R100RS、プッシュロッドチューブからのオイル漏れの修理と。

ベン・ジョンソンばりのスタートダッシュで始まった2017年も、気が付けば2月が終わりそうなわけですが、まーだ1月分の作業報告が残っておりました。オホホ。早くしないと忘れちゃいますのでズババッとご報告させていただきますと、「とにかくッ!オイル漏れがッ!気になるのですッ!」とメールでお問い合わせくださった初めてのお客様が、ソッコーでご来店にッ!しもたー。また安易に引き受けてしもたー。からの、有り難いことですッ!でも、しもたー。

 

こちらのお客様、2年くらい前にこのR100RSを入手されたときから

プッシュロッドチューブの根元からのオイル滲みに悩まされてきたそうなんですが

いよいよ滲みから漏れに変わってきたらしく、停めているときにできるオイル溜まりにガマンできなくなってしまったとのこと。購入時から施されていたというオイル漏れへの対処を見れば、過去にもけっこうな漏れがあったことが想像できますねー。

ウホ!オイルパンにまでハッキリと滴るオイルがッ!こりゃ、手強そう・・・。

てことで、さっそく作業に取り掛かります。まずはタイミングチェーンカヴァーを固定するボルトがオイルと砂?で埋まってしまっているエンヂン前側からスタートです。

案の定、オルタネーターとイグニッショントリガーの両方からオイルが漏れていましたので、オイルシールとO-リングをビシッと交換します。

ローターコイルのオイルシールとの接触面も良好ですし、これで漏れはバッチリ止まると思います。おっし、エンヂン前側はOKでしょう、たぶん。いや、きっと!

続きまして、本題のプッシュロッドチューブの根元からのオイル漏れの修理へとまいります。今回はご予算の都合でオイルシールのみの交換になりますので、シリンダーとシリンダーヘッドをごっそり取り外して・・・

って、ロッカーアームのベアリングが破損しとるー。ガビーン。

気にしてると先に進めませんので、とりあえず作業を続行します。

ウッ、こりゃヒドイ汚れや・・・。ハッ!こんなときは・・・あの呪文!

「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、ピカピカになーれー」

ウヒ!ピカピカになったー!もういっちょ!

「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、ピカピカになーれー」

ウヒョ!こっちもピカピカー!

なんてことができたら、どれほど楽かッ!アッコちゃん・・・その鏡、ちょうだい・・・。

kanben

などという茶番はさておき、エンヂンもキレイになりましたので、羽根つき餃子みたいになってたオイルシールとシリンダーのO-リングを交換しまして

ズババッと元に戻します。写真を取り忘れましたが、タペットの状態は良好でしたのでご安心を。

結局、ロッカーアームのベアリングは左右のシリンダーヘッドのIN側、EX側の4箇所で破損していましたので、交換させていただいております。

それと、ロッカーアームの動作には問題はありませんでしたが、シャフトに焼けた跡があるのがちょっと気になりました。ココに熱的な負荷が掛かることはないハズなんですが、過去に何があったんでしょうか・・・?うーん、謎です。

ロッカーアームを取り付けて、ヴァルヴクリアランスもビシッと調整すれば・・・あともう少し!

どうか、ピタッと長~くオイル漏れが止まってくれますようにー。(祈り)

あ、スパークプラグの状態はアレでしたが、イリヂウムプラグだったためそのまま再使用しました。こちらはお客様の判断で交換していただければと思います。イリヂウムプラグは現代のインジェクション仕様の車輌には向いていますが、旧いキャブレター仕様の車輌にはイマイチ相性が良くないような気がしますので、交換する際は一般的なプラグで十分ではないかと。

あとは、キャブレターを元に戻すついでに

ココのラバースリーヴがカチカチだったので交換したり

イグゾウストパイプを固定するリングが片側だけ2ピースタイプ(写真左)だったので

フランヂナットに合わせて1ピースタイプに交換したり

サイドスタンドがガコンッ!とうるさいのでストッパーを取り付けたりすれば(チャリン♪)

できました。

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

~翌日~

オイル漏れの修理も終わりましたので、残りのご依頼をズババッと進めます。操作が重いとおっしゃっていたスロットル周りをグリスアップしまして

スロットルケーブルの大きすぎる遊びを修正しつつ、キャブレターの同調もビシッと調整ッ!

気にされていたフロントホウィールのベアリングも点検&クルクル軽~いことを確認ッ!異常なしィィィ!

ちょっとオイル汚れのあるドライブシャフトのブーツも・・・まだ大丈夫ッ!そうなので、とりあえずキレイにしてバンドを増し締めしておくゥゥゥ!

つか、ご予算の都合でまた今度ォォォ!とさせてくださいィィィ!ウゥゥリィィィ!

uuurrrryyy

ハイ、できました。

おっし、試乗に行ってこよう。

 

~数十分後~

お客様が気にされていたようなフロントタイアからのゴロゴロ?した感触もなく、フツーに走ることができていましたが、むしろ、ちょっとハンドルの切れ込みが強いのが気になりました。お伝えした通り、タイアのラウンド形状が三角形っぽく尖っているせいかと思いますので、次のタイア交換では別の銘柄を試してみても良いかもしれません。スリップサインもそろそろ交換時期に近付いていることを教えてくれていますし

製造年を見てもちょうど良いタイミングなんじゃないかと。ご検討くださいッ!

 

ということで、この度はプッシュロッドチューブからのオイル漏れの修理のご依頼、有り難うございましたッ!過去にテキトーな作業を施された香りが少~し致しますので、もうしばらく乗りながら様子を見ていただければと思います。もうちょっと良い状態に戻る余地がありそうですので。また何か気になることがありましたらお気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

プッシュロッドチューブからのオイル漏れの修理や、重いスロットルの整備、ホウィールベアリングの点検等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、車検とアレやコレや。

ギリギリで作業を進めながらも狭い店内でなんとか上手く?作業スペースを確保しているモギーモータースではありますが、これでも一応、スケジュールを管理しながら頑張っております。ですから、「2月に車検なので、1月中頃に車輌を持ち込んでも良いですか?」と昨年の12月にご相談くださったR100RSにお乗りのお客様が予定通りにご来店になられましても、まったく動じることはないッ!のであります。少し焦っているように見えても、それは演技ッ!なのであります。でも、ちょっとまだ・・・心の準備が・・・からの、有り難いことですッ!ウォー!

