R80、RSカウルの取り付けと。

昨年6月にアレやコレや作業させていただいたR80にお乗りのお客様から、「R100RSのカウルを取り付けたいんですけどッ!」とメールでご相談があったのは・・・そう、3月中旬のことでありまして、当然、そんな都合良くRSのカウルがあるわけ・・・ハッ!ちょうどR100RSをセパハンにしたがっているお客様がいたー!のを思い出し、お伝えしたところ、トントン拍子で話がまとまってしまいました。オ~ゥ、ミラク~ル!アーンド、有り難いことですッ!

 

こちらのお客様ったら、元々R100RSを探されていたそうなんですが

何を血迷ったか・・・じゃなくて、気が付いたらビキニカウルのR80に跨っていたッ!とのこと。そんなコトがあるんですねー。ククク。

と、軽いディスりも入ったところで、さっさと作業に取り掛かります。ファイトー!オー!

ドンドコとアレやコレやを外しまして

RS用のカウルステイを取り付けます。まだまだ先は長いッ!

このタイミングでフォークブーツ?ベローズ?も取り付けておきます。忘れると、あとで大変!なことになりますからね。(経験者談)

エンヂン上のカウルステイも取り付けて

外した部品をズババッと元に戻せば、前半戦終了ッ!

なんですが、ココからがまた大変です・・・。R80とR100RSではメインハーネスが違うので、接続方法を変更しないといけません。こちらの車輌は、幸い?にもハーネスに補修した跡がありましたので容赦なく切断しまくりましたが、メインハーネスに手を加えるのはちょっと躊躇しちゃいますね。

ま、RSカウルにするにはイグニッションスウィッチも変更になりますので、何かしら加工は必要になりますが。つか、この変更が何気に一番苦労したっつーの!キーッ!

あ、アノ人から外したRSカウルは

メーターダッシュが割れていましたので、あらかじめビシッと交換しておきました。

おっしゃー!いくぞー!ウォォォー!

wait

まだまだー!

あ、ブレーキホースの長さがアレでしたので交換しています。

オラオラー!

wait_wait

ハイ、できたー!

カラーリングもぴったんこー!

なんですが、R80にはオイルクーラーがないので、ココの穴は・・・その・・・気にしないでくださいッ!このカヴァーも、今となっては貴重な部品ですのでッ!

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

って、何してんのー!終わりじゃないのー!

そうなんです。実は、ドライヴシャフトのオイルドレインのネジ穴がアレなんです・・・。

お客様は「予算の都合もあるんで、次回にでも・・・」とおっしゃっていたんですが、けっこう遠く(茨城)からお越しくださっていることを考えると、見て見ぬ振りはできないッ!のでありますッ!(チャリーン♪)

グッ、いつ見ても心臓に悪い・・・

ですが、ビシッと修理してしまえば、もう安心です。フゥ~。

ついでなんで、ブレーキと

ホウィールもキレイにしておきました。フフフ。

ハイ、できたー!

できたぞー!ウォォォー!

 

ということで、この度はRSカウルの取り付けのご依頼、有り難うございましたッ!お話をいただいてから取り掛かるまでかなりお待たせしてしまい申し訳ありませんでしたが、ビシッと作業しておりますので、憧れだったというRSカウルを思いっ切り楽しんじゃってください。これから寒くなるにつれ、その無敵のフルカウルっぷりを味わえると思いますので。また何かありましたら、お気軽にご相談を!

 

RSカウルの取り付けや、ついでのドライヴシャフトのオイルドレインのネジ穴の修理も、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100R、オイル交換とヴァルヴクリアランスの調整と。

少し前にリアタイアの交換とアレやコレやの作業をさせていただいたR100Rにお乗りのお客様、あれから更にじゃんじゃん走られているそうで、今回はオイル交換とヴァルヴクリアランスの調整をご依頼にッ!ウホホッ!またしても!有り難いことですッ!って、1ヶ月ちょいで3,000kmて・・・それ、走りすぎー!ゴイスー!(ココまで、ほぼコピペ)

 

いやー、整備した車両がじゃんじゃん走ってると聞くと、やっぱり嬉しいもんですなぁ。ウヒヒ。

おっし、まずはドンドコとオイルを抜くぞー!オー!

フムフム、特に問題はなさそうですね。

ドレインボルトにも、目立った金属粉はありませんでした。

今回、お客様のご希望でシフトアームのオイルシールと

ニュートラルスウィッチも交換します。

ブホッ!こりゃ、スゴイ汚れ・・・。トランスミッションの奥にもオイルが滲んでますねー。ま、ココはまたの機会で良いでしょう。でしょうッ!(職務放棄)

慣れたものとはいえ、ニュートラルスウィッチの交換はやっぱり大変ですなぁ。あ、エンヂンマウントボルトに付いた錆ですが、ちゃんとキレイに磨いて落としておきました。つか、パラレヴァーになると、マウントボルトのめっきが違うモノもあるんですね。

てことで、ビシッとキレイにしてオイルシールを交換します。

ニュートラルスウィッチもビシィ!です。ウヒョ!ピカピカ~!

ちなみに、純正のニュートラルスウィッチですが、価格改定後に¥2,760→¥9,140(税抜、2017/9/27現在)になりまして、気軽には使えなくなってしまいました。対策品のスウィッチの値段はお手頃価格?のままですので、今後は特にご希望がない限り、対策品を利用させていただきます。ひょっとしたら、純正品も改善された上での価格変更なのかもしれませんが、試しに取り寄せるには・・・その・・・ちょっと勇気のいる金額でして・・・。

と、余談はこのくらいにしまして、ドライヴシャフトブーツに軽い?ヒビ割れがありました。今のところブーツ周辺もオイル滲み程度の汚れですし、ま、ココもまたの機会で良いでしょう。でしょうッ!(職務放棄、2回目)

で、せっかく取り外しましたので、コレクターボックスも軽く磨いてみましたら

穴が開いてました。ズコー。錆と汚れで塞がっていた感じでしたが、補修された跡にも見えなくないような・・・?

