作業でしたが、漏れたオイルで汚れたコレクターボックスも

DSC_8352

そこそこピカピカにしておきました。フフフ。

DSC_8353

ハイ、できました。

DSC_8365

続いて、フロント周りです。

DSC_8378

リア同様、ビシッとタイア交換しまして

DSC_8393

追加でご希望のステムベアリングの締め付け具合もキュッと調整しています。

DSC_8405

余談ですが、こちらの車輌のブレーキキャリパーはピストン径の大きくなったモノが付いてまして、ディスクはR100GSやR100Rなんかと同じなんですが

DSC_8435

ホウィールを外すときにブレーキパッドの引っ掛かりがちょっと気になってディスクの厚みを点検したところ、磨耗限度を少し下回っておりました。ディスクの裏に「MIN. – 0.18″(インチ)」とありますので、4.57mmくらいが限度(新品時:5mm)になります。できれば、次のブレーキ周りの整備のタイミングで中古良品に交換するのが良いと思います。純正新品の価格は¥51,000(税抜)とのことですから・・・。

DSC_8436

てことで、できました。

DSC_8453

あ、お伝えしていたシートも、ヒンヂの取り付け位置を調整したら開けたままの状態を維持できるようになりました。これで少しは便利になるんじゃないでしょうか。イエス!

DSC_8420

と、あとは軽く試乗して納車するだけのハズだったのに、ちょっと気になって点火時期を点検したところ・・・進角がオカシイことを発見ッ!「S」マークが全然見えないッ!イヤー!

DSC_8840
(動画でご覧いただけます。)

とりあえず、故障診断用に確保しておいたイグニッショントリガーに交換して納車させていただいたんですが・・・

 

(続く)

 

タイア交換や、ドライヴシャフトのブーツ交換、リアブレーキ周りの整備等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、長期不動からの整備&登録作業。(その4)

6月の終わり頃に「15年くらい放置された不動車を買っちゃったんだけど、整備と車検をお願いできるかな?」と突然ご来店くださったお客様のR100RS、少しずつ作業を進めておりました・・・。

 

前回の作業でオイル交換を済ませ少し前向きになったモギー、いよいよ本格的な整備に取り掛かることにしました。

DSC_6779

それにしても、見れば見るほど

DSC_6784

ヤル気が失せる・・・じゃなくて、錆と汚れがすんごいコトになっているッ!のを思い知らされます。

DSC_6789

ホウィールを外せば・・・!

DSC_6797

こんなトコまで白い粉が・・・!

DSC_6808

オ~ゥ、ノ~ゥ。こりゃ、薄目で作業しないと、どんどんヤル気が失せそう・・・じゃなくて、目にゴミが入ってイテテってなことになりかねませんなぁ。(コンタクトレンズ派)

DSC_6804

ドライヴシャフトブーツ、スピードメーターケーブルのダストカヴァーはひび割れて

DSC_6823

バッテリーケーブルを固定するボルトは、なぜか非貫通のボルトに交換されているッ!

DSC_6831

・・・。

wait

 

~一時間後~

何度も深~く深呼吸を繰り返し、だいぶ落ち着いてまいりましたので、薄目をしっかり?開けて黙々と作業に励みたいと思います。今のモギーに必要なのは、やはり無の心なのです。