 

などと、モギーの弱音っぽい話はさておき、こちらのお客様は以前にもETCの取り付けでご来店くださってまして

ビシッと作業させていただいていたんですが

その後にお話をお伺いしたところ、なんと!あのやんちゃなR65にお乗りのお客様と同じBMWのクラブに所属されているとのこと!何やらザワついてまいりましたモギーモータース、こりゃ、ヘタな仕事はできませんなぁ~。ドゥフフ。

ざわ・・ざわ・・

zawa1

ざわ・・ざわ・・

zawa2

 

と、以前に撮影しておいた写真も消化しましたので、さっそく作業に取り掛かります。

まずは、速度がちょっと?かなり?高く表示されてしまうというスピードメーターの交換からスタートです。

メーターを取り外し、バラバラに分解します。ハウジング内側の白い塗装の状態も良く、メーターグラスもすんなりキレイに磨けました。

で、あらかじめお持ち込みいただいていたスピードメーターに

慎重に組み替えます。モノサス用は少しデザインが異なりますが、これで速度表示の誤差が少しでも小さくなれば良いですね。どうかなー。(ドキドキ)

お客様がおっしゃるには、当初は走行距離が同じくらいになったタイミングで交換するつもりで用意していたそうなんですが、「気が付いたら、九州に行ったりしている間にちょっと超えちゃいました。」とのこと。まあ、そう都合良く走行距離を稼ぐのは意外と難しいですからね~。って、九州?え?え?九州って、あの九州ですかー!・・・ゴクリ。

gokuri

続きまして、動きが重い&渋いというスロットルを軽くしま・・・って、こりゃ、確かにスロットルの戻りが悪いッ!

(動画でご覧いただけます。)

キャブレターのスロットルレヴァーもしっかり戻っていないじゃあないかッ!昼間に確認したときはそんなでもない気がしてましたが、夜の冷え切った状態でスロットルの渋さが顕著になったんですかね・・・?

(動画でご覧いただけます。)

なので、スロットルケーブルをビシッとグリスアップします。このハンドル側が1本引きのタイプは取り外して分解しないと上手くグリスアップできないので、ちょっと手間が掛かるんですよね・・・。

せっかくなので、ココのダストカヴァーも交換しておきました。

スロットルギアのトコロもしっかりグリスアップしています。ハンドルの中に謎のアルミ製スリーヴが入っていましたが、こちらは取り除いておきました。お客様もご存知なかったようなので、以前の所有者の方が何かの目的で挿入してたのかもしれませんね。

スロットルの動作も軽~くなりましたので、勢いでクラッチレヴァーやケーブルなんかもビシッとグリスアップします。

フロントブレーキもビシィ!と整備しました。キャリパーの動作も悪くないですし、パッドの残りも十分なので問題なしですね。

そのままエンヂン周りの作業も進めます。ヴァルヴクリアランスは調整したばかりとのことでしたので省略し、点火時期だけ点検させていただいたところ

少し遅れていましたので、ビシッと調整しておきました。ちなみに、オルタネーターやイグニッショントリガーにオイルが漏れた跡はありませんでした。最近、ちょくちょく漏れている車輌を見ていたんで、ちょっとホッとしますねー。

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

~翌日~

車体前側の作業は終わっていますので、リア周りの作業に取り掛かります。スウィングアームピヴォットやシフトペダル、

クラッチリリース周りに

ブレーキペダルなんかも、ビシッと点検&グリスアップします。

リアブレーキは、ピストンの動作に問題はなさそうでしたが

ブレーキパッドの減り具合が左右でちょっと異なっていたのが気になりました。パッドの残り自体はまだまだ十分ありますので、ときどき覗き込んで点検していただければと思います。

お伝えした通り、ディスクの表面がそこそこ擦り減ってきていますし、この状態でブレーキパッドを交換してもアレですので、パッド交換の時期に合わせてディスクの交換も検討しても良いかもしれません。あと10,000kmくらいはイケそうな気もしますが、それまでにご準備されることをオススメします。

それと、ブレーキフルードを交換する際に

ダイアフラムが伸びていることに気付きましたので、交換させていただきました。

ハイ、できました。

あ、地味な部品ですが、ブリードボルトのキャップに割れや穴がありましたので、こちらも交換しています。ご了承ください。

おっし、ヘッドライトレンズもピカピカにしたし、あとは車検に行くだけー!レッツラ・ゴー!

と思ったら、試乗してみるとカウルがガタガタとうっさい!ので確認したところ、アッパーカウルの下側右のボルトが脱落しておりました。ズコー。

各部の締め付けを点検&増し締めしまして、あらためて試乗に行ってみると

wait

今度はスクリーン周りがガタガタとうっさい!ので、お客様の許しを得てスクリーンを固定するリヴェットをすべて打ち換えまして、またまた試乗に行ってみると

wait_wait

今度はガソリンタンクがガタガタとうっさい!ので、タンクマウントラバーも交換させていただきました。って、なんなの!この行ったり来たりのドタバタ劇ー!

ま、アチラが静かになれば、コチラがうっさい!というのは、よくあること。よくあることではありますが・・・今度はタンクキャップがカタカタとうっさい・・・ィイヤァー!

kanben

という、ちょっとしたハプニングはあったものの車検も無事に合格しまして、心配だったメーターの検査も一発OKで問題なしッ!でした。心なしか今年から新しくなった車検スティッカーも眩しい気がしますねー。フフフ。

なんでも、車検切れで走行している車輌の取り締まりを本格化するため、見やすく&大きくしたみたいです。旧スティッカーと比べると、確かに見やすくなりましたよね。てことは・・・

車検切れには益々注意が必要ということッ!車検は有効期限の一ヶ月前から受けられるッ!ので、余裕を持ってご準備をッ!ということッ!