長く乗っていればどうしても錆びてしまいますし、接続部のガスケットも傷んできたりしますが

新品のガスケットに交換するのは意外と大変ですので、ま、ココもまたの機会で良いでしょう。でしょうッ!(職務放棄、3回目)

おっし、できたー。

あとは、ヴァルヴクリアランスをビシッと調整して

15,000km頑張ったスパークプラグも交換すれば

ハイ、できまし・・・って、そこドコですかー!

 

ということで、この度はオイル交換とヴァルヴクリアランスの調整とアレやコレやのご依頼、有り難うございましたッ!さっそく遠くまでお出掛けされたようで・・・、もう何も言いますまい。また何かありましたら、お気軽にご相談を!

 

オイル交換や、ヴァルヴクリアランスの調整、ニュートラルスウィッチの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

アポーなR100RS、エアクリーナーハウジングの交換とアレやコレや。

昨年の10月ごろにエンヂンの始動が困難とのことでご来店くださったアポーなR100RSにお乗りのお客様、アレから元気に走り回っていらしたようなのですが、今回は「エアクリーナーをッ!旧型にッ!したいんですッ!」とのことでご来店にッ!まだやるかッ!からの、有り難いことですッ!つか、これで5月分のブログが終わるゥゥゥ!ウゥゥレェスィィィー!

 

ウヒ!相変わらずのアポー感ですなぁ。ククク。

よーし、さっさと取り掛かるとしよう!オー!てことで、まずはバッテリーケースを兼ねた、このワイルドなエアクリーナー?ハウジングを産業廃棄物へ・・・じゃなくて、ズババッと取り外します。

そして、お客様がご用意&お持ち込みになったバッテリーケースを取り付けます。うーん、しっかりした作りですね。いつかモギーも、こういう工作ができるようになりたいものですなぁ。

どれどれ・・・

wait

って、思いっ切りイグニッションスウィッチに干渉しているじゃあないかッ!

ドッギャァーン!

ドッギャァーン

付かないモノを付けようとしても時間がもったいないですので、さっさと前に進みましょう。

が、お客様がご用意していたエアクリーナーハウジングには穴がなィィィ!セルモーターの上のカヴァーも忘れてるゥゥゥ!ので、モギーの使用予定のある在庫部品を渋々・・・じゃなくて、ドーンとブッ込むことにします。ドーン!ドーン!(やけくそ)

前回の作業では見送ったブローバイホースも交換しちゃいます。

あ、前回は見られなかったオイル滲みが発生していましたので

ホースの取り付け部のガスケットも交換しておきました。

で、アレやコレや取り付ければ

ハイ、できました。

そうそう、移設されていたスターター(チョーク)レヴァーもちゃんと取り外して

ご希望通り、当店オリヂナルのスターターノブに変更しておきました。見た目もスッキリして、使いやすくなったッ!んじゃあないかとッ!

続きまして、オイル交換へとまいります。

グッ、コイツは・・・

なんか、つけ麺のタレみたーい♪キャハ!

と言いたくなるような色でしたが、とりあえず次のオイル交換まで様子見とさせてください。ドレインボルトにはそれほど金属粉も付着していませんでしたし、ま、たぶん大丈夫でしょう。たぶん。

トランスミッションのオイルが乳化していたのは、定番のスピードメーターケーブルのダストカヴァーが原因だと思いますので、こちらは交換しておきます。ついでに、汚れていたドライヴシャフトブーツもキレイに

するんじゃなかったー!ひび割れがハッキリ確認できちゃうー!ま、ココは今回はイイっすね。ご予算の上限にグイグイ迫っていますし。オホホ。

その分、オイル漏れしているシフトアームのオイルシールや

謎のスウィッチに変更されていたオイルプレッシャースウィッチは交換させていただきました。この謎のスウィッチ、壊れていて確認できませんでしたが、おそらく動作が逆だと思うんですよね。何かのブレーキスウィッチなんじゃないかと・・・?

けっこうドキドキしましたが、アダプターのネジ径とピッチはオイルプレッシャースウィッチと同じでしたので、問題なく交換できました。ホッ。

ついでに、オイルフィラーキャップのO-リングも交換して

エンヂンとトランスミッションのオイル汚れもキレイにしておきましたので、今後、オイル滲みの場所を特定しやすくなったんじゃあないかッ!と思います。

どうよ!

どうなの!

どうなのよー!

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

(続く)

 

お持ち込みの旧型エアクリーナーハウジングへの交換や、オイル交換のついでにアレやコレやの作業等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

西方(愛知)から、エンヂンからのオイル漏れ修理とタイア交換と。(その2)

1年くらい前に遠方からアレやコレやの作業をご依頼くださったお客様のR100RS、引き続きご依頼の「もうガマンできないィィィ!」というオイル漏れの修理を進めてまいります。って、とっくに作業を終えてますので、さっさとご報告をせねば!まずいー!

 

ハァ・・・。(なんだかとっても)疲れたなぁ。(ブログ書くのも)疲れたなぁ・・・。

 

と、またもやクニエ・タナカ氏の名演技を利用してモギーの本音をポロリしたところで、作業のご報告とまいります。前回のブログからすっかり間が空いてしまいましたが、シリンダーヘッドを内燃機加工屋さんに送ったあと、ソッコーでピストンを洗浄&点検したり

シリンダーも洗浄&点検&ステインレス製のプッシュロッドチューブに打ち替えたりと、ズババッと準備を進めていました。本当ですよ!