0007

手が入るところはすべてキレイにします。

DSC_6845

取り外したブレーキやシフトペダル、クラッチリリースアームにバッテリーホルダーもキレイにします。

DSC_6853

錆や汚れだけでなく、古くなったグリスも丁寧に落としております。

DSC_6860

よろしいのではないかと存じます。

DSC_6863

ダメになった部品も交換させていただきました。

DSC_6869

いかがでしょう。よく利くブレーキになるのではないかと。

DSC_6880

ファイナルドライヴもご覧の通りでございます。

DSC_6885

もちろん、ドライヴシャフトのブーツなども新品に交換しております。

DSC_6895

タイアもご希望のレーザーテックに交換し

DSC_6910

リアサスペンションも、お客様がお持ち込みになられた

DSC_6937

プログレッシヴ製のモノに交換しています。

DSC_6929

お伝えした通り、サスペンションボディがファイナルドライヴに干渉するため、やや大きく削っておりますこと、ご了承ください。

DSC_6923

また、バッテリーホルダーのプレートとロッドがありませんでしたので、状態はあまりよくありませんが中古品を取り付けさせていただきました。

DSC_6965

できましてございます。

DSC_6950

と、落ち着いた雰囲気でご報告させていただきましたが、通常の整備に加え、清掃と磨きがいちいち発生する分、けっこう大変でした・・・。写真で伝わるか分かりませんが、手の入るトコロは片っ端から汚れを落とし、磨けるモノは磨いてありますので、かなり良い状態に戻ったのではないかと思います。もちろん、ドラムの磨耗やブレーキシューの厚みなども点検し、良好な状態であることを確認していますので、ご安心ください。引き続き、無の心で頑張ってまいります。

0007

 

という感じで、かなーり頑張ったのに、まだ車体の後側しか終わっていないという・・・。

 

(続く)

 

不動車のリア周りの整備や、お持ち込みのサスペンションの取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

冷やかしのR100RS、タイア交換とサブフレームの取り付け。

アレからも、ちょくちょく冷やかし(遊び)に来てくださるR100RSにお乗りのお客様、ここのところトラブルもなく楽しまれているようで安心していたのですが、今度は「なんか、リアのタイアが滑るんスけどー!」などと意味不明なご連絡をくださいました。ん?リアの?タイアが?滑るとな?

 

・・・。

 

冷やかしじゃあないッ!今回も 断じて 冷やかしなんかじゃあないッ!

冷やかしじゃあない
ジョジョの奇妙な冒険より

 

などと、ネタの使い回しはこのくらいにして、ソッコーで注文しておいたタイアが入荷しましたので、冷やかし(遊び)にいらした際に交換させていただきました。

DSC_6212

オホ!スクリーンがピカピカになっとるー!頑張って磨いたみたいですね!

DSC_6210

で、ササッと(汗だくで)タイアを交換したついでに、以前にこちらのお客様がご友人に製作してもらったサブフレームも取り付けさせていただきました。なんだかんだで放置プレイ中だったんですが、最近、冷やかし(遊び)の度に「サブフレーム、どうしよっかなー。」とブツブツおっしゃるものですから・・・って、アレから早や半年以上が経過しているッ!ダメじゃん、モギー!何やってんの!

DSC_6359

サーセンしたー。

pekori

と、ネコでごまかしてる間に・・・ホイ、できました。

DSC_6361

オォ!なんなの、この新しいカスタムの方向性!パニアケースもよく似合っているッ!ような気がするッ!

DSC_6363

仕事するバイクにしたいんだい!」と聞いたときはふざけているのかと思いましたが、こうして見ると、その本気度がハッキリ理解できました。その節は大変失礼致しましたッ!

DSC_6368

仕事道具を満載にしたR100RSの雄姿、期待しております。お仕事、頑張ってねー。

shigoto

 

~翌日~

取り外したタイアを片付けていて気付きましたが、そのツルツルっぷりもさることながら、お客様もおっしゃっていた釘、思いっ切り差さってるじゃないスカ!

DSC_6416

オ~ゥ、すごい手のタコ・・・じゃなくて、すごい釘!さすが、前厄だけのことはありますね。パンクしなかっただけ幸いですが。ククク。

DSC_6426

 

ということで、この度はタイア交換とサブフレーム取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!これで、また安心して走り回れると思いますので、ツーリング&仕事にジャンジャン使っちゃってください。楽しいご報告をお待ちしておりますッ!って、ブログにする前にあんなコトするなんてー!んもう、なんなのー!(良い意味で)

 

タイアの交換だけでなく、サブフレームの取り付けも承っております。ご相談くださいッ!

謎のR65? アレやコレや。

先日ブログのネタにしたモギーが足を向けて寝れない&当店のステマ担当のお客様のR65(2本サス)、以前からカスタムと整備のご相談をいただいておりましたが、ようやくモギーの準備が整いまして、車輌をお持ち込みになられました。本当にお待たせしてしまい、申し訳ありませんでしたッ!からの、有り難いことですッ!ウォー!