 

お客様 「明日、車検が切れます。よろしく。」
モギー 「ハ、ハイー!(イヤン、この人ったら全然分かってない・・・!)」

anago

といったことがないよう、皆様もくれぐれもご注意ください。

 

さて、車検スティッカーに関するお知らせもできましたので、最後にもう一つ、お客様からリクエストのあった作業を片付けます。ちょっと写真では分かりにくいですが、なぜかパニアケースとシートカウルのクリアランスがなく

ケースに傷が付いてしまったそうなので

お客様のご希望通り、パニアステイの取り付け部に

こんな感じでスペーサーを追加して

クリアランスを確保させていただきました。ヘプコ&ベッカー製の旧タイプのパニアケースだと、車種とステイの組み合わせによってはこんな風に干渉することがあるのかもしれないですね。

ハイ、できました。

 

ということで、この度は車検のついでにアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!ヴァルヴクリアランスの調整やオイル交換等、お客様のほうで済まされているものについては省略させていたきましたが、元々の調子が良いようでイイ感じに仕上がったかなと思います。すでに納車後の「スロットルが軽くなったので、スロットルロッカーを外しましたよ。それと、スクリーン周りのビビリ音もなくなりましたよ。」という嬉しいご報告もいただいておりますが、また何かお手伝いできることがありましたらお気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致しますッ!

 

車検&点検整備や、お持ち込みのメーターの交換、ガタついたカウルの点検にパニアケースの取り付けの修正等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、ヴァルヴクリアランスの点検&調整。

昨年12月に初めてご来店くださったR100RSにお乗りのお客様、今回は「ヴァルヴクリアランスの調整をお願いできますか?」とのことで、作業のご依頼にッ!ウホッ!有り難いことですッ!キタ、キタ、キター!お仕事キター!

 

こちらのお客様、走行距離の少ない車輌を探して購入されたそうで、ご自身もまだそれほど走られていないとのことなんですが、その走行距離が・・・

DSC_5368

アラ!まだ6,592kmだなんて!なんという低走行車でしょう!ひょっとして、極上車かしら・・・って、まだこういう車両が残ってるんですねー。過去の保管状態も良かったのか、言われてみればドコもピカピカしています。モ、モノホンや・・・!

DSC_5373

などと感心している余裕はありませんので、さっさと作業に取り掛かります。何しろ、朝イチでお預かり→エンヂンを冷まして→クリアランスの点検&調整→午後にお渡しッ!しなければなりませんので。ウォー!

で、エンヂンが冷えるのを待って点検してみたところ、ヴァルヴクリアランスは右シリンダーのINとEXが少し広いかなといった感じでしたが、意外にもスラスト方向のクリアランスは左右の4箇所ともちょっと広くなっていましたので、ビシッと調整させていただきました。ついでにロッカーアームも点検していますが、こちらはまったく問題なしッ!でしたのでご安心ください。。つか、走行距離を考えると、ヘッドカヴァーを開けたのもモギーが2、3回目くらいなんじゃ・・・?キャー!

DSC_5388

あ、お客様も「まだ、あんまりエンヂンを回して走ったことがないんです。」とおっしゃっていましたが、スパークプラグに付着した煤を見ても、どうやらその通りのようでした。プラグの碍子にもカーボンが堆積していましたので、ついでに交換させていただいちゃいました。

DSC_5396

余談ですが、スパークプラグには自己洗浄温度というのがありまして、一般的には450℃以上になってくるとプラグに付着したカーボンを焼き切るようになると言われています。詳しい話はメーカーのサイトかグーグル先生に聞いていただくとして、ある程度高温にならないとこの洗浄作用は得られませんので、普段あまりエンヂンを回して走らない方も、たまにはしっかりと上までブン回して走る機会を作ることをオススメします。むやみにブォン!ブォン!回してもアレですし、短い時間の通勤や街中の移動だけではなかなか難しい気はしますが、高速道を利用したツーリングであれば連続した高回転での運転状況を作りやすいと思いますので。

と、長々と書きましたが、ちょっと遅れていた点火時期をビシッと調整したり

DSC_5432

キャブレターの同調もビシッと調整したり

DSC_5378

お客様が「これ以上締め込むのが、ちょっとアレで・・・」というタンクキャップをギューッと回して真っ直ぐにしたり

DSC_5376

いつものシートロックボタンのキャップをチャリン♪したりして

DSC_5381

なんとか予定通り?に作業終了ッ!となりました。フゥ、焦るぜ~。

DSC_5368

 

ということで、この度はヴァルヴクリアランスの点検&調整のご依頼、有り難うございましたッ!走行距離的には、まだまだトラブルが出るような状態とは考えにくいですので、まずはじゃんじゃんお乗りいただければと思います。今後も車検等のタイミングで点検&整備をビシッとしておけばそれほど手も掛からない気もしますが、また何かありましたらお気軽にご相談ください。のんびり走っても、ちょっとキビキビ走らせても楽しいバイクですよー。もちろん、たまにブン回して走っても・・・!ククク。

 

ヴァルヴクリアランスの点検&調整も、承っております。ご相談くださいッ!

冷やかしのR100RS、ETCの取り付け。

冬が寒いのは当然なのですが、最近の冷え込みはさすがに堪えますねー。そんなある日のこと・・・

 

クララ・イズ・スタンディンッ!(クララが立っています、の意)

じゃなくて、つららが立っているッ!

マジか・・・。水道のポタッ、ポタッっていう一滴が・・・一晩でこんなになるなんて・・・しっかり蛇口を閉めなきゃダメじゃあないかッ!モギーの、アホー!

 

と、自然が作り出す芸術の話はどうでも、そんな寒い日に、またしても冷やかしのR100RSにお乗りのお客様がご来店くださいました。えー、今日は何しにきたんだろう・・・?寒いから早く帰りたいんだけど・・・からの、有り難いことですッ!でもやっぱり・・・何しにきたんだろう・・・?

