R100RS、車検のついでにアレやコレや。(その2)

「予算はお任せでッ!とにかく絶好調をッ!知りたいのですッ!」という、仕事場がご近所のお客様のR100RS、引き続き車検整備とアレやコレやの作業を進めてまいります。

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フロント周りの整備が終わりましたので、今日はエンヂン周りの作業に取り掛かります。まずは、このステイが折れてしまったホーンもアレですが

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エンヂン始動時にときどきギャー!と鳴くセルモーターのO/Hからスタートです。

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取り外したセルモーターを見ると、H23.3.16にO/Hされているみたいですね。このスティッカー、以前にも見たことがありますが、有名な電装の修理屋さんなんでしょうか。

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セルモーターの下側にちょっとグリスが垂れた跡はあるものの

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エンヂン側にはブローバイガスによるオイル汚れや漏れもなく、キレイな状態でした。グッド!

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てことで、バラバラに分解します。

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異音の原因はグリスが固くなっているせいかと思いましたが、グリス切れによるものだったみたいです。たっぷりグリスアップしておきます。

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ブラシもちょっと減っていましたので、新品に交換させていただきました。

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もちろん、マグネットハウジングもEME製の剥離対策が施されたモノに交換しています。

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コレで、しばらくは安心してセルモーターをお使いいただけるんじゃあないでしょうかッ!

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で、外した部品を元に戻します。ついでにエアクリーナーも点検しましたが、状態は良好でした。まだまだキレイですね。

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ホーンステイも新品に交換ッ!音もプワァーン!と鳴っているッ!

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と、アレコレやっている間に、お客様が乗り始めて一度も交換されていない?というオイルも抜いておきました。駆動系のオイルはちょっと量が多かったり少なかったりしましたが、金属粉もなく、透明感もマズマズでした。使用期間が少し長い気もしますが、走行距離を考えるとそんなに劣化してるとも思えませんから、今後は車検ごとに交換していただければよろしいかと。

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ただ、エンヂンオイルのほうは700mlくらい減っていました。3,000kmでこの減り具合なら問題ないと思いますが、前回の交換時期が不明ですので、次のオイル交換の際にもう一度確認とさせてください。

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そんなことより、ドライヴシャフトオイルのドレイン側のネジ山が・・・完全にイっているじゃあないかッ!強く締めれば良いってもんじゃあないッ!どうすんのよー!

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よし、見なかったことにしよう。そうしよう!

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とはまいりませんので、先にヴァルヴクリアランスをビシッと点検&調整します。左シリンダーヘッドのIN側がかなり狭く、他もやや狭かったですが、ロッカーアームやバルブのステムエンドには異常は見られませんでした。ホッ。

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スラスト方向のクリアランスも左シリンダーヘッドのEX側が広く、他もやや広かったですが、こちらもビシッとシム調整しておきました。つか、シムを調整&交換すると、標準と思われる0.30mmのシムばかりが手元に残って大変です・・・。うわーん!(不良在庫)

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あ、スパークプラグの状態がイマイチでしたので、交換させていただいております。

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また、点火時期も点検しましたが、こちらはビタッと安定&しっかり進角していました。試乗したときにも感じましたが、やっぱりエンヂンの調子は良いみたいですね。

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それと、始動性が悪いとおっしゃっていましたが、キャブレターのアイドリングの調整と同調をビシッと取ったところ、フツーに始動できるようになりました。この寒い時期ですと、さすがにスターターを使う必要はありますが、十分に改善できたんじゃないかと思います。

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キャブレターも点検しています。油面がちょっと低かったことを除けば、そんなに気になるトコロはありませんでしたが、フューエルホースの状態がイマイチだったので交換させていただきました。

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エンヂンのキレイさや、シリンダーの根元のはみ出たガスケットとか

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ひび割れてるのにオイル滲みのないプッシュロッドチューブのオイルシールを見ると、ひょっとしたら過去に腰上のO/Hをされているのかもしれませんね。

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ということで、見なかったことにしたネジ穴は・・・、明日、頑張りマス。

 

(続く)

 

車検の際の24ヶ月点検整備や、異音の出るセルモーターのO/H、折れてしまったホーンステイの交換、オイル交換にヴァルヴクリアランスの点検&調整等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

R100RS、車検のついでにアレやコレや。

仕事場がご近所というR100RSにお乗りのお客様から「車検のついでに、ハンドルの振れとかカウルのガタとか、なんか色々と点検して欲しいのですッ!」とのご相談があり、作業スペースを確保できそうなタイミングに合わせてご来店いただきました。つか、またしても初めてのお客様じゃあないかッ!なんとも有り難いことですッ!イェース!

 

なんでも、こちらのR100RSを手に入れられてから3年ほどで

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まだ3,000kmちょっとしか乗られていないそうなんですが

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「予算はお任せでッ!とにかく絶好調をッ!知りたいのですッ!」だって。イヤン、キュンキュンしちゃう・・・!

anago

なので、まずは現状がどんなものなのか知るため、ちょっと試乗してみます。レッツラ・ゴー!

wait

 

~20分後~

「コレはモギーの知っているR100RSじゃありません。」

chigau

と言いたくなるくらい、ハンドルが低速からずーっと震えっぱなしではないかッ!フロントフォークもガチガチで、まるで縮まないッ!アーンド、まったく伸びないッ!なにコレ、ちょー怖ぇー!