DSC_3918

 

実は、年明けに「スポークホウィール化したいですッ!」とのお話があり、すぐに必要な部品を手配したものの、「フロントは18インチのままでッ!」などとおっしゃるものですから、レアなサイズ(18インチ、40穴)のアルミリムが届いたのが6月でして

DSC_3919

しかも、18インチ用のステインレス製スポークがないため、現物合わせで19インチ用スポークを短縮加工して組み上がったのが入庫日直前という・・・。

DSC_3931

予想外にモギーが忙しくさせていただいていたせいもありますが、なんとも時間の掛かる準備となってしまいました。お客様が予備でご用意していたシリンダーヘッドも、いつもなら内燃機加工屋さんから戻ってくる2週間が待ち遠しいところですが、とっくにO/Hされて2ヶ月間も放置プレイ・・・。

DSC_8509

それでも、

 

「ほかのお客さんを優先してくれて構いませんからッ!」

 

だって!もう、どうにでもして・・・。ズキュン!ズキューン!

anago

モギー、頑張るでありますッ!

arimasu

 

てことで、さっそく作業に取り掛かりましたが・・・イグゾウストパイプのフランヂナットが変形していて工具が掛からないッ!

DSC_3974

なんとかフランヂナットを緩めたものの、ネジ山にもダメーヂがッ!

DSC_3960

こっちも!ガビーン!

DSC_3953

こりゃ、交換ですね・・・。

DSC_4352

で、サイレンサーを外そうと思ったら

DSC_3942

アレレ?左右が逆に取り付けられているッ!つか、なんで今まで気付かなかったのかッ!

DSC_3946

サイレンサーステイの新しさを見ると、どうやらこのステイを交換した際に左右を間違えたみたいですね。取り付けるときに直しておきます。

DSC_3989

フゥ、まだ本格的な作業に入っていないのに、色々ありますねー。

エンヂン周りのオイル滲みもなかなかアレですが

DSC_4002

今回の作業でビシッと止めてみせましょう。ヘンなガスケットが盛られたオイルラインのブラインドプラグも・・・なんとかします!

DSC_4005

ただ、以前にトランスミッションをO/Hさせていただいたときにこの辺のオイル滲みはしっかり直したはずなんですが、ちょっと気になる汚れ方です・・・。

DSC_4010

原因はココ、ブリーザーヴァルヴからのオイルじゃないかと疑っているんですが、果たして・・・?

DSC_4019

さて、エンヂンの汚れ具合も確認できましたので、いよいよ作業です。頑張るぞー!オー!

DSC_4027

って、いきなりコレかー。

DSC_4035

めげずにジャンジャン取り外します。

DSC_4048

汚れはアレですが、コンロッドやカムシャフトには異常は見られませんでしたので

DSC_4058

ビシッとキレイにして

DSC_4067

O/H済みのシリンダーヘッドを取り付ければ

DSC_4101

バッチリです。シリンダーとピストンは、予想通りクリアランスが規定値ギリギリでしたので、在庫車輌に使うつもりで用意していたモノと交換しています。

DSC_4113

また、タペットの一つだけ状態が悪かったので、中古良品と交換しておきました。

DSC_4117

良いんじゃあないでしょうかッ!

DSC_4132

引き続き作業を進めますので、もう少しお待ちください。それにしても、元々はこんな感じだったハズなんですが、見れば見るほどR65に見えなくなってきましたね。ククク。

R65

 

(続く)

 

スポークホウィールの組み立てや、タイア交換、シリンダーヘッドのO/H等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

ヤバイR100RS、インテイクパイプの取り付けとチャージランプの取り付けと。

以前にエアクリーナーハウジングの交換作業をご依頼くださったヤバイR100RSにお乗りのお客様、最近、ちょくちょく作業のご相談&ご依頼をいただいております。なんともッ!有り難いことですッ!