なーんて、ETCの取り付けのご依頼でしたね。そうでした、そうでした。オホホ。

チャチャっと取り付けさせていただきまして、動作確認もバッチグーでーす。

ついでにオイル量も点検して、少し?けっこう?注ぎ足させていただきました。

って、なんスカ?このヘンテコなスポンヂ?・・・え?まさか、タンデムシートですか?・・・え?え?ちょっと開いちゃってますけどー!紐も見えちゃってますけどー!でも、逆に新しいッ!ような気がしないでもないようなッ!プププ。

 

ということで、この度はETCの取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!ちょっと遅いくらいのETCデビューになりますが、あればとっても便利なモノですので、今後は高速道を利用したお出掛けが益々楽しくなっちゃうと思います。それに、以前ほど割引率は大きくありませんが、それでもETC利用でけっこうお得になることもありますから、何度も使えば取り付け費用もすぐに回収できますので。ま、あんまり調子に乗って使いまくると、あとで請求書がエライことになっちゃいますが。ククク。何事も、ほどほどにッ!お楽しみくださいッ!

 

ETCの取り付けや、オイル量の点検&注ぎ足しも承っております。ご相談くださいッ!

子ガモのR100RS、車検と点検整備と。

またしても昨年の作業のご報告になりますが、チョイチョイご来店くださっていたR100RSにお乗りのお客様からのご依頼で、車検と点検整備をさせていただいておりましたッ!ワォ、ワォ!有り難いことですッ!

 

実はこちらのお客様、お父様も2V-OHVのR100Rにお乗りだそうで、当店を紹介してくださったんですよね~。家族割りはご用意しておりませんが、気合を入れてビシッと作業させていただく所存でありますッ!オッス!

arimasu

って、なんスか!このフルカスタムされたR100RSはー!イカスー!いつかモギーもこんなカスタムができるようになりたいんですが、今はフツーの整備しかできませんので、コツコツと作業を進めてまいります。頑張るぞー!

DSC_3812

まずは、右側のホーンがオカシイとのことなので、その点検から。なんか、とても地味な気がする・・・。

DSC_3896

取り外して単体でテストするとプワァーン!としっかり鳴るんですが、左側のホーンと一緒だと左右とも鳴らなくなってしまいます。一体、なぜ・・・?

DSC_3847

どうも、抵抗値がちょっと大きくなっているのが原因のようです。右側だけ中古良品に交換し、左右ともプワァーン!と鳴るようになりました。フゥ、焦るぜ~。

DSC_3891

で、ちょっと心配なのがヘッドライトです。お客様がおっしゃるには、「現行車種のBMW純正仕様なので大丈夫!だと思います!」とのことなんですが、見慣れないヘッドライトに戸惑ったモギー、ソッコーでテスター屋さんを利用することを提案しちゃいました。いや、あの・・・配光が分かりにくくてですね、その・・・光軸が上手くですね・・・テヘヘ。

DSC_3982

てことで、保安部品の点検もできましたので、とりあえず車検に行ってみよー!オー!(ドキドキ)

 

~小一時間後~

テスター屋さんでヘッドライトの光軸を調整してもらったおかげで、無事に一発OKで車検も合格になりました。光量も十分でしたので、このままヘッドライト周りを触らなければ次の車検も問題なく通ると思います。いやー、いつもと勝手が違うのでちょっと緊張しました。ホッ。

DSC_4067

さ、それでは作業に取り掛かるとしますか・・・って、このタイア、太いッ!

DSC_3994

すぐそこに見えているのに、ブレーキキャリパーを逃がすクリアランスがギリギリで、すんなり取り外せないじゃあないかッ!

DSC_4001

えーと、コレをああして、アレをこうして・・・

wait

ハイ、無事にホウィールを外せました。パニアステイとサイレンサーステイを残したままだと、ちょっとした手順が必要なんですかね。フゥ、焦るぜ~。

DSC_3914

ようやく辿り着いたブレーキキャリパーをビシッと整備しまして

DSC_3945

ブレーキフルードも交換します。

DSC_3940

ブレーキペダルと

DSC_3934

シフトペダルもキレイにしてグリスアップしておきました。ただ、ペダルに使用されているベアリングは無給油タイプのモノでしたので、動作の確認だけしています。わずかにゴロついた感じはありましたが、まだまだ大丈夫かと。

DSC_3928

スウィングアームのピヴォット部も点検しています。パラレヴァーの場合、この状態でグリスアップできないのがアレですが、スウィングアームの動作にも異常はありませんでした。

DSC_3954

おっし、リア周りの作業完了ッ!

DSC_3958

お次はエンヂン周りです。ヴァルヴクリアランスはスラスト方向も含めて問題ありませんでしたが、シリンダースタッドボルトを増し締めし、ビシッと調整しています。

DSC_3851

お客様ご自身で変更されたというEME製の点火システムも、点火時期を点検したところ少しズレていましたので

DSC_3861

こちらもビシッと調整しておきました。

DSC_3879

デジタル制御だけあって、かなりの安定感ですね!最大進角も2°進めた設定なので、ヤル気もアップしちゃうんじゃないでしょうか。ウヒヒ。

DSC_3867

キャブレターの同調もそれほどズレている印象はありませんでしたが、アイドリング時のスライドヴァルヴの開き具合がちょっと気になりましたので、スロー系だけ微調整させていただいています。不慣れなFCRのセッティングはイマイチよく分からないので、下から上までキッチリ回るように仕上げるのはお手上げですが、試乗した範囲では気持ち良く吹け上げっていましたので、しっかりセッティングも出ているんじゃないでしょうか。つか、街中でスロットル全開ッ!なんてやったら、大変なコトになっちゃいますが。オホホ。

DSC_3778

スロットルケーブルやブレーキレヴァー、

DSC_3973

クラッチケーブルにクラッチレヴァーも、ビシッとグリスアップしています。

DSC_3966

にしても、このクラッチレヴァー、すんごく操作が軽いですね。ケーブルの遊びの調整はカチカチッとできますし、ベアリング仕様なだけじゃなく、シムまで入ってましたよ!知らなかったので、シムがポロリして焦りましたが・・・。ちなみに、こちらのベアリングも無給油タイプのモノなので、動作の確認だけしています。クルクル~でした。

DSC_4012

オーリンズ製フロントフォークは当店ではお手上げですが、フロントブレーキもビシッと点検&整備しています。お伝えした通り、左右でパッドが異なっており、右側のパッドのほうが減り具合が大きかったです。キャリパーの動作もパッドの残りも問題ありませんので、ときどき気にしていただければと思います。

DSC_4033

そして、シートの開閉動作がちょっと渋いとのことでしたので

DSC_3833

スムースに開け閉めできるように微調整させていただきました。パカパカにッ!なっているッ!