「ラーラーラ、ララーラー♪言葉にできなーい♪」

kotobani

と、小田氏もおっしゃる通り、これ以上の試乗は無理なので、さっそく店に戻って確認したところ・・・ノ~ゥ、フロントフォークのストローク量がかなり少なくなっとるー!

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あのまま乗っていたらと考えると・・・恐怖で体が震え上がってまうッ!ので、とりあえずシートロックボタンのキャップを取り付けたり

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ガコンッと音がするスタンドにストッパーを取り付けたりして

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しっかり心を落ち着けてから作業に取り掛かります。(チャリン♪)

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今回は車検時の24ヶ月点検整備もご依頼ですので、このスリップサインが消えそうなツルッツルのタイアも交換になります。これじゃ、車検に通りませんからね。

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ビシッと新しいタイアに交換ッ!ベアリングもクルクル回ることを確認ッ!している間に

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フォークオイルをしっかり抜いておきました。さて、どうかしら?

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ウォ!400ml以上抜けとるー!入れすぎやんけー!そりゃ、ガチガチにもなるー!

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モギー先生「モノサスの場合、約7mlで10mm油面が上がるとすると・・・100mlでは140mmも油面が高くなる。これがどういうことか、分かるか?」

keisan

加藤くん「腐った・・・みかん・・・の話じゃないよな・・・?」

mikan

という茶番はともかく、これでフロントフォークもなんとかなりそうですので、続いてブレーキへとまいります。

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アレをこうして、コレをああして・・・

wait

ハイ、できました。って、左右のキャリパーが違っているッ!どゆことー!

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ま、キャリパーの動作もパッドの状態も悪くありませんでしたので、気になるようでしたらO/Hのタイミングに合わせて中古のキャリパーで揃えても良いかと思います。ただ、ダストシールがちょっと固くなっていましたので、こちらは中古良品に交換しておきました。

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また、ハンドルの振れの原因ですが、案の定、ステムベアリングがユルユルでした。ビシッと調整しておきましたので、もう大丈夫だと思います。

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あ、メーターステイのワッシャーがありませんでしたので、こちらは新品を取り付けさせていただきました。

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あとはケーブルやレヴァーなんかをしっかりグリスアップして

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ちょっと量が多かったブレーキフルードも交換すれば

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フロント周りの整備は終了です。さあ、どうなのよ!

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オー!しっかりフロントフォークが動作してるー!(コレがフツー)

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作業前と比較してみると、その差は40mmも!ありました。入れすぎたフォークオイルのせいでフロントフォークの沈み込みが足りない→フォークスプリングが十分に縮んでないので反発力も生まれない→結果、縮まない&伸びないガチガチのフロントフォークになっていたッ!ということですねー。こういう実験はしたことがないので、理屈では理解していても、実際に体験すると非常に勉強になります。あざーす!

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おっし、この勢いでカウルも片付けよう。

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お客様がおっしゃるには、リヴェットがなくなったり

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メーターダッシュが割れたりして、とにかくガタガタと音がして気になるとのこと。確かに、試乗したときに「なにこのR100RS、ガタガタうっさいわ!」と思ったような、思わなかったような・・・?

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てことで、スクリーンを取り外して

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キーシリンダーを取り外したら・・・なんかポロッとしたー!

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電圧計も、照明用ソケットの中身がビヨ~ンと外れてるー!

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つか、時計はそもそも壊れとるー!イヤー!

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と、一悶着ありましたが、なんとかアッパーカウルを取り外すことができました。フゥ、焦るぜ~。

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で、リヴェットを丁寧に抜いて割れたメーターダッシュを取り外しまして

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取り寄せておいた新品のメーターダッシュに交換します。文章にするとアッという間ですが、けっこう手間が掛かってます・・・。(スティッカーがありませんが、注文中ですのでもうしばらくお待ちください。)

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元のようにはできませんが、リヴェットはしっかりカシメていますので、ガタつきはまったくありません。もっと簡単&確実&キレイにできる方法があれば良いのですが・・・。モギー、頑張りマス。

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って、新品なのに1箇所穴がズレとるー。

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スクリーンを仮組みしてみると、ご覧の通り・・・。スクリーンとカウルの穴位置は合っていますので、メーターダッシュの穴をシュッシュッと修正します。

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どうよ!

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どうなのよ!

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穴位置、よーし!

yoshi

と、ガッキー検査員の合格もいただきましたので、取り外した部品を元に戻しまして・・・って、これがまた、意外とめんどくせー!

wait

モギーのオリヂナル専用工具をもってしても、スクリーンリヴェットの打ち込みが2箇所イマイチだったり

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手を入れる場所が狭くて電圧計やキーシリンダーの取り付けに苦労したり(壊れいている時計は、とりあえず外したままにしています)

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謎のLED化&配線未接続のポジションランプを元に戻したりと

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気が付けば、すっかり夜も更けているではないかッ!しかも、ヘッドライトレンズまでピカピカにッ!一体、いつの間に・・・?

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おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

ということで、明日も頑張りマス。

 

(続く)

 

車検の際の24ヶ月点検整備や、入れすぎたフロントフォークのオイル交換、ユルユルのステムベアリングの調整、ガタついたカウルの修理等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R80、トランスミッションのO/H。

先日、チョイチョイご来店くださっているお客様から「トランスミッションからゴロゴロと音がするんだけど、O/Hをお願いできるかな?」とご連絡&ご相談がありまして、「もちろんス!ビシッとやるッス!モギーに任せるッス!」とお答えしたところ、ソッコーでトランスミッションをお持ち込みにッ!有り難いことですッ!イエーイ!大きなお仕事がキター!