あれから、注文していたインテイクパイプも入荷しまして

DSC_0678

無事に取り付けまで済ませ

DSC_0692

ビシッと仕上げさせていただいておりました。

DSC_0693

ちなみに、こちらが前回の不細工な仕事です。オホホ。

DSC_9819

で、その後もタイア交換や作業のご相談にいらしてくださっていたんですが

DSC_0695

ある時、「なんか、交換したメーターの電圧計の表示が11V台になってるんですけど?」などと意味不明なことをおっしゃいまして

hatena

点検してみると、チャーヂランプがなくなっているッ!ことに気が付き、慌ててテキトーにチャーヂランプを取り付けさせていただきました。

DSC_2257

フゥ~。ギリ、セーフ!

safe

チャーヂランプは発電系の回路の一部になっていますので、省略すればオルタネーターのローターコイルに電気が供給されず、発電そのものがされません。ご存知なかったとはいえ、一ヶ月近くもチャーヂランプなしで走られていたとは・・・、そのうち確実にエンヂンが停止するところでした。イヤー!コワイー!つか、ソレに気付かないモギーもまだまだ未熟ッ!申し訳ありませんでした。

 

~数日後~

すぐに手配した後付けできそうなインヂケーターランプが届きましたので、さっそく作業に取り掛かります。上手くできるかしら?

DSC_2282

お客様ご自身で製作、取り付けされたステイにマーキングしまして

DSC_2266

ランプがピッタリ収まるように穴を開けます。少し塗装が剥げてしまいましたので、簡単に塗り直しておきました。

DSC_2294

ちょっと大きいですが、こんな感じです。

DSC_2305

良いんじゃあないでしょうかッ!もちろん、動作もバッチリです。

DSC_2307

と、これで一件落着かと思いきや、お客様が使用されているメーターはフロントホウィールの回転をセンサーで検出して速度計の信号にするタイプのため、純正のスピードメーターケーブルが不要になるんですが・・・

 

「邪魔なケーブルをどうにかして欲しいんです。お願いできますか?」

 

だって!もう、好きにして・・・。

anago

そこで用意したのが、コチラ。

DSC_2500

当店に転がっていたトランスミッションのカヴァーと純正のケーブルソケットから採寸し、あらかじめ製作してもらっていたブラインドプラグです。O-リングでピタッと塞げるようになってます。

DSC_2528

どうですかッ!単品製作なのでエライ価格になっちゃいましたが、上手くできたんじゃないかと思います。単品製作=一発勝負のため、実際に取り付けるまでかなりドキドキしました・・・。ホッ。

DSC_2603

あ、邪魔だった純正のスピードメーターケーブルですが、お客様の「ぶった切ちゃってくださいッ!」というご希望でこうなってました。ドゥフフ。

DSC_2602

といった感じで、もうブログのネタとしてはお腹いっぱいだったんですが・・・

 

「海外のサイトで取り扱っているアレ、手配できませんか?」

 

だって!もう、どうにでもして・・・。

anago

 

~約一週間後~

アレが届きましたので、またまたソッコーで取り付けさせていただきました。

DSC_2800

パカッ。

DSC_2798

そう、モンツァタイプのタンクキャップです。タンクの色が白系だからか、なんだかとっても似合ってますね!ネジ込み式の固定方法にもかかわらずしっかり位置も出てますし、横から見てもそんなに飛び出た印象もなく、想像していたよりもイイ感じです。お客様も満足しているご様子ッ!これで、ようやくモギーも一息つけるッ!ヒーハー!

DSC_2804

 

ということで、この度はインテイクパイプの取り付けからタイア交換、チャーヂランプの取り付けにブラインドプラグの製作、タンクキャップのご注文と、色々とご依頼いただき有り難うございましたッ!カスタムもだいぶ仕上がってきたようですが、もう少し細部を詰めたいとのこと。当店の設備でできることには限りがありますが、できる範囲でお手伝いさせていただきますので、また何かありましたらご相談ください。モギー、コツコツ ガンバリ マース!

 

アレやコレやのご相談も、諸々承っております。ご連絡くださいッ!

西方(愛知)から、ホウィールの修正&塗装と。(その2)

当店ブログに触発されて「自分もあんな風にホウィールをッ!塗り直したいッ!」とご連絡くださったお客様のR100RS、そろそろ塗装に出していたホウィールが戻ってきちゃいそうなので、他のご依頼の作業も進めておきます。つか、ブログの時系列がめちゃくちゃですが、ご理解くださいッ!