DSC_3902

あ、ガソリンタンクを固定するクリップが片方なくなっていましたので、勝手に取り付けておきました。

DSC_4032

それと、ヘタったセンタースタンドのストッパーも交換しています。なんだろう、なんかとっても地味な気がする・・・。(でも、チャリーン♪)

DSC_3845

ハイ、できました。

DSC_4057

 

ということで、この度は車検と点検整備のご依頼、有り難うございましたッ!ここまでカスタムされた車輌を触らせていただくのは、いろんな意味でちょっとドキドキしましたが、楽しく走リ続けられるためのお手伝いが少しでもできていれば幸いです。まだまだアレコレ試されたいコトがあるようですので、また何かありましたらお気軽にご相談ください。お客様もおっしゃっていましたが、もう後戻りはできないッ!とモギーも思いますので。ククク。

 

ハデにカスタムされた車輌の車検&点検整備も承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、同調の調整とミラーの交換・・・からの、イグニッションコイルの交換。

11月の終わりに、またまた初めてのお客様から「ミラーの在庫はあるでしょうか?それと、一緒に同調の調整もお願いできるでしょうか?」とメールでお問い合わせがありまして、「もちろんス!在庫してるッス!同調もモギーに任せるッス!」とお答えしたところ、師走のお忙しい中、ソッコーでご来店にッ!つか、出張から戻られたばかりだそうでッ!お疲れじゃないんですかッ!からの、有り難いことですー。イェイ、イェイ。

 

って、今回のご依頼はキャブレターの同調の点検&調整と

DSC_3481

破損によりガタつきが出てしまったミラーヘッドの交換だけでしたので

DSC_3508

ブログのネタにするまでもないお話だったんです。なのに・・・

 

~一時間後~

「モギーです。ハイ、・・・ええ、分かりました。お待ちしております。ガチャリ」

phone

と、お帰りの際にちょっと遠回りして立ち寄った場所で、急にエンヂンの調子が悪くなってしまったそうで、またすぐにご来店にッ!さっきお帰りになったばかりなのにー。ズコー。

DSC_3481

どうも片肺気味の症状でしたので、まずはプラグコードを疑って交換してみたんですが・・・

DSC_3517

良くなったような気がしたのに、やっぱりダメじゃあないかッ!イヤー!

kanben

てことで、急遽、お預かりしてイグニッションコイルを点検&交換させていただくことになりました。つか、こんなタイミングで故障するなんて・・・。モギーってば、キャブレターしか触ってないんスけどー!なんか、ヘコむー。

DSC_3469

さっそく当店で利用している青色のダイナコイルに交換したところ、あっさりと症状は消えました。念のため、茶→青→茶とコイルを入れ替えて確認してみましたが、やはり元の茶色のコイルのときだけ片肺っぽいバラついた燃焼状態になっていましたので、コイルの故障で間違いないッ!と思います。こんだけハッキリとした再現性があると、判断するのも容易ですね。ホッ。

DSC_3479

 

ということで、この度はキャブレターの同調調整とミラーの交換、それと不意の点火系の点検&修理のご依頼、有り難うございましたッ!お預かりさせていただいたおかげでキャブレターの同調も翌朝に再確認でき、なかなか上手く取れたんじゃあないかッ!と思います。アイドリングの安定感も良いですし、エンヂンの調子は悪くなさそうな感じがしましたので、ガタガタと音のしなくなったミラーでじゃんじゃん走りに出掛けちゃってください。お近くにお住まいのようですし、また何かありましたらお気軽にご相談を!次のご来店もお待ちしておりますッ!

 

ガタつくミラーの交換や、キャブレターの同調調整、突然の点火系の不具合の点検&修理まで、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、車検のついでにアレやコレや。(その3)

「予算はお任せでッ!とにかく絶好調をッ!知りたいのですッ!」という、仕事場がご近所のお客様のR100RS、引き続き車検整備とアレやコレやの作業を進めてまいります。

DSC_2527

 

エンヂン周りの整備まで終わりましたので、残すはリア周りの作業だけです。リアタイアは溝も十分残っていますので、今回はそのままになります。つか、相変わらずメッツラーのレーザーテックの入荷状況が悪いんですよね・・・。

DSC_3184

ウッ、ブレーキダストがこんもり!

DSC_3189

こっちもか!

DSC_3196

ハハァ~ン、ドライヴシャフトのオイルがちょっと少なかったのは、ブーツからポタポタ垂れていたのが原因だったみたいですね。コレクターボックスに、こんなに焦げた跡がッ!ありました。

DSC_3203

スウィングアームもオイルで汚れてますし

DSC_3210

ファイナルドライヴの下側にもオイルが付着しています。イヤー!誰がお掃除すんのー!

DSC_3218

てことで、ごっそりリア周りを取り外しまして

DSC_3227

見なかったことにしていたネジ穴の修理に取り掛かります。

DSC_3099

アレを外して、コレを外して、アレをこうして、コレをああすれば・・・

wait

 

~数時間後~

ハイ、できました。が、元のネジ穴(下穴)の状態が悪かったため少し斜めにタップを立ててしまい、ドレインボルトがしっかり接触するように当たり面を修正するハメになってしまいました。仕上がりがイマイチになってしまい申し訳ありませんが、ご了承ください。ボルトは確実に締め付けられるようになりましたし、オイル滲みもありませんので・・・。(言い訳&反省)

DSC_3238

それにしても、ココのオイルシールリングやナットの締め付けトルクの大きさは、ちょっと心臓に悪いですね。緩めるのも締めるのも、ホント、ドキドキします・・・。

DSC_3252

と、大きな問題もなんとか片付きましたので、クラッチリリースアームや

DSC_3254

ブレーキ周りをビシッと整備します。あともう少し、頑張るぞー!