 

ブホッ!しかも、ピカピカのカブでキター!イカスー!

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こちらのお客様はR80(写真奥)にお乗りでして、基本的なメインテナンスはご自身でされるそうなんですが、以前にカウルのブーツ交換とヘッドライトのLED化でお越しいただいたR100RSにお乗りのお客様を紹介してくださったり

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当店オリヂナルのスターターノブをお買い上げくださったりと

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ちょこちょこモギーにお仕事を持ってきてくれるんです・・・。ズキューン!

anago

ちなみに、そのときの走行距離は90,384km!と、ナカナカのものでした。

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と、以前に撮影しておいた写真も消化しましたので、さっそく作業に取り掛かります。お持ち込みいただいた際にお話をお聞きしたところ、「38,000kmでベアリングがダメになって、60,000kmでリターンスプリングが折れて、今回またベアリングがダメになっちゃった。」そうで

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「年間の走行距離を考えると、年齢的にもこれが最後のO/Hになるんじゃないかな?」とのこと。ノ~ゥ!そんなこと言わないでー!すんごいプレッシャーになるー!

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からの、モギー、頑張るでありますッ!(なんか胃がキュッと・・・イテテ・・・)

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で、実際に確認してみると、インプットシャフトはクルクル回りますが

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(動画でご覧いただけます。)

アウトプットシャフトのほうは・・・ゴリゴリじゃあないかッ!つか、ガッガッて固くて回らないッ!どゆことー!

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(動画でご覧いただけます。)

なので、さっさとバラバラに分解します。

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オ~ゥ、ケースの奥になんかヤバそうな堆積物・・・。

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トランスミッションからのゴゴゴ・・・という異音と、このドレインボルトに付着した金属粉を見て、こちらのお客様も覚悟を決めたそうですが

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ベアリングにダメーヂが出始めるとこんな感じのキラキラした金属粉が見られるようになりますので、気になる方はオイル交換の際に点検してみください。O/H時期の判断材料になると思います。

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シフトアームにちょっと気になる錆はありましたが

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アウトプットフランヂの状態も悪くなく

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各シャフトのギアの状態も良好で

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シフトプレートやシフトフォークなんかも問題ありませんでした。

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ダメーヂを受けたベアリングから出た金属粉って、こういうトコロに溜まったりしても、意外とオイル中に浮遊し続けたりしないものなんですね。

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ココに金属粉が溜まってるのは、オイルシールの打ち込みが甘かったせいだと思いますが・・・。

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さて、各部の確認もできましたので、まずはケースとカヴァーをジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄します。うーん、ピカピカー!

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シフトプレートも分解してキレイにして

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定番のリターンスプリングだけ交換しておきました。状態はとっても良好だと思います。グッド!

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ベアリングもズババッと交換ッ!クルクル軽いッ!

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んですが、アウトプットシャフトの1速ギアのベアリングブッシュとスペーサーの状態がイマイチでしたので、中古良品に交換させていただきました。わずかに変形しているのか、ベアリングブッシュ自体の動きも渋く、1速ギアの回転も重かったんですよね。

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おそらく、ベアリングを強く圧入しすぎたせいでスペーサーが変形し

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ギアとの接触面がギッタギタに荒れちゃったんだと思います。そりゃ、重くもなりますよね・・・。モギーも気を付けねば!

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ただ、取り外したベアリングを点検してみても、ガタガタになっていたのはアウトプットシャフトのベアリング(写真左上)の1個だけでした。つか、シール付きベアリングのシールを取り除いてシールなしのベアリングにしたり、アレがアレだったりと、けっこう雑なベアリングの選定なんですが・・・意外と大丈夫なもんですね。

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てことで、元通りに組み立てて、シム調整もビシィッと決まったッ!さあ、どうなのよ!

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オ~ゥ、クルクル回るー!

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(動画でご覧いただけます。)

こっちもクルクルー!

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(動画でご覧いただけます。)

なのに、あの錆の酷かったシフトアームは・・・

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錆の位置が深すぎて、オイルシールに完全に干渉してしまうじゃあないかッ!これじゃあ、すぐにオイル漏れが発生してしまうゥゥ!イヤー!

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どうやら、錆の原因は社外品のオイルシールのせいみたいですね。シールのリップ部が純正部品(写真左)に比べて奥に位置しているのが分かるでしょうか。

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しかたない、またしてもたまたまあった中古部品と交換するか・・・って、なんなのよ!この「たまたま=当店の在庫車輌→部品取り車」という謎の方程式は!(諦め)

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と、ブツブツ言いながらもビシッと交換しちゃうモギー、ニクイ男です。フフフ。(中古のボールジョイントも追加しています。)

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ハイ、できました。

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ということで、この度はトランスミッションのO/Hのご依頼、有り難うございましたッ!最後のO/Hにしたいとのことで、かなりドキドキ&慎重に作業させていただきましたが、上手く仕上がったんじゃないかと思います。あとは、実際に車体に戻して試乗していただき、何か気になることがあるようでしたら遠慮なくご連絡ください。責任を持って対応させていただきますので。良いご報告をお待ちしておりますッ!