 

まずは、セルモーターのO/Hから。

DSC_0722

以前に試乗した際、エンヂン始動後のセルモーターの回り終わりにギャー!という異音が聞こえることがありましたので、お客様に相談して作業させていただくことになりました。

DSC_0732

バラバラに分解して、中身を確認。

DSC_0734

マグネットはしっかり付いていましたが

DSC_0766

当店取り扱いのEME製マグネットハウジングに交換します。これで、もうマグネット剥離の心配はなくなるかと。

DSC_0775

あ、ブラシがけっこう減っていましたので、同時に交換しておきました。長時間セルモーターを回せばそれだけ負担が掛かりますので、短時間でエンヂンを始動するコツを早めに見つけていただければと思います。そうすれば、より長く安心してセルモーターを使い続けることができますので。といっても、乗り始めてまだ半年ほどとのことですから、前の所有者の時点ですでに減っていたような気がしますが・・・。

DSC_0759

ちなみに、こちらの車輌の走行距離は36,000kmくらいでした。通勤で乗られるような始動回数が多い方とロングツーリングで主に乗られる方では当然違いがありますし、セルモーターの使い方によっても変わってきますが、50,000kmくらいをO/Hの目安としても良さそうです。ブラシの残りが気になる方がおられましたら、ご相談ください。参考までに、交換用の新品のブラシの長さは18mmです。

作業に戻りまして、マグネットハウジングにアーマチュアやブラシを取り付け、ビシッと組み立てます。

DSC_0781

あ、このダストキャップがありませんでしたので、取り付けておきました。分解された形跡もなく、最初から付いていなかったみたいです。ときどきこういうコトがありますね。

DSC_0843

それと、セルモーターの回り終わりにギャー!という異音が出た原因は、遊星ギアのグリス切れでした。カチカチになってポロポロ落ちてきたグリスをキレイに取り除いて

DSC_0769

たっぷりグリスアップしておきましたので、もう大丈夫かと思います。

DSC_0785

できました。

DSC_0792

続いて、ダイオードボードを取り外し、マウントを交換します。

DSC_0743

オルタネーターとイグニッショントリガーのトコロからのオイル漏れはないですね。グッド!

DSC_0738

純正のゴムのマウントからアルミ製のマウントに交換しまして

DSC_0747

元に戻します。

DSC_0751

で、セルモーターも元に戻せば、電装系のご依頼分はOKです。フゥ、ホウィールが戻ってくる前に、なんとか間に合った~。

DSC_0795

そういえば、エアクリーナーのフィルターがちょっと傷付いてました。カヴァーを脱着する際に擦ったんだと思いますが、まだ十分使えそうなのでそのままにしています。このフィルター、意外とお高いんですよね・・・。純正品で¥6,440(税抜)、EME取り扱いの相当品でも¥4,700(税抜)くらいになってしまいますので。

DSC_0803

 

~翌日~

ドンピシャなタイミングでホウィールが届きましたので、引き続き作業を進めます。予定より数日早く納品してくださった塗装屋さんに感謝でありますッ!

DSC_0812

塗装の仕上がりも、ご覧の通りッ!ツヤツヤしているッ!

DSC_0815

それでは、さっそくベアリングの取り付けとまいります。

DSC_0819

取り外した際に錆が気になったディスタンスカラーですが、キレイにしてたらリングもポロリと取れちゃいましたので、たまたまあった中古品と交換させていただきました。

タイアを履かせ、ブレーキディスクも取り付けて

DSC_0831

お客様お持ち込みのクロムモリブデン鋼、通称クロモリのアクスルシャフトで組み付ければ

DSC_0839

できました。さあ、どうなのよ!

DSC_0921
(動画でご覧いただけます。)

ウホッ!キレイにクルクル回っているッ!

kurukuru

ちなみに、修正前はこんな感じでした。

DSC_8746
(動画でご覧いただけます。)

こちらのホウィールは歪みが何箇所もありましたので、その分、修正に手間が掛かったそうですが、それでもこのくらいキレイに回るようになります。中古良品のホウィールが手に入らない場合、修正するという選択もアリなのではないかッ!と思います。価格は修正箇所次第になりますので、気になる方はお問い合わせください。

おっし、お次はリアホウィールです。

DSC_0823

ドラム側もキレイに仕上がっています。

DSC_0807

ついでにブレーキシューも点検しておきました。厚みは十分残っていますので、まだまだ大丈夫だと思います。

DSC_0835

これで、残す作業もあと少し!ファイトー!オー!