シリンダー内壁のクロスハッチもクッキリ残っていましたので、状態は良好ッ!だったのがお分かりいただけるかと思いますが、1箇所だけ小さな巣穴がありましたので、パチリと記念撮影だけしておきました。ま、この程度の巣穴は問題にならないと思いますし、そもそもBMWの検品に合格しているわけですから・・・記念撮影だけで十分ですよね。オホホ。

それから、お客様がお持ち込みになったタイアも交換しました。

ウホッ!ツルピカ!塗装したばかりとはいえ、こんだけキレイだとお掃除も楽ちんですし、エア漏れの心配もまずないですなぁ。フヒヒ。あ、ヴァルヴはまだ交換して間もないので、そのままにしています。

ホイ、できました。

リアブレーキも問題なさそうでしたよ。グッド!

そして、フロント側も。写真では「目にも留まらぬ速さでビードを落とさんとするモギー!」に見えなくもないですが、ケータイのカメラの性能がショボイだけで、本当はすんごい慎重にやってますのでご安心ください。つか、ときどき手伝いに(遊びに?)来てくれる妻がチョイチョイちょっかい出してくるので・・・、作業に集中できないー!ウォー!パー子、そこどいてー!

などと、テキトーに妻の相手をしつつ、フロント側もビシッと作業しています。少し前のブログで傷だらけのホウィールに触れましたが、手組みで行うタイア交換でもフツーに作業すればあんなに傷を付けることはないんです。たぶん、アレはバイク屋さんの仕事じゃなくて、前オーナーの仕業なんじゃないかと・・・?

おっし、できたー!あとはシリンダーヘッドを待つばかりー!

 

~二週間後~

内燃機加工屋さんから予定通りにシリンダーヘッドが戻ってきましたので

ズババッとヴァルヴ周りを確認して

ズババッとシリンダーヘッドを組み立てます。

ピストンとシリンダーもズババッと準備OKです。

エンヂンもズババッとキレイにして

コンロッドと

カムシャフトもズババッと点検ッ!問題なーしッ!

あ、分解するときに気付いたタペットの傷ですが、迷った挙句、左シリンダーヘッドのIN側のみ新品に交換することにしました。

お客様のアツアツな走り&R100RSへのゾッコンぶりでしたら、この先もO/Hする機会はありそうですので。つか、タペットも¥7,440/個(税抜)とお安くはないですからね・・・。モギーの判断の結果は、次回のお楽しみということで!(ドキドキ)

そうしましたら、間違いのないようにドンドコ

ドンドコ組み立てていきます。

オイル漏れのなかったエンヂン前側はキレイにお掃除だけしておきました。

エンヂン下側もご覧の通りキレイにピカつかせておきましたので、今後はオイル滲み、オイル漏れの場所を特定しやすくなると思います。

オイルフィラーのO-リングも交換済みです。(チャリン♪)

これでもう、オイル消費の多さに悩まされることもないですね!って、オイルプレッシャーランプがいつ点灯してもおかしくないくらいオイルが減ってましたよー。ククク。

ハイ、できました。

おっと、もうこんな時間!妻が待つおウチに帰らなくっちゃ!

time

 

~翌日~

残す作業もあとちょっとですが、お客様の引き取り予定日がすぐソコになってしまいましたので

ソッコーでご依頼のスロットルケーブルの交換とまいります。ケーブルに強いクセが付いていたり、こんな感じで被覆が破れていたら、交換を検討しても良いかもしれません。ちなみに、新品のケーブルは1本で¥3,000くらいです。

おっし、クイクイッと軽~くなったー!ような気がするー!

ついでなんで、クラッチ側もビシッとグリスアップしておきました。

あ、キャブレターも簡単に点検しています。特に問題はなさそうでしたが、ピストンヴァルヴのスライド部だけキレイにしておきました。多少はスコスコと動きやすくなったかと。

で、もう一つ、ドライヴシャフトブーツのトコロからのオイル滲み?漏れ?のご相談も受けていたんですが、モギー的には「キレイにしてバンドを増し締めしておけば大丈夫じゃないスカ?」くらいのつもりだったのに・・・なんなのー!お掃除だけじゃあ誤魔化せないじゃあないのー!

なので、渋々・・・じゃなくて、またまたソッコーでスウィングアームをごっそり外します。

けっこう漏れているようでしたが、そんなにオイルは減ってませんでした。

取り外したブーツも、よく見るとこんな具合に亀裂が入っていましたので、交換して正解!でしたね。

あ、ピヴォット部のネジ穴もキレイにしておきました。古く固くなったグリスが残っていて、ピヴォットボルトをスルスルっとねじ込めませんでしたので。

ハイ、できました。良いんじゃあないでしょうかッ!

これで、ようやくサイレンサーまで元に戻せるー!長かったー!

そうそう、お伝えしたイグゾウストパイプの連結部ですが、こんな感じでネジが潰れていました。緩めるのも大変なくらいでしたので修正せずに交換させていただきましたが、ご了承ください。

さて、上手くエンヂンが掛かるかしら?(緊張)

ウヒ!こいつは・・・!さっそく試乗してみよう!

wait

 

~試乗後~

フツーでした。フツーに良く仕上がったと思います。アハハ。

ま、今回の修理は「もうガマンできないィィィ!」ほどのオイル漏れを止めることが一番の目的でしたので、十分に果たせたんじゃないかなと思います。これでもう、しばらくはライディングブーツがオイルでベトベトになることもないんじゃないでしょうかッ!プププ。

 

ということで、この度はエンヂンのオイル漏れ修理&O/Hと、同時にタイア交換やアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!ブログの更新が滞っている間に、とっくに1,000km以上走られているような気もしますが、また何かお手伝いできることがありましたら、お気軽にご相談ください。この時期のR100RSは暑くて大変だと思いますが、そこも含めて、アツアツなご報告もお待ちしておりますッ!