DSC_3258

ちなみに、よく錆で固着しているこのクリップピンですが、こちらの車輌は元から外れかかってました。走行中にポロリしなくて良かったですね。

DSC_3271

ブレーキ周りをビシッと組み付けて

DSC_3286

意外と状態の良かったドラムもしっかりキレイにすれば

DSC_3293

ハイ、できました。写真はありませんが、ドライヴシャフトのブーツも交換しています。

DSC_3301

あとは、そこそこピカピカにしたコレクターボックスを取り付けて

DSC_3310

作業終~了~かと思ったら、イグゾウストパイプがしっかりと差し込まれていないッ!ではないかッ!

DSC_3328

ね、ココまで入りました。幸い、ネジ山の状態も良好でしたので、アンチシーズを塗ってしっかり締め付けておきます。

DSC_3335

あ、サイレンサーの取り付けボルトもイマイチでしたので、純正部品に交換させていただきました。

DSC_3343

できたー!これで車検に行けるー!

DSC_3346

 

~翌日~

午後イチで車検に行ってまいりまして、検査ラインも一発OKで合格ッ!試乗してみた印象も

DSC_3375

「ええ、コレはモギーの知っているR100RSで間違いありません。」

chigakunai

と言いたくなるくらい、フツーによく走るR100RSに仕上がったッ!のではないかッ!と思います。

DSC_3382

ヤッタネ!

yattaaaa

って、ガッキーの破壊力、マジぱねぇー!ウォー!

 

ということで、この度は車検整備とアレやコレやのご依頼、有り難うございましたッ!元の状態が良かったようで、問題のあったフロント周りをしっかり整備&修理しただけで十分に良い状態に戻ったように思います。お伝えした通り、スロットルの開け始めにちょっとグズつく感じが残ってしまいましたが、それでも十分楽しく走り回れる仕上がりになっているハズですので、お忙しいとは思いますが、冬でもそんなに寒さを感じないR100RSを存分にお楽しみください。発電系&バッテリーの状態も良好ですし、しばらくはトラブル・フリーな気もしますが、また何かありましたらお気軽にご相談を!今後とも、宜しくお願い致しますッ!

 

車検の際の24ヶ月点検整備や、継続検査の代行、ダメになったファイナルドライヴのネジ穴の修理等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

納車までにチョイチョイ試乗を繰り返していたところ、お客様がおっしゃっていた左側キャブレターからのオーヴァーフローが発生ッ!急遽、ガソリンタンクも洗浄することにッ!マジかー!

DSC_3412

でも、ゴミはちょっとしか出ませんでした。

DSC_3425

つか、タンクの中の状態は非常に良好でしたので、これでもうタンク側からのゴミに悩まされることはしばらくないんじゃないかと思います。

DSC_3451

キャップもとってもキレイです。

DSC_3463

念のため、左側のフューエルコックだけ分解&洗浄しておきました。右側は新品に交換されているみたいでしたので、今回は省略させていただきます。

DSC_3438

もしまたオーヴァーフローが再発するようなら、今度はキャブレターをO/Hさせてくださいッ!スロットル開け始めのグズつきも気になりますのでッ!

R100RS、車検のついでにアレやコレや。(その2)

「予算はお任せでッ!とにかく絶好調をッ!知りたいのですッ!」という、仕事場がご近所のお客様のR100RS、引き続き車検整備とアレやコレやの作業を進めてまいります。

DSC_2527

 

フロント周りの整備が終わりましたので、今日はエンヂン周りの作業に取り掛かります。まずは、このステイが折れてしまったホーンもアレですが

DSC_2703

エンヂン始動時にときどきギャー!と鳴くセルモーターのO/Hからスタートです。

DSC_2798

取り外したセルモーターを見ると、H23.3.16にO/Hされているみたいですね。このスティッカー、以前にも見たことがありますが、有名な電装の修理屋さんなんでしょうか。

DSC_2834

セルモーターの下側にちょっとグリスが垂れた跡はあるものの

DSC_2811

エンヂン側にはブローバイガスによるオイル汚れや漏れもなく、キレイな状態でした。グッド!

DSC_2806

てことで、バラバラに分解します。

DSC_3043

異音の原因はグリスが固くなっているせいかと思いましたが、グリス切れによるものだったみたいです。たっぷりグリスアップしておきます。

DSC_3048

ブラシもちょっと減っていましたので、新品に交換させていただきました。

DSC_3054

もちろん、マグネットハウジングもEME製の剥離対策が施されたモノに交換しています。

DSC_3058

コレで、しばらくは安心してセルモーターをお使いいただけるんじゃあないでしょうかッ!

DSC_3070

で、外した部品を元に戻します。ついでにエアクリーナーも点検しましたが、状態は良好でした。まだまだキレイですね。

DSC_3075

ホーンステイも新品に交換ッ!音もプワァーン!と鳴っているッ!

DSC_3086

と、アレコレやっている間に、お客様が乗り始めて一度も交換されていない?というオイルも抜いておきました。駆動系のオイルはちょっと量が多かったり少なかったりしましたが、金属粉もなく、透明感もマズマズでした。使用期間が少し長い気もしますが、走行距離を考えるとそんなに劣化してるとも思えませんから、今後は車検ごとに交換していただければよろしいかと。

DSC_3115

ただ、エンヂンオイルのほうは700mlくらい減っていました。3,000kmでこの減り具合なら問題ないと思いますが、前回の交換時期が不明ですので、次のオイル交換の際にもう一度確認とさせてください。

DSC_3123

そんなことより、ドライヴシャフトオイルのドレイン側のネジ山が・・・完全にイっているじゃあないかッ!強く締めれば良いってもんじゃあないッ!どうすんのよー!