 

お持ち込みのトランスミッションのO/Hも承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、フロントフォークのO/Hとドライヴシャフトの取り外し。

「今日も~♪のんびり~♪お仕~事~♪ラララ~♪」と鼻歌交じりで作業を進めていた平日に、またまた初めてのお客様が突然ご来店にッ!イヤン!ちょ、ちょっと待ってください、ここ、心の準備が・・・!からの、有り難いことですッ!でも、やっぱり焦るー!

 

なんでも、こちらのお客様ったらR100RSを入手したばかりなんだそうですが、「フレームの錆が気になってアレコレしてたら、バラバラになっちゃいまして・・・」とのことらしく、フロントフォークとスウィングアームをお持ち込みになられました。ん?なんか、以前にもそんなコトがあったような・・・?

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とりあえず、再塗装されるというスウィングアームからズババッとドライヴシャフトを取り外します。いっちょ上がりー!

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おっし、本題のフロントフォークに取り掛かりますか。ファイトー!オー!

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薄っすらと擦れた跡はありますが、インナーチューブの状態は良好でした。これならそのまま再使用しても大丈夫そうですね。

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ダンパーロッドのピストン周りも、樹脂製の部品は跡形もなくなっていましたが、状態は悪くありませんでした。

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ま、この辺はお約束ですが・・・

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お約束・・・

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お約束・・・だけど、ギャー!

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フォークスプリングはお客様のご希望で新品に交換しますので、状態はどうあれ問題なしです。お疲れ様でしたー。

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で、ジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄します。

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インナーチューブもピカピカです。

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分解したダンパーロッドをビシッと組み立てたら

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インナーチューブに正しく組み付けまして

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アレコレやって、オイルシールをガッツンガッツン打ち込めば

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ハイ、できました。

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あ、ダストカヴァーのフェルトシールが1本、グニャっとなっていましたので、中古良品と交換させていただいております。

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それと、ご希望のあったフォークボトムのキャップも新品を取り付けておきました。

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また、締め込みのキツかったフォークトップのキャップボルトですが、インナーチューブ側のネジ山を修正し、無事にスルスルっと手で締められるようになっています。フフフ。

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最後に新品のフォークスプリングを入れて、作業終~了~。

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ということで、この度はフロントフォークとスウィングアームをお持ち込みいただいての作業のご依頼、有り難うございましたッ!フロントフォークについては組み立て時にフォークオイルを薄く塗布しておりますが、できれば早めにオイルを入れていただければと思います。錆の発生も抑えられますし、上手く組めたとは思いますが、オイル滲みやオイル漏れの確認もできますので。車両が仕上がって実際にお乗りになるのは少し先かもしれませんが、また何かお手伝いできることがありましたらお気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致します!

 

お持ち込みのフロントフォークのO/Hや、ドライヴシャフトの脱着も承っております。ご相談くださいッ!

初期型R100RS、ETCの取り付け。

モギーの最近の唯一の楽しみである定休日(大げさ)の前日のこと。初めてのお客様から「ETCの取り付けをお願いできますか?」とのお問い合わせメールがあり、中古品を在庫していることをお伝えしたところ、「それじゃ、明日、お伺いしますッ!」などと意味不明なコトをおっしゃいまして、ソッコーでご来店にッ!ぐぬぬ・・・モギーの楽しい定休日が・・・からの、有り難いことですッ!でも、やっぱりー!カムバーック、マーイ定休日ー!

 

モギー「仕事を、する・・・しない・・・する・・・やっぱり、しない!」

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などと、花占いに頼るほど決断力のない男ではございませんので、ビシッと作業させていただきます。って、初期型のR100RSやんけ!イカスー!

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こちらのお客様、ずっと初期型を探して手に入れられたそうで、なんでも「5年探して、7年所有してるんです。一生乗るんです。フフフ。」とのこと。オ~ゥ、情熱ゥ~!なんですが、それ故に気になるトコロも多々あるそうで、例えばこの電圧計もオリヂナルよりちょっと古い型らしく、できれば交換したいそうです。どなたか「譲っても良いよ!」という素敵&太っ腹な方がおられましたら、モギーモータースまでご連絡ください。

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と、お客様の探してます話はこのくらいにしまして、いつものようにETCアンテナ用ステイを取り付けて

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ハーネスをキレイにまとめつつETC本体をツールボックスの中に設置すれば

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作業終了ッ!モギー、もう帰るッ!つか、お客様ももう帰れッ!(暴言、ただし良い意味で)

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あ、その前に大好評のシートロックのボタンのキャップも取り付けなくっちゃ。(チャリン♪)

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ということで、この度はETCの取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!また、今後の整備についてもご相談くださり、重ねて有り難うございましたッ!簡単にキャブレターの同調も点検させていただきましたが、エンヂンの調子はなかなか?かなり?良さそうな印象でしたので、これから気になるトコロを一つずつ整備してもらえれば、安心して末永くお乗りいただけるのではないかと思います。まずは、便利なETCでじゃんじゃんツーリングにお出掛けされて、またお時間ができましたらお気軽にご相談ください。今後とも、宜しくお願い致しますッ!

 

ETCの取り付けだけでなく、定休日のご来店への(消極的な)対応も、承っております。ご相談くださいッ!

ヤングなR100RS、駆動系のオイル交換。

前回のオイル交換からソコソコ?かなり?走られたヤングなR100RSにお乗りのお客様、またまたオイル交換に来てくださいました。もうすっかりお馴染みになりましたねー。しかも、あのトゥーヤングなR100RSにお乗りのお客様もご紹介いただいてしまいッ!重ね重ね、有り難いことですッ!ヒーハー!