 

エンヂンのオイル漏れ修理&O/Hや、お持ち込みのタイア交換、ドライヴシャフトブーツの交換等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、車検整備とアレやコレや。(その3)

関西方面へお引っ越しされる前に「ユーザー車検を受けたいのですッ!」というお客様のR100RS、引き続き点検整備とアレやコレやの作業を進めてまいります。

 

車体周りの作業も終わり、ようやく終わりが見えてきましたので、今日は残りのエンヂン周りの作業を一気に片付けますぞー!オラオラオラオラオラオラー!

oraoraoraora

お客様のご希望でガスケットを交換しますので、まずはオイルパンを取り外しま・・・アレレ?そう遠くない過去にも交換されていたようで、スラッヂもほとんど溜まっていない!んですが、使用されていた灰色の液体ガスケット以外に赤色のガスケットのカスがわずかに残っていおり、理由は不明ですが、すでに2回も交換されているッ!みたいです。お客様もご存知なかったとのことですが・・・うーん、なんでだろう?

というのも、こちらの車輌、メーター上の走行距離は16,000kmとそれほど多くないんです。車体の状態からもおそらく低走行なのは間違いなさそうなので、多少のオイル滲みは無視しても良かったんじゃないかと思うんですよね。むしろ、ファイナルドライヴの雑な修理を見れば、やらなくてもいいことをやっているようにしか思えません・・・。モギーもかつては素人整備を(失敗も含め)たっぷり楽しんだのであまり強く言えませんが、お客様にも楽しんでいただきたいとは思っておりますが、できないこと&分からないことは無理せずディーラーか専門店にご相談をッ!されますよう、お願い致しますッ!バイクいじりの楽しさは十分に分かっておりますけれどもッ!

だって、こんなトコロにシールテープが残ってるし・・・。んもう!

などと、愚痴っぽい話はさておき、取り外したオイルパンをジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄します。ついでなんで、フロントカヴァーも一緒に洗っておきました。フフフ。

オホ!ピカピカ~!

そうしましたら、クランクケース側の合わせ面もビシッとキレイにしまして

お客様がお持ち込みになったシリコンガスケットを使って

ピタッとオイルパンを取り付けます。あ、取り付けボルトが2本だけ異なるモノになっていましたので、いつか交換しやすいように前側2箇所に使用しておきました。ちなみに、ココはワッシャー付きボルトになっているんですが、残念ながら中古品の在庫もなく、新品のボルトを手配する時間もありませんで・・・。ま、機能的には問題ありませんから、何かのついででよろしいかと思います。

で、いよいよヴァルヴクリアランスの点検&調整に取り掛かろうかと思ったら・・・、ん?ヘッドカヴァーのナットがユルんでる?

ハハァ~ン、さては・・・

hahaan

ヘッドカヴァーのガスケットがシリコンガスケットに交換されてたんですね、やっぱり。このガスケット、締め付けトルクがビミョーな力加減なんで、たまに点検&増し締めしてあげないとユルんじゃうことがあるみたいなんですよね。

しかも、締め付けすぎると右側カヴァーのようにプリッとハミ出ちゃいますし、けっこう扱いが難しい気がします。

つか、右側のナットの下にワッシャーがないと思ったら、こんなトコロに・・・。んもう!

前所有者の作業を気にしているとモヤモヤしちゃいますので、さっさと点検&調整します。レッツ、集中!オー!

ヴァルヴクリアランスは左右ともIN側が広く、EX側が狭いといった具合で、スラスト方向のクリアランスは4箇所とも広かったですが、幸いロッカーアームには異常は見られませんでした。グッド!

スパークプラグの状態もそれほど悪くありませんでしたので、そのまま再使用しています。気になるようでしたら、たまーに様子を見てみてください。しっかりエンヂンを回して走っていただければ、すぐにキレイな焼け色になるような気がしますが。

それから、エンヂン前側からもオイルが垂れた跡がありましたので、イグニッショントリガーのO-リングとローターコイルのオイルシールも交換させていただきました。

ローターコイルのオイルシールとの接触部にちょっと錆が見られましたが、キレイに均しておきましたので、ピタッとオイル漏れも止まるんじゃないかと思います。つか、止まってー!(願い)

てことで、点火時期を調整してキャブレターの同調もビシッと調整すれば

ハイ、できました。

 

ということで、この度はユーザー車検前の点検整備とアレやコレやのご依頼、有り難うございましたッ!お引っ越しの前にとのことでしたので、やれる範囲でしか点検&整備&修理を行えず、また費用も予定より大きく掛かってしまい、なんだか申し訳ありませんでした。無事に車検に合格されたようでこちらも少しだけホッとしましたが、できればもう少し確認させていただきたかったというのが正直な気持ちです。作業の前後で試乗してみましたが、「これからが本番ッ!のような気がするッ!」というモヤモヤした感じが残っておりますので・・・。
当店ではできませんでしたが、是非、関西で良いお店をお探しされて、ビシッと仕上げていただければと思います。もちろん、今回作業させていただいた分については責任持って対応致しますので、ちょっと・・・いや、かなり遠いですが・・・もし何か気になることがりましたら遠慮なくご連絡を!長くR100RSを楽しまれますよう、横浜からお祈りしておりますッ!

 

ユーザー車検の前の点検整備や、オイル交換のついでにオイルパンガスケットの交換、エンヂン前側からのオイル滲みの修理等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R100RS、車検整備とアレやコレや。(その2)

関西方面へお引っ越しされる前に「ユーザー車検を受けたいのですッ!」というお客様のR100RS、引き続き点検整備とアレやコレやの作業を進めてまいります。

 

昨日までの作業でフロント周りは終わりましたので、今日はオイル交換とリア周りの作業に取り掛かります。

抜いたオイルの状態は、量も汚れ具合も特に問題はなさそうでした。ちなみに、エンヂンオイルは交換して間もないそうですが、すぐにこのくらい汚れるんですよね。透明感は残っているようでしたが。

リアホウィールのドラムもそんなに磨耗していませんし

ブレーキシューの残りもまだまだ大丈夫そうですね。グッド!

が、ファイナルドライヴの下側にオイルがポタポタしている・・・!