DSC_3099

よし、見なかったことにしよう。そうしよう!

wait

とはまいりませんので、先にヴァルヴクリアランスをビシッと点検&調整します。左シリンダーヘッドのIN側がかなり狭く、他もやや狭かったですが、ロッカーアームやバルブのステムエンドには異常は見られませんでした。ホッ。

DSC_3134

スラスト方向のクリアランスも左シリンダーヘッドのEX側が広く、他もやや広かったですが、こちらもビシッとシム調整しておきました。つか、シムを調整&交換すると、標準と思われる0.30mmのシムばかりが手元に残って大変です・・・。うわーん!(不良在庫)

DSC_3171

あ、スパークプラグの状態がイマイチでしたので、交換させていただいております。

DSC_3161

また、点火時期も点検しましたが、こちらはビタッと安定&しっかり進角していました。試乗したときにも感じましたが、やっぱりエンヂンの調子は良いみたいですね。

DSC_3170

それと、始動性が悪いとおっしゃっていましたが、キャブレターのアイドリングの調整と同調をビシッと取ったところ、フツーに始動できるようになりました。この寒い時期ですと、さすがにスターターを使う必要はありますが、十分に改善できたんじゃないかと思います。

DSC_3388

キャブレターも点検しています。油面がちょっと低かったことを除けば、そんなに気になるトコロはありませんでしたが、フューエルホースの状態がイマイチだったので交換させていただきました。

DSC_3403

エンヂンのキレイさや、シリンダーの根元のはみ出たガスケットとか

DSC_3143

ひび割れてるのにオイル滲みのないプッシュロッドチューブのオイルシールを見ると、ひょっとしたら過去に腰上のO/Hをされているのかもしれませんね。

DSC_3392

 

ということで、見なかったことにしたネジ穴は・・・、明日、頑張りマス。

 

(続く)

 

車検の際の24ヶ月点検整備や、異音の出るセルモーターのO/H、折れてしまったホーンステイの交換、オイル交換にヴァルヴクリアランスの点検&調整等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

R100RS、車検のついでにアレやコレや。

仕事場がご近所というR100RSにお乗りのお客様から「車検のついでに、ハンドルの振れとかカウルのガタとか、なんか色々と点検して欲しいのですッ!」とのご相談があり、作業スペースを確保できそうなタイミングに合わせてご来店いただきました。つか、またしても初めてのお客様じゃあないかッ!なんとも有り難いことですッ!イェース!

 

なんでも、こちらのR100RSを手に入れられてから3年ほどで

DSC_2527

まだ3,000kmちょっとしか乗られていないそうなんですが

DSC_2553

「予算はお任せでッ!とにかく絶好調をッ!知りたいのですッ!」だって。イヤン、キュンキュンしちゃう・・・!

anago

なので、まずは現状がどんなものなのか知るため、ちょっと試乗してみます。レッツラ・ゴー!

wait

 

~20分後~

「コレはモギーの知っているR100RSじゃありません。」

chigau

と言いたくなるくらい、ハンドルが低速からずーっと震えっぱなしではないかッ!フロントフォークもガチガチで、まるで縮まないッ!アーンド、まったく伸びないッ!なにコレ、ちょー怖ぇー!

「ラーラーラ、ララーラー♪言葉にできなーい♪」

kotobani

と、小田氏もおっしゃる通り、これ以上の試乗は無理なので、さっそく店に戻って確認したところ・・・ノ~ゥ、フロントフォークのストローク量がかなり少なくなっとるー!

DSC_2546

あのまま乗っていたらと考えると・・・恐怖で体が震え上がってまうッ!ので、とりあえずシートロックボタンのキャップを取り付けたり

DSC_2562

ガコンッと音がするスタンドにストッパーを取り付けたりして

DSC_2565

しっかり心を落ち着けてから作業に取り掛かります。(チャリン♪)

0007

今回は車検時の24ヶ月点検整備もご依頼ですので、このスリップサインが消えそうなツルッツルのタイアも交換になります。これじゃ、車検に通りませんからね。

DSC_2540

ビシッと新しいタイアに交換ッ!ベアリングもクルクル回ることを確認ッ!している間に

DSC_2602

フォークオイルをしっかり抜いておきました。さて、どうかしら?

DSC_2575

ウォ!400ml以上抜けとるー!入れすぎやんけー!そりゃ、ガチガチにもなるー!

DSC_2591

モギー先生「モノサスの場合、約7mlで10mm油面が上がるとすると・・・100mlでは140mmも油面が高くなる。これがどういうことか、分かるか?」

keisan

加藤くん「腐った・・・みかん・・・の話じゃないよな・・・?」

mikan

という茶番はともかく、これでフロントフォークもなんとかなりそうですので、続いてブレーキへとまいります。

DSC_2603

アレをこうして、コレをああして・・・

wait

ハイ、できました。って、左右のキャリパーが違っているッ!どゆことー!

DSC_2622

ま、キャリパーの動作もパッドの状態も悪くありませんでしたので、気になるようでしたらO/Hのタイミングに合わせて中古のキャリパーで揃えても良いかと思います。ただ、ダストシールがちょっと固くなっていましたので、こちらは中古良品に交換しておきました。

DSC_2635

また、ハンドルの振れの原因ですが、案の定、ステムベアリングがユルユルでした。ビシッと調整しておきましたので、もう大丈夫だと思います。

DSC_2662

あ、メーターステイのワッシャーがありませんでしたので、こちらは新品を取り付けさせていただきました。

DSC_2653

あとはケーブルやレヴァーなんかをしっかりグリスアップして

DSC_2683

ちょっと量が多かったブレーキフルードも交換すれば

DSC_2664

フロント周りの整備は終了です。さあ、どうなのよ!

DSC_2715

オー!しっかりフロントフォークが動作してるー!(コレがフツー)

DSC_2740

作業前と比較してみると、その差は40mmも!ありました。入れすぎたフォークオイルのせいでフロントフォークの沈み込みが足りない→フォークスプリングが十分に縮んでないので反発力も生まれない→結果、縮まない&伸びないガチガチのフロントフォークになっていたッ!ということですねー。こういう実験はしたことがないので、理屈では理解していても、実際に体験すると非常に勉強になります。あざーす!