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ちょっとおさらいしておくと、こちらの車輌ったら、3月下旬(61,500km)にオイル交換したときはトランスミッションとドライヴシャフトのオイルがこんな感じで乳化していまして

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その後、7月上旬(65,500km)にオイル交換したときはドライヴシャフトのオイルだけ、まだちょっと乳化していました。

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さて、11月中旬(72,000km)の今回はどうなったでしょうか・・・?

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ガーン。まーたトランスミッションのオイルが乳化しとるー!どゆことー!

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ドライヴシャフトについてはかなりマシになりましたが、トランスミッションは抜いたオイルの量が約100mlほど多いので、それだけ水が浸入したということになります。いくら通勤&お出掛けでビシバシ使用しているといっても、そりゃないッスよ・・・。

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つか、なぜバイクカヴァーをしないのだッ!なぜッ!このバカモーン!

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バカモーン!

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バカモーン!

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と、ご近所に響き渡るほどお客様を叱り飛ばしつつ(フィクション)、急遽、スピードメーターケーブルのダストカヴァーも交換させていただくことになりました。これで、次のオイル交換がちょっと楽しみになりますね。さーて、どうなるかしら?

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ちなみに、こちらが交換した部品です。劣化して固くなったダストカヴァーのひび割れもアレですが(切り込みはモギーが入れました)、ケーブルが収まるソケットにもボルトが食い込んだ跡がッ!ありました。確かにココの位置合わせはチョットてこずりますが、おかげで破壊しないと外せなかったという・・・。んもう!(チャリン♪)

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ということで、この度は駆動系のオイル交換のご依頼、有り難うございましたッ!通勤等で日常的に乗られていますので、多少の乳化は問題にならない気もしますが、それでもトランスミッションへの水分の浸入はギアやベアリングを錆びさせる原因となり得ますし、潤滑の面でも純粋なオイルによるものと比べれば性能は劣りますので、以前にもお伝えした通り、ご面倒でもバイクカヴァーをご使用いただければと思います。もしギアまでダメーヂを受けているような場合、O/Hする際の費用は文字通り桁違いの金額になってしまいますので。転ばぬ先の杖ですぞー!次のご来店も楽しみにお待ちしておりますッ!

 

駆動系のオイル交換や、スピードメーターケーブルのダストカヴァーの交換も承っております。ご相談くださいッ!

トゥーヤングなR100RS、フロントブレーキのO/Hとアレやコレや。

三週間前にキャブレターの点検&整備でご来店くださったR100RSにお乗りのお客様、今回はフロントブレーキのO/Hのご依頼にッ!よっ!待ってました!アーンド、有り難いことですッ!イェイ!イェイ!

 

というのも、こちらのお客様ったら21歳!と非常にお若くていらっしゃるんですが、残念ながらややポンコツ入った車輌を購入してしまいまして、倍以上生きているオジサンとしては

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「これからのBMWを担う若者に、何をするだァーッ!」

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と、義憤に駆られるのは当然のことなのであります。そして、初めていらしたその日にソッコーで整備のご提案をさせていただいておりました。だって、ブレーキレヴァーの動きを見れば、マスターシリンダーのピストンが戻り切っていないのは明らかなんスよ・・・。レヴァーのタッチも異常に固いんスよ・・・。コレ、かなりマズイんスよ・・・。

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(動画でご覧いただけます。)

しかも、左側のキャリパーはそれなり?に動作していましたが

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右側のキャリパーはッ!パッドがディスクに接触すらしていないではないかッ!これでは、ダブルディスク風シングルディスクブレーキッ!怖え~!

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なので、さっさとブレーキ周りを取り外します。

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当然、キャリパーは左側だけブレーキダストが溜まっていて、右側はピストンが引っ込んだままでした。

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オ~ゥ、動作していた左側のキャリパーも、中のパッドは表面がボロボロ・・・。

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リザーヴタンクの中には汚れと結晶化したフルードのカスが溜まり

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ピストンにもてんこ盛りのカスがッ!

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グッ、こりゃ酷い・・・。(でも、よくあるコトです。)

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キャリパーの内部にも錆混じりの汚れがありましたが、ピストンには傷もなく良好な状態で、分解もすんなりできました。ん?ピストンがスムースに抜けた?てことは・・・?

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右側のブレーキラインが詰まっているッ!ような気がするッ!

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外して点検してみると

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ビンゴ!でした。ホースの入口付近が錆で塞がってたんですね。おっし、これで直るぞー!

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てことで、いつものようにジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄します。

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マスターシリンダーの壁面の状態もマズマズなので、今回はピストンを交換して再使用することにしました。新品のマスターシリンダー¥16,000(税抜)に交換したいところですが、ピストンキットのほうが少しお安いので。それでも¥9,800(税抜)しますから、十分良いお値段なんですが・・・。

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キャリパーのシールも新品に交換し、ビシッと組み立ててやるゥ!ウゥゥリィィィ!

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あ、リザーヴタンクのO-リングがアレでしたので、こちらも交換しています。

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ブレーキパッドも新品に交換ッ!せざるをえないッ!