それも、オイルシールからじゃなく、カヴァーとハウジングの合わせ面からじゃあないかッ!ブレーキカムが通るパイプのトコロもアヤシイ気がするゥゥゥ!イィヤァァァー!

どうしよう・・・。

kanben

やらないと直りませんので、とりあえずファイナルドライヴを外して分解します・・・。

ガーン。カヴァーが割れて補修された跡があるー。パイプの先端もちょっと潰れとるー。

よく見ると、外す前の写真に亀裂が写ってますね・・・。過去にカヴァーを脱着&パイプの打ち換え?をしたみたいですが・・・コレ、完全に失敗してますよね?よね?

honto_kanben

けっこう大変な作業なんでモギーもやりたくない作業ですが、やるしかありません。たまたま在庫していたモノサスのファイナルドライヴからカヴァーを取り外しまして(涙)、新品のパイプと一緒に交換します。つか、調べたらカヴァーが廃番になってるみたいで・・・その・・・モギーの大事な在庫が・・・あの・・・不良在庫になっちゃいま・・・、うわーん!

からの、ビシッとできました。パイプも上手く打ち込めましたし、オイルシールも交換していますので、これでしばらくはオイル漏れの心配はないかと思います。つか、カヴァー側のベアリングが収まるトコロの深さがほぼ同じだったのが幸いでした。ほんと、BMWの加工精度のおかげです。あ、お客様が気にされていたベアリングも、やや渋いような気がしないでもありませんでしたが、まだ交換するほどではないと判断し、そのままにしています。うーん、どうかなー?

かなり遠回りしちゃいましたが、リアブレーキに戻ります。早くしないと、おウチに帰れないー!イヤー!

なのに、なにこの酷い錆・・・。こうなると、ピンを抜くのもけっこう大変だっつーの・・・。

錆なんかに負けてはいられませんので、ビシッとキレイにして&たっぷり(適量)グリスアップしておきます。次回の作業がもっと楽になりますように。(願い)

あ、新品のパイプに交換したことでブレーキカムの動きがちょっと?かなり?渋くなりましたが、イイ感じにクイックイッと軽~く動作するように仕上げていますので、ご安心ください。「この時間に、この仕打ちとは・・・!もう、ダメ・・・」と、時計を見て一瞬諦めかけるほど苦労しましたが。アハハ!

(動画でご覧いただけます。)

おっし、できたー!

ホウィールもお掃除済みッ!

どうですかー!

などと、ハシャいでいる余裕は一切ありません。シフトペダルを取り外し、クラッチリリース周りもビシッと清掃&グリスアップしまして

ちょっと気になるシフトアームのオイルシールも交換します。

どうでしょう、薄っすらオイルが滲んで汚れていますよね?交換しても良いですよね?(チャリーン♪)

そうしましたら、お客様からのリクエストでご用意しておいたコチラ、OutLoud製のホリゾンタルステップキットに交換します。へぇー、モギーモータースでも取り寄せ&取り付けできるんだー。そうなんだー。知らなかったなー。(テキトーな宣伝)

ホイ、できました。左右のステップも良い感じに揃ってますね~。こういうさりげないカスタムも、イイと思います!(ヨイショ)

と、またもやお客様のビジネスへの援護射撃をするモギーはというと、なくなっていたサイレンサーを固定するプレート¥160(税抜)を追加したり

ボロボロのサイドスタンドのストッパー¥380(税抜)を交換したりと

「塵も積もれば、山となるゥゥゥ!あの、ニューブリテン島にある玄武岩と安山岩できた成層火山、ウラウン山のようにィィィ!どこまでもォォォ!高くゥゥゥ!」と、地道に小銭を稼ぐ日々なのであります・・・。(チャリン♪チャリン♪)

ハイ、できました。

という感じで、あとはエンヂン周りの作業だけー!明日も頑張るぞー!たぶんー!

 

(続く)

 

ユーザー車検の前の点検整備や、不意のファイナルドライヴのオイル漏れ修理、ついでにOutLoud motorcycle製品のお取り寄せ&取り付け等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

R65、トランスミッションのO/Hと。(その2)

1ヶ月ほど前に「トランスミッションからガラガラと音がするんですけど?この音、マズイですよね?」などと意味不明なご相談にいらっしゃったお客様のR65、引き続き作業を進めてまいります。

 

トランスミッションのO/Hは終えていますので、今日はその取り付けなのですが・・・

フライホウィールの奥からオイルが滲んでいることに気付いてしまいましたので、まずはその修理からスタートです。お客様からも「作業を進めてくださいッ!」との力強いお言葉をいただいておりますし、やるしかないのであります。たとえモギーがヘロヘロに疲れていたとしても、やるしかないッ!のでありますッ!ウォー!

と、気合が入ったところで、ソッコーでクラッチとフライホウィールを取り外します。クラッチ板の厚みは5.3mmでしたので、乗り方やクラッチの使い方にもよりますが、使用限度の4.5mmまであと30,000~50,000kmくらいは余裕で走れるんじゃないかと思います。たぶん。

グッ、やっぱり・・・!オイルポンプカヴァーだけじゃなく、フライホウィールのオイルシールのトコロからもオイルが滲んだ跡がありますね。こりゃ、やるしかないッ!