 

(続く)

 

セルモーターのO/Hや、ダイオードボードマウントの交換、塗装したホウィールの組み付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

千客万来。(その2)

世の多くの方々をハシャがせていたゴールドだか黄金だかの一週間、おかげさまで当店にも沢山の?お客様がご来店くださいました。ウヒョヒョ!有り難いことですッ!

溢れんばかりの人の中には手を合わせる方までおり、かえって恐縮してしまうモギーでありましたが、お一人ずつに丁寧な接客を心掛けなんとか乗り切りました。フゥ~。(白昼夢)

guests

さすがにコレだけの数のお客様とのやり取りを詳細にブログにするのは困難ですので、今回もダイジェストでお送り致します。

 

連休の始め、まずはドラマチックなR80にお乗りのお客様がハーレーに乗ってご来店にッ!ワォ!

DSC_9543

ちょっと変わったハンドルですが、意外にもポジションや操作性は悪くないとのこと。なんかカワイイですね~。

DSC_9544

R80は翌日からの四国ツーリング(!)のために整備途中だそうで、部品をお買い上げになって帰られていきました。あざーす!

DSC_9546

続いて、メールでタイア交換をご相談くださったお客様がご来店にッ!当店でのタイア交換はすべて手作業のため大変お待たせしてしまい、スミマセンでした・・・。お近くにお住まいのようですので、また何かありましたらお気軽にご来店ください。ご依頼、有り難うございましたッ!

DSC_9773

と、ふと足元を見ると、ココにもスタンド使いがッ!なんというッ!すでに日本中に増殖しているのかッ!

DSC_9769

さらに、先日ご来店くださったばかりのお客様が今度はETCの取り付けにご来店にッ!またまた有り難いことですッ!

DSC_9839
(ピンボケでスミマセン・・・。)

当店では中古のETCをご用意しております。オリヂナルステイと一緒に是非どうぞ。(宣伝)

DSC_9835

しかも、おやつまで頂いてしまいました。キャー!

DSC_9854

で、ヤバイR100RSにお乗りのお客様が作業のご相談&ご依頼に来てくださったり、

DSC_9845

少し前にドライヴシャフトの交換のお手伝いをさせていただいたお客様が、遊びに来たふりして

DSC_9869

職権濫用?して取り付けたサイレンサーから

DSC_9867

走行中に脱落したインナーパイプの修理に工具を借りに来てくださったり、

DSC_9870

以前にネットオークション経由で部品をお買い上げいただいたお客様が修理のご相談にお見えになったりと、予想外の来客の多さに戸惑う毎日なのでありました。

DSC_9902

こちらのピース姿がキュートなお客様、そこそこ大きいモギーよりも背が高くていらっしゃいますので、R100Tradの純正でアンコ抜きされたシートだと「低すぎて、逆に足付きが悪いんです。」とのこと。オ~ゥ、ゼイタクナ ナヤミ デスネ~。(恥ずかしながらR100Tradの細かい仕様の違いを知りませんでした。オホホ。)

DSC_9901

連休後半も、ちょっと前にタイミングホールプラグをお求めになったこちらのお客様が軽い?アクシデント後の作業のご相談に来てくださったり、

DSC_9965

モギーのもう一台の愛車であるドリーム50繋がりの友人が

DSC_0352

お菓子と一緒に遊びに来てくれたり、

DSC_0476

モギーが足を向けて寝れないR65にお乗りのお客様が北海道へ遊びに行ったお土産を持って来てくださったので

DSC_0240

正装に着替えてカレーを楽しんでみたりと、

curry

なんだかとっても忙しくさせていただくことができました。連休中にご来店くださった皆様、本当に有り難うございましたッ!ペコリ。

pekori

結果、止まっている作業を進めようと思っていたのにまったく進まないというッ!マズイッ!非常にマズイですぞッ!シェー!

syeee

 

というわけで、少しずつ忙しさが増してきておりますモギーモータース、これからもコツコツとお客様のご期待に応えられるよう努力してまいりますので、(納期に)優しい目で見守っていただければと思います。頑張りマス!