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そして、キャリパーと

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ブレーキラインを元に戻しまして(オルタネーターを変更されていますが、ちょっと気になりますので、いつか点検させてください)

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レヴァーブラケットもご覧の有様ですので、ビシッとキレイにしちゃいます。

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ブラケット側に付いていた元のシールとワッシャーの汚れっぷり、分かるでしょうか。(これも、よくあるコトです。)

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ハイ、マスターシリンダーも取り付け完了ッ!

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エア抜きもバッチリ!なんじゃあないかッ!と思います。ついでに、ブリードボルトにキャップも取り付けておきました。小さいコトですが大事なコトなんです。(チャリン♪)

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続いて、リアブレーキのパッド交換とまいります。本当はこちらもO/Hしたいんですが、試乗した感じ利きも悪くありませんでしたし、21歳の若者に容赦なく請求できるほどモギーのハートは強くありませんので・・・

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とりあえず、このギリッギリまで使い込まれたパッドだけでもッ!交換させてくださいッ!つか、この状態で納車するほうが問題なんスけどー!イヤー!

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ウッ、パッドピンが・・・ボルト・・・。

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ブホッ!こっちのパッドも表面がボロボロやんけ!納車されてまだ数百キロしか走られていないとはいえ、未来のある若者にこういう車輌を販売するって・・・何かあったらどうすんのよー!プンスカ!

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などと、エラソーなことを言える身でもありませんので、ササッとパッドを交換します。リア側はディスクの状態もイマイチですので、フロント側で仕事をサボっていたパッドを使用させていただきました。状態は悪くありませんし、厚みも4mm以上ありますから、当分は大丈夫かなと。

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ハイ、できました。

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で、フルード交換するついでに、ダイアフラムがTOKICO製のモノになっていましたので新品に交換させていただいております。ご了承ください。(チャリン♪)

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余談ですが、こちらの車輌はリアサスペンションがやや短いモノに交換されているため、アクスルシャフトを緩めるにはサイレンサーを外さなければならないという罠がッ!イヤン!深夜の余計な一手間に、涙目のモギーなのでありました・・・。

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あとは、駐輪場で倒して割れてしまったという右ミラーを

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接着して修理しようと思ったら、破片が足りないッ!ではないかッ!しかも、接着剤もまるで馴染まないッ!

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ので、新品のミラーホルダーに交換させていただきました。フゥ、焦るぜ~。

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おっし、できたー!

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ということで、この度はブレーキ周りの整備のご依頼、有り難うございましたッ!請求書をお渡ししたときに「グヒョッ!」と思わず変な声を上げさせてしまうような金額になってしまい、なんだか申し訳ありませんでしたが、前回のヘンテコな状態のキャブレターと今回のブレーキの整備でだいぶ良い状態に戻ったのではないかと思います。まだまだ気になるトコロはありますが、試乗した印象ではエンヂンの調子も良さそうですし、これなら十分楽しく走り回れるんじゃないでしょうか。ま、一気にアレコレやると大変なコトになっちゃいますので、少しずつ手を入れていただければよろしいかと。また何かありましたら、お気軽にご相談ください。モギーおじさんも、できるだけサポートさせていただきますので!いただきますのでー!

 

ブレーキ周りの整備&O/Hや、割れたミラーホルダーの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、アレやコレや。

ついこの前にアレやコレや作業させていただいたR100RSにお乗りのお客様、その後、じゃんじゃん走りにお出掛けされているそうで、今度は「アレとかコレとか、あ!アレも交換してもらえますか?」と、なんだかノリノリでご相談&ご連絡くださいました。オ~ゥ、1ヶ月足らずですっかりハマっとるー!アーンド、有り難いことですッ!イェッフー!

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などと、今回はのんきにハシャいでる余裕はありませんので、さっさと作業に取り掛かります。まずは、あらかじめ手配しておいたオーリンズ製リアサスペンションの取り付けからスタートです。

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ココとか

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ココに注意して

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ビシッと取り付けできました。

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お次は、フロントフォークスプリングの交換です。ササッとオイルを抜きまして

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こちらもあらかじめ手配しておいたハイパープロ製スプリングに

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ズババッと交換します。オラオラオラオラオラオラー!

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ハイ、できました。お客様のご希望で、破れていたアッパーカウルのブーツも交換しています。

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写真はありませんが、フォークトップボルトからオイルが滲んでいましたので、O-リングも交換しておきました。フォークオイルに侵されて膨張したキャップ(写真下)を見ても、滲んでいたのが分かると思います。

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おっと、もうこんな時間!そろそろ妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

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いけないんですが、元に戻したブレーキキャリパーから何やらカチャカチャと音がするッ!のに気付いてしまいまして、急遽、点検することにッ!イヤー!

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ウッ、なぜココにプレートがッ!しかも、上半分とか意味分からんッ!

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理由は分かりませんが、謎のプレートを取り除き、キャリパーとパッドをキレイに清掃してグリスアップしておきました。特に動作に問題もなさそうなのに、なぜこんな細工を・・・?

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おっと、もうこんな時間!早く妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

いけないんですが、お客様の「メーターの照明が暗くて見えないんで、交換できますか?」とのリクエストもありましたので、またまたあらかじめ輸入屋ビーマーさんから手配しておいたLEDバルブキットに交換しなければなりません。ウォー!やってやるッ!