オラオラオラオラオラオラー!

oraoraoraora

ホイ、できました。

作業途中の写真はありませんが、交換した部品からモギーの頑張りはお分かりいただけるのではないかと存じます。つか、分かって欲しー。

そしたら、トランスミッションを元に戻しまして

リアブレーキもビシッっと整備して取り付けます。

もちろん、ファイナルドライヴ側の汚れもキレイにしておきました。オイルシールからの滲みはありませんでしたので、一安心ですね。

ホイ、できました。

塗装を検討されているホウィールも、キレイにしてドラムを点検しています。ドラム表面の状態も悪くなく、それほど磨耗してもいませんでしたので、これなら塗装してもそこそこ長くお使いいただけるんじゃないでしょうか。

おっし、リア周りの取り付け終~了~。

あ、リアサスペンションのピヴォット部が固くなっていましたので、グリグリとグリスアップしておきました。フフフ。

それと、ブレーキアームの根元にちょっとオイル汚れ?がありました。ひょっとするとブレーキカムが通るパイプのトコロからオイルが滲み始めているのかもしれません。キレイにしておきましたので、少し様子を見てみてください。

あとは、クラッチリリースアームをビシッとグリスアップして元に戻せば

ハイ、できました。

 

そうそう、お伝えしたシフトロッドですが、ボールジョイントのソケットはこんな感じになっちゃってました。本来、小さな穴が開いているだけなので、過去に作業した人が無理やり外そうとして千切ったみたいですね。クリップタイプのピンを見落としたのかしら・・・?

ドライヴシャフトブーツ、それとスピードメーターケーブルのダストカヴァーも

ついでに交換させていただきました。こんだけひび割れてれば、問答無用で交換ッ!してもよろしいですよね?(チャリン♪)

最後に、オマケで点火時期も点検&調整して作業終~了~かと思ったら

エンヂン前側からオイルが滲んでました。ズコー。

 

「モギーです。実は・・・ハイ、ビシッと直しておきます。ガチャリ」

phone

 

ソッコーでお客様の了解を得ましたので、ズババッと修理しちゃいます。

でも・・・、もう本当は疲れすぎてチカラが出ないんです!ヤル気も湧いてこないんです!愛と勇気だけじゃ、どうにもならないことだってあるんですッ!

やーりーたーくーなーいー

wait

けど、できました。

 

ということで、この度はトランスミッションのO/Hのご依頼、有り難うございましたッ!ついでにエンヂン周りのオイル漏れの修理とリアブレーキの整備までさせていただき、予想より大きな作業になってしまいましたが、モギーもヘロヘロになるまで頑張りましたのでお許しください。次のお仕事は真夏の?ホウィールの塗装になりそうですが、それまでの間、イイ感じに仕上がったトランスミッションでじゃんじゃん走りにお出掛けしていただければと思います。また何かありましたらお気軽にご相談を!ご来店&ご報告ををお待ちしておりますッ!

 

ガラガラと音がするトランスミッションのO/Hのついでに、エンヂン周りのオイル漏れの修理や、リアブレーキの整備等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

西方(愛知)から、エンヂンからのオイル漏れ修理とタイア交換と。

1年くらい前に遠方からアレやコレやの作業をご依頼くださったR100RSにお乗りのお客様、今回は「シリンダーヘッドの隙間からッ!オイルが漏れているッ!もうガマンできないィィィ!」とのことでご来店にッ!いやいや、もっとお近くにバイク屋さんがあるんじゃ・・・つか、あんまり遠くからお越しいただいちゃうと、プレッシャーがハンパなーい!イィィヤァァー!からの、有り難いことですッ!

 

ハァ・・・。(愛知は)遠いなぁ。(何かあったら)遠いなぁ・・・。

と、またもやクニエ・タナカ氏の名演技も光ったところで、さっそく作業に・・・アレレ?タイアが届いたぞ?

ん?中から鍵とな。はてさて、何の鍵かしら・・・?

って、お客様がうっかり鍵をお持ち帰りになっちゃいまして、パニアケースをモギーに外させないという暴挙に・・・じゃなくて、すぐに送ってくださったんでした。そうでした、そうでした。オホホ。

てことで、無事にパニアケースも外せましたので、さっさと作業に取り掛かります。

まずは、サイレンサーやエキゾウストパイプなんかをゴッソリ外しまして

ロアーカウルも外し

キャブレターも取り外せば準備完了です。おっし、ズババッとシリンダーヘッドとシリンダーを外しますかー!

おっ!ご自宅の裏山で容赦なくブン回してるとお聞きしていましたが、このプラグの焼け色を見ても分かりますね~。ククク。

バラしつつ、各部も点検していきます。ロッカーアームには異常はありませんでしたが

タペットは表面に傷ができているモノがありました。こりゃ、組み立てるときに交換しないとですね。

クランクケース側のお掃除は後回しにしますので、ひとまずゴミが入らないように保護して放置プレイとなります。

で、取り外したシリンダーヘッドやピストンですが・・・グッ、こりゃまた手強そうな汚れでいらっしゃる・・・!

シリンダーは比較的キレイで、クロスハッチもハッキリと残っていました。これならまだまだお使いいただけますね。

ピストンの状態も悪くなさそうなんですが・・・、カーボンがびっしり堆積していうるゥゥゥ!キレイにするのがメンドいィィィ!ので、こちらも後回しにします。

シリンダーヘッドは、ヴァルヴを外して点検したところ予想通りヴァルヴガイドにガタがありました。ヴァルヴ自体に問題はありませんでしたので、これなら基本的なO/Hメニューで良い状態に戻るんじゃあないかッ!と思います。

それにしても、ちょっと変わった燃焼室の汚れ具合ですねー。

しっかりブン回していたからでしょうか、IN側がやけにキレイです。カーボンが堆積していくメカニズムはよく分かりませんが、今まで見たモノはどれも全体的に汚れていたような気がしますので、こちらのお客様の乗り方だと、O/H後はあまりカーボンが堆積しないかもしれませんね。うーん、気になるー!

そんじゃ、ズババッとキレイにしますか!ファイトー!オー!

wait

ハイ、できました。

 

ということで、ソッコーで内燃機加工屋さんへシリンダーヘッドを送りますので、戻ってくるまでの2週間くらいの間にチョイチョイできる作業を進めておきます。頑張りマス!たぶん。

 

(続く)

 

シリンダーヘッドとシリンダーの間からのオイル漏れの修理や、ついでのシリンダーヘッドのO/Hも承っております。ご相談くださいッ!