 

アレやコレやソレなど、諸々承っております。ご相談&ご来店くださいッ!

R60/7、J&Pカスタム。(その2)

「気軽に乗れるようにしっかりと整備して、ボロボロにヤレた外観でカッコ良く仕上げたいッ!」というR60/7、たっぷりお時間はいただいていますが、少しずつ作業を進めています。

DSC_5187

 

車輌をお預かりした翌日、お客様がご来店くださったんですが、そのときにタイアの話になりまして、「ご希望のタイアがあれば、ご自身で手配されても構いませんよ。」とお伝えしたところ、ソッコーで届きました。

DSC_5319

「全然急いでません。時間があるときに進めてください。」って言ってたくせに、仕事が早いッ!逆に、キュンときちゃう・・・。

anago

オッ、このトレッドパターン!ファイアーストーン!

DSC_5321

週末に幾つかの部品をお持ち込みになられるので、そのときに雰囲気を見てもらうためにも、さっそく交換しちゃいます。

DSC_5366

ドラムに磨耗もほとんどなく、状態はかなり良好です。ヘンな虫の巣みたいのがありますが。

DSC_5368

表にもヘンな巣が・・・。

DSC_5376

てことで、タイアを交換します。リムにある古いテープは剥がさなくても問題なさそうなんですが、

DSC_5382

せっかくなのでキレイにして

DSC_5386

新品のリムバンドとチューブを使いたいですね。

DSC_5388

できました。

DSC_5407

もちろん、フロントも頑張ってキレイにしました。地味に大変な作業・・・。

DSC_5364

どうですか!横から見てるとフツーっぽいですが、

DSC_5411

前から見ると、この迫力!

DSC_5419

このパターンを魅せるなら、フェンダーは邪魔ですね。

DSC_5432

後ろから見ても

DSC_5424

ヤバそうな雰囲気がプンプンします。カッコイイ~。

DSC_5437

 

これで、部品をお持ち込みになったときのイメーヂも掴みやすくなったと思います。アレとアレとアレ、どんなのお持ちになるのかしら?楽しみー!

 

(続く)

 

お持ち込みのタイアの交換も承っております。ご相談くださいッ!

何を言っているのか。(その2)

先日ご紹介した「何を言っているのか。」のR100RS、さっそく整備と修理を進めています。

DSC_1103

 

まずは、前オーナーも認識していたというブレーキランプの不具合。前オーナー曰く、「リアのブレーキスウィッチが壊れていて、ブレーキランプが・・・」とのことでしたが、点検してみるとスウィッチに異常はありませんでした。ということは、フロント側のスウィッチかな?

でした。スウィッチが壊れていて、ブレーキレヴァーを握ってもONになりません。

DSC_1227

安くはありませんが、こればかりは交換しないとどうしようもないので、新品のスウィッチに交換です。

DSC_1229

これで直ったかなと思ったら、まだブレーキランプが点きませんッ!

配線に問題はなかったので、まさかの球切れを疑いましたが・・・

DSC_1230

シングル球のはずが、ダブル球にッ!

シングル球に交換したら

DSC_1233

あっさりブレーキランプが点灯するようになりました。んもう!

DSC_1238

続いて、怖いくらいに震えていたハンドルの振れを改善するため、ステムベアリングの締め付け具合を点検、調整してみます。

R100RSの場合、ステアリングダンパーのロッドが邪魔をしてステムナットを締められないのでけっこう大掛かりな作業になってしまいますが、ベアリングを交換する予定なのでココまで取り外してしまいます。

DSC_1250

で、前オーナーも認識していたというもう一つの不具合も点検。曰く、「フォークのオイルシールは交換したが、まだ漏れているのであらためて交換の必要が・・・」とのことでしたが、これはシール交換でどうこうできる状態じゃないような?