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ココとか

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ココとか

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ココとか・・・って、過去の作業でネジが省略&ネジ穴が破壊されているッ!イヤー!(中古のネジを2箇所だけ追加しておきました。)

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で、電圧計の照明を交換しようと思ったら、バルブソケットの中身ががビヨ~ンと出てきちゃったので(よく見ると亀裂が入ってます)

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何とか元通りに組み付けて事無きを得たものの

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時計に至ってはソケットすら付いていないではないかッ!イヤー!もうやめてー!

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おっと、もうこんな時間!妻が(寝て)待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

いけない理由も最早ありませんので、在庫していた中古のハーネスからソケットを切り取って、ビシッと修理することにします。

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どうなの!明るいの!明るくないの!どうなのよ!(逆ギレ)

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あとは、またまたお客様の「ヘッドライトが暗くて見えないんで、交換できますか?」とのリクエストもありましたので、またまたまたあらかじめ手配しておいたLEDヘッドライトバルブに交換すれば、作業終~了~

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のハズが、レンズのシールが切れているではないかッ!なぜなの!モギーが何かして?ねぇ!答えてよ!(余裕で在庫あり)

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という茶番はさておき、すっかり夜も更けておりましたが、いつものようにヘッドライトレンズも、ライトカヴァーのグラスもピカピカにしちゃうモギー、こういうハプニングは嫌いじゃないです。フフフ。(チャリン♪)

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あ、お客様が気にされていた点火系の点検もビシッとやっておきました。特に不具合に繋がりそうな箇所は見当たりませんでしたが、念のため各部の接続は見直していますので、これでしばらく様子を見てみてください。

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と、ココまで終えて、ようやくあのカウルのブーツが接着できるッ!急がないと、十分な接着時間が・・・確保でき・・・ない・・・ガクッ

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ということで、この度はアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!直前の作業が少し遅れたため予定通りに作業に取り掛かれず、また予想外の作業にも遭遇してしまい、久々に焦り&不安を感じるタフ・ガイのモギーでありましたが、終わってみれば仕上がりバッチリ&予定通りの納車という結末に胸を撫で下ろす、やはりタフ・ガイのモギーなのでありました。
と、モギーのタフ・ガイっぷりはどうでも、お客様もおっしゃっていた通り、車輌の整備履歴に一抹の不安を覚えましたので、今後、少しずつ点検&整備も進めていただければと思います。とはいえ、すぐに問題になるようなトコロもないかと思いますが、また何か気になることがありましたら、このタフ・ガイのモギーにッ!ご相談くださいッ!

 

サスペンションの交換や、照明とヘッドライトのLED化等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R80、リアブレーキの点検&整備とグリップヒーターの取り付けと。

6月にフロンフォークスプリングを交換させていただいたR80にお乗りのお客様、今回はリアブレーキの整備とグリップヒーターの取り付けにご来店くださいました。ウヒ!有り難いことですッ!

 

オッ、前回は取り外されていたビキニカウル!スクリーンを交換されてるんですね!ちょっとワルっぽく?て、イイですね~。

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などと、ヨイショもこのくらいにして、さっさと作業に取り掛かります。ときどきリアブレーキ周りの作業をブログでご紹介しておりますが、こちらのお客様も見てくださったそうで、ご自分のも気になっちゃったとのこと。ウヒ!モギーのブログったら、抜群のッ!営業効果ッ!ヌフフ。

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お客様も「しっかり整備したことはなかったかも?」とおっしゃっていた通り

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ブレーキペダルとロッドのリンク部が錆び付いていて、分解するのも一苦労でした。ブレーキカムの汚れもなかなかのものです。

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ウッ、ファイナルドライヴ側に新種のカビみたいなこんもり&ふわふわのブレーキダストがッ!こりゃ、吸い込んだら体に悪そう・・・。(ピンボケでスミマセン。)

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ブレーキドラムにもダストがたっぷり!ギャー!

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コレをモギーがお掃除するというのかッ!(イヤ、しないッ!)

wait

 

~一時間後~

ナニか悪いモノでも吸い込んだのか記憶が曖昧ですが、ブレーキ周りの部品がピカピカになっていましたので

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しっかりグリスアップしてビシッと組み付けます。ブレーキシューのライニングの厚みも十分でした。各部の動作も非常に軽く仕上がっているッ!ような気がするッ!

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ドラムもピカピカにしていますが、お伝えした通り、磨耗限度に近いくらい磨り減っていました。走行距離も100,000kmを越えていますのでこのくらいは当然な気がしますが、そろそろ中古良品のホウィールを探して購入しておくのも良いかもしれません。幸い、ドラム表面に変な凹凸もありませんし、キレイな磨耗具合ですので、もうしばらくお使いいただけるかと思いますが。

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ハイ、できました。

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続いて、グリップヒーターの取り付けとまいります。まずはビキニカウルを外しまして

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ズババッとアレやコレや外したり、付けたり、穴開けたりします。

wait

ハイ、準備OKです。今回、お客様のご希望によりハンドルも英国moto-bins取り扱いのアップタイプのモノに交換しています。

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そしたら、不良在庫になりかけていたグリップヒーターを(感謝)

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小技を使って取りけます。お客様が今まで使用していたデイトナ製グリップヒーターのスウィッチを利用するため、通常とは異なる配線にちょっと不安になりましたが、動作もバッチリ!確認できました。同時に、ちょっと壊れかけていたキルスウィッチを交換させていただきましたので、ハーネスの取り回しも変更してキレイにまとめ直しています。(またピンボケでスミマセン。)

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おっし、あともう少し!外しておいたビキニカウルなんかを元に戻すついでに

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ココのブッシュやリングも取り付けさせていただきました。実はこちらのお客様、以前にご紹介したビキニカウルの取り付け部にも思うところがあったとのこと。ウヒ!モギーのブログったら、またしてもッ!抜群のッ!営業効果ッ!ヌフフ。

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で、アップタイプのハンドルに交換したことでミラーとカウルのクリアランスがどうなるか心配でしたが、左側で3mmくらいありますし

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右側でも2mmは確保できました。ハンドルやレヴァーの角度にもよりますが、ギリギリOKなんじゃないでしょうか。ホッ。

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さ、あとはハンドルパッドを取り付けて・・・って、ガツンと当たって取り付けられないではないかッ!どうすんのよ、モギー!