R80、ヴァルヴクリアランスの調整とオイル交換と。

半年ほど前にアレやコレや作業させていただいたR80にお乗りのお客様、3月も終わろうかという頃に、「シーズン・インを前にッ!モロモロの作業をッ!お願いしますッ!」とのメールをくださいまして、予定通りご来店にッ!いやいや、ここんとこ不安定なお天気が続いてたのに、わずかな晴れ間にご登場とは・・・、ハッ!まさか!アナタガ アノ デンセツ ノ ミスター・サニー ダッタノ デスカー?からの、有り難いことですッ!ホントニ イイテンキ デスネー!

 

などと、ムダにテンションも上がってまいりましたので、まずはズババッとオイル交換からスタートです。

オイルを抜いている間にフィルターもビシッと交換ッ!したんですが、モノサスではココに紙製ガスケット(黒)は不要ですので取り除いておきました。

抜いたオイルには特に問題もなく、ドライヴシャフトの量がちょっと少ないのが気になったくらいです。むしろ、エンヂンオイルがほとんど減っていないのが気になるッ!

だって、こちらの車輌ったら、もうすぐ100,000kmに届きそうなんですよ・・・?当店でのオイル交換は初めてのため前回の交換時期が不明ですが、最近、注ぎ足されたのかしら・・・?

気になって納車の際にお客様にお聞きしたところ、「70,000kmくらいでエンヂンをO/Hしているらしく、全然減らないんで注ぎ足したりしてないですよ。」とのことでした。オ~ウ、しっかりと良いO/Hがされてたんですね~。納得デス!こりゃ、モギーも良い仕事をしなければなりませんなぁ。頑張るぞー!

作業報告に戻りまして、駆動系のオイルは透明感も残っていてマズマズだったんですが

お伝えした通り、ドライヴシャフトのフィラー、ドレイン側ともにネジ穴が少しダメーヂを受けているようでした。今回は慎重にギュッと締め付けることができましたが、次か、その次か、その次の次か・・・は分かりませんが、そのうちネジ穴を修理することになるかもしれません。お覚悟をッ!

ま、実際にババを引くのはモギーだと思いますけどー!アハハー!

baba

ハァ・・・。(ネジ穴の修理は)したくねぇ。したくねぇなぁ・・・。

さ、クニエ・タナカの名演技も光ったところで、ヴァルヴクリアランスの調整とまいります。ヴァルヴクリアランスは左シリンダーのIN側がかなり広く、EX側もやや広くなっていて、スラスト方向のクリアランスも右シリンダーのIN側以外が広くなっていました。

スラスト方向のクリアランスをシム調整するついでにロッカーアームも点検しましたが、こちらは4箇所とも異常なしッ!でしたので、ご安心ください。ビシッと調整しておきましたよー。

スパークプラグの状態も、これくらいの汚れならまだお使いいただけそうですね。

で、エンヂン前側からのオイル漏れの修理もご依頼がありましたので確認したところ、予想されていたイグニッショントリガーだけじゃなく

ローターコイルのトコロからもオイルが垂れた跡がありました。ズコー。

ローターコイルのオイルシールとの接触部の状態はそれほど悪くありませんので、シール交換でピタッとオイル漏れは止まりそうです。ホッ。

が、取り外したステーターコイルにあるブラシが片方だけ減っているコトを発見ッ!こりゃ、イカーン!

慌てて交換ッ!したものの、実はブラシが引っ掛かっていただけで、残りはまだ十分でした・・・。ズコー。交換する必要のないブラシを交換してしまい、申し訳ありませんでした。でも、クイクイってやっても・・・その・・・全然飛び出てこなくて・・・あの・・・てっきりブラシが・・・。(言い訳)

と、ちょっとヘコむ出来事がありましたが、外した部品をズババッと元に戻したら

点火時期をビシッと調整しまして

キャブレターの同調もビシィと微調整すれば

ハイ、できました。

 

ということで、この度はシーズン・インを前にアレやコレやの作業のご依頼、有り難うございましたッ!ヴァルヴクリアランスの調整くらいしか手を入れておりませんので作業後の変化はあまり感じられないかもしれませんが、ちょっとはイイ感じになったんじゃないかなと思います。冬の間はあまり乗られなかったそうですが、これからまたじゃんじゃん走りにお出掛けしていただき、「100,000kmのキリ番、ゲットだぜー!」に向けて春のツーリングをお楽しみください!また何かありましたら、お気軽にご相談をッ!お待ちしておりマス。

 

ヴァルヴクリアランスの調整や、オイルの交換、エンヂン前側からのオイル漏れの修理等、諸々承っております。ご相談くださいッ!

 

オマケ

こちらのお客様、「どーしても!お渡ししたく!」と、今頃になって(失礼)御年賀をくださったのですが・・・

「この夏、コレを首に巻いてお仕事頑張ってください!」って・・・、なんスカ!コレ!あの、大人気のプリキュアじゃあないでスカ!ウレシー!

元気とッ!笑顔をッ!レッツ・ラ・まぜまぜッ!

キュアホイップゥゥゥ!できあがりィィィ!ウゥゥリィィィ!

ハァ・・・。(今年の夏は)来て欲しくねぇ。来て欲しくねぇなぁ・・・。

子ガモのR100RS、エアクリーナーハウジングの交換とファイナルドライヴのオイル漏れの修理と。

昨年12月に車検と点検整備でご来店くださったハデにカスタムされたR100RSにお乗りのお客様、少し前にメールで「旧いエアクリーナーハウジングに交換したいのですが?」などと意味不明なことをおっしゃいまして、どうにか必要な部品が揃ったことをお伝えしようかと思っていた矢先、今度は「リアタイアにオイルが垂れたような跡があるので修理をお願いしても?」と、またしても意味不明なことおっしゃいまし・・・って、ん?リアタイアに?オイルが?垂れた跡とな・・・?

hatena

ハッ!アカン・・・それ、アカンやつや・・・!からの、有り難いことですッ!でも、メンドくさそー!いややー!