DSC_2546

おっし、この勢いでカウルも片付けよう。

DSC_2781

お客様がおっしゃるには、リヴェットがなくなったり

DSC_2751

メーターダッシュが割れたりして、とにかくガタガタと音がして気になるとのこと。確かに、試乗したときに「なにこのR100RS、ガタガタうっさいわ!」と思ったような、思わなかったような・・・?

DSC_2790

てことで、スクリーンを取り外して

DSC_2843

キーシリンダーを取り外したら・・・なんかポロッとしたー!

DSC_2863

電圧計も、照明用ソケットの中身がビヨ~ンと外れてるー!

DSC_2881

つか、時計はそもそも壊れとるー!イヤー!

DSC_2894

と、一悶着ありましたが、なんとかアッパーカウルを取り外すことができました。フゥ、焦るぜ~。

DSC_2902

で、リヴェットを丁寧に抜いて割れたメーターダッシュを取り外しまして

DSC_2916

取り寄せておいた新品のメーターダッシュに交換します。文章にするとアッという間ですが、けっこう手間が掛かってます・・・。(スティッカーがありませんが、注文中ですのでもうしばらくお待ちください。)

DSC_2982

元のようにはできませんが、リヴェットはしっかりカシメていますので、ガタつきはまったくありません。もっと簡単&確実&キレイにできる方法があれば良いのですが・・・。モギー、頑張りマス。

DSC_2939

って、新品なのに1箇所穴がズレとるー。

DSC_2932

スクリーンを仮組みしてみると、ご覧の通り・・・。スクリーンとカウルの穴位置は合っていますので、メーターダッシュの穴をシュッシュッと修正します。

DSC_2948

どうよ!

DSC_2970

どうなのよ!

DSC_2957

穴位置、よーし!

yoshi

と、ガッキー検査員の合格もいただきましたので、取り外した部品を元に戻しまして・・・って、これがまた、意外とめんどくせー!

wait

モギーのオリヂナル専用工具をもってしても、スクリーンリヴェットの打ち込みが2箇所イマイチだったり

DSC_3008

手を入れる場所が狭くて電圧計やキーシリンダーの取り付けに苦労したり(壊れいている時計は、とりあえず外したままにしています)

DSC_3021

謎のLED化&配線未接続のポジションランプを元に戻したりと

DSC_3024

気が付けば、すっかり夜も更けているではないかッ!しかも、ヘッドライトレンズまでピカピカにッ!一体、いつの間に・・・?

DSC_2995

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

ということで、明日も頑張りマス。

 

(続く)

 

車検の際の24ヶ月点検整備や、入れすぎたフロントフォークのオイル交換、ユルユルのステムベアリングの調整、ガタついたカウルの修理等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、フロントフォークのO/Hとドライヴシャフトの取り外し。

「今日も~♪のんびり~♪お仕~事~♪ラララ~♪」と鼻歌交じりで作業を進めていた平日に、またまた初めてのお客様が突然ご来店にッ!イヤン!ちょ、ちょっと待ってください、ここ、心の準備が・・・!からの、有り難いことですッ!でも、やっぱり焦るー!

 

なんでも、こちらのお客様ったらR100RSを入手したばかりなんだそうですが、「フレームの錆が気になってアレコレしてたら、バラバラになっちゃいまして・・・」とのことらしく、フロントフォークとスウィングアームをお持ち込みになられました。ん?なんか、以前にもそんなコトがあったような・・・?

DSC_1827

とりあえず、再塗装されるというスウィングアームからズババッとドライヴシャフトを取り外します。いっちょ上がりー!

DSC_1845

おっし、本題のフロントフォークに取り掛かりますか。ファイトー!オー!

DSC_1853

薄っすらと擦れた跡はありますが、インナーチューブの状態は良好でした。これならそのまま再使用しても大丈夫そうですね。

DSC_1856

ダンパーロッドのピストン周りも、樹脂製の部品は跡形もなくなっていましたが、状態は悪くありませんでした。

DSC_1859

ま、この辺はお約束ですが・・・

DSC_1870

お約束・・・

DSC_1892

お約束・・・だけど、ギャー!

DSC_2087

フォークスプリングはお客様のご希望で新品に交換しますので、状態はどうあれ問題なしです。お疲れ様でしたー。

DSC_2096

で、ジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄します。

DSC_1933

インナーチューブもピカピカです。

DSC_1945

分解したダンパーロッドをビシッと組み立てたら

DSC_1942

インナーチューブに正しく組み付けまして

DSC_1968

アレコレやって、オイルシールをガッツンガッツン打ち込めば

DSC_2004

ハイ、できました。

DSC_2016

あ、ダストカヴァーのフェルトシールが1本、グニャっとなっていましたので、中古良品と交換させていただいております。

DSC_2039

それと、ご希望のあったフォークボトムのキャップも新品を取り付けておきました。

DSC_2028

また、締め込みのキツかったフォークトップのキャップボルトですが、インナーチューブ側のネジ山を修正し、無事にスルスルっと手で締められるようになっています。フフフ。

DSC_2053

最後に新品のフォークスプリングを入れて、作業終~了~。

DSC_2063

 

ということで、この度はフロントフォークとスウィングアームをお持ち込みいただいての作業のご依頼、有り難うございましたッ!フロントフォークについては組み立て時にフォークオイルを薄く塗布しておりますが、できれば早めにオイルを入れていただければと思います。錆の発生も抑えられますし、上手く組めたとは思いますが、オイル滲みやオイル漏れの確認もできますので。車両が仕上がって実際にお乗りになるのは少し先かもしれませんが、また何かお手伝いできることがありましたらお気軽にご相談ください。今後とも宜しくお願い致します!

 

お持ち込みのフロントフォークのO/Hや、ドライヴシャフトの脱着も承っております。ご相談くださいッ!