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オッ、こんなトコロに中古品が。コイツを削ろう。

wait

 

~30分後~

ハイ、できました。

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ということで、この度はリアブレーキの整備とグリップヒーターの取り付け&ハンドルの交換のご依頼、有り難うございましたッ!前回の作業から3,000km!も走られていて、交換したフロントフォークスプリングを存分に楽しんでいただけているようで、こちらもとっても嬉しいです。ポカポカと温かいグリップヒーターも付きましたし、これからの寒い季節もまだまだ走りに行けちゃいそうですね。また何かありましたら、お気軽にご相談ください!

 

リアブレーキの整備やグリップヒーターの取り付け、ハンドル交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100Trad、キャブレターのO/H。

夏頃に車検と名義変更のご相談のあったR100Tradにお乗りのお客様、その後、ご自身で車検を通されて乗り出せるようになったそうなんですが、「キャブレターの調子が・・・?」とのことでご来店くださいました。ウホ!お問い合わせからのご依頼!これまた有り難いことですッ!

 

こちらのR100Trad、ご友人から譲り受けたモノだそうで、そのご友人に質問しても「アレコレ手を加えられているのに、整備履歴についてはサッパリ覚えていないとのこと・・・」らしく、車輌の状態が良いのか悪いのか分からないそうです。不動期間は1~2年みたいですが、保管状態はあまり良くなかったのだとか。うーん、どうなんでしょう・・・?

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さっそく、その場でバラバラにズレていたアイドリングの調整と同調を取り

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お客様に試乗してもらいましたが・・・

wait

「スロットルの開け始めは良くなりましたが、まったく吹け上がりません!」だって。知らんがな・・・じゃなくて、これはもうキャブレターをビシッと点検するしかなさそうです。同調だけというお話だったハズなのにー!

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~一時間後~

結局、車輌をお預かりしてキャブレターをO/Hさせていただくことになりました。モギーも試乗してみましたが、確かに3,000rpmから上の加速感がまったくなく、キレイに吹け上がってくれませんでした。こんな症状もあるのかッ!信じられんッ!

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キャブレターを分解してみると、フロートチャンバーに小さなゴミが溜まっているッ!(オーヴァーフローパイプも完全に詰まってました。)

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メインジェットホルダーの奥には謎の堆積物がッ!

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こりゃ、やるしかないッ!

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つか、不動期間1~2年でこんなになるものかしら?ひょっとして、ずっと調子の悪い車輌だったんじゃ・・・?

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今日中に引き取りにいらっしゃるので、急いでジャブジャブ&ゴシゴシと洗浄します。ウォー!

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もちろん、各部の点検も抜かりなしです。右側キャブレターのジェットニードルとニードルジェットに磨耗がありましたので、こちらは新品に交換します。その他のジェット類やダイアフラムなんかは特に問題なさそうでした。各部の通路もキレイに通っていることを確認しています。

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ズババッと元通りに組み立てて、少し低かった油面もビシッと調整ッ!

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ハイ、できました。オ~ゥ、ピカピカー!

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せっかくキャブレターをO/Hしましたので、フューエルホースも交換させていただきます。なんか気になるんですよね・・・。

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念のためガソリンタンクの中も確認しようと思ったら、キャップがスンゴイことにッ!ギャー!

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なので、ピカピカにしておきました。フゥ、焦ったー。

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そして、タンクの中を覗いてみますと・・・グッ、こりゃヒドイ・・・!

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お客様にお聞きしたところ、これでも一度洗浄されているそうですが、この状態だとまたすぐにゴミと錆が出てくると思います。このタンクをどうこうするよりは、中古良品のタンクを探して交換したほうが安く上がりますし、安心してお使いいただけるかと。しばらくお使いになるようでしたら、定期的に点検&洗浄していただくのが良さそうです。やっぱり、不動期間の前からおかしなことになっていたみたいですね・・・。

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中古品で恐縮ですが、後付けのフィルターをクリアタイプに交換しておきましたので、燃料系の異常にも気付きやすく?なるかもしれません。ときどき点検してみてください。あ、スパークプラグも交換し、スロットルケーブルもグリスアップしておきました。

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ということで、この度はキャブレターのO/Hのご依頼、有り難うございましたッ!時間が足りず、試乗しての確認まではできませんでしたが、アイドリングの調整も同調も上手くできましたし、吹け上がりも良くなったように感じました。とりあえずこの状態でお乗りいただき、少しずつ点検&整備を進めていただければと思います。エアフィルターの汚れ具合を見ても、あまり整備はされていなかったような気がしますので・・・。また何かありましたらご相談ください!

 

キャブレターの調整から点検、O/Hまで、諸々承っております。ご相談くださいッ!