 

などと嫌がっていても、ソッコーでお客様がいらっしゃってしまいましたので、ヤルしかないのであります。

しかも、趣味で作られているというパンまでいただいてしまっては・・・ヤルしかないッ!のであります。ちなみに、お客様がお作りになられたのはピザ味のパンという、ピザでもなくパンでもない謎の食べ物・・・じゃなくて、食べ応え満点!系のブレッドで、その手前にあるモギー好みの甘さ控えめのシフォンは奥様の作だそうで、こちらはペロリ♪系のケーキでした。どちらも大変美味しゅうございました!あざーす!

と、満腹でちょっと眠くなってまいりましたが、まずはエアクリーナーハウジングの交換からスタートです。

ズババッと元のエアクリーナーを外しまして

あらかじめ手配しておいた旧型のハウジングをジャブジャブ&ゴシゴシ洗浄してから

取り付けていきます。ちなみに、この旧型のハウジング、他のお客様からもご依頼&ご相談をいただいておりますが、ホースやT字型のジョイント、ハウジングを固定するステイなど幾つかの部品が廃番となっているため、部品を揃えるには中古品も利用するしかなく・・・手配するのが意外と難しいんです。最近はネットオークションの競り合いも加熱気味?ですし。なんか、毎回同じような人にジャマされてる気がするんですよねー。相手にとってみれば、モギーもジャマなんでしょうけど。オホホ。

と、グチっぽいことはさておき、お客様の車輌は追加した電装品の都合でスペースがあまりなかったため、先にトップカヴァーを取り付けないとダメみたいでした。ご自身で脱着される際はご注意ください。

で、あらためて右側のハウジングを取り付けまして

エアフィルターも筒型のモノに交換して

左側のハウジングも取り付ければ

あとはインテイクパイプでキャブレターと繋ぐだけです。あ、スターターレヴァーを取り付ける穴もしっかりと塞いでいますよ。

FCRキャブレターのためパイプをちょっと削る必要はありましたが、ビシッと取り付けできたんじゃあないかッ!と思います。

続きまして、エアプレーンタイプに変更されたタンクキャップへとまいります。お客様がおっしゃるには「タンク内の圧力が上がっちゃって、キャップを開けるときにプシュッとガソリンを噴いてしまうッ!」とのこと。お話をお聞きすると、どうもブリーザーが上手く機能していないみたいです。

なので、ご希望に従ってキャップに穴を開けました。当店の加工設備は不十分なので、ヘタレって金属加工屋さんにお願いしちゃおうかと思いましたが、そこそこキレイにできたんじゃないでしょうか。ちなみに、穴は1mmのドリルで開けていますが、ココから気化したガソリンが出てくることになりますので、タンクバッグの底やキャップ周辺の塗装に悪影響がないかときどき確認してみてください。あ、ゴミによる穴の詰まりにもご注意を!フゥ~、すんごく緊張したー!

オホ!キャップも喜んどる、喜んどる!(たぶん)

さ、それじゃあ今回の大物へとまいりますか!レッツラ・ゴー!

ズババッとタイアを外しましたが・・・、やっぱり犯人はこのディスクの向こうにいるんスね・・・。

眺めていても解決しませんので、渋々・・・じゃなくて、慎重にブレーキディスクを取り外します。なんてことないディスクを固定する2本のネジに見えますが、サーヴィスマニュアル(英語版)には「ヘイ、ユー!ユルメル マエニ 120℃マデ アタタメ ルンダ!ワカッタカー!」みたいなコトが書いてありまして、かなりドキドキしてたんです。ま、結果的にはフツーに緩められましたけど。アハハ。

そして、オイル漏れとご対面ッ!やっぱりココかッ!ギャー!

それでも、見た目ほど酷いオイル漏れではなかったみたいですね。お客様が漏れに気付いてすぐにご来店くださったおかげもありますが、このタイプのファイナルドライヴのオイル量は260mlですので、ほんの少し減ったかなといった残り具合でしたので。

てことで、カヴァーをギアごと取り外しまして

またしても、サーヴィスマニュアルに「ヘイ、ユー!カヴァー ハ 100℃マデ アタタメテ カラ ハズスンダ!ワカッタカー!」みたいなコトが書かれていますので、アツアツに温めて分解します。写真では伝えられませんが、分解した直後のカヴァーはホント、アツアツなんです。アチッ!

オ~ゥ、シールと接触するトコロの周辺にちょこちょこ錆がありますね・・・。なるべく均してキレイにしておきますので、今回はそのまま再使用とさせてください。ギアとベアリングの状態は良好ですし、部品を交換するとなると(モギー的にも)かなり大変ですから。オホホ。

あ、ハウジング側は問題なさそうでした。

そしたら、オイルシールとO-リングを交換しまして

ビシッと元に戻します。これで、なんとか漏れが止まれば良いのですが・・・。つか、もう漏れませんようにー!(祈り)

おっし、あとはズババッと外した部品を取り付ければ

wait

ハイ、できました。

 

ということで、この度はエアクリーナーハウジングの交換とタンクキャップの穴開け加工、それとファイナルドライヴのオイル漏れの修理のご依頼、有り難うございましたッ!エアクリーナー変更に伴うキャブレターのセッティングについてはお客様にお楽しみいただくとして、ファイナルドライヴからのオイル漏れについては、もしすぐに再発するようでしたらまたあらためてご相談ください。最初の100km、200kmで漏れないようであれば、そのまましばらくは大丈夫だと思いますが。タンクキャップも含め、少し様子を見つつ、また何かありましたら遠慮なくご連絡を!

 

新型から旧型エアクリーナーへの変更や、ファイナルドライヴのオイル漏れ修理、タンクキャップの穴開け加工等、諸々承っております。ご相談くださいッ!