DSC_1255

インナーチューブの摺動部にこれだけ錆びと縦スジがあると、何回シールを交換しても漏れは直りません。お客様にはかなりの負担になってしまいますが、再めっき済みのインナーチューブに交換するしかななさそうです・・・。

DSC_1259

てことで、ステムベアリングを調整し、ステムナットをしっかり締め付け直しました。
ステムナット自体はしっかり締め付けてありましたが、アジャストナットがユルユルだったので、これでハンドルの振れはかなり改善するんじゃないでしょうか。

DSC_1264

ちょっと試乗してみます。正直、前回の試乗では良いトコロも、悪いトコロもまったく分かりませんでしたから。アハハ。

DSC_1265

オォッ!怖くなくなったッ!

ということで、簡単にインプレッションを。
ステムベアリングの締め付けを調整したおかげで、ハンドルの振れはほとんど気にならなくなりました。が、まだフロント周りが上下にフワフワする感じです。新品のタイアに騙されて空気圧の点検を怠ったせいもありましたが、適正な空気圧に調整してもやっぱり気になります。
それと、キャブレターのジェットの詰まりを直してエンヂンはだいぶ元気になりましたが、なんだかまだ少しパワーが足りない感じです。ほぼ同年式の当店在庫のR100RSと比べると、加速感がモッタリしていてチョット物足りません。スロットル操作が重いことも一因かもしれませんが、しっかり整備して再度確認する必要がありそうです。ただ、走行距離の割りに異音があまりないのが幸いです。
車体の状態は未整備車輌らしいヤレた印象ですが、とりあえず走る、曲がる、止まることは問題なくできていますので、こちらもしっかり整備すればグッと良くなりそうです。
何より、前オーナーが言っていたクラッチ板の滑りは、やっぱり確認できなかったのが大きいです。クラッチ板の交換となると、ついでにできる作業も色々と見つかって、その分コストが掛かってきますからね。
うーん、現状で把握できたトコロはこんな感じでしょうか。

 

おっし、そんじゃ作業に取り掛かりますか!あ、チャーヂランプを忘れてた・・・。

 

(続く)

 

ブレーキスウィッチの交換からバルブの交換、ステムベアリングの点検&調整やフロントフォークの点検、試乗による点検とダメ出しまで、諸々ご相談くださいッ!

長期不動のR80、タイア交換。

ちょっと前に仕入れた長期不動のR80、少しずつ再生に向けて進んでいます。

シリンダーヘッドを内燃機屋さんに預けている間に、できる作業を進めます。
引き続き、フロント周りの整備です。

フロントフォークが車体に戻ったので、タイアを交換します。

DSC_0010

しかし、見事にヒビが入っていますね。
タイアは山が残っていても、5年くらいで交換するようにしたほうが良いと思います。

DSC_0012

汚れもヒドイので、ブレーキディスクも取り外します。

DSC_0016

少しはキレイになるかな?

DSC_0013

ベアリングの状態は悪くないので、とりあえずそのままにしておきます。
シール付きのおかげか、あまりゴロゴロしたベアリングを見ることはないですね。

DSC_0020

軽く磨いてみたものの、あまりキレイになった気がしないです。

DSC_0025

再塗装すればキレイになりますが、ソコは次のオーナーにお任せします。

DSC_0023

リムの内側もキレイにして

DSC_0021

タイアを取り付ければ

DSC_0029

フロントは終了です。

DSC_0033

ディスクはまあまあキレイになりました。磨耗も少なく、良いんじゃないでしょうか。

DSC_0027

続いて、リア側です。

ホウィールボルトは錆びて見栄えが悪いので、新品に交換します。

DSC_0046

パッと見はキレイですが、やっぱり軽く磨きます。

DSC_0049

こちらもヒビが入ってますね。

DSC_0054

ドラムのブレーキダストをキレイにして、

DSC_0048

磨耗具合を確認しておきます。
走行38,000kmですから、まだまだ大丈夫そうですね。

DSC_0055

ということで、リアタイアも交換して作業終了です。

DSC_0060

これで車体を転がせるようになったので、次はブレーキですね。

 

(続く)

 

タイア交換だけでなく、ホウィールの塗装も、承っておりますッ!